京子「ごらく部どうでしょう?」 (101)

これは、「水曜どうでしょう?×ゆるゆり」のSSです。
「水曜どうでしょう?」のサイコロをもしごらく部がやったら…というお話です。

サイコロの目は、安価を指定してコンマ以下の数字で行先を決めます。
割り振り方は6つに割り振りをします。
00~16---1
17~33---2
34~50---3
51~67---4
68~84---5
85~99---6

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409133214

8月15日 PM4:00


あかり「わぁい、今日のコムケは楽しかったね~」

京子「あたし、結衣先輩と一緒だったからとても楽しかったです!」(ギュッ)

結衣「ち、ちなつちゃん……苦しい……」

京子「あーっ!結衣だけずるいぞ~。ちなつちゃん、私にも抱き着いて!」

ちなつ「嫌ですよ!京子先輩」

あかり「ちなつちゃんってば~。でも、もう帰っちゃうなんてなんだかさみしいね……」

結衣「そうだな……」

ちなみ「あっという間でしたね……」

京子「ふっふっふ……そんなこともあろうかと……これを見ろーっ!」

結衣「……ビデオカメラと」

ちなつ「クリップボードと?」

あかり「サイコロ?」

京子「これからただ帰るだけじゃつまらないから、企画をやろうよー!」

あかり「企画?わぁい、なんだか楽しそうだねぇ」

結衣「今度は何をするつもりなんだ?」

ちなつ「あっ、よく見たらクリップボードに何か書いてありますよ?」

結衣「これって……サイコロの目と……地名?」

あかり「でもどうして地名が書いてあるのかなぁ?」

ちなつ「まさか……この地名って目的地ってことですか?」

京子「そう!これから我々は、あてのない旅に出るのだ!」

結衣「……まさか、そのサイコロの目って」

京子「お察しの通り!出た目の目的地に向かいます!」

ちなつ「えぇーっ!?」

結衣「ちょっと、京子!何も聞いてないぞ!」

京子「そりゃあ、何も教えてなかったからね……」

あかり「でも、こういうのって、なんだか楽しそうだよねぇ」

ちなつ「ま、まぁ、少し興味はありますけど……でも……」

ちなつ(いえ、待つのよちなつ! これって結衣先輩と旅ができる、またとないチャンスじゃ!?)

