ライナー「進撃の名探偵」(7)

※進撃の巨人のネタバレあり


コナン「もっとだ、もっと事件を起こすんだ!毛利探偵事務所の繁栄のために」

黒の組織ボス?「犯罪者を生み出す計画も順調に進んでいます。これ以上犠牲者が増えれば警察だって気づくでしょう」

コナン「そこをどうにかするのがお前たちの仕事だろう。何のためにジンやウォッカを使って命懸けで縮んだと思ってるんだ」

黒の組織ボス?「はっ!殺人増加計画を再開します!我ら黒の組織の真なるリーダー。死の名探偵工藤新一様」

次に現れたのは、全身白づくめの男たち。
コナンしか知らない彼の側近・白の組織。

表向きは製薬会社、しかしその実態は、バイオテクノロジーによる最強クローンの製造や、細菌兵器の開発などといった軍事兵器を生み出し、莫大な富を得る武器商人。

そう、江戸川コナンは小学生にして武器商人だったのだ。

白の組織ボス「リーダーコナン。ついに人体の細胞を成長させる薬が完成しました。貴方が本来の姿を取り戻せる日は近い……」

コナン「慌てるな。臨床試験がまだ完全ではないのだろう?」

コナン「実験に使うモルモットがいるな。いつもの死体ばかりじゃ安心できない。身寄りのない生きた人間を集めろ」

白の組織ボス「仰せのままに、我が主よ」

コナン「これが最新の被験体か。ライナー・ブラウン。ベルトルト・フーバー。外国人」

博士「この二人は不法入国者で身寄りもなく足が付きにくい」

コナン「成長しているように見えないが?」

博士「先程の発言を訂正しよう。厳密に言えば「この二人の両親」は我々の実験で「消えた」のだ。ライナーとベルトルトは数日前まで赤子だったのだよ」

コナン「どう見ても10は過ぎてるぜ?」

博士「左様。ライナーとベルトルトは成長しておる」

コナン「これが上手くいけば俺は……」

博士「そしてそのときこそ、白の組織が世界を牛耳る」

コナン「ククク」

博士「黒の組織にはしばらく陽動に徹してもらおう」

コナン「素のアンタは俺よりよっぽど悪党だぜ!なぁ?阿笠博士?」

組織の計画によって国内の犯罪は急激に増加の一途を辿る。
警察は機能を停止。

毛利探偵事務所が、警察の代理として新たなる秩序へと変わっていく。

洗脳された人々が巻き起こす殺人事件。

全てのカラクリ――

解答を知る名探偵コナン。

犯人も毛利探偵も警察も、皆が皆揃ってコナンの掌のうえで踊っているに過ぎない。

そんなある日、世界を滅亡へと導く事件が起こる。

白の幹部「ライナーとベルトルトが脱走しました!!」

博士「目がぁ…目がぁぁぁぁ」

コナン「巨大化している……だと!?」

研究員「地下研究施設システムダウン!避難してください!」

トゥィィン!トゥィィン!

警報アラームが響く。

一人は50mはあるだろうか……

そこには巨大な人間が二人……。

研究員「研究所壊滅!被験体は全て凍結作業!」

ぎゃああああああ

殺戮は7日間続いた。

目覚めた数千の被験体たちが暴走する。

コナン「こんな……はずじゃ……」グチャ


灰原「遅かった……!工藤くん……あなたの仇は取るわ」

灰原「これで人類が死滅するかもしれない……それでもッ!」

『新型アポトキシン神経ガス発射します』

灰原「これが上手くいけば、人類は数千年……いや数万年の眠りにつく。今は記憶と共に眠りなさい!」

ライナー「ウガァァァァァ」

ベルトルト「ガァァァァァ」

アニ「キィイイイイ」

その日、世界は一度滅亡した。


そして物語は進撃の巨人へと続く……かもしれない



このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom