希「>>2が……死んだ…?」 (136)
希「そんな……なんで……なんでなんよ…」
※死ネタあり
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……み……の……み……
希「……」ボーッ…
絵里「希!」
希「……ん? エリチ…」
絵里「ん?じゃないわよもう。さっきから何回も呼んでたのよ?」
希「あ、ああ…ごめんごめん。ちょっとぼーっとしてたんよ」
絵里「もうすぐ二十歳になるんだし、しゃんとしてなさいよ?」
希「分かってる分かってる。…まさかエリチにそんなこと言われるなんて…」
絵里「むっ、失礼ね。希だけじゃなく私だって成人するんだからね?」
希「あはは、冗談冗談。可愛いなぁエリチは」
絵里「まったくもう……それじゃあ行くわね」
希「うん。…あ、エリチ」
絵里「なに?」
希「…………いや、何でもない」
希「……」
希「もうすぐ、一年になるんやね…」
希(早いもんやなぁ…一生分の涙を流した日が昨日のことみたいに思い出せる)
希(時間が経てば乗り越えられると思ってたけど、一年じゃ全然足りないみたいやね…まだ、心にぽっかり穴が空いてるみたい)
希「あんまり感傷に浸るのはよそうって決めたんやけどなぁ…」ハァ…
希「……えーい! こんなんじゃダメダメ! 穂乃果ちゃんが見てたら暗い顔してちゃダメって怒られてまう!」
希「大学の方もお休み中やし、気分転換に>>14にでも行こうかな」
泊まりに穂乃果ちゃんのお墓
――音ノ木坂
『高坂家之墓』
希「…なんで気分転換で穂乃果ちゃんのお墓に来たんやろ」ズーン…
希「これ完全に逆効果やんなぁ…ますますセンチメンタルな気持ちになっちゃうやん…」
希「…でもせっかく来た以上は、お墓参りでもしていこうかな」
ぱしゃっ
希「っとと、水跳ねちゃった。ふふ、今の時期やと少し寒いかもしれんね」
希「お花も供えてと…あとはお線香やね」スッ
希「さて、と。後は――」
ポカポカ
希「…今日はやけにあったかい日やなぁ」
希「んー……何だか眠くなってきた…」フアァ…
希「……穂乃果ちゃん、ちょっと失礼するでー」スッ
希(あー、なんだか…すごく……落ち……)
希「zzzz…」
……み……のぞ………み……
希(……んん、また誰かウチのこと呼んで…)パチリ
希「……>>20ちゃん?」
kskst
穂乃果「もー、希ちゃんやっと起きた。さっきから何回も呼んでたのにー」
希「……」
穂乃果「私だって十回くらい呼ばれれば起きるんだよ? 希ちゃんもお寝坊さんだね・」
希「……」ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
穂乃果「ちょ、そんなにこすっちゃ目に悪いよ希ちゃん!」
希「……」ツネーーーーーーーーーーり
穂乃果「の、希ちゃん! そんなに引っ張ったらほっぺたちぎれちゃうよ!」
希「……」ガンガンガンガンガンガン!
穂乃果「墓石に頭打ちつけるのやめてえええええええ!」
希「…穂乃果……ちゃん?」ダラダラ
穂乃果「血! 血が出てるよ希ちゃん!!」アタフタ
希(…なんやこれ…夢? ウチ、まだ夢の中にいるんかな…? でもほっぺも額もすんごい痛いし…)
希「……」ウーム…
穂乃果「の、希ちゃん?」
希「>>28」
1.本当に……本当に穂乃果ちゃんなん?
2.夢やなこれ、もう少し寝よう
3.悪霊退散!! スピリチュアルブロー!!
