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絵里「亜里沙っ！！」


亜里沙「...ど、どうしたの？」


絵里「私って日本人じゃないのかしら！？」


亜里沙「え？」

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穂乃果「今夜花火やろーよ！！」


凛「いいねー！！やろーやろー！！」


穂乃果「やっぱり、日本の夏は花火だよねっ！！毎年これだけで日本人で良かったって思うもんっ！」


にこ「単純ねぇ...」


花陽「でも、日本人で良かったって思う気持ちは分かるなぁ、いつもお米を食べている時に思うもん」


凛「凛も凛もっ！！ラーメン食べながらいっつも思うにゃ！」

にこ「ラーメンはなんか違わないかしら...？」


希「...まあ日本の味だしいいんやない？」


真姫「私も日本人で良かったって思うことはあるわ、海外行った時とか」


にこ「さらっとセレブ発言したわね...」


ことり「ところで海未ちゃんは一番日本人らしいよね～」


海未「わ、私ですか？確かに家は日舞ですけど...」


穂乃果「海未ちゃんはThe日本人って感じだよね～」


海未「...そ、そんな、なんか照れます」テレテレ


絵里「...。」ジーッ


希「...えりち？どうしたん？」

絵里「私って日本人らしくないのかしら...」


全員「「えっ？」」


ことり「そ、そんなことないよ！例えば...えと...」アタフタ


穂乃果「...ハラショーが口癖」


凛「...得意料理はロシア料理」


にこ「...金髪で巨乳」


3人「「...日本人？」」首傾げ


絵里「ハラショォォォ....」シクシク


絵里「エリチカおうちに帰るぅぅぅぅ！！！！」ダッ


希「ちょっ、えりち！？」

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絵里「私って日本人じゃないの！？ロシア人なの！？」


絵里「ねぇ！亜里沙！！」


亜里沙「いや、国籍上は日ほry」


絵里「ロシア人だったのねぇぇぇぇ！！！！！」ダッ


亜里沙「 」

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絵里「こうなったら、日本人になるために修行するチカ！」グッ


絵里「まずは一番日本人な海未に聞いてみるチカ！」

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海未「日本人らしいもの、ですか...？」


海未「武道なんてどうでしょうか？精神を鍛えることもできますし」


絵里「ハラショー！流石海未ね！」


海未「なんなら私の家のry」


絵里「ありがとう！武道極めてくるわ！！」ダッ


海未「 」

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絵里「ラブアローシュート！」


絵里「ばぁ～ん！！」はぁと


海未「...。」真顔


絵里「...。」


海未「...それは武道じゃないです」真顔


絵里「そ、そんな...」ジワッ


絵里「...エリチカおうちに帰るぅぅぅぅ！！！！」ダッ


海未「 」真顔

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絵里「あれは海未の照れ隠しに違いないチカ！」


絵里「次は穂乃果に聞いてみるチカ！！」

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穂乃果「やっぱり和菓子かなぁ？」


穂乃果「あ、そうだ！絵里ちゃん、うちのお店でバイトしてみない？」


絵里「えっ！？いいの！？」

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絵里「できたわ！！新作のピロシキ饅頭よ！！」ジャーン


穂乃果「これただのピロシキじゃ...」


絵里「じゃあこれは！？ウォッカ饅頭！！」


穂乃果「絵里ちゃん何しに来たの...？」


絵里「どうかしら？少しは日本人らしくなれたかしら！？」キラキラ


穂乃果「いや、全然だと思うよ...」


絵里「ハラショォォォ...」ズーン


絵里「...エリチカおうちに帰るぅぅぅぅ！！！！」ダッ


穂乃果「 」

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絵里「あれは穂乃果の妬みに違いないチカ！」


絵里「賢いっていうのも考えものチカ！」ドヤチカ


絵里「次は花陽に聞いてみるチカ！！」

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花陽「やっぱり日本人といえばお米！！」


花陽「お米食べろっ！！」クワッ


絵里「ハラショー！！」グッ

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絵里「今日も米が美味いっ！！」モグモグ


にこ「あれってもしかして...」ヒソヒソ


希「うん、タイ米やね...」ヒソヒソ


花陽「 」

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絵里「お米をたくさん食べて日本人にまた一歩近づいた気がするチカ！」


