グレイシア「リーフィアが反抗期?」 ブースター「うん……」 (167)


グレイシア「どこが?」

ブースター「どこがって、なんか最近冷たいような……」

グレイシア「はぁ? あんた頭でも打ったんじゃない?」

ブースター「姉さんひどい」

グレイシア「むしろ良い子すぎて心配なくらいだと思うけど?」

ブースター「いや……なんて言うんだろうなぁ……俺にだけ冷たい?」

グレイシア「逆でしょ」

ブースター「うん? 逆?」

グレイシア「はぁ……これだから鈍いのは……だからあんたにだけ__」


__ガチャ


リーフィア「グレイシアお姉ちゃん居る ー?……あっ……」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368970248



リーフィア「っ……おおお兄ちゃん居たんだっ…」ワタワタ

ブースター「よっ、よう……」

グレイシア「クスクス……どうかしたの?」

リーフィア「あっ、えと……今日は私がごはん作ろうかなって思って……」

グレイシア「あら? いいの?」

リーフィア「うん、たまにはお姉ちゃんに休んでてもらおうかなって……」

グレイシア「ありがとねリーフィア、じゃあお言葉に甘えようかしら」

ブースター「…………」

リーフィア「あ、あの……ところで何でグレイシアお姉ちゃんの部屋に居るの?」

ブースター「えっ?」

リーフィア「二人っきりで何してたの?」

ブースター「いや、ただ相談に乗ってもらってただけだけど……」

リーフィア「ふーん……」


グレイシア「大丈夫よリーフィア、別に取ったりしないから」

リーフィア「なっ、ちょちょちょっとお姉ちゃん!!」アセアセ

グレイシア「クスクス……」

ブースター「取るってなにが?」

リーフィア「おっ、お兄ちゃんは気にしなくていいからっ」オロオロ

ブースター「うん? いやでもな……」

リーフィア「うっ、うるさい! 」

ブースター「」

グレイシア「ぷっ……」ニヤニヤ

リーフィア「とっ、とにかく何でもないから! 本当に何でもないからっ!」

ブースター「わっ、分かった……」

リーフィア「え……えとっ……それじゃご飯作ってくる!」パタパタ


__バタン


グレイシア「クスクス……」



ブースター「はぁ……ほらね?」ショボン

グレイシア「何が?」

ブースター「いや、俺にだけ明らかに冷たいよね?」

グレイシア「はぁ? あんた本気で言ってるの? 本当に鈍いわねぇ……」

ブースター「えっ……」

グレイシア「まぁいいけど、つまりそういうお年頃って奴よ」

ブースター「ん……んー?」

グレイシア「嫌われてるわけじゃないって事よ」

ブースター「そ、そっか……ならいいんだけど、それじゃあの態度は?」

グレイシア「教えて欲しい……?」チラッ

ブースター「うん」

グレイシア「ふーん、そう……じゃあ教えてあげるからこっち来なさい……」ポンポン

ブースター「えっと……うん、分かった」トコトコ


グレイシア「……」ニヤ




ブースター「よいしょ……えーと、これでいいの姉さん?」ポスン

グレイシア「もう少し近くよ」

ブースター「えっ……うん……よいしょっと、これでいいの?」

グレイシア「……もっと」

ブースター「えっと……でもこれ以上は……」

グレイシア「あーもうじれったいわねっ!」ギロッ

ブースター「ひぅっ…! な、なんかごめんっ」ビクッ

グレイシア「もう……こうするのよ……」


__ピトッ


ブースター「」

グレイシア「クスクス……なに? 照れてるの?」

ブースター「いっ、いやっ……別に…っ…!」アセアセ

グレイシア「ふぅん? ならこっち向きなさいよ」グイッ

ブースター(うわ近い近い近いっ……!)ドキドキ



グレイシア「どう? どきどきする?」

ブースター「いっ、いやそのっ……しっ、してないよ! うん、そもそもグレイシア姉さんだしね! あはははは…… 」

ブースター(そうそうっ……普段こんなくっつかないからただ恥ずかしいだけだ……っ)

グレイシア「へぇ……」ピクッ

ブースター「う、うん? どうかした姉さん怖い顔して……」

グレイシア「別に?……ただ私ってそんな魅力無いのかなってねぇ……?」ヒクヒク

ブースター「え?……あっ、違う違う! そういう意味じゃないよ姉さん!?」

グレイシア「うん? いいのよ無理しないで……別に怒ってないから……」ニコォ

ブースター「うっ……いや……うん、実はして……ます……」

グレイシア「クスクス……まったく、最初から正直に言えばいいのよ」

ブースター「うん……あ、あのさ姉さん?」

グレイシア「なに?」

ブースター「これとリーフィアの態度に何の関係があるの?」

グレイシア「……」



ブースター「姉さん……?」

グレイシア「ふふ、ブースターは私とこうしてるの、嫌?」

ブースター「いっ、嫌なわけじゃないけどっ……その……」

グレイシア「……ねぇブースター?」

ブースター「うん?」

グレイシア「私最近冷え性なのよね」

ブースター「は?」

グレイシア「だから、冷え性で困ってるのよ」

ブースター「え? いやいやいや、姉さんそもそも体冷たいんじゃ……」

グレイシア「うるさいわね、冷え性ったら冷え性なのよ……だからほら……」パッ

ブースター「……?……手広げてなにしてんの?」

グレイシア「見て分からないの? 冷え性だって言ってるでしょ、本当に鈍いわね……」

ブースター「?」




グレイシア「……抱っこ」

ブースター「…………えっ?」



グレイシア「温めてって言ってるのよ、あんた体温高いんだから調度いいのよ」

ブースター「えっ、いやいやいやっ! 何言ってるの姉さん!?」アタフタ

グレイシア「やっぱり嫌なのね……」

ブースター「ぐっ」

グレイシア「分かったわ……ごめんね無理言って……そりゃ嫌よね私なんかと……」シュン

ブースター「あぁもうっ! するよ、するから落ち込まないでよ姉さん!」


__ギュッ


グレイシア「っ……ブースター……」

ブースター(うわっ……なんか柔らかいしすごい良い匂いする……じゃなくてっ、平常心だ平常心……っ!)

グレイシア「無理しなくて……いいのよ……?」

ブースター「無理なんかしてないよ……ただその……照れ隠しだよ照れ隠しっ……姉さんだって女の子だし……それに……」

グレイシア「……それに?」

ブースター「可愛い……方だし……」

グレイシア「そう……?」

ブースター「と、とにかく無理とかしてないからっ! 落ち込まないでよ、ね?」

グレイシア「……クスクス……別に落ち込んでないけど?」

ブースター「えっ」

グレイシア「あんたはすぐ騙されるからね……本当にからかい甲斐があるわねぇ……」ニヤニヤ

ブースター「」


ブースター「姉さんひどい……」

グレイシア「ふふ、ごめんごめん……でもね、あんただからなのよ?」

ブースター「えっ?」

グレイシア「ブースターは優しいから何回騙したって許してくれるでしょ? だから私は安心してそれに甘えられるの……」ニコッ

ブースター「うっ…………姉さん、それ反則じゃない?」

グレイシア「あら? それじゃ許してくれないの?」

ブースター「はぁ……分かってる癖に……」

グレイシア「クスクス……ありがとブースター……はぁ……温かい……」ギュウ……

ブースター「……いや、姉さん?」

グレイシア「なに?」

ブースター「いやなにじゃなくて、許してあげるからそろそろ離れてくれない?」

グレイシア「嫌よ、冷え性なのは本当だもの」

ブースター「あ……そう……」



グレイシア「そうそう、さっきの話しの続きだけど……」

ブースター「?」

グレイシア「私はあんたとこうしてるの、好きよ?」

ブースター「あっそ……」フイッ

グレイシア「……照れてる?」

ブースター「……はぁ……もうさっきからずっと照れてるよ」

グレイシア「あら、随分素直ね?」

ブースター「もう姉さんの前で強がるのは諦めました」

グレイシア「素直なのは良い事だけどちょっと残念ね……でもまぁいいわ、こうしてるの好きなのは本当だから……ね?」

ブースター「うん……ありがと姉さん」

グレイシア「どういたしまして……さて、なんかくっついてたら暑くなっちゃったし……扉でも開けとこうかしら……?」チラッ


__ビクゥッ……タタタタ……


ブースター「あれ、今部屋の前に誰か居たような……」

グレイシア「あら、そう? 何も聞こえなかったわよ?」

ブースター「……? まぁ姉さんがそう言うなら気のせいかな?」

グレイシア「クスクス……」


グレイシア「……はい、もういいわよ?」パッ

ブースター「あ、うん…………はぁー……」グダーッ

グレイシア「疲れた?」

ブースター「うん……まぁ疲れた……けど……」チラッ

グレイシア「……けど?」

ブースター「いや、やっぱり何でもない」

グレイシア「なに? そこまで言われたら気になるでしょ?」

ブースター「いやぁ、でも姉さん怒るかもしれないしなぁ」

グレイシア「怒るって何よ、ますます気になるわね……怒らないから言ってみなさい」

ブースター「……分かった……確かに疲れたけど……」チラッ

グレイシア「……?」

ブースター「可愛い姉さんと一緒に居れて嬉しかったかなー」ニコッ

グレイシア「え……?」



ブースター「姉さん柔らかいし良い匂いするし……」

グレイシア「なっ……はっ、はぁ? 何よ急に、あんたからかってるの?」

ブースター「いや? 素直なのは良い事だよね? だから思った事言ってるだけだけど?」ニコニコ

グレイシア「あ、あっそ……」フイッ

ブースター「それに姉さんひんやりしてて気持ちいいよね、一緒に寝たら気持ちいいだろうなぁ」

グレイシア「っ……ば、ばかじゃないのっ……そんな事するわけ…っ…!」カアァァ……

ブースター「えー……俺もしたいし、姉さんも冷え性だし、一石二鳥じゃない?」ニコニコ

グレイシア「っ……だっ、だってそんなの……その…ッ…」モジモジ

ブースター「…………ぷっ……くふふ…っ…」

グレイシア「……?」




グレイシア「ちょ、ちょっとブースター……? 何笑って……」

ブースター「あはははは、ごめんごめん、冗談だよ冗談っ」プルプル

グレイシア「…………は?」

ブースター「いやぁ、姉さんも恥ずかしがるんだねぇ……くふふ……」

グレイシア「…………」

ブースター「まぁほら、これでおあいこって事で、ね?」

グレイシア「…ぃ………」フルフル

ブースター「でも嬉しかったのは……その、結構ほんとだったり……あはは…………うん? 姉さん聞いて__」

グレイシア「いい度胸ね、勿論覚悟は出来てるわね?」スゥッ

ブースター「ひっ……!」ゾクッ

グレイシア「ふふふふふ……私とした事が取り乱したわ……ブースターだからって油断しすぎたわね……」ニコニコ

ブースター「え……えっと……姉……さん?」

グレイシア「……クスッ……冷凍ビームとふぶき、どっちがいい……?」

ブースター「あ、あああのっ!ごめん姉さんっ! もうしないから許してくださいっ!」

グレイシア「……許してほしい?」

ブースター「え……あ、うんうんっ! もうからかったりしな」

グレイシア「 だ め よ 」ニコッ

ブースター「ひぅ…っ…! いっ、いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!」



__グレイシア の れいとうビーム!…▽

__グレイシア の ふぶき!…▽





………………


ブースター「」

グレイシア「ふぅ……さて、そろそろリーフィアのとこでも行ったら?」

ブースター「……ぐっ……うぅ……」

グレイシア「ちょっと、手加減はしたでしょ?」

ブースター「手加減してこれですか……」ボロッ

グレイシア「自業自得よ、はい、オレンの実でも食べてなさい」ポイッ

ブースター「うぅ……もぐもぐ……」

グレイシア「それ食べたらもう行きなさい、散らかった部屋片付けるから」

ブースター「う、うん……うん? でも結局さっきのとリーフィアと何の関係が……」

グレイシア「…………まぁ半分は私のため、半分はあんたのためよ」

ブースター「へ?」

グレイシア「これに関してはリーフィアの問題だから、あんたはそのままでいいわよ」

ブースター「……ますます分からない…………」

グレイシア「ふふ、鈍い分悩むといいわよ……まぁあんたのしたいようしてみればいいんじゃない?」

ブースター「……分かった、ちょっと行ってくるよ」トトト

グレイシア(ブースターもだけど、やっぱりリーフィアが整理つけないとね……)

ブースター「あっ、姉さん! 」クルッ

グレイシア「うん? なによ?」

ブースター「相談乗ってくれてありだと、やっぱりグレイシア姉さん頼りになるよ……また何かあったら来てもいい……かな?」ニコッ

グレイシア「っ……好きにすれば」フイッ

ブースター「あはは、ありがと姉さん! じゃあまた後でね!」タタタ


__ガチャ……バタン……。






グレイシア「…………なによ、ブースターのくせに生意気ね……」

グレイシア「…………まだ温かい……」

グレイシア「ふふふ……」ゴロゴロ……



………
……………

……………
………




リーフィア「…………はぁ……」トコトコ

リーフィア(お兄ちゃんに勢いで怒鳴っちゃったから怒ってるかと思って……様子見てたら……)

リーフィア(グレイシアお姉ちゃんとあんなに……くっついちゃって……っ!)フルフル

リーフィア「はぁ……」

リーフィア(私よりグレイシアお姉ちゃんの方がいいのかなぁ……)トボトボ……



ブースター「あ、いたいた! おーいリーフィアっ!」タタタタ……


リーフィア「お、お兄ちゃんっ……」ビクッ

ブースター「あー、えっと……なんか最近……怒ってるか?」

リーフィア「えと……いや、別に……」フイッ

ブースター(目合わせてくれない……お兄ちゃんショック……)

リーフィア「そ、それより何か用? 私これからご飯作るんだから早くして」

ブースター「あぁうん……えっと……」

リーフィア(あーもうばかばかばかっ! なんでこんな言い方しか出来ないの私っ……!!)

ブースター(勢いで来たけど、何すればいいのか全然決まってなかった……)



ブースター(やりたいように…………うーん、やっぱりなんか悪い事したのかなぁ……謝るべきか?)ウーン

リーフィア「……?」

ブースター(謝るって言っても心当たり無いのに謝れないよなぁ……)ウーン

リーフィア「えと……なっ、何もないなら私もう行くからねっ!」クルッ

ブースター「あっ……」(と、とりあえず引き留めないと、えーとえーと……っ)

リーフィア(うわあぁぁっ……折角久しぶりにお兄ちゃんが話しかけてくれたのにぃ……こんなんじゃ本当に嫌われ……)

ブースター「あーもうっ……リーフィアっ!」タタッ

リーフィア「え? お兄ちゃ__」


__ギュッ


リーフィア「っ!?」

ブースター「と、とりあえず話しを聞いてくれ!」

リーフィア(うわぁぁぁぁきゃわぁぁぁぁお兄ちゃんとあぁぁっpwっpw@!ngッd2mっっ!?)

ブースター「えーとな、何か怒ってるなら言ってくれ、俺が悪いなら謝るからさ……」

リーフィア「〜〜〜〜〜っ!」パクパク

ブースター「やっぱり前みたいに仲良くしたいし…………うん? リーフィア聞いてるか?」

リーフィア「……っ……っ!」フルフル

ブースター「おい、返事くらいしたら__」

リーフィア「お兄ちゃんのばかあっ!!!!!」


__リーフィア の つるぎのまい!…▽
__リーフィア の リーフブレード!…▽
__リーフィア の リーフブレード!…▽
__リーフィア の リーフブレード!…▽


ブースター「なっ!?ちょっまっ…っ…いだだだだだだだだっ!!!」




リーフィア「うぅ……もうっ!お兄ちゃんのばかっ!へんたいっ!」クルッ……タタタタ……

ブースター「ちょ……まっ……うぐっ……」

リーフィア(うわあああああ恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいよーっ!!)ダダダダダ……

ブースター「……グレイシア姉さん……なんか悪化した気がするんだけど……うぅ……」ボロッ……

エーフィ「大きな音したけど……どうかしたの?」トコトコ

ブースター「あ……エーフィ姉さん……いや……ちょっとね……あはは……」ボロッ……

エーフィ「……ケガ、してる?」


__エーフィ の あさのひざし!…▽


ブースター「あ、ありがと、エーフィ姉さん……大分楽になったよ、うん……」

エーフィ「ブースター元気ない……まだどこか痛い?」

ブースター「あっ、いや! 大丈夫だよっ……ちょっと精神的に疲れただけだから……」

エーフィ「……? とりあえず、私の部屋で休んで?」クイクイ

ブースター「え? へっ、平気だよエーフィ姉さん、そんな心配しなくてもっ」アセアセ

エーフィ「いいから、お姉ちゃんの言う事……聞いて?」ジッ

ブースター「っ……う、うん、ありがとエーフィ姉さん……それじゃあお邪魔しようかな……?」

エーフィ「うん……いらっしゃい、ブースター」ニコッ


一旦〆、書き貯めて明日辺り投下してく

ブイズのSSなんてなんと俺得な…
特にブースターとグレイシアのカップリングがかなり好きな俺にとって冷え性のくだりは生殺し状態だった
続き期待

グレイシア→クール系
エーフィ→不思議系
…って事でいいのかね?

あと>>7で「手を広げて〜」って書くより「腕広げて〜」って書いた方がいいんじゃないかな
一瞬手のひら広げて握手でもするのかと思った

あっ、べ、別にこのSSが好きで指摘したんじゃないんだからねっ!
勘違いしたらもうこのSS見ないんだからねっ!

こんな感じの設定のブイズSS以前にも読んだけどその人かな
なにはともあれ期待


………………


リーフィア「はぁ、やっちゃった……流石にやりすぎ……いやでもお兄ちゃんが急にあんな事するから……」

リーフィア「あんな……事………っ…」


〜リーフィア記憶反芻中〜


リーフィア「〜〜〜〜〜っ!」カアァァ……


シャワーズ「あ〜お腹空いた、今日のご飯はなっにっかな〜♪…………ん?」トコトコ


リーフィア「うぅ……っ…あぅ……」プシュ〜

シャワーズ「お〜い、そんなとこで何してんの〜?」トコトコ

リーフィア「わわっ!……あっ……シャワーズお姉ちゃん……」

シャワーズ「……顔真っ赤だけど、どうかした?」

リーフィア「えっ……あ、いやそのっ……!」ワタワタ

シャワーズ「今のリーフィアの赤さだとブースター顔負けだね〜」

リーフィア「っ!」ボッ

シャワーズ「…………あれ? その反応、もしかしなくてもブースターの事だったりする?」

リーフィア「……っ」コクコクッ

シャワーズ「ほほう……なるほどなるほど〜」ニヤニヤ



シャワーズ「んふふ、それは興味あるな〜……よしっ、お姉ちゃんが相談に乗ってあげようじゃないのっ!」エッヘン

リーフィア「そ、それは嬉しいんだけど……ご飯作らないといけないから……」

シャワー ズ「あ〜たしかにお腹も空いたし……」グゥ〜

リーフィア「あっ、ごめんねシャワーズお姉ちゃん、すぐ作るよっ!」

シャワーズ「う〜ん……あ、そうだっ!……んふふ、ちょっち待ってて〜」


__シャワーズ の とける!…▽


リーフィア「え? シャワーズお姉ちゃん?」

シャワーズ「まぁまぁ、すぐ戻るからお姉ちゃんにまっかせなさいっ!」スィー



リーフィア「うん……?」





………………

〜ブラッキーの部屋〜


ブラッキー「……なんか今日はやけに家の中が騒がしいなぁ……」

ブラッキー「ブースター兄ちゃんの叫び声も聞こえたし…………」

ブラッキー「まぁ多分ブースター兄ちゃんが悪いんだろうな、間違いなくね……」

シャワーズ「あっはっはっは! ブースターも兄として形無しだなぁ〜」ヌルリ

ブラッキー「うわびっくりした……溶けないで普通に入ってきてっていつも言ってるでしょシャワーズ姉ちゃん……」

シャワーズ「んふふ、ごめんごめん、こっちの方が楽なんだよね〜」

ブラッキー「はぁ……まぁいいけど……僕に何か用?」

シャワーズ「うむ、実はかくかくしかじかなんだよね〜」

ブラッキー「いや分からないよ」

シャワーズ「ぐぬっ……ノリが悪くてお姉ちゃん悲しい……」

ブラッキー「はいはい、そういう漫才はサンダース兄ちゃんとやってて」

シャワーズ「うぅ、弟が冷たいです……お姉ちゃんの事嫌い?」

ブラッキー「いや、大好きだよ?」ニコッ

シャワーズ「お、おおう……一瞬ときめいちゃったよ……我が弟ながら恐ろしいぞこの女たらし〜っ」

ブラッキー「そりゃあ兄ちゃん達を見て育ったからね…………」

シャワーズ「あぁ……うん……納得……」


………………


ブラッキー「なるほど、リーフィアとブースター兄ちゃんが面白い事になってるからご飯作るの変わって欲しいんだね?」

シャワーズ「うむ、理解が早くてお姉ちゃん助かりますっ!」

ブラッキー「まぁ別に構わないけど……」

シャワーズ「おおっ、流石ブラッキー! 恩に着るよ〜」ナデナデ

ブラッキー「はいはい、それよりもシャワーズ姉ちゃんはリーフィアに構ってていいの?」

シャワーズ「う〜ん?」

ブラッキー「サンダース兄ちゃんはどんな感じ?」

シャワーズ「んふふ〜……進展したと思う? 」

ブラッキー「…………いや」

シャワーズ「うん、その通りっ、まだまだ道は長いのよん」

ブラッキー「まぁうん……ブースター兄ちゃんより手強いだろうね……頑張ってシャワーズ姉ちゃん」

シャワーズ「まかせなさいっ、まぁ気長に行くさ、それじゃ本当に悪いけどご飯よろしくね〜」

ブラッキー「分かった、リーフィアの事お願い」

シャワーズ「あいよ〜」


シャワーズ の とける!…▽









シャワーズ「……あっ、いい忘れてたけど私のご飯は__」ヌルリ

ブラッキー「はいはい、大盛りでしょ? 分かってるよ」

シャワーズ「おおう……流石ブラッキー、家の他の男と比べて良くできた子だ…………」




………………


リーフィア「シャワーズお姉ちゃんまだかなぁ……」


サンダース「ふわ〜、良く寝た……それにしてもこれ本当にあいつのか? うーん…………おっ、リーフィア?」トコトコ


リーフィア「あっ、サンダースお兄ちゃんおはよーっ! って言ってももうお昼だけどねーっ」

サンダース「おう、おはようリーフィア、今日も元気だなぁ〜」

リーフィア「えへへ……あ、サンダースお兄ちゃん寝癖立ってるよ?」

サンダース「あん? どこだ?」グシグシ

リーフィア「違う違うっ、ここだよここ、よいしょっと…………うんっ! これで大丈夫!」

サンダース「さんきゅーリーフィア、こんな良い子に育ってくれて兄ちゃん感動だぜ……」ナデナデ

リーフィア「わぷっ……えへへ、くすぐったいよぅ……」

サンダース「全くそれに比べて他の妹達は……グレイシアは何かと口うるさいし……エーフィはあんま喋ってくれないし……」

リーフィア「あはは……グレイシアお姉ちゃんはみんなのために言ってくれてるんだよ、それにエーフィお姉ちゃんは無口だけど優しいし……」

サンダース「まぁ分かっちゃいるんだが、もっとこう……女の子らしくだなぁ……」

シャワーズ「…………」

リーフィア「あ……」



サンダース「まぁ女の子らしくって言うと家じゃ正にリーフィアだよなぁ……」

リーフィア「そ、そんな事ないよっ! ほらっ! シャワーズお姉ちゃんとか……」

サンダース「うん? シャワーズは正反対だろう……美人だし気が利く割には女にしちゃガサツなんだよなぁ……」

シャワーズ「…………」イラッ

リーフィア「あ、あのねサンダースお兄ちゃんっ!」オロオロ

サンダース「うん? どうしたそんな慌てて……後ろ? 後ろに何か…………っ!?」

シャワーズ「やぁ兄さん、随分遅い起床だね?」ニコォ

サンダース「」

リーフィア「あわわわ……」

シャワーズ「すみませんねぇ〜……ガサツで女の子らしくなくってぇ〜」ヒクヒク

サンダース「いや、あのなシャワーズ……これはあれだ……言葉のあやだ……っ!」アセアセ

シャワーズ「ふ〜ん……」ジトッ

サンダース「そのっ、あれだ! 俺は別にガサツなお前が嫌いとかじゃなくてだな?……いやむしろ好きだ、うん、お前のそのズボラな感じ好きだわっ!」




シャワーズ「……そ、そう?……えへ……」テレ

サンダース「え……? あ、うん……お前らしくて結構好き……です……よ?」





リーフィア(すごいっ! あのサンダースお兄ちゃんが気の利いた言葉を……っ!)