1
希「本当に……本当に穂乃果ちゃんなん?」
穂乃果「もー、他の誰かに見えるの? 希ちゃん、私の顔忘れちゃった?」
希「いやいやいや、そんなわけないやん。でもとても信じられないんやけど…」
穂乃果「ふふ、じゃあ改めて自己紹介!…わたくし、音ノ木坂学院生徒会長にしてスクールアイドルグループ、μ'sのリーダー!」
穂乃果「高坂穂乃果です!…………なんちゃって♪」
希「……」
穂乃果「あ、あれ? 希ちゃーん、何か反応がないと恥ずかしいんだけど…」
希「……」ポロッ…
穂乃果「!?」
希「あはは…おかしいやん。ずっと一緒だったのに…今更自己紹介なんて…」ポロポロ…
穂乃果「の、希ちゃん! 大丈夫!?」アタフタ
希「はは……ちょっとおでことほっぺが痛いだけなんよ…すぐに収まる…から……」グスッ
希「ちょっとだけ、待っててな……穂乃果ちゃん」
――
穂乃果「落ち着いた?」
希「……ん。恥ずかしいとこ見られちゃったね」
穂乃果「いいよいいよ。希ちゃんの泣き顔なんて中々見られないもん」エヘヘ
希「ふふ、もう…」
希「…でも、穂乃果ちゃん。これ、本当に夢じゃないんだよね?」
穂乃果「もう、まだ疑ってるの? 希ちゃんの目の前にいるのは正真正銘穂乃果だし、あれだけ確かめたんだからこれは現実に間違いないでしょ!」
希「そう…だよね。まだ痛いし…」ジンジン
穂乃果「……えへへ、なんて言うけど私もまだ信じられないや。まさかまた希ちゃんと話せるなんてね」
希「うん、ウチも同じ。もう一度穂乃果ちゃんと話せるなんて…ホントに…夢みたいで…」ジワ…
穂乃果「わわわっ、希ちゃん!」
希「ぐすっ…はは、ごめんね。嬉しくて仕方ないんよ、本当に」
穂乃果「えへへ、そっか。何だか嬉しいや。でもね、希ちゃん」
希「ん?」
穂乃果「嬉しい時に暗い顔して泣いてちゃダメだよ? 嬉しい時は思いっきり笑わなきゃ! そうじゃなきゃ何だかもったいないもん!」ニコッ
希「……ぷっ。あはははははは!」
穂乃果「うえぇ!? なんでそこで笑うのー!?」
希「あははははは! あー、おかしい…穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんなんやなぁ…」
穂乃果「??」
希「さて、ひとしきり笑ったところで、穂乃果ちゃんに聞きたいことがあるんよ」
穂乃果「おお、私も希ちゃんと話したいこといっぱいあるよ!」
希「ふふ、そっか。じゃあとりあえず…>>35」
焼肉
希「一緒に焼肉でも食べに行こっか」
穂乃果「おー、焼肉! いいねいいね!」
希「のんびりお肉つっつきながら話そう。きっと楽しいでー」
穂乃果「さっすが希ちゃん! むふふ、お肉お肉!」
希「それじゃあさっそく行こっか。ウチの行きつけのお店に案内するで」
穂乃果「おおー!…あ、そうだ」
希「? どしたん?」
穂乃果「>>40」
1.他にも誰か誘おうよ!
2.ううん、やっぱり何でもない
3.希ちゃん、大人っぽくなったね!
4.その他
ねぇ...まだ気付かないの?
穂乃果「ふふふ…ねぇ、希ちゃん。まだ気づかないの?」
希「? 何が?」
穂乃果「もー、鈍いなぁ希ちゃんは」
希「??」
希(穂乃果ちゃん、急にどうしたんやろ…?)
穂乃果「分からないなら教えてあげるよ、希ちゃん…」
穂乃果「>>43!」
今日は誰の誕生日?
穂乃果「今日は誰の誕生日でしょう!?」
希「た、誕生日?」
穂乃果「そうそう! 焼肉屋でお祝いだよ、誕生日パーティだよ!」
希「ああ、誕生日の子も誘おうってことやね。えーと……」
希(…あれ、今日って誰の誕生日やったっけ?)
穂乃果「希ちゃん? まさか誰の誕生日か分からないなんてことは…」
希「そ、そんなことないよ!? えっと…」
希(えーと…そうだ! 成人式が近かっったから…)
希「>>48ちゃんの誕生日やね!」
かよちん
希「花陽ちゃんの誕生日やね!」
穂乃果「大正解!」
希(…あれ? 成人式って何月何日やったっけ?…まぁいいか)
穂乃果「というわけで花陽ちゃんも誘って焼肉屋さんに行こうよ!」
希「ん、了解」
希(思えば穂乃果ちゃんのお葬式以来、エリチ以外のμ'sメンバーと会ってなかったなぁ…皆どうしてるんやろ)
穂乃果「花陽ちゃんももう高三だよね? う・、会うのが楽しみだなぁ! 立派な部長さんになってるかな?」ウキウキ
希「ふふ、そうやね。それじゃあ>>51に行ってみようか、きっと花陽ちゃんがいるはずやんな」
あの世
穂乃果「あ、あの世…? まさか……まさか希ちゃん、花陽ちゃんも…?」
希「……」
穂乃果「希ちゃん! 答えてよ!」
希「>>53」
冗談や
希「冗談や」ケロッ
穂乃果「へ?」
希「スピリチュアルジョークやで穂乃果ちゃん。ふっふっふ、焦った?」
希「あ、ごめん。うん、いくらなんでも不謹慎やったね」
希「笑えなかった? うん、そりゃそうやね。いやマジでゴメンて。恐い、恐いで穂乃果ちゃん」
希「え? 呪……いやいやいや、本当に申し訳ありませんでした」
穂乃果「…もう! もう一回ふざけたら本気で怒るからね!」
希(ああ恐かった…本気で命の危険を感じた…)
穂乃果「ほら、花陽ちゃんなら多分学校にいるでしょ? 行こうよ!」
希「う、うん」
――音ノ木坂学院
希「おー、懐かしいこの感じ…」
穂乃果「いやー、ホントだね!…それにしても生徒の数が少ないような…」
希「休日やしね。でもアイドル研究部なら屋上とかで練習してるはずや」
穂乃果「それもそうだよね。じゃあさっそく……お、あれは…」
希「>>55ちゃん…かな?」
真姫
今回はここまで
書いててあの花思い出しました
真姫「……」テクテク
穂乃果「おー…真姫ちゃん、随分大人っぽくなったね」
希「そうやね、髪も少し伸ばしてるみたいやね」
穂乃果「…よーし、せっかくだから思いっきりびっくりさせよう!」
希「びっくり?」
穂乃果「うん! 希ちゃんも私も真姫ちゃんに会うの久しぶりだし、こう…どーんとやって『ヴェエェ!?』って言わせよう!」
希「ヴェエェって…確かに会うのは久しぶりやけど…」
穂乃果「でしょ? じゃあさっそく『真姫ちゃんビックリ大作戦』の内容を説明するよ!」
希「そ、そのまんまやね」
穂乃果「こんな感じの作戦だよ」ゴニョゴニョ
希「ふむふむ」
真姫ちゃんビックリ大作戦の内容>>60
希と穂乃果で真姫と会うんだけど、穂乃果は無言で、希は穂乃果がとぼけて見えない振りをする
希「うわぁ…穂乃果ちゃんも悪趣味やなぁ」
穂乃果「ぷぷぷ…真姫ちゃんのうろたえた顔が目に浮かぶよ!」
穂乃果「それじゃあ私はタイミングずらして登場するから、希ちゃんは真姫ちゃんは普通に会話しててね」
希「りょーかいりょーかい」
希(ま、ウチもちょっと楽しみだし…いいかな)ニシシ
真姫「…」フゥ…
希「や、真姫ちゃん。久しぶり」ヒョコッ
真姫「!? の、希!?」
希「いやー、久しぶりやね」ニコッ
真姫「久しぶり…だけど、何でここにいるのよ?」
希「んー? 後輩の顔見に来るんがそんなに悪いことなんかなー?」
真姫「そうじゃなくて、来るなら来るって言いなさいよ。いきなり来られたらびっくりするわよ」
希「まあまあ、固いことはなしやで」
真姫「まったく…」
希「…」チラッ
穂乃果「もう少し引っ張ろう」←ボディランゲージ
真姫「?」
希「…ところで真姫ちゃんは何で一人で学校に?」
真姫「>>62」
いっこしたで
真姫「別に。何でもいいじゃない」
希「もう、相変わらずそっけないなぁ。教えてくれたっていいやん」
真姫「…そう、じゃあ言うわ」
真姫「屋上から飛び降りようと思ってね」
希「……ん?」
真姫「だから一人で学校に来たの。それだけよ」
真姫「じゃあ私はもう逝くわね」プイッ
希「行かすかい!!」ガシッ
真姫「くっ…離しなさいよ!」
希「誰が離すか! 何があったか知らんけど、穂乃果ちゃんのこと忘れたわけやないんやろ!? 何で自分から命投げ出すようなことを…」
真姫「……! うるさい! 知った風なこと言うんじゃないわよ!」
穂乃果「真姫ちゃん!!」
希「! 穂乃果ちゃん…!」
穂乃果「さすがに怒っちゃうよ……私の前でもう一回同じことが言える!?」
真姫「>>67」
…穂乃果ああああああああああああ(ダキッ
真姫「…………穂乃果?」
穂乃果「そうだよ! 穂乃果だよ!」プンプン
真姫「…穂乃果あああああああああああああ!」ダキッ
穂乃果「わぁっ!? 真姫ちゃーん!?」
真姫「穂乃果…穂乃果ぁ…」ギュッ
真姫「…あれ?」
真姫「穂乃果、あなた…>>69」
1.何で触れられないの?
2.なんか冷たくない?
3.太った?
4.その他
1
真姫「なんで…なんで触れられないの…?」
希「!」
穂乃果「うーん…私も真姫ちゃんに触ろうと思ってるんだけど、何でかなぁ…」スッ
スルッ…
穂乃果「何でかすり抜けちゃうんだよねぇ」ウーン…
希(そっか、穂乃果ちゃん…心はあっても…)
希(体の方は…ないんやね…)
――
真姫「……そう。希が穂乃果のお墓に行ったら…」
希「うん。うたた寝してて目が覚めたら、穂乃果ちゃんがおったんよ」
穂乃果「いやー、あの時はビックリしたなぁ。気づいたら希ちゃんが見えたんだよね」
希「ふふ、ウチもびっくりしたなぁ」
真姫「私はもっとビックリしたわよ!」
穂乃果「おお、じゃあ『真姫ちゃんビックリ大作戦』は成功だね!」ヤッター
希「…というかウチらもびっくりしたんやけど」ジトッ
真姫「うっ…」
希「真姫ちゃん、もちろん説明してくれるんよね? なんで飛び降りなんてしようとしてたのか」
真姫「>>74」
穂乃果に会いたかった
真姫「穂乃果に会いたかったのよ」
穂乃果「え?」
真姫「私もあっちに行けば穂乃果と話せる、また穂乃果と笑いあえると思ったの。だからよ」
希「ま、真姫ちゃん…?」
真姫「…穂乃果がいなくなってから、私の毎日は色を失ったわ。花陽や凛と話していても話した言葉も聞いた言葉も頭から抜けていく…まるで死んだように生きていたの」
真姫「そんな毎日を終わらせたかった。穂乃果に救って欲しかったの…」
希「真姫ちゃん……そんな…」
穂乃果「ばかっ!!」ブンッ、スカッ
希「! 穂乃果ちゃん…」
穂乃果「真姫ちゃんのバカ! そんな理由で私に会いに来たって、笑いあえるわけないじゃん! そんなことで真姫ちゃんが救われるわけないじゃん! 真姫ちゃんのアホー!」ブンブン、スカッスカッ
穂乃果「もー! 何で触れないのー!? 思いっきり引っ叩いてやりたいのにー!」ぬがー!
真姫「穂乃果…」
希「じゃあその役目はウチにお任せやん♪」
真姫「へ?」
バッッッッチーーーーーン!!
真姫「!?!?!?」
穂乃果「お、おぉっ!?」
希「よーく反省するんやで、真姫ちゃん? 穂乃果ちゃんに謝るだけやない、ウチや花陽ちゃん、μ'sの皆に相談もしないでそんなことしようとしてたんやから、後でたっぷりお説教やんな」
真姫「…………」ジワッ
真姫「ふぇ……うえええええええええん!」ポロポロ…
真姫「ヴェえええん! ヴええええええええん!」ポロッ…ポロッ…
真姫「ヴルエエエエエエん!!!」ブシャー
穂乃果「マジ泣きだよ真姫ちゃん」
希(強く叩きすぎた…)
真姫「……ぐすっ」
穂乃果「あ、泣き止んだっぽい」
希「さて、真姫ちゃん。その話はまた後にして、今日は花陽ちゃんの誕生日やから焼肉パーティでもしようってことになってるんやけど、花陽ちゃん知ってる?」
真姫「グスッ…ヴェエエエ…」
穂乃果「うーん、真姫ちゃんはまだ話せる状態じゃなさそうだね」
希「しゃーないなぁ…ウチのわしわしマキシマムで涙を引っ込め…」
真姫「もう泣いてないわ」キリッ
穂乃果(パワーアップしたのかな、わしわしMAX…)
真姫「花陽なら>>79にいると思うわ」
講堂
穂乃果「講堂かぁ・。これまた懐かしいなぁ…」
真姫「凛も一緒にいるわよ。私は途中で抜け出してきたの」
希「へぇ、講堂で何してるん?」
真姫「そんなのもちろん>>81に決まってるじゃない」
首吊り自殺
希「は!?」
真姫「私は飛び降り派だったから抜けたのよ。花陽と凛からは裏切り者って思われてるかもしれないわね…その辺も相談してよく考えてからにすべきだったわ」
希「ウチはそういう意味で言ったんやないわ! あぁあ…まさか皆がここまで追い込まれてたなんて…」
穂乃果「…」ダッ!
希「あっ!? 穂乃果ちゃーん!」
――講堂
りんぱな「……」フゥ…
凛「かよちん、準備はいい?」
花陽「うん…えへへ、ここで死ねば穂乃果ちゃんと会えるよね」
凛「もちろんにゃ! きっとあっちに着いたらまた一緒にライブできるにゃ!」
花陽「ふふ、死んでるのにライブ…キレッキレだね、凛ちゃん」
凛「にゃー?」
花陽「…さて、じゃあそろそろ逝こうか」
凛「うん…かよちん、来世でも友達になろうね」
花陽「もちろんだよ凛ちゃん。……せーの」
バーン!
花陽「!?」
凛「と、扉が…!?」
穂乃果「二人とも!! そんなことしちゃ、だめーーーー!!」
花陽「>>85」
凛「>>87」
ダレカタスケテェ
凛たちもう死んじゃったのかにゃ?
花陽「お、お化け!? ダレカタスケテェ!」(恐怖
凛「凛達もう死んじゃったのかにゃ?」(達観
穂乃果「もう怒った!! 真姫ちゃんだけじゃなく花陽ちゃんと凛ちゃんまで…穂乃果激おこだよ!」(激怒
希「や、やっと追いついた…」(疲労
真姫「まったく、穂乃果を怒らせるんじゃないわよ二人とも」(おまいう
花陽「ま、真姫ちゃんに希ちゃんも!? どうなってるの!?」
凛「生者がいるということは凛達の魂はまだ現世に存在している…疑問は何故穂乃果ちゃんが姿をもって具現しているのかということにゃ」
穂乃果「そんなのどうでもいいよ! バカバカバカバカ!!」ポカポカスカスカ
真姫「理由は謎だけど穂乃果が現れたのよ…ただし、触ることは出来ないわ」
花陽「ほ、ほえぇ…」
凛「生ある限り摩訶不思議な出来事は起こり続けるけれど…きっとこれ以上凛を驚愕させることは一生涯起こり得ないにゃ」
希「それより二人とも、お仕置きされる覚悟はあるんやろうね?」ユラ…
花陽「ひいっ!?」
凛「これだけ心配をかけたのなら当然のこと。甘んじてお仕置きを受け入れる所存にゃ」
希「よろしい、じゃあ二人のお仕置きは>>92やね」
進化した光速を超えるわしわし
希「いくで、わしわしマキシマム!!!」わしわしわしわしわし!
りんぱな「……!」
りんぱな「……??」
穂乃果「あ…れ? 今、何を…?」
真姫「希、別に何もしてないじゃない」
希「…光速を超えるわしわし、それは人が知覚できるスピードを超え、わしわしされた事実さえ遅れてやってくる…」
花陽「な、何を言って……う!?」ガクッ
凛「こ、これは…!?」ブルブル
希「一秒間に二万回にわしわし……そしてその快感は一度に押し寄せる!」
カッ!
りんぱな「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!////」ブシャアアアアアアアアアアア!
希「これが高速を超えたわしわし…わしわしマキシマムや!」
真姫「イミワカンナイ!!」
――
りんぱな「ごめんなさい…」ちーん…
穂乃果「まったくもう…花陽ちゃんと凛ちゃんも私に会いたくなっちゃったの?」
花陽「うん。穂乃果ちゃんのいない人生なんて…」
凛「これ以上生きてても仕方ないって思って…」
真姫「同感ね」
穂乃果「もう!」
希「こりゃ焼肉なんてしてる場合じゃないかもしれんね。他のメンバーとも会ってみた方がいいかも…」
穂乃果「そうだね。じゃあさっそく会いに行こう!」
花陽「わ、私達も行くよ!」
凛「穂乃果ちゃんと片時も離れたくないにゃ!」
真姫「ええ、まずは>>96に会いに行きましょ!」
海未
希「海未ちゃんか…今何してるんやろ」
花陽「うーん…」
凛「凛達も知らないにゃー」
真姫「高校卒業してからは疎遠になってたしね」
希「穂乃果ちゃんは何か知らん? 三年生の時とか将来どうするかって話したりするやん?」
穂乃果「んー…三年生の時かぁ」
穂乃果「…あ、そういえば」
穂乃果「お互いの進路について話してた時、海未ちゃん、将来の夢は>>107って言ってたような…」
ネクロマンサー
希「ネクロマンサーやって?」
穂乃果「うん。黒魔術関係の本読むうちに興味が湧いたんだって」
凛「そういえばトカゲとか集めてた記憶があるにゃ」
花陽「た、確かに…怪しげな魔法陣を描いてたのを見たことあるよ」
真姫「ていうか現代日本でネクロマンサーって職業として成立するの?」
希「ま、まぁとりあえず誰か海未ちゃんと連絡をとってみよっか」
シーン…
希「…あれ? 誰も連絡先知らないん?」
凛「穂乃果ちゃんが死んじゃった日から連絡取れないにゃ」
花陽「LINEのグループからも退会しちゃってるよぉ…」
真姫「作詞の相談しに何回か家に行ったこともあるけど、行方不明になってたわ」
穂乃果「う、海未ちゃん……」
希(…予想以上にヤバそうやね)
希「こ、こうなったら虱潰しに探すしかないやん! ネクロマンサーというヒントを元に海未ちゃんを探しだすんや!」
「「「おぉ・!」」」
希(…とは言ったものの、ほぼ手がかりゼロ。どうやって見つければいいんやろ…)
希(ここは……>>110やね!)
ksk
希(目には目を…歯には歯を…ネクロマンサーにはネクロマンサーをや!)
希(ウチもネクロマンサーになれば海未ちゃんを呼び出せる、そして居場所も特定出来るはずや!)ドン!
希(ウチのスピリチュアルパワーを持ってすれば黒魔術の行使なんて容易いはずやんな!)ドドン!
希「…」カリカリ
花陽「希ちゃん?」
凛「? 急に何してるの? 地面に絵なんか描いて」
真姫「何これ、円?」
希「……エロイムエッサイム…我は求め訴えたり……」ブツブツブツブツ…
穂乃果「!」
穂乃果(海未ちゃんがやってたのを見たことがある…これは…!)
穂乃果「皆! 下がって!」
まきりんぱな「え?」
穂乃果「希ちゃんはきっと海未ちゃんを呼び出そうとしてるんだよ! 自分の体を媒体に海未ちゃんの魂を憑依させる気なんだ!」
まきりんぱな「……え? どういうこと?」
希「サインコサインボインボイン……ふおおおおおおおおおおおおお!!」
カッ…!!
希「…」シュウウウウウ…
穂乃果「の、希ちゃん…?」
希「>>115」
失敗や
希「失敗や」
穂乃果「えぇっ!?」
希「これ死者限定の降霊術やから…とりあえず海未ちゃんが死んでないってのは分かったで」
穂乃果「何その確認作業!?」
希「だって一年生組見てからだとまず生きてるのかどうか怪しかったし…」
穂乃果「ああ…それは…うん」
希「それにしても参ったなぁ。ホントにどこにいるんだか…」
穂乃果「うーん…凛ちゃん達はどう? よーく思い出して、少しでも役に立ちそうな情報があったら教えて」
まきりんぱな「…」ウーン…
まきりんぱな「!」
真姫「>>118」
凛「>>120」
花陽「>>122」
今、校門前の信号機の上に海未がいたような…
りんりんりんがべー
穂乃果ちゃんのお墓に長い黒髪が巻き付いてるって
真姫「今、校門前の信号機の上に海未がいたような…」
凛「りんりんりんがべー」
花陽「穂乃果ちゃんのお墓に長い黒髪が巻き付いてるって聞いたことがあるよ」
穂乃果「ええっ!?」
希「……つまり」
希「お墓に巻き付いているという黒髪は海未ちゃんの穂乃果ちゃんへの未練……信号機の上に立っていたのはきっと海未ちゃんの魂…誰にも気づいてもらえない寂しさからりんりんりんがべー、つまり『聞こえたら頷いてお返事下さい』というメッセージを残している…ってわけやね?」
真姫「え?…いや分からないんけど」
凛「適当に言っただけにゃ」
花陽「…希ちゃんは、海未ちゃんがもう死んでしまったと言いたいんだね?」
穂乃果「えっ!?」
希「…ウチの黒魔術で呼び出せなかったんは、海未ちゃんが地縛霊となってそこにいることを堅く決めているから。何より校門前の信号機、あの場所は…」チラッ
まきりんぱな「!」
穂乃果「そうか……あそこは…」
希「せや…」
希「九人で改めて『ススメ』のPVを撮った時…穂乃果ちゃんが飛び出して轢かれた場所や」
花陽「い、言われてみれば…」
真姫「穂乃果が車をかわしきれなかったあの場所ね…」
凛「海未ちゃん…まさか穂乃果ちゃんの後を追って…?」
希「ちゃんと確かめなきゃね。真姫ちゃんが見たのが海未ちゃんだったとして、生きているのか…どうかを」
穂乃果「……分かった」
穂乃果「行こう、海未ちゃんのところへ」
――信号機の上
サァァァァァ…(いい感じの風)
海未「……いい風ですね」
海未「さて…それではそろそろ逝きましょうかね」
海未(フォーエバーマイホノキチハート…)
このSSまとめへのコメント
屑ss
作者が代わりに死ね
続きが気になる
きになるとこで終わってしまった!
つ、続き……
続きが気になる
ほのか死んだ
ことりちゃん心配だよ