ちなつ「行きましょう!結衣先輩!」

結衣「ち、ちなつちゃん!?」

あかり「わぁい、あかりも行きたいよぉ」

結衣「ん~……まぁ、二人がいうなら……。でも明後日までに帰れるんだろうな?」

京子「そりゃあ、サイコロの目が出れば!」

結衣「まさか、サイコロの目が出るまで帰れないのか?」

あかり「クリップボードには何て書いてあるのかなぁ?」

ごらく部どうでしょう~サイコロの旅~

①目的地まで一直線 高岡
②ちょっと寄り道 軽井沢
③食べ歩きをしよう 名古屋
④さらば本州 高知
⑤目的地と逆 新潟
⑥さらに遠くへ 仙台


あかり「あかりは①を出せば帰れるんだよね?」

ちなつ「軽井沢と名古屋だったら、結構場所も近いし良いですね!」

結衣「高知って……まさか四国に行くのか?」

ちなつ「でも、新潟と仙台っていったら、真逆の方向になっちゃいますね」

あかり「一番いいのは①だけど……あかり、名古屋か軽井沢にいってみたいなぁ~」

京子「一体何が出るかな!?じゃあ、あかり。運命のサイコロを振って!」

あかり「よぉし、あかり、頑張っちゃうよぉ!」

京子「何が出るかな?何がでるかな?」

あかり「えい~っ! >>8だ!」

>>2の3行目のセリフは京子ではなく、ちなつでした。

これが選択式なら3で
名古屋名物の紹介とかして欲しい

>>8

サイコロの決め方は、コンマ以下の数字で安価にしています……

結衣「6ってことは……えぇ~っ!?」

ちなつ「せ、仙台に行っちゃうんですか」

あかり「えへへ、みんなごっめ~ん!」

結衣「いきなり仙台を引くとは……あかり恐るべし……」

ちなつ「でもここから仙台って……かなり距離がありませんか?」

結衣「京子、一体どうやって行くつもりなんだ?」

京子「今の時間だったら、東京駅まで京葉線を乗って、その後に新幹線はやて113号に乗れるぞ~」

あかり「わぁい、あかり新幹線楽しみ~」

京子「距離はおよそ250km……6時半ごろに着くぞ!そうと決まったら早く出発だ!」

新幹線内

ちなつ「思ったより席が空いてましたね!」

京子「お盆の帰宅ラッシュになると、席が座れないこともあるからね~」

結衣「だったら、お盆にこんなことする必要、なかったんじゃないか?」

あかり「でもあかり楽しいよぉ。これから仙台をいっぱい見れるんだもん」

ちなつ「そうだよね。私も結衣先輩と一緒に仙台観光なんて楽しみすぎて心臓が飛びでそうっ……」

結衣「お、大げさだなぁ、ちなつちゃんは?」

京子「へ?観光?しないけど?」

あかり・ちなつ・結衣「え?」

京子「もちろんサイコロの目が出たら観光できるけど」

ちなつ「ちょっと待ってください! 観光しないなら、どうしてサイコロなんて振らせたんですか!?」

京子「それはモチロン、富山に帰るためだよ」

結衣「それだったら、最初から素直に帰ればよかっただろ」ペシ

京子「いたた……でもそれじゃあつまらないじゃん!」

あかり「じゃあ、もしかして……仙台に着いたらすぐにサイコロを振らなきゃいけないのぉ!?」

ちなつ「ご飯とか、今日寝るとことかどうするんですか!」

京子「夕飯は次の深夜バスが来るまでの間に食べれば問題ないよ」

結衣「深夜バスって……まさかホテルとかとってないのか?」

京子「もちろん。だってどこ行くかわからないから、取りようがないじゃん?」

ちなつ「取りようがないじゃん……って女子中学生4人が、バスで寝るって危険ですよ!」

結衣「ちなつちゃん……鼻血が出てるけど」

ちなつ「気のせいですよ!やですよ結衣先輩~」

あかり「でもでも、さっき京子ちゃんがちょっと言ってたけど、サイコロの選択肢に遊ぶのもあるんだよね?」

京子「その通りっ!だから諸君!せいぜい頑張ってくれたまえ」

結衣「お前がいうな」ごつっ

京子「いたた・・・」

【注意事項】

・サイコロの目は、安価で指定したコンマ以下の数字を振り分けて進行します。
00~16---1
17~33---2
34~50---3
51~67---4
68~84---5
85~99---6

・目的地はゆるゆりの舞台として、富山県と設定します。

・目的地に着いた場合でも、観光や一泊が出ない限り、すぐ移動します(なるべく水曜どうでしょうのルールを守りたいので)