絵里「次は真姫に聞くチカ！！」

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真姫「お寿司とか？」


絵里「ハラショー！！いいアイデアだわ！！」


絵里「寿司職人目指すチカ！！」ダッ


真姫「 」

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絵里「凛、ちょっといいかしら？」


凛「どーしたの絵里ちゃん？」


絵里「凛に試食して貰いたいものがあってね」


絵里「(真姫は舌が肥えてそうだから、一番美味しいって言ってくれそうな凛に試食して貰うチカ！完璧な作戦チカ！)」


凛「本当！？絵里ちゃんの作ったものなら何でも食べるよ！」


絵里「私の作ったものはね...」


絵里「お寿司よ！」ドヤチカ


凛「えっ...」


絵里「えっ...」

凛「やっぱり辞めておこうかな...」


絵里「そんな！！さっき何でも食べるって言ってくれたじゃない！」


凛「...。」


絵里「ねぇ！食べてよ！凛！！」


凛「...と、兎に角何を言われても無理だにゃーーーーー！！！」ダッ


絵里「 」ポツン


絵里「ハラショォォォ...」グスッ


絵里「...。」モグモグ


絵里「不味いチカ...」


絵里「エリチカおうちに帰る...」トボトボ

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絵里「寿司なんて元々不味いチカ！ピロシキこそ正義チカ！」


絵里「気を取り直して次はにこに聞くチカ！」

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にこ「にこみたいな綺麗な黒髪じゃないかしら？」


絵里「ハラショー！」


にこ「...なんてね、じょうだry」


絵里「染めてくるわっ！！」ダッ


にこ「 」

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絵里「にこ！」


にこ「(この黒いの誰)」


絵里「染めてきたわ！！」


にこ「顔まで真っ黒なんだけど...」


絵里「墨汁が滴れたチカ...」


にこ「墨汁！？」


にこ「それ中々取れないわよ？」


絵里「えっ」

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絵里「やっとKKE(黒い可愛いエリーチカ)じゃなくなったチカ！」


絵里「にこの言う通り全然取れなかったチカ...」


絵里「...次はことりに聞くチカ！！」

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ことり「和服かなぁ？」


絵里「成る程！サムライね！！」


ことり「それは違う気がry」


絵里「ありがとうことり！行ってくるわ！！」


ことり「 」

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絵里「おはよう希」


希「おはよーって、えりち！？」ビクッ


絵里「何？」キョトン


希「何で浴衣なん！？」


絵里「え？ダメだったかしら？」


希「ダメもなにも、校則ry」


先生「こらっ！！絢瀬！！」

絵里「！！」ビクッ


先生「生徒会長ともあろう奴が一体何をやってるんだ！」


絵里「ハラショォォォ...」ジワッ


先生「おい！聞いてるのか！？」


絵里「エリチカおうちに帰るぅぅぅぅ！！！！」ダッ


先生「 」


希「 」

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絵里「浴衣を馬鹿にするなんて日本人の風上にも置けないチカ！！」


絵里「私の方がよっぽど日本人チカ！」


絵里「次は凛に聞くチカ！！」

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絵里「凛っ！！」


凛「！？」ビクッ


絵里「凛にちょっと用がry」


凛「魚は絶対嫌だにゃーー！！」ダッ


絵里「凛！？違うの！聞きたいことがあって！」


凛「...聞きたいこと？」キョトン


絵里「日本といえば何かしら？」


凛「...日本？日本といえばやっぱり、富士山かな？」


絵里「富士山！！盲点だったわ！ありがとう凛！！」ダッ


凛「？？」

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希「最近えりち学校来ないな...」


海未「全く、ラブライブだってあるというのに絵里は何をやってるんでしょう...」


にこ「どうせまた意味不明なことやってるんでしょ？」


穂乃果「絵里ちゃんのポンコツはどうやったら治るんだろ...」


真姫「無理ね、あれはもう手遅れよ」


凛「凛も昔のKKEに戻って欲しいにゃ...」


\バンッ！！！/


全員「「！？」」ビクッ


絵里「帰ってきたわ！！」


全員「「絵里(ち)(ちゃん)！？」」

絵里「はいこれ、お土産の不死の薬よ」


凛「不死の薬！？絵里ちゃん凄いにゃ！！」


海未「いや、どう見てもただの砂なんですが...」


絵里「そんなわけないわ！富士山の頂上で取ってきたんだから！！」


花陽「ノボッテキタノォ！？」


絵里「ええ、少しは日本人らしくなったかしら？」


全員「「...。」」

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真姫「まずいわね...」


海未「ええ、本当にまずいです...」


穂乃果「何が？」


海未「絵里が最近先生から目をつけられているようなんです...」


海未「生徒会長をクビとなる可能性も...」


凛「まあ、あれだけポンコツだと仕方ないよね...」


穂乃果「副会長は希ちゃんなんだしクビになってもいいんじゃない？」

海未「問題はこれだけじゃないんです」


海未「アイドル研究部が停部になるという噂が流れています...」


花陽「そんな...」


ことり「...どうにかならないの？」


真姫「難しいわね...」


にこ「このまま停部を受け入れろってこと！？」


海未「残念でry」


希「待った！」


全員「「？？」」


希「...ウチにいい考えがある！」ドンッ

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絵里「次が終わったら日本人チカ！」


絵里「希に聞くチカ！！」

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希「それは...修行や！！」ドンッ


絵里「ハラショー！！武者修行ね！！」


希「恐山って知ってる？そこに行くといいよ」


絵里「分かったわ！ありがとう希！！」ダッ


希「...KKEは死んだ」ボソッ

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海未「本当にあれで良かったのでしょうか...？」


真姫「そうね、あれからまた学校に来ないし...」


希「大丈夫よ、カードもそう告げとる」ピラッ


【運命の輪】


\バンッ！！！/


全員「「！？」」ビクッ


絵里「帰ってきたわ！！」

にこ「毎回うるさいわね...静かに開けられないの？」


希「早かったね、イタコ修行は終わった？」


絵里「ええ、完璧よ！」ドヤチカ


凛「修行ってそんなに簡単なものなの？」


花陽「そこには触れちゃダメだよ凛ちゃん！！」


穂乃果「...イタコ？絵里ちゃんなら元々痛い子じゃん」


希「イタコっていうのは死者の霊を自分に憑依させて呼び起こす人のことなんよ」


希「早速やけど、口寄せして貰っていいかな？」

ことり「...口寄せ？キス？」


希「口寄せっていうのは死者を呼び起こすってことよ？」


希「えりちいいかな？」


絵里「認められないわぁ！」ドヤチカ


全員「「...。」」


凛「先行きが心配になってきたよ...」


ことり「冗談はそのアホ面だけにしようね絵里ちゃん」ニコニコ


絵里「うぅ...」グスッ


希「じゃあ呼び起こすのは...」

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あの時希ちゃんが呼び起こさせたのはKKEでした。

元々、絵里ちゃんにはKKEとPKEがいたらしく、

KKEは死んだも同然だったみたいです。

死者という扱いができたため呼び起こすことができたそうです。

さて、KKEを呼び起こした絵里ちゃんはそれからというものPKEになることはありませんでした。

KKEの賢さで封じ込めたそうです。

こうして絵里ちゃんは無事にKKEに戻ったのでした。


そこからまたみんなで頑張ってラブライブで優勝するのはまた別のお話。


おしまい