シャワーズ「ん……ま、まぁ今回のは特別に許してあげよっかな〜」

サンダース(おおう……なんか知らないけどハイドロポンプは免れたみたいだ……)

リーフィア「シャワーズお姉ちゃん良かったねっ!」

シャワーズ「ん……えへへ……まぁね〜……」ニコニコ

サンダース「えっと……よく分からんが良かったな、それじゃ俺は……」

リーフィア「うん、また後でねっ!」

サンダース「おう…………あっ、そうだ忘れるとこだった……シャワーズこれなんだけどさぁ」スッ


「年上の彼を落とす100の方法〜電気タイプ編〜」


リーフィア(……っ!……これシャワーズお姉ちゃんのっ……!)

シャワーズ「ああっ! なななんでそれ兄さんが持って……っ」




サンダース「あぁやっぱお前のなのか、ここ来る時お前の部屋の前で拾ってよぉ」

シャワーズ「あああの違うんだよ兄さんこれはそのっ……そう! 友達の忘れ物なんだよ〜っ」

サンダース「あん? あぁそういう事か……お前に彼氏が出来るのかと思った……あー良かった……」

リーフィア「えっ……? そ、それって……」

シャワーズ「えええとそれはつまりっ……兄さんは……わっ、私に彼氏が出来るの嫌……なのかな?……な、なんちゃって〜……」ドキドキ

サンダース「あん?そりゃ嫌に決まってんだろ」

リーフィア「おおーっ」パチパチ

シャワーズ「兄さん……っ!」



サンダース「だって大事な「妹」だしな……お前だけじゃないさ、グレイシアやエーフィにリーフィアもだっ!……どこの馬の骨とも分からん奴にそう簡単にはやらんっ!」キリッ



リーフィア「あ、あはは…………」

シャワーズ「……はぁ……ですよね〜……」

サンダース「あれ? 今のセリフ最高にかっこ良くなかったか? なんだその呆れたような目は……」

シャワーズ「ちっ……はいはい、いつも兄さんはかっこいいですよ〜……」

リーフィア「そ、そうだね……うん、ありがとサンダースお兄ちゃん……」

サンダース「……?」


シャワーズ「はぁ……いつ妹から昇格できるのかなぁ……」

サンダース「あん?」

シャワーズ「何でもな〜い、ほらこれからリーフィアと大事な話しがあるから兄さんは行った行ったっ」シッシッ

リーフィア「あっ、大丈夫なのシャワーズお姉ちゃん……?」

シャワーズ「うむ、ブラッキーが引き受けてくれたからさ」

サンダース「えっ、なんだそれ、なんか相談か?」

リーフィア「えっと……その……うん……」モジモジ

サンダース「何だか分からんが深刻そうだな……よしっ、長男として俺も同席__」

シャワーズ「いや、兄さんは無いわ」

サンダース「えっ」

リーフィア「うん……サンダースお兄ちゃんはちょっと……」

シャワーズ「んふふ、デリケートなお話しなんだよ〜……朴念仁の兄さんはお呼びじゃありませんよ〜」

サンダース「誰が朴念仁だよ失礼な……」



リーフィア「あはは……ごめんね? 気持ちは嬉しいよ、ありがとうサンダースお兄ちゃん」ニコッ

サンダース「む……まぁリーフィアがそこまで言うなら仕方ないな、シャワーズにまかせるわ」

シャワーズ「何かリーフィアに甘くないかい兄さん?」

サンダース「ん? そりゃまともに甘えてくれるのはリーフィアくらいだし……なぁ?」ナデナデ

リーフィア「わっ……えへへ……」

サンダース「やっぱり甘えてくれる妹を兄として放っとけないだろ?」

シャワーズ「ふ〜ん……そういうもんなんだぁ……」チラッ

サンダース「まぁ逆にそれだけお前とかはしっかりしてるって事だし……悪いとは言わねぇけどさ……うん? なんだシャワーズ、俺の顔に何かついてるか?」

シャワーズ「えっと……じゃあ……甘えても……いい……?」ジッ

サンダース「っ……ど、どどどうした急に…っ…」ドキッ




リーフィア(おおーっ! すごいすごいっ、何かいい感じだよっ……流石シャワーズお姉ちゃんっ!)



シャワーズ「……んふふ、冗談だよ〜だっ…… さぁ兄さんは行った行った!」

サンダース「え……あ、おう……じゃまたな……?」

リーフィア「う、うん!……ばいばいサンダースお兄ちゃんっ」


サンダース(びっくりした……冗談でも急にしおらしくなるシャワーズが少し可愛く……い、いや……ほんとに少しだけだ……)トコトコ……


シャワーズ「……はぁ、ちょっと急ぎすぎたかな?」

リーフィア「ううんっ、サンダースお兄ちゃんにはあれ位で調度いいとおもうよっ!」

シャワーズ「……そうかな?……んふふ、それじゃもう少し攻めてみよっかな〜」

リーフィア「うん、応援してるよシャワーズお姉ちゃんっ!」

シャワーズ「えへへ、ありがと〜……よし
、それじゃ次はリーフィアの番だ、私の部屋にれっつご〜!」

リーフィア「えへへ……はーいっ!」




………………

〜エーフィの部屋〜


エーフィ「……」ギュー

ブースター「あの……エーフィ姉さん?」

エーフィ「どうしたの?」ギュー

ブースター「い、いや……この状況は?」

エーフィ「私がブースターを……抱き締めてる?」

ブースター(えっ? 今日ハグの日か何か?)

ブースター「あぁうん……ごめん……それは分かるけど……その……」

エーフィ「……?」キョトン

ブースター(うわぁ可愛いなぁ……じゃないっ!……エーフィ姉さんって何考えてるか分かりにくいんだよなぁ…… )フイッ

エーフィ「……? いつもより、顔赤い?」

ブースター「い、いやっ……そ、それより何で抱きついてるのかな?」

エーフィ「落ち込んでる人を慰めるには、こうするのが一番って言ってた」

ブースター「……誰が?」

エーフィ「サンダース兄さん」

ブースター「あ……そう……」(兄さんは本当にろくな事しないなぁ……まぁ本人は本気なんだろうけど……)



エーフィ「もしかして、間違ってる……?」シュン

ブースター「あっ、いやっ! 間違っては居ないけど……その、エーフィ姉さん……?」

エーフィ「うん……?」

ブースター「誰にでも軽々しくしちゃダメだからね?」

エーフィ「……してないもん」

ブースター「えっ?」

エーフィ「軽々しくなんてしてない……今も少し、緊張してるよ……?」ジッ

ブースター「えっ……そっ、そうなんだっ!……あははは……は……」ドキッ




ブースター(え、エーフィ姉さんは心配してくれてるだけだっ!……それにしてもかわぃ……じゃないっ! おおおちおち落ち着け俺っ!)ブンブンブン


エーフィ「ブースター……温かい……」ギュー

ブースター「っ……えっ、えっとっ……エーフィ姉さん? そろそろ……」ドキドキ

エーフィ「ブースター……もふもふ……」スリスリ

ブースター「〜っ!……ちょ、ちょっと離れてっ!」バッ

エーフィ「あ……まだしてても、いいよ……?」

ブースター「い、いやっ……そうっ! もう充分元気出たから平気だよっ! うんうんっ」

エーフィ「……そう?……役に立てて良かった……」ニコッ



ブースター(っ……あぁもう可愛いなぁ……うん、もういいや、エーフィ姉さんは可愛い、うん可愛い……」


エーフィ「……えと……ありがと……」テレ

ブースター「えっ?……あっ……いやこれはっ……!」(口に出てたぁぁっ!)

エーフィ「ふふ…………うん? ぼーっとして、どうかした?」キョトン


ブースター「い、いや……」(…………うん、なんか嬉しそうだし……まぁいっか…………)


ブースター「ううんっ……心配してくれてありがとね、エーフィ姉さん 」

エーフィ「うん、どういたしまして……」ニコッ


とりあえずここで〆 。

>>27
こういう言葉の指摘とかすごいありがたい、感謝感謝
>>29
結構前なのに知ってる人居て嬉しい限り、家族構成と性格の基礎はお察しの通り引き継いでる


また書き貯めたら適当に投下してく


ブースター「さて……リーフィアの事どうしよっかなぁ……完全に怒ってたもんなぁあれ……」ショボン

エーフィ「……ブースター」

ブースター「うん?」

エーフィ「ブースターは、リーフィアの事……好き?」

ブースター「へ?……そりゃ好きだよ、だから最近冷たくてちょっと悲しいし……あはは……」

エーフィ「そう……それじゃあ私の事も……好き?」

ブースター「えっ?……あぁ、うん……好きだよ?」

エーフィ「……私も……ブースター、好き」

ブースター「う、うん……ありがとう……?」

エーフィ「うん……好き……」ジーッ

ブースター「う、うん……?」(な、なにっ? 顔が近い近いちかっ!……あれ? 何かデジャヴ……)ドキドキ


__ガチャ


グレイシア「エーフィちょっといい…………って、あんた達何してるの?」




ブースター「あっ、あぁ……グレイシア姉さん」

エーフィ「姉さん、どうしたの……?」

グレイシア「いや、どうしたもなにも……っていうかあんた達距離近くない?」ジーッ

ブースター「あっ、これはっ……!」(……いや、てかさっきグレイシア姉さんだってくっついて……)

エーフィ「……?……姉さん、羨ましいの?」キョトン

ブースター「えっ?」

グレイシア「なっ……はぁ? そんなわけないでしょっ……!」フイッ

ブースター「そっ、そうだよ……そもそもさっきグレイシア姉さんともくっついてたし……」

グレイシア「あっ、ちょっと…っ…」

エーフィ「……そうなの……?」

グレイシア「……ち、違うわよっ! ただこいつの体温が高いから……そうよっ、ただの暖房代わりよ!」

ブースター「……うん、まぁそうなんだけど……その言い方だとなんか傷つく……」

エーフィ「ブースター……元気、出して……?」ギュー

ブースター「っ! エーフィ姉さんっ!?」ドキッ

エーフィ「……もふもふ……」

グレイシア「…………」イラッ



グレイシア「ちょっと……こっち来なさいよ」グイグイッ

ブースター「いたたたっ……しっぽはだめっ、いたいいたいっ!」ズリズリ

エーフィ「あ……」

グレイシア「エーフィあんた、あんまりブースターを甘やかさないでよね」

エーフィ「……甘やかしてないよ?」キョトン

グレイシア「いいえ、甘やかしてるわ、だめよすぐ調子に乗るから」

ブースター「調子に乗るって……あっ、もしかしてからかったの根にもってる……?」

エーフィ「……からかう?」

グレイシア「うっ、うううるさいわねっ! 別に根になんかもってないわよっ!」バシバシッ

ブースター「いたたたっ……!」

エーフィ「……ブースターを、いじめないで……っ」ムッ

グレイシア「ふんっ……いじめてないわよ……それより、あんたこそやけにブースターの肩持つじゃないの」ジトッ

エーフィ「……」

ブースター「えーと……」



ブースター(……何この空気…… 俺のせい……?)

