【進行は】オリジナルキャラでダンガンロンパ【安価】癒境「2スレ目」 (876)

※注意

このスレはダンガンロンパが元ネタのSSです。
なのでダンガンロンパ1・2のネタバレがあります。
他スレの安価ロンパの影響で勢いで立てているのでうぷ主は初心者です。

オリジナルキャラは名前と才能と性別、主人公とヒロインは既に決まっています。
オリジナルキャラが苦手な方はご注意下さい。

なお、作者は非常に頭が弱い為、推理物がまったく出来ないので事件パートがとてもつまらないものになる
可能性大なのでご了承下さい。

ストーリーの舞台は希望ヶ峰学園です。


前スレ【進行は】オリジナルキャラでダンガンロンパ【安価】

【進行は】オリジナルキャラでダンガンロンパ【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398043259/)




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405607794

主人公達のスキル一覧や交友関係は近いうちに貼っておきます。

前スレが無事に1000達したので、スキル一覧と交友関係を貼っておきます。



・主人公「癒境 颯太」男 超高校級のマッサージ師

交友力5 精神力5(展開によって変化あり)

<主人公補正>・どんな状況でも黒幕・クロ・被害者にならない。
<マッサージ師>・人体のツボを把握。実行すると相手をリラックスさせる。
<安心感>一緒にいると安心できる雰囲気を持つ。相手から好感が上がりやすくなる。
<生真面目>ふざけた事をしない。冗談が通じにくい為、精神が疲労しやすい。

・超高校級の陸上選手「上条 瞬」

交友力4 精神力6

<陸上選手>陸上競技に長けており、体力面や足の速さはピカ一。
<パルクール>どんな地形でも自由に動ける肉体と強い精神を持つ。精神力に補正がかかる。
<憎めない>何かと憎めないキャラ。相手からの好感度が下がりにくくなる。
<ストイック>自分に厳しく欲望に流されない。欲求関係の動機に反応しない。

・超高校級の情報屋「時神 終」

交友力4 精神力5

<情報屋>表世界から裏世界、あらゆる情報能力に長けている。
<地獄耳>他者の秘密を素早く聞きつける。一部の人からの好感度が上がりにくくなる。
<等価交換>相手が払う等価によって与える情報が変化する。情報のコンマ判定時、高い数値だと貴重な
      情報が貰える。
<偽悪者>自分の心の内を隠し、嫌われ者を装う。交友力にマイナス補正がかかるが、真実を
知った人物は交友力にプラス補正がつく。

・超高校級の手品師「斬咲 ダイヤ」

交友力3 精神力9

<手品師>多くの人を魅了するマジックを披露する。
<マイペース>周りに左右されず、常に落ち着いた姿勢を見せる。
<嘘つき>常に所々に嘘の証言を発する。他者からの好感度が上がりにくい。
<エンターテイナー>様々な観客を楽しませるマジックで接待する。

超高校級の記者「桜田 連」

交友力9 精神力0

<記者>文章構成能力に長けている。取材に誠心誠意。
<好奇心>好奇心旺盛。自分が気になった事をとことん追求する。
<マシンガントーク>スイッチが入ると話が止まらない。一部の人を除き、発生すると相手から好感度が
           上がりにくくなる。
<正直者>良い事でも悪い事でも嘘が言えない。状況によって相手の好感度が変化する。

超高校級のガラス細工師「細永美 鏡夜」

交友力5 精神力4

<ガラス細工師> 器用な手先で美しいガラス細工を作る。
<繊細>ガラスのようにデリケート。一部の人と好感度が上がりにくい。
<ロマンチスト>置かれた状況を客観視して、美や未来へと思いを馳せる。相手によって
好感度に変化あり。
<恩返し>受けた恩は忘れない。恩を受けた人物に対する交友度が上がる。

超高校級の書道家「志倉 大和」

交友力1 精神力6

<書道家>誰もが惹かれる美しい字を書く。
<大黒柱>チームの中心となって支える。団体行動時の交友力大幅に補正がかかる。
<説教>間違った事をした人に厳しく説き伏せる。発動時、相手の好感度が下がる。
<冷静沈着>感情的にならず、落ち着いた態度を見せる。

超高校級のスタントマン「木鬼沢 徹」

交友力0 精神力2

<スタントマン>俳優陣の代わりに様々な危険なシーンをこなす。
<怖いもの知らず>どんな恐ろしいものを見ても平静を保つ。精神力に補正がかかる。
<勇猛果敢>勇ましく、強い決断力を持つ。
<無口>基本的に自分から喋る事をしない。

超高校級の幸運「幸川 心音」

交友力1 精神力3

<幸運>幸運と不運は表裏一体。降りかかった不運の度合いによって
     それに見合った幸運が返ってくる。
<ナルコレプシー>日中に突然強い眠気にかられる。行動力にマイナス補正。
<野心家>大きな望みを抱いている。その望みは希望か、絶望か・・・。
<惚れっぽい>自分を気にかけてくれる男性に惚れやすい。その人物に対する交友力に補正がかかる。

超高校級の介護士「守崎 望」

交友力5 精神力5

<介護士>高齢の人達の生活の手伝いをすることに生きがいに感じている。
<奉仕の心>他人の為に尽くす事を生きがいとする。一部を除く相手からの
       好感度が上がりやすくなる。
<情愛深い>自分に関わる人達に深い愛を抱く。
<母性>出来の悪い人物に対し、母性本能が疼く。特定の人物に対し、交友力
     に補正がかかる。

超高校級の空手家「岡本 鈴」<DEAD>

交友力5 精神力4

<空手家>空手で右に出る者はいない。腕力が強い。
<やんちゃ>イタズラ好きで子供っぽい。イタズラが発生すると一部を除き
       好感度が上がりにくくなる。
<実はインテリ>爽やかで大雑把に見えるが、疑問に思った事は聞かずには
         いられない。
<正義感>卑怯な事は許せない。一部を除き、好感度が上昇しやすい。

超高校級のスキー選手「北橋 雪菜」 <DEAD>

交友度8 精神力0

<スキー選手>雪上でのバランス感覚が優れている。寒さにも強い。
<疑り深い>友人関係になるまで相手を常に警戒している。好感度を上げにくい。
<元気印>元気が取り柄で明るく振舞う。精神力に補正がかかる。
<田舎者>噂好きで喧嘩っぱやい所がある。

超高校級のシスター「マリア・ハーピス」

交友力3 精神力9

<シスター>修道誓願を立て禁欲的な信仰生活をする聖女。周りからの信頼が高い。
<引っ込み思案>内気で積極性にかける。一部の人達の好感度が上がりにくい。
<聞き上手>相手の話を上手に聞く。交友力に補正がかかる。
<二面性>集団時行動時と一人行動時の性格が違う。相手によって交友関係が変化する。

超高校級のトリマー「羽毛 麗華」

交友力0 精神力4

<トリマー>ペット美容師。動物の扱いや毛並みのデリケート差を心得ている。
<姉御肌>面倒見が良いお姉さん。交友力に大幅補正。
<オシャレ好き>服装や髪型など、見た目を気にする。女性からの好感度が上がりやすくなる。
<ツンデレ>好意を寄せた人物に対し、天邪鬼な態度を取る。

超高校級の大食い選手「盛口 美味香」

交友力7 精神力6

<大食い選手>食べる量が極端に多い。食べる事が一番幸せ。
<鉄の胃袋>頑丈な胃袋を持つ。体に不調をもたらす食べ物にも耐性がある。
<エロキャラ>性知識が豊富。一部を除き、男性から好感度が上がりやすい。
<トランジスタグラマー>小柄な背丈に相反し、グラマラスな体型。

超高校級のスチュワーデス「八雲 空孤」

交友力7 精神力8

<スチュワーデス>接待能力や緊急時対応能力に長けている。
<営業スマイル>職業柄、本心と切り離し笑顔で対応する。
<美声>誰もが惹かれる美しい声を持つ。相手から好感度が上がりやすくなる。
<腹黒>一見優しそうだが、内心では相手に対し悪い事を考えている。交友力にマイナス補正。

主人公との交友関係


【友人】
・上条 瞬
・守崎 望
・マリア・ハーピス
・細永美 鏡夜
・盛口 美味香

【友愛と恋慕】
・幸川 心音

【知り合い】
・時神 終
・桜田 連
・志倉 大和
・木鬼沢 徹
・岡本 鈴<DEAD>
・羽毛 麗華
・八雲 空狐

【顔見知り】
・北橋 雪菜<DEAD>

【険悪】
・斬咲 ダイヤ

次回の更新はうまくいけば明日の20時頃更新できますが、できなかった場合は

24日か27日、下手すれば来月になる可能性があるので、ご了承下さい。

おはようございます。

24日より今日の方が都合が良いので、今日の20時に本編を更新したいと思います。

こんばんわ。

今日本編を更新しますが人っていますか?

あと、お風呂に入ってくるので更新時間が遅れます。

お風呂入ってきました。
本編を更新していきたいと思います。







【モノクマ劇場】

モノクマ「てなわけで初っ端から始まるモノクマ劇場~!!」

モノクマ「相変わらず桜田くんは部屋から出てくれないねー」

モノクマ「幸川さんはまた癒境くんへのゾッコン度が上がって、依存度もアップしてるみたいだし、
斬咲くんもまだ目立った事はしてないけど、今の時点で一番危険なのには変わりないしね」

モノクマ「そーいえば最近、何やら不純異性交友の匂いがプンプンしますな~」

モノクマ「青春するのは勝手だけど、せいぜいフラグにならないよう気をつけなよ・・・」

モノクマ「…しかし、そろそろ動機公開した方が良いのかな~?」

モノクマ「こんなほわほわした日常編なんて、つまんないもんね!!」

モノクマ「うぷぷぷぷ…」

園生活8日目

ーキーンコーンカーンコーン



この学園に閉じ込められてもう1週間過ぎてしまったのか…。

早く脱出する手段を見つけたい所だが、そう簡単にはいかないよな…。

気長に調査していくしかないか。

さて、食堂に向かうか。








【食堂】

食堂には今食事係の守崎と羽毛、志倉に上条、マリアに盛口…このメンバーがいるな。

守崎と羽毛は食事を作り終えたようだ。

さて、誰と一緒に食べようかな。

安価↓2

癒境「上条、隣の席良いか?」

上条「おお癒境!!もちろんだぜ、断る理由がねえ」

上条は隣の椅子をバンバンと叩き、俺を呼ぶ。

癒境「今日の朝はフレンチトーストか」

上条「トーストの焼き具合や甘さ加減が絶妙だな!守崎と羽毛は結婚したら良い奥さんになれそうだな!」

上条の言葉に近くで八雲と一緒に食べていた羽毛が顔を赤くしてガタっと音をたてたのが見えた。

癒境「…確かに、料理が作れるっていうのは本当に尊敬するよ。俺も少しは作れるようになった方が良いんだろうか?」

上条「癒境なら作れそうな気がするな。オレは簡単な目玉焼きを黒焦げにするような男だからオレはおそらく
ダメだろうな!!」

はははっと豪快に笑ってそう言いのける上条。

うん…失礼かもしれないが、上条はどうみても料理が得意って感じではないもんな…。

上条「ははっ、運動以外はからっきしだからなぁ…こんなんだから脳筋なんていわれるんだろうなぁ。
テストはそんな酷い成績でもないはずなんだけどな…」

癒境「そうか…」

上条「癒境は勉強ってできる方なのか?」

癒境「…良くも悪くもないかな…平均的だと思う…」

上条「そうなのか~。なんとなくかなり勉強できるって面してると思ったんだがなぁ~」

癒境「はは…ありがとう」



【INFO】
・上条との好感度が上昇しました。

朝食を終え、何をしようか考えていると、二人の人物から声をかけられる。

羽毛・細永美「「癒境(くん)!!」」

癒境「?…羽毛、細永美。どうしたんだ?二人して?」

羽毛と細永美は俺に声をかけた後、お互いを見る。

羽毛「…細永美、アタシが先に癒境に話かけたのよ?アタシの話を聞いてもらうのよ」

細永美「ごめん羽毛さん…僕も癒境くんに聞いてほしい事があるんだ…」

羽毛「アタシの話を聞いてもらうのよ!!」

細永美「(ビクッ)…で、でも、僕だって聞いてもらいたいんだ…ここは譲れないよ…!!」

癒境「…二人一緒に聞くのはダメなのか?」

羽毛・細永美「「ダメ!!」」

困ったな…どうしようか…。


1、羽毛の話を聞く。
2、細永美の話を聞く。
3、自由安価

…二人がせっかく俺に頼って相談を持ちかけてくれたんだ。

二人の悩みを聞いてあげたい。

とりあえず、羽毛から話を聞いて、細永美には次の機会に話を聞く約束を取り付けるとするか…。

癒境「…とりあえず、まずは羽毛の話から聞こう。細永美、君は今度の機会に話を聞くよ」

羽毛「サンキュー、癒境!」

細永美「分かった…じゃあ、昼食後、僕の部屋に来てね」

そう言って、細永美はその場から立ち去った。

癒境「で、羽毛は俺に何の相談をしたいんだ?」

羽毛「こ、ここじゃ話にくいから、アタシの部屋に来て」

癒境「分かった」





【羽毛の個室】

癒境「それで、俺に何を話したいんだ?」

羽毛「…え、えっと…アンタってさ…か、上条と…仲が良いわよね?」

癒境「ああ、そうだな」

羽毛「あのさ…アイツの…女の好みとか…聞いてない?」

癒境「女性の好み?そんな話題だした事ないな…何でそんな事聞くんだ?」

羽毛「こ、ここまで言ってんのに、分かんないの!?///」

キッと睨みつけるようにそう言う羽毛。

…おそらく、そういう事なんだろうな…。

癒境「…上条の事が…好きだから?」

羽毛「ば…誰があんな脳筋男!す、好きじゃないわよ!!///」

どっちなんだよ…。

羽毛「そ、そんな事より、聞いた事ないなら、アンタから上条に聞いてきてよ!!」

癒境「…まぁ、聞くだけ聞いてみるよ」

羽毛「あ、ありがとう…感謝するわ…」

癒境「気にするな」

羽毛「…あと、さり気なくアタシに対する印象も聞いておいてくれないかしら?」

癒境「分かった」

羽毛「助かるわ…」


プレゼントを渡しますか?
1、あげる。
2、あげない。

所持プレゼント
・毛虫くん
・蝶ネクタイの声変声機
・無言電話
・プロジェクトゾンビ
・アンティークドール
・第2ボタン
・光線銃ズリオン

癒境「そうだ。せっかくだし、これやるよ」

羽毛「これ、アンティークドールね。可愛いわね」

癒境「男の俺が持ってるのもどうかと思ってな…」

羽毛「せっかくくれた物だし、もらっといてあげるわ」

癒境「ははっ…どうも」


【INFO】
・羽毛の好感度か大幅に上昇しました。
・羽毛との関係が『友人』になりました。

羽毛の話を聞き終え、寄宿舎をうろついていると志倉が俺に近づいてくる。

志倉「…癒境、今晩男子の入浴時間時、斬咲を除いた男子で大浴場に一緒に入浴しようと思う」

癒境「良いけど…急にどうしたんだ?」

志倉「…まだ誰も大浴場を使用していないからな。せっかく開放されたのだから、一度は入っておこうと
思ってな…」

癒境「そうか」

志倉「桜田と時神にも一応声をかけておくが…無理な場合はこの二人も除く事になるかも知れん」

癒境「時神は俺たちと馴れ合おうとしないし…桜田はまだあんな状態だしな…斬咲は…言うまでもないか…」

志倉「そういう事だ。忘れるなよ」

そう言うと志倉はそのまま寄宿舎へと戻って行った。

夕方に大浴場に集合か…。

裸の付き合いってのも悪くないな。


【INFO】
・夕方に大浴場に集合の約束がある為、夕方の自由時間はなくなりました。

さて、自由時間だな。

誰と一緒に過ごそうかな…。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買に行く。
3、自由安価

安価↓2

そういえば最近マリアと自由時間を過ごしていないな。

久しぶりに誘ってみるか。







【購買部】

マリア「う~ん…なかなか出ませんねぇ」

購買部に行くと、マリアがモノモノマシーンの前でため息をついていた。

癒境「何ため息をついてるんだマリア?」

マリア「ひゃあっ!?…ぁ、癒境様…」

癒境「すまない、びっくりさせて」

マリア「い、いえ…大丈夫です」

癒境「そうか…で、何をため息をついてたんだ?」

マリア「じ、実は…モノモノマシーンにもちもちプリンセスぶー子のフィギュアがあると聞いて…ぜひ手に入れたい
と思ってるのですが…うまくいかないものでして…」

癒境「ガチャガチャってそんなもんだよな…」

うぅ~と悔しそうにするマリアに俺は苦笑いしながら、どんな会話をしようか考える。


1、俺もモノモノマシーン手伝おうか?
2、もちもち…以外にも好きなアニメとかあるのか?
3、シスターの仕事ってよく知らないな(スキル習得)

安価↓2

癒境「そういえば俺、シスターが普段どんな事してるのかよく知らないな」

マリア「シスターの生活に興味があるのですか?」

癒境「多少な」

マリア「そうですね…シスターたちの普段の一日は、“祈り” と “働き”で織りなされています。」

マリア「一日の流れを大まかに説明すると、まず、朝の祈り…ミサを約一時間行います。
次に、念祷…沈黙の祈りを約一時間。その後朝食を済ませ、各自委ねられた使徒職へ行きます。
使徒職を終えたら晩の祈りを行い、その後夕食を食べます」
  
マリア「これがシスターの一日の流れです」

癒境「やっぱり祈りの時間があるな。1時間もずっと祈り続けるなんて大変そうだな」

マリア「ふふふ…最初はそうかも知れませんが、今となっては一時間の祈りなんて苦ではありませんよ」

マリア「どうでしょう。癒境様もワタクシと一緒にお祈りをしてみませんか?」

癒境「何事も経験だな…よし、一緒にやろう」

マリア「そうこなくては」


【INFO】
・スキル「祈り」を習得しました。

『祈り』…学級裁判時、スキルを使用すると消費した精神力を回復する。スキルを発動は裁判の前半に1回、
後半に1回の計2回使用可能。


プレゼントを渡しますか?
1、あげる。
2、あげない。

所持プレゼント
・毛虫くん
・蝶ネクタイの声変声機
・無言電話
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン

安価↓2

癒境「マリア、フィギュアの方はないが、代わりにこれあげるよ」

マリア「!…これは、蝶ネクタイ型の声変声機!!」

マリア「あの日本の探偵アニメで有名な代物です!まさかこんな所でお目にかかれるなんて…素敵なプレゼントを
ありがとうございます、癒境様!!」

癒境「あ、あぁ…想像以上に喜んでもらえて俺も嬉しいよ」

マリア「はっ…す、すみません、お恥ずかしい姿をお見せしてしまいまして…申し訳ありません…こ、この事は
皆様には内緒にしてもらっても良いですか?」

癒境「言わないから安心しろ…」

【INFO】
・マリアとの好感度が大幅に上昇しました。

もうすぐ細永美との約束の時間だな…。

購買部に行くくらいの時間はあるが…行ってみるか?

1、購買部に行く。
2、購買部に行かない。

所持メダル20枚

安価↓

せっかくだし、購買部でモノモノマシーンを回してくるか。

正直今のプレゼント、あまり良い物がないしな…。

さて、何回まわそうか?

安価↓ (最大5枚まで)

よし、思い切って5枚入れよう。


所持モノクマメダル 20枚→15枚


出てきた景品は…

・携帯ゲーム機
・バードライス
・ローズヒップティー
・キャットドッグプレス×2


…俺、ガチャガチャ運がないのかな…。

上記の景品がプレゼントに追加されました。

プレゼント購入した所で今日はここまで。

次は細永美とのイベントです。

次回の更新は27日の20時予定です。

お付き合い頂きありがとうございました!!

こんばんわ。

予定通り20時から更新します。

では、今回は短めですが、始めていきます。


細永美との約束の時間だ…部屋に行こう。






【細永美の個室】

細永美「来てくれてありがとう癒境くん」

癒境「構わないよ。それで、細永美は俺に何を聞いてもらいたいんだ?」

細永美「…あのさ、その前にもう一度確認したい事があるんだけど…癒境くんて、守崎さんの事
ただの友人だと思ってるんだよね?」

癒境「?…ああ、そうだぞ」

細永美「…一人の女性として好きってわけじゃないんだよね?」

癒境「…まぁ、そうだな」

細永美「そっか…」

癒境「…なあ、細永美の話したい事って…」

細永美「うん…実は僕…あの学級裁判以降、守崎さんの事が好きになったんだ」

癒境「守崎に…恋したって事なのか?」

細永美「うん。守崎さん…僕があんなに犯人扱いしたにも関わらず、笑顔で僕を許してくれたんだ。普通なら
恨んだっておかしくないのに…それどころか、今度僕が犯人と疑われた時…僕は犯人じゃないって言ってくれた」

細永美「あの後も彼女に謝りに行ったんだけど、彼女はこう言った。『言ったじゃないですか。
あなたは私に謝ってくれました…それで十分です』って」

細永美「こんなに優しい人…僕は会った事がなかった…まさに女神のような人だった…」

細永美「『細永美さんも…不安だったんですよね。不安になったらいつでも私の所に来てください。少しでも
不安を和らげれるよう…私なりのやり方で…尽くしてみせます』…そう言いながら優しげな笑顔で微笑まれて…
恋に落ちたんだ…その可憐な笑顔は…まさに天使と呼ぶにふさわしい笑顔だったんだ…」

うっとりした表情で語る細永美に俺は思わずポカーンとした表情になる。

細永美「…こほんっ、そ、それでさ…さり気なく守崎さんの男性の好みを聞いてみてくれないかな?
…できれば、守崎さんから見た僕の印象もお願いして良いかな?」

癒境「まぁ、良いけど…」

細永美「ありがとう癒境くん!!この恩は必ず返してみせるよ!」

癒境「だから大袈裟だってば…」

細永美「僕の性格上、与えられた恩は必ず返すのがモットーだからね」

癒境「義理堅いんだな…」


プレゼントを渡しますか?
1、あげる。
2、あげない。


所持プレゼント
・毛虫くん
・無言電話
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン

すみません安価↓2で

細永美「今日は話を聞いてくれてありがとう。まぁ、大浴場でまた会うけどね」

癒境「そうだな」


【INFO】
・細永美との好感度が上昇しました。

無事羽毛と細永美の相談も聞けた事だし、夕方までの残り時間はどう過ごそうかなぁ…。

そう思って寄宿舎をうろついていると…。


ガチャッ…ドンッ!


「きゃあっ!?」

癒境「うわぁ!?」

突然俺の横の扉が開き、中の人物とぶつかってしまう。

ぶつかってきた人物は幸川のようだった。

幸川「はうぅ…すいません癒境さん…」

癒境「あぁ、別にたいした事は…っ!?」

ふと顔をあげ、幸川の方を見ると…幸川のスカートがめくれていて…見えてしまった…ピンク色の下着を…。

癒境「うわああああぁぁ!!///」

幸川「!?」

癒境「すすすす、すまない幸川!!今見てしまった!!本当にすまない!!」

幸川「…私の下着を…見たんですか?」

癒境「~~っ///不可抗力とはいえ、君の下着を見るなんて、申し訳ないと思ってる!本当にすまない!!」

俺は顔を赤くし、早口で謝るとその場を離れる。












幸川「…癒境さんが、私の下着を見た…ふふふ…これは責任をとって結婚するべきですよねー」

クスクス笑いながら幸川がそう言っていたのに、俺は気づく事が出来なかった。










はぁ…幸川には悪い事をしたな…。

今後幸川とまともな関係を築けるだろうか…?

さて、夕方まで何をしようか。



1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買に行く。
3、自由安価

安価↓2

桜田の様子を見に行くか。






【桜田の個室前】

個室の扉の横に食事がのったトレーが置かれている。

しかし、やはりお粥が少し減っているだけで、相変わらず食欲がないらしい。


―ピンポーン

インターホンを押してしばらくすると、扉を少し開けてこちらを覗くように見る。

桜田「…また来たの?暇なんだね、癒境くん…」

癒境「暇とかそんなんじゃなくて、単純に桜田が心配なんだよ…」

桜田「……」

癒境「日に日に顔色が悪くなってる…お粥少しだけでは栄養失調で倒れるぞ…」

桜田「…食べると吐きそうになるんだよ…水分は摂ってるから大丈夫だよ…」

癒境「…今日、志倉達と一緒に大浴場に行くんだ…桜田も誘おうと思ってたんだが、その状態じゃ
無理そうだな…」

桜田「…ごめんね」

癒境「いや、謝る事はないさ。桜田の精神が落ち着くまで、待ってるからな」

癒境「…じゃあ、また来るよ」

そう言い残し、俺はこの場から立ち去った。







桜田「…………」


桜田の全身は見えなかったが、きっと前と比べてかなり痩せほそっているだろう。

ただでえさえ小柄な体型だから、いつ倒れてもおかしくないよな。

さて、あと一回自由時間を過ごしたら約束の時間だな…。

さて、何をしようか。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買に行く。
3、自由安価

安価↓2

守崎と過ごそうか。




【食堂】

桜田が残した食事を置きに食堂へ行くと守崎が食堂の床掃除をしている。

癒境「掃除してたのか。守崎は偉いな」

守崎「癒境さん。…あ、それは…」

癒境「…桜田の残った食事だ」

守崎「そうですか…すみません、持ってきてもらって…」

癒境「いや、これくらいどうって事ないさ」

さて、どう会話しようか…。

1、掃除や料理とか、他の人の何倍も忙しそうだな、体は大丈夫か?
2、そういえば、守崎の家族ってどんな人達だ?
3、細永美の件を聞いてみる。
4、自由安価

安価↓2

…細永美から、男子の好みと印象について聞いてみるか…。

細永美の頼みだからな。

癒境「なあ守崎…少し聞きたい事があるんだが、良いか?」

守崎「ええ、構いませんよ」

癒境「…その、守崎は理想の男の人ってあるのか?」

守崎「理想の男性ですか?」

癒境「あ、あぁ…」

守崎「そうですね…ご老人の方や子供達に優しくて、一途な人ですかね…?」

癒境「なるほどな…それと、もう一つ…」

守崎「はい」

癒境「細永美の事、守崎から見てどう思う?」

守崎「細永美さんですか?」

直後コンマ判定
コンマ数によって守崎から見た細永美の印象に変化。

判定94 良い人だと思いますよ。



守崎「細永美さんは優しくて良い人だと思いますよ。仲良くしたいと思います」

癒境「ほぉ…」

守崎「それに、細永美さんを見ていると、なんだか母性を感じさせる雰囲気があるので」

癒境「そうか」

なかなか好印象みたいだな。

良かったな、細永美。


プレゼントを渡しますか?
1、あげる。
2、あげない。

所持プレゼント
・毛虫くん
・無言電話
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン

安価↓2

守崎「しかし、何でそんな事聞くんですか?」

癒境「あ、いや…なんとなく…だな」

守崎「はぁ…」

細永美に聞いてほしいって言われたなんて言えないよな…そんな事かってに本人に言ったら怒られる
だろうしな。

【INFO】
・守崎からの好感度が少し上昇しました。

直後コンマ判定。

コンマ数50以下なら自由行動1日追加。

モノクマ「マジかよおい!?」

【INFO】
・自由行動が一日分追加になりました。




では、今日の更新はここまでにします。

次は大浴場イベントです。

次回の更新日は8月8日の20時予定です。

ここまで見てくれてありがとうございます。

こんばんわ。予定通り更新していきたいと思います。

今人っていますか?

それでは、始めていきます!








さて、約束の時間だな…大浴場へ行くか。





【大浴場】

志倉「さて、全員揃ったようだな」

大浴場には桜田、時神、斬咲以外の男性陣が集まっていた。

…時神と斬咲はやはり来なかったか…斬咲はともかく、時神とは仲良くしたいと思ってたんだがな…。

上条「裸の付き合いってのも良いもんだな!早速入るぞ!!」

そう言って上条は真っ先に大浴場の風呂へ向かっていく。

細永美「いつも個室のシャワールームで済ませてたから、たまには大きなお風呂でのんびりするのも
悪くないよね」

木鬼沢「……」

上条に続くようにして細永美と木鬼沢も風呂場へ向かう。

志倉「…さて、俺たちも入るか」

癒境「そうだな」

そう言って俺たちも風呂場に足を踏み入れた。



ミーティングの報告で広くて綺麗な浴室だと聞いていたが、想像以上に良い所だな。

上条「くらえ!水鉄砲!」

細永美「ふぶっ!?」

上条はどこから持ってきたのか、おもちゃの水鉄砲を細永美に向けて発射する。

顔にまともにお湯をかけられ、うぅ~と細永美は唸っていた。

志倉「…風呂くらい静かに入れないのかあのバカは…」

木鬼沢「………」

上条の行動を見て呆れたような表情を浮かべる志倉、心なしか混ざりたそうな表情をしている木鬼沢。

殺し合い学園生活をしている事を忘れそうなくらい穏やかな時間に俺は心底安心した気持ちになった。

この裸の付き合いを機に、もっと友情を深めよう。

癒境の行動内容 安価↓2

…上条水掛け合戦に混ざりたそうにしている木鬼沢を誘ってみようか。

混ざりたくても、無口で積極性に欠けている故に声をかけにくいのだろう。

俺が助け舟を出して、上条や細永美とコミュニケーションをとってもらわないと。

癒境「木鬼沢」

木鬼沢「!!…何?」

癒境「一緒に上条達の水掛け合戦に参加しないか?」

木鬼沢「!」

癒境「上条も細永美も親しみやすくて良い奴らだ。すぐに仲良くなれる」

木鬼沢「……」

癒境「さぁ、行こうぜ」

木鬼沢「………んっ」

癒境「上条~細永美~、俺たちも混ぜて…へぶっ!?」

バシャッといきなりお湯が顔面に命中する。

上条「油断大敵だぜ、癒境!!」

癒境「ふ、不意打ちしやがって…!」

木鬼沢「……ふんっ!」

ザバーンッ

上条「わぷっ!」

細永美「あぶぶっ!!」

木鬼沢が湯船に入り、逞しい腕を振りかぶり、上条と細永美にお湯をかける。

上条「く~…やったな木鬼沢!!負けないぞ!」

木鬼沢「……っ」

癒境「木鬼沢…楽しそうだな」

子供みたいにはしゃぐ彼らを見て、微笑ましい気分になった





志倉「…うるさい…」

ボソリと不機嫌そうにそう言った志倉の呟きを聞き、俺は申し訳なく思った。









志倉「…さて、俺が大浴場に誘った目的を言わせてもらう」

上条「…へっ?」

細永美「ただ入浴を通してコミュニケーションをとる為じゃないの?」

志倉「それはあくまで表向きに…だ。とりあえず、風呂から出たら話す」

そう言って志倉は風呂からあがり、浴室から出て行く。

俺たちをここに連れて来た本当の目的か…なんだろうな?









志倉「着替え終わったな。では、お前たちに聞く…この部屋には、ある物がない…それが何か
分かるか?」

木鬼沢「……?」

上条「ある物?」

志倉に言われ、俺は部屋を見渡す。

…あれ?この部屋…もしかして…。

志倉「癒境、お前は分かるか?この部屋にはないある物が…」

この部屋にないある物…それは…。

答え 安価↓

癒境「…監視カメラがないんだ…」

志倉「そうだ。盗聴器がある可能性も考えて探してみたが、それらしき物は見当たらなかったから、
もしかしたら盗聴器の方もないのかも知れない…俺が見落としてる可能性もあるが…」

上条「あ、そう言われてみればそうだな」

細永美「さすがに着替えまで監視カメラで覗くのはプライバシーの侵害だから、つけなかったのかなぁ?」

癒境「着替えじゃなくても、生活全般を見られてる時点でプライバシーもあったもんじゃないがな…」

志倉「監視カメラがないという事は、ここで話している事ややっている行動は黒幕から隠せる事ができる」

志倉「黒幕に知られてはいけない秘密や情報を、この場所を使って密談できるという事だ」

細永美「な、なるほど…!!」

上条「それを教える為に、わざわざ大浴場で交流するなんて言いだしたのか」

木鬼沢「……」

志倉「女性陣も、すでに守崎から聞いているだろう。今後、重大な手がかりを見つけたら、不自然に見られないよう
大浴場へ行き、情報を共有しようと思う…異論はないか?」

癒境「それで良いと思うぞ」

上条「おう!」

細永美「僕異論はないよ」

木鬼沢「……(コクリ)」

志倉「よし…では、解散する」

上条「おう!今日は楽しかったぜ!」

細永美「僕もだよ!」

木鬼沢「……」

そう言って3人は先に大浴場から出て行った。

…すると、3人と入れ替わるようにして、ある人物が入ってくる。

癒境「!…時神」

時神「……」

時神「…お前たちが何をしていたのか予想はつく…監視カメラの話だろう?」

癒境「まぁ…そうだけど…」

時神「…お前らにはガッカリさせられるな…」

癒境「なっ…」

志倉「…何が言いたい?」

時神「俺たちの中に…黒幕と通じた裏切り者…内通者がいる可能性がいる可能性は考えなかったのか?」

癒境「な、内通者…!?」

志倉「……」

時神「この殺し合い学園生活を起こしやすくする為に、黒幕が一人くらいそのような人物を紛れさせていても
何もおかしくはない」

癒境「…そんな…」

俺たちの中に、黒幕と通じた裏切り者がいる…?

そんな事…信じたくない…。

志倉「…」

癒境「…そうだ、斬咲…アイツはどうなんだ?」

時神「俺はアイツが裏切り者の可能性は最も低いと考えている…あからさま過ぎるし、奴はただ純粋にこの学園生活を
楽しそうにしていたように見える」

癒境「そ、そうか…」

志倉「…裏切り者の可能性に関しては、俺だって考えたさ」

志倉「だが、今の時点で誰が裏切り者なのかまったく予想できない」

志倉「…黒幕も、大浴場に監視カメラがない事は承知の上…当然、裏切り者もその事は知っている…
裏切り者がいるなら、いずれ行動にボロが出る…俺は一人一人の行動に目を光らせているつもりだ」

時神「…そうかよ」

癒境「時神…俺たちにわざわざその事を忠告してくれたのか…?」

時神「…都合の良い頭をしているな…裏切り者のせいで俺に被害がくるのはごめんだからな…お前らが
どうなろうが、俺には関係ない…そこらで勝手に死んどけ」

ツンとした表情でそう言うと時神はさっさとその場から去ってしまった。

志倉「…癒境、俺は誰かが不自然な行動をすれば、容赦なく問い詰めるつもりだ…お前も例外じゃない」

癒境「志倉…」

志倉「…俺を失望させてくれるなよ、癒境…」

癒境「…失望なんてさせないさ、志倉」

志倉「…その言葉、上辺だけの言葉でない事を祈っている」

志倉はかけている眼鏡の位置を直し、その場から立ち去った。

【INFO】
・志倉、上条、細永美の好感度が上昇しました。
・木鬼沢の好感度が大幅に上昇しました。
・木鬼沢との関係が『友人』になりました。

【桜田の個室前】

癒境「…で、大浴場で上条が水鉄砲で俺や細永美を狙ってきて大変だったんだ」

桜田「…そう…随分楽しんだんだね…」

癒境「ああ…桜田もいたら、もっと楽しかったと思うぞ」

桜田「……」

癒境「今日の夕食は相変わらず食べる量は少ないが、前よりは食べれているな…少し安心したよ」

桜田「…うん」

癒境「おっと…もうすぐ夜時間だ。じゃあ、また明日来るよ」

桜田「…」

無言のまま桜田は頷き、扉を閉める。

さて、寝る前に桜田の顔も見たし、部屋に戻るか…。












桜田「どうして…どうして、こんな僕に毎日懲りずに話しかけてくれるの…?」






【モノクマ劇場】

モノクマ「はぁ~…どうもぉ、モノクマです~…」

モノクマ「なんかテンション低くないかって?低くもなるよ、コンマ判定に成功して自由時間が1日
伸びたんだから…殺し合いが先延ばしになっちゃったよ」

モノクマ「まぁでも、周りと親密になればなるほど絶望度も増すし、それもありなのかもね」

モノクマ「それはそうと、現在ある2つのフラグがたっています」

モノクマ「そのフラグの別れ目は、次の日のあるイベントの自由安価で決定します」

モノクマ「どちらのフラグが立つかはスレ民の方にかかっています」

モノクマ「うぷぷぷぷ…どんな展開になるかはその時にならないと分からない…ボクとしては皆が
絶望するような展開になる事を願うばかりだよ」

モノクマ「じゃあ、せいぜい頑張ってね!」

学園生活9日目

―キーンコーンカーンコーン




昨日の大浴場での出来事は楽しかったな。

これで殺し合い学園生活の最中じゃなければもっと楽しいんだけどな…。

…そうだ、今日の桜田の朝食は俺が持って行こうかな。









【桜田の個室前】

守崎の作ってくれた朝食を持って、桜田の部屋へ訪れる。

―ピンポーン

インターホンを押すと、いつもと違い、すぐに扉を開けてくれた。

桜田「…癒境くん」

癒境「桜田、朝食を持ってきたぞ」

朝食を乗せたトレーを桜田に渡そうとするが、桜田が目線で一旦床に置くように訴えていたので、俺はトレーを
一旦床に置いた。

桜田「……ねぇ、癒境くん」

癒境「何だ、桜田?」

桜田「…どうして君は、毎日ボクの様子を見に来るの?」

癒境「え?…そりゃあ、桜田が心配だから…」

桜田「でもさ…どんだけ言葉をかけてもまったく部屋から出ずに引きこもり続けるボクに、懲りずに
話をかけてくるのは君だけだし…皆頑張ってるのに…ボクは足でまとい…この学園生活が嫌で嫌で…
いっその事消えてしまいたくって…どうしようもないんだ…」

癒境「桜田…」

桜田「癒境くん…ボクは…どうすれば良いの…」

癒境「……」

いつもより滑舌に喋る桜田…何か心に変化があったのだろうか…。

…俺の言葉次第で…桜田を勇気づけられるかも知れない…但し、間違った事を言ったら、またふさぎこんでしまう
かも知れない…慎重に言葉を選ばないと…。

桜田にかける言葉 安価↓2(または21:05まで)

癒境「俺は桜田のことを仲間だと思ってる、だからこそ放っておけるワケがなかった。なぁ桜田、もう一度
俺を……俺たちのことを信じてみないか?皆一緒なら、励まし合うことも、助け合うことも…それこそ、何だって
出来るって思わないか?」

桜田「癒境くん…」

癒境「…桜田、生きる希望を失うな…必ず…外の世界に出るんだ…皆一緒にな」

桜田「……」


直後コンマ判定

コンマ数90以下なら桜田の精神が回復し、さらに精神力に少し補正がつく。

桜田「…癒境くん…ボク…皆と一緒にいたい…皆と…生きたい…!!」

桜田はポロポロと涙をこぼしてそう言う。

癒境「桜田…」

桜田「…一緒に、食堂に行って良いかな?」

桜田は床に置いた朝食のトレーを持ち、俺にそう言う。

癒境「…当たり前だ!」

桜田「…ありがとう!」

数日間見る事が出来なかった桜田の笑顔が…咲いた。


【INFO】
・桜田の精神が戻りました。
・桜田の精神力に補正がつきました。
・桜田の好感度が大幅に上昇しました。
・桜田との関係が『友人』になりました。

では、今日の更新はここまでになります。

次の更新は8月14日になります。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

こんばんわ。

予定通り本編を更新していきたいと思います。

今人っていますか?

来て下さりありがとうございます!では、始めていきます!





【食堂】





食堂には斬咲と時神以外全員揃っており、俺と一緒に入ってきた桜田を見て、全員驚いた表情をしていた。

今まで頑なに個室から出ようとしなかった桜田が外に出ているのだから驚くのも無理はないか。

守崎「…桜田くん…もう、平気なんですか…?」

桜田「うん…迷惑かけてごめんね、皆」

盛口「わーん!桜田くぅ~ん!心配したの~!!」

桜田「わわっ!盛口さんっ」

泣きながら桜田に抱きつく盛口に、桜田は困ったような笑みを浮かべる。

羽毛「見ない間に随分痩せたわね…ただでさえチビなのに、もっと小さくなって…」

上条「桜田、また一緒に頑張ろうな」

細永美「無茶しない程度で良いからね?」

八雲「ふふっ、これでまた少しは賑やかになるかしらね」

木鬼沢「……」

マリア「桜田様…本当に、良かった…」

志倉「……」

志倉が無言で桜田に近づく。

桜田はビクッとし、志倉を恐る恐る見ている。

志倉「……桜田」

桜田「な、何…」

志倉「……よく、戻ってきてくれた」

桜田「!…うんっ!」

桜田は涙を流しながらニコッと笑った。

盛口「桜田くん!久しぶりに一緒に食べるの!」

桜田「うん!守崎さんと羽毛さんの美味しい食事を久しぶりに味わって食べるよ!!」

キャッキャと騒ぐ桜田と盛口を見て、俺は嬉しくなって笑顔で見つめる。

守崎「癒境さん」

守崎が俺に近づいて声をかけに来る。

守崎「桜田さんがこうしてまた笑顔で部屋から出てくる事はできたのは、癒境さんのおかげです…ありがとうございます」

癒境「いや…桜田が頑張ったからだよ」

幸川「けれど、桜田さんが部屋から出るきっかけを作ったのは間違いなく癒境さんです!
さすが私の王子様…!!」

幸川がいきなり俺の腰に抱きつき、興奮したような表情で俺を見ながら言う。

…ていうか、王子様って…俺はそんなキャラじゃないんだがな…。

幸川「やはり癒境さんは希望と呼ぶにふさわしい人です…はぁ…日を増すごとに癒境さんの魅力が増していく
ような気がします…」

…幸川はなんだか俺を過大評価し過ぎなんだよなぁ…。

桜田「…癒境くん、幸川さんに惚れられてるねぇ…いやぁ~、変わった性格してるけど、あんな可愛い子に好かれる
なんて羨ましいね~!」

盛口「当の癒境くん本人は気づいてないみたいだけどね~」

離れたテーブルで桜田と盛口がそんな会話をしていた事に、俺は気づかななった。






朝食を食べ終え、俺は個室で一息つく。

さて、今日は何をして過ごそうか。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

購買部に行くか。

今度こそ良いのが出ると良いけどなぁ…。





【購買部】

さて、残りのモノクマメダルは15枚か。

何枚入れようかな。


↓入れる枚数(最大5枚まで)

思い切って5枚だな。

というか、5枚以外の枚数で入れた事ないな。


15枚→10枚

ーガチャガチャ


モノモノマシーンから出てきた商品は…

・黄金のスペースシャトル
・武神のお守り
・おでこのメガネ
・マックロワッサン
・スカラベのブローチ

おっ、被らなかったな。

それに、出てきた物もなかなか無難ではないだろうか。




現在の所持プレゼント
・毛虫くん
・無言電話
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
追加↓
・黄金のスペースシャトル
・武神のお守り
・おでこのメガネ
・マックロワッサン
・スカラベのブローチ



さて、景品も手に入れたし、次は何をしようか。

1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

上条と過ごすか。

相変わらずどこかで運動しているんだろうな。





【体育館】

上条「ふ~、ちょと休憩するかぁ」

やはりここにいたか。

上条は基本的に体育館や更衣室とかにいるよな。

癒境「上条、やっぱりここにいたのか」

上条「よっ!癒境、今ランニングを終えて休憩してる所だ」

癒境「じゃあ、少し話しても良いか?」

上条「おうおう!遠慮なんかすんなよ!友達なんだからよ!」

ニカッと太陽のような笑みでそう言った。

さて、何を話そう。


1、羽毛について話をするか。
2、また一緒にランニングしても良いか?
3、また運動後のマッサージしようか?

安価↓2

…羽毛から好みのタイプと印象を聞いてくるよう言われてたな…。

上条からまともな答えが返ってくるか少し不安だが…。

癒境「少し上条に聞きたい事があるんだけどさ…」

上条「ん?何だ?」

癒境「…上条の好きな異性のタイプって何なんだ?」

上条「好きな異性のタイプ?」

上条は困った様子でう~ん…と首を捻ねる。

上条「そんな事言われてもな~…う~ん……タイプって言うか、一緒にいて楽しいと思うのは、やっぱり
運動好きな子…なのかなぁ?」

疑問形でそう言われても…。

癒境「…あともう一つ…上条は羽毛の事、どう思ってるんだ?」

上条「羽毛の事?」


直後コンマ判定
上条の羽毛に対する印象 ↓

判定 88 結構好印象



上条「羽毛はしっかりしてて頼りになる良い奴だと思うぞ」

細永美に続き、羽毛もなかなか良い印象を持たれているようだ。

俺は心の底からホッとした。

上条「仲良くなりたいとは思うんだが…羽毛は俺の事をどうもあんまり親しくしたくないようなんだよなぁ…
なんか真っ赤になって怒ったり、脳筋って言って蹴られたりしたし…」

違うんだ…違うんだ上条…!!

羽毛は本当は君と仲良くなりたいんだ…!!

でも、あまり余計な事を言うと羽毛に怒られそうだ…。

上条「う~ん…俺、あいつになんかしたっけかぁ…?」

俺の心の葛藤を知らず、う~んと再び困った表情で上条は首を捻った。

プレゼントを渡しますか?
1、あげる
2、あげない

安価↓2

なぜ原作ハズレの物をWWW



癒境「か、上条…こ、これ…」

俺が上条に渡した物は…無言電話だった。

上条「うわ~、黒のダイヤル式とか古いな~」

上条は電話を受け取ると、適当にダイヤルを回し、受話器を耳に当てる。

無言電話なのでもちろん声が聞こえるなくはずもなく、静寂な空気に包まれる。

上条「……」

癒境「……」

上条「……」

癒境「……」

上条「…いったいコレ…どうすれば良いんだ?」

…俺は何故こんな誰も喜ばないような物を上条に渡したんだ…。

【INFO】
・上条との好感度に変化はありませんでした。

上条はあの無言電話を『まぁ、懐かしい代物だし、オブジェ的な感じで部屋に飾っとく』と困ったような表情で
言った上条の見て、俺は心底申し訳ないと思った…。

俺はいったいどうしてあんな物を…もっと上条が喜びそうな物があっただろうが…。

…まぁ、過ぎてしまった事は仕方がないし、今度は気をつけよう…。

さて、昼食も食べ終わったし、次は何をしようか。

1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

…気を取り直して、今度は羽毛と話をするか。

ついでに食器の片付けも手伝おう。




【厨房】

羽毛「悪いわね癒境、これくらい一人でもできるのに」

癒境「良いって、これくらい…君と守崎は毎日やってくれてるんだから、これくらいさせてくれよ」

食器を洗い終え、俺たちは一息ついた。

さて、彼女と何を話そうか。


1、上条からの反応を報告する。
2、トリマーとしての仕事ぶりを聞きたいな。
3、羽毛ってオシャレだよな。

安価↓2

さて、上条から好みのタイプと羽毛の印象も聞いた事だし、報告しておくか。

癒境「そうだ羽毛、君に頼まれてた上条の好みのタイプと羽毛の印象を聞いてきたぞ」

羽毛「!!…で、どっどどど、どうだったの…!?」

癒境「どもり過ぎだ…とりあえず好みのタイプ…と、いうよりは一緒にいて楽しいと思うのは運動好きな子
らしいぞ」

羽毛「運動好きな子って…まったく、どこまでも脳筋なのねアイツは…」

癒境「で、上条から見た羽毛の印象なんだが…なかなか好印象みたいだぞ」

羽毛「…!!///」

癒境「しっかりしてて頼りになる良い奴だって言ってたな」

羽毛「そ…そりゃあ、アイツらはアタシがついてないとだらしないもの!!」

癒境「ただ、上条はどうも君が自分とは親しくしたくなさそうだ…って勘違いしてたぞ」

羽毛「は?何で?」

癒境「顔を真っ赤にして怒られたり、脳筋と言われて蹴られたから…って言ってたぞ」

羽毛「あ、あれはアイツが急に顔を近づけてくるから…!///」

…決して悪い印象を抱かれているわけではないのに、どうも羽毛が素直もなれずに空回りし続けそうだな…。


プレゼントを渡しますか?
1、渡す
2、渡さない

安価↓2

羽毛「…アタシのわがままを聞いてくれてありがとう…上条の事を少し知る事ができて…嬉しかったわ」

癒境「お役に立てたのなら何よりだ」

羽毛「あぁ…上条の奴…アタシがいつアンタの事親しくなりたくないなんて言ったのよ…ニブチンなアイツが悪い
んだわ…」

はぁ…とため息をつく羽毛に、俺は苦笑いを浮かべた。

【INFO】
・羽毛との好感度が少し上昇しました。

羽毛に無事上条の事を伝えられ、一安心だ。

さて、次は何をして過ごそうかな。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部に行く。
3、自由安価

安価↓2

次の自由時間が時神に決まった所で今日はここまで。

自由時間オンリーでグダグダでしたが、ここまでお付き合い頂きありがとうございます!!

次回の更新予定日は18日か22日の20時を予定しています。

すみません、今日は更新が無理なので次の更新は22日の20時にします。

それからプレゼントの所持数に制限はありませんよ。

今日本編を更新しますが、20時に更新できないです。
21時には更新したいと思います。

遅れてすみません。

人がいたら本編を更新したいと思います。

来てくださってありがとうございます!では、始めていきます。


時神はあいかわらず一人でいるせいか、自分から探しに行かないと会えないからなぁ…。

彼とも早く仲良くなりたいし、探しに行くか。







【図書室奥の書庫】

図書室の重要な資料が置かれている奥の書庫に彼の姿があった。

真剣な表情で様々な資料を見ているようだ。前もそうだったな。

声を掛けようか迷っていると、時神は俺の存在に気づいたようで、一旦読んでいた資料を閉じて俺の方へ
顔を向ける。

時神「…こんな場所に何の用だ」

癒境「いや、君を探しに来たんだよ」

時神「…あいかわらず暇を持て余しているようだな…で、要件ならさっさとしろ」

癒境「ああ…」


さて、何を話そうか…。

1、そういえば前に斬咲もここで調べ物してたな。
2、前に話してた人の話を詳しく聞けないか?(等価交換に成功した時のみ)
3、自由安価

安価↓2

…この書庫の資料といえば…確か前に斬咲がこの書庫で調べ物をしていたよな…。

時神「…何を考え事をしている」

癒境「え、いや…時神はよくここで調べ物をしているけど…斬咲も前にここで調べ物をしていたな~って…」

時神「…斬咲が?」

癒境「あぁ」

時神「…そいつが調べていた資料、どんな物か覚えているか?」

癒境「え?…まぁ、一応…」

時神「教えろ」

癒境「う、うん…確か、『殺人鬼ジェノサイダー翔事件』や『日本国の切り裂きジャック事件』、
『食人殺人鬼ラフレシア事件』のページを開いていたのを覚えている」

時神「……」

時神は立ち上がり、本棚から資料を取り出す。

パラパラとページをめくり、俺にその目的のページを見せる。

時神「…これの事だよな?」

癒境「あ、あぁ…」

時神「…あの男は、何故この事件がのった資料を見ていたんだ…?」

癒境「さぁ…俺にも分からない」

時神「……」

癒境「…時神はこれらの事件を知ってたのか?情報屋だし…」

時神「…もちろん知っている。俺の情報網を甘くみるな」

癒境「俺はこれらの事件をあまり知らないんだよな…」

時神「知っておいた方が身の為だぜ…」

癒境「今だに捕まってないのか?これらの事件の犯人は…」

時神「そうだな。残忍な殺害をしながら足取りをまったく掴ませない奴らだ…ただ、俺の調べでは、
ジェノサイダー翔の正体は女の可能性が高いと思っている」

癒境「なんでだ?」

時神「この事件の被害者は全員男で…殺害状況を見る感じ、男を殺す事に喜びを感じる快楽殺人を思わせるもの
がある…お前もせいぜいここから出たらバッタリ出くわさないよう気をつける事だな…」

癒境「う…そ、そんな縁起でもない事言わないでくれよ…」

時神「……」

時神は再び資料に目を通す。

ジェノサイダー翔以外の2つの事件の資料を険しい表情でじっと見ていた。

癒境「時神…?」

時神「…何でもない…」

そう言って時神は資料を元の場所に戻して行った。


プレゼントを渡しますか?

1、渡す
2、渡さない

・毛虫くん
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・黄金のスペースシャトル
・武神のお守り
・おでこのメガネ
・マックロワッサン
・スカラベのブローチ

すみません、安価↓2で。

癒境「なあ時神、時神ってこーいうのは好きか?」

そう言って俺は緑色に光るブローチを渡す。

時神「…スカラベのブローチか」

癒境「このブローチ、スカラベって言うのか」

時神「古代では聖なる虫として崇拝された虫をかたどったブローチなんだよ。
ちなみに、スカラベの和名はフンコロガシだ」

癒境「………えっ」

時神「俺はそこまで嫌とは思わないが、人によってはいくら綺麗でも嫌がられるだろうな」

癒境「し、知らなかった…」

時神「まぁ、せっかくの貰い物だ…貰っておくぜ、売れば金になるしな」

癒境「(ここから出たら速攻で売りに行くつもりか…?)」


【INFO】
・時神からの好感度が上昇しました。

時神と過ごし、図書室から出ると上条が俺に近づいて来た。

上条「癒境、一緒にプールに行かないか?」

癒境「プール?」

上条「プールには桜田と盛口と八雲、それから羽毛もいるんだ。一緒に泳ごうぜ!」

癒境「そうだな…せっかく開放された場所だしな。よし、俺も行くよ」

上条「へへ、そうこなくっちゃな!!」バシバシッ

癒境「うぐっ!」

背中を強くバシバシと叩かれ、変な声をあげてしまった。

そんな俺を見て申し訳なさそうな表情で謝った。








【プール】

桜田「あ!癒境くん、上条くん!!」

桜田が俺たちの姿を確認すると笑顔で手を振っている。

桜田「ボクも泳ぎたかったんだけど、まだ体調が万全じゃないから見学だけなんだってー。早く
元気いっぱいになりたいよ…」

癒境「まぁ、しばらくまともに食事を摂ってなかったからな」

上条「まあ、ゆっくり直していけばいいさ。さー!泳ぐぞー!!」

更衣室で水着に着替えた上条は勢いよくプールに飛び込む。


ザバーン


羽毛「きゃあっ!?」

盛口「上条くん、やっほ~」

八雲「……」

上条「いや~、久しぶりのプールは気持ちが良いなー!!」

羽毛「このバカ!!いきなり飛び込んでこないでちょうだい!!危ないでしょう!?」

上条「はっはっは、悪い!」

ケラケラ笑っている上条に、八雲が真顔になって近づくと…。

ガシッ!

上条「!?」

八雲「…貴方が飛び込んできたせいで、顔に思いっきり水が飛んできましたよ…」ゴゴゴゴゴッ…

八雲は上条の髪を掴み、ギリギリと力を入れて引っ張る。

八雲「私は泳げないから浮き輪に捕まらないとプールに入れないのに…貴方がたてた波の勢いで思わず浮き輪から
体が抜けたらどうしてくれるんですか…?」

上条「いたたたたっ!!」

八雲「なんて躾のなってないバカ犬なのでしょう…親の顔が見てみたいわ」

上条「や、八雲、髪の毛抜ける…い、痛い痛い!!」

八雲「ごめんなさいは?」

上条「ご、ごめんなさい…」

羽毛「あ、あの…八雲さん…?」

盛口「空狐ちゃん、怖い顔してるの~…」

桜田「はわわわわっ…」

癒境「…八雲は怒らせない方が身の為だな…」





盛口「プール楽しかったの~!」

上条「八雲怖い、八雲怖い…」

癒境「気をしっかりしろ上条…」

羽毛「自業自得よ…」

八雲「ふふふっ、まぁ、たまには良いものですね」

桜田「ボクも早く体調戻してプールで遊びたいよ…」

羽毛「ホントはお昼くらいにプールで遊びたかったんだけど、あいにくその時間はモノクマの清掃時間と
かぶったからね~」

癒境「?…清掃時間?」

モノクマ「そうだよー!」

全員「!?」

どこからともなく現れたモノクマに全員驚いた表情でモノクマを見る。

モノクマ「このプリチーな体でこの広いプールを1時間かけて頑張って作業してるんだよ!
ボクってば健気だよね~」

上条「自分で言うのか…」

モノクマ「清掃時間の際は更衣室とプールには入れないようになってるからね!入ろうとしたらお仕置きだよ!」

桜田「は、入らないよ…」

モノクマ「まぁ、清掃している時は両方の更衣室の扉に『清掃中』って看板かけておくからすぐに分かると思う
けど、念の為にね」

八雲「はぁ…」

…楽しかった気分も、モノクマが登場するだけで一気にテンションが下がったな…。

プールの時間を終えたらもうこんな時間か…あと1回自由行動したら今日は寝よう。

さて、何をしようかな…。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部に行く。
3、自由安価

安価↓2

盛口と自由時間を過ごすのが決定した所で、早いけど今日はここまで。

もうすぐ事件…事件内容は考えているけど、小説で表現するのが難しいよ…。

しかし、斬咲と八雲がやはり空気気味だ…。

次回の更新は早ければ26日、遅ければ来月になります。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

こんばんわ。

今日更新しますが、予定より30分遅れて更新します。

申し訳ありません…20時30分までに人が集まったら始めていきます。

来て下さりありがとうございます!では、始めていきます。




盛口と過ごすか。

桜田が元気になって1番喜んでいたのは彼女だしな。

さて、やはり食堂にいるのかな?







【食堂】

もぐもぐもぐもぐもぐ

やはり食堂にいたか。

癒境「盛口、こんばんわ」

盛口「んぐ…癒境くん、こんばんわ!うちを誘いにきたの~?」

そう言うと盛口は胸元のリボンを取り、ボタンを外して胸元をこれみよがしに見せてくる。

癒境「も、盛口…そういうのはやめてくれないか…///」

盛口「え~」

頼むから勘弁してくれ…。


1、女の子がそんな事をするもんじゃないぞ。
2、そ、そういえば桜田も少しずつ回復して嬉しいよな!
3、自由安価

安価↓2

癒境「そ、そういえば桜田も少しずつ回復して嬉しいよな!」

盛口「…話をそらされた気がするけど、そうだね~、やっぱり桜田くんは笑顔が一番なの~」

癒境「そうだな…桜田の明るさはこの状況下で凄く救われるからな…」

盛口「ご飯の量も完食はできないけど、少しずつ増えてきたの~」

癒境「ホント…あのまま部屋から出てこなかったらどうしようかと思ったけど、心から安心したよ」

盛口「さらに元気をつけるためにうちの胸を貸してあげたの~。桜田くんの顔を谷間にうめたりとか」

癒境「ぶっ…!!」

盛口「やっぱり男の子は女の子の胸が大好きだから、こうするのが1番なの~」

癒境「なっ、なっ……何てことをしているんだ!?///」

盛口「も~、あいかわらず純情で可愛いの~!」

癒境「あ、あのな~…」

盛口「桜田くんは『盛口さんの谷間に顔をうめられるなんて思いもしなかったよ!!
最高だけど!!』って言って喜んでたの~」

癒境「桜田ぁ…」

…まぁ、それだけ回復してることなんだろうけど…なんか複雑だ…。


プレゼントを渡しますか?
1、あげる
2、あげない

・毛虫くん
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・黄金のスペースシャトル
・武神のお守り
・おでこのメガネ
・マックロワッサン

安価↓2

癒境「ゴホンッ…え~と、盛口、良かったらこれあげるよ」

盛口「あ!それ、マックロワッサンなのー!見た目は良くないけど味は美味しいの~」

俺からマックロワッサンを貰うと、盛口はその場で食べた。

盛口「う~ん、美味しいけど、ボリュームがないからお腹の足しにならないのが難点なの~」

癒境「大食い選手の盛口にはそうだろうな」

盛口「でも美味しかったの~。ありがとうなの~」

癒境「どういたしまして」


【INFO】
・盛口との好感度が上昇しました。









さて、今日はもう寝るか。

…そろそろモノクマが何か仕出かす頃か?

…けど、人を殺したって、得る物は何もない…北橋の最期を見ればそれは明らかだ…。

大丈夫…あんな事があって…殺すような人は…きっといない…。

そう無理やり信じこませ、俺は眠りについた…。












【モノクマ劇場】

モノクマ「うぷぷぷぷ…そろそろボクも動き出しても良い頃だよね~」

モノクマ「やっぱりただ皆で仲良くダラダラ過ごすクソつまらない日常よりも、血なまぐさい
殺し合いの方が刺激があって楽しいもんね~!」

モノクマ「しかし、八雲さんと斬咲くんがぜんぜん自由時間に選ばれてなくて笑えるよ!二人とも
絶望的だねー!!」

モノクマ「癒境くんはあんな甘い事を考えて寝ちゃったけど、一度起こった殺し合いはそう簡単には
止められない…皆の絶望した顔をまた見るのが楽しみだよ…」

モノクマ「うぷぷ…うぷぷぷぷぷ!!」

学園生活10日目

―キーンコーンカーンコーン





モノクマ『オマエラ、おはようございます。朝です、7時になりました。起床時間ですよー!
あぁ、それから、9時になったら皆さん体育館へ集合するように!さ~て、今日も張り切って
いきましょう』





…体育館に集合だって?

とうとう動き出すか…でも、どんな事があったって、俺はお前に屈しない…!






【食堂】

食堂に入ると、皆険しい表情だった。

やはりモノクマの放送が原因か…ふと、端の方を見ると、珍しく斬咲が姿を現していた。

癒境「斬咲…」

斬咲「朝の放送聞いたぜぇ~。面白くなってきたと思わないかぁ?」

羽毛「面白くなんてないわよ…」

志倉「…そろそろ奴が動き出す頃合とは思っていた。今の平和な状況は奴にとっては面白くないだろうしな」

…だが、無視すれば何をされるか分からないから、行くしかないんだろうな…。

志倉「9時までに全員起こして、朝食を摂って体育館に向かうぞ」

羽毛「…最悪な1日になりそうだわ」

上条「けど、行くしかないからな…」

斬咲「くくくっ…」











【体育館】

モノクマ「皆集まったねー!優秀な生徒達でボクは嬉しいよ!!」

桜田「来なかったら酷い目に合わせるつもりでしょ…?」

志倉「貴様の事だ…また碌でもない事を企んでいるんだろう」

モノクマ「失礼しちゃうな~!ボクは皆の為を思ってやってるのに!」

時神「良いからさっさと要件を言え」

モノクマ「せっかちだな~。まぁいいや…呼び出したのは他でもない!君達に新しい動機を与える為だよ!」

っ…やはりそうか…だが。

癒境「北橋と岡本の悲劇を繰り返すわけにはいかないんだ!…お前の与える動機に屈したりはしない!!」

モノクマ「うぷぷぷぷ…相変わらず甘いこと言ってるんだねー!さて、今回の動機ですが…今回の動機は
24時間以内に殺し合いをしなければ『恥ずかしい思い出や知られたくない過去』を全国に放送することでーす!」

守崎「恥ずかしい思い出や…」

幸川「知られたくない過去…?」

モノクマは教卓から何かを取り出す。

取り出したのは、それぞれ名前の書かれた封筒だった。

モノクマ「この封筒の中には君らの恥ずかしい思い出や知られたくない過去が書かれているんだ。
全員分配るから確認してみてー」

俺たちはモノクマから自分の名前が書かれた封筒を受け取る。

封筒を受け取り、俺は少し緊張した手つきで封筒の中身を取り出す。

そこに書かれていたのは…



『癒境くんは中学の時、クラスの男子に騙されて女子トイレに入ってしまったことがある』



癒境「…えっ」

何でモノクマがそんな事知ってるんだ?

桜田「えっえっ、えぇーー!?」

上条「な、何でモノクマがこんな事知ってるんだ!?」

マリア「はわわ…そんなっ…」

斬咲「…チッ」

周りの皆も驚きを隠せない様子だった。

モノクマ「うぷぷぷぷ…24時間以内に殺し合いをしなかった場合…封筒に書かれた秘密を全国に放送するので、
嫌だと思ったら遠慮なく殺し合いを行ってくださーい!!」

そう言うとモノクマは姿を消した。

…どんな事があろうと殺しはしないと誓っているから、もとよりそのつもりは無かったが…正直
拍子抜けだった。

確かに恥ずかしい思い出ではあるが…人を殺してまで隠したいものではない。

一部の人もそう思っていたのか、安心したようなため息を吐き出す。

桜田「ま、まぁ…これくらいの秘密なら、別に良いかな~?」

守崎「そうですね。これなら殺し合いの心配はしないで良さそうです」

そう安心した表情で二人はそう言うが…。

時神「…お前らは何も分かっていないな」

その空気を濁すかのように時神が冷たい表情でそう言う。

時神「お前らはそう思っていても…他の奴らは殺してでも暴かれたくない秘密を抱えている奴が
いるかも知れないだろう…」

細永美「ま、まさか…そんな事…」

時神「可能性は決して0じゃない…そもそも、殺してでも秘密を守りたい人間がいなければ
モノクマも動機に出さないだろう」

細永美「そ、それは…」

時神「例えば…誰かを陥れ、その人の人生を崩壊させてしまったとか…あるいは人を殺してしまったとかな」

マリア「…っ!」

志倉「……」

時神「だから、今回も殺人は起こる可能性は高い」

守崎「……」

…時神の意見は間違ってはいない…誰しもが自分と同じ考えを持っているわけではないのだから…。

けど…それでも…!

癒境「それでも!人殺しなんて…!」








守崎「それでも、人を殺して良いことにはなりません」







俺が講義する前に守崎が真剣な表情で時神に向かってそう言った。

時神「……」

守崎「確かに、人である以上、隠したい秘密や過去があり…また、罪を犯してしまう事がどうしてもあります。
…けど、それは人を殺してどうにかなる物ではありません…そんな事をすれば罪が重くなるばかりで…一生をかけても
償いきれないものになってしまいます…」

守崎「…私たちがするべき事は、殺し合いをする事ではありません…自分の過去や罪と向き合い、過ちを反省する事です。
たとえ秘密や過去を全国に放送されても…生きていれば罪を償う事ができる。これ以上罪を犯してはいけないんです」

マリア「守崎様…」

細永美「っ…さすが守崎さん…まるで女神のような優しさ…っ」

…守崎の言うとおりだ。

ここで殺し合いをすれば、罪がまた重なり、償う事がもっと難しくなってくる…重い過去や罪を持っている人間なら
尚更だ。

斬咲「……」




斬咲「ふふ…くくくくく…ふははははははっ!!」


守崎の真剣な思いをぶち壊すかのようにその場に似つかわしくない笑い声をあげたのは斬咲だった。

斬咲は睨みつけるような表情で守崎に近づくと…。


―グイッ!


守崎「いっ…いたっ…!」

守崎の二つ結びしてある片方を強い力で掴み、引っ張る。

細永美「守崎さんっ!」

斬咲「ふはっ…守崎さんよぉ…そういうの、世間でなんて言うか知ってるかぁ?」

守崎「うぅ…」

斬咲「アンタみたいに世間の表側しか知らずに綺麗事を言う奴を…人は『偽善者』って呼ぶんだぜぇ?」

そう言い、斬咲は守崎の髪を掴む手にさらに力を入れる。

守崎「あっ…い…っ」

癒境「斬咲!守崎から手を離すんだ!!」

斬咲「ふんっ…」

守崎「…私は…口先だけで、そんな事言ったつもりは…ありませんっ」

斬咲「…面白くない…」

斬咲はジョーカーのカードを取り出し、守崎の頬をカードで撫でる。

斬咲「お前は俺を楽しませてはくれない…実に不愉快だ」

守崎「…っ貴方にどう思われても構いません…けど、殺し合いだけは…絶対に…」

キッとした表情で斬咲を見る守崎に、斬咲ははぁ…とため息をつく。

斬咲「やはり楽しくないな…顔や体つきは悪くはないんだがなぁ…アンタで楽しめるのはせいぜいベッドの上しか
なさそうだよなぁ」

斬咲の言葉にカァっと羞恥で顔を赤くする。

羽毛「アンタ!いい加減に…!!」




バチンっ!



斬咲「……」

マリア「守崎様に対してこれ以上の無礼は…ワタクシが、許しません…っ!!」

俺は…俺たちは唖然とした。

…引っ込み思案で大人しいマリアが…斬咲の頬を叩いたのだ。

カタカタと震え、恐怖がにじみ出てる表情を見る限り、かなり無理をしている…相当勇気を振り絞ったんだな。

斬咲「…ただ後ろで震えながら祈ってるだけかと思ったが…意外と度胸があるんだなぁ」

斬咲は掴んでいた守崎の髪から手を離す。

斬咲「シスターの勇気に免じて、これ以上その女にちょっかいはかけねえぜぇ…くくく…」

そう言って斬咲は体育館から立ち去った。

細永美「…はっ!」

細永美はハッとして、急いで守崎に近寄る。

細永美「守崎さん!大丈夫!?」

守崎「えぇ…マリアさん、ありがとうございます」

マリア「いえ…」

マリアは今だに体を少し震わせていた。

斬咲を怖いと思っていたにもかかわらず…勇気を出して守崎を助けたんだ。

…マリアは凄いな。

しかし、今の出来事で、周りの空気はかなり暗いものになってしまったな…。

…何か俺にできる事はないだろうか?


癒境がフォローしに行く人物を1名指定

安価↓2,3の人物二人をフォローしに行く。

フォローしに行く人物はマリア、上条に決定した所で今日はここまで!

後半グダグダになっていないか心配です…。

事件ももうすぐなので、投稿に時間がかかるかもしれません。

フォローは自由安価なので、よろしくお願いします。

次の更新はまだ未定ですが、来月になると思います。

それではここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

こんばんわ。

更新予定が決まったので報告だけしに来ました。

次の本編更新日は7日の21時を予定しています。

こんばんわ。

予定通り21時に本編を更新していきます。

21時までに人が揃ったら始めていきます。

お越し頂きありがとうございます!では、始めていきます。











…上条とマリア…二人とは仲が良いから、思いつめてしまわないか心配だ…。

二人は殺人なんてしないと思うけど…励ましに行った方が良いよな。

まずは上条から励ましに行こう。

癒境「…上条」

上条「ああ、癒境。どうしたんだ?」

癒境「その…君は大丈夫なのか?」

上条「大丈夫って…モノクマが渡してきた秘密の暴露の動機か?」

癒境「あぁ…」

上条「う~ん…確かにこの秘密をモノクマが知ってたのはビックリしたし、周りに言いふらされるのは
気分悪いけど、そんな人を殺してまで守りたい秘密でもないし…そんな心配するなよ!」

上条はニカッと笑って俺の頭をぐしゃぐしゃと撫で回す。

本人もこう言っているが…特に慰めは必要ないのか?でも、念の為にやっぱり何か言葉をかけた方が良いのか…?


言葉はなくても良い人は慰め無しと書き、言葉を伝える時は自由安価で癒境のセリフを書いてください。

安価↓2

癒境「大丈夫ならよかった…!もし無理してたら親友としていってほしい!
支えになれると思うから!」

上条「…はははっ、お前の支えならなんだか安心できるな。だが、オレに無理するなと言うからには、お前も
絶対無理すんなよ?…親友、なんだからな!」

癒境「…もちろんだ、上条!」



【INFO】
・上条の加害者率が減少しました。
・上条との好感度が上昇しました。
・上条との関係が『親友』になりました。

上条の方は大丈夫そうだな。

…マリアは斬咲に対しての震えがまだ微かに残っている。

穏やか恥ずかしがり屋な彼女はさぞ心臓に悪い事をしただろうな。

…モノクマの秘密暴露に関してはどうなんだろうな…。

癒境「マリア…よく頑張ったな」

マリア「癒境様…」

癒境「…なぁ、マリアは今回の動機についてはどう思う…?」

マリア「…ワタクシは、人を殺してまで秘密を守ろうだなんて考えていません…信じてください…」

…マリア自身もそう言ってるし、俺もマリアがそんな事しないと思ってるけど…。

やっぱり何か励ました方が良いだろうか…?

言葉はなくても良い人は慰め無しと書き、言葉を伝える時は自由安価で癒境のセリフを書いてください。

安価↓2

癒境「もちろん信じるよ。だから、マリアも俺の事を信じてくれないか?君は決して
一人じゃない、辛いことや苦しいことがあったら遠慮なく頼ってくれていいよ」

マリア「…ワタクシだって、癒境様の事を信用しております。癒境様は決して私利私欲の為に
人を殺したりしないと…ワタクシも、シスターの名のもとに、殺しは絶対にしないと誓います」

マリア「癒境様も、ワタクシを頼ってくださいね…こう見えても、職業柄人の話を聞くのは得意な方なんです」

癒境「なるほど…お互い、辛いことや苦しいことを乗り越えて頑張ろうな」

マリア「はい…!」


【INFO】
・マリアの加害者率が減少しました。
・マリアとの好感度が上昇しました。
・マリアとの関係が『信頼し合える仲』になりました。

加害者判定フェイズ

直後コンマ数により、今chapterの犯人が決定。犯人候補は3人です。

さらに、今回は安価↓2のコンマ数で被害者も決定します。

【INFO】

犯人・被害者が決定しました。

事件が発生します…。

…モノクマの動機提示がされてからもう5時間程たった。

俺は今食堂でこれからの事を考えると不安を感じ、はぁ…とため息をつく。

守崎「…癒境さんも、やはり不安なんですね…」

癒境「守崎…」

俺の前の椅子に腰掛ける守崎。

そういう守崎も同様、あまり表情が良くない…。

守崎「せっかく桜田さんが元気になったというのに…その矢先にこんな事になるなんて…」

癒境「24時間以内に殺し合いをしなければ全国に俺たちの秘密を暴露する動機…」

守崎「…皆さんを信用しなければいけないと頭では考えていますが…やはり、不安なんです…」

北橋の件があるから、余計にそうなんだろうな…。

上条「暗い顔してんなお前ら~」

癒境「!上条か」

守崎「上条さん…」

上条「こんな不安な時こそ気晴らしが必要だからな。どうだ?一緒にプールで泳ぎに行かないか?」

桜田「面白そう!ボクも一緒に行って良い!?」

癒境「桜田、いつの間に…」

守崎「…そうですね。こういう状況だからこそ…気晴らしが必要ですよね」

癒境「…そうだな。俺と守崎も行こう」

桜田「そうこなくっちゃ!」

俺たちは2階にあるプールへと足を運ぶが、更衣室の前に『清掃中』と書かれた看板が

かけられていた。

上条「あれ、清掃中…?プールに入れないのか?」

癒境「…みたいだな」

桜田「え~!今度こそプールで泳ごうと思ってたのにー!!」

守崎「仕方ありません…入れないものはしょうがないですし…時間をおいてまた来ましょう」

桜田「はぁ~い…」

ガッカリした表情で桜田は言う。

まぁ、タイミングが悪かったんだな…夕方にまたこのメンバーで行くとするか。

上条「はぁ~、プールが使えないならどこで時間を潰そうかなぁ~」

守崎「では、いまから食堂でおやつを作るので、良かったら試食の方をお願いして良いですか?」

桜田「守崎さんの手作りおやつ!?食べる食べるー!!」

上条「守崎の作る物は美味いからな。楽しみだぜ」

守崎「ありがとうございます。では食堂へ行きましょう」

守崎の手作りおやつをご馳走してもらうべく、俺たちは再び食堂へと足を運んだ。

【食堂】

癒境「おやつはいったい何を作るんだ?」

守崎「アップルパイを作ろうと思ってます」

桜田「アップルパイ!?やったー!」

大袈裟に喜ぶ桜田に守崎はニッコリ微笑むと、そのまま厨房に入って行った。

桜田「しかし、モノクマが渡してきた皆の秘密…記者として知りたくてちょっとウズウズしてるんだよね~」

癒境「桜田、君と言う奴は…」

上条「確かに気になるけど、それに突っかかるのは良くないだろうな。誰だって人に言いたくない秘密は
あるだろうし…」

桜田「だよねぇ…けど気になるよ~!!」

癒境「まったく…好奇心旺盛なのは悪いことじゃないが、あまりいきすぎるなよ?」

桜田「は~い…ちぇ~、残念…」

そうやって二人と話をしている内に、厨房から甘い匂いが漂ってくる。

上条「良い匂いだな~」

盛口「美味しそうな匂いがしてきたから飛んできたの~!!」

癒境「うわ!盛口…いつの間に」

桜田「さすが大食い選手!食べ物の匂いに敏感だねー!」

盛口「えへへ~照れちゃうの~」

…桜田の言葉って、褒め言葉なのか…?

そうこうしている内に、厨房から守崎が美味しそうなアップルパイを持ってくる。

守崎「あら、盛口さんも来てたんですか?良かったら盛口さんもどうぞ。おかわりの分も残してあるので、
遠慮せず食べてください」

盛口「やった~!じゃあ遠慮なく頂いちゃうの~!」

桜田「うう~、この匂い、見た目、たまらな~い!!」

上条「さすがだな守崎」

守崎「ふふふ…では、切っていくので順番に取ってください」

桜田・盛口「はーい!!」

均等に切り分けられたアップルパイを受け取り、俺たちは出来立てのアップルパイを口に入れる。

癒境「うん、美味いな!」

桜田・盛口「おーいしーー!!」

上条「これはいくらでも食べれそうだな!」

守崎「そう言ってくださると嬉しいです」

守崎が照れくさそうにそう言う姿に俺はクスリと笑い、アップルパイの残りを口に運ぼうとしたその時…。





ドゴ――――ンッ!


全員「「「!!?」」」

な、何だ、今の爆発音は!?

桜田「ひいいいいいぃ!!何!?何なの今の音!?」

上条「何かが爆発するような音だったな…音の大きさからして学校側辺りから聞こえてきたぞ」

守崎「い、癒境さん…っ」

癒境「…全員で固まって行動するぞ」

俺たちは固まりながら周りを警戒して校舎へ足を進める。

盛口「あ!あそこを見て!!」

盛口が指差す方へ視線を向けると、視聴覚室のドアの扉が開いており、内側が焦げたような跡がある。

爆発した場所はあそこか?

志倉「おい、2階にも爆発のような音が聞こえてきたが、どうしたんだ?」

羽毛「何よ!?何があったのよ!?」

爆発音に気づいた人たちが次々に集まってきたようだ。

俺はゆっくり爆発のあった視聴覚室を覗くと、中は爆発があったせいで所々黒焦げでボロボロだった。

羽毛「誰よ!?こんなバカげた事した奴は!?」

上条「どうせモノクマだろ?」

モノクマ「ボクはやってないよ!」

志倉「邪魔だ、失せろ」

モノクマ「ガビーン!テンション下がるなぁ…もう一度言うけど、ボクはやってないからね…」

八雲「これはこれは…酷い有様ですね…」

斬咲「くくく…こいつは面白くなってきたなぁ…」

時神「……」

癒境「…他の場所は異常はないのか?」

志倉「今の所はな…」

桜田「と、とりあえず、他に異常がないか調べてみようよ。他の場所にも爆弾が仕掛けられてたら大変だよ!?」

八雲「こんな場所で爆弾なんて手に入りませんけど…」

桜田「で、でも現に爆発が起きてるし…」

志倉「…原因は後々調べるとして、まずは桜田の言うとおり他の部屋も異常がないか調べよう」

志倉の言葉に頷き、俺たちは他の場所を調べまわる事にした。

俺は守崎と桜田と一緒に2階へ上がる。

俺たちは先程まで入れなかった更衣室へ向かうと、清掃中のカードが無くなっていた。

癒境「清掃中のカードがない…もう更衣室とプールには入れるようになったのか」

守崎「では、ここを調べて見ましょう」

俺たちはそれぞれの更衣室へ入り、異常がない事を確認すると、今度はプールへ足を運ぶ。

桜田「…ねぇ、プールの中に何か影みたいなのが見えるんだけど…」

プールを見ると確かに影のような物が見える。

俺たちはプールの影の正体を知るため、近くに寄る…。

…そこには、信じられない光景がうつっていた。

桜田「……う、嘘…だ…」

癒境「そんな……っ、くそっ…!」

守崎「あ…あぁ…」

プールの中には…。

守崎「い、いやあああああぁぁぁ!!!」



顔を青白くさせ、腰に重りをつけられ溺れ死んでいる……







『超高校級のガラス細工師』の細永美鏡夜の無残な姿があった…。





chapter2


(非)日常編→非日常編


とうとう第2の事件が発生した所で今日はここまで!

次は事件の捜査回です。

うまく文章にできるか心配ですが、頑張って更新します!!

次回の更新予定は早ければ11日、遅ければ15日辺りを予定しています。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

こんばんわ。

今日の21時から本編を更新していきたいと思います。

調査編になるので安価がたくさんあります。

参加される方はぜひいらしてください。

もうすぐ予定時間なので、人がいれば始めていきます。

では、始めていきます。




…細永美が…そんな…!!

桜田と守崎も細永美の無残な姿を見て顔を青ざめている。


―ピンポンパンポーン


モノクマ『死体が発見されました!一定の自由時間の後、『学級裁判』を開きまーす!』

守崎「あっ…」

桜田「死体発見アナウンス…じ、じゃあ…細永美くんは本当に…」

認めたくないが…もう手遅れなんだ…。

俺たちの仲間が…また殺されたんだ…ここに居る誰かによって…。

アナウンスが鳴ってから数分後、みんながプールへ集まった。

志倉「…そうか、細永美が…」

幸川「あぁ…また私の希望が…なんて、絶望的なの…!」

八雲「…時神くんの言った通り、殺してでも守りたい秘密を持った人がいたようですね」

上条「くそっ…またあの胸糞悪い事をやらなきゃいけないのか!?」

斬咲「ほら見たことか…くくくっ」

時神「…おいモノクマ、例の物をさっさと配れ」

モノクマ「はいは~い!ではお渡ししましょう!ザ・モノクマファイル~!」

人数分のモノクマファイルを全員に渡すとモノクマはその場から立ち去った。

志倉「さあ、前回の岡本と北橋の件で分かっているとは思うが、やりたくなくても
やらなければ全員死ぬ…どんな小さいことでも気になる事は徹底的に調べるんだ」

羽毛「分かってるわ!!」

木鬼沢「……」

志倉の言うとおり…やらなければ皆が死ぬ…。

まずはモノクマファイルを確認しよう。

『被害者は細永美 鏡夜。発見場所はプール。死因は溺死。腰元に重りをつけられ沈んでいた。
死亡推定時刻は昼の13時30分頃と思われる。』

13時30分頃…その時俺は食堂で守崎と一緒にいたからアリバイは確保できているな。

細永美…繊細だけど、自分の才能には自信があって…優しく接してくれた守崎に一筋な想いを寄せていた。

細永美…君を殺した犯人は、必ず暴いてみせるからな!!

【INFO】
・コトダマ【モノクマファイル2】を入手。
『被害者は細永美 鏡夜。発見場所はプール。死因は溺死。腰元に重りをつけられ沈んでいた。
死亡推定時刻は昼の13時30分頃と思われる。』

事件が発生しました。

これより捜査パートに入ります。


捜査時の行動は『捜査』『聞き込み』が中心となります。

『捜査』…場所を指定して捜査します。物的証拠を入手するのに必要です。
『聞き込み』…人物を指定して捜査します。証言を集めるのに必要です。

また、捜査に行き詰まった際は時神からヒントを得る事も出来ます。
ただし、今回からモノクマメダルが必要になります。

コトダマを全て集め終わったら捜査パートは終了となります。

chapter2 非日常編

捜査開始!!

探索可能ポイント
・寄宿舎1F
・本校舎1F
・図書室
・更衣室
・プール


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル10枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

まずは殺害現場を調べるべきだな。

見張りは前回に引き続き木鬼沢とマリアが担当している。

さて、どこから調べるか…。

1、細永美の死体
2、プール付近

安価↓

細永美の死体は今はプールから出され、その近くで横たわっていた。

俺は緊張した手つきで細永美の体を調べる。

溺死だから特に異常は見られないか…?

近くにいた見張りの木鬼沢が傍により、頭部を確認する。

木鬼沢「…後頭部に…打撃痕が…ある…」

癒境「打撃痕が?」

誰かに殴られたって事か?

けど、死因は溺死だから、あくまで気絶させる事が目的ってことか?

【INFO】
・コトダマ【頭部の打撃痕】
『細永美の後頭部に何かで殴られた痕があった。死因ではない。』

細永美の死体に関して他に不信な点はなかったので、次にプール付近を調べることにした。

プールに備えられたロッカーやプールの中をくまなく探す。

ふと、プールの隅に何か小さな物が浮いているのに気づく。

不思議に思い拾いあげると、その小さな物は星のマークが描かれたシールだった。

癒境「…何だこのシール…」

粘着がないことから、何かに貼っていた物が取れたんだろうな。

殺害現場に何でこんな物が浮かんでいたんだ…?

【INFO】
・コトダマ【星マークのシール】を入手。
『プールの隅に浮かんでいた物。何かに貼られていたのが取れた物だと推測される。』

細永美の死体とプール付近は調べた…次は何を調べるか…。

どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル10枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

視聴覚室は爆発が起きたのは、おそらく犯人の仕業だろう。

爆発した原因を探ってみるか。


【視聴覚室】

視聴覚室に来ると時神が居た。

時神も爆発の原因を調べに来たんだろう。

癒境「時神も爆発の原因を調べに来たのか?」

時神「他の奴では分からないだろうからな」

ツンとした口調でそういうが、顔つきはとても真剣だ。

時神「…この微かに臭う洗剤のような臭い…混ぜてはいけない液体同士を混ぜて床にまいていたんだろうな」

癒境「けど、視聴覚室を爆発させる際、燃えカスとか臭いがついていそうだが、誰にもそんなもの
なかったよな」

時神「この爆発は俺たちをここに集める為に用意した可能性が高い…おそらく、仕掛けを施し、時間差で
爆発させたのだろう」

癒境「う~ん…」

時神「それから、現場には燃えてしまって分かりづらいが、マッチの残骸とヤスリのような物も見つけた」

癒境「それが時間差で爆発させる為に使った物か…」

時神「他に気になるといえば…天糸のような紐と、ビデオテープだな」

…犯人はそれらを使ってどうやって爆発を起こしたんだろうか…。

時神「まぁ、爆発の原因が分かった所で犯人は絞り出せない。他の場所を調べながら考えるか…」

そう言って時神はその場から立ち去った。

爆発の原因は今の所は分からないが、それは裁判の時でも考えることができる。

他の場所を捜査するか。

どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル10枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

盛口に聞き込みに決定した所で今日はここまで。

矛盾点が現れないかビクビクしながら書いてます。

次回の更新は20日の21時を予定しています。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

おはようございます。

昨日はこのスレがパソコンで開けなくて更新できませんでした。本当に申し訳ありません。

今日は正常に開けるので、また開けなくならなければ今日の21時に更新したいと思います。

こんばんわ。

人が集まったら予定通り更新します。

来てくださってありがとうございます!では、始めていきます。



盛口に話を聞いてみるか…。


【食堂】

盛口「あ!癒境くんなの~!」

癒境「盛口、聞きたい事があるんだが、良いか?」

盛口「事情聴取だね?もちろんなの~」

さて、盛口に聞く事は…。


1、動機発表から事件の間に何か変わった事は?
2、事件発生時のアリバイは?
3、自由安価

安価↓

癒境「動機発表から試験の間に何か変わった事はないか?」

盛口「変わった事~?」

盛口はう~んと頭を捻り、しばらくすると「あっ」と声を出す。

癒境「何かあったのか?」

盛口「う~ん…でも、事件に関係あるかどうかは…」

癒境「どんな小さな事でも徹底的に調べる事って志倉も言ってただろ?それが事件を解決に導いてくれるかも
知れないしな」

盛口「うん…分かった!実はね…お菓子を貰いに倉庫に行った時、無かったの」

癒境「無かった?」

盛口「昨日プールで遊んでたでしょ?その時空狐ちゃんが使ってた浮き輪が見当たらなかったの~」

癒境「浮き輪が?」

盛口「そうなの~」

倉庫にあった浮き輪の消失か…気になるな。


【INFO】
・コトダマ【倉庫の浮き輪】を入手。
『盛口が倉庫に向かった際、八雲が使用していた浮き輪が無くなっていた』

他に盛口に聞く事は…。


1、事件発生時のアリバイは?
2、自由安価。
3、他の場所を調べる。

安価↓2

癒境「事件発生時のアリバイはあるか?」

盛口「事件発生時って確か、13:30頃だよね~?残念だけどその時間は倉庫から拝借したお菓子を
部屋で食べてたからアリバイがないの~。癒境くん達と合流したのは14時からだもんね~」

癒境「そうか。分かった」

盛口「そう言う癒境くんは~?」

癒境「俺はその時間守崎と一緒に食堂に居たからアリバイは守崎が証明してくれる」

盛口「そっかー!まぁ、癒境くんと望ちゃんがそんな事するような人とは思ってないけどね~」

癒境「……」

俺だって、できればここにいる全員がそんな事する人達じゃないと信用したかった…。

癒境「協力ありがとう。じゃあ、他の場所を調べに行ってくるよ…」

盛口「あいあいさー!」


盛口に聞ける事はこのくらいだろうな。

さて、次は何を調べるべきか…。



どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル10枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

ヒントを聞く。 モノクマメダル1枚消費(10枚→9枚)


時神「ヒントを聞きにきたか。今回からは等価交換としてメダルを消費させてもらうぞ」

時神「さて、ヒントに関してだが…動機が提示され、殺人に敏感になるこの日に…繊細で臆病な細永美が用事もなく
プール場までフラフラ出かけたりするのだろうか?もしかしたら細永美は殺害現場のプール場へ行かなければならない
理由があったのでは…?どこかにその理由が隠されているかも知れないな」

時神「とりあえずヒントはここまで。またヒントを貰いたい時はメダルを再び払ってもらうからな」


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル9枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

細永美の部屋には何か事件に関わる事はないだろうか…?一度調べてみるか。


【細永美の個室】

細永美の部屋に行くと、細永美の個室から志倉が出てくる。

前回の岡本の事件もそうだったが、志倉はまず被害者の部屋から調べるんだな…。

癒境「志倉、細永美の部屋を調べてたのか?」

志倉「む…癒境か。あぁ…前回の事件では被害者の部屋には手がかりに繋がる物はなかったが…今回は
しっかり見つけてきたぜ」

志倉はそう言うとポケットからしわくちゃになった紙を取り出す。

癒境「その紙は…?」

志倉「細永美の部屋のゴミ箱の中にあった…中身を見てみろ」

志倉に促され、俺は紙に書かれてある内容を見た。


『細永美 鏡夜
君の知られたくない過去を、私は既に知っている。それも、人に知られるのはかなりマズイ物だという事も…
私も同じ気持ちなのだ!プール場で私の秘密を教えてやろう。この手紙を読んだらすぐにプール場へ来い。
ただし、23時間以内に来なければ、残りの1時間でここにいる全員を皆殺しにする。手始めに、君の想い人で
ある守崎を殺す…君が来ることを祈っている』

癒境「な…何だよこれ…!?」

志倉「細永美宛に送られた脅迫状だな…字は誰の筆跡か分からないよう定規を使っているな」

癒境「…待てよ、この手紙、皆殺しと書いてあるが…今思えばわざわざ一人を殺さずとも、全員殺してしまえば
裁判をやらずに出る事ができるんじゃ…!?」

モノクマ「それはありえません!」

癒境「!?モノクマ!?」

志倉「ありえない…とは、どういう事だ?」

モノクマ「ルールにはまだ書いてないけど、誰かを殺害できるのは最大2名までなのです!2名以上殺すと
ルール違反としてペナルティをあたえます!」

癒境「ちょっと待て…なら何故そのルールを先に提示しておかないんだ…そのせいで細永美が死んだんだぞ!?」

モノクマ「だって誰も聞いてこなかったし~」

癒境「お前…!!」

モノクマ「おー怖い怖い!まぁ、今からそのルールを更新しておくから許してね!それでは!」

そう言ってモノクマは素早く姿を消した。

志倉「…例えそのルールが提示されたとしても、守崎の名を出された時点で細永美は行くつもりだっただろう」

癒境「くっ…!」

志倉「とにかく、細永美がこの手紙を使ってプール場に呼び出された事に間違いはない…他の場所を捜査するぞ」

癒境「あぁ…」

【INFO】
・コトダマ【脅迫文】を入手。
『細永美の部屋のゴミ箱から発見された。犯人が細永美を呼び出す為に使われた物に間違いない。内容は
『細永美 鏡夜
君の知られたくない過去を、私は既に知っている。それも、人に知られるのはかなりマズイ物だという事も…
私も同じ気持ちなのだ!プール場で私の秘密を教えてやろう。この手紙を読んだらすぐにプール場へ来い。
ただし、23時間以内に来なければ、残りの1時間でここにいる全員を皆殺しにする。手始めに、君の想い人で
ある守崎を殺す…君が来ることを祈っている』』

細永美の弱みにつけこむなんて…許せないな…!

…しかし、細永美の秘密か…何故犯人は細永美の秘密を知っていたんだ?人に知られるのはかなりマズイ物と的確に
書いている辺り、ハッタリではなさそうだ…でも、だとすると、細永美の秘密を犯人はどのタイミングで知ったんだ?

細永美が自分から話すとは思えないし…紙を見るにもいったいどうやって…?

…今は悩んでも仕方ない…捜査をしながら考えるか…。

どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル9枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

時神は何か知っているだろうか?

一度話を聞いてみるか。


【図書室の奥の倉庫】

癒境「こんな所にいたのか時神…」

時神「…何か用か」

癒境「聞きたい事があるんだ…良いか?」

時神「フンッ…まぁ、良いだろう」

時神に聞く事か…。


1、動機発表から事件発生まで変わった事は?
2、事件発生時のアリバイは?
3、自由安価

安価↓

癒境「動機発表から事件発生まで変わった事はなかったか?」

時神「…さぁな。俺はここ最近個室にかこの書庫にこもりっぱなしだったからな…」

癒境「そうか…書庫は、あの資料を調べに来たのか?」

時神「あぁ…例の殺人事件の資料をな…」

癒境「どうしてあの殺人事件の資料を?」

時神「…どうしても引っかかる事があってな…」

癒境「引っかかる事?」

時神「あぁ…それにこの資料…もしかしたら必要になるかも知れないからな」

癒境「?どういう事だ?」

時神「お前も、頭の隅に入れておけ」

癒境「あ、あぁ…」

何でまたそんな事を言い出すんだ?

【INFO】
・コトダマ【書庫の事件資料】を入手。
『奥の書庫にしまわれている事件の重要資料。特に気がかりな事件は殺人鬼ジェノサイダー翔事件』
『日本国の切り裂きジャック事件』『食人殺人鬼ラフレシア事件』である。時神はこの資料が必要になるかも
と言っているらしい』

他に時神に聞いておく事は…。


1、事件発生時のアリバイは?
2、自由安価。
3、他を調べる。

安価↓

癒境「事件発生時のアリバイはあるか?」

時神「ハッキリ言えばないな。部屋でやる事があったからな」

癒境「……」

俺は、なんとなく時神に疑いの気持ちを持っていた。

細永美の秘密を短時間で知る事ができるような人間は…超高校級の情報屋である彼しかいない。

俺の気持ちを読み取ったのか、時神は不機嫌そうな表情になり、俺から顔をそらす。

時神「俺を疑いたいなら好きにしろ。自分の身の潔白は自分自身が一番知っている…」

癒境「うっ…す、すまない…」

時神「…話はそれだけか?もう失せろ」

癒境「…分かった。ありがとう…」

時神「……」



…この状況のせいでやはり疑心暗鬼になっている…時神に不愉快な思いをさせてしまった…シロであるなら
謝らないとな…。

さて、次は何を調べれば良いんだ?


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル9枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

すみません、明日は仕事が早いので安価出てないけどここまでにしておきます。

次回の更新は29日の21時予定です。

更新の際再度安価して頂きます。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

こんばんわ。

人が集まったら予定通り更新していきます。

来て下さりありがとうございます!

まずは前回安価が成立しなかったので仕切り直しで安価から始めます。





どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル9枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

時神「ヒントか。そうだな…お前ら、プールで細永美が殺されたわけだが、その時間帯、ある時間と被っていた
事を覚えているか?これも事件を解決する鍵になるだろう。ある場所を調べるとそのコトダマを入手できるぞ」

時神「さて、ヒントを言ったからモノクマメダルを等価交換で貰っておくぞ」

モノクマメダル所持数 9枚→8枚


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

【食堂】

食堂ではいまだ盛口がウロウロしている。

食堂で事件に関わる手がかりはあるだろうか…?



1、食堂内を探す。
2、厨房内を探す。
3、他の場所を探す。

安価↓

厨房の中はまだ捜査していなかったな。

そこを調べて見るか。

【厨房内】

厨房には誰もいないみたいだな。

そういえば、あの爆発の原因は混ぜてはいけない液体を混ぜ合わせて炎をつけたからなんだよな。

となると、ここの洗剤を使った可能性もあるな。

そう思い、俺はキッチンの洗剤を調べてみる。

しかし、無くなっている物、あるいは極端に量が少ない物は見つからなかった。

う~ん、特に手がかりになりそうな物は残っていないようだ。

…他の場所を探すか。



どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

幸川に話を聞いてみるか。

アリバイも確認したいしな。




【トラッシュルーム前】

幸川が今しがたトラッシュルームから出てきたのを確認する。

癒境「幸川はトラッシュルームを捜査していたのか」

幸川「あっ!癒境さん」

俺の存在に気づいた幸川が小走りで俺の元に寄ってくる。

幸川「トラッシュルームの鍵を持っているのは私だけなので、犯人がここを使用できたとは思えないんですけど、
万が一の可能性も考えて捜査したんですが…私以外が使用した形跡はなかったです…」

癒境「そうか。幸川も頑張ってるな。まぁ、命がかかってるから当然の事だが…」

幸川「それで、癒境さんは私に話を聞きにきたんですか?」

癒境「まあな」

さて、幸川に何を聞こうか…。



1、動機発表から事件発生まで変わった事は?
2、事件発生時のアリバイは?
3、自由安価

安価↓

癒境「動機発表から事件発生まで変わった事はないか?」

幸川「変わった事ですか…う~ん…」

幸川は首を傾げ、考える素振りをする。

幸川「…あ!そう言えば…」

癒境「何かあったのか?」

幸川「私、事件が起こる前に細永美くんと会ったんですよ」

癒境「細永美に会ったのか!?」

幸川「ええ…確か、12時半くらい…だったと思います。細永美くん、なんだが顔色が良くなくて、どこか焦っているよう
に見えたので、心配して声をかけたんですけど、『大丈夫。何も心配いらないよ』と言って、無理に笑いながらどこかに
行ってしまったんです」

癒境「12時半頃か…その時間から死亡した13時半まで1時間くらいか」

幸川「あの時、無理にでも私が彼を引き止めていたら、こんな事にはならなかったのに…あぁ!なんて不幸!なんて絶望!」

癒境「いや、幸川は悪くない。悪いのはモノクマと、動機に踊らされて殺人を犯した犯人だ」

幸川「癒境さん…」

細永美は12時半に顔色を悪い状態で幸川に会った…恐らく脅迫文を見た後だったんだろうな。

しかし、そこから細永美は真っ直ぐプールまで向かったはずだ…なのに、殺されるまでの空白の時間が1時間もある
のはどうしてなんだ…?

【INFO】
・コトダマ【幸川の証言】を入手。
『事件発生の1時間前に細永美と会っていた。その際、顔色が悪く、どこか焦っていたような状態だった。
死亡時間までに約1時間の空白の時間がある』

幸川「あ!それからもう一つありますよ!」

癒境「他にもあるのか?」

幸川「実は、私の裁縫道具から、針が一本無くなっていたんですよ」

癒境「裁縫の針が?」

幸川「私、ハンカチが破けてしまって、マリアさんが縫ってくれると言ってくれたので、ランドリーに裁縫道具を
持ってきて、縫ってもらう前にトイレに行ってきたんです。マリアさんも食堂で紅茶を持って来ると言って席を外した
らしいんですけど、その後、私の裁縫から針が一本欠けてたんですよねぇ」

癒境「…考えたくはないが、誰かが持ってった可能性が高いな」

幸川「そうでしょうね。一応自分の持ち物だから、箱の表面に『幸川心音の』ってマジックペンでちゃんと名前を
書きましたからね」

癒境「そ、そうなのか…」

モノクマから支給された物にわざわざ名前書いてたのか…マメなんだな。


【INFO】
・コトダマ【裁縫道具の針】を入手。
『ハンカチの修繕の為、裁縫道具をランドリーに置いた所、針が一本無くなっていたらしい』

癒境「じゃあ、事件発生時のアリバイはないか?」

幸川「う~ん、13時までならマリアさんと一緒にいたんですけど、肝心の事件発生時のアリバイはないですね」

癒境「そうか。協力ありがとな」

幸川「愛しの癒境さんの為なら、私は何でもしますよ…!」

癒境「?そうか。そう言ってくれると嬉しいよ」




幸川からの情報も事件を解く大事な手がかりだ。

幸川に感謝しないとな。

さて、次はどこを調べようか…。


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

1斬咲

>>280 2、聞き込みの方ですよね…?



斬咲に聞き込みをしてみるか。

メンバーの中で唯一殺し合いを楽しんでいた奴だ…。

警戒しておく必要があるからな…。


【図書室の奥の書庫】

時神と入れ替わりで入ったようで、斬咲はそこで数多くの本を見てボーッとしているように見えた。

癒境「斬咲…話良いか?」

斬咲「…癒境か。別に構わないぜ」

俺が斬咲に聞くべき事は…。


1、動機発表から事件発生まで変わった事は?
2、事件発生時のアリバイは?
3、自由安価

安価↓

癒境「動機発表から事件発生まで変わった事は?」

斬咲「さあなぁ」

癒境「さあなって…」

斬咲「知らないし、気づいた事もないから何もいえないなぁ」

癒境「……」

まるで他人事のようだな…。

癒境「…じゃあ、アリバイはどうなんだ?」

斬咲「アリバイか…くくくっ、それなら八雲が一番知っているぜぇ」

癒境「八雲が…?」

斬咲「あぁ。なら、俺はそろそろ行かせてもらうぜぇ」

そう言うと斬咲は部屋から出て行ってしまった。

なんでわざわざ八雲に聞けって言うんだ?

自分で教えてくれれば良いのに…。


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

八雲に聞き込みする所で今日はここまで。

次回で捜査編は終わりますかね?

明日の21時にまた更新します。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

こんばんわ。

人が居たら予定通り始めていきたいと思います。

来てくださってありがとうございます! では、始めていきます。



斬咲のあの証言からすると、アリバイがあるような言い方だったな。

その斬咲のアリバイを証明してくれるのが八雲って事か…なら、八雲に聞いてみるべきだな。





【図書室】

書庫から出るとちょうど八雲が図書室にやって来た。

八雲「あら癒境さん」

癒境「八雲…丁度良かった。君を探していたんだ」

八雲「私を…ですか?」

癒境「ああ。聞きたい事があってな」



1、動機発表から事件発生まで変わった事は?
2、事件発生時のアリバイは?
3、自由安価

安価↓

癒境「動機発表から事件発生まで変わった事は? 」

八雲「さあ…特に気がかりになる事はありませんでしたね」

癒境「そうか…なら、事件発生時のアリバイはあるか?」

八雲「…ええ、ありますよ。ただ、あの人の無実も事実になってしまいますがね」

癒境「あの人?」

八雲「…斬咲くんですよ。私、1階で爆発があるまでずっと図書室にいたんですよ」

八雲「斬咲くんも、図書室にいたんですよ。彼も私がここにいたのは知っているのでこれでアリバイは成立します」

癒境「斬咲が八雲と図書室に…」

八雲「ずっと…てわけではないんですけどね。けれど、彼が図書室を出たのは細永美くんが死んだ13時半丁度です。
だから、彼に細永美くんを殺す事は不可能です」

癒境「なるほど…教えてくれてありがとう」

八雲「一番殺人を犯しそうな彼の無実を証明するのは複雑ですが…まぁ、彼のおかげで私も無実を証明できましたしね…」


【INFO】
・コトダマ【八雲の証言】を入手。
『細永美が死んだ時間まで斬咲と一緒に図書室で過ごしていた。斬咲が図書室を出たのは丁度13:30らしい』

八雲に聞ける事はこのくらいかな?

さて、次はどこを調べようか…。



どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

上条にも何か情報がないか聞いてみるか…。


【更衣室前】


癒境「上条、何か分かった事はあるか?」

上条「おっ、癒境じゃないか。う~ん…オレは推理とか苦手だから、どこで何を調べれば良いのかピンと
こなくてなぁ…」

癒境「まぁ、普通はこんな事しないからな…」

さて、上条に聞く事は…。


1、動機発表から事件発生まで変わった事は?
2、事件発生時のアリバイは?
3、自由安価

安価↓

癒境「動機発表から事件発生まで変わった事はあったか?」

上条「そう言われてもな~…気を紛らわせる為に体育館で走って、14時に癒境達とプールで遊ぼうとしたけど
行けなくて…その後、食堂で守崎の作ったアップルパイを食べてから爆発が起きて…」

う~んと困ったような表情でそう言い、上条はハハッと乾いたような笑い声を出す。

上条「すまん、分かんないや」

癒境「いや、良いんだ。俺も事件が起きるまで変わった事は分からなかったし」

上条「ろくに調査もできないうえ、親友の力にもなれねーなんて…オレは情けなくて仕方ねーぜ!!」

地団駄を踏む上条をなだめ、次の質問に入る。

癒境「じゃあ、事件発生時のアリバイはあるか?」

上条「14時からのアリバイなら癒境達が一緒にいてくれたが…事件発生時のアリバイはないな…さっきも
言ったが、その時の時間帯は体育館で一人で走ってたからな」

癒境「そうか…」

上条「体を動かす仕事ならドンとこい!なんだけどなぁ…」


上条からこれ以上情報は聞けなさそうだな…さて、次はどこを調べるべきか…。


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

マリアにも話を聞いてみるか。

確か、見張りだからプールにいるよな。



【プール】

マリアはプール横で死体となった細永美に向かって祈りを捧げるように両手を前に組んでいた。

癒境「マリア…」

マリア「癒境様…細永美さんがせめて、天国へ無事に行けるよう祈りを捧げていました…あの、ワタクシに何か…?」

癒境「悪いな。祈りの邪魔をして」

マリア「いえ、皆さんが捜査を頑張っているのに、こんな事しかできなくて…申し訳ないです」

癒境「そんな落ち込むな…大丈夫だからさ」

さて、マリアに聞く事は…。


1、動機発表から事件発生まで変わった事は?
2、事件発生時のアリバイは?
3、自由安価

安価↓

癒境「動機発表から事件発生まで変わった事は? 」

マリア「変わった事ですか…幸川さんの裁縫道具の針が一本無くなってしまったんです…」

癒境「あぁ、それなら幸川から聞いた。二人が席を外している間になくなったんだってな」

マリア「すでに聞いていたんですね…その、動機発表から事件発生までの変わった事はもうないんですけど…
見張り中、ロッカーを調べてて不自然に思った事があったんです」

癒境「不自然に思った事?ちょっとロッカーを調べても良いか?」

マリア「もちろんです」

俺はプールの奥にあるロッカーに近づき中を確認する。

…見た所変わった所はないが…。

そう思いながら長めの棒を手にすると…。

癒境「…あれ?この棒…濡れてる?」

マリア「はい。ロッカーに入ってたその棒だけ濡れているんです。他の物は濡れていないのに…」

癒境「なるほどな…」


【INFO】
・コトダマ【濡れた棒】を入手。
『プールの奥にあるロッカーの中に入ってた物。他の道具は濡れていないにも関わらず、この棒だけが濡れていた』

マリアに聞く事は他にあったかな…?

1アリバイを聞く。
2、他の場所を探す。

安価↓

癒境「マリアは事件発生時のアリバイはあるか?」

マリア「いえ…残念ながらありません…」

癒境「そうか…協力ありがとな」

マリア「少しでもお役に立てれたなら…」


これ以上聞ける事はないか…他に調べる所はなんだろうな?


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

…そういえば、更衣室の方はまだ調べていなかったな。


【男子更衣室更衣室】

…いくら調査とはいえ、女子更衣室に入るのはな…。

とは言っても、更衣室を見た所変わった事はないよな。

そういえば、犯人はどっちの更衣室を通ったんだろうな?

それが分かれば犯人の性別くらいは分かるかもしれない!

…待てよ?確かルールでは手帳の貸し与えは禁止になってるけど…もし、死んだ奴からなら、借りる事もできるんじゃ…?

犯人がそれに気づいてたら、どっちを通ったかによる推理はあまり意味ないな…。

はぁ…特に何もなかったし、別の場所を探そう…。



どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

女子更衣室も念の為に調べた方が良いだろうけど…さすがに男の俺がそこを調べるのはマズイな。

事件の捜査の為だからって、それを理由にして入るわけにはいかない。

マリアと見張りを交代して代わりに調べてもらおう…。






見張りを交代して数分後…女子更衣室からマリアが出てくる。

癒境「どうだ?何か見つかったか?」

マリア「はい。女子更衣室でこんな物を見つけました」

そう言ってマリアが手の中にある物を見せてくれる。

癒境「…これって、校章バッチか?」

マリア「そうみたいです」

校章バッチが落ちてるって事は…誰かが落としていったのか?


【INFO】
・コトダマ【校章バッチ】を入手。
『女子更衣室の中に落ちていた。誰かが落としていった可能性が高い』

え~と、他に調べる所はないかな…?

どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル8枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

時神「事件解決に必要なコトダマはあと一つだ。前のヒントにもあったように、細永美の死んだ時間はある時間と
被っている。それは上条と会話した場所のある所を調べると手に入る」

時神「そろそろあの胸糞悪い裁判が始まる頃だろう。さて、等価交換でメダルを1枚頂くからな」

所持メダル 8枚→7枚



どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル7枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

そういえば、更衣室前の部屋もしっかり調べていなかったな。




【更衣室前】

上条「あれ?どうしたんだ癒境?」

癒境「この更衣室前の部屋をちゃんと調べてなかったと思ってな」


え~と、この部屋で調べる所は…。


1、壁にかけてある救命浮き輪
2、更衣室の扉
3、ビーチボート置き場

安価↓

部屋の隅に置いてあるビーチボート置き場を上条と二人で調べてみる。

…だが、特に気になるような物はなかった。

上条「なんも無かったな」

癒境「ここはハズレか…」

他に調べる場所は…。


1、壁にかけてある救命浮き輪
2、更衣室の扉
3、他の場所へ行く

安価↓

壁にかけてある救命浮き輪には何かないだろうか…?

そう思い一通り調べるが、特に何も無かったようだな…。

他に調べる場所は…。

1、更衣室の扉
2、他の場所へ行く

安価↓

更衣室の扉の前に立ち、上条と二人で扉を見つめる。

上条「更衣室の扉と言えば、清掃看板があったせいでしばらく中に入れなかったんだよな~」

癒境「清掃中の看板が出てる間に入ろうとすると校則違反になるらしいからな…別に入っても問題なんてないだろうに」

上条「モノクマを操ってる奴が掃除してるからとか?」

癒境「ありえるな…」

上条「それか、モノクマで掃除してたりしてな!ちょっと見てみたいな!あ~あ、あの時看板が出てなかったら…あれ?」

癒境「上条?」

上条「…そういえば、捜査中に羽毛とその話をしてたんだけどよ…確か羽毛、あの看板をオレ達より前に見たらしいんだけど
…その時間帯が13時10分くらいらしいんだけど…」

癒境「13時10分?…!?ちょっと待て。確か細永美が死んだのは13時半で、俺たちがあの看板を見たのは14時だったよな」

上条「…約1時間は清掃中の看板が出てたから、誰もプールに入れないよな?…じゃあ、犯人も中に入れないよな?」

癒境「…どういうことだ?13時半はすでに清掃中の看板のせいでプールに入れないにも関わらず、細永美は殺されている…
犯人はどうやってプールで細永美を殺したんだ…?」


【INFO】
・コトダマ【清掃時間】を入手。
『清掃中の看板がかけている時間はプールに入る事はできない。看板がかけてあったのは13時10分から14時までは
確実。もちろん、犯人もその時間は入室する事ができない』



―キーンコーンカーンコーン


モノクマ『さてと、ボクも待ちくたびれたので、そろそろ始めましょうか。
お待ちかねの、学級裁判を!』

モノクマ『では、皆さん赤い扉の部屋までお集まりください』

モノクマ『では、また後でねー』




癒境「放送が…」

上条「…ついに始まるんだな」

癒境「…行こう」

モノクマの放送に従い、俺は上条と共に1階にある赤い扉まで歩いていく。

…細永美…君を殺した犯人は、いったい誰なんだ…?

調査編が終わったので終わります。

次回はついに学級裁判です!

次の更新はまだ未定なので、決まったら伝えに来ます。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

こんばんわ。

本編の更新日が決まったので伝えにきました。

本編更新は明後日の12日の21時が更新予定日です。

ただ、万が一にも更新を先延ばしする可能性があるので、そこはご了承ください。

こんばんわ。

予定通り今日の21時から本編を更新します。

今回から学級裁判に入るので、安価できる人が二人以上居たら始めていこうと思います。

来てくださってありがとうございます!

では、始めていきます。




…モノクマの放送により、俺たちは例の赤い扉の前に集まっていた。

もう殺し合いをしないと誓ったのに、再び岡本、北橋の事件と同じ悲劇を繰り返してしまって、一部を除いた
皆が下に顔をうつむき、黙り込んでいた。

時神「命懸けの行為をこれから行うと言うのに、こんなんで大丈夫なのか…?こんな奴らに自分の命を
左右されるなんて…ホントに最悪だな」

斬咲「くくくっ…なあ、守崎さんよぉ…」

元気のない守崎にクツクツと嫌な笑みを浮かべながら近づくのは相変わらずマイペースな雰囲気を見せる斬咲だった。

斬咲「所詮アンタの綺麗言はこの場所ではなんの意味もなさない事が証明されたなぁ…」

守崎「…っ」

斬咲「どうよ?また一人、仲間と思っていた奴らの中に、殺された仲間の死体を見た気分はよぉ…」

守崎「ぁ…」

羽毛「アンタ!いい加減にしなよ!?」

斬咲に追い詰められる守崎を庇うように羽毛は前に立ちはだかる。

羽毛「意味もなく守崎さんをネチネチいじめて…楽しいの?」

斬咲「そうだなぁ…どちらかと言えば楽しいぜぇ?その女は気に食わないが、今のように絶望に染まった顔つきは
なかなかそそるものがあるからなぁ」

羽毛「…最低だわアンタ…どうせ細永美を殺したのはアンタに決まってるわ!」

斬咲「ククク…そう思いたいなら好きに思ってくれぇ」

八雲「……」

羽毛と斬咲の八雲が複雑そうな表情で見つめていた…。

不穏な空気を色濃くしたまま、俺たちはエレベーターに乗り、地下へと進んでいく。

エレベーターが止まり、もう2度と来たくなかった裁判所が再び俺たちの目の前に広がる。

桜田「あれ?なんかこの前と雰囲気が違う?」

モノクマ「いつも同じ感じじゃ飽きちゃうと思ったからリニューアルしといたよー!」

志倉「俺たちが2度とここに来なかったら意味もない事だがな」

モノクマ「でも、2度目もちゃっかり来てるじゃんかー」

志倉「…来たくて来てるわけじゃねえ」

モノクマの言葉に志倉はチッと舌打ちし、前回と同じ席へと移動する。

志倉に続き、俺たちも前回と同じように指定された席へと移動する。

…裁判所の席に、前回見た岡本の遺影の他に、新たに北橋と細永美の遺影が指定された席に飾られているのを
見て、俺はモノクマをキッと睨みつけるが、モノクマはそんな俺の睨みをものともしなかった。




再び始まるのか…。


命懸けの推理…命懸けの信頼…命懸けの反論…命懸けの裏切り…


―命懸けの…学級裁判…!!

―準備フェイズ

・コトダマ一覧

【モノクマファイル2】…>>218
【頭部の打撃痕】…>>224
【星マークのシール】…>>225
【倉庫の浮き輪】…>>242
【脅迫文】…>>251
【書庫の事件資料】…>>257
【幸川の証言】…>>277
【裁縫道具の針】…>>278
【八雲の証言】…>>291
【濡れた棒】…>>300
【校章バッチ】>>308
【清掃時間】…>>318


・癒境のデータ
発言力 ☆☆☆☆☆
精神力 ☆☆☆☆☆

スキル
・精神集中呼吸法…精神ゲージを1消費し、偽のコトダマ、ウィークポイントを1つ見極め、減らす。

・祈り…学級裁判時、スキルを使用すると消費した精神力を回復する。スキルを発動は裁判の前半に1回、
後半に1回の計2回使用可能。

・信頼構築…裁判時、発言ダメージを受けた直後、精神力ゲージを1つ消費し、発言ダメージを回復させる。

【学級裁判について】
学級裁判は次のミニゲームをクリアしていくことで進行します。
『ノンストップ議論』
・指定されたコトダマ、もしくは文章中の言葉を使用して相手の発言を論破または、同意するモードです。
「コトダマ」→【ウィークポイント】論破or同意のような感じで表記します。
・安価指定先の回答が正解の場合クリアとなります。

『反論ショーダウン』
・相手の反論に対し、指定されたコトダマから正しいものを選べばクリアとなります。
・安価↓3までの回答が全て合っているか、正解者のコンマ合計がノルマ以上でクリアとなります。

『閃きアナグラム』
・バラバラになった複数の言葉を正しく並び替えます。裁判が進むとダミーの言葉が発生します。
・安価指定先の回答が正解の場合はクリアとなります。

『証拠提示・怪しい人物の指定』
・回収したコトダマや、怪しい人物を指定するモードです。
・安価指定先の回答が正解の場合クリアとなります。

NEW
『ロジカルダイブ』
・複数の問題に対する3つの選択肢の内正しいものを全て選びます。
・1つでも間違っていると発言ゲージにダメージをくらいます。
・全て正しい選択肢を選ぶ事でクリアとなります。

全てに共通して、回答が間違った場合発言力にダメージが入ります。
失った発言力や集中力は、基本的にスキル効果以外では回復しません。
発言力が0となった場合、ゲームオーバーとなり、貰えるモノクマメダルを減少させて自動でリトライとなります。

学 級 裁 判

開廷!


モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めます!」

モノクマ「学級裁判の結果はお前らの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおきですが・・・」

モノクマ「間違った人物を指摘した場合は、クロ以外がおしおきとなり・・・」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが、晴れて卒業となりまーす!」

志倉「あいかわらず胸糞悪いルールだな」

木鬼沢「(コクコク)」

八雲「しかし、やらなければ無実の私達が殺され、犯人だけがのうのうと生き残るのですよ」

マリア「……」

桜田「やりたくなくても、やらなきゃいけないんだね…」

斬咲「まぁ、そういう事だなぁ」

羽毛「アンタは黙ってなさい!!」

上条「落ち着けよ羽毛…とりあえず、何から話せばいいと思う?」

守崎「とりあえず…細永美くんの殺害状況を整理してみてはどうでしょうか?」

志倉「そうだな。まずはそれについて話し合おう」

皆、決意を固めた表情でお互いを見回している。

…俺も覚悟は出来た。

細永美…すまない…守崎からせっかく君に良い印象を抱いていると聞く事ができたのに…。

こんな事になるなら、もっと早くそれを伝えておけば良かったな…。

細永美、君を殺した犯人は…俺たちが必ず突き止めてみせるからな…!!

【ノンストップ議論 開始!】

コトダマ>>
<【モノクマファイル2】
<【頭部の打撃痕】
<【書庫の事件資料】
<【清掃時間】
<【校章バッチ】


志倉「まず、細永美が死んだ場所は【プールで間違いない】な」

八雲「プールに重りを付けられて溺れ死んでいたのですから、そうでしょうね」

羽毛「そうね。わざわざ本来の殺害場所から【細永美を運んだとは思えない】わ」

桜田「ていうかさ…そもそもこれって殺人なの?」

マリア「どういう事ですか?」

桜田「皆は細永美くんが誰かに殺された事前提で話してるみたいだけどさ」

桜田「細永美くんの【自殺】の可能性も十分あるんじゃないの?」

桜田「ボクが言うのもなんだけど、この学園生活から逃れたくて、自分で重りをつけてプールに飛び込んだとか!」

時神「…またお前か…」

桜田「え!?何が!?」

安価↓2

正解!

BREAK!

癒境「それは違うぞ!」論破!

癒境「桜田、細永美は自殺じゃなく間違いなく他殺だ」

桜田「えっ?そ、そうなの?」

癒境「木鬼沢が見つけてくれたんだが、細永美の後頭部には何かで殴られた打撃痕があったんだ」

盛口「誰かに後ろから襲われたってことなの~?」

癒境「あぁ、それで間違いないだろうな」

桜田「じ、自分で殴ったとか…それか、足を滑らせてぶつけた可能性は…」

八雲「溺死での自殺が目的なら、わざわざ自分で殴る必要性は見当たりませんわ」

守崎「足を滑らせてぶつけたっていうのも、あまり考えられませんね…」

桜田「あ…そうなんだ」

羽毛「バカじゃないのアンタ」

桜田「何で姉御はボクにこんなに厳しいの~…」

志倉「…とりあえず、細永美は何者かにプールに呼び出され、背後から奇襲された後、重りをつけられ
プールで溺死させられた…死亡状況の推測はおそらくこんな物だろうな」

上条「なるほどな」

幸川「あの、こんな私が意見なんておこがましいけど、志倉さんいいですか?」

志倉「何だ幸川」

幸川「貴方は先程、細永美さんは誰かに呼び出された…と言いましたよね?」

志倉「それがどうしたんだ」

幸川「どうして呼び出されたと断言できるんですか?偶然プールに用事があっただけかもしれませんよ?」

上条「確かに…犯人はプールで待ち伏せしてて、細永美でなくても、たまたまプールに訪れた奴なら
誰でも良かったのかも知れないぞ?他の奴が殺されていた可能性もあるよな」

癒境「いや、犯人は細永美をピンポイントで殺害する相手として選んでいたんだ」

幸川「何故です?」

癒境(犯人が細永美を狙っていた…それを証明する物を俺は持っている)

『証拠を提示しろ』
コトダマ一覧から1つ指定>>
安価↓2

正解!

癒境(これだ!)

癒境「俺と志倉は、細永美の個室である物を見つけたんだ」

幸川「あるもの…ですか?」

癒境「志倉はそれを見たから細永美が犯人に呼び出されたと断言できたんだ。皆、これを見てくれ」

俺は例の手紙を取り出す。

マリア「何ですか?手紙?」

志倉「ただの手紙ではない…それは、犯人が細永美に宛てた脅迫文だ」

マリア「きょ、脅迫文…!?」

志倉「あぁ…『細永美 鏡夜
君の知られたくない過去を、私は既に知っている。それも、人に知られるのはかなりマズイ物だという事も…
私も同じ気持ちなのだ!プール場で私の秘密を教えてやろう。この手紙を読んだらすぐにプール場へ来い。
ただし、23時間以内に来なければ、残りの1時間でここにいる全員を皆殺しにする。手始めに、君の想い人で
ある守崎を殺す…君が来ることを祈っている』 …と書いてあった」

守崎「え…」

癒境「…!」

しまった…守崎は細永美が想いを寄せている事を知らなかったんだった…!!

斬咲「はっ!これは傑作だなぁ」

斬咲はニヤリと笑い、守崎を見る。

斬咲「まさか細永美が死んだのが守崎さんが原因の筆頭になっていたとは…皮肉だなぁ」

守崎「…っ!?」

羽毛「アンタ、いちいち守崎さんに突っかかって…話し合いの邪魔よ!」

斬咲「はいはい…」

志倉「…斬咲の妨害はさておき、これで細永美が最初から犯人のターゲットになっていたのは
明らかだ…」

桜田「ねえ、脅迫文の筆跡で誰が書いたか突き止められないの?」

志倉「無理だな。字の書き方でバレないように定規を使って書いている…」

桜田「そっかぁ…」

マリア「脅迫文から犯人が見つけられないとなると…他に何を話すべきなんでしょう?」

時神「…犯人の手がかりにはならないが、まずあの爆発の原因をハッキリさせたらどうなんだ?」

木鬼沢「確かに…気になる…」

羽毛「誰かが視聴覚室に火をつけて私達をかく乱させたかったんじゃないの?」

八雲「ですが、誰かに見つかる危険がありますよ?」

守崎「でも、だとするとどうやって火をつけたのでしょう?」

時神「…現場には洗剤の臭いがしていた所から、混ぜてはいけない洗剤同士を混ぜ合わせて視聴覚室にまいた
と考えられる。そこに火をつければ爆発が起こるからな」

時神「さらに現場には燃えてしまって分かりづらいが、マッチの残骸とヤスリのような物…それから、
天糸のような紐と、ビデオテープも気になった」

上条「それらを使って爆発を起こしたって事か?」

時神「あぁ…俺はそう推測している」

…それらを使ってどう爆発を起こしたのか…脳内をフル回転させて、考えてみるか…。

【ロジカルダイブ 開始!】


Q1、マッチに火を付けた方法は?

1、天糸 
2、やすり
3、洗剤

Q2、ビデオテープは何の為に動かした?

1、番組を見るため
2、天糸を引っ張るため
3、洗剤をまくため

Q3ビデオテープを動かした方法は?

1、タイマーの起動
2、誰かがボタンを押した
3、モノクマが動かした

安価↓2

ksk

>>341  KSK…?


再安価↓2

正解!

癒境(そうか、分かったぞ!)

癒境「…犯人が視聴覚室を爆発させた方法が分かったぞ」

桜田「ほ、本当!?」

幸川「はあぁ///さすが癒境さんですぅ///」

木鬼沢「で…その…方法とは?」

癒境「あくまで推測の域なんだが…まず、ビデオテープを爆発する時間にタイマーを設定
しておき、天糸をビデオテープが作動した際、巻きついて動くよう括りつける」

癒境「マッチも天糸で縛り、洗剤がまかれている場所にヤスリを固定させる」

時神「そして、タイマーが起動した際、ビデオテープが巻かれ、天糸が引っ張られる」

時神「マッチがヤスリで削られやすくなるよう、多少の重りはついてたと思うぜ…何かは分からないが」

癒境「天糸についたマッチが引きずられ、ヤスリでマッチが削られ、火がつく…そして、ついた火は
混ざった洗剤の引火し、爆発した…これが、俺や時神の推測だ」

守崎「なるほど…そのやり方なら、誰でも視聴覚室を爆発させる事ができますね」

桜田「ボクは無理だよ!だってそもそもこんな方法思いつかないし!!」

八雲「貴方がバカな振りをしているだけでは…?」

桜田「ちょっと!?八雲さん、ボクを疑ってるの!?」

八雲「例えばの話ですよ」

羽毛「…爆発の方法は分かったけど、犯人が誰かは分からないままよ」

時神「別に爆発の原因を解けば犯人が分かるとは言っていない…謎を残してモヤモヤ
するのを解消しただけだ。気の短い女だな」

羽毛「うるさいわね!!」

上条「まあまあ」

マリア「しかし、爆発の原因を解いたとして…他には何を話し合えばいいのでしょうか?」

志倉「アリバイだな。細永美が殺害された時間、お前たちが何をしていたのか、話し合う必要が
ある」

斬咲「…くくく」

八雲「……」

盛口「あひゃ~…」

アリバイか…皆のアリバイの有無が事件を左右するだろうな。

【ノンストップ議論 開始!】

コトダマ>>327
<【幸川の証言】
<【脅迫文】
<【倉庫の浮き輪】
<【濡れた棒】
<【八雲の証言】


志倉「アリバイと言っても…言いだしっぺの俺はアリバイがないんだがな…」

マリア「【殺害時間は13:30】なんですよね?」

盛口「うちもアリバイがないの~」

羽毛「アタシもないわ…けど、斬咲…どうせアンタも【アリバイがないんでしょ!?】」

斬咲「おーおー…随分と嫌われちまってるなぁ~」

八雲「……」

羽毛「アンタ以外が犯人なんて考えられないわよ!!」

守崎「私は癒境さんと過ごしていたのでアリバイがあります」

斬咲「アンタが犯人なら、見直してやっても良いんだがなぁ」

羽毛「いい加減にしなさいよ…!!」

安価↓2

正解!

BREAK!

癒境「それは違うぞ!」論破!

癒境「…いや、斬咲にはアリバイがある…そうだよな?八雲…」

羽毛「え…嘘…」

八雲「…残念ながら、本当です…細永美さんが死んだ時間帯、私は図書室にいたのですが…その時、
斬咲くんも私と図書室にいたのです」

羽毛「そんな…じゃあ、細永美を殺したのは…斬咲じゃないの…?」

斬咲「傷つくなぁ…俺なら殺人犯になっても良いってのかよぉ…」

羽毛「…っ」

志倉「…斬咲が八雲と一緒にいた以上、犯行は不可能だ…」

癒境「……」

志倉「アリバイの有無以外で、何か手がかりになる物はないか?」

上条「物はないけど、気になる事はあるぞ!!」

志倉「気になる事…?」

上条「そうそう…え~っと…なんだっけ?」

癒境「おいおい…」

上条が気になっている事って…あれの事だよな?

『証拠を提示しろ』
コトダマ一覧から1つ指定>> 327
安価↓2

正解!

癒境(これだ!)

癒境「…上条が気になってるのって、清掃時間にかかる看板の事だよな?」

上条「そうそう、それそれ!!」

羽毛「清掃時間にかかってる看板…?」

桜田「それがどうしたの?」

癒境「…清掃時間の間、プールに入室できないルールなんだが…上条の話では、羽毛が13:10に清掃中の
看板がかけられていたのを見たらしい…そうだよな?羽毛?」

羽毛「え、えぇ…間違いないわ」

癒境「そして、14時頃に俺たちはプールで遊ぶ為に更衣室に向かったんだけど…その時間も、看板が掛けられて
いたんだ」

桜田「確かにそうだったね…それがどうしたの?」

志倉「ちょっと待て、それは本当か!?」

癒境「ああ」

桜田「えっ、どうしたの?」

盛口「うんとね…細永美くんが死んだのって、13時半頃でしょ?」

桜田「うん」

盛口「で、清掃の看板がかけられていたのは13時10分にはかけられていたの…どうして、細永美くんは清掃中にも
関わらず、プールにいる事ができたの?」

桜田「あ!?」

そう…そこが一番の謎なのだ…。

清掃中、プールに入れるはずがないのに細永美は…犯人は何故、プールに入る事ができたのか…。

その謎を解かない限り、犯人の足取りはつかめない…。

いったい、どうやって犯人は細永美をプールで溺死させる事ができたんだ…?



学 級 裁 判

中断!


今日の更新はここまでです!

しかし、やっぱり事件内容がグダグダしてますね…。

安価に協力してくださりありがとうございます。

次回の更新はまだ未定なので、決まったらまた伝えにきます。



こんばんわ。

本編を予定通り21時から更新していきたいと思います。

安価できる人が集まったら始めたいと思います!

来て下さりありがとうございます!

安価は3人必要な場面があるので少し不安ですが、始めていきたいと思います!




学 級 裁 判

再開!






志倉「…細永美と犯人が、清掃中であるプールに何故入る事ができたのか…」

桜田「うぇ~ん!分からないよー!」

斬咲「…おい、分からない事を今すぐ解く必要はないぜぇ…それ以外の観点からまず攻めてみるってのも
ありなんじゃねえかぁ?」

羽毛「何よアンタ、珍しくまともな意見言って…」

斬咲「俺はただこの学級裁判も楽しんでるだけだぜぇ」

羽毛「ほんっと嫌な奴ね!」

上条「んー…けど、プールの侵入以外で話し合える事って何だ?」

犯人と細永美がプールに入る事が出来た方法の他に、何か話し合える事って何だろうな…。

【ノンストップ議論 開始!】

コトダマ>>327
<【校章バッチ】
<【モノクマファイル2】
<【裁縫道具の針】
<【書庫の事件資料集】
<【幸川の証言】

盛口「プールに入る方法以外で、推理できる事って何なの~?」

木鬼沢「犯人が、【細永美を狙った理由】…とか?」

志倉「今の時点では何とも言えないな…」

守崎「そもそも何故【犯行現場がプール】なのか…ですかね?」

マリア「殺される前の【細永美さんの行動】にヒントは隠されてはいないんでしょうか…?」

幸川「プールに入る前に男女別の更衣室があるんですから」

幸川「それで【犯人が男か女】か分からないでしょうか?」

桜田「ダメだ、頭がパンクするよぉ…」

安価↓2

すみません、この議論は論破ポイントではなく、賛成ポイントをあててください。

再安価↓2

>>365で賛成

なかなか安価でないので>>367採用。


正解!

BREAK!

癒境「マリアの意見に賛成だ!」同意!

癒境「そうだ!確か事件前に細永美に会った人がいた…そうだよな、幸川?」

幸川「は、はい!そうです…」

志倉「そう言う事はもっと早く言え!大事な手がかりだろう!」

幸川「す、すみません…っ」

羽毛「そんな怒らなくても良いじゃない!」

幸川「良いんですよ羽毛さん…私みたいなゴミクズ…」

羽毛「ご、ゴミクズって…」

癒境「幸川、細永美に会った時の状況をもう一度話してくれるか?」

幸川「もちろんです!」

幸川「えっと…私が細永美さんに会ったのは事件発生時の1時間前…大体12時半くらいです」

幸川「その時見た細永美さんは顔色が悪くて、どこか慌てた様子だったんですが…今思えばその時すでに
脅迫状を読んだ後だったからだったんでしょうね」

桜田「細永美くんの事件前の様子は分かったけど、事件を解くヒントにはならないんじゃ…」

志倉「いいや、今の幸川の証言を聞いて疑問が出来た」

桜田「え?疑問?」

志倉「細永美がその時すでに脅迫状を読んでいるのなら、恐らくプールに向かっている途中だったのだろう」

志倉「しかし、プールに向かって事件が起きたにしては、空白の時間が1時間もあるのが気になるな」

マリア「そう言われてみればそうですね…」

八雲「例えプールから離れた場所であったとしても、1時間もかかるような距離ではありませんよね」

癒境「…どうもこの空白の時間が、事件を解く鍵になってるような気がするんだ…」

時神「…細永美を気絶させた後、重りをつけて溺死させた…何故犯人はわざわざこんな面倒な殺害方法を選んだのか
…それと結びつくと思う」

上条「確かにそうだな。気絶させる為に殴ったっていうけど、わざわざ溺死させずにそのまま殴殺した方が
殺す手間が省けるのにな」

八雲「しかし、殴殺するならわざわざ人が訪れそうなプールでなくても良いのでは?」

盛口「人があまり訪れない空き教室とかあるもんね~」

時神「プールでなければ使えないトリックを使用したのかもな」

守崎「プールでしか使えないトリック…?」

プールでしか使えないトリックか…。

そういえば、プールに関係している物があったな…確か…。

『証拠を提示しろ』
コトダマ一覧から1つ指定>>327
安価↓2

正解!

癒境(これだ!)

癒境「…プールで使える物といったら、浮き輪があるよな」

八雲「そうですね。私も大変お世話になってますよ」

桜田「何でも完璧にこなしそうな八雲さんが実は泳げないなんて、なんか萌えるよね!」

羽毛「アンタ、関係ない話をしないでよ!」

桜田「ごめんなちゃ~いっ!」

盛口「そういえば、その浮き輪って確かいつの間にか無くなってたの~」

守崎「そうなんですか?」

癒境「もしかしたら、その浮き輪を犯人が使用した可能性があるかもしれないんだ」

上条「だとしても、浮き輪なんて持ち出して、いったい何に使ったんだ?」

時神「空白の1時間、持ち出された浮き輪、清掃中のプール内…そして、細永美の死因が溺死な事が
大きく関わっている」

犯人がこれらの状況を利用して行った犯行…考えろ…考えるんだ…!!

【ロジカルダイブ 開始!】


Q1、犯人が浮き輪を使用したのは?

1、事件発生前
2、事件発生時
3、事件発生後

Q2、犯人は浮き輪をどのように使用した?

1、犯人が浮かぶため
2、モノクマを浮かせるため
3、細永美を浮かせるため

Q3、犯人が浮き輪を使用した目的は?

1、アリバイを誤魔化すため
2、死因を誤魔化すため
3、殺害現場を誤魔化すため


安価↓2

Q1× Q2○ Q3○

不正解!

発言力5→4

癒境(違う…この答えじゃない…)


安価↓2(スキル使用可能)

スキル『信頼構築』発動!

発言力4→5
精神力5→4

正解!

癒境(そうか、分かったぞ!)

癒境「…細永美がわざわざプールで溺死させたのか分かったぞ」

上条「教えてくれ癒境」

癒境「まず、清掃中は誰も入れないって謎なんだが…犯人は清掃中のプールには入っていないんだ…
“犯人は”…」

守崎「その言い方だと、細永美くんは清掃中にも関わらずプールに入っていたんですね」

マリア「で、ですが、清掃中にプールに入室すると、モノクマさんにお仕置きされるのでは…」

癒境「お仕置きする必要がなかったんだよ…モノクマが手を出さずとも、清掃が終わる頃には細永美は死んで
いるんだから…」

上条「はぁ!?」

八雲「…なるほど、浮き輪を使ったのはそういう事だったんですね」

桜田「どういう事?」

癒境「犯人は、清掃時間になる前に細永美をプールに呼び出し、プールにやってきた細永美を気絶させ、重りを
つけたあと、細永美を浮き輪に乗せて、プール上に浮かせたんだ」

木鬼沢「細永美を…プールの上に…?」

羽毛「けど、細永美を浮かせたのはいいとして、それでどうやって細永美を溺死させたのよ?」

癒境「そのままの状態では細永美を溺死させる事はできない…だから犯人はある物を使用したんだ」

犯人が細永美をプールで溺死させる為に使用した物は…。

『証拠を提示しろ』
コトダマ一覧から1つ指定>>327
安価↓2

正解!

癒境(これだ!)

癒境「裁縫道具の針だ…」

幸川「それって、私が失くしたやつですよね?」

癒境「ああ。犯人は幸川の裁縫針を盗み出し、その針で浮き輪に穴を開けたんだ」

羽毛「浮き輪に穴を…!?」

志倉「浮き輪に穴を開けておく事で、時間が経てば浮き輪の空気が抜けるようにしておいたのか」

時神「細永美の死亡時間を考慮すると、だいたい30分くらいで空気が抜けるようにしていたんだろうな」

癒境「穴の空いた浮き輪に細永美を浮かせ、約30分後くらいに空気が抜けきって、浮き輪が細永美と重りを
支えきれなくなり、そのまま沈んでしまい、重りでプールの中から抜け出せない細永美は、そのまま溺死して
しまったんだ…」





斬咲「見破ったぜぇ!」反論!




斬咲「…犯人が浮き輪を利用して溺死させただって?」

癒境「そうだ。そうする事で犯人は死亡時間をずらしたんだ」

斬咲「…面白い推論だが、本当にそうなのかぁ?」

斬咲「妄想だけならいくらでもできるからなぁ…」

いいや、犯人は必ず浮き輪を使用してるはずだ…。

それを斬咲に分からせるんだ…!!

【反論ショーダウン 開始】

<【濡れた棒】
<【星マークのシール】
<【校章バッジ】
<【倉庫の浮き輪】
<【裁縫道具の針】


斬咲「倉庫の浮き輪が無くなったと言っているが…」

斬咲「それが無くなっていたからって、それが事件に使用されたとは限らないだろぉ?」

斬咲「偶然使い物にならなくなって、モノクマが勝手に処分した可能性だってあるよなぁ?」

斬咲「そうする事で俺たちを混乱させる事もできるんだからなぁ」

癒境「犯人は間違いなく倉庫の浮き輪を使用している」

癒境「細永美の死亡時間までの空白がそれを物語っているんだ!」

斬咲「そもそもその考えが【間違ってる】んじゃないのか?」

斬咲「例えそれが本当だとしても…」

斬咲「倉庫の浮き輪が【使われた形跡なんて残ってない】だろぉ?」

斬咲「言葉だけでなら何でも言える…結局の所お前の妄想でしかないのさぁ」

安価↓3まで
全員正解か、正解者のコンマ数80以上で論破

人がいないので上2つを採用。


不正解!

発言力5→4

斬咲「おいおい…そんなんで俺に反論するなんざ、無謀なやつだなぁ」

癒境(ダメだ!押し切られた!)

癒境(落ち着け…他に斬咲の言葉を論破できる物があったはずだ…!)

安価↓2まで
全員正解か、正解者のコンマ数70以上で論破

全員正解!

癒境(その推理の歪み、矯正する!!)

癒境「倉庫の浮き輪が使われた形跡なら、残ってる」

斬咲「なんだと…?」

癒境「プールを捜査してる時に見つけたんだが…プールの脇の水面にこんな物が浮かんでいたぞ」

俺は首を傾げる皆の前に、プールで見つけたシールを見せつける。

志倉「…お前が持っているそれはシールか?」

桜田「あれ?そのシール…」

八雲「…そのシールは、私が使用していた浮き輪についていたシールです」

盛口「うちもバッチリ見たのー!」

上条「ということは…!」

時神「犯人が浮き輪を使用した事は間違いないということだ」

志倉「…浮き輪で細永美を浮かせ、死亡時間に空気が抜けきって溺死…となると、アリバイの時間が
変わってくるな」

志倉「モノクマファイルに記載されていた死亡時刻の13時半のアリバイではなく…その前の時間のアリバイの方が
重要になってくる」

時神「浮き輪の空気が推定30分ほどで抜けきるとなると、必要なアリバイ時間は13時より前の方…」

八雲「あら…それでは私と斬咲さんのアリバイが無くなってしまいますね」

マリア「私と幸川さんは逆にアリバイが成立しました!」

時神「…ここまでくれば犯人はもう分かったも当然だと思うがな…」

桜田「え!?そうなの?」

木鬼沢「…さっぱり…分からん…」

時神「癒境…お前は分かるな?細永美を殺した犯人を…」

癒境「…おそらくな…」

細永美の弱みにつけこみ…プールで溺死させた犯人は、おそらくあの人だ…。

【怪しい人物を指名しろ!】
安価↓2

説明不足で答えが困難になっているので時神くんからメダル消費でヒントが貰えます。

ヒントをもらいますか?

安価↓

所持メダル7→6

時神「この細永美の事件は、浮き輪や清掃時間を利用する事で、犯人はアリバイを作っている。
となると、トリックの証明後、アリバイが崩れた人間が必然的に怪しい位置になるな。」

【怪しい人物を指名しろ!】
安価↓2

正解!


犯人が判明した所で申し訳ないのですが、明日も早いので今日はここまでにしておきます。

おそらく次で裁判が終わると思います。

chapter2終了も近いですね…。

相変わらず影の薄い人とか、キャラが掴みにくい人がいて、大丈夫なのでしょうか…。

次回の更新は25日の21時を予定しております。

こんばんわ。

安価できる人が集まったら、予定通り21時から更新していこうと思います。

今回でchapter2の学級裁判を終わらせたいですね。

来て下さりありがとうございます。では、始めていきます。







癒境(君の…事なんだな…!)解!

癒境「…斬咲ダイヤ…君が、細永美を殺した犯人だ…!」

斬咲「……」

羽毛「ほ、ほら見なさい!やっぱり斬咲が犯人じゃないの!!」

守崎「斬咲くん…」

斬咲「…くくく…何故俺が犯人って思ったんだぁ?」

癒境「細永美の殺害で浮き輪を使ってアリバイ作りをしたとなれば、その際アリバイが崩れた
人物が必然的に怪しくなる」

斬咲「その理屈で言ったら俺だけじゃなく八雲もそうなんじゃないのかぁ?」

時神「八雲が犯人なら、浮き輪にシールが貼ってあるのに気づいてるんだから、万が一にも取れる可能性を考慮して
最初から剥がしておくはずだ。でなければ迂闊過ぎる」

時神「それに、お前は細永美が浮き輪に乗せられて死亡時間を操作していたという話が出たら、真っ先に反論
してたし…清掃時間も、おそらく癒境達が出た後…14時5分か10分には解除されてるはずだ」

時神「お前はその時間、丁度図書館から出たそうじゃないか…随分タイミングが良いんだな?」

斬咲「そんなのただの偶然だろぉ?」

盛口「けど、一番怪しいのは斬咲くんには変わりないの~」

斬咲「…現場には浮き輪が発見されなかった。浮き輪を犯人が回収した事になるが、浮き輪を回収したら
いやがおうにも服が濡れちまうだろぉ?」

斬咲「でも、俺の服は濡れてなんかいないぜぇ?」

癒境「服を極力濡らさないようにする方法ならあるだろ?」

斬咲「ほぉ?」

犯人はある物を使って浮き輪を回収したんだ…。

『証拠を提示しろ』
コトダマ一覧から1つ指定>>327
安価↓2

正解!

癒境(これだ!)

癒境「マリアがプールのロッカーから見つけてくれたんだが、そこには濡れた棒があったんだ」

桜田「濡れた棒かぁ…はははっ!何でだろ~、濡れた棒って、何だか響きがヤラしいよね!」

盛口「それ、凄く分かるの~!男の子のだ~いじな所みたいでwww」

志倉「そこ、変態トークを繰り広げるな、真面目に考えろ」

盛口「どうせならエロトークって言ってほしかったの~。真面目で一匹狼な志倉くんの口から『エロ』って
言葉が聞けるだけで興奮するの~!」

志倉「モノクマ、その脳みそが腐ったチビを裁判所から追い出せ」

モノクマ「それはダメだよー!裁判は全員参加が絶対条件なの!!」

志倉「チッ…」

癒境「え…えっと…話を戻していいな…?」

志倉「イイぞ」

斬咲「…その棒がなんだっていうんだぁ?」

癒境「もちろん、その棒を使って…」


『正しい選択肢を選べ』
1、浮き輪を引っ掛けた
2、浮き輪まで犯人が移動した
3、細永美の尻をつついた

安価↓2

正解!

癒境(これだ!)

癒境「その棒を使って、空気の抜けた浮き輪を引っ掛けて回収したんだ」

斬咲「……」

羽毛「そろそろ白状したらどうなの?アンタが犯人なんでしょ!?」

斬咲「…くくく。お前の推理はなかなか面白いなぁ…けど、それは結局推論でしかない。
…俺が犯人だという証拠がないな」

守崎「…証拠がない限り、犯人だと断定する事はできませんね…」

時神「…斬咲が犯人だという証拠なら、もうすでに議論に出ている」

桜田「ま、マジっすか!?」

上条「そんなもん出てたか…?」

斬咲が犯人だと示す証拠品は、おそらくアレだ…!!


『証拠を提示しろ』
コトダマ一覧から1つ指定>>327
安価↓2

癒境「マリアが拾ってくれた校章バッチが、証拠になる!」

斬咲「残念ながら、俺はバッチはキチンと持ってるぞ」

癒境「え…」

幸川「あ!それ、私の校章バッチだと思います!」

マリア「え?」

幸川「私、校章バッチを落としてしまって…」

マリア「そのバッチ、女子更衣室に落ちてましたよ」

幸川「拾ってくれたんですね!ありがとうございます!」

時神「……」

癒境(こ、この証拠ではなかったみたいだ…)

発言力4→3

癒境(斬咲を犯人と示す証拠は、殺人に使用された物だ…)

安価↓2(スキル使用可能)

癒境「裁縫道具の針の事だな!」

時神「指紋を調べる事ができるならそれも証拠になるが…指紋認証ができない以上、針は証拠にはならない。
針なんてゴミ箱に簡単に捨てる事ができる」

時神「証拠は、簡単に処分できない物だ…針は見つかってもそこまで支障はないが、見つかるとトリックがバレる恐れが
ある物…それこそが証拠となる…俺はお前を少し買いかぶっていたのかもな…いい加減正しい答えを言えよ」

癒境(しまった、間違えた…!!)

癒境(見つかるとトリックがバレる恐れがある物…)

安価↓

すみません、表記忘れです(汗

発言力3→2

安価↓(スキル使用可能)

正解!

スキル『信頼構築』発動!

発言力2→3
精神力4→3


癒境(これだ!)

癒境「…細永美の殺害トリックに使われた浮き輪だよ」

八雲「その浮き輪が、斬咲くんが犯人だと示す証拠ですか?」

時神「犯行に浮き輪が使われた以上、斬咲がその浮き輪を所持していれば、犯人だと断定できる」

斬咲「まさか、俺の部屋にあるなんて言い出さないよなぁ?その主張は無理があるぜぇ…」

斬咲「いいぜ、好きに部屋を調べてくれよぉ」

マリア「この自信…部屋に浮き輪を隠しているとは到底思えません」

上条「まさか、トラッシュルームでもう処分されたんじゃ…」

幸川「いえ、掃除当番である私しか鍵を持っていない以上、斬咲くんが一人でトラッシュルームで処分する事は
できません」

羽毛「じゃあ、どこに浮き輪を隠したっていうのよ!」

時神「貴様ら…本気で言ってるのか?」

斬咲が浮き輪を隠した場所…細永美の殺害現場で浮き輪を回収した後、爆発事件に顔を出すため、皆に見つからない所に
浮き輪を隠す余裕はなかったはず…だとすると、斬咲が浮き輪を隠したのは…。

【閃きアナグラム 開始】

下の文字を正しい順番に並べよ  
(※ダミーが混ざっています)


は し の っ る と く

安価↓2

正解!

癒境(そうか分かったぞ!)

癒境「…斬咲は、おそらく浮き輪を自分で所持している」

木鬼沢「なん…だと…?」

守崎「…まさか」

癒境「…浮き輪を隠したのは…君が被っているシルクハットの中だ」

斬咲「……っ!!」

今までマイペースな雰囲気で余裕な笑みを浮かべていた斬咲がとうとう表情を歪め、冷や汗を流していた。

桜田「う~ん…いくらなんでも無理じゃない?」

志倉「浮き輪の空気を完全に抜ききり、小さく折り畳めば入らない事もないんじゃないのか?」

癒境「おそらく入ると思うぞ…帽子の空洞がそれなりに大きかったのを、俺は見た事がある」

斬咲「……」

羽毛「斬咲、アンタの被ってる帽子の中を見せなさいよ」

斬咲「……くくくっ」

上条「おいおい、追い詰められてるってのに、何が面白くて笑ってるんだ?」

斬咲「…シルクハットの中身は、まだ見せられねぇ」

羽毛「何でよ!?」

時神「…“まだ”見せられない…ていうと?」

斬咲「俺に与えられた動機さ…」

マリア「与えられた動機って…あの、ばらされたくない秘密や過去の事ですか?」

斬咲「そうさ…俺がモノクマに与えられた動機を解明したら、中身を見せてやるぜぇ」

羽毛「そんなの必要ないわ!さっさと見せなさい!!」

斬咲「くくく…早く議論しないとタイムアップで全員お仕置きされちまうぜぇ?」

志倉「…コイツの言うとおりにするのは癪だが、仕方がない…議論をするぞ」

【ノンストップ議論 開始】

コトダマ>>327
<【清掃時間】
<【モノクマファイル2】
<【脅迫文】
<【八雲の証言】
<【書庫の事件資料】

上条「斬咲の動機って言っても、何も思い浮かばないぞ?」

八雲「そもそも、その動機の【ヒントはある】のですか?」

斬咲「あぁ、ご丁寧になぁ」

桜田「誰か斬咲くんの秘密を【知ってる人】はいないの?」

羽毛「知るわけないじゃない!そんな男の事なんか!」

幸川「斬咲くんが嘘を言ってるとしか思えませんよ…」

幸川「斬咲くんの【動機に関わる証拠】なんて見ませんでしたよ?」

安価↓2

なかなか安価でないので上を採用。
…多分、賛同でいいんですよね?安価の際、論破か賛成か記入してくださると助かります…。


正解!

癒境「八雲の意見に賛成だ!」賛同!

癒境「…この事だったんだな、時神…」

時神「……」

盛口「なになに?二人して何の話してるの~?」

癒境「時神がいつも見てる事件の重要資料があるんだが…あの資料、斬咲もよく見てたんだ」

志倉「斬咲が…?」

癒境「おそらく、そこに斬咲の動機が関係していると思うんだ」

斬咲「…言ってみろ。その資料の何が俺と関係しているのかをなぁ」

資料に載っている事件で斬咲が関係していそうなのは…。


『正しい選択肢を選べ』
1、殺人鬼ジェノサイダー翔事件
2、日本国の切り裂きジャック事件
3、食人殺人鬼ラフレシア事件

安価↓2

正解!

癒境(これだ!)

癒境「…多分…この切り裂きジャック事件と関わりがあるんだと思う」

時神「思うんじゃなくて、間違いなく関わっていると俺はふんでいる」

守崎「けど、その事件がどうして斬咲様の動機に繋がるんですか?」

八雲「…私はだいたい分かってしまったかもしれません」

志倉「……」

時神「癒境、貴様はもちろん想像がついているだろうな?」

癒境「……」

信じたくない事実だが…おそらく斬咲はこの事件の…。



『正しい選択肢を選べ』
1、犯人だから
2、被害者だから
3、共犯者だから

安価↓2

正解!

癒境(これだ!)

癒境「…斬咲が、犯人だから…」

守崎「斬咲くんが犯人…?」

志倉「…まさか!?」

時神「そう…斬咲こそが、日本国の切り裂きジャック本人だったんだよ」

マリア「なっ…!?」

上条「斬咲がか!?」

八雲「…言われてみれば、斬咲(切り裂き)と言う苗字に、トランプのジャックとダイヤ…」

八雲「切り裂きジャックになぞらえた名前っぽく感じますね」

斬咲「……」

羽毛「…ど、どうなのよ!動機の方は当たってるの!?」

斬咲「………」

斬咲はフッと笑うと、被っていたシルクハットをゆっくり取る。

シルクハットの中には、小さく折りたたまれたビニール製の浮き輪があった。







斬咲「皆さん、よくぞワタクシめの種を…そして、真の正体を見破る事が出来ましたね。お見事ですよ」




シルクハットを持ったまま、綺麗にお辞儀しながらそう言う斬咲に、俺たちはただ呆然とするしかなかった。

斬咲「…で、何をボーッとしてるんだぁ?」

癒境「え?」

斬咲「最後に、事件を全貌をまとめるんだよぉ。それで学級裁判は終わりだぜぇ?」

八雲「…最後はいやに素直ですね」

桜田「逆に不気味だよ~…」

斬咲「俺はお前たちにトリックを見破られた敗者だぜぇ。これ以上何を言っても負け犬の遠吠えにしか
ならねえからなぁ」

上条「覚悟はできてるって事か?」

斬咲「殺人を犯してる時点で覚悟ができてて当然だろぉ?」

守崎「…癒境くん」

癒境「…分かってる」

癒境「…この事件に、終止符を打たせてもらう」

【クライマックス推理】
動機を発表されて犯人は、細永美にターゲットを絞り( A )を使って細永美を今回の殺害場所であるプール場へ
呼び出した事で、事件の歯車は動き出したんだ。
犯人に呼び出された細永美は真っ直ぐプール場へ向かうが、その途中で幸川と出会ったんだ。
それが12時半の出来事だ。

プール場に到着した細永美に、犯人は後ろから襲い掛かり、後頭部を殴打して細永美を気絶させた。
犯人は気絶させた細永美に重りを付けると( B )を使ってプールの水面に浮かばせたんだ。
…幸川から盗んだ裁縫針で、穴を開けた状態で…。
細永美をプールに浮かせたままプール場を出た後くらいなんだろう。
モノクマが( C )の看板を更衣室の扉にかけた事で、約1時間の間、誰もプールに立ち寄る事ができない状態に
なったんだ。
そして約30分後…空気が抜け切った浮き輪が重さに耐え切れなくなり、重りを付けられた細永美はそのままプールに
沈み、溺死してしまったんだ…それが、13時半の出来事だ。

細永美の死亡時間をずらす事を利用し、細永美の死亡時間に犯人は( D )のいる図書室でアリバイを作ったんだ。
細永美が溺死し、プール場が開放された後、細永美に使用した浮き輪をロッカーにしまってあった棒で服を濡らさずに
回収した。
回収した浮き輪を小さく折りたたみ、( E )の中に浮き輪を隠した。
その後、殺人の前に爆発の仕掛けを施した視聴覚室で、タイマーで動かした仕掛けで爆発が起こったんだ。
爆発事件に紛れて皆となにくわぬ顔で合流した。

そして、俺と守崎、桜田がプール場で細永美が溺死する姿を発見したんだ。
アリバイを作る事に成功した犯人は内心でほくそ笑んでいただろうな。
だけど、犯人は気づいてなかったんだ。
浮き輪に貼り付けられた( F )が剥がれていた事に…それが、犯人が浮き輪を使った証拠になるとも知らずに…。

これが事件の全貌だ…間違ってないか?
…細永美を殺したのは、君なんだ…( G )…!!


【推理が繋がるように()の文章を埋めろ!】
A…細永美を呼び出すのに使った物は?
B…犯人がアリバイ作りの為に使用した物は?
C…1時間プール場に入れないようかけられた看板に書かれた言葉は?
D…犯人がアリバイ作りの為に立ち寄った図書室にいた人物は?
E…折りたたんだ浮き輪を隠した場所は?
F…使用した浮き輪に貼り付けられていた物は?
G…犯人の名前は?
安価↓2まで
全問正解が一人でもいればクリア

正解!

【クライマックス再現】
動機を発表されて犯人は、細永美にターゲットを絞り、脅迫状を使って細永美を今回の殺害場所であるプール場へ
呼び出した事で、事件の歯車は動き出したんだ。
犯人に呼び出された細永美は真っ直ぐプール場へ向かうが、その途中で幸川と出会ったんだ。
それが12時半の出来事だ。

プール場に到着した細永美に、犯人は後ろから襲い掛かり、後頭部を殴打して細永美を気絶させた。
犯人は気絶させた細永美に重りを付けると浮き輪を使ってプールの水面に浮かばせたんだ。
…幸川から盗んだ裁縫針で、穴を開けた状態で…。
細永美をプールに浮かせたままプール場を出た後くらいなんだろう。
モノクマが清掃中の看板を更衣室の扉にかけた事で、約1時間の間、誰もプールに立ち寄る事ができない状態に
なったんだ。
そして約30分後…空気が抜け切った浮き輪が重さに耐え切れなくなり、重りを付けられた細永美はそのままプールに
沈み、溺死してしまったんだ…それが、13時半の出来事だ。

細永美の死亡時間をずらす事を利用し、細永美の死亡時間に犯人は八雲のいる図書室でアリバイを作ったんだ。
細永美が溺死し、プール場が開放された後、細永美に使用した浮き輪をロッカーにしまってあった棒で服を濡らさずに
回収した。
回収した浮き輪を小さく折りたたみ、シルクハットの中に浮き輪を隠した。
その後、殺人の前に爆発の仕掛けを施した視聴覚室で、タイマーで動かした仕掛けで爆発が起こったんだ。
爆発事件に紛れて皆となにくわぬ顔で合流した。

そして、俺と守崎、桜田がプール場で細永美が溺死する姿を発見したんだ。
アリバイを作る事に成功した犯人は内心でほくそ笑んでいただろうな。
だけど、犯人は気づいてなかったんだ。
浮き輪に貼り付けられた星マークのシールが剥がれていた事に…それが、犯人が浮き輪を使った証拠になるとも知らずに…。

これが事件の全貌だ…間違ってないか?
…細永美を殺したのは、君なんだ…斬咲 ダイヤ…!!


COMPLETE!

モノクマ「えー、議論の結論が出たようですね」

モノクマ「では、投票タイムと参りましょうか!」

モノクマ「オマエラ、お手元の投票スイッチを押して投票してください!!」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰か!!その答えは、正解なのか?不正解なのかー!?」

モノクマ「さ~、どうなんだ~!?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  MONOKUMA
    VOTE

ジャラララララララララララ・・・

|キリサキ|キリサキ|キリサキ|

チャッ、チャーン!

―ガシャンッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学 級 裁 判

閉廷!

【リザルト】
発言力ボーナス 3
集中力ボーナス 3

合計     6

ノンストップ議論ノーミスボーナス  可   2
反論ショーダウンノーミスボーナス  不可  0
閃きアナグラムノーミスボーナス   可   2
ロジカルダイブノーミスボーナス   不可  0
証拠提示・人物指定ノーミスボーナス 不可  0
クライマックス再現ノーミスボーナス 可   2


合計     6


獲得モノクマメダル 12
現在の所持メダル  18

ついにchapter2の学級裁判が終わった所で今日はここまで!

なんか説明不足のせいか意外とミスが多くてビックリしてます。

次回の更新は30日の21時予定です。

こんな安価スレで良かったらまた参加して下さい。

お疲れ様でした!!

おはようございます。

本当は今日更新する予定だったんですが、仕事の都合上、今日更新する事ができなくなったので、更新予定日を11月2日の
21時に変更します。

申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

こんばんわ。

予定通り、本編を更新したいと思います。

最後に3つほど安価が必要なので、安価できる人が3人程いてくれると有難いです。

人が来たら始めていきたいと思います。

ありがとうございます!では、始めていきます。



モノクマ「うぷぷ…今回も大正解でーす!」

モノクマ「細永美くんを殺したクロは、斬咲ダイヤくんでしたー!!」

斬咲「くくく…よく俺のトリックを見破ったなぁ」

羽毛「アンタ…人を殺しておいてよく笑ってられるわね…!!」

桜田「まぁ、殺人鬼と判明した時点でお察しだけどね…!」

志倉「そうやって何人もの人を殺してきた奴だ…自身の快楽の為に人を殺してきたのだろう?
だからそうやって平気で笑ってられるんだ」

八雲「自身が楽しむ為なら殺人鬼にも喜んでなれるのでしょうね。殺人鬼として人を殺した日々はさぞ楽しかったの
でしょうね」

嫌悪感を出した表情で羽毛達はそう言う。

…そんな中、八雲の言葉を聞いた斬咲が…





いつもの人を馬鹿にしたような笑みとマイペースな雰囲気を消し去り、真顔になる。


…いや、真顔ではない…斬咲が俺たちに向けたその瞳には、『心の闇』を映し出し、微かな『怒り』を含んだ表情に
なっていた。

斬咲「…殺人鬼に喜んでなった…?やっぱり、お前らもそう思うのかぁ?」

羽毛「当たり前でしょ!?」

上条「それとも、そうではない…とでも言いたいのか?」

斬咲「……」





斬咲「最期だから言わせてもらうが…俺は自分の意思で殺人鬼になったわけじゃねぇ」

斬咲「俺は…殺人鬼になんてなりたくなかったんだ」

癒境「斬咲…?」

羽毛「う、嘘よ!そんな事…!!」

斬咲「自分が嘘つきってのは、自分自身が一番知ってるぜぇ」

盛口「自分で言っちゃうの?」

斬咲「事実だからなぁ…だから、最期くらい嘘をつかずに正直に胸の内を話すべきだろぉ?
一応、仲間?…って奴だからなぁ」

八雲「そういうセリフも嘘くさいですね」

マリア「……」

木鬼沢「……」

…確かに、斬咲には何度も嘘をつかれている。

さっきの言葉も嘘なのか?それとも…。

斬咲「さっきの続きだがよぉ…なりたくもないなら、何故殺人鬼になったのか…全ての元凶は、俺の家庭…
頭の狂ったような掟が俺を殺人鬼にしたんだ」

志倉「掟…?」

斬咲「…俺の祖父は、初代日本国の切り裂きジャックだったんだぜぇ」

時神「初代切り裂きジャックだと?…俺たちが生まれる前に世間を騒がせたあの切り裂きジャックが、お前の祖父だった
のか…」

斬咲「そして、俺の父親も昔は切り裂きジャックの2代目だった」

桜田「父親も切り裂きジャックなの!?」

斬咲「これがどういう事か分かるかぁ?」

斬咲「…俺は、望んでもいないのに切り裂きジャックになったのは、祖父と父の跡を継いだからだ」

癒境「切り裂きジャックを…継いだ…?」

斬咲「おかしな話だろぉ?まるで医者の父が、息子に自分と同じ医者になるよう教育するかのように…
父は俺に殺人鬼としての跡を継ぐように俺に幼い頃から何度も言い聞かせられたんだ…洗脳でもするかのように」

上条「な、何で殺人鬼の跡を継ぐような事をさせるんだよ?」

斬咲「…そんなの、俺が一番聞きたいぜぇ…殺人鬼の跡を継がせるなんて意味のない事を何故行うのか…」

幸川「掟に抗う事はできなかったんですか?」

斬咲「最初はそうしたさ…けど、どれだけ抗ったところで無駄だと分かった…もはや血族の呪いみたいな
物さ…結局俺は父の思惑通り、3代目切り裂きジャックとして、世間を騒がす事になった…」

守崎「……」

志倉「……」

斬咲「自分自身が楽しめる事が好きなのは昔からそうだった…自分が楽しむ為なら何でもやれると思っていたんだが…
自分が殺人鬼だとバレないようにするのは大変なんだぜぇ…毎日毎日そんな日々に怯えて…楽しめる物も楽しめなくなって
よぉ…」

斬咲「俺が唯一安らげるのは、得意の手品を周りに披露している時だけなんだよぉ…」

斬咲「そんな中、この殺し合い学園生活を聞いた時は…俺以外も殺人犯になるという可能性を知って、俺は
心が軽くなる感じがしたんだ…一人でも殺人を犯した奴が出れば、殺人犯は俺だけじゃない事を感じれば、少しは
安心できるんじゃないか…て思ったんだよなぁ…もう、俺の感覚も大分狂ってきてるんだよ…殺人鬼なんてやってる
せいでなぁ…」

癒境「斬咲…」

斬咲「…本当ならこのままこの学園で一生を過ごす覚悟ができていた…ここから出られなければ、もう殺人鬼をやらなくても
良いからなぁ…けど、今回の動機で、そうもいかなくなっちまったんだよなぁ…」

志倉「…バラされたくない秘密が…正体が殺人鬼だという事だからか?」

斬咲「あぁ…」

斬咲「せっかく今までやりたくもない殺人鬼の正体を隠し続けてきたのに、この動機のせいで全ての苦労が水の泡になる
ところなんだからな」

斬咲「結局、正体がお前らにバレちまったがなぁ…けど、正直言うと、この裁判で勝っても負けても、俺はどちらでも
良かったんだよぉ」

守崎「え…?」

斬咲「勝てば俺の正体がバレずに済む…例え負けたとしても…死ぬ事で、やっと殺人鬼の呪縛から解放されるん
だからなぁ」

マリア「斬咲様…」

羽毛「っ…そ、そんなの…コイツの嘘に決まってるわ!!人殺しをしておいて、アタシ達の同情を引こうっていうの!?」

木鬼沢「……」

…斬咲が語った心の内…これは嘘なのか?真実なのか?

…その事を知る術を、俺は持ってはいない…。

モノクマ「さて、そろそろ良いよね?メインディッシュに移っても?」

モノクマのその言葉を聞いて、俺自身を含めた周りの皆の表情が青ざめる。

メインディッシュ…そう、前回で嫌というほど味わった、どうしようもないくらいの…絶望を。

モノクマ「では、『超高校級の手品師』である斬咲ダイヤくんの為に…」

モノクマ「スペシャルなおしおきを、用意しましたー!!」

斬咲「ふっ…じゃあなぁ、お前ら…時神ぃ…お前とは是非とも仲良くなりたかったぜぇ」

時神「……」

モノクマ「では、張り切っていきましょう!おしおきターイム!」

斬咲「…欲を言うなら…」

斬咲「もう少し…長生きしていたかったなぁ…」

それが、斬咲が呟いた、最後の言葉だった…。


ウィーン・・・ピコッ☆

GAME OVER

キリサキくんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。

広いステージに、沢山のスポットライトが当たり、ステージ上を明るく照らす。

ステージの上には、手品に使う道具を揃えた斬咲と、アシスタントのモノクマが立っていた。

【超高校級の手品師 斬咲 ダイヤ処刑執行】
【『殺人鬼に赤の箱を添えて』】

斬咲はシルクハットを外し、トントンっと2回叩くと真っ白な鳩が飛び立つ。

モノクマがその鳩を矢で打ち抜き、近くにあった人間一人入りそうな箱に、打ち抜かれた鳩の血で汚れる。

モノクマは斬咲が差し出したトランプから1枚のカード「ジョーカー」を引き、また戻すと、斬咲はトランプを
空中に放ち、一枚一枚床に落ちていくトランプを一枚キャッチする。

キャッチしたカードはモノクマの引いたジョーカー。

周りの大量のモノクマの観客が拍手する中、ジョーカーがボックスの扉に貼り付けられる。

そして次々に披露される斬咲の鮮やかなマジックショーに、俺たちは思わず目を奪われる。

ついに最後のマジックにさしかかろうとしたその時…観客席にいたモノクマ達がステージに上がり込み、斬咲を鎖で
縛り上げ、赤く染まった箱に無理やり入れられる。

扉が開かぬよう、箱の外にも鎖を巻きつけ、モノクマがが箱の周りを囲む。

モノクマ達は鋭い剣を取り出し…その剣が斬咲が閉じ込められた箱に一斉に突き刺さった。

剣が突き刺さった箱の隙間から、たくさんの血が流れ、箱は完全な赤に染まりきった…。

『最後は種も仕掛けもないマジックはどうでしたか?ほら…おかげで美しい赤い花が満開に咲いたでしょ?』

『皆様、殺人鬼の最期のマジックショーに御来席頂き、ありがとうございました!!』

『例え最後の最後で失敗しても、彼はいつまでも皆様の心の中に有り続けます!!』

モノクマ「イヤッホオオオオウ!!エクストリーム!」

モノクマがテンション高くそう叫ぶ。

その反面、俺たちの心には、また絶望に飲まれそうになっていた。

桜田「う…ううぅ…っ!!」

桜田は青ざめて口を押さえるが、今度は嘔吐しなかったようだ。

それでも、気分が悪くなっている事には変わりはないだろうが…。

マリアは声を抑え、涙をボロボロと流している。

守崎も、マリアの傍に寄り添い、静かに泣いていた。

木鬼沢は唇を噛み締め、拳を強く握り締める。

盛口は呆然と、斬咲がいた処刑台を見つめている…。

志倉は高笑いするモノクマに、ただただ憎しみの目を向けている。

羽毛も、絶望に染まった表情で、跪いている。

そんな羽毛に、ジャージの上着を優しくかける。

幸川は、何を思っているのか、深刻な表情で何か考え事をしている。

時神だけが冷静な表情で、足早に裁判所から立ち去って行くのが見えた。

…また、人が死んだんだ…いったい、この地獄は…いつまで続くのか…。

俺は、いつまで続くであろう地獄を思い、泣きそうになる思いを抑えた…。

【癒境の個室】

再び起こってしまった学級裁判…また二人の命が消えた…細永美と斬咲…。

細永美…こんな事になるなら、もっと早くから守崎の気持ちを伝えてあげれば良かった…。

聞いたらきっと喜んでいただろう…それも、死んで叶わない物になってしまった…。

斬咲…彼が殺人鬼だと知った時の衝撃は大きかった…。

最期に聞いた斬咲の心の内を、皆は嘘だと言うけれど…本当に嘘だったんだろうか…。

それを知る術は、永遠に失われてしまったのだが…。

―ピンポーン

癒境「…誰だ?」

俺は個室のドアを開ける。

上条「よお、癒境…」

そこに立っていたのは、上条だった。

上条「お前の様子を見に来たんだ…気分は?」

癒境「…さっきよりは落ち着いた…」

上条「まあ、あんな物いくらたっても見慣れたもんじゃないからな…今度こそ事件が起こらないよう、気を
今以上に結束を固めないとな」

癒境「…できるのか?もう殺人を起こさない程の結束力を…」

上条「やるしかないだろ。もう殺人なんてゴメンだからな」

癒境「…上条…」

上条「癒境…泣くのを我慢するな」

癒境「…っ」

上条「…辛い事を溜め込むな…何のために俺がいるんだ…親友相手に、隠し事もなし…」

癒境「…ぅ…くうぅ…」

上条「全てさらけ出して…また明日から頑張ろうぜ」

癒境「う…ぁ…うわあああぁぁ!!」

上条「必ず生き残るんだ…もうこれ以上犠牲は出させない…」

癒境「ひっく…うあぁ…」

上条「皆で頑張ろう…オレも、支えになるから…頑張ろう『颯太』…」





【???】

モノクマ「うぷぷ…一度起こった殺し合いは、そう簡単には止められないよ」

モノクマ「どれだけ希望を抱いても、その仲間によって、また絶望させられるんだよ…」

モノクマ「これは決定事項なんだよね~。うぷぷ」

モノクマ「さ~て、可愛い生徒達の様子でも見てみようかなぁ」


今夜の様子を見たい生徒を一人指定
安価↓3まで

マリア・時神・志倉の3人に決定。

まずはマリアから。

【マリア視点】

ワタクシは今、見る事も叶わない鉄板のついた窓に向かって祈っている。

首にかけたクロスを持ち、かかげるようにお祈りする。

もうこれ以上、誰かが死ぬのは嫌です…。

これ以上…絶望に飲まれてしまうのは嫌です…。

守崎「マリアさん…」

ワタクシの隣で一緒に祈りを捧げている守崎様に優しく背中をさすられる。

その手の暖かさに、ワタクシはまた涙が流れそうになる。

マリア「守崎様…ワタクシ達は…いつになったら解放されるのでしょうか…この絶望の底から…」

守崎「…諦めてはダメです…諦めてしまっては、全てが終わってしまう…大切な人たちを思い…また
一から頑張りましょう…」

マリア「はい…」

守崎「さあ、祈りましょう…私達に、輝かしい希望が訪れるように…」

マリア「…はい…」

癒境様…ワタクシにも、何かやれる事はあるのでしょうか…祈る事以外にも、何か役に立ちたいです…。

皆様を助けられる、手助けを…。

【時神視点】

学級裁判を終えてから、俺はすぐさまある場所へ向かった。

…向かった先は、監視カメラのない大浴場の脱衣場。

そこで俺は、ある作業の続きをしている。

…この絶望的状況を切り開く為の、希望を…。

正直、この学園でこんな物を見つけるなんて思わなかったが、この状況を良い方向に導いてくれる事には間違いないだろう。

時神「…もうすぐだ」

この学園の謎を解き明かし、モノクマが望む絶望を打ち砕いてみせる…。

ロッカーの中に隠された…一つのパソコン。

これこそが、この状況をひっくり返す切り札になるであろう。

時神「俺に…俺たちに、力を貸してくれ…




『アルターエゴ』…」


今はフリーズしているアルターエゴ…少女の顔をした、人工知能プログラム…。

何故、こんな物がここにあるのか知らないが、これを利用しない手はない。

この学園から、必ず脱出してみせる…ここにいる全員を連れて…!!

【志倉視点】

俺は今、自分の部屋で今までの出来事をまとめていた。

…今はまだ尻尾すら掴めていない内通者の存在…。

もしかしたらそんあ人物すら存在しないのかも知れない…あくまで俺の個人的願いであるのだが…。

できればここにいる連中を信じたい…だが、時神も言っていたように、内通者がいる可能性がある以上…
俺は全員を疑いの目線で見極めなければならない…。

もうこれ以上、モノクマの思惑通りになるわけにはいかない…。

今の時点で内通者の可能性が最も低いのは癒境だろ踏んでいる。

癒境は間違いなくこちらの味方だ…。

桜田もないだろう…とても内部に潜入して俺たちをかく乱させるような存在とは思えない…これで内通者ならお手上げだ。

幸川は怪しいが、内通者にしてはあからさまに思える…。

他の奴らはまだ分からない。

誰だ…内側から殺し合い学園生活を手引きしているのは…。

すっかり疑心暗鬼に飲まれている俺は深い溜息をついた。

胃に穴が空きそうになるが、そうも言ってられない。

これ以上犠牲者を増やさない為にも…俺のやれるべき事はとことんやるべきだ。

俺は絶望には負けない…奴のような悪魔に、屈してはいけない…。

アイツらは、俺が責任を持って導かなければ…。

そうして俺は再びペンを取り、情報をまとめた…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

こうして、望まなかった2回目の学級裁判を終え、泣き疲れた俺はそのまま眠りについた。

これ以上犠牲者を出したくない…その為にも、もっと結束するべきだと励ましてくれた上条の言葉を胸に、
また明日から頑張ろうと誓った。

…希望はいつ訪れる?

…いつ絶望から解放される?

…俺たちは……最後まで生き残れるのか?

その答えは、まだ出ない…。





【chapter2 END】

癒境 颯太【超高校級のマッサージ師】
守崎 望【超高校級の介護士】
上条 瞬【超高校級の陸上選手】
マリア・ハーピス【超高校級のシスター】
志倉 大和【超高校級の書道家】
幸川 心音【超高校級の幸運】
木鬼沢 徹【超高校級のスタントマン】
岡本 鈴【超高校級の空手家】 DEAD
斬咲 ダイヤ【超高校級の手品師】 DEAD
羽毛 麗華【超高校級のトリマー】
桜田 連【超高校級の記者】
盛口 美味香【超高校級の大食い選手】
細永美 鏡夜【超高校級のガラス細工師】 DEAD
北橋 雪菜【超高級のスキー選手】 DEAD
時神 終【超高校級の情報屋】
八雲 空狐【超高校級のスチュワーデス】


残り生徒 12人

to be continue・・・


【INFO】
・chapter2クリアプレゼント『シルクハット』を入手しました。


【chapterクリアボーナス】
直後のコンマ一桁部分にて、モノクマメダルのボーナス判定。
数字の分だけメダル獲得。

モノクマメダルボーナス 6枚獲得

現在のモノクマメダル 24枚

chapter2これにて終了致します。


本編更新はここまで。

次回からchapter3に突入します。

斬咲の早期退場は私ももったいない事をしたと密かに思ってたり…。

でも、仕方ない事なのです!!(殴

ここまで見てくださってありがとうございました!!

これからも安価ロンパをよろしくお願いします!!

こんばんわ。

次回の更新予定日が決まったのでお伝えしに来ました。

予定としては17日の21時を予定しております。

更新日が変更される可能性がありますが、できるだけこの日に更新できるように頑張ります。

よろしくお願いします。

こんばんわ。

予定通り21時から本編を更新します。

人が集まったら更新していきます。

来てくださってありがとうございます!始めていきます!



chapter2 (非)日常編






学園生活11日目


―キーンコーンカーンコーン




…朝になったようだ。

ベッドから起き上がり、身なりを整えて扉に向かうと、扉にメモが貼り付けられている。

『颯太へ
朝飯の前に軽くランニングに行って来るぜ!朝のの30分前程度ならランニングしても良いって
志倉から許可もらってるから心配しなくて良いぜ。じゃあ、また朝食会で!』

癒境「上条が書いたのか…」

そうだ。あの裁判の後、俺の元に上条が訪ねてきて…この苦しい状況続きで泣きそうになっていた所を…
彼に泣いても良いって言われて…たくさん泣いたんだ…。

たくさん泣いたおかげで多少目元が痛いが、同時に気持ちもスッキリしていた。

しかし、今思えば随分情けない姿を上条に見せてしまったな…なんだか恥ずかしいな…。

けど、彼のおかげで今も落ち着いていられた。感謝しないとな。

癒境「さて、食堂に行くか…」

そう呟き、俺は食堂に足を運んだ。





【食堂】

志倉「…来たか癒境」

八雲「おはようございます、癒境くん」

盛口「癒境くんおはよ~なの!」

食堂にはすでに人が集まっている。

…時神は相変わらずここには来てくれないんだな…上条はまだランニングか?

そう思ったのと同時に、「走った走った!」と言って食堂に入ってくる上条の姿が見えた。

すみません、chapter3の間違いです(汗



上条「おはよー!颯太、気分はどうだ?」

癒境「あぁ…大分良くなったよ」

上条「そうか!なら良かった!」 バシッ!

癒境「いたっ!」

ハハハっと笑いながら上条に豪快に背中を叩かれる。

入学式もこんなんだったな…。

羽毛「朝からうるさいわよ上条!」

上条「おう!悪いな!」

羽毛「たくっ…」

守崎「ふふふ…元気が良いのね上条くんは」

桜田「ボク、昨日の事でまだ少し暗い気持ちだけど…上条君の元気な姿を見たら、何だか
こっちまで元気を貰った気がするよ…」

裁判後で沈んだ皆が少しでも明るく振る舞えるのは、上条のような人がいてくれるおかげだな。




守崎と羽毛が作った朝食を食べ終えると、志倉を中心に皆集まる。

志倉「裁判後、またモノクマから言われた…また新しく行ける場所が増えたようだ」

志倉「おそらく3階へ行けるようになっている。1階もまだ封鎖されてる場所があったから行けるように
なっているかもしれん…手分けして探索するぞ」

学級裁判が起こる度に行ける場所が増えるようになるなんて…モノクマの奴…。

けど、クヨクヨしていても仕方がない…志倉の言われた通り、まずは探索だ。

さて、俺の探索場所は…


1、1階の保健室(マリア・盛口)
2、美術室(守崎・八雲・幸川)
3、娯楽室(桜田・上条)
4、物理室(志倉・木鬼沢)+時神

調べる場所は?

安価↓2

3を選択


【娯楽室】

3階でビリヤードやダーツなどが置いてある部屋がある…ここは娯楽室のようだ。

桜田「凄いなー!この部屋は暇を潰すには丁度良いね!ビリヤードやダーツ、あっちの棚には雑誌も
置いてあるよ!」

上条「スポーツ雑誌はないのか?」

桜田「種類は色々あるよ!スポーツ雑誌もあるからね!」

上条「なら良かった」

癒境「う~ん…この部屋はそこまで調べる事がないかな…」

桜田「じゃあちょっとだけ遊ぼーよ!」

癒境「ダメだろ。遊ぶなら探索が終わった後だ」

桜田「も~、癒境くんてば真面目なんだから~」

上条「まぁ、とにかくもう少し探してみようぜ?」

そうして俺たちはくまなく何かないか探したが、特に気になる物はなかったので、諦めてそのまま食堂へ戻って行った。

【食堂】

解放された場所の探索を終え、時神以外の皆が集まった。

志倉「皆、探索の方が終わったようだな。じゃあまずはマリアたちからだ」

マリア「はい。ワタクシたちは1階の保健室を調べました」

盛口「輸血用の血液パックや点滴用なパックがあったの~。」

羽毛「それに、風邪薬や胃腸薬の内服薬や包帯や消毒液の手当の道具もたくさんあったわよ」

桜田「じゃあ怪我や病気になったらそこで薬を飲んだりしっかりした応急手当ができるように
なるんだね!」

志倉「それは有難いな。ただ、薬を服用する時は十分に注意しろよ」

志倉「次、守崎たちの報告を聞こう」

八雲「私たちが調べたのは美術室でしたわ」

幸川「絵画や彫刻などの美術関係の物がたくさん置かれていました」

八雲「奥に倉庫もあったんですが、そこには重いものを運ぶ為の台車や、美術に使うであろうハンマーが
大・中・小の大きさの物が数個壁にかけられていました」

志倉「ハンマーか…」

羽毛「凶器に使われそうで怖いわね…」

上条「そう心配すんなって!誰も殺人を企てなければ良い話だからよ!」

羽毛「そうなんだけど…」

志倉「…ハンマー事態を何かしらに使用するのは構わない。だが、使用する際は必ず俺に報告しろ」

守崎「…」

癒境「?守崎?」

守崎「……」

志倉「どうした守崎?」

守崎「…いえ、何でもありません…」

どうしたんだ守崎?

志倉「…まあ、深くは追求しない…次」

癒境「俺たちは娯楽室を調べてきた」

桜田「ビリヤードやダーツとか、色んな種類の雑誌が置いてあったよ!」

上条「スポーツ雑誌もあったぞ!」

羽毛「分かった分かった」

癒境「だが、それ以外には何も無かったな」

志倉「ご苦労…最後に俺の報告だ」

志倉「俺が調べたのは生物室だ…そこに時神もいて、奥の倉庫を調べていたが、特に変わった物はなかったようだった」

志倉「生物室には大きな機械があり、モノクマいわく『空気清浄機』だと言っていた」

八雲「空気清浄機?」

志倉「モノクマに何故あんな物が置いてあったのか聞いた所、『こいつがないと学園は清潔な空気が保て
ないんだよね~』と言っていた」

志倉「詳しい事を聞こうとしたが、はぐらかされた…」

癒境「どうして空気清浄機なんて…」

志倉「わからない…モノクマの考えている事なんてな…」

志倉「…報告会は以上だ。各自自由にして良いぞ」

こうして、相変わらず脱出のヒントは得られず、俺たちの報告会は終わった…。

…分かってはいたが、脱出の手がかりはつかめないままか…。

根気よく調べて行くしかないんだろうけど…。

さて、何をして過ごそうか…。


1、誰かと過ごす(人物指定)
2、購買部に行く
3、自由安価

現在所持メダル→24枚

安価↓2

とりあえず購買部でモノモノマシーンでも回しておくか…。



【購買部】

さて、メダルは今24枚あるが、いくつ入れようかな…。

メダル枚数安価↓(最大5枚)

まあ、いつも通り5枚で良いよな。

24枚→19枚

ーガチャガチャ


モノモノマシーンから出てきた商品は…

・はっぱふんどし
・もしもFAX
・オブラート
・武神のお守り
・イン・ビトロ・ローズ


一つ被ってしまったが、残りは出たことないやつだな。

誰が喜んでくれる物だろうなぁ?


・毛虫くん
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・黄金のスペースシャトル
・武神のお守り
・おでこのメガネ

追加↓
・はっぱふんどし
・もしもFAX
・オブラート
・武神のお守り
・イン・ビトロ・ローズ

さて、景品も手に入れたし、次は何をしようか。

1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

八雲と話をしようかな。

そういえば、自由時間に俺から八雲を誘った事がなかったよな…。



【娯楽室】

娯楽室に入ると、八雲が椅子にかけて雑誌を読んでいる姿が見えた。

癒境「八雲、ちょっと良いか?」

八雲「あら、珍しいですね。私に話しかけてくるなんて」

癒境「いや、まぁそうだな…それで、君と交流を深めたくて、少し時間をくれないか?」

八雲「別に構いませんよ。むしろ遅すぎたくらいですよ…」

八雲「chapter1からそれなりに自由時間があったはずなのに、斬咲くん共々自由行動に選ばれず、chapter3に
なってやっときたお誘いですからね…良いんですよ、貴方を攻めているわけではないのです…自由行動に選びたく
なる魅力が足りなかった証拠です…私は私なりに努力はしていたんですけどね…それもこれも私にちゃんとした
個性を持たせなかったうぷ主の責任ですわね…」

癒境「や、八雲?いったい誰と話してるんだ…?」

八雲「あら、すみませんでした。で?何を話せば良いんですか?」

癒境「えっと…」


1、八雲はどうしてスチュワーデスになったんだ?
2、八雲って、誰と仲が良いんだ?
3、八雲の趣味って何なんだ?

安価↓2

2、選択


癒境「八雲って、誰と仲が良いんだ?」

八雲「仲の良い人ですか?そうですねぇ…羽毛さんとは仲が良いと思ってますよ」

羽毛か…そう言われてみれば、八雲は朝食会の時、よく羽毛の隣にいたな。

八雲「羽毛さんはなかなかのオシャレさんなので、可愛い服やメイクの上手なやり方など聞いてて参考になりますし、
何より、彼女の上条くんに対するツンデレっぷりが見ていて飽きません」

癒境「は、はぁ…」

八雲「癒境くんも、生真面目すぎて周りに振り回される姿がとても愉快で楽しいですよ」

癒境「それって、褒めてるのか…?」

八雲「ええ、褒めてますよ」

癒境「なんか納得いかない…」

八雲「男の人は特に親しいと思ってる人はいませんね…時神くんは顔は好みな方なんですけど、いかんせん
性格に難有りのようなので…」

癒境「時神なぁ…彼の考えている事は分からないが、悪いやつには見えないんだよな…他の人たちは彼をよく
思っていないらしいけど…」

八雲「彼は私達を信用していない様子ですしね…難しい所です」

八雲「…難しいといえば幸川さんもですよね…」

癒境「幸川?」

八雲「ハッキリ言わせてもらいますけど、私は幸川が苦手です」

癒境「そうなのか?」

八雲「あの子…どうも嫌な感じがするの…」

癒境「考えすぎだろ?幸川は確かに変わっているけど、優しい子だぞ?」

八雲「…だと良いんですけどね…」

八雲は幸川にあまり良い印象を抱いていないのか…。

なんとか仲良くしてもらいたい所だが、今俺にできることはなさそうだな…。


プレゼントを渡しますか?
1、あげる
2、あげない

・毛虫くん
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・黄金のスペースシャトル
・武神のお守り ×2
・おでこのメガネ
・はっぱふんどし
・もしもFAX
・オブラート
・イン・ビトロ・ローズ


安価↓2

癒境「八雲はこういうのは好きか?」

そう言って渡した物は黄金のスペースシャトル。

八雲それをじっと見つめた後、ニッコリ笑い…。

八雲「女の子がそんなもの渡されて喜ぶとでも?もっとマシな物を選んできなさいこのグズ」

罵倒された。

癒境「いや…その…すまない…」

八雲「まあ、せっかく貴方がくれたんですし、一応もらっておきますよ」

癒境「……悪い」


【INFO】
・八雲との好感度に変化はありませんでした



…普通に考えればそうだよなぁ…なんで渡したんだろう俺…。

さて、昼食を食べ終えたら、次は何をしようか。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

次の自由行動が上条と過ごす事に決まった所で今日はここまで!

後から気づいたんですが、恒例のモノクマ劇場入れるの忘れてました…。

こんなグダグダスレですが、お付き合い頂きありがとうございます!

次回の更新予定日は21日の21時を予定しています。

こんばんわ!

今回は短いですが、予定通り更新しにきました。

人が居たら始めていきます。

来てくださってありがとうございます!始めていきます!




上条と過ごすか。

そういえば…昨日の件から俺の事『颯太』って呼ぶようになったよな。

親以外からは基本苗字呼びだから、少し気恥ずかしいけど嬉しいもんだな。

さて、昼食を食べ終えたら上条の所へ行こう。






【物理室】

基本体育館や男子更衣室に居る事が多い上条が、珍しく運動できない部屋で過ごしていた。

癒境「珍しいな。こんな運動できなさそうな場所にいるなんて」

上条「颯太か。いや、志倉の言ってた空気清浄機の事が気になって、運動後に見に来たんだが、本当に
大きいな」

癒境「こんな大きい空気清浄機を使わなきゃいけない程空気の汚れた環境とは思えないんだけどなぁ…」

本当、なんでこんな物が置いてあるんだろうな…。

さて、何を話そうか…。


1、上条の家族の事が知りたいな。
2、上条はやっぱり陸上で世界を目指してるのか?
3、最近羽毛とは仲良くやってるか?

安価↓2

3 もし、もし仮にだよ‥羽毛さんが告白したとしたら付き合う?

>>500

3のセリフ+安価内容で良いんですかね?

自由安価入れておけば良かった…。

癒境「上条は最近羽毛とは仲良くやってるか?」

上条「羽毛とか?う~ん、オレは仲良くしようと声かけたりはしてるんだけどさ…怒鳴られるか沈黙されるか、
顔を赤くして逃げられるか…って感じが多いんだよな~」

癒境「そ、そうなのか?」

上条「どうしたんだろうな~羽毛…」

癒境「…なあ上条」

上条「何だ?」

癒境「もし、もしに仮の話なんだが…羽毛が、告白したとしたら、付き合うつもりはあるのか…?」

上条「買い物かなんかか?」

癒境「違う!…恋人として…」

上条「う~ん…正直その時にならないと分からないなあ…ありえないと思うけど」

ありえる話なんだが…。

上条「羽毛はもっと良い男を選ぶんじゃないのか?それこそお前みたいな男とか」

癒境「まさか。それこそないだろ」

上条「んな謙遜すんなってー!」

癒境「で、結局のところ、分からないのか?」

上条「まあ、羽毛みたいな子から告白されるのは悪くはないと思うがな。ありえないけど」

癒境「そうか…」

上条「ところでさ、颯太…お前、まだオレの事『上条』って呼んでんのか?」

癒境「え?まあ…」

上条「オレが名前呼びしてんだから、お前もオレの名前を呼んでくれよ」

癒境「名前で…?」

上条「あ、もしかしてオレの名前覚えてないとか?」

癒境「そんなわけないだろ!『瞬』だろ!?」

上条「そう!そんな感じだ颯太!」

癒境「あ…うん」

上条「遠慮なんてせず、お互い名前で呼び合おうぜ!」

癒境「…あぁ」


プレゼントを渡しますか?

1、あげる。
2、あげない。

・毛虫くん
・プロジェクトゾンビ
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り ×2
・おでこのメガネ
・はっぱふんどし
・もしもFAX
・オブラート
・イン・ビトロ・ローズ

安価↓2

癒境「えっと…瞬は、ゲームとかするのか?」

上条「人並みにはな」

癒境「じゃあ、これとかやってみないか?」

上条「プロジェクトゾンビ?」

癒境「一応ゲームらしい」

上条「あれ?でもこれR指定入ってるぞ?」

癒境「……」

上条「まあ、指定の年齢を超えたらやってみるよ」

癒境「…あぁ」


【INFO】
・上条との好感度が少し上昇しました。

癒境「…瞬…か」

お互い名前呼びをしようと提案され、俺も上条の事を瞬と呼ぶようにする事になった。

またさらに友人としての距離が縮まったようで、凄く嬉しかった。

そんな事を考えていると、前方から志倉が俺に近づいてくるのが分かった。

志倉「癒境、ちょっと良いか?」

癒境「志倉?どうしたんだ?」

志倉「今日の夕方、大浴場の風呂に付き合ってほしいんだが」

癒境「別に良いけど?」

志倉「良いな?必ず来いよ?」

癒境「あ、あぁ…」

志倉はそれだけ言うとスタスタとその場を離れてしまった。

なんだったんだ?

…まあ、夕方になれば分かるか。

さて、次は何をしようか?


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

守崎と過ごすか。

細永美の件があるから、励ましてやらないと…。




【守崎の個室】

―ピンポーン

ガチャっ


守崎「癒境さん…」

癒境「…少し、俺と話さないか?」

守崎「…はい」

そう言って守崎は俺を部屋の中に入れてくれた。

癒境「守崎…元気ないな」

守崎「…すみません」

…やっぱり細永美の事だよな…。

さて、何を話すべきか…。


1、細永美から、守崎の事で相談された事があったんだ。
2、美術室の探索の時、なんか様子が変だったけど、何かあったのか?
3、守崎にはやっぱり笑顔でいる方が似合ってるよ。
4、自由安価

安価↓2

癒境「…事件が起こる前にな、俺、細永美から守崎の事で相談された事があったんだ」

守崎「細永美さんから…?」

癒境「最初の岡本の事件の時、細永美は君の事を疑ってしまっていたのに、その事を恨むどころか笑って許してくれたって
言ってたぞ」

守崎「あの状況で疑われてしまうのは無理もないですし、細永美さんは本当に申し訳なく思ってくれてたみたいなので、
恨むなんて間違ってますからね」

癒境「彼はその事に凄く救われてたみたいだったぞ。それで、その時の優しげな笑顔で、守崎の事が一人の
女性として好きになったんだって…」

守崎「……」

癒境「…細永美は、守崎の事を話している時は本当に幸せそうだったぞ。前に君に好みのタイプや、細永美の印象を
聞いた時があっただろ?」

守崎「ええ…」

癒境「…いずれ彼に教えてあげるつもりだったんだ。守崎からの返答を聞いたら、それはもう嬉しがるだろうな。
守崎の事あれだけ好きだったんだから…」

癒境「…その事を教える前に、死んじまったけど…」

守崎「癒境さん…」

癒境「こんな事になるなら、早く教えてあげれば良かったって後悔したよ…」

守崎「……」

癒境「守崎…君は、自分のせいで殺されたって思ってるけど、細永美は守崎がそんな風に感じる事を望んでない
と思うんだ…。彼の守崎への想いを聞いた身として、彼ならそう思っていると感じるんだ」

守崎「……」

癒境「君一人が苦しむ必要はない…俺も、瞬に言われた…一人で抱え込むなって…泣きたい時は泣けばいいって…」

守崎「…っ」

癒境「俺たちがいつだって支える…一緒に細永美の死を背負っていこう…もちろん、他の仲間の事もな」

守崎「…っ…ありがとう…ございます…」


プレゼントを渡しますか?
1、あげる。
2、あげない。

・毛虫くん
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り ×2
・おでこのメガネ
・はっぱふんどし
・もしもFAX
・オブラート
・イン・ビトロ・ローズ

安価↓2

癒境「そうだ。モノモノマシーンで女の子が好きそうな物が出てきたんだが…良かったら貰ってくれないか?」

守崎「これは…イン・ビトロ・ローズですね」

癒境「試験管の中に入ってる小さなバラが可愛いな」

守崎「…癒境さん、このイン・ビトロ・ローズを女性に渡す事の意味、分かりますか?」

癒境「?さぁ?」

守崎「…これは、癒境さんが本当に大切な人に渡すべき物ですよ」

癒境「?守崎も大切な人だが?」

守崎「ふふふ…そのうち分かりますよ」

癒境「…よくわからないけど、もしかして嫌だったか?」

守崎「いえ、とても嬉しいですよ。お花は大好きなので」

癒境「そうか。それは良かった」

守崎「…ありがとうございます、癒境さん…」

【INFO】
・守崎との好感度が大幅に上昇しました。

短いですが今回の更新はここで終了します。

次は志倉との大浴場での約束から入ります。

次回の更新は28日の21時を予定しています。

ご参加頂きありがとうございました!

こんばんわ。

予定通り21時から本編を更新していきます。

人が来たら始めていきたいと思います!!

ありがとうございます!では、始めていきます!!






そろそろ志倉との約束の時間だな。

大浴場へ行くか。








【大浴場】


上条「おお!来たな颯太!」

桜田「癒境く~ん!」

癒境「あれ?瞬…桜田も…どうして?」

志倉「俺が呼んだんだよ。木鬼沢も呼んである」

癒境「…もしかして、何か手がかりを見つけたのか?だから黒幕に会話が聞かれないここで…」

俺がそう言うと志倉は頷く。

それと同時に木鬼沢も来て、時神以外の男性陣が集まった。

志倉「手がかりの事に関してだが…実は、そこのロッカーの中に入っている」

上条「ロッカー?」

そう言って志倉が指さした場所のロッカーを開ける。

…そこに入っていたのは、1台のノートパソコンだった。

このノートパソコン…確か…。

癒境「志倉、このノートパソコン…確か、図書室に置いてあったやつだよな?」

志倉「あぁ、そうだ」

木鬼沢「…なんで…そんなもの…」

上条「てゆーか、このパソコンって確か壊れてなかったか?」

そう…パソコンを見つけたのは良いが、残念な事に壊れていて使えなかったはずだ。

志倉「…このパソコンをここに持ち出し、修理したのは時神だ」

癒境「え!?時神が…!?」

上条「時神、このパソコン直せたのか!?」

木鬼沢「……」

…どういうことだ?

時神は超高校級の情報屋だろ?

その時神がパソコンを直せる技術を持ってたのか?

…時神に対する謎が増えてしまったな…ホントに何者なんだ彼は…。

桜田「でもさ、なんで志倉くんがそんな事知ってるの?」

志倉「…奴がこの大浴場でこのノートパソコンを使っているのを偶然見かけたんだ」








~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




志倉「なにやってるんだ時神…」

時神「…志倉か」

志倉「それ、図書室に置いてあったノートパソコンだろ…何で動かせてるんだ?」

時神「……直した」

志倉「…なんだと?情報屋のお前が何故直せた?」

時神「必要以上に踏み込んでくるな…その質問に答えるつもりはない」

志倉「……」

時神「分かったらとっとと失せろ」

志倉「…そのパソコンには、何か手がかりが入っているのか?」

時神「…だとしたら?」

志倉「他の奴らに教える。少しでも情報があるなら…希望があるなら、教える必要がある」

時神「…」

志倉「俺たちにも使わせてくれれば、必要以上にお前に干渉しない」

時神「…ふん、好きにしろ。ただし、それは俺にとっても必要な物だ…ぶっ壊すなよ?」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

癒境「そんなことが…」

桜田「う~ん、時神くんが機械を直せた事は気になるけど…」

上条「このパソコンを使わせてくれるなら、無理に聞く必要はないだろ」

志倉はパソコンに手を伸ばし、機械を操作する。

志倉「このパソコンには、何故存在しているのか分からないあるプログラムがある…そのプログラム以外には
決して触れないでくれ。下手に動かしてパソコンが使い物にならなくと困る」

木鬼沢「…(コクコク)」

そして志倉は、あるプログラムとやらを起動させる…すると…。








???『こんばんわ。…黒縁メガネに黒い学ラン姿…時神くんから話は聞いてるよ。志倉 大和くんだよね?』




パソコンの画面から可愛らしい少女の姿が現れ、笑顔でそう言ってきた。


桜田「ふぁっ!?」

上条「パソコンから声が…!?」

木鬼沢「…!!」

癒境「志倉…これはいったい…?」

志倉「…時神が言うには、学習する機械…AI…アルターエゴだそうだ」

癒境「アルターエゴ…?」

志倉「時神の情報によると、このパソコンに出てる姿は、超高校級のプログラマー…『不二咲 千尋』がモデルに
なっているらしい」

桜田「あ!不二咲 千尋ならボクも知ってるよ!!小柄な姿からは想像できない程凄腕のプログラマーなんだよね!」

上条「けど、そのアルターエゴとやらがなんでこのパソコンの中に…?」

志倉「さあな…それについては時神も分からないらしいが、このアルターエゴが、俺たちの希望になる事は間違いないと
思うんだ」

桜田「ボクらの…希望に…?」

アルエゴ『希望なんて…そんな過大評価されるでもないけど…君達がこの学園から脱出する手がかりを見つけられるよう
ボクも頑張るよ!皆の力になりたいんだ!』

癒境「アルターエゴ…」

桜田「うう~なんて良い子なんだ~!見目もホントに可愛らしくて…人間なら惚れちゃいそうだよ~!」

…新しい仲間、アルターエゴか…。

人工知能のはずなのに、本物の人間みたいだ…。

志倉「このアルターエゴの存在の事は、俺から守崎に話してあるから、後日この時間帯に女性陣が
ここでアルターエゴの存在を知る事になる」

志倉「アルターエゴに用事がある時は、モノクマに気づかれないようにしろ」

癒境「分かった」

上条「了解だぜ!」

桜田「あいあいさー!!」

木鬼沢「…(コクコク)」

志倉「よし。ならそのまま風呂に入ってその後解散だ」

桜田「え?お風呂に入るの?」

志倉「人が集まって大浴場に入ったにも関わらず風呂に入らず出てったら不自然に見えるかも知れない」

桜田「あっ、そっかぁ」

…そうして俺たちは大浴場の風呂場に入り、その後部屋へと戻った。

…アルターエゴの存在のおかげで、少し希望が見えてきたな。

さて、もう夜になるな…あと一回何かできるな。

さて、何をしよう…。






1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

羽毛と過ごすか。

少しは瞬に対して素直になってくれれば良いんだがなぁ…。






【羽毛の個室】


―ピンポーン

ガチャっ

羽毛「あら癒境。どうしたの?」

癒境「悪いな。寝る前にちょっと話し相手になってくれ」

羽毛「良いわよ」

さて、何を話そうかな…?



1、瞬とは少しは仲良くなれたか?
2、羽毛の家族の事が聞きたいな。
3、羽毛ってトリマーだけど、好きな動物はなんだ?

安価↓2

癒境「どうだ?少しは瞬と仲良くなれたか?」

羽毛「な、何よ急に///…って、瞬!?アンタ、いつの間に上条の事名前呼びしてたの?」

癒境「2回目の学級裁判の後、瞬が俺の事を名前呼びし始めたんだよ」

癒境「それで、自由時間の時、相変わらず俺が苗字で呼んでたら、『お前も名前で呼んでくれ』って言われてな…」

羽毛「お、お互い名前呼びなんて…羨ましい…っ!」

癒境「それとさ…その自由時間の時、聞いてみたんだよ」

羽毛「何を?」

癒境「仮に羽毛が告白してきたら、付き合うつもりはあるか…って」

羽毛「ああああアンタ!!何勝手な事してんのよ!?アタシの気持ちがバレたらどうすんのよ!?」

癒境「落ち着けよ…瞬は気づいてないみたいだったし…その質問した時の瞬の答えはそんな悪いものではなかったぞ」

羽毛「な、なんて言ってたのよ!?」

癒境「『まあ、羽毛みたいな子から告白されるのは悪くはないと思うがな。ありえないけど』って言ってた」

羽毛「…っ///」

俺から伝えられた瞬の言葉に羽毛はかあぁっ…と顔がトマトのように真っ赤に染まった。

羽毛「何よ…上条のくせに!!てか、ありえないって何よ!!アイツってばなんであんなに鈍感なのよ!?」

癒境「そんな怒るなよ…」

羽毛「うぅ~!!この学園に来てからあのバカに振り回されてばっかだわ!!何でアタシはあんな奴を…///」

…この調子じゃまだまだ仲を深めるのは難しそうだなぁ…。




プレゼントを渡しますか?
1、あげる。
2、あげない。

・毛虫くん
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り ×2
・おでこのメガネ
・はっぱふんどし
・もしもFAX
・オブラート

安価↓2

癒境「羽毛は小説は読むのか?」

羽毛「ん?そこそこ読むわよ?」

癒境「なら、これやるよ」

そう言って俺は羽毛にもしもFAXを渡す。

羽毛「…なんか見た事あるような物だけど…これは?」

癒境「もしもFAXって言うらしくて、どうやら自分が望む世界を、この電話機で伝えると、それをテーマとした
長編小説がFAXで延々と送られてくる…らしい」

羽毛「自分が望む世界を小説に…?」

羽毛「…ま、まあまあ良い物じゃないの?仕方ないから貰ってあげるわ!」

癒境「おお」

羽毛(…せめて小説の中だけでも上条と…///)


【INFO】
・羽毛との好感度が上昇しました。

【癒境の個室】

ふぅ…もう夜時間か…。

今は平和だが、モノクマがまたいつ動機を仕掛けてくるかはわからない。

その前に、早く脱出の手がかりを見つけないとな…。

とりあえず、明日に備えてもう寝よう…。

【モノクマ劇場】

モノクマ「皆さんお久しぶりのモノクマ劇場だよー!」

モノクマ「学級裁判終わった後のモノクマ劇場をうぷ主が忘れてて激おこプンプン丸だよー!!」

モノクマ「まあ、過ぎた事は仕方ないし、これからの方針について言っておこうかな」

モノクマ「このchapter3では、実は事件の加害者はすでに決定しています。安価で励ましてもそれは変わりません!」

モノクマ「さらに、被害者ももう半分くらい確定気味なんだよねー!」

モノクマ「一応安価での進行でのフラグに次第では変わる可能性はあるけどね」

モノクマ「chapter3でも可愛い生徒たちの絶望顔を見るのが楽しみだよ!」

モノクマ「…ところで、皆大好きな『男のロマン』イベントって、やっぱりあった方が良いのかな~?」

モノクマ「ただ、主人公の癒境くんの性格が生真面目だから、何があっても女子の風呂を覗くとは思えないん
だよね~。桜田くんみたいな性格だったらやりやすかったんだけどね~」

モノクマ「皆は、男のロマンイベント…必要だと思う?」

短いですがモノクマ劇場が終わった所で今日はここまで。

次回の更新は12月4日の21時を予定しています。

ここまでお付き合い頂きありがとうございます!!

すみません。

本当なら今日、本編を更新する予定でしたが、更新を6日の21時に変更します。

待っててくださった方々は申し訳ありません(汗

こんばんわ。

予定通り21時から本編を更新します。

人が集まったら始めていきたいと思います。

ありがとうございます!では、始めていきます。





学園生活 13日目


―キーンコーンカーンコーン



…う~ん…もう朝か…。

支度し終えたら食堂に行くかぁ…。









【食堂】

守崎「おはようございます癒境くん」

上条「オッス!しっかり寝たか颯太!」

癒境「まあな」

今食堂にいるのは守崎と羽毛とマリア、上条と志倉か。

さて、誰の隣で食べようか。


安価↓2


マリアの隣で食べようかな。

癒境「おはようマリア、隣良いか?」

マリア「おはようございます、癒境様。もちろんです」

ふんわりした笑顔でそう言われ、隣の席に座る。

今日の朝食は和食のようで、白米と赤味噌の味噌汁、さつまいもの煮物にのりの佃煮だ。

マリア「日本の和食は素晴らしいですね。イタリアの料理も美味しいですが、ワタクシは日本の和食が大好きです」

癒境「マリアは本当に日本が好きなんだな。日本人として嬉しい限りだな」

マリア「イタリアとはまた違う魅力があるんです。日本の素晴らしさ、他の国にも伝わってほしいです。イタリアでの友人
達はワタクシが日本の魅力をたくさん教えたので、友人達も今ではすっかり日本のファンになってますよ」

癒境「ははは…そこまで言われるとなんだか照れるよな…ただ日本で生まれただけなのに」

マリア「ふふふ…」

花が咲くような笑顔で小さく笑うマリアに、俺は恥ずかしながらも笑い返した。

こんなにも日本を好きになってもらえるなんて…やっぱり嬉しいよな。



【INFO】
・マリアとの好感度が上昇しました。

さて、朝食も済ませたし、ここからは自由時間だ。

何して過ごそうか…。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

久しぶりに桜田と過ごすかな。

いつも盛口とキャッキャと騒いでる所とかよく見かけるけど、今盛口は羽毛と一緒にいるし、一人かな?





【美術室】

桜田「…この絵画、前に取材した人が熱く語ってた著者の作品だ!こっちにあるのは…」

美術品をウロウロしながら見てる桜田はキラキラした表情で見ている。

小さな身長と童顔が相まって小学生の子供みたいで、失礼ながら和んだ。

癒境「桜田、少し時間いいか?」

桜田「あ!癒境くん!もちろん良いよー!」

ニコニコ笑いながら桜田は俺に向かってくる。

さて、何を話そうか。


1、桜田の家族の事教えてくれないか?
2、盛口といつも何してるんだ?
3、どうして記者になろうと思ったんだ?

安価↓2

2、選択。

癒境「桜田は盛口と仲が良いよな」

桜田「うん、そうだね!盛口さんとは話が一番盛り上がるし、低身長繋がりもあるからさ!」

癒境「そんな盛口とはいつも何してるんだ?」

桜田「盛口さんの食べっぷりをボクが観察したり~、ボクが取材した事を盛口さんに話したり~、世間話とか
モロモロ話したり~」

癒境「ほぉ~」

桜田「一番盛り上がるのは猥談かな!!」

癒境「?ワイダン?何だそれ?」

桜田「えー!?癒境くん、猥談知らないのー!?」

癒境「あ、あぁ…」

桜田「本当に今時の高校生なの!?上条くんにも言ったら訳がわからないって顔されたんだよねー!」

癒境「そ、そうなのか…?」

桜田「猥談って言うのはね~、要するに下ネタとかなんかエロい話!!」

癒境「…は?」

桜田「普通女の子相手にこんな話できないんだけど、盛口さんはそういう話はバッチコーイ!って子だから
さ~、女の子視点でのエロ話が聞けて楽しい楽しい!」

癒境「…なんて話してるんだ…///」

桜田「今時の男子高校生なら普通だよー!」

癒境「…ちょっと待ってくれ、まさか瞬に余計な事教えてないだろうな?」

桜田「猥談の意味を教えようとしたら、偶然羽毛さんと出くわしてね…羽毛さんに阻止されたから上条くんはいまだに
猥談の意味分かってないと思う」

癒境「そ、そうか…なんか安心した」

桜田「機会があったら話してみようかな~!」

癒境「やめてくれ…切実に…」

プレゼントを渡しますか?
1あげる
2あげない

・毛虫くん
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り ×2
・おでこのメガネ
・はっぱふんどし
・オブラート

安価↓2

癒境「桜田、良かったらこれつけるか?」

桜田「ちょwwナニコレwwwはっぱふんどしって!男らしいけどなんかつけるのは恥ずかしいよコレww」

癒境「…猥談なんて平気な顔してやってるのに、それをつけるのは恥ずかしいのか?」

桜田「今度コレつけたとこ見せてあげる!」

癒境「想像してみたけど、違和感が半端ないな…」


【INFO】
・桜田との好感度が上昇しました。

桜田は悪いやつではないんだがな…。

あのヤラしい所はなんとかならないんだろうか…盛口もそうだが…。

さて、何をして過ごそうか。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

木鬼沢とも最近自由時間を過ごしてなかったな。

無口ながらも話しかければ一生懸命話そうとしてくれるし、久しぶりに話がしたいな。




【生物室】

木鬼沢「……」

木鬼沢は生物室のモノクマいわく巨大な空気清浄機が気になるのか、空気清浄機のを見ながら周りをうろついている。

癒境「木鬼沢、良かったら一緒に話しないか?」

木鬼沢「……」

俺の姿を確認した木鬼沢はコクコクと首を縦に振る。

さて、何を話そうか…。



1、木鬼沢の家族について知りたいな。
2、木鬼沢は背が高くて羨ましいな。
3、いつもはやっぱり特訓してるのか?
4、自由安価

安価↓2

2、選択

癒境「いつも思うけど、木鬼沢は背が高くて羨ましいな。いくつあるんだ?」

木鬼沢「…193cm」

癒境「190越え!凄いなぁ。俺は173cmだ」

木鬼沢「……別に…低くはない…」

癒境「う~ん、確かに日本男性の平均身長は170だから低いわけではないんだろうけど…男としてはやっぱり
高い方が憧れる。180くらいはいきたいな~」

木鬼沢「……」

癒境「何したらそんなに大きくなれるんだ?」

木鬼沢「……分からん」

癒境「じゃあ、遺伝か?」

木鬼沢「まぁ…父は大きい方だな」

癒境「じゃあ遺伝っていうのもあるのかもな」

木鬼沢「…まだ…高1だから…癒境も……伸びる」

癒境「だと良いんだがな~」

木鬼沢「……」

癒境「ははっ。ありがとな、木鬼沢」

木鬼沢「……」

今、顔そらしたな…お礼を言われて照れたのか?


プレゼントを渡しますか?
1、あげる
2、あげない


・毛虫くん
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り ×2
・おでこのメガネ
・オブラート

安価↓2

癒境「木鬼沢の好きそうな物があるんだけど、良かったら貰ってくれるか?」

そう言って俺は武神のお守りを渡すと、心なしか木鬼沢の目がキラキラしてるように見える。

木鬼沢「……あ、ありがとう…!」

癒境「どういたしまして」

やはり、木鬼沢の目は、武神のお守りを見て輝いていた。

【INFO】
・木鬼沢との好感度が大幅に上がりました。

昼食を食べ終わり、誰と過ごそうか考えながら廊下をうろついていると突然呼んでもいないのに目の前に
モノクマが現れる。

モノクマ「いや~んそんな事言わないで~。せっかく面白そうな事が分かったのに~」

癒境「?」

モノクマ「今日の夕方、女子たちが大浴場で皆でお風呂入りに行くんだって~!」

モノクマのその言葉に俺は一瞬ドキッとした。

…その大浴場での集まりは、アルターエゴの事を知らせる為のカモフラージュの物だからだ。

モノクマ「女の子たちが裸になって洗いっこしたり、恋バナに夢中になったり、お互いの胸を比べあっこ
したりとか~、禁断の花園みたいでドキドキするよね~!!」

今のモノクマの様子を見る限り、密談のカモフラージュだとバレてはいなさそうか?

…しかし、そんな恥ずかしい事をわざわざ口に出さなくてもいいだろう…こっちが恥ずかしくなってくる…。

モノクマ「そこで!優しいモノクマ学園長から素敵なプレゼントを用意しましたー!!」

癒境「プレゼント?…お前の用意した物だ…どうせロクな物じゃないだろ」

モノクマ「そんな事ないよ!青春真っ盛りの男子たちには堪らない極上のプレゼントだよ!」

そう言って興奮気味に言うモノクマが取り出したのは…風呂の桶だった。

モノクマ「その名も!『男のロマン』で~す!!」

癒境「…男のロマン?」

モノクマ「そうだよ~!!」

…どうみてもただの風呂桶だよな…?

モノクマ「本当ならモノモノマシーンで手に入れて欲しい物なんだけど、男のロマンイベントを期待してくれる人が
いるみたいだから、今回は特別なんだよ~?」

癒境「…何の話だ?」

モノクマ「おっと!これはいわゆるメメタァってやつですな!それじゃあ、その男のロマンで十分楽しんできてねー!」

癒境「言ってる意味が分からない…何の話だよ?」

モノクマ「それは夕方になれば分かるよ!うぷぷ!ボクってなんて素晴らしい学園長なんだ!」

…素晴らしい学園長なら、殺し合いなんて絶対させないだろ。

まぁ、今更コイツにそんな事言ったって仕方ないけど…。

去っていったモノクマを見つめ、渡された桶に視線を移す。

男のロマンねぇ…夕方になれば分かるって言ってたけど、どうせロクな事じゃないんだろうなぁ。

さて、なにして過ごそうか。



1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

そろそろ購買部で新しい景品をゲットしてくるか。


【購買部】

さて、何回回そうかな?

安価↓(最大5枚) 所持メダル19枚

所持メダル19→14枚

―ガチャガチャ



いつもどおり5回回して出てきた景品は…。


・赤いマフラー
・薔薇のムチ
・レーション
・月の石
・動くこけし


…何このこけし?

・毛虫くん
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り
・おでこのメガネ
・オブラート
追加↓
・赤いマフラー
・薔薇のムチ
・レーション
・月の石
・動くこけし

…なんだかよく分からないプレゼントが出てきたけど…結局なんだろうな?あのこけし…。

さて、なにして過ごそうか。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

次の自由行動の相手が志倉に決まった所で今日はここまで!

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

次回の更新は15日の21時予定です。

こんばんわ。

予定通り21時から本編を更新していきます。

人が来たら始めていこうと思います。

ありがとうございます!では、始めていきたいと思います!!





志倉と過ごそう。

彼も最近一緒に過ごしてなかったしな。




【美術室】

美術室で志倉の姿を発見した。

志倉「絵画に彫刻の他にも粘土作品や木で作らてた作品…色々あるけど、なんでマネキンまであるんだ…?
マネキンも学生の誰かが作ったのか…?」

癒境「確かに、美術室でマネキンまで飾ってあるなんて不思議だよなぁ」

志倉「…いたのか癒境」

癒境「ついさっきな」

志倉「…何か用か?」

最初の頃と比べてプライベート時でも少し態度が柔くなってる気がする…時神よりは…だけど。

さて、何を話そうかな…。


1、志倉の家族のことが知りたいな。
2、色々大変だけど無茶するなよ?
3、何か気になる事はあるか?

安価↓2


1選択



癒境「そういえば、志倉の家族ってどんな感じなんだ?志倉の家族の事が知りたいな」

志倉「…知ってどうするんだ」

癒境「友人の事を少しでも知りたいと思うのは当然だろ?」

志倉「友人…?俺はお前と友人になった覚えはないんだが…」

癒境「え…」

志倉「…まあいい。俺の家族構成は父と兄と妹の四人家族だ。母は俺が14の時に病気で他界した」

癒境「あ…ごめん…」

志倉「別に気にしてない。俺にとっては家族よりも師匠の方が大切な存在だからな」

癒境「そ、そうなのか…?」

志倉「まぁ、家族の中では比較的兄とは仲が良い方…だと思う。妹とはあんまり話さないし、父は仕事ばっかで休み以外で
顔を合わせる事はないし、休みでもあんまり話したりしない」

癒境「…なんだか淋しいな」

志倉「まあ、俺の家は静かだな。和気あいあいとお喋りするような家庭ではなかったな」

癒境「でも兄弟がいるのは羨ましいな~。俺、一人っ子だからさ」

志倉「…お前に兄弟ができたら、そいつもお前と同じお人好しに育ちそうだな」

癒境「そ、そうか?」

志倉「お人好し以外の物が思い浮かばんな」

癒境「は、はは…」

志倉の言葉に俺は思わず苦笑いした。


プレゼントを渡しますか?
1、あげる。
2、あげない。


・毛虫くん
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り
・おでこのメガネ
・オブラート
・赤いマフラー
・薔薇のムチ
・レーション
・月の石
・動くこけし

すみません、安価↓2でお願いします(汗

おでこのメガネ

↓2まで出ないので>>591を採用。


癒境「志倉、これやるよ」

そう言って渡したのはおでこのメガネ。

志倉はおでこのメガネを見ると眉をひそめ、俺の方に視線を向ける。

志倉「…これ、おでこにかける奴だろ?視力を補う為の物じゃないだろ?」

癒境「あ、まぁ、そうだな…」

志倉「視力を補う以外でメガネを使う意味が俺には理解できない。邪魔なだけだろ」

癒境「…」

志倉「…貰うだけ貰ってくけど」

…あんまりお気に召さなかったようだ…。

【INFO】
・志倉との好感度に変化はありませんでした。

↓2まで出ないので>>591を採用。


癒境「志倉、これやるよ」

そう言って渡したのはおでこのメガネ。

志倉はおでこのメガネを見ると眉をひそめ、俺の方に視線を向ける。

志倉「…これ、おでこにかける奴だろ?視力を補う為の物じゃないだろ?」

癒境「あ、まぁ、そうだな…」

志倉「視力を補う以外でメガネを使う意味が俺には理解できない。邪魔なだけだろ」

癒境「…」

志倉「…貰うだけ貰ってくけど」

…あんまりお気に召さなかったようだ…。

【INFO】
・志倉との好感度に変化はありませんでした。

すみません、連投してしまいました(汗

志倉と話し込んでから夕方の時間になる。

ふと、大浴場を見てみると守崎とマリアが入っていくのを見かけた。

あっそうか。この時間帯だったか、アルターエゴの存在を守崎が他の女性陣に話すのは。

…モノクマにバレにくいようにそのまま風呂にも入るのかなぁ?

…昨日俺たちがやったように女性陣も大浴場で裸の付き合いってやつをするのか?

……女性陣の……裸……?

そんな考えが浮かんだ俺はハッとして首を横にブンブンと振る。

何考えてるんだ俺は…!!

…ふと、俺の右手を見ると、いつの間にかモノクマから貰った『男のロマン』とやらを抱えていた。

…俺が変な事考えるのはこれのせいか…?

桜田「あれ?何してるの癒境くん?」

木鬼沢「……」

風呂桶片手に考え事をしていた俺に桜田と木鬼沢が声を掛けてきた。

癒境「…えっと…」

桜田「ん?癒境くんの持ってるそれって?」

癒境「あぁ…昼にモノクマから貰ったんだ…なんか、男のロマンって言ってたんだが…」

桜田「男のロマン…」

俺の言葉を聞いた桜田が右手を顎に添え、風呂桶と大浴場を交互に見る。

すると、桜田はニヤリ…と悪そうな表情を浮かべる。

桜田「ふふふ…モノクマの意図が分かったよ!」

癒境「モノクマの意図?」

木鬼沢「…?」

桜田「男のロマン…それはすなわち…覗きだ!!」

木鬼沢「……!!」

癒境「………は?」

桜田「いや~モノクマも粋な計らいをするもんだね~!」

癒境「いや…ちょ…ちょっと待てよ!」

桜田「何さ~癒境くん」

癒境「覗き…って、女子の風呂を覗くのか!?」

桜田「それ以外に何があるの?」

癒境「だ、ダメに決まってるだろ!?」

桜田「せっかく男のロマンがあるんだからやるべきだよ!!木鬼沢くんもやりたいって!!」

癒境「おい、木鬼沢を巻き込む…」

木鬼沢「……(ソワソワ)」

…心なしか大浴場をチラチラ見ながらソワソワしているよな気がする…。

木鬼沢…君もなのか…。

桜田「癒境くんは真面目だな~。たまには息抜きしないともたないよ?」

癒境「い、いや、それとこれとは話が…っ!」

桜田「大丈夫!その男のロマンを持っていたら、女子たちに見つからずに覗きができる…そんな感じがする!」

木鬼沢「…多分…バレない」

癒境「バレるバレないの問題じゃなくてだな…!!」

桜田「さあ!癒境くんもレッツ風呂覗きタ~イム!!」




――――――――――

※三人称視点





アルターエゴの存在を伝えた守崎たちは、癒境が考えていた通り、そのまま皆で大浴場で裸の付き合いをしていた。

守崎「大浴場で皆で入浴するのは久しぶりな感じがします」

幸川「…私みたいなゴミクズ女も誘ってくれるなんて…なんて優しい人たちなんでしょう…!!」

マリア「幸川様、そんなに卑屈にならないでください」

羽毛「そうね。最初の裁判後、ちょっと近寄りがたい雰囲気があったけど、なんだかんだで悪い子じゃないしね」

盛口「うんうん♪」

八雲「……」

幸川の卑屈な言葉に周りの女子たちは柔らかく声をかけているが、八雲だけは幸川と距離をとり、幸川と目を合わせない
ようにしていた。

盛口「それにしても、麗華ちゃんなかなかスタイル良いの~。胸も大きいし」

羽毛「きゃっ!?ちょっと、盛口さん!!///」

ニンマリ笑いながら盛口は羽毛の胸を後ろから鷲掴みして羽毛は顔を真っ赤にさせる。

守崎「も、盛口さん…羽毛さんが困ってますよ…」

守崎が盛口に軽く注意すると、盛口は守崎の方を向いて、再びニンマリと笑う。

嫌な予感がした守崎だったが時すでに遅く…盛口は守崎の背後に周り、羽毛と同じように胸を触りだした。

守崎「ひゃ!も、盛口さん、やめてください…///」

盛口「麗華ちゃんも望ちゃんも可愛いの~。あ、望ちゃんはCカップくらいなの」

守崎「うぅ~っ///」

盛口の行動に危険を感じたのか、マリアはコッソリその場から離れようとするが、盛口はその姿を目ざとく
見つけてしまう。

盛口「ふふふ…逃がさないのー!!」

マリア「きやああああぁぁ!!」

盛口のセクハラの餌食にあったマリアは恥ずかしさのあまりに涙目になってしまう。

八雲はそれを冷えた目で見た後、羽毛の隣で体を洗う事に専念した。

盛口「マリアちゃんはあんまり胸がないのー。心音ちゃんも貧乳なの~」

幸川「ふふふ…貧相な体で申し訳ない…」

盛口「貧乳はステータスって言うから大丈夫なの~!」

羽毛「爆乳の盛口さんが言っても説得力がないわね…」

八雲「はぁ…馬鹿らしい」

大浴場での女性陣の入浴は、盛口のセクハラ三昧に振り回されて過ごすことになったのだ…。











(癒境視点に戻る)


癒境「……」

桜田「いや~、女の子たちの入浴姿だけじゃなく、百合っぽい展開まで見られるなんて…ご馳走様です!!」

木鬼沢「…百合?」

桜田は満足そうな表情をしていたが、俺は今罪悪感で心が押しつぶされそうだった。

桜田と木鬼沢に連行されたとはいえ、彼らと同罪な事に変わりはない…ホント…ごめん…。

桜田「木鬼沢くんはどうだった~?(ニヤニヤ」

木鬼沢「……///(グッ」

桜田「その反応なら満足できたね!」

木鬼沢と桜田が嬉しそうな表情で会話しているのを離れた所から見て、これもありなのかな…って一瞬思ってしまった。



【INFO】
・女性陣同士の交友度が上昇しました。
・桜田との好感度が上昇しました。
・木鬼沢との好感度が上昇しました。

【癒境の個室】

はぁ~…もう夜かぁ…。

いまだに女性陣に対して罪悪感がつのっている…どんな顔して会いに行けば良いんだ…。

…ウジウジ考えても仕方ない…もう寝ておこう…。

【モノクマ劇場】

モノクマ「癒境くんてば、せっかくボクが親切で男のロマンを渡したのに、罪悪感なんて抱いちゃってさー!」

モノクマ「男子高校生らしく、欲望に忠実になっちゃえばいいのにねー!!」

モノクマ「あとさ、今の展開だと、被害者もほぼ決定しがちになってるんだよね~。一応安価次第では変わる
可能性もなきにあらずだけど」

モノクマ「うぷ主いわく、この3章は安価論破ストーリーの中でも1,2を争う絶望度の高さを意識しているらしいよ?」

モノクマ「皆さんがどう思うかはともかく、この章の絶望度はうぷ主の中ではかなり高めだから、そこんところ
よろしくね~!」

モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ…」

今日の更新はここまで。

次回の更新は12月27日の21時を予定しています。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

こんばんわ。

予定通り本編更新しにきました。(ただし、内容は少なめです。スミマセン(汗))

人が集まったら21時に更新していきます!!

学園生活14日目


―キーンコーンカーンコーン




…う~ん…。

…え?8時!?

なんか今日は遅くに起きたな。

…昨日の風呂の件で疲れ?…みたいなのがあったのか?

…まぁいい。食堂に行こう…。





【食堂】

いつもより遅くに来たせいか、いつもとは違う顔ぶれが揃っている。

盛口に八雲に木鬼沢…あ、珍しく時神もいるんだな。

守崎と羽毛も遅くに来た人たちの為にまだ調理場に残っている。

さて、誰と一緒に食べようか。

安価↓2

八雲「癒境くん、良かったら一緒に食事しませんか?」

誰の隣に行こうか迷っている所を八雲が自ら声をかけてくれる。

…ただ、昨日の事があるから罪悪感を胸に抱えながら俺は八雲の隣に座った。

今日の朝食は白米と味噌汁以外には半熟の目玉焼きとレタスのサラダがついていた。

八雲「目玉焼きはやはり半熟にかぎりますね。癒境くんはどうですか?」

癒境「お、俺か?俺は目玉焼きにそこまでこだわってないからなぁ…何でもいいかな?」

八雲「では、目玉焼きに醤油派ですか?ソース派ですか?」

癒境「う~ん…どっちでもないな。俺は塩コショウ派だ」

八雲「そうなんですか…ちなみに私は醤油派です」

何で目玉焼きについて語ってるんだろうな…。

八雲「…癒境くん、何かあったのですか?」

癒境「え?何で?」

八雲「どことなくぎこちなく感じます」

癒境「!…い、いや…大丈夫だ」

八雲「…まぁ、私には関係ないので良いですけど」

癒境「……」

風呂覗いて罪悪感に駆られてました…て言うわけにはいかないよなぁ…はぁ…。



【INFO】
・八雲との好感度が少し上昇しました。

朝食を食べ終えたし、何をして過ごそうかなぁ…。


1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

瞬と話すか。

もうすっかり名前呼びには慣れてきた。

瞬の颯太呼びにはまだ少し照れるけどな…。






【体育館】

相変わらず体育館でランニングをしているようだな。

こんな場所にいても、どんな事があっても向上心があって、凄いよなぁ。

癒境「瞬、ランニングが終わったら休憩がてら話しないか?」

上条「おお、颯太!分かった!あと1周で終わるから待ってろよ!」

そう言って瞬はラストスパートで走るスピードを上げた。

さて、話の内容を考えるか。


1、羽毛と少しは仲良くなれたか?
2、家族の事を教えてくれないか?
3、目玉焼きは醤油派?ソース派?
4、自由安価


安価↓2

2、選択


癒境「そういえば、瞬の家族ってどんな感じだ?」

上条「そーいう颯太はどうなんだ?」

癒境「おれは父と母がいて、兄弟はいないな。一人っ子だ」

上条「そうなのか?意外だな。しっかりしてるから弟か妹がいるお兄ちゃんかと思ってた」

癒境「そんなイメージだったのか?父さんと母さんは時に厳しく、時に優しい、普通の両親だよ。けど、俺は
そんな二人が大好きなんだ」

上条「颯太が家族想いってのは分かってたー。優しいもんなお前」

癒境「過大評価だなぁ…んで、瞬はどうなんだよ?」

上条「父と母、んでもって、格好良い兄貴がいる!」

癒境「へぇ~、お兄さんがいるんだな。どんな人なんだ?」

上条「俺と同じで体を動かすのが好きなんだ!走るのも早いし!あと、料理ができる!!」

癒境「お兄さんも運動神経が良いんだな。しかも、料理もできるのか」

上条「見た目はやんちゃっぽいんだけど、暖かくて、頼りになる自慢の兄貴なんだ!」

癒境「良いな~。俺は一人っ子だから、兄弟に憧れるな」

上条「こっから出たら紹介するよ!兄貴なら颯太の事可愛がってくれるぞ、絶対!」

癒境「あ…あぁ…」

ふと、最初の動機のDVDの事を思い出す。

…あのDVDが、家族の事に関することなら、瞬のDVDにも…。

瞬は、俺の考えてる事を察したのか、ニカッと笑う。

上条「そんな心配そうな顔すんな!父ちゃんや母ちゃん…兄貴は無事だって、オレは信じてる。この目で見ない限り、
オレはそう思い続けてるよ」

癒境「瞬…」

上条「颯太の家族だって、絶対大丈夫だって!後ろ向きに考えるな!」

癒境「…そうだな。ありがとう、瞬…」


プレゼントを渡しますか?
1、あげる
2、あげない


・毛虫くん
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り
・オブラート
・赤いマフラー
・薔薇のムチ
・レーション
・月の石
・動くこけし


安価↓2

癒境「瞬、良かったらコレやるよ」

上条「お?何だコレ?紫の石?」

癒境「それは月の石って言っt」

上条「筋トレの重りに丁度良いな!」 ヒョイッ

癒境「…いや、月の石はそんな事をする為の物ではないと思うぞ…」

上条「え?そうなのか?」

癒境「……」



【INFO】
・上条との好感度が少し上昇しました。

月の石をダンベル代わりに使おうとするとは思わなかったぞ瞬…。

さて、何をしようかな?




1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

守崎と過ごすか。

…いかん、昨日の出来事が頭の片隅から浮かんで…いやいや!!

落ち着け俺…落ち着いてから守崎に会いに行こう。




【美術室】

美術室に守崎の姿があった。

どことなく、切なそうな表情で作品を見ていた。

癒境「守崎…今、大丈夫か?」

守崎「癒境くん…はい、大丈夫ですよ」

癒境「…なら、良いけど…」

さて、何を話そうか…。



1、細永美が居たら喜びそうだよな、美術室って。
2、守崎の家族の事が知りたいな。
3、目玉焼きは醤油派?ソース派?
4、自由安価

安価↓2

1、選択



癒境「…細永美が居たら喜びそうだよな、美術室って」

守崎「……」

美術室に入ってきた時のような、切なそうな表情をする。

守崎も同じ事を考えていたんだろうな…。

守崎「…細永美くんのガラス細工作品…見たかったなぁ…」

癒境「俺もだ。繊細な彼が自信満々の腕前だって言ってたからなぁ」

守崎「…私が…私の名前が利用される事なかったら…細永美くんは今頃…」

癒境「何度でも言うけど、あの事件は守崎のせいじゃない。本当に不幸としか言えないんだ…全ての根源は
モノクマだ…君は何も悪くない」

守崎「……」

癒境「細永美は、いつまでも悲しそうな表情をしているより、やっぱり笑顔が見たいと思うぞ。もちろん、俺も…」

守崎「……」

癒境「この学園から脱出したら、細永美の作品を見に行こう。細永美も、守崎に自分の作品を見てもらいたいだろう
しな」

守崎「…ええ、必ず見に行きます…きっと、素晴らしい作品でしょうね…楽しみです」

守崎は手を口元に添えて、小さく笑った。

うん、守崎はこうでないとな。



プレゼントを渡しますか?
1、あげる
2、あげない



・毛虫くん
・第2ボタン
・光線銃ズリオン
・武神のお守り
・オブラート
・赤いマフラー
・薔薇のムチ
・レーション
・動くこけし


安価↓2

癒境「え~と、守崎…コレとか…いるか?」

守崎「?それ、ボタンですか?」

癒境「第2ボタンってやつらしいんだが…」

守崎「第2ボタンって、卒業式などで貰うあれですか…?」

癒境「多分、それ」

守崎「……」

癒境「……」

守崎「……」

癒境「……スマン」

守崎「い、いえ!気にしないでください!」

守崎に気を使わせてしまった…。


【INFO】
・守崎との好感度は変化しませんでした。

…守崎、反応に困ってたな。

もっと良いプレゼントがあったような気がするんだけどなぁ~…。

昼食を食べて、気を取り直したら次は何をしようか…。



1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

次の自由時間の相手が木鬼沢に決まった所で今日はここまで!

もうすぐ3章も事件に突入時期ですかね。

正直事件内容がなかなか思いつかず困ってます…なんとか頑張ります…!

自由行動見てると上条が一番多いですかね?

最近は木鬼沢も出てきてますし、それなりに気に入ってくれてる人がいるんですかね?

それにしても斬咲という煽り要因がいなくなったから物足りない気がします…。

今の時点でそれなりにキャラの堀りさげはできてると思うんですけど、皆さんはどのキャラがお気に入りですか?

次回の更新は申し訳ありませんがまだ未定です(汗

決まったらお伝えします。

ここまでお付き合いくださりありがとうございました!!

なかなか更新できなくてスミマセン(汗

更新できそうな日が決まったのでそれだけ伝えに来ました。

次回の更新予定日は25日の21時になります。

更新までまだ日があるうえ、絶対更新できるとは限らないので、その辺りご了承下さい。

こんばんわ。お久しぶりです。

21時に人が集まったら本編を更新していきます。

かなり短めになりますがよろしくお願いします。

木鬼沢と過ごそうか。

彼ともそれなりに仲良くなれているんではないかと俺は思っている。

このままもっと仲良くなっていこう。







【男子更衣室】

男子更衣室を訪れると、真剣にトレーニングをしていた。

癒境「木鬼沢、またトレーニングか?」

木鬼沢「……」

木鬼沢「…モノクマと渡り合う為にも、精進しないと…」

癒境「…まだそんあ風に考えてたのか…頼むから無理するなよ」

木鬼沢「……」

モノクマを倒せればそりゃ万々歳だけど、そんな簡単にはいかない…木鬼沢はモノクマを倒す為に頑張っている
けど…本当に無茶しないと良いけど…。
さて、何を話そうか…?



1、木鬼沢の家族ってどんな人達なんだ?
2、頑張るのは良いけど…頼むから無茶するなよ?
3、トレーニング終わったらマッサージしようか?


安価↓2

2、3複数選択。




癒境「…木鬼沢、頑張るのは良いけど…頼むから無茶するなよ?脱出できるようになっても…木鬼沢がいなくなったら
何も意味ないから…」

木鬼沢「……」

癒境「…モノクマは化け物だ…木鬼沢の腕っ節が良くても…アイツは倒せない…これ以上仲間がいなくなるのは、嫌
なんだ…君も…俺の大事な友達なんだから」

木鬼沢「癒境…」

癒境「…よし、木鬼沢、今日のトレーニングは終わりにしよう!!俺がマッサージするから!」

木鬼沢「…癒境の…マッサージ…?」

癒境「まぁ、一応マッサージ師だからな…」

木鬼沢「……フッ」

癒境「!!」

木鬼沢「それは…楽しみだ」

無口故か表情もあまり変わらない木鬼沢が微笑んだ。
その事がなんだか凄く嬉しくて、この後のマッサージをかなり張り切ってしまった。



プレゼントを渡しますか?
1、あげる
2、あげない



・毛虫くん
・光線銃ズリオン
・武神のお守り
・オブラート
・赤いマフラー
・薔薇のムチ
・レーション
・動くこけし

安価↓2

癒境「木鬼沢、良かったらこれ貰ってくれないか?」

そう言って俺は赤いマフラーを渡す。

木鬼沢「……」

木鬼沢は赤いマフラーを受け取ると、さっそく首に巻き始める。

木鬼沢「…戦隊ヒーローか、ライダーにでも…なった気分だ」

癒境「戦隊?ライダー…?」

木鬼沢「子供達のヒーロー…おれも、大好きだ」

へぇ、そうなのか。
木鬼沢はスタントマンだし、なかなか似合ってるな。

木鬼沢「大切にする…」

どうやら喜んでくれたようだな。良かった‥。


【INFO】
・木鬼沢との好感度が大幅に上昇しました。

木鬼沢と話していたらもうこんな時間か…今日の自由時間はこれで終わりだな。

さて、誰と過ごそうか…?



1、誰かと過ごす。(人物指定)
2、購買部にいく。
3、自由安価

安価↓2

マリアと過ごそうか。
そう言えば、マリアと過ごすのは久しぶりな気がするな。





【美術室】

マリアは彫刻やマネキンなどを楽しそうに見て回っている。

マリア「やはり凄いですね…アニメイラストもあれば良かったんですけど…」

癒境「ホントにアニメが好きなんだな」

マリア「キャッ!…あ、癒境様…すみません」

癒境「いや、こっちこそいきなり声かけて悪かった」

突然の声に驚き、俺の姿を確認するとホッとしたようにため息をつく。
さて、何を話そうか…?



1、マリアの家族ってどんな人達なんだ?
2、アニメでは何が好きなんだ?
3、普段何をしてるんだ?

安価↓2

1、選択





癒境「そう言えば、マリアの家族ってどんな人達なんだ?」

マリア「ワタクシの家族はお祖父様と双子の兄と姉がいます」

癒境「あれ?両親は?」

マリア「お母様が離婚され…お父様は病気で亡くなられました」

癒境「あ…スマン…」

マリア「謝る事なんてありませんよ。ワタクシにはお祖父様と兄妹がいますから」

癒境「そうか…」

マリア「ちなみに、お祖父様は元神父様なんですよ」

癒境「そうなのか?じゃあマリアがシスターやってるのは、お祖父さんの影響でもあるのか?」

マリア「そうかもしれませんね。それで、癒境様は、家族はどうなのですか?」

癒境「俺は父さんと母さんの二人。俺は一人っ子だからな」

マリア「そうなんですか。お二人はお仕事は何をされているのですか?」

癒境「父さんはサラリーマン。母さんは給食センターで働いている」

マリア「では、癒境様は家の跡でマッサージ師になったわけではないのですね」

癒境「あぁ。マッサージ師になったきっかけは、両親の為だったな」

マリア「とても立派ですね」

ニコリと笑うマリアに、俺は照れくさくなって頬をかいた。


プレゼントを渡しますか?
1、あげる
2、あげない


・毛虫くん
・光線銃ズリオン
・武神のお守り
・オブラート
・薔薇のムチ
・レーション
・動くこけし

すいません、安価↓2で!

小柄でおしとやかなマリアがムチを振り回す姿って想像しにくい(笑



癒境「マリア、良かったらこれあげるよ」

そう言って渡したのは、バラのムチだった。

マリア「綺麗なバラですね。ただ…これってムチですよね?」

癒境「…そうだな」

マリア「ワタクシ、人にムチを振るなんてできません…」

癒境「いや、無理に振ろうとしなくても良いんじゃ…」

マリア「ありがとうございます」

癒境「…あぁ」

バラ単品ならもっと喜んでくれただろうなぁ~…。



【INFO】
・マリアとの好感度が上昇しました。

【癒境の個室】

2回目の裁判が終わって3日目の終わり…そろそろモノクマが何か仕掛けてくるか…?

何も起こらないと良いけど…まぁ、とりあえず今考えても仕方ないからもう寝るか…。

【モノクマ劇場】


モノクマ「更新速度が最初と比べてかなり遅くなって申し訳ない!しかも、事件のネタがまだまとまらないなんて、絶望的だね!」

モノクマ「そういえば、うぷ主が説明してなかったせいで気付かなかったかもしれないけど、実は自由行動でアルターエゴを
相手に選ぶことも可能だよ!」

モノクマ「まぁ、脱出のヒントなんてそうそうもらえないだろうけどね!」

モノクマ「そして今のままだと犯人はもちろん、被害者もほぼ確実になりつつあるんだよね~」

モノクマ「被害者が誰なのか、皆ドキドキするよね?」

モノクマ「仕事はやっぱり早い方が良いよね?」



直後コンマ判定

コンマ60以上であれば自由時間1日+

動機発表決定。



では、きりが良いので今日はここまで!

事件内容がまだちゃんと決まってないので、更新かなり先になるかもしれません。

ここまでお付き合い頂きありがとうございます!

本編更新日決まりましたのでお伝えしに来ました。

更新は14日の21時から始めます。

とりあえず被害者がまだ確定していないので、その日の更新の本編での安価で決定すると思います。

でないと事件内容がしっかり決めれないので…。

亀更新で申し訳ありませんが、これからも見て頂けたら幸いです。

こんばんわ。

予定通り本編更新に参りました。

人が集まったら21時から始めたいと思います。

来てくださってありがとうございます。

では、始めていきたいと思います!

学園生活15日目

―キーンコーンカーンコーン


うぅ~ん…もう朝か…今日で確か15日目くらいだっけ?

日付感覚が鈍くなるなぁ…。

とにかく、いつも通り食堂に行くか。

そう思い、個室から出ると…。

幸川「…あ!癒境さん!」

癒境「おお、幸川か。おはよう」

幸川「おはようございます!こんな起きてすぐに癒境さんに会えるなんて…嬉しいです!」

顔を赤くしてキャーっと声を出す。

朝から元気だな…ていうか、珍しいな、幸川がこんな早く起きてるなんて…。

そう思っていると、部屋から八雲が出てくるのが見えた。

癒境「八雲も起きたか。おはよう」

八雲「おはようございます」

ニッコリと笑いながら挨拶を返す八雲。

幸川「八雲さん、おはようございます」

しかし、幸川の姿を見た途端、一瞬顔を歪ませる。

それでもその歪みは一瞬で、お得意の『営業スマイル』で対応する。

八雲「おはようございます幸川さん。では、私は先に食堂へ行ってますね」

そう言って八雲は足早に食堂へ向かって行った。

…八雲はどうも幸川に対して苦手意識(?)を持っているな…。

何でだろうな?幸川は悪い奴じゃないのに…。

不思議に思いながらも俺は幸川とともに食堂へと向かった。





【食堂】

癒境「おはよう」

幸川「おはようございます」

羽毛「おはよう。あら、幸川さん。今日は早起きなのね」

幸川「私自身もビックリです」

やっぱり幸川が早く起きてくるのが珍しいと思っている人ばかりで、守崎や瞬、志倉も同じような事を言っていた。

いつもより人数の多い朝食を穏やかに食べていると…。

―キーンコーンカーンコーン

モノクマ『皆、朝ごはんはしっかり食べたかなぁ~?え~、大事な話があるので9時までに体育館に全員集合する
ようにしてね!でないとお仕置きするからね!うぷぷ、じゃあまた後でね~』

志倉「…9時に体育館に集合…おそらく例の動機発表だろう」

マリア「そんな…!!」

守崎「…今度は、何を見せてくるんでしょうか…」

癒境「分からない…けど、行く以外に道はない…皆、気をつけろ」

そう話している内に時間は流れ…全員が朝食を終えた後、約束の時間通り、体育館へと集まった。

俺達が集まったのを見計らって、モノクマがいつもどおり教卓から姿を現す。

モノクマ「うぷぷ。皆揃ってるね!ちゃんと約束通り来てくれる出来の良い生徒達でボクは嬉しいよ」

上条「行かないとお仕置きされるからな…」

志倉「どうせ今回も動機の件だろ?さっさと要件を済ませて立ち去れ。お前の姿を見るだけで不愉快だ」

モノクマ「こんなに可愛いクマなのに、冷たいなぁ~。まぁ、志倉くんの言うとおり、そろそろ第3の動機を発表しようと思いましてね」

ニコニコしたような表情で言うと、モノクマは両手を広げる。

モノクマ「では、発表しましょう!」

そう言った時、上から教卓に何かが落ちてくる。

教卓の上に落ちてきた物の正体は…大量の札束だった。

モノクマ「今回の動機は…百億円で~す!!見事殺人を犯し、卒業する事が出来たら、この百億円をプレゼントしちゃいま~す!」

羽毛「ひゃ…百億円!?」

八雲「…へぇ~…」

上条「百億円なんて、いったいどこからそんな大金を…」

皆モノクマの前にあるたくさんの札束に驚きを隠せないようだ…だけど。

癒境「…俺達は、岡本や細永美の事件で、殺し合いの絶望を知っている…お金なんかで殺人なんて起こさない!!」

守崎「お金で人の命は買えません…どうやら今回の動機には今までより怯える必要はなさそうですね」

上条「そうだな。身構えてた分、拍子抜けだ」

モノクマ「え~、お金の動機は現実でもドラマでも王道中の王道だよ~?充分動機として働きそうだと思うけどな~」

志倉「学級裁判のリスクを背負ってまでやろうとは思えないな」

モノクマ「むぅ~。いいもん!お前らは絶対殺し合いをする!!ボクはちゃんと分かってるんだからね!!」

そう言ってモノクマはそのまま姿を消した。

羽毛「こ、今回ばっかりは殺人なんて起こんないわよね?お金の為だけに、殺し合いなんて…」

時神「何度も言っているだろう。モノクマが誰も釣られないような動機を持ってくるはずがない…今回の動機も、殺し合いを
してでも金が欲しい奴がいるから用意したんだろ?いい加減楽観的な考えを持つのは止めたらどうだ?惨めなだけだぞ」

羽毛「なんですって!?」

桜田「うわー!時神くんはどうしてそんな事ばっか言うかなー!?」

志倉「…お前の言うことも分からなくはない。だが、いちいち周りの空気を悪くするのは止めてくれないか?」

時神「知らないな…俺は忠告してるだけだ。学習能力のないバカどもの為にな。殺し合いなんてお前らが勝手におっぱじめてる
だけだろ?俺をお前らのくだらない茶番に巻き込むな…」

木鬼沢「お前…」

盛口「茶番なんて…それは言い過ぎなのー」

羽毛「あんたは悪魔だわ…!!」

睨みつけながらそう言う羽毛を無視して、さっさと体育館から出て行ってしまう…。

…お金で殺人をする人なんていない…そう思いたいけど、時神の言うとおり、モノクマが意味のない動機を用意する
とは思えない…念のため、声をかけに行くか…。


癒境が声を掛ける人物を二人指名して下さい。(加害者は決定済みですが、この安価によっては被害者が変わるかも…)
安価↓2

これは1人一つかな?
なら上条

>>676
1人に二つで良かったんですけどね…。

とりあえず上条は決定。

あと一人 安価↓

上条と幸川に決定。



…まずは瞬だな。

正直心配する事はないと思うけど、念の為…な。

癒境「瞬…ちょっと良いか?」

上条「お?何だ颯太?」

癒境「あ~…正直瞬なら問題ないとは思ってるけど…百億円で…」

上条「殺人なんてしないよ。お金では」

瞬は俺が言い切る前にそう言った。

上条「百億円なんてピンとこないし…そんなにお金持ってる必要なんてないだろ?俺は生活が成り立つくらいのお金があれば
別に気にしないし。俺は運動できればお金使う必要ないしな」

癒境「…君にこの心配は無用だったな」

上条「おう!絶対に殺しはしない!安心しろよ颯太!」

ドンっと音がつきそうなくらい自身満々に言う瞬に、改めて自分の言葉が愚問であったか思い知らされた。

瞬に慰めみたいなのは必要なさそうだな。

そうだな…幸川にも話を掛けに行こうか…。

癒境「幸川、ちょっといいか?」

幸川「はい。もちろんです」

癒境「その…幸川は、今回の動機をどう思ってる?」

幸川「百億円の事ですか?」

癒境「あぁ…まさかとは思うが、揺らいでないよな?お金が貰えるから人を殺そうだなんて…」

幸川「…癒境さんは、私が人を殺す程お金に飢えていると思ってるんですか?」

癒境「い、嫌!そんな事思ってない!!」

幸川「すみません…癒境さんがそんな冷たい事を考える人ではないと分かっているのに…意地悪しちゃいました」

癒境「…はぁ」

幸川「…癒境さん」

癒境「何だ?」

幸川「癒境さんは…お金の動機で動きそうな人物って、だれだと思いますか?」

癒境「え…?」

幸川「どうですか?」

な、何で幸川はこんな事聞いてくるんだ?

これは、なんて答えるべきなんだ…?

自由安価↓3つまで 

癒境「いないって信じたいけれど、モノクマの動機だからなぁ~ 。
少なくとも瞬は困ってないっていっていたし、木鬼沢見たいな自分で稼いでいる人やマリア見たいな神につかえるものや
守崎みたいに人の命を大事に思っている人は動かないと思うな」

幸川「なるほど。確かに守崎さんやマリアさんみたいな人がそんな動機で釣られるとは思えませんね。木鬼沢くんも
稼ぎがありますし、上条くんもストイックな人ですからねぇ」

癒境「その辺りはおそらくないだろうな」

幸川「…で、結局のところ、怪しいと思うのはどの辺りなんですか?」

癒境「うっ…やっぱりそうなるのか…う~ん…しいていうならいっぱい食べてる盛口あたりか?八雲と桜田も気になるけど…」

幸川「盛口さんに八雲さん、桜田くんですか…」

癒境「疑いたくはないけど…真剣に考え抜いた結果はこうかなぁ…」

幸川「なるほど…」

癒境「なぁ…幸川はどうしてそんな事聞くんだ?」

幸川「…お金の動機だけで…癒境くんを危険な目に合わせたくないから…」

癒境「え?」

幸川「…///」

微かに顔を赤らめて目をそらす幸川。

…俺の事、心配してくれてるのか?

癒境「…ありがとな、幸川」

幸川「…っ!は、はい!」

上条と幸川に声を掛け終え、気づけばもう夕方頃…。

…幸川のあの質問が気になって仕方ない…。

俺はあの質問に盛口、八雲、桜田を上げたが…やっぱりお金で殺しをするとは思えない…。

就寝までまだ時間がある…何かまだやれる事はないだろうか…?


自由安価↓3まで(今度はコンマが高い奴採用) 

桜田と盛口の様子を見に行く

>>690 桜田と盛口の様子を見に行く。



…桜田と盛口の様子を見に行こう。

確か食堂に居たはずだ…。




【食堂】

食堂に入ると案の定、桜田と盛口がいた。

夕食を食べ終えたばかりだと言うのに、盛口は倉庫から持ってきたであろうお菓子を広げて食べていた。

本当によく食べるな…。

桜田「よくそんなに食べれるね~。夕食も他の人より多めなのに、お菓子も食べちゃうなんて…さすが大食い選手」

盛口「この後は夜食のラーメンも食べる予定なの~」

桜田「ボクはもうお腹パンパンだよ…」

盛口「もっといっぱい食べて栄養取らないと大きくなれないの~。桜田くん、小さいままなの~」

桜田「盛口さんに言われたくないよ!!盛口さんだって小さいじゃないか!!」

盛口「うちの栄養は背じゃなくて胸やお尻にいっちゃったみたいなの~。まだまだ大きくなるかも知れないの~」

桜田「…ゴクリ」

何故喉を鳴らした桜田…。

盛口「ところで、今回のお金の動機、どう思うの~?」

桜田「…ボクは殺しなんてしないよ…最初の動機の時ならわからなかったかも知れないけど…あの裁判や、処刑の
怖さを見たら…そんな事する気にもなれないよ…ボクは臆病だから…」

盛口「臆病でも、それがいいの~」

桜田「そういう盛口さんはどうなの?」

盛口「うちは大食い大会で優勝した賞金があるし…そもそも無理に学園から出なくても、ここにいれば食糧が尽きる事
ないし、そこまで深く考えてないの~。いざとなればそこらへんの葉っぱとかだって食べれるの~」

桜田「え!?大丈夫なのそれ…?」

盛口「うちの胃は頑丈だから平気なの~♪食べられさえすればなんでもいいの~」

桜田「…意外と逞しいね、盛口さん…」

本当にな…けど、この様子を見た限り、二人が今回の動機で殺人を犯そうとするとは思えない。

やっぱり皆を信じるべきだな。

―キーンコーンカーンコーン

桜田と盛口のやりとりを見て安心した俺はそのまま自分の部屋で過ごした。

そして、夜時間がやってきた。

…今度こそ大丈夫…お金なんかで殺し合いなんてしない…俺はそう信じて眠る事にした。

そんな俺を、誰かが嘲笑うような声が俺の脳内に響いたような気がした…。

【モノクマ劇場】

モノクマ「うぷぷ、ついに第3の動機が提示されて、皆不安になってるよね?」

モノクマ「今回の安価を得て、被害者の方も決まったようだよ」

モノクマ「果たして君達の安価は好きなキャラの死亡阻止をする事が出来たのかな?」

モノクマ「事件が起きた時、あの時あの安価を出せば良かったなんて…後悔したって遅いんだからね?」

モノクマ「さぁ、皆で絶望しようじゃないか!!」

今回の話はここまで。

被害者も確定したのでそれを踏まえて事件を矛盾がないように構成していこうと思います。

次回の更新はまだ未定なので、決まり次第お伝えします。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

おはようございます。

更新日が決まったのでお伝えしに来ました。

事件捜査パートに入る直前までなら早くて明日更新。

遅くても3月4日の21時に更新したいと思います。(捜査の導入が終わっていれば安価による捜査開始から)

相変わらず遅めの更新ですが、よろしくお願いします。

こんばんわ。

一応今日、捜査直前まで更新できたらしようと思っています。

安価もないのでいつもより遅めで22時頃更新予定です。

では、更新していこうと思います。




学園生活16日目

―キーンコーンカーンコーン


…昨日は動機発表があったけど、誰もいなくなってないよな…?

そんな不安を抱えながら俺は食堂へと向かった。





【食堂】

上条「おはよう颯太!」

癒境「おはよう、瞬」

食堂に入ると一番に瞬が笑顔で挨拶してくれる。

それを見て俺は心の底からホッとして隣に座る。

今ここにいるのは俺と瞬以外には、守崎と羽毛、志倉と八雲、マリアがいる。

このメンバーは基本的にこの時間に集まるメンバーだ。

他のメンバーは俺達が食べ終わる頃にここに来る。

…何事もなければいつもと変わらない風景だ。

一応志倉が食事を終えたら他のメンバーに声を掛けてくれるそうだが…。

今だに不安が拭えないが、まずは食事を摂ることにしよう。

もしかしたら、本当に何もないかも知れないし。

そう願いながら俺は守崎と羽毛が作った朝食に手をつけた。





食事を終えた志倉が席を立ち、食堂から出て行く姿を見た。

きっと他の人達の様子を見に行くんだな。

俺も食べ終わったし、一緒に行こうかなぁ。

そう思っていると上条は食堂ではなく厨房に向かっていくのを見た。

癒境「どうしたんだ瞬?いつもなら食べ終わって休憩したらすぐ運動しに行くのに」

上条「あぁ、実はな、羽毛がオレにレモネード作ってくれたみたいだから、貰いに行くんだ」

小さな声で俺に話す瞬。

上条「オレにだけって言って顔赤くしながら言ってたんだけど、熱でもあんのかな~?」

癒境「…少なくとも熱ではないから安心しろ」

相変わらずの瞬に苦笑いしながらそう言った。

志倉「…今のところ異常はなしか…」

現在朝の9時。

志倉と共に皆の状態を確認した所、今のところ誰も欠けておらず無事なようだ。

癒境「やっぱりお金で人を殺そうとする人はいなかったって事で良いんだよな?」

志倉「…まだ油断はできない。しばらくは定期的に見回りする…お前も余計な事はするなよ?」

癒境「そんな事しないさ」

志倉はそう言っているが、その目はさほど俺を疑っているようには思えない。

一応信頼されてるんだよな…そうだと嬉しい。

皆の無事を確認し、志倉と離れ、昼食までぶらぶらしながら過ごす。

そうしている内に時刻は12時…俺は昼食を摂るために食堂へ移動すると、既に守崎が昼食の準備に取り掛かっていた。

癒境「こんにちわ守崎」

守崎「こんにちわ癒境さん」

食堂には料理を作っている守崎と、志倉や盛口、桜田がいた。

盛口「もぐもぐもぐ……癒境くん、むぐむぐ…今日のごはんも美味しいの~」

志倉「食いながら喋るな」

桜田「盛口さんハムスターみたい!!」

相変わらずの盛口にクスリと笑い、守崎の食事を頂くことにした。

食事を終えたと同時に時神が食堂に入ってくる。

守崎「時神さんこんにちわ。食事の方なら既に…」

時神「それは後で良い。お前ら、誰か美術準備室の扉を閉めた奴はいないか?」

志倉「美術準備室の扉だと?何故だ?」

時神「扉が開かないんだ」

癒境「扉が?悪いけど俺は閉めてないぞ」

守崎「私も違います」

桜田「僕も違うよ~」

盛口「うちも違うの~」

志倉「俺もだ…」

ここにいる人達は誰も美術準備室の扉を閉めていないのか…?

時神「……癒境、志倉…一緒に来い…」

癒境「?」

時神「いいから来い」

癒境「あ、あぁ…」

志倉「…分かった」

時神にそう言われ、俺と志倉は共に美術準備室へと向かった。

【美術室】

美術準備室前まで来て、扉の取っ手に手を掛けるが、動く気配がなかった。

癒境「開かないな…」

志倉「…誰が何の目的で…嫌な予感がするな…」

嫌な予感…と言う志倉の言葉に俺は顔を青ざめる。

まさか…そんな事…っ

癒境「…まだ中を見ない事には分からない…もしかしたら違うかも…」

時神「その可能性は低いだろうが……うん。緊急事態だし、モノクマも許してくれるだろう」

癒境「え?」

時神「3人で扉をぶち破るぞ」

癒境「ええ!?いいのかそれ…!?」

志倉「…だが、そうしなければいつまで経っても扉は開かない…やるぞ」

癒境「し、仕方ないなぁ…」

そうして3人で扉の前に立ち…一斉に扉に突撃する。

何度も扉に力を込めてアタックすると、ついに扉が開いた。










扉の先で見た光景を見て、俺は目の前が真っ暗になりそうだった。

後ろへ倒れそうになる俺を志倉がさり気なく支える。

時神「…やはり、こうなる運命か」

信じたくない…信じたくない……何で…


癒境「何で…



何で何だよォォォォ!!!!

ウアアアァァァァァっ!!!!」

―ピンポンパンポーン

モノクマ『死体が発見されました!一定の自由時間の後、学級裁判を開きます!!』







真実を裏付けるモノクマの死体アナウンス…この目の前の光景が、嫌でも真実という事を、俺は
思い知らされた…。





超高校級の陸上選手「上条 瞬」と、超高校級のシスター「マリア・ハーピス」の無残な姿が…
幻覚でも、錯覚でもない…正真正銘の死体となった二人に…俺の顔色は今まで以上に絶望に染まった。






chapter3 (非)日常編

    ↓

chapter3 非日常編




モノクマの死体アナウンスの聞きつけ、全員美術準備室へと集まった。

瞬とマリアの姿を見た人達が全員顔を青ざめた。

守崎「そんな…!!上条くんとマリアさんが…!!」

桜田「こ、今回は二人も犠牲になったの!?」

八雲「…ルール手帳には、殺す人数は二人までと書いてあった以上、万が一にもとい気持ちはありましたが…
実際にその現場を見ると…キますね…」

盛口「ふええ…何でこんな事に…」

木鬼沢「また…守れなかった…っ」

幸川「また…また、希望が…」

皆それぞれ口にしながら悔しそうな表情や、涙を流す者もいて…中でも特に酷い顔つきになっていたのは…

羽毛「……上条…」

羽毛だった…。

羽毛は瞬の事が好きだったから…こんな姿になった瞬を見て、平気なはずもなく…ただただ、光を失った目で
瞬の死体を地に膝をついて見つめていた。

モノクマ「はいはいはーい!!おなじみのモノクマファイルだよ~!!」

軽快な音をたてて現れたモノクマが、前回や前々回にも出した黒いファイルを取り出して俺達に配る。

配り終わったモノクマはケタケタ笑いながらすぐさまその場から姿を消し去った。

俺は瞬とマリアを見る。

…俺の心の内から、グツグツと煮えたぎるように黒い感情が湧き出てくる。

癒境「…許さない」

幸川「癒境さん…?」

癒境「許せない……マリアを…瞬を殺した犯人が……」

―憎い

憎い憎い憎い憎い憎い…!!!

瞬もマリアも、何も悪い事をしていないのに…あんな金に釣られて二人を殺した犯人が憎くて仕方ない…!!

黒く黒く染まる心…その目に憎しみの炎が宿っていったその時…。

―バシャンっ!!

…突然、俺の頭に冷たい水が降り注ぐ。

俺は驚きのあまり目をパチパチと瞬きさせる。

桜田「な、何してるの時神くん…!?」

桜田の声に反応し、俺は自分の後ろを見る。

時神「……」

後ろにいたのは時神…その片手には空になったコップが握られている…。

どうやら俺に水をかけたのは時神のようだ。

呆然として時神を見ていると、時神の口が開く。

時神「…少しは頭冷えたか?」

癒境「…え?」

時神「こいつらの死体を見たお前の反応が既にヤバかったからな…用意しておいて良かったぜ」

時神は俺を冷めた目で見つめる。

時神「怒りや憎しみの感情は判断力を鈍らせる…これから捜査する時にそんな状態じゃ足を引っ張るだけだ」

癒境「……」

時神「死んじまったもんはもうどうにもなんねぇ。泣き叫んでも、犯人を殺したい程憎んでも…2度と帰ってこない」

桜田「時神くん、そんな言い方…」

時神「俺は何も間違った事は言ってねぇ。癒境…これでもまだお前の怒りや憎しみが増幅しぱなっしで、
頭ぜんぜん冷えてねーんなら…部屋でおとなしくしてろ…ハッキリ言って邪魔でしかない」

癒境「…っ」

時神「…俺は今まで通り捜査する…お前らとモノクマのお仕置きで死ぬなんて真っ平ごめんだ…俺を巻き込むな」

そう言い放った時神はモノクマファイルを片手に美術準備室を後にした。

志倉「…マリアがいない今、見張り役が木鬼沢だけになる…仕方ないから、もう一人の見張りは俺がやる」

時神の後ろ姿を見送った志倉は皆に向かって言う。

志倉「現場以外の捜査は任せた」

羽毛「………」

八雲「羽毛さん。いきますよ」

八雲が今だ光のない目をした羽毛をひきずるように連れて行く。

それに続き、桜田と盛口も現場から出て行く。

幸川がオロオロした様子で俺を見ていると、今まで黙っていた守崎が俺に近づく。

守崎「…私がついています」

癒境「守崎…?」

守崎「今、癒境さんを一人にはできません…癒境さんと一緒に、捜査をさせてください…」

癒境「……」

幸川が寂しそうな表情をして、部屋から出ていったのを横目に、俺は守崎の目を見る。

守崎「一緒にこの事件の謎を明かしましょう…今までみたいに…上条くんとマリアさんの無念を晴らす為にも…
一度冷静になって、捜査しましょう…」

癒境「……」

守崎「時神くんのやり方や口調は厳しいですけど…彼の言って事は正論でもあります…正直、彼がいなかったら、
今癒境さんが憎しみだけで、何をしでかしていたか…」

癒境「……」

守崎「今度は私が、癒境さんを支える番です。最初の事件の時に、私は貴方に助けてもらったから…」

癒境「守崎…」

優しげな笑みで、俺に手を差しのべる。

俺は、守崎の手を取り、まっすぐ守崎の目を見る。

守崎「…その目なら、大丈夫そうですね」

瞬とマリアを殺した犯人は許せない…けど、今の俺の瞳は、先程のような憎しみに帯びた瞳ではなかった。

瞬…マリア…必ずこの事件の謎を解いて見せる…絶対に…!!

今日の更新はここまで。

次回から調査パートに突入します。

閲覧ありがとうございました!!

次回の更新は3月4日の21時予定です!!

こんばんわ。

少し遅くなりましたが予定通り本編を更新していきます。

安価必要なので人が集まったら更新していきます。

来てくださってありがとうございます。

では、始めていきたいと思います!!




さて…一緒に捜査してくれると言ってくれた守崎の為にも、いつまでも突っ立ってるわけにもいかない。

まずはモノクマファイルを確認しないと。

『被害者は上条 瞬とマリア・ハーピス。発見場所は美術準備室。死因は両者とも絞殺。
死亡推定時刻は上条が10時20分頃で、マリアが11時頃と思われる。』

上条が先に殺されて、マリアがその後か…。

守崎「死因は二人共絞殺ですか…やはりロープで二人の首を絞めたのでしょうか…?」

癒境「おそらくな…」

しかし、マリアはともかく、上条みたいな運動神経の奴がそう簡単に絞殺できるもんなのか…?

【INFO】
・コトダマ【モノクマファイル3】を入手。
『被害者は上条 瞬とマリア・ハーピス。発見場所は美術準備室。死因は両者とも絞殺。
死亡推定時刻は上条が10時20分頃で、マリアが11時頃と思われる。』

事件が発生しました。

これより捜査パートに入ります。


捜査時の行動は『捜査』『聞き込み』が中心となります。

『捜査』…場所を指定して捜査します。物的証拠を入手するのに必要です。
『聞き込み』…人物を指定して捜査します。証言を集めるのに必要です。

また、捜査に行き詰まった際は時神からヒントを得る事も出来ます。
ヒントを聞く際はモノクマメダルが必要になります。

コトダマを全て集め終わったら捜査パートは終了となります。

chapter3 非日常編

捜査開始!!

探索可能ポイント
・寄宿舎1F
・本校舎1F
・図書室
・保健室
・美術室
・美術準備室
・娯楽室

どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

1、美術準備室

まずは現場からだよな…。

見張り役の志倉と木鬼沢と時折視線が合う。

さて、どこから調べようか…。



1、上条の死体
2、マリアの死体
3、美術準備室の扉

安価↓2

1、上条の死体



「瞬…」

ぐったりと倒れこみ、二度と目覚めることのない顔を見て、俺は再び犯人にふつふつと怒りがこみあげてくるが、
志倉や守崎、木鬼沢の視線を受け、落ち着く為に深く深呼吸する。

瞬の死体を調べると、モノクマファイルにかいてある通り、首元に締めた跡があること以外は特に変わりない。

守崎「上条くんは木鬼沢くん程ではないにしろ、その次くらいに力はあるはずなのに、こうもあっさり絞殺されてしまうなんて…」

癒境「あぁ…どうしてなんだろうな…」

瞬が振りほどけない程の力で絞殺されたのか?

そもそも瞬がこんなあっさり殺されるような男とは思えない…犯人はどうやって瞬を絞殺したんだろう…不意打ちしかないか?

他に調べる所は…


1、マリアの死体
2、美術準備室の扉
3、他を調べる

安価↓2

1、マリアの死体


癒境「マリア…」

眠るように倒れるマリアの顔色は青白く、呼んでも何も反応しない…。

もうあの優しげな笑顔見る事も、声を聞くこともできない…。

守崎「上条さんと同じように、首元以外には特に外傷は見られませんね…」

守崎が悲しげな表情でマリアの首元を撫でる。

マリアの首元には爪をたてたような引っかき傷がある…痛々しいな。

守崎「ドラマなどでよく見る、吉川線というやつでしょうか…」

癒境「おそらくな…」

志倉「…だとすると妙だな」

癒境「え?」

志倉「マリアには吉川線が見られたが…対する上条はマリアと違って吉川線がない…」

守崎「…それって…」

志倉「上条は犯人に抵抗した跡がない…ってことになる」

癒境「抵抗してない…?殺されそうになっているのに?」

志倉「何故かは分からんが…マリアの首元と比べればそうとしか思えない」

マリアは犯人に抵抗した跡が残っているのに上条には抵抗の跡がない…どういう事なんだ?

【INFO】
・コトダマ【吉川線の有無】を入手。
『マリアには犯人に抵抗した跡が残されていたが、上条には抵抗したような跡が見られない』

守崎「…あれ?」

癒境「ん?どうした守崎?」

守崎「あの…マリアさんの右手に何かついてるような気がして…」

癒境「右手?」

守崎の言う右手を調べてみる。

すると、マリアの親指と人差し指の間に何かあるのを見つける。

癒境「…これって、髪の毛か?」

それを手にとって注意深く見てみると、クリーム色の髪の毛のようなものだと気づく。

…これって、犯人の髪の毛か?

けど、クリーム色の髪をした奴って…。

守崎「…まだ、犯人のものかハッキリしてませんし、決め付けるにはまだ早いと思います」

癒境「…そうだな」

そもそも、この髪の毛の持ち主が、彼を殺すとは思えない…けど、何か重要な証拠になる事には間違いなさそうだ。

【INFO】
・コトダマ【クリーム色の髪の毛】を入手。
『マリアの指に挟まっていた物。クリーム色の髪の毛のようなもので、犯人に抵抗した際に取った物と思われる』

他に調べる所は…



1、美術準備室の扉
2、他を調べる

安価↓

1、美術準備室の扉


癒境「俺らがここに入る前、なぜか扉が固くて、なかなか開けれなかったんだよ」

守崎「だれかが鍵を閉めたからですか?」

志倉「そもそも美術準備室の扉には鍵なんてついてないぞ」

守崎「え?では何故開かなかったんでしょうか?」

癒境「ちょっと扉を調べて見るか…」

そう言って俺は扉を調べる。

すると、扉の横の部分に、接着剤のような物がこびりついている。

癒境「…もしかして、これのせいで扉が開かなかったのか」

志倉「接着剤か…だとすると、だれでも外から扉を開けないようにする事ができたのか」

守崎「でも、何故そんな事をする必要があったんでしょうか?密室にするトリックにしては簡単に解けてますし」

志倉「万が一犯人が扉に手をかけているのを誰かに見られても言い訳できるからだろ。もしその場面を見てそのまま他の奴が
準備室に入って死体を見られたらマズイしな」

癒境「誰でもできる仕掛けだから、それが本当に犯人かどうか区別するには使えないだろうな…犯人以外にも扉に手をかけてる可能性もある
わけだし…殺した直後に死体を見られない為にやったんだろうな」

…残念ながらこれでは犯人の特定はできないな…。

【INFO】
・コトダマ【扉の接着剤】を入手。
『美術準備室の扉に付着していた。外からでも扉を閉める事ができ、誰にでもできる方法』

美術準備室で気になる所はこれくらいか…他は何を調べようか。




どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

2、幸川に聞き込み


現場は調べたし、今度は聞き込みだな。

…そうだな、動機の事を気にしてた幸川にまず聞き込みしてみるか。




【保健室】

幸川は保険室で薬の入った棚を見つめていた。

何してるんだろうな?

癒境「幸川、ちょっと話を聞いてもいいか?」

幸川「あ、癒境さん…」

幸川は後ろを振り向き、隣にいる守崎を見て一瞬悲しげな表情をしたように見えたが、すぐにいつも通りの表情を浮かべる。

幸川「私で良ければ何でも聞いてください」

幸川に聞きたい事は…


1、何か変わった事はないか?
2、事件の際のアリバイは?
3、自由安価

安価↓

癒境「事件の際のアリバイはあるか?」

幸川「残念ながらアリバイはないですよ」

癒境「そうか…まぁ、かくいう俺もアリバイはないんだけどな…」

幸川「私は癒境さんが犯人説は頭から消し去ってます!!ありえませんから!!」

癒境「ははは…ありがとな」

幸川「守崎さんはどうなんですか?」

守崎「私ですか…上条さんの時間帯のアリバイはありませんが、マリアさんの時間帯は、昼食の準備に取り掛かっていました。
その準備を盛口さんもみているはずです」

なるほどな…なら、守崎と盛口は犯人から外してもいいな。

他に幸川に聞くことは…



1、何か変わった事はないか?
2、自由安価
3、他の所へ行く

安価↓

癒境「動機発表から事件の間に何か変わった事はないか?」

幸川「…それはもう、ありますよ」

守崎「何があったんですか?」

幸川「…ないんです」

癒境「ない?何がなくなったんだ?」

幸川「睡眠薬です」

癒境「睡眠薬?」

幸川「はい。ナルコレプシーの痙攣症状があったりするので、それを抑える薬をよくここで貰ってて、念の為に他にどんな薬があるのか覚えて
たので…それで、今日の朝もここに来たんんですけど、その睡眠薬が1つなくなっているんです」

守崎「…犯人が持ち出したって事でしょうか」

癒境「その可能性が高いな」

…もしかして、彼があんな状態だったのはこれのせいか…?

でも、そうなるといつどのタイミングでこれを使ったんだ?


【INFO】
・コトダマ【幸川の証言】を入手。
『保険室の薬棚に入っていた睡眠薬がなくなっていた。今朝から見当たらないらしい』

癒境「なかなか良い情報が手に入ったよ。ありがとう幸川」

幸川「癒境さんのお役にたてて何よりです!!」

ニッコリした表情で俺に向かって幸川はそう言った。

幸川に聞けるのはこれくらいか…じゃあ次はどこを調べるか…。




どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

次の安価が羽毛に聞き込みという所で今日の更新はここまで!!

あと、マリアの件に関してですが、首元の締め跡以外にも、引っ掻いた事で指の爪が血で赤く染まっている事を伝えるのを忘れて
いました。

申し訳ありません…(土下座)

3月は忙しいので次の更新がいつになるかはまだ分かりません。

更新出来る日が決まったらまたお伝えします。

では、ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!

こんばんわ。

明日の21時頃に本編が更新できそうなのでそれだけお伝えにきました。

参加できる方はぜひ来てください。

こんばんわ。

今日本編を更新しますが諸事情により30分程遅れます。

21時30分頃に更新したいと思います。

では、始めていきたいと思います。






羽毛に聞き込みをしよう。

けど、瞬の事でかなり堪えてたしなぁ…ちゃんと聞き込みできるだろうか…。





【上条の個室前】


羽毛「…上条」

羽毛は瞬の部屋の前で呆然としたように立っていた。

きっと先程まで泣いていたのだろうか、目が充血していて少し腫れている。

…こんな状態の羽毛に聞き込みするのは可哀想だけど、何か手がかりを得ないと犯人を見つけられない…頑張って協力してもらわないと…。

さて、まずは何を聞こう…。

1、何か変わった事はないか?
2、事件の際のアリバイは?
3、自由安価

安価↓2

癒境「羽毛…」

守崎「羽毛さん…」

羽毛「…癒境」

癒境「瞬の事は本当に悲しいし、犯人への怒りの気持ちはあるかも知れない。俺もさっきヤバかったし…」

羽毛「……」

守崎「ですが、今はこの事件の真相をつきとめないと、犯人以外が処刑されてしまいます。上条さんはそんな事望んではいません」

羽毛「…上条…」

守崎「ご協力お願いします」

羽毛「……うん」

癒境「すまない…じゃあ、動機発表から事件の間に、何か変わった事はないか?」

羽毛「変わったこと…」

守崎「些細な事でもいいんです。何かありますか?」

羽毛「…事件に関係あるかは分からないけど…レモネードに使った砂糖…」

癒境「砂糖がどうしたんだ?」

羽毛「昨日砂糖がなくなってね、今日の朝調達しようと思ったら小瓶一杯分の砂糖が追加されてたのよ」

守崎「誰かが入れてくれたって事ですか?」

羽毛「うん…でも、誰が入れてくれたのか今だに分からないのよ。誰に聞いても知らないって言うし…」

いつの間にか追加された砂糖か…。

癒境「その砂糖って、まだ残ってるか?」

羽毛「レモネードにしか使ってないからまだ残ってるわよ」

…砂糖は食堂にあったよな。

あとで調べてみるか…。

他に聞きたい事は…。


1、事件の際のアリバイは?
2、自由安価
3、他の場所へ行く。

安価↓

癒境「事件発生時のアリバイはあるか?」

羽毛「……ないわよ」

守崎「どちらの時間もですか?」

羽毛「……ない」

癒境「そうか。まぁ、俺もアリバイないからどっちもどっちだが」

今のところアリバイがあるのは守崎と盛口だけか。

他に聞くことはないだろうか?


1、自由安価
2、他の場所へ行く

安価↓

羽毛から聞いた砂糖の件を調べに行くか。

癒境「協力ありがとう」

羽毛「…うん」

守崎「食堂に行くんですね?」

癒境「あぁ、行くぞ」




【食堂の厨房】

癒境「砂糖の入った小瓶ってこれのことか?」

キッチンの調味料の中に砂糖のラベルが貼られた小瓶を見つける。

守崎「……?」

癒境「どうしたんだ守崎」

守崎「いえ…なんか、この砂糖…やけにサラサラしてると思って…」

小瓶から取り出した砂糖をスプーンですくい手のひらに出している守崎が首を傾げながら言う。

その言葉が気になった俺は砂糖をつまみ、口に入れてみる。

癒境「あれ?……甘くない?てか、粉っぽいなこれ…」

守崎「これ、砂糖じゃないですね…」

まったく甘くない粉…この粉が砂糖じゃないのならこれは…。


【INFO】
・コトダマ【甘くない砂糖】を入手。
『羽毛の証言では今日の朝から誰かが入れてくれたらしい。しかし、まったく甘くなく、おそらく砂糖ではない何かの粉である』

さて、おそらくこれも重要な手がかりになる事は間違いない…。

次はどこを調べようか…。


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

保健室を調べるか。

けど、あそこは薬がなくなった事を幸川から聞いただけだが、他に何かあったか…?



【保健室】

保健室にいた幸川は他の場所に行ったようで誰もいない。

…どこを調べればいいんだろうか?


調べる場所を指定

安価↓2

睡眠薬がなくなった薬が入ってた薬棚を調べるか。

俺と守崎が薬棚を調べる。

守崎「これも睡眠薬ですかね?」

癒境「ラベルが貼ってあるしそうだと思う」

…ん?そういえばこの睡眠薬…真っ白でサラサラな粉状だよな…?

…可能性はデカイな。

他に変わった所は見当たらないな。

さて、他はどこを調べるか…。


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

木鬼沢に聞き込みに行くか。

見張り役だから美術準備室にいるな。



【美術準備室】

志倉「何だ。戻ってきたのか?」

癒境「木鬼沢に聞き込みしようと思ってな」

守崎「見張り中すみませんが、お話を聞いても良いですか?」

木鬼沢「……」

木鬼沢はこくこくと小さく首を縦に振った。

さて、何を聞こうか…。


1、何か変わった事はないか?
2、事件の際のアリバイは?
3、自由安価

安価↓2

癒境「事件が起こった時のアリバイはあるか?」

木鬼沢「……残念ながら…ない…」

癒境「そうか…」

志倉「ついでに言うと俺もその時アリバイはない」

守崎「アリバイから犯人を特定するのはできなさそうですね…」

そうだな…2つも事件が起こっているのにアリバイを持っているのが守崎と盛口だけだもんな…。

他に聞ける事は…。

1、何か変わったことはないか?
2、自由安価
3、他の場所に行く。

安価↓

癒境「動機発表から事件発生時までに何か変わったことはないか?」

木鬼沢「……?」

首を傾げて考えるが、何も思い浮かばなかったようだ。

守崎「志倉さんはどうですか?」

志倉「変わったことか…残念だが俺も特にないな」

守崎「そうですか…」

う~ん…どうも手詰まりだな…。

他に調べる所はないだろうか…。


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

娯楽室を探してみたが、どうやら娯楽室にはこれといって手がかりになりそうな物はないようだ…。

他に調べられるのは何だろうか…?


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

桜田にも聞き込みをしに行くか。




【倉庫】

桜田は倉庫で何やら探し物をしているらしく、「ないよ~ないよ~!」と言いながら探している。

何してるんだ…?

癒境「桜田…」

桜田「うわああぁぁ!!ビックリした!!」

守崎「あ、す、すみません、驚かせて…」

桜田「いや、平気だよ。てか、癒境くんてば守崎さんと一緒にいるの?デート!?」

癒境「いや、そんなわけないだろ。そもそも今捜査中だぞ…」

桜田「怪しい~」

はぁ…さて、何を聞こうか。



1、何か変わった事はないか?
2、事件の際のアリバイは?
3、自由安価

安価↓2

1選択をしたところで今日はここまで。

一度コトダマとか整理しないと話がごちゃごちゃになりそう…。

次回の更新は早くて18日。できなければいつになるかは未定。

ご参加頂きありがとうございました!!

お久しぶりです。

リアルが忙しくてなかなか更新出来なくて申し訳ないです。

とりあえず更新できそうな日だけ知らせておきます。(ただし、絶対更新できるとは限りません)

更新予定日は早くて7日、遅くて20日に更新すると思います。

亀更新気味な安価スレですが、これからもよろしくお願いします。

こんばんわ。

今日の21時くらいに本編を更新したいと思います。

人が集まっていたら始めていきたいと思います。

来てくださりありがとうございます。

本編を更新する前に訂正部分があります。

コトダマ訂正失礼します。

モノクマファイル3
『被害者は上条 瞬とマリア・ハーピス。発見場所は美術準備室。死因は両者とも絞殺。
死亡推定時刻は上条が10時20分頃で、マリアが11時頃と思われる。』

これの死亡推定時刻を訂正します。

上条の死亡時刻が11時35分、マリアの死亡時刻が11時40分です。

なので守崎と盛口のアリバイはどちらにもあります。

ご迷惑おかけしました。

では、本編を更新していきます。







癒境「何か変わった事はないか?」

桜田「それなんだけどね!二人の死因が絞殺だったから、ロープを探してたんだよ!!」

守崎「ロープ…ですか?」

桜田「確か倉庫に収納されてたのを見た事があるから探しに来たんだけど…ぜんっぜん見つからないよ!!」

守崎「…倉庫のロープは確か最後に羽毛さんが使っていましたよ」

桜田「え?そうなの?」

守崎「はい。昨日の時点でロープがもう一本しかなくて…今日羽毛さんが使用したロープが最後だったらしく、モノクマが新しい
ロープを今日の夜収納する筈だったので、倉庫にはロープが残ってないんですよ」

桜田「そう…姉御がロープを…」

癒境「…疑ってるのか?羽毛のこと?」

桜田「え!?いや、そんな…姉御がそんな事するはずない…って言いたいけど…正直分かんないよ…」

癒境「…そうか」

俺は正直、羽毛を疑う事はあまりしたくない…上条の件があるからな…。

…でも、もしかしたら…とも考えてしまう…。

今の時点では、彼女の可能性は十分ありえる…どうしたものか…。

癒境「…ロープが使われていたなら、マリアの血が付着している可能性が高い…倉庫以外の場所で、ロープが隠されているのかも知れない」

桜田「じゃあ探せる所をくまなく探すよ!!見つけたら報告するね!!」

癒境「分かった」


【INFO】
・コトダマ【凶器の行方】を入手。
『二人の死因が絞殺である為ロープを使用した可能性が高いが、羽毛が最後の一本を使用後は倉庫に残っておらず、ロープの居所は
今だに分からない』

さて、他に桜田に聞ける事は…。


1、事件の際のアリバイは?
2、自由安価
3、他の場所に行く

安価↓

癒境「事件の際のアリバイはあるか?」

桜田「アリバイは残念ながら今回はないよ~」

守崎「アリバイがない人が多いですね…」

癒境「こればかりは仕方ないからな…」

さて、桜田に聞ける事はこれくらいか?

次はどこを捜査しようか…。




どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

安価↓2になっていますが、なかなか安価が来ないので時神に聞き込みにします。(1になってるけど、聞き込みで良いんですよね?)




時神に聞き込みしに行くか。

時神はおそらくこの中で一番推理力に長けてるし、俺を冷静にさせてくれたお礼もしなきゃいけないしな…。





【トラッシュルーム前】

トラッシュルームの前に時神はいた。

癒境「時神、時間いいか?」

時神「…なんだ、部屋にこもらなかったのか」

癒境「時神と守崎のおかげでな…ありがとう」

時神「…お前みたいなグズに礼を言われる筋合いはない」

守崎「素直じゃないんですから…」

時神「…で、何を聞きたいんだ」


時神に聞きたい事は…。




1、何か変わった事はないか?
2、事件の際のアリバイは?
3、自由安価

安価↓2

癒境「何か変わった事はないか?」

時神「今日も書庫にこもってたから分からねーよ」

守崎「そ、そうなんですか…」

時神「そういえば、桜田が凶器を探し回っているそうだな」

癒境「あぁ。絞殺ならロープを使用したんだろうと踏んで、ロープの在り処を探してる」

時神「…絞殺だからロープを探してるのか……だが、事件発生から俺達が死体を発見するまで20分程度しかない。誰にも不自然に見られず、誰にも
見つからない場所にそうそう隠せる物なのか?」

守崎「…確かにそうですよね…どうやって隠したんでしょう…」

時神「…そもそも、絞殺に使用したのは本当にロープだったのか?」

癒境「…どういうことだ?」

時神「それくらい自分で考えろよ」

癒境「冷たいな…」

時神「あぁ、そうそう。当然ながらアリバイは持ってない。書庫にこもってたからな」

癒境「…だろうな」


なら、時神に聞くことはなさそうか…?

新たな謎も増えたし…さて、次はどこを捜査するか…。


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

盛口の間違いだった…すんません

>>809 盛口と守崎はもりから始まるからごちゃごちゃになりますよね(汗 




盛口にも聞き込みをしてみるか。

一応守崎とアリバイはあるみたいだけど、他にも何か聞けるかも知れない。




【食堂】

食堂に案の定、盛口がいた。

…片手にサンドイッチを持って。

癒境「…捜査中に何食べてんだよ…」

盛口「お腹が減っては捜査もできないの~。ホントは刑事ドラマみたいにあんぱんと牛乳装備でいきたかったけど」

守崎「あはは…」

盛口「それで、うちに何かようなの~?」

アリバイはあるだろうから、何か変わった事を聞くのがいいよな…。

癒境「何か変わった事はないか?」

盛口「変わった事はないけど、麗華ちゃんが一生懸命ぬいぐるみの毛をキレイに切ってたのをチラッと見たの~」

癒境「ぬいぐるみ?」

盛口「動物のぬいぐるみの毛なの~。トリマーだから、動物の毛を切る練習をしないで腕を鈍らせるのが嫌だからモノクマちゃんに
頼んで5体程用意してもらってたの~」

守崎「努力家なんですね羽毛さんは。素晴らしいです」

盛口「望ちゃんの食事の準備前に個室に寄ったの~。11時くらいなのー。けど、この時間じゃあ麗華ちゃんのアリバイは立証
できないから残念なの…」

癒境「う~ん…確かに、事件が起こったのは最初の上条で11時35分…35分の余白がある…」

盛口「うん…」

守崎「あの、話逸らしてしまいますが、どんなぬいぐるみをカット練習していたんですか?」

盛口「主に犬のぬいぐるみなの~。種類も豊富で、大きさも色々あって、本物みたいだったの~。
うちが見た時はまだ一体目のカットの途中だった~。トイプードルのぬいぐるみ~。」

守崎「可愛いですね。見てみたいです」

癒境「…あとで羽毛に見せてもらうか?」

守崎「癒境さん?」

癒境「…少し、気になる事があってな…」


【INFO】
・コトダマ【盛口の証言】を入手。
『事件前の11時頃に個室で犬のぬいぐるみでトリミング練習していたのを見る。5体あるようで、見たときはまだ一体目を切っている途中だった』

盛口に聞ける事はこれくらいか…。

さて、次はどこを捜査しようか…。


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓2

2志倉

>>813 志倉は木鬼沢に聞き込みに行った際、ついでに聞き込みしているので、上の安価を採用します。申し訳ありません…。





さっきの件もあるから、羽毛に一度部屋を見せてもらうようお願いしよう。




【上条の個室前】

今だにあそこから離れていない羽毛に再び声をかける。

癒境「羽毛、少しお願いがあるんだが、良いか?」

羽毛「…何」

癒境「盛口から聞いたんだが、事件前にモノクマからぬいぐるみを貰ってトリミングの練習してたらしいな?ちょっと見せてくれないか?」

羽毛「…見てどうするのよ」

癒境「少し気になる事があってな」

羽毛「…良いわよ」

そういって俺と守崎を部屋に入れてくれる。

机やベッドに盛口が言っていた犬のぬいぐるみが置かれていた。

守崎「トイプードルとヨークシャテリア、柴犬の毛が短いですね」

羽毛「…トリミングの練習台にしたからね」

癒境「…ありがとう羽毛」

羽毛「これで満足?」

癒境「あぁ」

俺と守崎はお礼を言って個室から出て行った。

守崎「気になっていた事、分かりましたか?」

癒境「…なんとなくな」

気になっていた事も調べられたし…他に調べてないとこってどこだ…?



どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル14枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓をいれるの忘れてました(汗

とりあえず直後安価を拾います。




時神「とうとうヒントを聞きにきたな。じゃあモノクマメダルを1枚消費してヒントを渡すぞ」

時神「…つっても、もう調べる所はあと1つだし、ほとんど答えになっちまうが、お前ら、美術室の準備室だけ見ていたが、もう一つの場所を調べなくても
良いのか?普通にスルーしてたけど…」


モノクマメダル14枚→13枚


どこを捜査しますか?(現在モノクマメダル13枚所持)

1、捜査(場所指定)
2、聞き込み(人物指定)
3、ヒントを聞く

安価↓

そういえば、美術室の方を調べるのを忘れてたな…。

そこも何か手がかりがあるかもしれない…。


【美術室】


癒境「美術室の方は、準備室の扉以外に変わったものは…」

守崎「…あれ?」

癒境「どうしたんだ守崎?」

守崎「…あのマネキンなんですが…」

守崎がショートカットの女性のマネキンを指差しながら言う。

癒境「あのマネキンがどうしたんだ?」

守崎「…髪が、短くなってる…」

癒境「髪?」

守崎「事件の前にここに寄ったんですが、その時は確かロングヘアーの筈なんですよ…」

癒境「…誰かがマネキンの髪を切ったって事か?」

守崎「おそらくは…」

切ったとすれば、おそらく犯人かも知れない。

けど、何でわざわざマネキンの髪を切る必要があったんだ?

何か切る理由があったのか?マネキンの髪を切る必要がある理由が…。


【INFO】
・コトダマ【切られたマネキンの髪】を入手。
『美術室にあるマネキンの髪がバッサリと切られていた。犯人が切った可能性が高い』

―キーンコーンカーンコーン…


モノクマ『え~、ボクもそろそろ待ちくたびれので、始めましょうか』

モノクマ『お待ちかねの…学級裁判を!!』

…ついにきた…。

守崎「癒境くん…」

癒境「あぁ…覚悟はできてる…」

瞬…マリア……君らを殺した犯人を…俺が必ず見つけてみせるからな…。

歩を進めれば目の前には赤い扉…既に俺ら以外のメンバーが集まり、誰もが不安な表情を浮かべながら、エレベーターへと入っていく。

奥底まで下がり、扉が開いた先は、3度目の裁判所…できればこれ以上この場所に訪れたくはなかったのだが…来てしまったものは仕方ない。

前回のクロだった斬咲と、今回被害者の瞬とマリアのバッテン印が描かれた遺影を見て、俺はモノクマをギロリと睨むが、モノクマは俺の視線なんて
気にも止めない。

…遂に始まる3回目の学級裁判…瞬とマリアを殺した犯人は…




この中にいる…!!

今日はここまで。

なんとか捜査終了までこぎつけましたが、相変わらずコトダマの数が少なめ…。

次は学級裁判編に突入します。

ここまで見てくだだり、ありがとうございます!!

次回更新はまた連絡します!!

おはようございます。

次は学級裁判の話ですが、キリよくする為に本編を新スレの方で更新したいと思っています。

なので、前スレ同様、1000近くいくまで埋めネタを書いていこうと思います。

いつ更新するかはまだ未定ですが、埋めネタのリクエストをとりたいと思います。

何かあれば書き込んでください。

本編のネタバレになる物は書けないので、それ以外のもので。

リクエストを受けたらなるべく書いていきます。(書けないものがあったらすみません。)

今月中には更新するので、よろしくお願いします。

小ネタを書くのにも時間を費やしすぎて今月中には更新できないです…申し訳ありません。

完成した物から随時あげておくので、こんな亀更新で良かったら時々覗きに来てください。

小ネタがやっと一つ出来たので先に上げておきます。




学園時代の細永美と羽毛の奮闘



学園時代のとある男女の周りを巻き込んだ奮闘のお話…。

細永美「も、守崎さん…今日も美しい…」

食堂のテーブルでマリアと向かいあって談笑する守崎を遠くからウットリした様子で細永美は見とれていた。

儚く、キラキラとした優しい笑みを見る度に、いつも自信が手がけるガラス細工と同じくらい愛しくなるのを感じていた。

ほぉ…と幸せそうなため息をはき、だらしない表情を浮かべる細永美を見て、隣に座っていた癒境は苦笑いし、桜田はニヤニヤした
表情で見ていた。

桜田「もう、細永美くんは本当に守崎さんが大好きだね!!もう告白しちゃなよ!!」

細永美「え!?こ、告白なんて…僕は守崎さんのガラス細工のような美しさを遠目で見守り続けられればそれで…///」

癒境「発言が少しばかり怪しげに聞こえるのは俺の気のせいか…?」

桜田「でも守崎さんは細永美くんに対する印象は良いんでしょ?やってみなきゃ分かんないって!!」

細永美「あんな女神のような方に僕みたいなのが告白なんて、恐れ多いよっ!」

桜田「こんな事言い続けてたら埒があかないよ!守崎さんならふられてもいつも通り友達でいてくれると思うし、アタックするべき
だとボクは思うよ!!」

細永美「桜田くん…でも…」

桜田「そうと決まれば『守崎さんに告白しちゃおう作戦』決行ー!!」

細永美「え!?待って、僕はまだ…」

桜田「やっぱり定番としてはボクが守崎さんを引きつけておいて、細永美くんを登場させたら用事だのなんだの言って細永美くんと
二人きりにさせてあげるって感じかな~。それか押してダメなら引いてみろ効果であえて守崎さんからしばらく離れて生活して、守崎
さんが細永美くんがいなくて寂しそうにしているのを頃合に二人きりなるよう誘導してみるとか、あるいは……」

細永美「ねえ、桜田くん聞いてる!?」

癒境「あ~…桜田はこうなると厄介だぞ?多分聞いてない」

細永美「そんなぁ…」







細永美が桜田に振り回されている中、同じようにため息をつく女性…羽毛 麗華。

彼女の視線の先には木鬼沢に話しかける上条がいた。

盛口「麗華ちゃん、ため息つきながらご飯食べても美味しくないの~。どうしたの?」

羽毛「盛口さん…ううん、別に何でもないわ。気にしないで」

八雲「上条くんが気になって仕方がないのですよね」

羽毛「ブッ!!や、八雲さんっ!?」

盛口「あぁ!そういうことなの~」

羽毛「ち、違うわよ!!誰があんなバカ男の事…!!」

盛口「麗華ちゃんは綺麗だし、上条君も麗華ちゃんには良い印象もってるし、告白してみるといいの~」

羽毛「こくは…っ!?やめてよ盛口さん!!アタシはそんなつもりないし、言ったって無駄よ…!!」

八雲「良いじゃありませんか。言わなきゃ何も伝わりませんし…」

羽毛「そ、それは…」

八雲「成功すれば祝福しますし、ふられたら心から盛大に嘲笑ってあげますよ」

盛口「いや~ん、空狐ちゃんてば黒いの~」

羽毛「………」

男女別の2組がそんなやりとりをした後、桜田は守崎を誘い、細永美とともに道場へ足を運ぶ。

桜田「ごめんね守崎さん。ボクらの都合に付き合わせちゃって」

守崎「構いませんよ。丁度何もすることありませんでしたし」

細永美「……///」

守崎「どこに向かっているんですか?」

桜田「道場だよ!あそこの桜を見ながら話でもしようと思って!!苗字に同じ桜が付いてるし!親近感湧くんだよ!」

守崎「ふふふ、そうですか」

細永美「……///」

守崎「ところで、細永美くんは先程から何も話してくれないのですが…」

桜田「大丈夫!!道場についたらちゃ~~んと話してくれるから!!大事な大事な話を…ね」

守崎「??」

細永美(ううぅ…本当に言わなきゃいけないの…?)

好きがって言う桜田を恨めしそうに見ながら細永美はそう思う。

そんな細永美の視線を気にせず道場への足取りを進める。

桜田(うん、王道に二人きりにして告白させるのが良いかな。道場には桜があるし、雰囲気出ると思うんだよね~。
道場に着いたら適当に用事だのなんだの言ってボクは退出し、守崎さんと細永美くんを二人きりにさせてあげるんだ!!)

守崎「桜田くん?あなたまで黙り込んで…二人してどうしたんですか?」

桜田「ん?大丈夫!何ともないよ!!ね、細永美くん!!」

細永美「あ、うん…」

守崎「そうですか?それなら良いんですけど…」

不思議そうに首を傾げる守崎を横目についに3人は道場にたどり着く。

桜田(道場に入ったら早速言い訳しないとね)

そう言ってニコニコしながら桜田が扉を開けようと手を伸ばすと…。

―ガララ

盛口「あれれ~?桜田く~ん?何でここにいるの~?」

桜田「え!?盛口さん!?」

道場から盛口が姿を現した事に桜田達が驚きの表情を浮かべる。

扉を全開にした中を見ると、そこには羽毛と上条の姿があった。

上条「お?桜田に細永美、それに守崎もいるのか」

羽毛「はっ?な、何であんた達がここに来るのよ!!」

桜田「盛口さん、これはいったい…」

盛口「実はね、この道場で上条くんと麗華ちゃんを二人きりにしてあげようと思って連れて来たの~」

桜田「そうなの?実はボクも細永美くんと守崎さんを二人きりにしてあげようとしてここまで来たんだけど…」

偶然にも同じ場所を選んでしまったようで、周りは上条と守崎は首を傾げ、他の人達は黙り込んでしまう。

斬咲「ほぉ、随分と人が集まってるみたいだなぁ」

全員「!?」

桜田達の後ろから突然声が聞こえた事により、驚いて振り向くとそこには斬咲の姿があった。

桜田「き、斬咲くん!?」

盛口「何でここにいるの~?」

斬咲「偶然通りかかっただけさ…それにしても、守崎と上条と細永美と羽毛の4人を集めて親睦を深めさせようとするなんて、
ベタな事させてんなぁ」

桜田「ちょ、ちょっと!本当に偶然通りかかっただけなの!?」

上条「…分かった!!」

羽毛「へ!?な、何がよ?」

上条「オレと守崎と細永美と羽毛…この4人で仲良く話をさせる為に連れてきてくれたんだな!」

桜田・盛口「へ?」

守崎「あ、なるほど。そういう事ですか!」

上条「そうと決まれば羽毛、細永美!!お前ら少しオレらに距離を感じる事があるし、これを機会に仲良くしようぜ!4人
一緒にな!!」

守崎「ふふふ。良かったら桜田くんと盛口さんも一緒に話しましょう」

桜田「え、いや…ボクらはそういうつもりで来たんじゃ…」

斬咲「いいじゃねぇかぁ。仲良き事は良い事だって、誰かが言ってたぜぇ…くくく…じゃあなぁ」

ニヤニヤした表情を浮かべながらそう言うと、斬咲はそのまま足早に去って行った。

上条「やっぱりここはスポーツの話を熱く語るべきだな!!」

守崎「せっかくですからお茶菓子でも用意しますね」

守崎は茶菓子を持ってくる為に道場を一時離れる。

桜田と盛口は口元を引きつらせ、苦笑いするしかない。

そして、振り回された細永美と羽毛は互いに顔を見合わせると同時に大きな声で叫び声をあげる。









羽毛・細永美「どうしてこうなるのーーーーー!!!」





羽毛と細永美…二人の恋路が進展するにはまだまだ時間がかかりそうだ…。

細永美が守崎に、羽毛が上条に奮闘する物語ってリクエストなのにあんまり奮闘できてないですね…。

こんなもので申し訳ありません!!

残りの小ネタも出来次第更新していきます!!

新スレは950くらいになったら貼ろうかなぁ…。

こんにちわ。2つめの小ネタ投下しまーす!




岡本のイタズラ日和










「きゃあああぁぁ!!」

希望ヶ峰学園内…志倉が教師に頼まれて資料を運んでいる途中、少女の悲鳴が聞こえる。

何事かと思い、悲鳴のあった場所を覗いてみると、涙目になったマリアと愉快そうにケタケタ笑う岡本の姿があった。

岡本「あはははっ!ナイスリアクションだよマリアちゃん!」

マリア「酷いですよ岡本様…後ろからいきなりカエルを首筋にあてるなんて…っ」

岡本「イタズラだいせいこーーう!!」

志倉「…また貴様か岡本」

岡本「げっ!志倉だ!!逃げろーーーー!!」

志倉の姿を見た岡本はその場からさっさと逃げ出す。

「岡本くん!廊下を走ってはならない!!」と生真面目な風紀委員に注意されるが聞く耳もたず岡本は走り去った。

そんな岡本の後ろ姿を見送り、志倉は深いため息をついた。

岡本のイタズラ好きはほとんどの生徒達が知っている。

岡本は同級生はもちろん、先輩相手にもイタズラを仕掛けるハタ迷惑さを持っている。

志倉が何度説教をしても彼女は懲りずにイタズラを続ける。

もういっその事無視してしまおうかと思った志倉だが、先輩や先制からも彼女を何とかしてほしいと言われる為、そうする
事はできない。

説教すればその日はおとなしくなるものの、次の日にはケロリとして再びイタズラを仕掛ける…その繰り返しの日常を
思い返し、志倉は再びため息をついた。

教師から頼まれた資料があったため岡本を捕まえる事ができなかったので、説教を逃してしまっている。

志倉に説教を喰らうまで、今日は岡本のイタズラが続くだろう。

志倉「とにかく、頼まれた仕事を終わらせるか…岡本の説教はその後だ」

眉間に皺をよせ、志倉は教師の元へと向かった。

北橋「ちょっと志倉!!早く岡本さんのイタズラを止めてよ!!」

細永美「背中に氷を入れられて守崎さんの前でカッコ悪く叫んでしまった…死にたい…」

八雲「いきなり後ろから指を連打でつつかれました。手加減はしてくれたみたいですけど、心臓に悪いです」

羽毛「上条の前で転ばされた!!スカートの中見られたかもしれない!!早く止めさせてー!!」

桜田「ボクのメモ帳が他のメモ帳とすり替えられた!!ボクのネタ帳が~!!」

一斉に集まって騒ぎ立てるクラスメイト達に志倉は頭痛を感じた。

頼まれた仕事を終え、岡本を捕まえていつも通りに説教しようとしていた志倉だったが、今日の岡本はなかなか捕まえる
事が出来ず、今だにイタズラが続いている。

結局岡本を捕まえる事が出来ず、時刻は夕方に差し掛かる。

ため息をついて歩いていると、ふと、希望ヶ峰学園の生徒とはまた違う生徒を見かけた。

志倉「あの生徒…見た事あるな…確か、希望ヶ峰学園の予備学科の生徒…だったか?」

トボトボと歩く予備学科の男性生徒を志倉が見ていると…。

―ズボッ!

「うわあああぁぁ!!?」

突然男の体半分が下に落ちる。

男がいた場所には穴が掘られていた…いわゆる落とし穴だ。

志倉(こんなくだらない事をするのは…)

岡本「イタズラ最大のロマン!!落とし穴だいせいこーーう!!!」

志倉(やはりか…)

呆然とする男子生徒を見てケタケタ笑う岡本。

今度こそ捕まえて説教する為、志倉は岡本に気づかれないように近づこうとする。

岡本「あんたの暗い顔以外の表情、や~~っと見れたわ!!」

岡本の言葉に、志倉はピタリと歩みを止める。

志倉(岡本の奴…あの男の事を知っている素振りだな…まさか、あの落とし穴はあの男を狙って作っていたのか?)

男子生徒「…あんた、希望ヶ峰の本科生だろ?何でオレの事…」

岡本「たまたま見かけたんだけどさ、な~~んか暗い表情ばっかしててさ、イタズラで驚かせてやろうかなって計画
たててたんだよねー!」

男子生徒「…関係ないだろ。あんたらみたいな未来ある優秀な人間に、ただ金を払って入学してる俺らなんかが関わったって…」

岡本「希望ヶ峰学園に憧れてたんでしょ?高いお金を払ってでも入学したかったくらい…」

男子生徒「けど、結局なんの才能もない俺らが高い金を払ってでも行く事で、周りの奴らからは冷たい目で見られていた…
なんの才能もないくせに、希望ヶ峰学園に入学した気分になってんじゃねぇって…」

ポツポツと語りだす男子生徒の表情は苦々しい…志倉は黙って二人の成り行きを見守る。

岡本「…おかしいわよね。あんたを冷たい目でみてた奴らだって、希望ヶ峰に憧れてるはずなのに…なんでそれだけで見る目が
変わるのかしらね…自分達だってお金があったら入学してるかもしれないのに…」

男子生徒「……」

岡本「それにさ…才能ある希望とか呼ばれてるけど、アタイ達だってアンタらと同じ高校生だ。アタイなんて本当に超高校級の
人間なのか疑うくらい、イタズラして皆を困らせてるし」

志倉(迷惑かけてる自覚はあったのか…)

岡本「ところでさ、アンタの顔、泥で酷い顔してるよ」

そう言ってバッグから手鏡を見せると、男子生徒はギョッとする。

男子生徒「うわっ!ホントだ…」

岡本「おっかしいのー!!あはははは!!」

激しく笑う岡本を見て、しばらく呆然としていると…。

男子生徒「…ふはっ、ははは…」

目を細めて笑った。

岡本「それ!アンタのその表情を見たかったのよ!!」

男子生徒「え?」

岡本「確かにイタズラってさ、迷惑かけることが多いけど、これはスキンシップの一つなんだよ。アタイ、仲良くなりたくない
やつにはイタズラしないし…」

男子生徒「……」

岡本「まともに話した事ないアタイにイタズラされて、悔しいか?今度はアンタがアタイをあっと言わせるようなイタズラ
仕掛けてみなよ。アタイも負けないし!!」

男子生徒「…予備学科の俺にそんな風に言うなんて…変わってるよアンタ」

岡本「ん~?そうか?」

男子生徒「そうだよ…けど、何でだろうな…少し元気が出た気がするよ…ありがとな」

岡本「おう!どういたしまして!!」

そう言って笑いあった後、二人は手を振って別れた。

志倉「………」

やりとりを最後まで見守った志倉はやり遂げた表情をしている岡本に後ろから近づき、肩に手をポンッと置く。

岡本「!?…げっ、志倉…!!」

志倉「……」

岡本「うぅ~…油断したぁ…またお説教タイムだよ~…」

一気にテンションが下がる岡本を見て、志倉はため息をつくと、すぐに岡本から離れる。

岡本「…?」

いつもならすぐに説教タイムにはいるはずが、まったくその様子を見せない志倉に岡本は首を傾げる。

岡本「志倉…アンタ、説教は?」

志倉「…してほしいならしてやつが?」

岡本「い、いや!いらない!!いらないけど…」

志倉「…今日だけは見逃してやる」

岡本「え!?い、良いの?志倉がそんな事言うなんて…明日は嵐でもくるの!?」

志倉「失礼な女だな…」

慌てふためく岡本を横目に、志倉は小さく微笑んでいた事を、岡本は知らない…。





イタズラ好きの空手家の、意外な一面を見た日。



こんばんわ。

前回の岡本さんのイタズラ日和の話もイマイチリクエストにそれていない感があってビクビクしています…。

今回は女子会と男子会の小ネタが出来たので更新します!!

女子会と男子会









盛口「と、いうわけで!!今から女子会を始めるのー!!」

整理整頓が一番行き届いている守崎の個室に集まり、盛口が持ち出したお菓子を広げながらそう告げる。

北橋「突然過ぎるわね…まぁ、楽しそうだから良いけど」

幸川「私みたいなのまで呼ばれるなんて…おこがましいにも程がありますよね…!」

八雲「そう思うなら今すぐ帰ってもよろしいんですよ?」

羽毛「ま、まあまあ八雲さん、そう言わずに…」

マリア「皆様と女子会ができるなんて、嬉しいです」

守崎「盛口さん、どうしてまた急に女子会を?」

盛口「桜田くんと話してたの~。女子会と男子会やりたいね~って。だから今日やることにしたのー」

北橋「ホント、フリーダムよねアンタ達…」

八雲「しかし、その言い方だと、今しがた男子の方も男子会を行っているようですね」

盛口「そうなの~。志倉くんと時神くんが渋ってたけど、鈴ちゃんに協力してもらって強制参加させてきたの~」

羽毛「岡本さん…貴方、最後に遅れてきたのはその為…?」

岡本「そーいうこと!いや~珍しく志倉の焦った顔見て愉快だったわー」

ハハハッと笑い声をあげる岡本に盛口以外苦笑いせざるえなかった。

盛口「さて、女子会で盛り上がる会話といえばぁ…やっぱり恋ばなが王道なのー!」

北橋「ホントに王道ね…」

盛口「好きな人がいなくても、一番カッコイイ男子を言うのもオッケーなの~」

羽毛「こ、恋ばなって…え~っと、アタシは…」

八雲「羽毛さんと幸川さんがまるわかりなので聞いてもあまり面白みがないですから、他の人の話を聞きたいわ」

羽毛「ま、まるわかりって…!!」

北橋「まぁ、分かりやすいわよねアンタらは…羽毛は上条で、幸川は癒境だったわよね」

盛口「あ、見事にクラスメイトの親友コンビなの」

羽毛「ば…か、上条なんて鈍感男なんて…!///」

北橋「はいはいツンデレはもうお腹一杯よ」

幸川「癒境さんは誰が見てもカッコよくて素晴らしい希望ですよ…!!」

マリア「そうですね…癒境様にはワタクシもたくさん助けられましたし…とても優しくて素敵ですよね」

守崎「私も、癒境さんみたいな男性は素敵だと思いますよ」

盛口(細永美くん、ファイトなの…!!)

岡本「へぇ~、こうして話してみると癒境は人気者だな」

北橋「まぁ、男子の中ではマシな方だとは思うけど…顔に関してはあたしは桜田の方が好きだわ」

八雲「あら、北橋さんは意外と可愛い系の男子の方が好きなんですね」

北橋「…弟に少し似てるのよ」

八雲「ただのブラコンでしたか」

北橋「誰がブラコンよ!!」

盛口「そういう空狐ちゃんはどーいう男子が好みなの~?」

八雲「そうですね…私は顔だけなら時神くんが好みですけど…寡黙な仕事人が好きなので中身に関しては木鬼沢くん
だったりするんですよね」

羽毛「へぇ~、そうなんだ。時神の顔と木鬼沢の性格で構成された男が現れるといいわね」

八雲「まったくです」

盛口「鈴ちゃんは~?」

岡本「ん~…アタイはそーいうのあんまり考えた事ないんだよね~。しいて言うなら強い男だね」

マリア「と、いうと…木鬼沢様ですか?」

守崎「イタズラを説教でねじ伏せる志倉さんもある意味強い人だと思いますよ」

盛口「うち、鈴ちゃんは志倉くんとイイ仲になりそうな予感がするの~!」

岡本「志倉と?まっさか~!!」

北橋「岡本さんにはまだ早い話だったわね…」

岡本「ていうかさ、他の人は呼び捨てなのになんでアタイだけ『さん』付けなのさ~!他人行儀で嫌なんだけど!!」

北橋「…なんとなくよ」

岡本「納得いかなーーい!!」

盛口「ちなみに先輩達でなら誰がいいと思うの?」

守崎「先輩方でですか?」

幸川「癒境さんが一番なんですけど…私は苗木先輩ですね!!どことなく匂う希望の香りが…!!」

守崎「さ、幸川さん?言ってる意味が…」

八雲「……私は十神先輩ですね。顔だけなら」

北橋「八雲って結構面食いな所あるわね…」

八雲「…北橋さんは九頭龍先輩ですよね」

北橋「ちょ、何でそうなるのよ!?」

八雲「可愛い系ですもの」

岡本「弐大先輩って、マネージャーなのにめっちゃムキムキで強いぞ!!」

マリア「実はワタクシ…山田先輩とモチプリの話で盛り上がる事が出来るので好きなんですよ」

羽毛・北橋・八雲「え……」

盛口「うんうん!いい感じに盛り上がってて嬉しいのー!!」

守崎「ふふふ…男の子達の方も、今頃盛り上がってるんですかね?」

扉に視線を向け、守崎は小さく微笑んだ。

同時刻、癒境の個室…。


桜田「と、いうわけで、盛口さんとの提案の元、ボクらも負けじと男子会を開きたいと思いまーす!!」

志倉「くだらん…」

時神「帰らせろ」

桜田「ダメでーす!皆強制参加だよー!!斬咲くんも参加してるのに、二人だけナシなんてダメだよー!!」

斬咲「くくく…そういうことだぜぇお二人さん。もう観念したらどうだぁ?」

志倉・時神「チッ…」

桜田「同時に舌打ちしないの!!」

癒境「ははは…まぁ、せっかくの交流なんだし、これを機会に皆の事を知るのは良い事だと俺は思うな」

上条「そうだな!」

木鬼沢「………(ソワソワ)」

癒境(木鬼沢がさっきからソワソワしてる…楽しみなのか?)

細永美「それで、具体的になんの話をするの?」

桜田「それはもちろん、気になる女子の話じゃない!?王道的に!!」

癒境「お、王道なのか…?」

桜田「ぶっちゃけボクが気になるの。細永美くんが守崎さん大好きって事は知ってるんだけど、他の人達はまったく
分かんないんだもん!!」

細永美「…まさか、僕以外にも守崎さんを好きな人がいたりするの…!?守崎さんは女神のような方だから、ありえる…!!」

桜田「では、トップバッターは我らがリーダーの志倉くんから!!」

志倉「いない。以上だ」

桜田「ちょっと!!やだよそんな面白みのない返答!!」

志倉「いないもんはいないんだから仕方ないだろう」

桜田「本当に~?岡本さんとは何もないの~?正直怪しんでるんだよね~」

志倉「それこそありえん」

細永美「…上条君はどうなの?」

上条「ん~…スマソ、オレにはよう分からん」

細永美「ですよね~…」

桜田「じゃあ、可愛いとか、美人だな~って思う子は?」

上条「う~~ん…可愛いならマリアで、美人なら羽毛じゃないか?」

癒境(羽毛が聞いたら良い意味で発狂もんだな…)

桜田「ふむふむ…これは姉御をからかう良いネタができたな~♪」

上条「??」

桜田「木鬼沢くんは~?」

木鬼沢「……岡本とか、盛口とか…」

癒境「女子で一番背が高い岡本と一番低い盛口…何でだ?」

桜田「ふっふっふ~ん!!この二人にはある共通点があるんだよ!」

細永美「共通点…?」

桜田「二人共おっぱいがデカい!!!」

癒境「は?」

細永美「お…!?は、破廉恥だ!!///」

斬咲「つまり木鬼沢は一番青春真っ盛りなムッツリ男子って事だなぁ」

木鬼沢「………」

桜田「で、そういう斬咲くんはいないの?気になる女子?」

斬咲「ん~…気になるってわけではないがなぁ…八雲って女は美人な部類だとは思うぜぇ」

桜田「確かに、八雲さんは美人だよねー!毒が強いけど…」

細永美「僕は八雲さん苦手かも…」

桜田「んでんで、癒境くんはどうなのさ~」

癒境「え?」

桜田「君の返答が一番女子の為になるんだよ~?」

癒境「いや、俺は…てか、俺の返答が何で女子の為になるんだよ?」

桜田「上条くん程じゃないけど、君も鈍いよね」

癒境「何なんだよ…」

桜田「う~ん…じゃあ、先輩方だったら誰が」

時神「霧切さんしかありえないな」

桜田「ふぉ!?い、いきなりノリが良くなったね時神くん…」

癒境「霧切さんは時神の憧れの人だからな」

上条「霧切先輩の話になると顔つき違うよな時神は」

斬咲「くくく…そういえば、霧切って女も、美人の部類に入るよなぁ」

細永美「うん、そうだね。一番美しいのは守崎さんだけど」

斬咲「探偵故に、あの女は時折微かに血の匂いがするんだよぉ…あの女と一緒にいれば、俺も色々楽しめそうだよなぁ」

時神「…言っておくが、お前は絶対霧切さんには近づけさせないからな」

斬咲「本当にあの女にお熱なんだねぇ…時神にそんな反応見せられたらよぉ…あの女に手ぇだしたくなっちまうだろぉ」

時神「…お前…何をふざけた事を…」

斬咲「あーいうスマした女を屈服させるってのはなかなか興奮できそうだなぁ…声も綺麗だから、鳴き声にも期待できそうだなぁ」

時神「これ以上霧切さんを侮辱するなら…タダじゃ済まさねぇぞ斬咲」

桜田「ちょ、ちょっとちょっと!!何でそんな不穏な空気になるの!?」

上条「止めろよ二人共!何も男子会でこんな殺伐にならなくても!!」

志倉「…斬咲、時神を挑発するな」

斬咲「はいはい…くくくっ」

細永美「ううぅ…心臓に悪いよ…」

木鬼沢「……困った、奴らだ…」

癒境「時神…」

時神「…らしくないな、こんな安い挑発に乗るなんてな…」

癒境「それだけ霧切さんを大切に思ってるって事だろ…良い事じゃないか」

時神「……」




盛口「はぁ~楽しかったの~!!」

桜田「……」

盛口「あれ?どうしたの桜田くん?疲れた顔して?」

桜田「あぁ…途中までは良かったんだけど…なんか斬咲くんのせいで殺伐としちゃって…」

盛口「あ~…それは……ドンマイ!!なの」

桜田「ボクが望んでいた男子会と違うよ…」


急遽行われた女子会と男子会…トラブルもあったが、少し皆の事を知れた少年少女は、また一歩、成長の階段を上るのだ。



―とある女子会と男子会の一部始終。

途中から男子会を殺伐させてしまいました…!!申し訳ありません…!!

残り斬咲中心の話と北橋中心の2つ…頑張って書かせて頂きます!!

しかし、思ったよりスレが余ってますね…。

斬咲と北橋の話がまだ書けてないけど、個人的な埋めネタ書いておきます。

ただし、クロスオーバーネタなので、分からない人は厳しいネタです。

もしも安価論破キャラが7人目のスタンド使いの世界の住人なら…設定です。

7人目のスタンド使いを知らない人でも、性格診断もあるので、このキャラは合ってるとか合ってないとか感じたり、コメントしてくれると嬉しいです。

癒境達のキャラに成りきってスタンド占いして結果、以下のようになりました。(性格診断もあり)

癒境 颯太、マリア・ハーピス、岡本 鈴…『ハウリン・ウルフ』
↓(性格診断)
協調性はあり表面的に合わせるが用心深い人。
家族とは共に居たがり、愛想良く好奇心旺盛。
神経が図太く平然とし、一見温和で大人しく見える。
注意深く冷静で、家族を守る頼もしさを持つ。

守崎 望…『ファラオ・サンダース』
↓(性格診断)
静かで落ち着いていて、口数少なく理知的な人。
シャイで打ち解け難く、憶測が多く深読みする。
しかし心配事を募らせると粘着質にこだわる。
聞き上手だが理屈っぽく、ドライに結論を出す。

幸川 心音…『ミラクルズ』
↓(性格診断)
協調性が少なく溶け込み難く、素直で自分を飾らない人。
常に何かに怯え、被害妄想と自己嫌悪が強いタイプ。
誤解される事を嫌い、疑問を晴らさずにはいられない。
しかし、守るべき者の為なら爆発的な力を発揮する。

時神 終…『カーディガンズ』
↓(性格診断)
感情的で共感し易く、傷つき易く情愛深い人。
ただ協調性が乏しく、人を切り捨てる事も多い。
繊細で神経質で、真実を知りたがり疑り深い。
何事にも無駄を感じ孤独を好み、よく考え事をする。

斬咲 ダイヤ…『カーペンターズ』
↓(性格診断)
一見おしゃべりで明るく陽気だが、油断しない人。
建設的で人々の中心にいたがり、野心が強く豪胆。
大胆で即決する反面、警戒心が強く人を支配したがる。
衝動的で怒りに身を任す事も多く、人に恐れられる。

桜田 連、羽毛麗華…『クイック・シルバー』
↓(性格診断)
明るく柔軟性に富むが感情的で好き嫌いが強い人。
怒りっぽく、細かい事を気にする一面もある。
親切で情にもろく、人と打ち解けやすい反面
情に任せて感情的になる事が多い。

上条 瞬…『ザ・ジョイキラー』
↓(性格診断)
明るく快活でユーモアがあり、話し上手な人。
一見陽気なお調子者だが、心に不安定な面がある。
率直だが自分を隠し、衝動的に行動し何でも試す。
人を困らせる事が多いものの、愛されるような人。

志倉 大和…『アダム・アント』
↓(性格診断)
こまめに動いて一見働き者、大人しく控えめな人。
緊張感が強く、疎外される事を恐れている。
神経質で几帳面、争いや葛藤を極度に避けるタイプ。
誠実だが細かく、穏やかで受容的で同情心に厚い。

細永美 鏡夜…『ワイルド・ハーツ』
↓(性格診断)
協調性があり打ち解け易いが、現実的でドライな人。
感情的で繊細かつ個性的。独自の美的感覚を持つ。
マイペースで飄々としてるが、実はさびしがり屋で
親愛な人達との時間を何より大切に思っている。

北橋 雪菜…『ナパーム・デス』
↓(性格診断)
人付き合いは上手くないが誠実で正直な人。
自分を飾らず、我慢強く静かで落ち着いている。
控えめで硬い感じで、何事も抑制する性格。
口数は少なめであまり無駄話はしない。

木鬼沢 徹…『ディープ・パープル』
↓(性格診断)
いい加減で面倒臭がるが、落ち着いて重厚な人。
鷹揚で屈託がなく、無神経に見えて自己主張が強い。
意地っ張りで天邪鬼。負けず嫌いで攻撃的な面もある。
強引で反骨心が強い為、技能や基礎能力が人より高い。

盛口 美味香…『ソニック・ユース』
↓(性格診断)
明るく軽快で庶民的、しっかり者で几帳面な人。
家庭的で人と一緒にいたがり、あけっぴろげで元気。
人懐っこくて義を重んじ、物事のけじめを大切にする。
感情的な事で咄嗟に動いてしまう事も多い。

私的には上条と斬咲と羽毛の性格が合っていて、逆に北橋や守崎が合っていないような気がします。

斬咲と北橋の話はもうしばらくお待ちください。

あの、八雲さんは……?

>>848

八雲の事すっかり忘れてました(汗

そんな八雲の結果は以下の通りです。

『レッド・ガーランド』
無口で落ち着いていて重量感があり鷹揚な人。
粘着的でじっくりと取り組み、冷静で隙を見せない。
辛抱強く質素を好み、慎重でコントロールが効く。
安定して孤独に強く、一人でいる事が多い。

斬咲の小話が出来たのであげておこうと思います。

今日の夜、北橋中心の小話もあげれたら良いな~っと思っています。

でも、ふたつのせてもスレが1000近くまでいかないのが難点ですね…。






斬咲ダイヤと言う男







平和な希望ヶ峰学園…才能ある高校生達が集まり、未来の希望の為に育む場所。

その場所に通う超高校級の手品師、斬咲ダイヤの物語…。



賑やかに教室でお喋りをしている生徒達…その教室の窓際で斬咲は手品道具の整理を終え、一息つく。

彼は同級生達と日常会話をするものの、互いに距離が開いている。

時神もあまり同級生達と馴れ合う事はないが、斬咲は時神とは違う、恐ろしい何かを秘めている雰囲気により、
周りの同級生達は彼と仲良くなろうとしないのだ。

それもそうかも知れない…何故なら彼は……。




『切り裂きジャック』なのだから。




外がオレンジ色に染まる夕方の時刻、誰もいない音楽室のステージに腰をかけている斬咲は、鳴り出した携帯を取り出し、
画面を見ると苦々しい表情になり、渋々といった感じで通話ボタンを押し、口を開く。

??『希望ヶ峰学園は満喫してるかな、ダイヤ』

斬咲「…何の用だよクソオヤジ…」

食えない笑みを浮かべている斬咲らしからぬ表情で言った電話の相手は彼の父親のようだ。

斬咲父『相変わらず親に対して随分な言い様だな』

斬咲「テメーなんぞはクソオヤジで十分だろぉ」

斬咲父『それよりダイヤ…まだ切り裂きジャックを再開する気はないのか』

斬咲「おいおいクソオヤジ…入学時に話しただろぉ?この学園には超高校級の探偵の才能や、超高校級の情報やの才能を持つ
生徒がいるって…下手に動けば正体を知られる恐れがあるって何度も言ったはずだがなぁ」

斬咲父『…つまりお前は卒業するまで殺人鬼を再開する気はないと?』

斬咲「なんなら永遠に再開させなくても良いけどなぁ」

斬咲父『…随分と親不孝な事を言い出すんだな』

斬咲「殺人鬼の跡を継がせるような狂った親に言われたくねぇなぁ」

斬咲父『…とりあえず、お前がその学園から卒業したら切り裂きジャックを再開する事…学園生活をしている間だけは
見逃してやる』

斬咲「見逃してやるとかその上から目線が意味が分からねぇ。いい加減お前の狂った思考から開放させろよぉ…」

斬咲父『…やりたくないならそれで良い。あの女の身の安全は保証できないが…』

斬咲「…ふざけるなクソオヤジ。母さんは何も関係ないだろぉ…」

斬咲父『そうかもな…それがどうした?』

斬咲「…母さんに何かあったら俺はお前をぶっ殺してやる」

斬咲父『電話越しでも感じるその殺気…その感覚を忘れるな。卒業後が楽しみだ』

斬咲「…クソが。やれば良いんだろぉ」

斬咲父『ふふふ…やはりあの女は役に立つ。あの女がいるおかげでダイヤも聞き分けの良い息子に育った』

斬咲「…このクソオヤジ…母さんを何だと思ってるんだ」

斬咲父『利用しやすいバカな女…と言った所かな』

斬咲「…お前とこれ以上話したくない…もう切るぜぇ」

斬咲父『それは残念…じゃあなダイヤ』

斬咲はイライラした様子で通話を切ると、チッと舌打ちする。

斬咲「母さん…どうやら俺はまだ呪縛から逃れられないようだ…だが、殺人鬼に成り果てようと、母さんの事だけは
俺が守ってやるからなぁ」

取り出した写真に写る優しげな笑みを浮かべた斬咲の母親…斬咲はその写真を切なげな表情で見つめ、胸に当てる。




…彼は気づいていなかった。

激情で周りが見えなくなっていた彼の話を、一人の男が聞いていた事に…。









癒境「殺人鬼?呪縛?それに、母親を人質にとる斬咲の父親……俺、とんでもない会話を聞いてしまったみたいだな……」










父親からの脅しの電話があってから数日…斬咲はある人物に疑念を抱いていた。

癒境「なぁ斬咲、良かったらその…息抜きに俺と娯楽室でビリヤードでもやらないか?」

斬咲「…しつこいなぁ…何なんだよお前はよぉ」

ここ数日、癒境が何かとお節介を焼きにくる事に斬咲は思わずため息をつく。

癒境と言う男は元々お人好しを絵に描いたような男だが、最近はそれを輪にかけている…いや、正しくは斬咲のみにだ。

斬咲(いったい何だっていうんだ…)

癒境「…今日も、ダメなのか?」

斬咲「……」

癒境「…俺自身、しつこいと思ってるし…無理なら諦める…」

斬咲「…仕方がねーなぁ」

癒境「え?」

斬咲「ビリヤード。今日は付き合ってやるよ」

癒境「!!…あぁ!!」

嬉しそうに笑う癒境に、斬咲はどことなくい心地の悪さを感じる。

自分と違って真っ直ぐで純粋な癒境を、心のどこかで羨ましいと感じていた事を、斬咲自身は気づかない。






癒境「強いんだな斬咲」

斬咲「癒境が弱っちいだけだろぉ?」

癒境「う…まぁ、あんまり得意ではないな」

斬咲「そんなんでよく俺を誘おうとしたなぁ」

癒境「んな事言われても…」

斬咲「さて、気が済んだならさっさと帰らせてもらうぜぇ」

癒境「あ…」

立ち去ろうとする斬咲に、癒境は何か言いたそうな表情だ。

それに気づいた斬咲は足を止め、振り返る。

斬咲「何か言いたそうだな癒境」

癒境「えっと……どうだった?少しは楽しめたか…?」

斬咲「………」

楽しめたか…というのはおそらく先程のビリヤード対決の事だろうと分かる。

斬咲はしばらく癒境の顔を見ながら黙り込んでいたが、不意に顔をそらし、嘲笑う様な笑みを浮かべる。

斬咲「まったくもってつまらなかったな。相手にならないし、時間の無駄としか思えないなぁ」

癒境「…っ!」

斬咲「これに懲りたら俺をしつこく誘うのは止めるべきだなぁ…じゃあなぁ」

そう言って斬咲は今度こそその場から立ち去る。

癒境「斬咲…」

羽毛「何アイツ。態度悪いわね」

北橋「まったくだわ」

癒境「羽毛、北橋。いつからそこに?」

羽毛「ついさっきよ。それより癒境、アンタはアイツ言いように言われて悔しくないの?」

北橋「誘った癒境に対して失礼過ぎるわよね」

癒境「いや、良いんだ。つまらない思いをさせた俺が悪いんだし…」

羽毛「ホントお人好しよねアンタは…」










斬咲ダイヤは嘘つきだ。

癒境のここ最近の誘いがしつこいと思ったのは事実。ビリヤードが相手にならない程弱いと思ったのも事実。

…だが、まったく楽しくなかったという事に対して、斬咲は嘘をついていた。

弱いけれど、心から自分とのビリヤードを楽しんでいる癒境を見て、斬咲は多少なりとも楽しさを感じていた。

コロコロと表情が変わる癒境を隣で見つめ、密かに斬咲は笑っていた。

斬咲「…ああまで言われたら、もう俺に遊びの誘いなんてしないだろうなぁ」

元より斬咲はああいうタイプは苦手だ。

これを機に自分に近づかなくなるかも知れない事に、斬咲は安心したのと同時に少し寂しさを感じてしまった事に
気づかぬフリをして、授業の準備を整えに行った。

翌日…。

癒境「斬咲、良かったら俺のマッサージを受けにこないか?」

斬咲「……」

斬咲は唖然としていた。

昨日あんな態度をとったにも関わらず、癒境は再び自分の元へ訪れた事に。

斬咲「…何でまた来たんだよぉ」

癒境「昨日の事だけで懲りたわけじゃないからな」

斬咲「…意外と図太い神経してんだなぁ」

癒境「それくらいじゃないと君とは交流できそうにないからな」

斬咲「はぁ…呆れたぜぇ」

そう言って斬咲はスタスタと歩き出す。

癒境「斬咲?どこに行くんだ?」

斬咲「お前の部屋だよ。してくれるんだろぉ?マッサージ」

癒境「…おう!」

眩しいくらいの笑顔を見せた癒境に、斬咲は思う。

斬咲(やっぱこいつは俺とは正反対の生き物だなぁ…)









さすがは超高校級のマッサージ師として希望ヶ峰学園にスカウトされただけはある。

的確にツボをついてきて、溜まった疲れが抜けていくように感じる。

やがて、斬咲はウトウトし始め、遂にはまぶたをゆっくり閉じて、夢の世界へと旅立つ。

穏やかな表情で眠る斬咲に、癒境は安心したように微笑んだ。

―ピンポーン

突如鳴ったインターホンに、癒境は斬咲をベッドに寝かせたまま扉を開ける。

そこにいたのは気難しい表情をした時神だった。

癒境「やあ。珍しいな。時神から俺の部屋に来るなんて」

時神「あぁ…」

時神はベッドの上で眠る斬咲を見て、さらに表情が険しくなる。

癒境「そんな顔するなよ。時神が斬咲の事あんまり好きじゃない事は知ってるけど…」

時神「…俺がお前を訪ねたのは他でもない、斬咲の事だ」

癒境「斬咲の事?」

時神「…人に構うのは良いが、相手を選ぶべきだと俺は思う」

癒境「どういう事だ?」

時神「…その男は危険だ。あまり深く首をツッこむと取り返しのつかない事になるかもしれんぞ」

癒境「…良いんだ。俺が好きでやってる事だからさ」

時神「……例えばの話だ。その男が実は世間を騒がせている殺人鬼だったら、お前はどうするつもりなんだ」

癒境「…それは、本当に例え話なのか?」

時神「何…?」

癒境「………」

時神「…まさかお前、知ってるのか?そいつの正体を」

癒境「………」

時神「無言は肯定と受け取るぞ」

癒境「………」

時神「だとしたら、お前はなぜあの男に必要以上に構う?」

癒境「…まだ斬咲がその殺人鬼だって証拠はないんだろ?」

時神「あったら既に奴はこの学園にはいない」

癒境「…斬咲はさ、確かに嘘はつくし、悪い事をたくさんしてきたかも知れないけど、俺らが思ってるより悪い奴じゃないの
かも知れない」

時神「お人よし特有のポジティブ思考だな」

癒境「…そうかもな。でも、俺はもっと斬咲の事について知りたい…せめて、この学園生活の間だけでも、彼が心から
休める場所を作ってやりたいんだ…学園生活が終わったら、俺から斬咲に自首するよう説得する」

時神「そんな簡単にいくものか…」

癒境「心配してくれたありがとうな。でも、俺は大丈夫だから」

時神「俺はお前の心配など一切していない」

時神ははぁ…っとため息をつくと、癒境の部屋のドアノブを握る。

時神「…もう良い。お前の好きにしろ」

癒境「そうさせてもらう」

そう言うと、時神は癒境の部屋から立ち去った。

癒境「さて、斬咲が起きた時の為にお茶と菓子を用意しに行くか」

そう言って癒境は斬咲が寝ている姿を確認した後、自分の部屋から出て飲み物と菓子の準備をしに行った。

パタンと扉が閉まる音が聞こえたのと同時に、斬咲はパチリと目を開ける。

斬咲「癒境の奴…まさか、あの時の会話を聞いていたのかぁ?そう思えばあの会話があった次の日からやたらと話をかけに来るよう
になったからなぁ」

斬咲ははぁ~っと深くため息をつく。

斬咲「…マジでお人好し過ぎるだろあいつはよぉ…」

殺人鬼である事を知りながらあんな風に話しかけてくる人間、そうそういないであろう。

彼の言葉を聞く限り、殺人鬼である事をこの学園にいる間は黙秘してくれそうだ。

斬咲「自首は母さんの身に危険が及ぶ可能性があるからなぁ……




そうだなぁ、この学園を卒業したら、癒境に正体がバレて取り押さえられたって設定にでもしておけばいいか」

斬咲はふふふっと笑い出す。

斬咲「あの希望ヶ峰学園卒業直後に豚箱行きなんて前代未聞だよなぁ。一気に有名人になっちまうぜ俺。他者から“やむえず”
バレて捕まったらさすがのクソオヤジも母さんには手をあげないだろう。あくまで俺が殺人鬼を辞めさせない為の抑制だからな。
豚箱に行っちまえばもう殺人鬼だってやらなくて済むしな…母さんが悲しむ姿を回避できないのが心残りだがな」




―さて、そうと決まれば残されたこの学園生活をめいいっぱいエンジョイしてやろうじゃねえかぁ…ククク…



リクエスト内容ではみんなが斬咲のほんとうの気持ちに気づくとありましたが全員は不可能だろうなぁ…と思い、我らが主人公の癒境に
フォローしてもらいました。

本編とはだいぶキャラが違う気がします…。

でも、斬咲の掘り下げ話を書けれて満足です!

できれば今日中に最後のリクである北橋の話も載せたいですが、絶対載せれるとは限らないので…その辺りは申し訳ないです。

スミマセン、北橋の話は今日中にあげられそうにないです。

本当に申し訳ありません。

早くこのスレを完結させて本編に入らないと誰も来なくなりそうですね…。

新スレ載せるの忘れてました(汗


新スレ↓

【進行は】オリジナルキャラでダンガンロンパ【安価】守崎「3スレ目」

【進行は】オリジナルキャラでダンガンロンパ【安価】守崎「3スレ目」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435411919/)


こちらで本編を更新していき、埋めネタあれば1000埋まるまでこちらを使用するつもりなのでよろしくお願いします。

現状維持

現状維持2

現状維持3

現状維持4

まだ全部書ききれてませんが、投稿していきます。

今回上条と羽毛の出番が多めです。

あいかわらずグダグダですが、やっていきますね!

では始めていきます!!

オリロンパキャラ達でハロウィンSS









10月31日…外国では秋の収穫祭、及び悪霊などを追い出す宗教とも言われる行事…今では子供達が
仮装して、色んな家からお菓子をもらう行事…すなわち、ハロウィンと呼ばれる日なのである。

日が落ち始め、空の色がオレンジ色に染まり始めた夕刻に、様々な衣装を着飾った高校生数名が、希望ヶ峰学園の門の
前に立っていた。

癒境「まさかこの場所でハロウィンに参加する事になるとは思わなかったな。しかも、俺達がお菓子を貰う側だなんて」

上条「お菓子を貰いに行くのは先輩たちからだっけ?なんだか凄くワクワクするな!!」

顔がついてるカボチャの帽子に、オレンジ色の服、そこに緑のマントをかけた癒境 颯太と、その
隣には狼の耳を付け、赤い首輪を首に巻き、茶色のファーが使われた毛皮のような服を着た上条。

どうやら二人はジャック・オ・ランタンと狼男に仮装しているようだ。

癒境「仮装までして、本格的だよなぁ…一通り全員が回り終わったら、学年全員でパーティもやるらしいんだよな?」

上条「おう!それも楽しみだ!!しかし颯太、お前の大事なアンテナが帽子で隠れちまってるな。もったいない」

癒境「いや、別に大事なわけじゃないんだが…」

上条「アイデンティティー?だっけ?それが消えちゃうんじゃないのか?」

癒境「アンテナをアイデンティティーにした覚えはないんだが…」

思わず苦笑いする癒境に、上条は気にする事なくハハハっと笑っている。

そんな二人を…正しくは癒境を見た幸川ははぁ…っと幸せそうなため息を吐く。

幸川「ジャック・オ・ランタンの衣装を着た癒境さん…可愛いですぅ」

北橋「幸川…あんた、そんなシーツ一枚の仮装って、やたらクオリティ低いわね」

幸川は北橋の言うとおり、体全体に大きなシーツを巻き、さらに真っ白な小さく顔のついたフードを被っているだけ。

…おそらくシーツお化けの類だろうか。

対象に北橋は黒い猫耳をつけ、ふんわりした黒のミニスカートに同じみの黒タイツ。上には胸の下まであるポンチョのような
ものを羽織り、後ろから尻尾がのぞいている、黒ネコの衣装だ。

幸川「私みたいなのはこんなしょぼい衣装で十分です…それと北橋さん、黒ネコの衣装、似合ってますよ」

北橋「ありがと」

八雲「随分とあざとい衣装ですね。それと、胸が隠れるようなものを羽織っているのは、貧乳を隠す為ですか?」

北橋「貧乳言うな!!てか、あざとい衣装って、アンタに言われたくないわよ!」

北橋を馬鹿にしたように笑みをこぼしながら言う八雲に対し、北橋は毛を逆立てたネコのように怒る。

八雲の衣装は黒い生地に赤のフリルがついたミニスカートドレス。その後ろには黒い羽がついており、いつも
後ろでお団子にして結ばれている髪が解かれ、その頭には赤い角のついたカチューシャをしている。

八雲は悪魔の格好をしているようで、なかなか様になっている。

八雲「ですが、盛口さんや岡本さんの方が凄いと思いますよ?ほら、見てくださいよ」

そう言って八雲が指差す方を見ると、小柄な体でありつつ、一番大きい胸をしている盛口はその豊満な胸を惜しげなく
谷間を見せて、足も編みタイツのストッキングで堂々と出している。頭には白いウサ耳のカチューシャをつけている所から、
盛口はバニーガールの姿のようだ。

ルンルンと踊っている盛口を見て笑っている岡本は、ピッチリとした青いタイツのような服に、申し訳程度の赤いスカートに、
肩には赤いマント、そしてマスクをつけている。
…おそらく、岡本の仮装はヒーローをモチーフにしているのだろう。

北橋「きょ、強烈…」

盛口と岡本の姿を見た北橋は、唖然とした表情で呟いた。

桜田「ふふふ、いいよね~仮装!!特に女の子の仮装がイイね!!盛口さんはエロいし、八雲さんは妖艶で美しいし!」

木鬼沢「……(コクコク)」

桜田「岡本さんの衣装が残念なのがな~。もっと可愛い衣装着てくれればギャップがあって良いのに」

木鬼沢「…可愛く着飾るタイプじゃ、ないからな…」

仮装した女子をニヤニヤした表情で見ている桜田は、緑の帽子に、ギザギザな緑の上着と茶色の短パン…ピーターパンの
ような格好をしている。
対する木鬼沢は、頭にネジのようなものが刺さっているように見え、薄汚れたような白衣を着て、顔はツギハギのような
メイクが施されている。
木鬼沢の仮装はフランケンシュタインのようだ。

守崎「みんなの衣装、凄いですね」

羽毛「ホント、凄いわね…」

マリア「シスター服以外の物を着るよう言われましたが…この衣装は恥ずかしいです…///」

守崎は黒のトンガリ帽子に黒のロングドレス、所々に赤いリボンがついた魔女の姿。ちゃっかりホウキも手にしている。

羽毛は白のブラウスに赤いスカートをなびかせ、赤い頭巾を被っている所から、赤ずきんの姿である事が分かる。

マリアはいつもの修道服ではなく、純白のロングスカートに肩を出したスタイル。袖の部分はスケルトンになっており、
後ろに白い羽、頭に黄色の輪っかをつけた、天使の姿だった。

守崎「マリアさん、とても可愛いですよ。本物の天使だと言われても納得できちゃうくらいです」

マリア「も、守崎様っ、そんな事…は、恥ずかしいです…///」

羽毛「マリアさんのこんな可愛い姿、男が放っておかないわね…アタシが守ってあげないと」

マリア「羽毛様まで…!」

顔を赤くし、焦っているマリアに、守崎がふふふっと笑みを浮かべる。

そんな守崎を、幸川同様にはぁっと幸せそうなため息を吐く細永美が見つめていた。

細永美「守崎さん…魔女の格好、なんて美しいんだ…!!あの姿をぜひガラス細工で表現したい…!!」

志倉「…はぁ、何故俺までこんなくだらないイベントに参加しなければならないんだ…」

御札を付けた中華風の帽子を被り、黒のチャイナ服を着たキョンシー姿の細永美。

黒のベストにスラックスを履き、内側は赤色の、外側は黒の長いマントを羽織り、作り物の牙を見せ、志倉は
ため息をつく。

ノリ気ではないが、学園長がせっかく開催してくれたイベントを無視するわけにはいかず、渋々ながらも参加している。

斬咲「いやぁ~ホントに凄いねぇ。こういうイベントを全力でやるのもたまには良いかも知れねぇなぁ」

時神「……」

斬咲「ほぉ~。時神はまたシンプルな仮装じゃあねえかぁ」

時神の仮装は真っ黒なフード付きのマントを羽織り、作り物の大きな釜を持っている…死神の格好のようだ。

時神「…貴様は何故そんな格好を選んだんだ」

斬咲「なんたって俺は超高校級の手品師だからなぁ」

時神の指摘に斬咲はくつくつと笑う。

…斬咲は普段目の下にペイントをしているが、普段以上にフェイスペイントを施し、縞々模様の帽子と服を着ている。

…そう、それはサーカスでよく見るピエロの格好だった。

全員の仮装を見合った所で、彼らは学園内に入り、お菓子を貰いに足を進めるのだった。









苗木「あ、癒境くん、上条くんいらっしゃい」

癒境「苗木先輩、こんばんわ」

上条「そして、トリック・オア・トリート!!」

苗木「ふふ、元気がいいね。はい、二人の分のお菓子だよ」

癒境・上条「ありがとうございます!!」

苗木「二人共、似合ってるよ」

癒境「そ、そうですか?ちょっと恥ずかしいですけど」

上条「ありがとうございます!!まだ始まったばっかですけど、楽しいっス!!」

苗木「みんな色んなところにいるから探すの大変だよね。僕が最初なんでしょ?頑張ってね」

上条「あざーっす!!」

癒境「はい!」

ハロウィンのお菓子巡りは順調に進んでいった。

山田「ママ、天使は本当に存在しておりました…!!」

マリア「あ、あの…」

山田「お、お写真撮ってもよろしいですかな!?」

マリア「ふぇ…」

羽毛「はい、山田先輩トリックorトリック!!」(ゲシッ

山田「いてっ!!いや、羽毛麗華殿、それではイタズラしか選択肢がない…」

守崎「あ、あはは…」




時神「…トリックorトリート」

霧切「あら、時神くん…はい、貴方の分」

時神「ありがとうございます…」

霧切「ふふっ。それ、死神の格好よね?素敵よ」

時神「霧切さんにそう言われるなら…着てよかったと思います」

霧切「そう…ところで」

時神「?」

霧切「後ろの貴方、ニヤニヤしてないでお決まりのセリフを言ってお菓子を貰いなさい」

斬咲(ニヤニヤ)

時神「…とりあえずアイツは後で殴る」







癒境「だいぶ周れたな」

上条「ああ!そろそろ他の奴らも周り終わる頃だろうな!!」

癒境「ちょっとほかの人の様子見てくるか」

上条「そうか。じゃあオレはここで待ってるな」

癒境「分かった。じゃあ行ってくるな!!」

上条「おう!!」

癒境の姿を見送り、上条は自分の身なりを整える。

羽毛「あら?そこにいるのは…上条?」

上条「お?…羽毛じゃねーか!」

すると、たまたま近くにいた羽毛が上条を見つけ、声をかける。

声に反応した上条をニカッと笑い、羽毛を手招きした。

上条「オレと颯太はもう周り終わったが、羽毛はどうだ?」

羽毛「アタシとマリアちゃん、守崎さんも終わったわよ。マリアちゃんは山田先輩や花村先輩に絡まれて大変だった
けどね」

上条「門の前で見たけど、マリアの天使の衣装、似合ってて可愛かったもんな。守崎の魔女も良かったし」

羽毛「…な、なによ。アタシは似合ってないとでも言うつもりなの?」

上条「そんな事ねーって。羽毛も似合ってるぞ」

羽毛「二人の後付けで言うなんて信用ならないわね!」

上条「厳しいな~」

羽毛(…アタシの馬鹿…。上条は嘘を言うような性格じゃないって分かってるのに…)

好きな人に対し、キツくあたってしまう事に、羽毛は嫌悪感を感じ、ため息をつく。

そんな中、「あっ」と上条から気の抜けるような声が聞こえる。

上条「…そういえば、羽毛のその格好って、いわゆる赤ずきんってやつだよな?」

羽毛「い、今更何言ってんのよ」

上条「そんで、オレは狼男…狼なんだよな」

羽毛「だから、それがどうしたって……っ!?」

―ドンッ

訳がわからないように羽毛が聞き返そうとすると、突然上条は羽毛を壁側に追い詰め、音をたてて壁に手をつく。

上条との距離が縮まり、羽毛はたまらず顔を真っ赤に染める。

羽毛「か、上条…?」

上条「…羽毛、オレは狼なんだぜ?そんなオレの前に…」




上条「美味しそうな赤ずきんがいるんだから、食べちまうのが、自然ってもんだろ?」

羽毛「…っ!!」

上条の顔が接近し、羽毛は更に顔を赤く染め、ギュッと目を瞑る。

羽毛が少し震えながらこの後上条が何をするのか微かな期待を感じながら待っていると…。

上条「…おばあちゃんの家で待ち伏せして、赤ずきんと対面した狼ってこんな感じなんだろうな!!そう思うだろ
羽毛!?」

そう言いながら羽毛からあったり離れ、愉快そうに上条は大笑いしている。

羽毛「……」

変な期待をし、あっさりとそれを裏切り、呑気に笑う上条を見て、羽毛は先程とは別の意味でカッと赤くなり、右手を振りかぶると
上条の頭を思いっきり殴った。

上条「いったーー!?」

羽毛「…上条なんて知らない!!」

上条「え?おい、羽毛!?」

ズカズカと足音を立てながら去っていく羽毛に、頭を抑えながら上条は不思議そうにその後ろ姿を見つめていた。




羽毛「…いきなり壁ドンしてきて、顔をあんなに近づけてきておいて…結局あんなオチ!?何なのよアイツ!!」

怒りで声を荒らげていると、後ろから「あの…」と怯えたように声をかける者がいた。

それに気づいた羽毛が振り向くと、キョンシー姿の細永美がいた。

羽毛「細永美…」

細永美「あの…その…」

羽毛「何よ」

細永美「…ごめん、実はさ…僕、さっきの羽毛さんと上条くんのやりとり…見ちゃったんだ」

羽毛「……」

細永美「なんて声をかければ良いか分からないけど…」

細永美は同情の視線を向けながらボソボソと言う。

細永美「同じ片思い同士…愚痴でもなんでも聞くよ?」

羽毛「…そうさせてもらうわ」

羽毛は泣きそうな声で、そう言った。






そんなちょっとしたトラブルがあったものの、お菓子を貰い終えた癒境達は、その後行われたパーティにも参加し、夜時間になるまで全ての学年を
通して、賑やかに過ごしたのだった。




上条「…て、事があってさ…何で羽毛はあんなに怒ったんだろうな?」

癒境「…瞬、明日羽毛の好きそうな物やるから、それ持って全力で謝ってこいよ?」

上条「そうだな。羽毛と話せなくなるのは嫌だしな。分かった」

癒境(羽毛…心の底から同情するよ…)






上条「赤ずきんの羽毛、本当に可愛いと思ってたんだけどな~」





―happy Halloween!!

ハロウィンSS、これにて終幕!!

上条と羽毛のエセ恋愛シーン入れて見ましたが、そんなもの求めてない人には申し訳ありませんでした。

書きたかったんです…本編では永遠に叶わないから…(暗いよ

もし見てくださっている人がいたら感謝感激です!!

本編を進めつつ、また何か小話思い浮かんだらここで書かせていただくので、今後もよろしくお願いします!!

現状維持

現状維持2

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