チノ「私が私を見つめてました」 (12)
1、このスレは心がぴょんぴょんできるスレである
2、このスレは心がぴょんぴょんできないスレである
>>2
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目を覚ました私の瞳に映ったのは
ココアさんではなく、リゼさんでもなく
ティッピーでも、お父さんでもなく
千夜さんでもシャロさんでもなく
「あっれー? 私がいるー?」
「そんな、馬鹿な」
――私自身でした
鏡を見ているなんてことはありえません
なにせ、目の前の私は私に対して手を伸ばし、触れてくるのですから
もしや死んだのかと思いましたが
そんな訳もありません
これはつまり、そう。アレです
ティッピーことお祖父さんも陥った例のアレ
中身の入れ替わりです
では私は一体誰なのかという疑問が浮かびます
もちろん、中身は香風智乃ですが
問題はその外見
そっと顔に触れます
フニフニしてて柔らかく
暖かいです……当然ですね
ちょっとだけ胸に触れてみます……柔らかい
そして明らかに自分よりも大きい
……触り慣れた感触。というほどではないですが
触れたことのある胸
「……私はココアさんですか?」
「そうだね、私だね」
「やっぱりですか……」
チノ「どうしてこうなっちゃったのかな?」
どうしてこうなったのか、なんていうのは
寝て起きたらこうなっていた以上
解るはずもありません
……それに、解っていてもすぐ戻るつもりはありません
ココア「仕方ありません。時間が経てば戻るかもしれませんのでなんとか装いましょう」
チノ「面白そうだね!」
本当に陽気な人です
そんなココアさんだから良い訳ですが
今は私がココアさんでココアさんが私
私が変に陽気な性格になっているのを見ると
……正直、違和感を感じます
ココア「では、バレないようにしましょう」
チノ「頑張るね!」
……もうダメな気がしてきました
ココチノに見せかけたナルシストSS
眠い寝る
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