やよい「っへーそうなんですか」

P「すっかり緊張してしまったみたいでな」

やよい「うっっう！春香さんがんばってください」

春香「3月…」

P「ってやよいも少し緊張してるみたいだな、いつもと何か違うぞ」

P「皆どうなってしまったんだ…」

P「おい、貴音も黙ってないで何とか言ってくれ」

貴音「貴女様、それは真でございますか」

P「貴音…俺はまだ何も言ってない」

春香「3月の次は4月」

貴音「春香様、落ち着くのです」

P「お、おい俺の呼び方と何か混じってないか？」

P「貴音もどうしたんだ」

やよい「うっっう！」

千早「これは…いったい何があったんですか？」

P「千早か！よかった、皆緊張してるみたいなんだ」

春香「育てて太らせベーコン出荷」

やよい「うっっう！あれ…おかしいです」

貴音「ラララーメンを……ズズッゴホっ」

P「た、貴音ぇ！」

千早「待ってください、まず何でこうなったんですか？」

P「ああ、それは多分春香だ、春香が」

千早「春香なんですね」

千早「春香、春香！」

春香「信号変わって横断歩道、車に跳ねられ、ああ痛い」

千早「春香、何言ってるか分からないわ！」

千早「春香！」

春香「…………あ」

千早「春香？」

P「気がついたのか？」

春香「如月…2月」

千早「………」

P「ダメ…か」

春香「登れない高い塀を超えようとするのは無駄な抵抗」

やよい「うっっう…うっっうぉ」

貴音「ズズッゴホっかは……あぁ」

千早「……」

P「まずいぞ…このままじゃ皆が」

「ふっ…お困りですか、プロデューサー？」

P「この声は！」

真「何ならボクが皆を静かにさせてあげますよ」

P「おお、真か…って既にお前も大丈夫じゃなさそうだな」

P「今は撮影中でも何でもない、普通にしていていいんだ」

真「…それは分かってますけど、なんというかこういう風にしていないと緊張するというか」

P「そう…か、お前も緊張してたのか、わるい」

真「ふっ、謝まる必要はありませんよ」

P「………ああ」

P「……」

P「とにかく、今はこの状況をなんとかしないとな」

P「どうすればいいんだ…うーん分からないな」

「お…おはようございます」

P「ん？」

P「あ、ああ雪歩か、落ち着いて聞いてくれ！」

雪歩「ひいいぃぃぃぃい！！」

P「おい…どうしたんだ、雪歩？」

雪歩「その、大声で話されたから少しびっくりしてしまって…」

P「今…そんなに声大きかったか？」

雪歩「……」

P「と、とにかく雪歩は落ち着いて静かにしているんだ」

雪歩「は………は…い」

P「しかしどうにも手がつけられようにない、どうすればいいんだ…！」

P「こんなことをしている間にもこくこくと状況が深刻化している！」

春香「深い谷を見降ろしたらいつの間にか溺れていた、その先にある未来は生か死か…その状況に陥った時、私はどっちを選ぶのだろう」

やよい「うっっう！うっっ……うおぉぉぉぉぉぉぉ！」

千早「………………………」

貴音「ズズッゴホっ…お…おぇぇ」

真「うわぁこれは酷いな」

P「貴音！無理してラーメンを食べようとしなくていいんだぁ！」

雪歩「ひいいぃぃぃぃいいいい！！」

響「はいさーーい！」ﾊﾞﾘｯ

P「ひ、響…って今どっから入ってきたんだ」

響「はいさーーい！自分は完璧だから緊張しないぞ」

P「そうか！よかった、さすが響だな…今春香達を落ち着かせているところなんだ、手伝ってくれないか！」

響「はいさーーい！」

P「おい…なんか、挨拶が多いな響」

響「はいさーーい！」

P「やっぱりお前も…くそっ」

P「まだ事務所に来ていない皆にも期待できない…」

P「どうすればい………いや、待て」

P「そうだ、そうだ…伊織なら大丈夫なはずだ！」

P「伊織はしっかりしている、だから…多少緊張したところで精神を保てるはずだ」

ガチャッ

P「！！」

伊織「」

P「来たか、頼む伊織！」

P「………」



伊織「WWWWWWWWWWWWW」

P「そんな…」

P「く……もうダメかもしれない」

P「皆がここまで緊張していたことに気づけないなんて、俺はプロデューサー失格だ」

P「律子と小鳥さんはまだ来ていないし……すまない皆、何もできない俺を許してくれ」

P「………」

P「………」

真美「あれ？」

亜美「兄ちゃん何ちてんの？」

P「……？」

P「亜美……真美？」

亜美「何で土下座ちてんの？」

P「え…いやそれより」

P「お前らは緊張してないのか？」