エーフィ「姉さん……」

グレイシア「なに……?」

エーフィ「やっぱり、羨ましい?」

グレイシア「なっ……ち、ちが……」

エーフィ「…………はい……」ズイッ

ブースター「うわっとと……え……?」ヨロ

グレイシア「な、なによ……」

エーフィ「私、ブースターが好き……でもグレイシア姉さんも、好き」

グレイシア「え……?」

エーフィ「……みんな大好き、だからブースターもみんなのもの……そしたらみんな……幸せ……」ニコニコ

ブースター「えっ?……何? 何の話し……?」

グレイシア「……はぁ……」

エーフィ「…………だめ?」

グレイシア「……ふふっ、 いいえ……ごめんねエーフィ、ちょっと熱くなりすぎたわ……」ニコッ

エーフィ「ふふ……良かった……」ニコッ





ブースター(……?……あっ、何か一件落着した感じ……?)




エーフィ「じゃあ、姉さん……」チラッ


__ギュー


ブースター「うわわっ……!」

グレイシア「ふふ……そうね……」スッ

ブースター「え? グレイシア姉さ__」


__ギュッ


ブースター「」

エーフィ「姉さん、しっぽ……もふもふ……」モフモフ

グレイシア「あらほんと……これはクセになるわね……」モフモフ

ブースター「」



ブースター(なっ、何でこんな状況にっ……!?)

グレイシア「クスクス……こうしてみると、あんたって結構体しっかりしてるわよねぇ…… 」ツツー……

ブースター「ひぁ……っ! やっ、やめてよグレイシア姉さんっ……」フイッ

エーフィ「……?」ニコッ

ブースター(っ……逃げ場がないっ……!)

グレイシア「はぁー…………あ、なんかダメになりそう……」

エーフィ「……ずっと、こうしてたい……」

ブースター(だっ、だめだっ……一人でもいっぱいいっぱいなのにこんなの身が持たないっ……!)バクバク

ブースター「あっ、あの……一旦離れて…っ…」

グレイシア「だめよ」

エーフィ「もう少し……」

ブースター(だっ……誰か、助け…っ…)


__ガチャ



ブラッキー「ごめんね、ちょっとお邪魔するよー」トコトコ

ブースター「っ!」

グレイシア「あら、ブラッキー……」

エーフィ「……どうかした……?」



ブラッキー「いやー、ちょっと兄ちゃんに用があるんだよね、悪いんだけど借りるね?」グイッ

ブースター「わわっ………」

グレイシア「あっ」

エーフィ「あ……」

ブラッキー「うん、それじゃいいかな兄ちゃん」

ブースター「え……あ、おうっ…………そ、それじゃ何か用事あるみたいだし俺は行くよっ……」(た、助かった……)ホッ

グレイシア「んー……まぁしょうがないわね、ブラッキーの頼みだし……」

エーフィ「うん……そうだね……」

ブラッキー「ごめんね二人とも、それじゃ兄ちゃん行くよ」トコトコ

ブースター「わかった…………あっ、二人とも色々ありがとう、今度何かお礼でもするよ」ニコッ

グレイシア「あら……ふふふ、それは楽しみね……」

エーフィ「うん……楽しみ……」

ブラッキー「はぁ……ほら、行くよ兄ちゃん」グイグイッ

ブースター「あっ……ごめんごめん……」トコトコ


__バタン





ブラッキー「……あのさ……自業自得だと毎回は助けられないからね……」

ブースター「えっ……?」


ブースター「いやぁ、とりあえず助かったよ……ありがとな」

ブラッキー「まったく……ブースター兄ちゃんって押しに弱いよね」

ブースター「えっ? もしかして聞いてた?」

ブラッキー「ちょっとね……まぁ流石に大変そうだったから助けてあげたけど……」

ブースター「な、何か悪い……別に嫌な訳じゃないんだけど……ああいうの慣れなくてな……」

ブラッキー「だろうね、まぁそれも兄ちゃんらしいし別にいいんじゃない?」

ブースター「はは……あっ、そういえば用事って?」

ブラッキー「うん、助けるために適当に言っただけだけど……ちょうどいいや、ご飯作るの手伝ってよ」

ブースター「あれ? リーフィアが作るんじゃなかったか?」

ブラッキー「僕が変わったんだよ」(……兄ちゃんのせいでね……)

ブースター「そっか……分かった、俺でやければ手伝うよ」

ブラッキー「ありがと兄ちゃん…………あっ、あれは……」



サンダース「いやぁ……うん、さっきのはビビったわ……」ブツブツ


ブラッキー「…………」

ブースター「あぁ、サンダース兄さん」

サンダース「ん? おう、お前ら何してんだ?」


ブラッキー(ブースター兄ちゃんもだけど……はぁ……うん、調度いい機会だし……)


ブラッキー「これからご飯作るんだけど……サンダース兄ちゃんも暇なら手伝ってくれると嬉しいな」

サンダース「おーなるほど……よし、いいぜっ、たまには兄として良いところ見せとかないとなっ、あっはっはっは!」

ブースター「あはは……そうだね、姉さん達にまかせっきりだし、たまにはね」




ブラッキー(ほんと……少しは姉さん達の負担減らさないと……色々ね……)

短くて悪いけど一旦〆

個人設定出まくりなのに予想以上に反応があって嬉しい、ゆっくりですまんな


………………

〜シャワーズの部屋〜


シャワーズ「ん〜、なるほどね〜」

リーフィア「うぅ……やっぱりやりすぎだよね……」

シャワーズ「まぁまぁ、元気出しなって……多分怒ってないと思うよ?」

リーフィア「そうかなぁ……」

シャワーズ「まぁでも……落ち込んではいるだろうねぇ〜」

リーフィア「うっ……はぁ……何であんな言い方しちゃうんだろ……」シュン

シャワーズ「あらら、あんたまで落ち込んでどうすんの〜」ナデナデ

リーフィア「そ、そうだよねっ…………うー私もシャワーズお姉ちゃんみたいになれたらな〜……」

シャワーズ「うん? 私?」

リーフィア「うんっ、あんなに積極的になれたらうまく行くのかなーって……」

シャワーズ「あはは……まぁサンダース兄さん相手に消極的になっても……ねぇ?」

リーフィア「まっ、まぁね……えへへ……」

シャワーズ「それに攻めるだけじゃやっぱダメなんだコレが……」

リーフィア「……?」


シャワーズ「これはブースターにも言える事だけど、仮に私達が今告白したとするじゃん?」

リーフィア「え……こっ、こここくはくなんてまだ……っ!」カアァァ……

シャワーズ「んふふ……だから仮にだってば、いちいち可愛いなぁこの〜っ」ギュー

リーフィア「わわっ……えへへ……ごめん……」

シャワーズ「うん、それで告白なんだけど……どうなると思う?」

リーフィア「え、えっと…………ふられる……?」

シャワーズ「うむ、まぁ結果的にそうなるね〜……どう転んでも兄さん達から見たら私達は「妹」なんだよ」

リーフィア「うん…………」シュン

シャワーズ「んふふ、悪魔でも「今」はね……それとも諦める?」

リーフィア「う、ううんっ……そんなのいやっ!」ブンブンッ

シャワーズ「よしよし、その意気だっ! 私だって絶対リベンジするもんね〜」

リーフィア「うん?……え? お姉ちゃんリベンジってまさか……」

シャワーズ「ん?……あはは……そうそう、実は一回告白してるんだよね〜……」テレ



リーフィア「えっ……えぇっ!?」



リーフィア「えっ…… こっ、告白したのお姉ちゃんっ!?」ズイッ

シャワーズ「おおう……ちょ、ちょっと落ち着きなリーフィア……」

リーフィア「あっ、ごめん……でっ、でもどうやってしたの……?」

シャワーズ「ん〜……失敗してるけど……聞きたい……?」

リーフィア「うんうんっ! すっごく気になるっ!」コクコクッ

シャワーズ「んふふ……しょうがない……可愛い妹のために聞かせてあげようじゃないっ!」

リーフィア「やったっ……! ありがとシャワーズお姉ちゃんっ!」ガバッ

シャワーズ「おおう、よしよし…………えーとね……あれはたしか……」

リーフィア「うんうん…っ…」




………
……………


サンダース「おうシャワーズ、なんだよ話しって」トコトコ

シャワーズ「あ……えと……実は兄さんに言いたい事があってね〜……」ソワソワ

サンダース「あん? なんだよあらたまって」

シャワーズ「いや……その……えーっと……」モジモジ

サンダース「なんだよお前らしくないな、言いたい事あるならずばっと言えよ……」

シャワーズ「…………好き」

サンダース「は……?」

シャワーズ「私、兄さんの事……好きなの……」ジッ

サンダース「お、おう……」

シャワーズ「……私は兄さんの傍に居たい……兄さんの一番近くに居たいの……」

サンダース「えっと……」

シャワーズ「兄さんが私達家族のために色々頑張ってるの知ってるよ……年長だからって弱味を見せないようにしてるのも……」



サンダース「……っ……」




シャワーズ「だから兄さんも私を頼ってよ、もっと甘えてよ…………私は兄さんの隣で、兄さんと同じものを見ていたいんだ……」

サンダース「お前……」

シャワーズ「あ、あはは……いざ面と向かって話すとやっぱり緊張するね〜……」

サンダース「あはは……そんな風に想ってくれてたなんてな……悪かったな、今まで気づかなくてよ……」

シャワーズ「…………わ、分かってくれたなら別にいいよっ……えへへ……そ、それより兄さんの答えは__」



サンダース「……うぅ…っ…」ポロポロッ



シャワーズ「え……?…………えっ!? に、兄さんなんで泣いて……っ!」アセアセ

サンダース「グスッ……いや、なんかよぉ……っ……こんな兄想いの妹に育ってくれたのが……ッ……嬉しくてつい……っ!」ボロボロ

シャワーズ「…………あれ……?」

サンダース「うおぉ……駄目だ……嬉しくて涙が止まら……ズズッ……あ、わりぃ鼻水出たからティッシュ貸してくれ」

シャワーズ「あぁ……うん……はい……」

サンダース「……ちーんっ……ズズズッ……悪いな、なんかだらしなくてよ……」

シャワーズ「いや別に……はぁ……」



サンダース「いやしかし、いつまでも子どもだと思ってたのは俺だけなんだなぁ……なんか切ないぜ……」

シャワーズ「……」(……今まで子どもとして見られてたんだ……)

サンダース「でも嬉しいぜ……ありがとなっ!」ワシャワシャ

シャワーズ「む〜っ、早速子ども扱いするのやめてよ兄さんっ」ブンブン

サンダース「おう悪い悪い……でもそうか……俺の心配してくれたのお前が初めてだわ……」

シャワーズ「ふ〜ん、そう……」(心配っていうか告白ですよ〜だっ……!)

サンダース「まぁなんだ、お前の言う通り、ちょっと思い詰めちまう時もあってさ……」

シャワーズ「……知ってる、いつも見てるもんね〜……」

サンダース「あはは……やっぱ無駄に肩の力入りすぎちまうんだろうなぁ……だからよ、ちょっと頼んでもいいか?」

シャワーズ「うん?」

サンダース「さっき頼れって言ったろ? 兄として情けないかもしれないけどさ……たまに相談とか乗ってもらっていいか?」

シャワーズ「あっ、うんうん!それ位まかせてよ兄さんっ!」

サンダース「ははは、悪いなっ!……そんじゃその時はよろしく頼むぜっ! じゃあなっ!」トコトコ




シャワーズ(…………まぁ今はこれでいっかな……今はね……)





……………
………



シャワーズ「__とまぁ、恥ずかしいけどこんな感じで、それからアタックし続けてるんだけどね〜……」

リーフィア「はぁー……」ポカーン

シャワーズ「なかなか進展しなくて歯痒いところなんだ〜……って、リーフィアさん?」

リーフィア「はっ……ごめん…………な、なんか凄いな〜ってっ……!」

シャワーズ「あっはっは! まぁサンダース兄さんの鈍さはピカイチだからね〜」

リーフィア「あっ、ううん! それもなんだけどっ……なんかシャワーズお姉ちゃんの告白が大人だなぁって……」

シャワーズ「う〜ん……そう? 今考えると危ない事したな〜とも思うけど」

リーフィア「そんな事ないよっ! 私もブースターお兄ちゃん大好きだけどっ……頼ってほしいとか、同じものを見たいとか……全然考えてなかったし……」

シャワーズ「んふふ……そんなの関係無いんじゃないかな?」

リーフィア「え……?」

シャワーズ「抱き締めたいとか、キスしたいとか、一緒に居たいとか頼ってほしいとか…………それは全然ぜ〜んぶっ! “好き”っていうものから出てくるんだよ」

リーフィア「お姉ちゃん……」



シャワーズ「だから何が理由だからとか、どんな事したいかとか、そんなの後からいくらでも見つればいい…………大事なのは“好き”って言うその気持ちって事だっ! 」

リーフィア「……お、おおーっ!」パチパチ

シャワーズ「……んふふ、なんちゃってね……ちょっとくさかった?……サンダース兄さんのかっこつけがうつったかな〜……」

リーフィア「ううんっ! なんかすごいっ、すごいよっ! お姉ちゃんかっこいいよっ!」キラキラ

シャワーズ「あははっ……そんな誉めても何もでないぞこの〜っ」ワシャワシャ

リーフィア「わふっ……あはははっ、くすぐったい〜……」

シャワーズ「……うん、まぁつまり小さい事は気にせず、素直に気持ちをぶつければ倒せるって感じかな〜」

リーフィア「えへへっ、倒しちゃうの?」

シャワーズ「もちろ〜ん、それ位の気持ちでいかないとね〜……もちろんリーフィアもだよ?」

リーフィア「うんっ、シャワーズお姉ちゃんありがとーっ!」ガバッ

シャワーズ「おおうっ…………まったくもう、私がブースターだったら絶対放っとかないんだけどね〜?」ナデナデ

リーフィア「えへへっ、私だってサンダースお兄ちゃんだったら放っとかないよっ!」




………………




サンダース「……ぶえっくしょんっ!!」
ブースター「……っくしょんっ!」


ブラッキー「ちょっと二人とも、料理に鼻水かけないでよね二人とも……」

サンダース「あぁ、すまん……」

ブースター「……ごめん」

ブラッキー「まったく兄ちゃん達は…………」

とりあえず切りのいいとこで〆。

ちょっと気になるんだけどこんな感じである程度書いたら投下してくのと、何日か貯めて一気に終わらすのどっちがいいのだろうか。
ここで立てるの初めてだから平均とか分からん……好きにしていい感じなら今まで通りやってきます




サンダース「……なぁ……おまえらに……ちょっと聞きたいんだけどよ……」

ブースター「どうかした?」

ブラッキー「なに……?」

サンダース「いきなりで悪いが……お前ら好きな人、居るか……?」

ブースター「は……?」

ブラッキー「………へぇ……?」ニヤ

サンダース「な、なんだよその反応は…………」

ブースター「いやだって兄さんがそんな事言うなんて……なんか気持ち悪いっていうか……」

サンダース「なっ……! お前普通に傷つくわっ! 気持ち悪いとか言うなよぉ!」

ブースター「あはは……ごめん、つい……」

ブラッキー「はいはい……まぁたまにはいいんじゃないの? 僕達三人で話すの珍しいしね」

サンダース「おう、流石俺の弟だなっ、俺によく似て気がきくなぁっ!」バンバン

ブラッキー「はいはい……」

サンダース「それに比べてブースター、お前はダメだ、俺に全く似てねぇわ……」

ブースター「えぇ……そんな事言われても……」



ブラッキー(……突っ込んだら負けだよね)




サンダース「まぁなんだ、とにかくお前ら好きな人とか居るのか」

ブースター「うーん……そういうのはまだ無いかなぁ……ほら、こうやって皆と遊んでる方が楽しいし……?」

ブラッキー(うん……こりゃダメだね……)

サンダース「ふーん……ブラッキー、お前は?」

ブラッキー「僕?……僕は居ないかなぁ……まぁ好かれる事の方が多いしね」

ブースター「え?」

サンダース「おい……初耳なんだが……」

ブラッキー「うん、まぁ好いてくれるのは素直に嬉しいんだけど……今はまだいいかなって……だから今は居ないよ?」

ブースター「へ、へぇ……そんなモテるんだ……すごいなぁ……」

サンダース「……いいなぁ、誰かに好かれるなんて羨ましいぞチクショウっ! やっぱお前も似てねぇっ!!」


ブラッキー(……突っ込んだら負けだよね、うん……)



ブラッキー「……はぁ、兄ちゃん達も結構好かれやすいと思うけどなー……」チラッ

ブースター「いや、それは無いと思うけど」

サンダース「ほんとだよ……同情ならいいぜ……なんか泣けてくるから……」

ブラッキー「はいはい、まぁいいや……ところでサンダース兄さんは?」

サンダース「ん?」

ブラッキー「いやこんな話しする位だし、なんかあったんじゃないの?」

サンダース「あぁ……いや、別に好きな人とかでは無いんだけどな……その、シャワーズのやつがさ……」

ブースター「……?……シャワーズ姉さん……?」

ブラッキー「……ふーん……シャワーズ姉ちゃんがどうかした?」

サンダース「いや、その……笑うなよ? ていうか他のやつには言うなよ?」

ブースター「う、うん……」

ブースター(……これは……)

サンダース「シャワーズのやつさぁ…………」

ブースター「うんうん……」

ブラッキー「…………」


サンダース「たまに……なんか可愛くね……?」


ブースター「うん……?」

ブラッキー「……おー……」



ブースター「……? まぁシャワーズ姉さんも美人だしね……?」

サンダース「いや……そういう事じゃなくてさ……なんか普通にこう……“きゅん”ってなる感じ……?」

ブースター「ぶふっ……きゅんって兄さん、似合わなっ……あははは……っ!」

サンダース「なっ、なんだよっ! そんなに笑わなくてもいいだろっ……!」

ブースター「ごめん……いやだって……ふふっ……」

ブラッキー「……ブースター兄ちゃん」

ブースター「うん……?」

ブラッキー「話し進まないからちょっと黙っててくれる?」ニコォ

ブースター「えっ……えと……ごめん……なさい……」

サンダース「あっはっはっ、ざまあみろっ! 怒られてやんのーっ!」

ブラッキー「サンダース兄ちゃんはさっさと話し進めてくれると嬉しいんだけど?」ニコォ

サンダース「は、はい……すいません……」



サンダース「その、だから……あーくそっ! とにかくあいつ可愛いだろっ!?」

ブースター「うん……可愛いと思うけど……?」



ブラッキー(シャワーズ姉さんのアタック効いてたんだね……)



サンダース「あれ何言ってんだ……そうじゃなくて、なんか俺もうまく言えねぇんだよなぁ…………あーまぁいいわ、やっぱ忘れてくれ……」

ブースター「変なの……急に可愛いとか好きな人とか……やっぱり気味が悪い……」



ブラッキー(……自分の気持ちにも鈍感なわけだね……なら……)



サンダース「おっ、お前なぁ…っ…気持ち悪いを気味が悪いに変えても傷つくわっ!! それとこの事誰にも言うんじゃねぇぞっ!」

ブースター「ごめんごめん……まぁよく分からないけどそこまで言うなら内緒にしとくよ」

サンダース「ったく……分かってればいいんだけどよぉ……」

ブラッキー「…………あのさ」

サンダース「あん?」

ブラッキー「それって、シャワーズ姉ちゃんの事好きなんじゃないの?」

サンダース「は……?」

ブースター「え……?」

ブラッキー(……うん、自分の気持ちに気づかせれば何とかなる……はず……)



サンダース「……あん? 何言ってんだよ、そりゃ大事な家族だし嫌いな方がおかしいだろ?」

ブースター「あはは……だよね、俺もみんな好きだし?」

ブラッキー「……チッ……あはは、いやね? そうじゃなくてね?」イラ

ブースター「う、うん……」(あれ? 舌打ちした? なんか怒ってる……?)

サンダース「お、おう……」(え? なんか恐い……)

ブラッキー「うん、家族としてじゃなくて……異性として好きなんじゃないの……?」

サンダース「……え?……あっはっはっ、 お前いきなり何を……」

ブースター「あははっ、そうそうっ! 第一好きだとしても……シャワーズ姉さんみたいな人が兄さんなんか相手にしないって!」

サンダース「お、おいっ!……お前最近俺の扱い酷くないかっ!? なんだよ反抗期かチクショウっ!」ブワッ

ブースター「い、いやっ、ごめん兄さん……変な話しだったからつい……ていうか、なにも泣かなくても……」

ブラッキー「……ブースター兄ちゃん?」ニコォ

ブースター「ひっ……ごっ、ごめんなさい……黙っときます……」

サンダース「あっはっはっ! やーいっ、兄ちゃんをバカにするからそうなる__」

ブラッキー「…………」ニコォ

サンダース「……はい……すいません……」



サンダース「いや……でもなぁ……そんなこと考えたことも……」

ブラッキー「考えた事ないから気付かなかったんじゃない?」

サンダース「ぐっ……いや、でも……」

ブラッキー「例えばだよ? シャワーズ姉さんに恋人が出来たらどうする?」

サンダース「あー……ちょうどさっきそんな話ししたけどよ……それは他のやつにも言えるし……」

ブラッキー「よく考えて? 例えばエーフィ姉さんが誰かとデートしてたら?」

サンダース「そりゃお前……寂しいけどそう言う年頃だしな……だが、もしエーフィを悲しませるような野郎なら…っ…」

ブースター「悲しませる人だったら……?」

サンダース「……とりあえず殴る、そのあとボルテッカーでぶっ飛ばす、PPが切れるまでぶっ飛ばすっ……」ギラッ

ブースター「うわっ……」

ブラッキー「あはは……」



ブラッキー「ちょっと可哀想な……いや、そもそも兄さんボルテッカー使えないよね?」

サンダース「はっはっはっ! 家族のためなら俺は限界を越えて見せるぞっ!」

ブースター「……家の女性陣を恋人にする人は大変だね……あはは……」

サンダース「あたりめぇだろ、とりあえずチャラチャラした奴とか……お前みたいに頼りなさそうなのは却下だな……殴る」

ブースター「兄さんひどい……」

ブラッキー「うん……ブースター兄ちゃんこれあげる……」スッ

ブースター「えっ?……オボンの実?……なんで……?」

ブラッキー「いいから持っときなよ……兄ちゃんファイト……」ポンポン




ブースター「……うん……?」



サンダース「……まぁそんな感じだが……何かあるのか?」

ブラッキー「うん、まぁいいや……それじゃシャワーズ姉ちゃんに恋人が出来たら……?」

サンダース「あん?……そんなの同じようにするに決まって……」

ブースター「可哀想に……」

ブラッキー「……ほんとにそれだけ?

