海未「嫁と姑」 (56)
穂乃果「ことりちゃんっ!」
ことり「……はい」ドキドキ
穂乃果「穂乃果は……ダメダメで怠け者な人間だけど……」
穂乃果「ことりちゃんを好きな気持ちは誰にも負けません!」
穂乃果「結婚してください!」
ことり「はい……」ポロポロ
穂乃果「やったー!!!!」ダキッ
ことり「穂乃果ちゃん……///」ギュー
穂乃果「絶対幸せにするからね!」
ことり「うん!子供もたくさん作ろうね♪」
穂乃果「えへへ///」
ことり「ふふ///」
穂乃果「あ、そうだ!ウチのお母さんと同居しても良いよね?」
ことり「ん?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410832682
穂乃果「紹介するね!海未お母さーん!」
ことり「え?」
海未「ふむ……あざとそうな女の子ですねぇ……」
海未「私、気に入りません」
穂乃果「まぁまぁ……良い娘なんだよ?」
海未「穂乃果が選んだなら仕方ないですね……」
ことり「え?え?」
海未「ことりさん?よろしくお願いしますね」
ことり「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
……
ことり(結婚生活初日)
ことり(昨日の初夜は凄かったぁ……///)
ことり(穂乃果ちゃん……///)
グツグツ
ことり(ことりは今朝ご飯を作ってます!)
トントン
ことり(大好きな夫の穂乃果ちゃんの為なら主婦のお仕事も楽しい♪)
ことり(今日も幸せー♪)
海未「遅い!さっさと朝ご飯を作ってください!」
ことり(コイツさえいなければ……)
ことり「お、お義母さん!?……ごめんなさいっ!」
ことり「今、用意しますからっ」ヤンヤン
海未「はぁ……最近の若い娘は手際が悪いですねぇ……」
海未「私の若い時は朝ご飯をまたせるなんて事は絶対に……」クドクド
ことり(うぅ……もうやぁ……)
ことり(このババアめ……)
ことり(でも……大好きな穂乃果ちゃんの為に耐えてみせる……!)
海未「くどくど……がみがみ……」
ことり(この後……寝てる穂乃果ちゃんを『早く起きないとチューしちゃうよー♪』とか言って起こしたり…)
ことり(きゃー♪)ヤンヤン
海未「くどくど……って聞いてますか?」
ことり「は、はぃ!」ビクッ
海未「はぁ……もう良いです」
ことり「す、すみません」タハハ
海未「……それにしても穂乃果はまだ寝てるのですか」
ことり「昨日遅くまで起きてたから///」
ことり(初夜だったからね///)
海未「……」ムッ
海未「……では私は穂乃果を起こして来ますね」
ことり「へ?」
海未「穂乃果ぁ!朝ですよ!」
穂乃果「もうちょっとー……」ムニャムニャ
海未「もう!早く起きないとチューしちゃいますよ?」
海未「ん」チュ
ことり(何やってんだぁぁぁぁぁ!)
穂乃果「ちょ、ちょっと!海未お母さん///」
海未「そんなに照れなくても毎日してたじゃないですか」
穂乃果「今はことりちゃんも居るんだよ///?」
海未「あんな娘……気にする必要ありませんよ」
穂乃果「もう……」
穂乃果「でも……目がさめたよ」
穂乃果「ありがとう///」
海未「どういたしまして♪」
ことり「」
ことり(穂乃果ちゃんてもしかして……マザコン!?)
朝ご飯!
穂乃果「もぐもぐ……」
穂乃果「うん!ことりちゃん!これすっごく美味しいよ!」
ことり「ふふ……良かったぁ」
ことり(穂乃果ちゃんに褒められた///)
穂乃果「特にこのお味噌汁が……」
海未「お味噌汁が不味いですね」
ことり(うっせーババア)
海未「この具の切り方はなんですか?」
海未「もっと綺麗に切れなかったんですか?」
ことり「うう……ごめんなさい……」
ことり(うるさいなぁ……)
穂乃果「んー……でも味は美味しいよ?」
ことり「ほんと!?……ありがと……///」
ことり(穂乃果ちゃんマジ天使)
海未「あなたは美味しいかもしれませんが味が濃すぎです」
海未「私を殺す気ですか」
ことり(死になよ)
穂乃果「海未お母さんの為なら仕方ないね……」
穂乃果「ことりちゃん!これからは味薄めでね?」
ことり「うん!気をつけます!」
ことり(穂乃果ちゃん優しいマジエンジェー)
穂乃果「ご馳走様ー!」
海未「ご馳走様です」
海未「0点でした」
ことり「……」イライラ
穂乃果「大丈夫!穂乃果は好きだよ!」
ことり「穂乃果ちゃん……///」
穂乃果「へへ……///」
穂乃果「……あっ!そろそろ会社行かなきゃ!」ガタッ
ことり「あっ待って!」
ことり(行ってらっしゃいのキスを……)
海未「そうです待ちなさい」
穂乃果「ほえ?」
海未「行ってらっしゃいのキスです」チュ
穂乃果「ん///」
ことり(またお前かぁぁぁぁぁぁ!)
穂乃果「もう海未お母さん///」
海未「私はあなたが結婚したと言ってもこの日課を変えるつもりはありませんよ」
穂乃果「っ///……もう行くからね!」タッ
海未「行ってらっしゃい」
ことり「……行ってらっしゃい」
バタン
ことり「うぅ……」
ことり(せっかく穂乃果ちゃんと結婚したのに……)
ことり(穂乃果ちゃんは海未お義母さんとイチャイチャしてばっか……)
ことり(もう嫌……)グスッ
バタ
穂乃果「ふひー!忘れ物ー!」
ことり「ほ、穂乃果ちゃ……んん!?」
穂乃果「んんー……ぷはっ」
ことり「……///」
穂乃果「行ってきますのキスだよ♪」
ことり「……穂乃果ちゃん///」
ことり「行ってらっしゃい♪」
穂乃果「行ってきます!!」ビシッ
海未「……」イライラ
ことり「えへへ……///」
ことり(穂乃果ちゃん……嬉しいよぉ……)
海未「何をヘラヘラしてるんですか?」
ことり「は、はぃ!」ビクッ
海未「この家……引っ越して来たばかりで散らかってるんですから早く片付けてくださいよ」
ことり「はい!……って一人でですか?」
海未「私にやれと?」ゴゴゴゴゴ
ことり「め、滅相もごさいません!」
海未「ふんっ!」
ゴチャゴチャ
ことり(こ、この量は一人じゃ無理だよぉ……)
ことり(あのババア……)
1時間後
ヒョコッ
海未(ふんっ……あの泥棒猫め……)
海未(良い懲らしめ方ができて良かったです)ゲフフ
ことり「もう無理……腰痛い……」
ことり「うぅ……」
ことり(でも……穂乃果ちゃんと暮らすためだ……)
ことり「頑張るぞー!」
海未「……」
3時間後
ことり「ふぅ……」
海未「ほう……大分片付きましたね」
ことり「あ、お義母さん」
海未「……」
海未「来なさい」
ことり「へ?」
海未「良いから」
ことり「あ!……これって……」
海未「もうお昼ですからね」
ことり「作ってくれたんですか!?」
海未「また濃い味の物を出されても困りますからね」
海未「……それに片付け頑張ってくれましたし」ボソ
ことり「え?」
海未「良いから!ほら……早く食べなさい」
海未「冷めてしまいますよ」
ことり「は、はい!」
モグモグ
ことり「お、美味しい!」
海未「当たり前です」
海未「私はこれで穂乃吉……穂乃果の父の胃袋を掴んだんですから」フフン
ことり(元が綺麗な人だから笑うと可愛いな……)ポー
ことり(とても母親には見えない……///)
海未「聞いてます?」
ことり「ひゃ、ひゃい!」
海未「ふふ……噛みすぎですよ」
ことり(……流石穂乃果ちゃんのお母さん……危うく好きになっちゃう所だったよぉ///)
ことり「ふふ///」
海未「何をヘラヘラしてるんですか」
ことり「海未お義母さんとは仲良くなれそうだなって♪」
海未「な///」
海未「あなたみたいなダメ嫁とは仲良くしませんっ!」プイッ
ことり「そんなムスっとしてないでさっきみたいに笑ってくださいよぉ」
ことり「すっごく可愛かったですよ♪」
海未「っ///」
海未「は、早く食べなさい!また片付けの続きをしますよ!ことり!」
ことり「えぇー……」
海未「文句をいわない!今度は私もことりを手伝ってあけますから……」
ことり「はーい……」
ことり「ん……?今……名前を……呼び捨て?」
海未「何か問題が?」
海未「呼び捨てで呼んでも良いじゃないですか……」
海未「だって……私達はもう……家族でしょう?」
ことり「海未お義母さん……」グスッ
ことり「……はいっ!」ニコッ
夕方
穂乃果「ただいまー!」
しーん
穂乃果「あれ?」
海未「ことり!なんですその油だらけの料理は!」
海未「私を殺す気ですか! 」
ことり「だってー……穂乃果ちゃんの好きな物たくさん作りたかったから……」
海未「ことりは穂乃果を甘やかしすぎです!」
穂乃果「ふふ……どうやら仲良くなれたみたい」ニコッ
海未「あ、穂乃果、おかえりなさい」
穂乃果「うん!ただいまー!」
ことり「穂乃果ちゃん!おかえりなさい!」
穂乃果「ただいま!」
穂乃果「二人が仲良くなったみたいで良かったよ」フフ
ことり「うん!海未お義母さん可愛らしい良い人だった!」
海未「もう///ことりもそれなりには良い嫁ですよ」
ことり「へへ///」
穂乃果「うんうん!」
ことり(ことり今幸せだよぉ……)
ことり(あ!そうだ♪)
ことり(穂乃果ちゃんにおかえりのキスしたらもっと幸せな気持ちになるかも)
ことり「穂乃果ちゃ……」
海未「あ、穂乃果!おかえりのキスです」チュ
穂乃果「ん///」
ことり「ふざけんなよババア」
終わりです
次はことりちゃんを綺麗な言葉使いで書いてあげたい
このSSまとめへのコメント
嫌いじゃないww