・目的地に到着した場合は、その時点で企画を終了になります。

・制限時間を大体72時間ぐらいに設定します。

>>1は水曜どうでしょうを最近見始めたばかりなので、企画、内容に間違いがあるかもしれません。ご容赦ください。

1時間経過

あかり「すー……すー……」

ちなつ「むにゃむにゃ……」

京子「はーい、これがあかりと、愛しのちなつちゃんの寝顔で~す」

結衣「あかり……まぶたが開いてるぞ……」

京子「これをビデオで撮って、みんなで見ようぜ~」

到着

仙台駅 8月15日 PM 6:30

京子「ただ今6時半、我々は京都に着きました~! いぇ~い!」

あかり「うぅっ……寒いよぉ!」

結衣「確か最高気温が24度とかだって言ってたしな」

ちなつ「さ、寒いです結衣先輩~っ!」(ムギュ

京子「あたしも寒いよ~ちなつちゅわ~ん!」

ちなつ「きょ、京子先輩は離れてください!」

あかり「じゃあ、あかり、京子ちゃんに抱き着いちゃお~っと……。えへへ、あったかいよぉ」

京子「それじゃあ、次の行先はこちら~!どどん!」

①今日で帰ろう 高岡
②仙台を楽しもう 一泊
③振り出しに戻る 羽田
④深夜バスの旅 横浜
⑤とことん深夜バス 名古屋
⑥深夜バスでふりだし 池袋

あかり「①を出せば、今日中に帰れるね!」

結衣「②をだせば、一泊できるのか……今日は結構疲れたし、できれば一泊してゆっくりしたいなぁ」

ちなつ「③、⑥は振りだしに戻るみたいですけど……でも何が違うんですか?」

京子「よくぞ聞いてくれた!③を出したら、新幹線に乗って羽田に行けるんだ。大体8時ぐらいに着くかなぁ。でも⑥は深夜バスで池袋だから明日の朝になる」

ちなつ「あ、明日の朝までバスの中ですか!?」

あかり「えへへ、あかりは深夜バス乗ったことないから楽しみだよぉ」

結衣「他の目的地も深夜バスだけど……どれも目的地に近づいてるから、悪くはないな」

ちなつ「このまま偉いところにいくよりは確かにいいですね……。でも振り出しに戻るなら、ここに来なくてもよかったんじゃあ……」

京子「サイコロの目とちなつちゃんへの愛は絶対だよ!」

結衣「やめんか」コツッ

京子「ちなみに③の羽田だと夜の9時くらいにつくから、全部深夜バスになるよ」

ちなつ「じゃ、じゃあ、2/3の確率で深夜バスじゃないですか!」

あかり「じゃあ、この中だったら①か②かなぁ? でもあかりは名古屋も楽しみだよ」

結衣「京子のことだから、飛行機で北海道に行けとかいいそうだと思ったけどな」

京子「う~ん、それでもいいけど、深夜バスもあるかわからなかったから、最悪朝の6時まで外で待つかもしれないけど……そっちの方がよかった?」

結衣「それだけはやめてくれ」

あかり「じゃあ、今度はちなつちゃんがサイコロを振る番だね!」

ちなつ「結衣先輩とお泊り、結衣先輩とお泊り!」


第2の選択 仙台編

京子「何がでるかな?何がでるかな?」

ちなつ「えいっ!」

京子「>>31


①今日で帰ろう 高岡
②仙台を楽しもう 一泊
③振り出しに戻る 羽田
④深夜バスの旅 横浜
⑤とことん深夜バス 名古屋
⑥深夜バスでふりだし 池袋

コンマ以下
00~16---①
17~33---②
34~50---③
51~67---④
68~84---⑤
85~99---⑥

はっじまるよー

京子「⑥!深夜バスで池袋!」

ちなつ「し、深夜バスで振り出しですかっ!?」

結衣「……」

ちなつ「ゆ、結衣先輩すみませんでしたっ!」

結衣「だっ、大丈夫だよ!ちなつちゃん!」

あかり「そ、そうだよぉ! たぶんあかりが振ってても深夜バスになってたよぉ!」

京子「サイコロの目は絶対。決定だな」

結衣「……で、その深夜バスはいつ出発するんだ?」

京子「そ、それがちょっと間空くんだよね~……」

ちなつ「問題って……何がですか?」

京子「その深夜バスが出るのって、24:30に出るんだって」

ちなつ・結衣「……」

あかり「えぇ!?あかり起きてられないよぉ!!」

ちなつ「深夜バスが出るまで、何をしてるんですか?」

京子「そりゃあ、夕飯ががっつり食べれば大丈夫だよ!」

結衣「……まだ6時半だから、ちょうど6時間あるだろ……」

京子「じゃあ24時30分まで、食べ歩きとか」

結衣「できるかっ!」

結衣「困ったな……」

ちなつ「カラオケとかどうですか? フリータイムなら、たぶん時間つぶせますよ?」

あかり「でもあかり達って夜遅くまで外にいると、おまわりさんに怒られちゃうよぉ」

京子「これはあたしも想定外だ……」

PM7:00
とりあえず食事

京子「この牛タン美味しいな~。ねぇ結衣、ラムレーズンないの?」

結衣「あるかっ!」

ちなつ「結衣先輩!はい、あ~ん」

結衣「あ、ありがとう……」

あかり「みんなと一緒だと美味しいよぉ」


PM9:00 当てもなく散歩中

あかり「あ、あかり、お腹いっぱいで歩けないよぉ」

8月16日 AM0:20
仙台駅 深夜バス乗り場

京子「ということで、今の今まで仙台を散歩してましたぁ~!」

結衣ちなつあかり「……………………」

京子「見てください!この深夜バス!私たちはこれからこのバスに乗って池袋に行きます~!」

結衣「あんだけ歩いたのに、よくそんな元気があるな……」

ちなつ「見てください、京子先輩……あかりちゃんなんて、疲れて少し消えかけてるじゃないですか!」

\アッカリーン/

AM0:40

京子「深夜バスに乗って、出発して10分経ちました~」

結衣「あかりとちなつちゃんは寝ちゃってるな」

京子「見てください。このちなつちゃんの天使の寝顔! チューしちゃおうかな」

結衣「やめとけ」ゴン


AM4:30 パーキングエリア内

京子「…………」

ちなつ「京子先輩?どうしたんですか?」

京子「…………」

結衣「なんだか深夜バスであんまし眠れなかったんだって」

京子「…………」


8/16 AM6:30
新宿

京子「おあよ~……みんな……」

あかり「うわぁ、京子ちゃん、顔がすごいよ!」

京子「へーきへーき」

結衣「大丈夫だよ、あかり。京子は寝不足なだけだから」

ちなつ(ゆ、結衣先輩よりも先にねちゃった!くぅう~……)

ちなつ「立案者が一番最初にダウンって、企画的に大丈夫なんですか……?」

京子「大丈夫、ここにミラクルんがいるから……」

ちなつ「ち、違いますよぉ!」

京子「じゃあ、次の選択肢はこれだぁっ……」

①目的地はすぐそこ 富山
②やっぱり食べ歩き 名古屋
③砂漠に行こう 鳥取
④飛び出せ本州 松山
⑤めざせ北へ 札幌
⑥フェリーでの長旅 八丈島

あかり「この中だと、やっぱり富山か名古屋だけど……」

ちなつ「③、④、⑤はだいぶ離れちゃいますね。札幌に至っては逆方向じゃないですか……」

結衣「⑥の八丈島ってどこだっけ?」

京子「離島」

あかり「離島?」

ちなつ「まさか……東京の南の方角にある、あの八丈島ですか?」

京子「そう、その八丈島だぁ~!」

結衣「しかもフェリーってことは……」

京子「そう、空じゃなくて海を移動するんだぜぇ!」

第3の選択 池袋編

あかり「はい、結衣ちゃん。サイコロだよ」

結衣「き、緊張するなあ……」

ちなつ「頑張ってください!結衣先輩!」

京子「何がでるかな?何が出るかな?ララララ~ンラ~ンララララ~ン」

結衣「えいっ!」


安価対象 一つ下

コンマ以下
 00~16    ①目的地はすぐそこ 富山
 17~33    ②やっぱり食べ歩き 名古屋
 34~50    ③砂漠に行こう 鳥取
 51~67    ④飛び出せ本州 松山

 68~84     ⑤めざせ北へ 札幌  
 85~99     ⑥フェリーでの長旅 八丈島

少し休憩します。深夜にまた再開します。

結衣「②……ってことは?」

京子「じゃじゃーん!名古屋です!」

ちなつ「結衣先輩!さすがです!」

あかり「すごいよぉ!さすがだよぉ結衣ちゃん!」

京子「池袋から名古屋は大体360km……向こうには9時に着くぞ?」

ちなつ「着実にゴールに近づいていますね!」

京子「じゃあ、あと10分しかないから、さっさと乗るぞーっ!」

ちなつ「あ、あれ?朝食は」

京子「いいから早くいこうぜ~!」

8/16日 AM7:40
新幹線のぞみ9号

ちなつ「私達は新幹線に乗り換えて、名古屋に向かってま~す!」

あかり「名古屋楽しみだよぉ!」

京子「zzzzzz」

結衣「こりゃ起きないな……」

ちなつ「そっと、しといてあげましょう」


AM8:10

結衣「zzzzzz」

京子「zzzzzz」

ちなつ「あかりちゃんはこの旅ではあまり影が薄くなってないよね?」

あかり「もうっ!ちなつちゃん酷いよう!」

ちなつ「一番最初のサイコロも、なんだかとんでもないもの出してたし……、もしかしてあかりちゃんの偽物と?」

あかり「そんなことないよう!あかりはあかりだよぅ!」


AM8:42

あかり「すぅ…………みんな……だぁいすき……」

京子「みなさん……お分かりいただけただろうか?あかりのお団子に無数のポッキーが挿さっているのを……」

結衣「やめんか!」ペシッ

8/16 AM9:00
名古屋到着

京子「な~ごや~!」

結衣「やかましいな」

ちなつ「でも富山に近づいてきましたよ!」

あかり「なんだかもう終わっちゃうみたいで寂しいよぉ」

ちなつ「でも……さっきから仙台とか名古屋とか来てるのに、感動がないのはどうしてなんでしょうね?」

結衣「きっと、無理やり連れてこられたからだよ……」

あかり「名古屋といえば、美味しい食べ物がたくさんだよねぇ」

結衣「そうだな。味噌カツとか名古屋コーチンは名物って言うしな」

京子「浮かれてる場合じゃないぞ!次の行き先はここだーっ!」

京子「①もう帰れるぞ! 富山!」

あかり「①を出せばゴールだね!」

京子「②まだまだ南へ!高知」

ちなつ「南っていうか本州飛び出してますよ!」

京子「③美味い物たくさん!博多!」

結衣「博多って……九州まで行くのか?」

京子「④少し戻ろう!甲府」

あかり「甲府だと、少し東京に戻っちゃうよぉ」

京子「⑤船に揺られて!宮崎!」

ちなつ「まさか、これもフェリーですか!?」

京子「⑥これはやめとけ! 隠岐の島!」

結衣「お、隠岐の島!?」

ちなつ「隠岐の島ってどこですか?」

京子「島根県の北にあるぞ~」

ちなつ「ということは、島根県まで行って、そこから隠岐の島に向かうんですか!?」

結衣「時間がすごいかかりそうだな……」

あかり「でも、それだと②、③、⑤、⑥は本州を離れるってことだよね?」

京子「いやぁ、それしか乗れそうなとこなかったんだよねぇ」

結衣「嘘をつくな」

ちなつ「狙うとしたら①か④ですね。……じゃあ、ハイ。あかりちゃん、サイコロ」

あかり「あ、あかり責任重大だよぉ……」

京子「でもあかりはいい子だから、④とか出しちゃうんだろうなぁ……」

結衣「甲府なら、この中でもマシだからな」

京子「何が出るかな?何が出るかな?」

あかり「えいっ」


安価1つ下

①もう帰れるぞ 富山
②まだまだ南へ 高知
③美味い物たくさん 博多
④少し戻ろう 甲府
⑤船に揺られて 宮崎
⑥これはやめとけ 隠岐の島

00~16---①
17~33---②
34~50---③
51~67---④
68~84---⑤
85~99---⑥

あかり「えいー!」

京子「どれどれ?ろっ……⑥!?」

結衣「……(唖然)」

ちなつ「……あかりちゃん、何か目立とうとしてサイコロに細工してるんじゃない!?」

あかり「そんなことないってばぁ!」

京子「正直、私もこれを出すとは思ってなかったよ」

あかり「え、ええ~っ」

結衣「でも、飛行機なら割と早く着くんじゃないか?」

ちなつ「そ、そうですね!飛行機なら時間もそこまでかかるとは思えないですし!」

京子「それがだね……。実は予算の都合上、いざという時に飛行機を使いたいので」

ちなつ「? どういうことですか?」

京子「島根まで新幹線で行って、そこからフェリーに乗ります」

ちなつ「」

AM10:30 のぞみ17号 島根駅行き

一同「…………」


AM11:55 のぞみ17号⇒特急やくも11号

ちなつ「また新幹線ですか……」


AM12:30 特急やくも11号

ちなつ「疲れてきましたね……」

京子「乗ってるだけなのに、体がボロボロになるなぁ……」

結衣「これ……帰れるのか?」

京子「あかり、意外なところで個性を見せたな」

ちなつ「あかりちゃん……もしかしたら人生ゲームとかで、ゴッホの絵とか買っちゃう人なんじゃないですか?」

結衣「あかり……恐ろしい子」

あかり「zzzzzz」

PM1:00

京子「……まずいことになっちゃった」

結衣「どうした?」

ちなつ「これ以上まずいことって何かあるんですか?」

京子「もうフェリーの便が出てないって」

結衣「へ?」

京子「このままだと企画が終了しちゃうな」

ちなつ「え?」

あかり「えっ、じゃ、じゃあどうなるの?」

ちなつ「でもこの電車、14時37分着の松江か、15時04分着の出雲にしか止まりませんよ?」

京子「選択肢を出雲にしておけばよかったなぁ……」

結衣「いまさら言うな」

ちなつ「じゃ、じゃあどうなるんですか? 京子先輩!」

今日はここで終了です。
はたしてごらく部一行は、無事隠岐の島に辿り着くことができるのか?
はたまた、企画をここで打ち切ってしまうのか?
次回に続きます。


一応行き先などは時刻表などで調べて、SSを書いていますが、間違いなどもあるかもしれません。ご容赦ください。

京子「東京~富山サイコロの旅。東京での第一回目の選択は新幹線で行く富山とは逆方向の仙台。
   しかし第二の選択、仙台で振ったサイコロ一泊という願いもむなしく、深夜バスで池袋に戻る。
   およそ6時間を仙台で暇を潰したごらく部は、深夜バスに乗り込み、池袋で朝を迎える。
   第三の選択では、結衣が新幹線愛知県名古屋行きの新幹線の目を出す。浮かれたごらく部だったが、あかりのサイコロが全てを台無しにした。
   第四の選択で、あかりは隠岐の島行きのサイコロを出す。名古屋から新幹線を乗り換え、松江に行く途中で、我々は重大なミスに気付く。松江に到着する頃にはフェリーの運航は終わっているのだ」


How do you like gorakubu?
ごらく部どうでしょう

8/16 PM1:00
やくも11号

結衣「どうするんだ?フェリーがないなら、隠岐の島に行けないぞ?」

ちなつ「いっそのこと、松江までにすればいいじゃないですか?」

京子「いや、それはダメだな」

あかり「じゃあどうするの?京子ちゃん?」

ちなつ「そうだ!船がダメなら飛行機で行けばいいんですよ!」

京子「そ、それがだな……飛行機も今日の運航は終わりなんだって」

ちなつ「!?」

結衣「どうするんだ?隠岐の島行けないなら、ここで企画終了だぞ?」

ちなつ「いっそのこと、もう終わりにしちゃっていいんじゃないですか?私、体中が痛いですよ」

京子「いや、旅は続行だ」

京子「あ!高速船ならあるっぽいな!」

結衣「奥の手あるんかい」

あかり「よ、よかったぁ!」

ちなつ「どんな方法ですか?」

京子「14時37分着に松江に到着して、七類港の高速船のレインボージェットに乗るんだけど、16時50分までに乗れば大丈夫みたい」

あかり「じゃあ、まだまだ時間があるね」

京子「でも、予算がかなり苦しいのと、船に乗ったら明日になるまでフェリーはないって」

結衣「ってことはどこかで一泊するしかないのか……」

時刻表で調べるのが慣れておらず、ミスをしました。
すみませんでした

PM2:40 松江駅前

京子「これから港にいってフェリーに乗りまーす」


PM4:50 レインボージェット

あかり「うわぁ!この船速いよぉ!」

ちなつ「もうさっきの島も離れちゃったね。あかりちゃん」

結衣「早いな…………」

あかり「わぁい、あかり船は初めてだから楽しいよぉ」

京子「それならよかった!」

結衣「おい……京子……。本当に明日の午後4時には、富山に帰してくれるのか?」

京子「もちろん!それはサイコロの目次第さ!」

結衣「……」

PM5:59 西郷港

京子「やっと着きましたね!」

あかり「うぅ……気持ち悪いよぉ……」

ちなつ「あかりちゃん、大丈夫?」

あかり「あ、ありがとぉ……」

結衣「ほら、ゆっくり休め」

ちなつ「結衣先輩!あたしも看病してください!」

結衣「あはは……よしよし」

ちなつ「ズキュウウウウウウウン!」

ちなつ「それにしても、なんだか街の雰囲気とかは沖縄に近いですね……。空港とかもありますし」

結衣「確かにそうだね。なんだか空気が気持ちいいよ」

京子「このレインボージェットはだな、次に西郷を出発して、菱浦に行って、別府が終点になるぞ~」

結衣「今日はどこかで一泊か……」

ちなつ「深夜バスじゃないだけ、いいですけどね」



京子「はい!じゃあ次の行き先は!?どどん!」

①、②西郷で一泊
③、④菱浦で一泊
⑤、⑥別府で一泊


ちなつ「今回は全部島で一泊になってますね」

結衣「全部一泊だから、あまりドキドキしないな……」

第5の選択 隠岐の島

京子「何が出るかな?何が出るかな」

ちなつ「えいっ!」


安価1つ下

①西郷一泊
②西郷一泊
③菱浦一泊
④菱浦一泊
⑤別府一泊
⑥別府一泊

00~16---①
17~33---②
34~50---③
51~67---④
68~84---⑤
85~99---⑥

京子「出た!」

ちなつ「⑤!」

結衣「っていうことは?」

あかり「別府だよぉ」

ちなつ「結衣先輩とお泊りできるなんて……まるで夢でも見てるみたいです!」

京子「私もだよ!ちなつちゅわ~ん!」

結衣「やめんか……」

あかり「み、みんな!もう船行っちゃいそうだよぉ」

京子「あ、今乗ってきたフェリーにもう一回乗らないと!後6分で出発だ!」

結衣「6分だったら荷物下ろさなくてよかったんじゃないか?」

京子「まぁいいからいいから」

PM 6:51
隠岐島 別府港

京子「え~……ただいま、あかりはトイレに行っちゃいました」

ちなつ「あかりちゃん、船酔いしてましたし……」

結衣「きっと長旅で疲れが溜まってるんだよ。私もホテル着いたら、すぐ寝そうだし」


PM6:57

あかり「うぅ……みんなごめ~ん……」

京子「あかり、この旅でもやっぱり不憫なのか……」

あかり「も、もう!そんなことないよぉ!」

ちなつ「それにしても……なんだか本当に島って感じがしますね」

結衣「さっきのところは、わりとたくさん店とかあったけど、ここはそういうところが少ないなぁ」

京子「でも旅行に来てるって感じだよね!」


PM10:00 民宿

あかり「すぅ~……」

京子「ふふんふ~ん」

結衣「京子?何やってるんだ?」

京子「あはは、これ見て」

結衣「お、おいっ。あかりの顔に落書きをするなよ!」

京子「大丈夫だよ!水性だし!あ、結衣にも何か書いてあげようか?」

結衣「いらんわ!」

ちなつ「そうですよ、あかりちゃんにいじわるしちゃだめですよ?」

京子「ちなつちゃんには……ミラクルんの絵を描いてあげようか?」

ちなつ「結構です」プイッ

8/17(最終日)
AM7:00 島根県 隠岐の島 別府駅

京子「みんなおっはよ~」

ちなつ「おはようございます。結衣先輩♪」

結衣「おはよう、ちなつちゃん」

京子「現在あかりは、私がペンで書いた落書きを洗面所で落としています」

結衣「京子、私そろそろ帰らないと用事に間に合わないんだけど……」

京子「大丈夫!サイコロの目を出せばすぐ帰れるよ!」

結衣「どんなに遅くとも6時には帰らないと…」

ちなつ「そうですよ!結衣先輩がお母さんたちと会えないなんてかわいそうです!」

京子「大丈夫大丈夫。今回はなるべくサービスするから。と言うわけで今回の行き先はコレだぁ!」


①新大阪から飛行機で 富山
②米子空港から羽田経由 富山
③出雲から羽田経由 富山
④富山まであと少し 金沢
⑤もはや間に合わない 倉敷
⑥まだまだ物足りない 隠岐の島もう一泊

ちなつ「半分が富山に帰れるみたいですね」

結衣「これじゃ帰れないだろ!」

ちなつ「隠岐の島にもう一泊って……」

結衣「でも①~④だな。⑤、⑥は絶対に出ないように祈ろう……」

第6の選択 隠岐の島編

ちなつ「結衣先輩!最後のサイコロ頑張ってください!」

京子「何が出るかな?何が出るかな?」

結衣「えいやっ!」


安価1つ↓
00~16---①
17~33---②
34~50---③
51~67---④
68~84---⑤
85~99---⑥

ちなつ「こ、これって」

結衣「富山だ!」

京子「ってことは、無事帰れるな」

結衣「よしっ」

ちなつ「先輩さすがです!素敵です!」

結衣「ちなつちゃん、ありがとう」

京子「よかったよ……もしかしてこのまま結衣は帰れないんじゃないかと思ってたし」

結衣「でも、なんだかんだ文句言ってたけど、こういうのも楽しかったな」

ちなつ「そうですよ!またやりましょう!」

結衣「いや、もういいかな……あはは」

京子「じゃあ、もっといろんな企画を次に考えてくるね!」

結衣「それはやめんか」(ペシッ

京子「もう~結衣ったら~」

結衣京子ちなつ「あはははははは…………」

あかり(あ、あれぇ?なんだかあかりがいない間に旅が終わっちゃったみたいだよぉ……サイコロ振るとこ見たかったのにぃ……とほほ)

短い間ありがとうございました。
『ごらく部どうでしょう サイコロの旅』はこれにて終了です。

未明


京子「お~い、綾乃~、千歳~」

綾乃「と、歳納京子!?」

千歳「歳納さんやん。どうしたん?」

京子「8月29日辺りって空いてるか~?」

綾乃「え? ベ、別に忙しくなんかないわよ!」

千歳「何かあったん?」

京子「東京行こうぜ~」

綾乃「え?」

千歳「東京か~。面白そうやな。何かしにいくん?」

京子「ちょっと遊ぼうと思ってさ~。ビデオカメラとかも持っていくんだ。あ、結衣もくるぜ」

綾乃「ま、ま、待ちなさいよ!別に東京行くなんていってないわよ!」

京子「え~、来てくれないの~?」

千歳「ええやんええやん」

綾乃「歳納京子がどうしてもって言うなら……考えてあげなくもないわ」

京子「よしっ!決まりだな!」

8/29 PM4:00
東京駅

綾乃「すごい人だかりね……」

千歳「そうやね~……これじゃ歳納さんと船見さんが見つけるの大変やね」

綾乃「歳納京子ならすぐにわかるわ……。って、あ、い、今のは別に深い意味はないのよ!」

綾乃「それにしても、どうして千歳が歳納京子のビデオカメラを回しているのかしら?」

千歳「歳納さんに頼まれたんよ~。綾乃ちゃんの姿を撮っといてくれって」

綾乃「と、と、歳納京子が!? 私の!? なんで!?」

千歳「なんでやろなぁ~」


綾乃(どうして私をビデオで撮るの?)

京子(それは私の知らない綾乃を見たかったからだよ)

京子(でも、ビデオで収めた綾乃よりも本物の方が可愛いな)

綾乃(歳納京子……)


綾乃「ちょ、ちょっと千歳! 鼻血が!」

京子「おーい、綾乃ー。千歳ー」

結衣「やぁ」

綾乃「船見さんに……歳納京子」

京子「いやー、千歳に頼んでて助かったよ~」

千歳「綾乃ちゃんの姿は私がばっちり撮るから、任せておいてえな」

綾乃「と、歳納京子! これは一体どういうことなのかしら?」

京子「これから私たちは、企画をやります」

綾乃「企画?」

京子「結衣、例のフリップボードを」

①青春ドリーム金沢1号  富山
②フライングスニーカー 大阪
③OTBライナー      広島
④はかた号       博多
⑤キラキラ号      新潟
⑥パンダ号       仙台

京子「これは何かわかる?」

綾乃「これは……何かの乗り物の名前っぽいわね。左のはサイコロの目かしら?」

京子「その通り!これから私たちは、旅に出ます!」

綾乃「え?」

京子「ダイスの出た目にしたがって、実際その場所に行きま~す」

綾乃「えええええええええええええっ!?」


~ごらく部どうでしょう ごらく部×生徒会サイコロの旅~

綾乃「聞いてないわよっ!」

千歳「まあまあええやん。何だか楽しそうやな~」

結衣「かなり過酷だけどね」

綾乃「……もしかして千歳は知ってたのかしら」

千歳「ごめんな~、歳納さんにどうしても綾乃ちゃんには喋らんといてって言われて……」

綾乃「歳納京子~! 私は何も聞いてないないナイアガラよ!」

京子「大丈夫だよ綾乃! ダイスの目で富山行きを選べばいいんだから! あ、そうそう。はい」

綾乃「サイコロ?」

京子「とりあえず振ってみて~」

第1の選択 東京編

京子「何が出るかな?何がでるかな?」

綾乃「えいっ」

安価1つ↓
00~16---①
17~33---②
34~50---③
51~67---④
68~84---⑤
85~99---⑥

今日は諸事情によりここまでです
不定期に更新するのでよろしくお願いします。

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