サンダース「へ……?」

ブラッキー「ただ妹が変なのに引っ掛かってないか心配だ、って気持ちだけ?」

サンダース「お、おう……」

ブラッキー「分かってると思うけど、恋人なんだから誰かがシャワーズ姉ちゃんを抱き締めたり、キスしたりするわけだけど……」

サンダース「っ……え……あいつが……?」ズキ……

ブラッキー(流石にここまで言えば……わかるよね……?)

サンダース「あれ……んん?……なんかイライラかする……ような……」モヤモヤ

ブースター「……? それって……」

ブラッキー「うん……それさ、嫉妬じゃないの……?」

サンダース「は?……えっ……まじ……? 」

ブラッキー「妹が心配とかじゃなくて……ただシャワーズ姉ちゃんが誰かに取られるのが嫌なんじゃないの……?」

サンダース「なっ……え……そんな……いやでもっ……そう……なのか……?」

ブースター「へーそうだったんだぁ……まぁ応援するよ兄さん、頑張ってー」

ブラッキー「……ブースター兄ちゃんが羨ましいと思うよ……たまにだけどね……」

ブースター「え……?」



サンダース「……いや……でも…………」ブツブツ

ブースター「ねぇ……兄さんがおかしいんだけど……?」

ブラッキー「まぁここまで長かったからね……色々思うところあるんじゃないの?」

ブースター「長かったって……?」

ブラッキー「まぁこれだけ煽れば今は充分でしょって話し」

ブースター「……? なんかお前さぁ……いつの間にか大人になったよなぁ……」

ブラッキー「はいはい……」(誰かさん達のせいでね……)

ブースター「ちょっと前まで「兄ちゃん兄ちゃん」ってどこにでも付いてきてたのになぁ……」

ブラッキー「それ結構前でしょ……」

サンダース「っ……あああぁぁぁぁぁもうっ!!」ガシガシ

ブースター「うわっ、びっくりしたぁ……急にでかい声出さないでよ兄さん……」

ブラッキー「気持ちの整理は出来た……?」

サンダース「あー?……いやなんかもうさー…………考えてもよく分かんねぇから直接確かめてくるわ……」

ブースター「え……? 直接って、シャワーズ姉さんに……?」

ブラッキー(……これは正直予想外……)




サンダース「おう、とりあえず行けば分かるかなぁってな……」

ブースター「そう……まぁ頑張ってよ兄さん」

ブラッキー(煽っといてなんだけど……サンダース兄ちゃんの行動力を計算に入れてなかったよ……)

サンダース「ん……じゃ行ってくるわー……」トコトコ

ブラッキー「……ちょっと待ってサンダース兄ちゃん」

サンダース「ん? なんだ?」

ブラッキー「いやね……仮に好きだって確かめられたらどうするのかなぁって……」

サンダース「あん?……そんなの俺のもんにするに決まってるだろ」

ブースター「おおー……なんか兄さんがかっこよく見える……」パチパチ

ブラッキー(………なんだろう……)

サンダース「もういいか? それじゃ行ってくるわっ!」タタタ……

ブラッキー「あ……うん、頑張ってね……」

ブースター「……いやー、なんかすごいなぁ…………うん?……なんか考え込んでるけど、どうかした……?」

ブラッキー「いや……」

ブースター「うん……?」




ブラッキー(……なんでだろう……すごく何かやらかしそうな気がする……)


………………

〜シャワーズの部屋〜


リーフィア「あははっ……むずむずする〜……」

シャワーズ「こらこら、じっとしてなよ〜?……」

リーフィア「はーいっ!」

シャワーズ「よいしょ……っと……うんっ! これでよしっ!」

リーフィア「わぁ、ありがとお姉ちゃんっ! 変じゃない?」

シャワーズ「大丈夫大丈夫、すごく似合ってるよ、これならブースターもイチコロだね〜」

リーフィア「そうかな……? えへへ……」

シャワーズ「うん、よく似合ってるし……その髪飾りリーフィアにあげちゃうっ!」

リーフィア「えっ、でも流石にそれは悪いよぉ……」

シャワーズ「いいのいいの、私はあんまり着けないしね……リーフィアもそういうの気になる年頃だし……ね?」

リーフィア「……うんっ、それじゃ貰っちゃおうかなっ! ……ありがとお姉ちゃん、大切にするねっ!」ギュー

シャワーズ「んふふ、どういたしましてっ」ナデナデ


__ガチャ


サンダース「おう、シャワーズ居るか?」トコトコ

リーフィア「あ、サンダースお兄ちゃんどうしたの……?」

シャワーズ「あのさ兄さん、ノック位してっていつも言ってるでしょ……?」



サンダース「悪い悪い……リーフィアも居たか……うん、まぁいいや……」

リーフィア「……?」

シャワーズ「それで? 何か用?」

サンダース「あぁ……その、なんだ…………もうまどろっこしいのは抜きで行くけどよ……」

シャワーズ「うん……?」


サンダース「……俺さ……お前の事が好きらしい」


シャワーズ「は……?」

リーフィア「えっ!?」

サンダース「うん、まぁそんな感じだ」

シャワーズ「え?……あ、あぁ……あはは、そんなの知ってるよ〜……私も兄さんの事好きだよ?」

サンダース「いや、異性としてなんだが」

リーフィア「〜っ!」




シャワーズ「は……はあぁぁぁぁぁぁっ!?」




リーフィア「……おっ、おめでとーっ!」パチパチ

シャワーズ「い、いやいや……何かの間違いでしょ……うん……絶対そうだ…っ…」

サンダース「お前ひどいな…………まぁ、実はそれを確かめに来たんだけどよ……」

リーフィア「え? 確かめる……?」

シャワーズ「はい……?」

サンダース「ちょっとじっとしてろよ……?」トコトコ

シャワーズ「な、なにさ急に…………って!?」


__ギュウウウウ


シャワーズ「〜〜〜〜〜っ!!」カアァァ……

サンダース「…………なるほど……」ギュウウウ……



リーフィア(……きゃーっ!!)





シャワーズ「ちょ、ちょちょちょちょっと兄さんっ!? 」

サンダース「……うるせぇな……じっとしてろ……」ギュッ

シャワーズ「ひぁ……っ……で、でもっ……!…っ…あぅ……っ」バクバク

リーフィア(わわっ……す、すごい……)ゴクリ……

サンダース「……あー……たしかに結構いいかもしれねぇわ……」

シャワーズ「なっ……なななにが……っ!?」

サンダース「うん……すげぇ安心する……やっぱそうなのかなぁ……」

シャワーズ「さ、さっきから一体なにを……」

サンダース「……ていうかお前思ったより細いんだな……もう少し肉つけても……」サワサワ……

シャワーズ「〜っ!?」バッ

リーフィア「…………あ…っ…」

サンダース「え……?」



____バシンッ



サンダース「いった……っ!?」

リーフィア「……あわわわ……」


シャワーズ「はぁ……はぁ……」





シャワーズ「兄さんのばかっ! 変態っ!」バシバシ

サンダース「いだだだだっ!!」

リーフィア「えっ、えっと……落ち着いてお姉ちゃんっ」オロオロ

シャワーズ「はぁ……はぁ……いきなり何のつもりなの兄さん……」

サンダース「っててて……いや、だから……お前の事が好きって……」

シャワーズ「……ふ〜ん……ほんとに?」

サンダース「本当だ……いや、今ほんとに好きだって気付いた……」

シャワーズ「……んふふ……そっか……うん、嬉しい……」

サンダース「えっ……?」

シャワーズ「……私も兄さんの事好き」

サンダース「お、おおっ……まじか……それじゃ……っ!」

シャワーズ「……でも……それとこれとは別だよ……?」ニコォ

サンダース「え……えっと……シャワーズ……さん……?」

リーフィア「あはは……」(……け、ケンカするほど仲がいい……のかな……?)




シャワーズ「あのさ兄さん、いきなりこんな事するとか何考えてるの?」

サンダース「いや……だから実際やってみたらどうなのかなぁ……みたいな……?」

シャワーズ「は?」ギロッ

サンダース「う…っ!」

シャワーズ「いやありえないでしょ、なんで好きなら相手の事考えないの?」

サンダース「……すまん……ちょっともやもやしてて……うん……」

シャワーズ「はぁ……なんで兄さんの事好きになったんだろうな〜……」

リーフィア(……なんかサンダースお兄ちゃんが小さく見える……)

サンダース「でも、もう分かったんだよ…………その、こんな俺だけどこれからは一緒に……」

シャワーズ「ん? いやだよ?」

サンダース「えっ」

リーフィア「え……お姉ちゃん……?」



サンダース「えっ? あれ?……だってお前も好きだって……」

シャワーズ「いや好きだよ? 世界で一番兄さんの事考えてるだろうね〜……」

サンダース「お、おう……そうか……」テレ

シャワーズ「でもね?……ちょ〜っと今の兄さんは女の子の気持ちを勉強する必要があるかな〜」

サンダース「……あん?」

シャワーズ「さっきみたいな事されるとたまったもんじゃないしね〜…………それに私だけ悩んでたのも悔しいし〜……」

サンダース「えっと……そんなに嫌だったか?」

シャワーズ「んふふ、嫌なわけないよ……ただね、タイミングとか雰囲気とか……分かるかな?」

サンダース「いや……好きなら別にどうでもいいんじゃないか……?」

シャワーズ「なに?」ジトッ

サンダース「っ……何でもないです……」

リーフィア「あはは……」

シャワーズ「はぁ……だからさ……またちゃんと白してよ、悩んでたのがバカらしくなる位、かっこいい告白をさ……?」

サンダース「……あ、あぁ……」

シャワーズ「だからそれまで、待ってるよ兄さん……んふふ、待つのは慣れてるしね……」ニコッ


リーフィア(お姉ちゃん……かっこいい……っ!)



サンダース「はぁ……よく分かんねぇが……今のままじゃだめなのは分かったよ」

シャワーズ「うん、頑張って兄さん」

リーフィア「サンダースお兄ちゃんふぁいとっ!」

サンダース「おう……まぁなんだ……絶対惚れさせてやるから待ってろよっ!」

シャワーズ「……んふふ、楽しみにしとくよ〜……」

サンダース「じゃあブースター達待たせてるし戻るわ……その、さっきは悪かったな……じゃあ後でなっ……」トコトコ……

リーフィア「えへへ……良かったねお姉ちゃんっ!」

シャワーズ「まあね…………あっ、ちょっと目瞑っててくれる?」

リーフィア「……?……うん、わかった……」ギュー……

シャワーズ「ありがとっ…………兄さんちょっと待って……」トコトコ

サンダース「あん……? まだなにか__」クルッ……


__チュッ


シャワーズ「……んふふ……今までのお返しと……告白のお礼だよ……」ニコッ

サンダース「なっ……おまっ……!」カアァァ……

リーフィア「……?」



サンダース(……怒ったと思ったらキスしてきたりっ……何考えてるか全然わかんねぇ…っ…!)

シャワーズ「ほ、ほら……もう行ったら……?」

サンダース「え……あ、おう…………そ、それじゃまたなっ!」

シャワーズ「うん……じゃあね、兄さん……」


__バタン


リーフィア「……もう目開けてもいい……?」ギュー

シャワーズ「あっ、ごめんごめん……もういいよ〜」

リーフィア「はーいっ…………うん? お姉ちゃん顔赤いよ……?」

シャワーズ「ん……あははっ、慣れない事はするもんじゃないね〜……」

リーフィア「……?……あ、でも良かったの? 告白断っちゃって……」

シャワーズ「んふふ、まぁ一応気持ちは分かってるし……たまには追いかけられる側になるのも悪くないかなって……ね?」

リーフィア「あはは……でも、ほんとに良かったねお姉ちゃんっ! おめでとーっ!」

シャワーズ「うん、ありがとっ……」ニコッ




シャワーズ(……待ってるからね……私だけのかっこいい兄さん……)


………………



ブラッキー「よし、大体こんな感じかな……」

ブースター「……なんか悪いな、あんまり手伝えなくて……」

ブラッキー「うん? そんな事ないよ、助かったよブースター兄ちゃん」

ブースター「あはは、ならいいんだけど…………そういえば、兄さんどうなったかな……?」

ブラッキー「んー? そろそろ戻ってきそうな気がするけど……」

ブースター「えっ?……それどういう意味__」


__ガチャ


ブラッキー「あ……おかえり……サンダース兄ちゃん……」

サンダース「お、おう……」

ブースター「あれ……何か兄さん疲れてない?」

サンダース「いや……何か……ひっぱたかれた……」

ブースター「えっ……」

ブラッキー「……はぁ……一体何したのさ……?」

サンダース「いや、でも……失敗はしてない……と思う……」

ブラッキー「へぇ……それは良かったんじゃない……?」

サンダース「あぁ……それでだ……なんか女心を勉強しないといけないらしい……」

ブースター「女心……?」

ブラッキー「……はいはい、協力してあげるよ」

サンダース「お、おう……悪いな……」フイッ

サンダース(……流石にキスされたとは言えねぇよな……うん、黙っとくか…………)





ブースター(……なんか兄さん顔赤いような……気のせいかな……?)

ブラッキー(……これは他にも何かあったね……後でシャワーズ姉ちゃんに聞いとこっと……)ニヤ




ここで〆


投稿ペースについて意見くれた人ありがとう、今まで通りやってく

そしてブースターとリーフィアが空気になってきたな……頑張ろう……。



………………



シャワーズ「もぐもぐ……うまいっ! 流石ブラッキーだね〜!」

グレイシア「あらほんと……あんたどこで覚えたのよ……?」

ブラッキー「そんなでもないよ……まぁ最近は男でも料理のひとつ位できないとってね?」

グレイシア「……たしかにそれは言えるわねぇ……」チラッ

シャワーズ「ね〜……」チラッ

サンダース「…………あん?」

ブースター「なんでこっち見るの……?」

リーフィア「あはは……」

エーフィ「……私より、おいしい……」シュン




シャワーズ「はい、兄さんあーん……?」

サンダース「ぶっ……!……いっ、いや、自分で食えるぞ……?」

シャワーズ「んふふ……いいからいいから……あーん……?」ニコッ

サンダース「っ……分かったよ……あー……んっ……もぐもぐ……」

シャワーズ「あはは、兄さん可愛いな〜」

サンダース「かっ、からかうんじゃねぇよっ!」

グレイシア「あら……うまくいったの……?」

シャワーズ「ん……まぁね〜……そんな感じ?」

ブラッキー「後で教えてよね、サンダース兄ちゃんがどんな告白したか……」ニヤ

サンダース「う、うるせぇよ……」フイッ

エーフィ「……私のより……おいしい……」シュン

ブースター「……あのー、エーフィ姉さん?……元気出しなよ、俺はエーフィ姉さんの料理好きだよ?」



リーフィア「…………よしっ……」グッ



リーフィア「おっ、お兄ちゃんっ!」ズイッ

ブースター「うわっ……なんだよびっくりした……」

リーフィア「え、えっとね……その……あ、あーん……っ!」

ブースター「……?」

リーフィア「だっ、だからそのっ……!……あぅ……」カアァァ……

グレイシア「……あんたねぇ……ちょっとは察しなさいよ……」

ブースター「えっ?」

ブラッキー「……リーフィアが兄ちゃんに「あーん」したいんだってよ? 」

リーフィア「〜っ」コクリ

ブースター「は……? え……まぁいいけど……」

リーフィア「っ……あ、あーん……っ!」ズイッ

ブースター「……あー……んぐっ……もぐもぐ……?」

リーフィア「っ!……えへへ……」ニコニコ




ブースター(……あれ? 怒ってたんじゃなかったっけ……?)モグモグ……



リーフィア「ど、どうかな……?」ニコニコ

ブースター「え? そりゃブラッキーが作ったやつだし、うまいけど……?」

リーフィア「あ……そ、そうだよね……あはは……」

グレイシア「ちっ……」

ブラッキー「はぁ……」

ブースター「……えっ? なに?」

エーフィ「……元気出して……?」ナデナデ

リーフィア「えへへ……ありがとエーフィお姉ちゃん……」

ブースター「……?」


シャワーズ「あ、兄さんほっぺたについてるよ?」

サンダース「あん……? どこだ?」ゴシゴシ

シャワーズ「あ〜もうっ、じっとしてて……ぺろっ……」

サンダース「〜っ!」ガタッ

シャワーズ「んふふ……なに? 照れてるの〜?」

サンダース「お、お前なぁ……っ! こういうのやな
んじゃなかったのかよっ!?」

シャワーズ「…………ごめんね、 怒った……?」ジッ

サンダース「うっ……いや……別に怒ってはねぇけどよ……」



ブラッキー「いやー、こっちは早速尻にしかれてるねー……」

グレイシア「クスクス……まぁいいんじゃない……? 」


………………



サンダース「あー食った食った、んじゃ俺は部屋に戻るわー……」

シャワーズ「じゃあ私も兄さんの部屋に遊び行こっかな〜」

サンダース「……勝手にしろ」トコトコ

シャワーズ「んふふ、じゃあ勝手にするね〜」トコトコ

ブラッキー「……さてと、じゃあ僕は片付けるとするかな……」

グレイシア「あら、悪いわね……私も手伝うわ」

ブラッキー「ん……ありがとグレイシア姉さん」

エーフィ「…………」クイクイッ

ブラッキー「うん? どうしたのエーフィ姉さん」

エーフィ「……料理、教えて……?」

ブラッキー「あはは……いいよ、時間あるしね」

ブースター「……やる事無いし部屋戻るかな」スクッ




リーフィア「…………」ソワソワ





リーフィア「あ、あの……お兄ちゃんっ……!」

ブースター「うん……?」

リーフィア「……何か……いつも違わない……?」

ブースター「えーと……」


グレイシア(髪飾りね……)

ブラッキー(髪飾りだね……)

エーフィ(ブースター……頑張って…っ…)


ブースター「…………」ジーッ

リーフィア「…………」ソワソワ

ブースター「…………あっ……髪飾り……? 」

リーフィア「っ!」コクコクッ


ブラッキー「……」パチパチ

グレイシア「……」パチパチ

エーフィ「……」パチパチ


ブースター「え……何の拍手……?」



リーフィア「に、似合ってるかな……?」

ブースター「あぁ、うん……可愛いと思うよ?」

リーフィア「えへへ……ありがと……」ニコッ


ブラッキー「明日は雨かな」

グレイシア「嵐じゃないの?」

エーフィ「それは……大変……」

ブースター「……いや、何の話し……?」


リーフィア「……可愛いって……えへへ……」

ブースター「うん? なんか顔赤いけど大丈夫か?」スッ

リーフィア「っ……だ、だだ大丈夫だよっ! え、えっとっ……それじゃ私も部屋戻るねっ……!」タタタ


__バタン


ブースター「あっ…………うーん、前より避けられてないけど……なんか変だなぁ……」

ブラッキー「……うーん、難しいね」

グレイシア「あの子ももう少し……ねぇ……」

エーフィ「でも……進歩してる……」


ブースター「いや、だからさっきから何の話しっ!?」

短いけどここで〆
そろそろほのぼのブーリフィが始まるといいな



ブースター「はぁ……なんか疲れたし部屋で休もうかな……」

ブラッキー「あはは、おつかれ兄ちゃん、昼寝でもするの?」

ブースター「あぁ、そうしようかなぁ……」

グレイシア「あら、じゃあ一緒に寝てあげましょうか?」クスクス

エーフィ「姉さんずるい……私も……」

ブラッキー「兄ちゃんモテモテだね」

ブースター「っ……別にそんなんじゃ……!」

グレイシア「クスクス……恥ずかしがっちゃって……」

エーフィ「ブースター……可愛い……」ニコッ

ブースター「はぁ……あんまりからかわないでよもうっ……じゃあねっ!」トコトコ……


__バタン



グレイシア「あらら……結構本気だったのに……ねぇ?」

エーフィ「うん……ブースターとお昼寝、暖かそう……もふもふ、残念……」シュン

ブラッキー「……うん、寝込みを襲うとかは流石に可哀想だから止めてあげてね?」

グレイシア「そんな事しないわよ……どっちかって言ったら襲われるのは歓迎だけど……?」

ブラッキー「あはは、そんな事言ってるけど実際襲われたら頭真っ白でしょ? グレイシア姉ちゃん押しに弱いもんねー……」

グレイシア「なっ……そ、そんなわけないでしょ……全然平気だもん……っ」プイッ

ブラッキー「そうかなぁ……まぁいいけど、僕は押しに弱いところ可愛いと思うよ?」ニコッ

グレイシア「……う、うるさいわねっ……余計なお世話よ……」

エーフィ「……何かブラッキー……大人っぽい……」

ブラッキー「うん、よく言われる」


………………



リーフィア「やっぱりあんなんじゃダメだよね……」トコトコ……

リーフィア「うん、シャワーズお姉ちゃんも言ってたもん……素直に気持ちをぶつけるって…っ!」ピタッ

リーフィア「……よしっ!」グッ


__コンコン


リーフィア「お、お兄ちゃん居る……?」

リーフィア(わあああっ、なんか緊張するっ! お兄ちゃんの部屋入るの久しぶりだし……っ)ドキドキ


__シーン……


リーフィア「……あれ? もしかして居ない……?」

リーフィア「……えっと……入るよー……」ソォー


__カチャリ


ブースター「……スー……スー……」

リーフィア「あれ……寝てる……?」



リーフィア「お、お邪魔しま〜す……」トコトコ

ブースター「……スー……スー……」

リーフィア「お兄ちゃん……?」

ブースター「……んぅ……」ゴロン

リーフィア(きゃーきゃーっ! お兄ちゃんの寝顔かわいいーっ!!)

ブースター「……スー……むにゃ……」

リーフィア「ちょ、ちょっとだけなら…………えいっ……!」モフモフ……

ブースター「……んぅ……スー……」

リーフィア「わぁ……しっぽすごいっ……ふわふわもふもふっ……!」モフモフモフモフ

ブースター「……ふふ……やめてよ姉さん達……スー……スー……」

リーフィア「っ!……ね、寝言?……びっくりしたぁっ……!」ドキドキ



リーフィア「それにしても、なんでお姉ちゃん達が出てくるのかなぁ…………もう……えいっ!」ツンツン

ブースター「んっ……うぅ……」モゾモゾ

リーフィア(あっ、そういえばグレイシアお姉ちゃんとくっついてたなぁ…………)チラッ

ブースター「スー……スー……」

リーフィア「……お姉ちゃんだけずるいし…………いいよね……?」スッ


__ピトッ


ブースター「……ん……」

リーフィア(っ!……わっ、わっ! お兄ちゃんの匂いがするーっ!)ドキドキ

ブースター「…………う……ん?」パチ

リーフィア「えへへ……あったかい……お兄ちゃん好きー……」スリスリ




ブースター(…………うん……?)



ブースター(……あれ……たしか一人で昼寝しようとして……)

リーフィア「……えへへ……私だけのお兄ちゃんっ……」ギュー

ブースター「……あーそっか……夢か、うん夢だな……」

リーフィア「っ!? お、おおお兄ちゃんいつから起きてっ……!……じゃなくて違うのっ! こここれはそのっ!」アセアセ

ブースター「あー……やっぱりリーフィアは可愛いなぁ……」ナデナデ

リーフィア「ひゃっ……! おっ、お兄ちゃんっ!?」

ブースター「最近寂しいと思ってたせいかなぁ……こんな夢見るの……」

リーフィア「え、えと……夢……?」

ブースター「あはは……ほら、もっとこっち来なよ……」ギュウ

リーフィア「わわ……っ!」

ブースター「前はこうやってよく一緒に寝たんだよなー……」ポンポン

リーフィア(……積極的で嬉しいけどっ……けど……あうあうあうあうあう……)プシュー




ブースター「甘い匂いがする……」

リーフィア(っ……こ、ここで恥ずかしがってちゃダメだよねっ!……うんっ!)グッ

ブースター「……ふかふかで……いい……気持ち……」ウトウト……

リーフィア「……あ、あのねっ……聞いてお兄ちゃんっ!……私……私お兄ちゃんの事がっ……!」バッ

ブースター「…………スー……」

リーフィア「すき…………って……あれ……?」

ブースター「……むにゃ……」

リーフィア「え……お兄ちゃん、あの……また寝ちゃった……?」

ブースター「……スー……スー……」

リーフィア「……はぁ……もう……お兄ちゃんったら……」

ブースター「……ん……リー……フィア……ずっと一緒に……スー……」

リーフィア「っ……えへへ……まぁいいや、今はこれだけで…………でもその代わりに……」ジッ

ブースター「……スー……スー……」

リーフィア「これからは……覚悟しててよねっ……お兄ちゃん……」スッ


__チュッ


ブースター「……んぅ……」

リーフィア「〜っ……ぷはっ!…………やっちゃった……」カアァァ……

ブースター「……スー……ん……」ゴロン

リーフィア「……えへへ……私、頑張るからねっ……大好きだよ、お兄ちゃん……」トコトコ……


__パタン……


ブースター「……むにゃ……あま……い……スー……スー……」


ここで〆

………………



グレイシア「……起きなさいブースター」ユサユサ

ブースター「ん……?……グレイシア姉さん……?」

グレイシア「まったくいつまで寝てるのよ、もう夕飯の時間よ?」

ブースター「え? もうそんな時間?」

グレイシア「ずいぶん気持ちよさそうに寝てたじゃない、なかなか起きなかったわよ……?」

ブースター「うん?……あぁ、そういえばリーフィアと一緒に寝てる夢みたような……」

グレイシア「はぁ?」

ブースター「あんまり覚えてないけど……あったかいしふかふかだし、それに甘かったような……?」

グレイシア(……さっきリーフィアがやたらニヤついてると思ったけど……なるほどね……)





ブースター「うーん、やっぱり避けられてるのが効いてるのかなぁ」

グレイシア「……どうかしらね」

ブースター「え……?」

グレイシア「さっきのもそうだけど……リーフィアはもう整理できたみたいだしね」

ブースター「さっきのって……あぁ、お昼の時の? たしかに前みたいに避けてる感じじゃなかったなぁ……」

グレイシア「そうね、だからもう心配無いはず……いえ、むしろこれからが心配かしら?」

ブースター「えっと……どういう意味?」

グレイシア「ふふ……すぐに分かると思うわよ…… ほら、みんな待ってるんだから早くしなさい」

ブースター「う、うん、分かった……」



………………



ブラッキー「よし、みんな揃ったね? それじゃ…………」


「いただきます!」


シャワーズ「もくもぐ……わぁ、おいしいっ! 姉さん味付け変えた?」

グレイシア「ふふ、今日のは私じゃないわよ」

エーフィ「私が……作ったの……」

シャワーズ「あぁエーフィが作ったんだ、前より更に上手くなったんじゃない?」

リーフィア「うん、おいし〜♪」

ブースター「前から美味しかったけど、たしかに……」

エーフィ「ブラッキーが教えてくれたから……」テレ

ブラッキー「あはは、そんな事ないよ、僕はちょっとコツを教えただけだからねー」

エーフィ「ブラッキー……ありがと……」


サンダース「…………」パクパク

シャワーズ「……あのさ、兄さんは何か無いの?」

サンダース「あん?……いや、勿論美味いと思うけどよ……一々言う程のもんじゃないかなってな……」

シャワーズ「はぁ……感想を言わないタイプね……それ手料理を振る舞いたくないタイプNo.2だよ兄さん」

サンダース「え……」

グレイシア「クスクス……No.1は?」

シャワーズ「んふふ、やっぱり味付けに文句つける人でしょ〜」

サンダース(……気を付けよう……)




エーフィ「ブースター……あーん……」

ブースター「え、えっと……あーん ……」モグモグ

エーフィ「……おいしい?」

ブースター「うん、やっぱり上達してるよ、流石だねエーフィ姉さん」ニコッ

エーフィ「ありがと……嬉しい……」ニコッ

リーフィア「……お、お兄ちゃんっ! はいっ、 あーん!」ズイッ

ブースター「うわっ……わ、分かったからそんなに近づかなくても……あー……ん……」

リーフィア「えへへっ……」ニコニコ

ブースター(……確かにもう避けられてないのかな? ちょっと違和感があるけど……まぁ一安心かな ……)モグモグ

グレイシア「……コホン……はい、あーん……」

ブースター「え……? グレイシア姉さんも……?」

グレイシア「な、なによ……私がやっちゃ悪いっての?」ジトッ

ブースター「い、いや別にっ…………じゃあ……あーん……」パクッ

グレイシア「っ!……ふふ……」ニコッ

ブースター「……?」モグモグ



ブラッキー(……流石に少しは察してもいいと思うんだけどなぁ……バカだなぁ兄ちゃん……)ジーッ

ブースター(……あれ……何かブラッキーの目がまるでバカと言ってるように見える……)



サンダース「……なんか……みんな仲が良くて平和だな……」

ブラッキー「まぁ一歩間違えたら大嵐だけどね」

シャワーズ「んふふ、それは言えてるね〜」

サンダース「は? 嵐ってなんだよ?」

ブラッキー「うーん……サンダース兄ちゃんは……ねぇ……?」

シャワーズ「うん……兄さんは気にしなくていいかな……」

サンダース「なんだそれ……なんかバカにされてる気分なんだが……」

ブラッキー「まぁまぁ、兄ちゃんはシャワーズ姉ちゃんに専念してって事だよ」

サンダース「っ……よっ、余計なお世話だっつーの……」フイッ

シャワーズ「あははっ、照れてる兄さんかわいーっ」

ブラッキー「うん……ありだね……」

サンダース「うっ、うるせぇっ! お前ら俺で遊ぶのやめろっ!」カアァァ……




グレイシア「あ……そういえば今日言ってたお礼だけど……一体何をしてくれるのかしら?」

エーフィ「……楽しみ」

リーフィア「……? 何の話し……?」

ブースター「え?……あぁ、あれね……そうだなぁ……何か欲しい物とかある?」

グレイシア「クスッ……そうねぇ……それじゃあ、明日どこか遊びに行きましょう?」

リーフィア「っ……!」

エーフィ「っ!……それいい……」

ブースター「へ……? そんなんでいいの……?」

グレイシア「いいのよ……あんたと行くから意味があるのよ……ねぇ?」

エーフィ「うん……」コクッ

ブースター「そう……? まぁ姉さん達がいいならいいんだけどさ……それじゃ明日__」

リーフィア「……わっ、私もっ!」ガタッ

ブースター「え?」

リーフィア「あ……えと……私も、良かったら行きたいなって……あはは……」




ブースター「あー……でも……」

グレイシア「あら、私はいいわよ?」

エーフィ「うん……リーフィアも、一緒……」

リーフィア「……いいの?」

グレイシア「ふふ……抜け駆けは良くないと思うしね……」

エーフィ「みんな……一緒……」ニコッ

ブースター「えーと……うん、まぁ大勢の方が楽しいしね、姉さん達がいいなら……」

リーフィア「やった……っ! えへへ、ありがとっ!」




シャワーズ「……ねぇねぇ……兄さん……?」クイクイッ

サンダース「ん?……あぁ、なんだよ行きたいなら一緒に行けばいいんじゃねぇか?」

シャワーズ「……はぁ……」シュン


__バシッ


サンダース「いだっ……! な、なんだよ……」

ブラッキー「いいからちょっと耳貸して……」グイッ

サンダース「あん……?」スッ

ブラッキー「……て……ば……」ヒソヒソ

サンダース「えっ……分かった…………あー、シャワーズ……?」

シャワーズ「……なあに……?」

サンダース「明日暇だしどっか行くか…………二人でよ……」フイッ

シャワーズ「っ!……うんうんっ! 行くよ兄さんっ! すっごく楽しみだよ〜!」ニコッ

サンダース「お、おう……そっか……へへ……」


ブラッキー(……あはは……もう少し時間かかりそうだね……まったく……)



ブースター「じゃあ明日は四人でお出掛けるん感じだよね……?」

グレイシア「そうね……ふふ……楽しみだわ……」

エーフィ「みんなで……デート……」

ブースター「へ……?」

リーフィア「お兄ちゃんとお出掛けっ……! 久しぶりで嬉しいなっ!」ギュッ

ブースター「わわっ……そ、そっか……あはは、ならいいけど……」

シャワーズ「んふふ……兄さん、私達はどこ行こっか……?」

サンダース(……あれ……よく考えたら俺デートとかした事ねぇじゃねぇか……)ダラダラ

シャワーズ「兄さん?」

サンダース「あ、いや……おう、考えとくからまかせとけっ……!」


シャワーズ「そう? それじゃ任せるね兄さん……楽しみだな〜……」ニコニコ

サンダース「はは……は……」チラッ

ブラッキー「はいはい……」

リーフィア「えへへ……♪」ギュー

ブースター「リーフィア……食べにくいんだけど……」

エーフィ「……もふもふ……」ギュー

ブースター「……エーフィ姉さんまでっ……あの……」

グレイシア「……そういえば冷え性だったわ……」ピトッ

ブースター「ちょっと!? いきなり何っ!?」

グレイシア「……ふふ……」

エーフィ「……温かい……」

リーフィア「……えへへ、お兄ちゃんっ」

ブースター「っ……ちょっとブラッキー助け……」

ブラッキー「無理」ニコッ




サンダース「……うーん……どうすっかなぁ……」ブツブツ

ブースター「っ……あのっ、みんな一旦離れて……っ……」

ブラッキー「……はぁ……ほんと頑張ってよね、二人とも……」



シャワーズ「んふふ……兄さん……?」

グレイシア「クスッ……ブースター?」

エーフィ「ねぇ……ブースター……」

リーフィア「えへへ……お兄ちゃん……?」


サンダース「あん……?」

ブースター「え……?」





__大好き。












グレイシア「リーフィアが反抗期?」 ブースター「うん……」


おわり

ここに立てたの初めてだけどゆっくり書けるのっていいなと思った

見てくれた人ありがとう、おつかれ

ふぁーにやにやした!きゅんきゅんした!
後日談とかあるのかな?

>>163
後日談はない、すまん
正直こんな長くやるつもりは無かった、落ちないのに甘えてたら長くなってしまった、後悔はしてない

後日談は無いけど書くの楽しいしまたブイズでなんか立てる、ブーリフィが入るのは間違いない

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom