穂乃果「絵里ちゃんVS雪穂」 (169)

絵里「…」ゴゴゴゴゴゴゴ

雪穂「…」ゴゴゴゴゴゴゴ

穂乃果「あわわわわわわわ…」オロオロ

穂乃果「お、落ち着いて2人とも!争いは何も産まないんだy…」

ゆきえり「うるさい!!」ウガー!!

穂乃果「」

雪穂「絵里さんとは…近いうちに決着つけなきゃって思ってたんですよね」フフフフ

絵里「あら、奇遇ね。私もよ?」ウフフフ

穂乃果「…」

穂乃果(ど、どうしたらいいの…)





不定期更新、ゆきほのえりです
お付き合いいただける方はよろしくお願いします

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ゆきえり「…」バチバチバチバチ

穂乃果(えー…なんでこんなことに…)

雪穂「まあ…今日のアレが引き金になったのは間違いないですね」

絵里「そうね。アレさえなければあと2日は仲のいいフリを続けられたのにね…」

穂乃果「短っ!結局すぐ揉めるんじゃん!!」ガビーン

穂乃果「てかアレって何!?なんかしたっけ!?」


-アレ-

雪穂「お姉ちゃーん!マンガかしてー!」

穂乃果「いいよー!」

雪穂「あ、絵里さん。こんにちは!」ニコッ

絵里「こんにちは!お邪魔してます」ニコッ

雪穂「…」

雪穂「えっと…4巻…4巻…あれ?」

絵里「ん?4巻?」

雪穂「はい」

絵里「ごめんなさい…私が今読んでるのよ」

雪穂「…」

雪穂「…は?」

--



穂乃果「ちっさ!」ガビーン

穂乃果「え?何!?アレが原因なの!?」

雪穂「いやいや…そんなわけないでしょ?」

絵里「うん。むしろその先ね…」

穂乃果「先…?」

雪穂「お姉ちゃんがトイレに行ってからなんだけど…」


-続き-

絵里「はい。遅くなってごめんなさい」

雪穂「いえいえ!先に読んでたのは絵里さんですから…」

絵里「…そうだ!雪穂ちゃんもこのマンガ好きなんでしょ?」

絵里「この後、誰が主人公と結ばれると思う?」ワクワク

雪穂「!!」

雪穂「そりゃもちろん妹のナツホちゃんですね!あのお姉ちゃんに対する一途な想い…結ばれないわけが無いです!」

雪穂「他の人なんてあり得ないですよ!特にあのお姉さんぶってるクォーターのエミとかいう女!!」

雪穂「ああいう人が一番ダメなんですよ!絶対あり得ないです!!」

絵里「…」

絵里「…は?」

絵里「ご、ごめんなさい…その…具体的にどの辺りがダメなのかしら?」

雪穂「まずですね、お姉ちゃんのお姉ちゃんポジっていう設定が意味不明です」

雪穂「主人公のたまに見せるお姉ちゃんらしさにキュンってくるのにそれを台無しにしています」

絵里「で、でもナツホちゃんて実妹よね…?普通に考えたら結ばれるわけないんじゃないかしら」ニコッ

雪穂「いやいや古いですよ…今は妹とくっつくなんて珍しくもなんとも無いですし」

雪穂「むしろそっちの方が需要ありますよ。絶対」

絵里「で、でもね、エミちゃんだって頑張ってるじゃない?」

絵里「本当は誰かに甘えたいのに環境とか性格が邪魔してつい維持を張っちゃうのよ…」

絵里「でも主人公はそれを見抜いてて、たまには本当の家族みたいに甘えてもいいんだよ…って!きゃー!!」

絵里「その点ナツホちゃんはよくいる妹キャラって感じでただ可愛いだけ…みたいな」

雪穂「…」

絵里「…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

--



穂乃果「結局小さいよ!そんなことでもめてたの!?」

雪穂「だ、だって…」チラッ

穂乃果「?」

穂乃果「どうしたの?」

雪穂「…なんでもない。バカお姉ちゃん」

穂乃果「ば、バカ!?」

雪穂「べー!」

穂乃果「な、何をー!バカって言った方がバカなんだぞー!!」ウガー

絵里「…」

穂乃果「絵里ちゃんもなんとか言ってよー!」

絵里「…」

絵里「穂乃果が悪い」

穂乃果「」

穂乃果「うぅ…2人して私を虐める…」ズーン

雪穂「…」

絵里「…」

穂乃果「と、とにかく!」

穂乃果「そんな事で揉めるなら今後一切マンガは貸しませんっ!」プンプン

雪穂「…」

雪穂「別にいいよ?自分で買うから」

穂乃果「ぐぬぬ生意気に…」

絵里「…」

絵里「ところで…さ」

穂乃果「?」

絵里「穂乃果はこのマンガ、誰と結ばれると思う?」

穂乃果「え」

雪穂「確かに…ちょっと聞いてみたいかも」

穂乃果「え…ええっ!?」

雪穂「やっぱりナツホちゃん?」グイッ

絵里「エミちゃんよね」グイグイッ

穂乃果「」

ゆきえり「どっち!?」

穂乃果「え…わ、私は…」

ゆきえり「…」

穂乃果「…」

穂乃果「ふ、2人とも好きだから選べない…かな」エヘヘ

雪穂「…」

絵里「…」

ゆきえり「いや二股はダメでしょ…」

穂乃果「そういう意味じゃないよ!!」

穂乃果「多分だけど、この主人公はみんなのことを平等に大好きだと思うんだよ」

穂乃果「その2人だけじゃなくて、幼馴染とか…後輩とかも」

穂乃果「だからきっと…誰も選ばないし、選べないんじゃないかな?」

雪穂「…」

絵里「…」

穂乃果「どう?」

雪穂「…」

絵里「…」

雪穂「いや、恋ってそんな甘っちょろいもんじゃないから」

絵里「その通り」

穂乃果「」

雪穂「あーもう!お姉ちゃんに聞いた私がバカだったよ…」

穂乃果「そんな…」ガクッ

雪穂「…」

雪穂「まあでも…お姉ちゃんらしい、かな」

穂乃果「?」

雪穂「なんでもない」

雪穂「じゃ、私は宿題があるから部屋に戻るけど…」

雪穂「2人っきりだからって変なことしないでよね?」ジー

穂乃果「し、しないよ!////ね?絵里ちゃん?」

絵里「…」ゴクリ

穂乃果「絵里ちゃん!?」

すみません…今回は終わります

短めで終わるかとは思いますが、最後までお付き合いいただけたら幸いです

それでは!

絵里「…なんちゃって。冗談よ」ナデナデ

穂乃果「も、もう…びっくりした…」////

絵里「ふふっ。ごめんごめん」ナデナデ

穂乃果「♪」

雪穂「…」

雪穂「…っ!」ギリッ

穂乃果「?」

雪穂「やっぱり変なことされちゃえ!バカお姉ちゃん!!」バタンッ!!

穂乃果「うぇっ!?ゆ、雪穂!?」ビクッ

絵里「あっ…」


・・・


雪穂「…」

雪穂「…」

雪穂「やっちゃった…」ズーン

雪穂「で、でも絵里さんも絵里さんだよ!」

雪穂「毎日毎日遊びに来て…お姉ちゃんとイチャコライチャコラ…」

雪穂「しかもエミちゃん推しだし…」

雪穂「…」

雪穂「付き合ってるわけじゃないみたいだけど…このままじゃ…」


~~~~~~
~~~~~~

穂乃果「雪穂…大事な話があるの」

雪穂「ん?なに?」

穂乃果「実は私…赤ちゃんができちゃたみたい」

雪穂「」

穂乃果「だから絵里ちゃんと幸せになるね」エヘヘ

雪穂「そ、そんな…!!」

穂乃果「でね、お母さん達に怒られちゃって…もうウチには居れないの…」

雪穂「えっ!?」

穂乃果「サヨナラ雪穂…大好きだよ…」

雪穂「お、お姉ちゃーん!!」

~~~~~~
~~~~~~


雪穂「なんてことに…」ガタガタ

雪穂「それだけは阻止しないとだよね…」

雪穂「…」

雪穂(こうなったら…)


・・・


穂乃果「でも意外だよ~」

絵里「?」

穂乃果「絵里ちゃんが漫画を読むってのもそうだけど…あんなにムキになるなんて」ニヤニヤ

絵里「うっ…」

穂乃果「雪穂はまだ中学生なんだよ?大人気ないなぁ」クスクス

絵里「だ、だって…」

穂乃果「だって?」

絵里「…」

絵里「私にも…譲れないものが…」チラッ

穂乃果「?」

絵里「な、なんでもない!」////

穂乃果「???」

絵里「でも…確かに大人気なかったわよね」シュン

穂乃果「…」

穂乃果「まあ雪穂もそんなに気にしてるわけじゃなさそうだし…」

穂乃果「私としては絵里ちゃんの新たな一面を見れて大満足…かな」エヘヘ

絵里「…ばか」////

穂乃果「はいはい。どうせ私はバカですよーだ」ギュッ

絵里「わっ!!」////

穂乃果「えへへへ~」

絵里「…////」ナデナデ

穂乃果「♪」

絵里「…」ゴクリ

絵里「ねぇ、穂乃果」

穂乃果「?」

絵里「私が毎日遊びに来てる理由…わかる?」

穂乃果「理由?すっごく暇だから…とか?」

絵里「…そんなわけないでしょ。毎日忙しいわよ」ジー

穂乃果「えー!じゃあなんで?」

絵里「…」

絵里「それは…ね」ギュッ

穂乃果「?」

絵里「…」

絵里「…」

絵里「わ、私は…穂乃果のことが…」






雪穂「絵里さーん!!」バタンッ!!

絵里「うひぁぁぁっ!?」ビクッ

穂乃果「うわっ!?」ビクッ

穂乃果「び、ビックリしたぁ…どうしたの?」

雪穂「お姉ちゃんには関係ない!絵里さんに用があるの!」

穂乃果「えー…」シュン

雪穂「絵里さん!!」ガシッ

絵里「は、はいっ!?」

雪穂「携帯電話の番号…教えてくださいっ!!」

絵里「…」

穂乃果「…」

雪穂「…」

絵里「…えっ?」


・・・


ピロリン

絵里「…こ、これでいいの?」

雪穂「はいっ!ありがとうございます!」

雪穂「じゃあまた連絡します!それでは!!」ガチャッ


バタンッ!!


絵里「???」

絵里「いきなりどうしたのかしら…」

穂乃果「…」

穂乃果(雪穂…まさか…)

・・・


雪穂「よし…第一関門突破!」

雪穂「これでいつでも絵里さんがどこにいるか確認できる…」フフフ

雪穂「お姉ちゃんは…私が守るんだ…」


・・・


絵里「それじゃ…お邪魔しました」

穂乃果「あ、うん…ばいばい」ニコッ

絵里「…」

絵里「あの…さ」

穂乃果「ん?」

絵里「あ、明日も…会ってくれる?////」モジモジ

穂乃果「!!」パァァァァ

穂乃果「もちろん!こちらこそだよっ!!」ダキッ

絵里「わっ/////」

穂乃果「!!」

穂乃果「あっ…ご、ごめん」スッ

絵里「?」

穂乃果「また明日…ね?雪穂も喜ぶだろうし」エヘヘ

絵里「う、うん」

絵里(なんか変ね。どうしちゃったのかしら…)

穂乃果「…」


・・・


テクテクテクテク

絵里「…はぁ」

絵里「結局、今日も言えなかったわ」トホホ

絵里「ヘタレなのは自覚してるけど…このままじゃダメよねぇ」ズーン

絵里「…」

絵里「それにしても雪穂ちゃんはナツホちゃん推しかぁ…」

絵里「確かにそっくりよね。お姉ちゃん好き好き!だけどツンツン!って感じが特に……ん!?」

絵里「ま、まさか…ね」

今回は終わります
ありがとうございました!

・・・


絵里「ただいま~」

亜里沙「おかえり…お姉ちゃん」フラフラ

絵里「!?」

絵里「亜里沙…もしかして体調悪かったりする?」

亜里沙「ううん。ちょっと寝不足なだけ…」フラフラ

絵里「な、なんでこんな時期に?」

亜里沙「いろいろ…あるんだよ…」フラフラ

絵里「…」

絵里「よし!決めた!」

亜里沙「?」

絵里「今日は私と一緒に寝ましょう!」

亜里沙「えっ!?そ、それは…」オロオロ

絵里「…嫌なの?」シュン

亜里沙「嫌じゃないよ!嬉しい!すっごく!!」ギュッ

亜里沙「で、でもね…ちょっと今日は頑張らなきゃいけないというか…」オロオロ

絵里「…だーめ。それで体調崩しちゃったらどうするの!」

絵里「いいから今日はお姉ちゃんと寝る!わかった?」

亜里沙「…」

亜里沙「間に合わなかったら…お姉ちゃんのせいだよ?」ギュッ

絵里「はいはい」ナデナデ

亜里沙「えへへ~」

絵里(宿題でも溜まってるのかしら…まったく)ヤレヤレ

・・・


亜里沙「おやすみ~お姉ちゃん」ギュー

絵里「うん。おやすみ」

亜里沙「…」

絵里「…」

亜里沙「…すぅ…すぅ」Zzz

絵里「早っ!……よっぽど疲れてたのね」ナデナデ

亜里沙「えへ…へ…」

絵里「…」

絵里「ふふっ…かわいい」ニヘラ

絵里(穂乃果とはまた違った可愛さで…まあ妹だからかわいいのは当たり前だけど)エヘヘ

絵里「…」

絵里(妹と言えば…雪穂ちゃん)

絵里(私と決着つけるって言ってたわよね…)

絵里(売り言葉に買い言葉でなんとなく返事しちゃったけど…)

絵里(あれって…やっぱり…)

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-翌日-


テクテクテクテク

絵里(今日こそは…今日こそは頑張れ私!!)フンス

絵里(カツサンドも食べたしラッキカラーの物も持ってきたし勝負ゴニョゴニョも…だし)

絵里(よし!行くわy)


プルルルル


絵里「!!」ビクッ

絵里「えっ!?ゆ、雪穂ちゃん?」ガチャッ

絵里「…もしもし?」

雪穂『こんにちは!雪穂です。いきなりすみません…』

絵里「う、ううん!気にしないで!…どうしたの?」

雪穂『はい…今日は何時頃にいらっしゃるのかなぁ…って』

絵里「今日?そろそろお邪魔しようかと思ってたんだけど…もしかして都合悪かったりする?」

雪穂『いえ!そんな事は…ただ…』

絵里「?」

雪穂『少し絵里さんとお話がしたいなぁ…と』

絵里「話?私と?」

雪穂『はい。ちょっとお姉ちゃんには聞かれたくないので…できれば外で』

絵里「…」

絵里「…わかった。じゃあ駅前のカフェに集合でいいかしら」

雪穂『はい。すぐ行きます。それでは』ガチャッ

絵里「…」

・・・


雪穂「すみません!お待たせしました!!」タタタッ

絵里「ううん。私も今来たところだから気にしないで」

絵里「とりあえずコーヒーでもどう?お姉さんが奢っちゃうわよ?」

雪穂「そ、そんな!申し訳ないです…」

絵里「遠慮なんてしないの。すみませーん!」


・・・


雪穂「…」ゴクッ

雪穂(に、苦い!砂糖とかミルクってどこで貰えるんだろう…)

雪穂(って、かっこ悪い!ここは我慢我慢…)プルプル

絵里「…」

絵里「それで…話って?」

雪穂「…」

すみません!短いですが今回は終わります

ここまで短いものをトントンと…申し訳ないです
明日か明後日には長めにできるかと思います…

それでは、ありがとうございました!

雪穂「今日はいきなりすみませんでした…」

雪穂「でも…どうしてもはっきりさせたくて…」

絵里「…うん」

雪穂「だから、単刀直入に聞きます」


雪穂「絵里さんって…好きな人、いますか?」


絵里「」

雪穂「…」

絵里「そ、それは…?」////

雪穂「?」

雪穂「……あっ!!」ハッ

雪穂「ちちちち違いますよ!?そうじゃないんです!!////」アワアワ

絵里「えっ…あ、うん」////

雪穂「そうじゃなくて…だから…」


雪穂「…お姉ちゃんの事、どう思ってるのかな…と」

絵里「!!」ビクッ

雪穂「まあわかってはいるんですけど…一応、聞いておこうかと」

絵里「ぁ……え…っと…」////

絵里「わ、わたし…は…」

雪穂「…」

絵里「…」



絵里「…っ!!」ギュッ

絵里「私は…穂乃果が好き。大好き」

雪穂「…」

絵里「だからずっと…穂乃果の…恋人になりたいって…」////

雪穂「…」

雪穂「…なるほど」

雪穂「正直にありがとうございます」

絵里「/////」

雪穂「じゃ、ウチに行きましょうか」ニッコリ

絵里「!?」

絵里「ま、待って!」

雪穂「?」

絵里「あの…穂乃果には…」

雪穂「…」

雪穂「大丈夫ですよ。絶対言いません」ニコッ

絵里「…」ホッ

雪穂「…」

雪穂「お姉ちゃん、泣いて喜んじゃうだろうし」ボソッ

絵里「えっ?」

雪穂「なんでもありません!行きましょう!!」

絵里「あっ!ごめん!…あと一つ」

雪穂「…?」

絵里「雪穂ちゃんは…どうなの?」

雪穂「…」

絵里「雪穂ちゃんって…穂乃果のこと…」

雪穂「…」

雪穂「…自分でもどうかとは思ってるんですけどね」

絵里「えっ……」


雪穂「好きですよ。絵里さんが想っているよりずっと」


絵里「」

雪穂「だから私もはっきりさせておきます」

雪穂「私はお姉ちゃんを諦めないし、譲りません」

雪穂「どんな手を使っても…お姉ちゃんの恋人になります」

絵里「…」

雪穂「お互い、頑張りましょうね?」ニコッ

絵里「…ええ」




ゆきえり「…」ゴゴゴゴゴゴ

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


絵里「こんにちはー」


ダダダダダ!!


絵里「!?」ビクッ

穂乃果「いらっしゃい!絵里ちゃー…っ!!」

絵里「?」

雪穂「ただいまー」

穂乃果「え…あ、お、おかえり」エヘヘ

雪穂「ん?どうしたの?」

穂乃果「い、いや…2人が一緒なんて珍しいな~って」

ゆきえり「!!」

絵里(ま、まずい…)

雪穂(適当に誤魔化さないと…)

雪穂「じ、実は私の買い物に付き合ってもらってたんだよね!」アワアワ

穂乃果「…お買い物?」

絵里「そそそそそうなのよ!私なんかでよければ…って話になって!ねー!」アワアワ

雪穂「は…はいっ!」ニコニコ

穂乃果「…」

穂乃果「なのに何も買わなかったの?」ジー

ゆきえり「」

雪穂(お、お姉ちゃんのくせに鋭い…)

雪穂「いやー!あんまり気に入るのがなかったから早めに切り上げてきたんだー!」

絵里「そうそう!」

穂乃果「ふ~ん…」

ゆきえり「…」

穂乃果「まあ…いいけど」

ゆきえり「…」ホッ

穂乃果「…」シュン

絵里「?」

雪穂「それよりほら!部屋に行きましょうよ!」グイッ

絵里「あ、うん!お邪魔します」

穂乃果「…」

穂乃果(なんだろう…胸がモヤモヤするよ…)

・・・


穂乃果「…」

絵里「?」

絵里「どうしたの?元気無いじゃない」

穂乃果「あ、う、ううん!なんでもないよ?」ニコッ

絵里「…」

絵里「よし。じゃあこれでも食べて元気になってもらいましょうか!」

穂乃果「?」

絵里「ふふふ…実は…」ゴソゴソ

絵里「お土産にケーキを買ってきました!!」ジャーン

穂乃果「」

雪穂「!!」ハッ

雪穂(し、しまった!!バッグの中に隠して…)

雪穂(お姉ちゃんにケーキなんてあげたらっ!)チラッ

穂乃果「っ!」ダキッ

絵里「え…ちょ…」////

穂乃果「絵里ちゃん…大好き…大好きっ!!」ウルウル

絵里「」

雪穂「」

穂乃果「…」モギュー!!

雪穂「……はっ!!」ビクッ

雪穂「ちょ、ちょっと!離れなよ!!絵里さん苦しそうだよ!?」グイッグイッ

穂乃果「あっ…ご、ごめん…」

雪穂「まったく…お姉ちゃんはまったく!」プンプン

雪穂「そもそも絵里さんも物で釣ろうなん…あ、い、いやなんでも!」アワアワ

穂乃果「?」

雪穂「……ん?」

絵里「」

穂乃果「…」

雪穂「…」

穂乃果「…あ、あれっ!?絵里ちゃーん!?」ユサユサ

絵里「はっ!!」

ほのゆき「!!」ビクッ

絵里「…」

絵里「…ごめんなさい。とてもいい夢を見ていたみたい」キリッ

雪穂(知らんがな…)

穂乃果「ね、ねぇ…早速だけど食べてもいい?」ソワソワ

絵里「もちろん。そのために買ってきたんだもの」ナデナデ

穂乃果「わーい!じゃあフォークとか取ってくる!!」


ダダダダダダ


絵里「…」

雪穂「…」

雪穂「…ずるくないですか?」

絵里「いやほら…お邪魔するのに手ぶらってわけにもいかないし」エヘヘ

雪穂「むむむっ…」

ダダダダダダ


穂乃果「ただいまいただきます!」ハァハァ

絵里「ちょっ!?落ち着きなさい!!ケーキは逃げないわよ!!」

穂乃果「えへへ…ごめんごめん」

絵里「ったく…」ナデナデ

穂乃果「では改めて…」スッ

雪穂「…」ブスー

穂乃果「いただきまー…」パカッ



穂乃果「……えっ!?」

絵里「?」

絵里「どうしたの…あっ!!」


グチャァ…


絵里「」

雪穂(そっか…走ったりしたから中で…)

雪穂「あ、え、ええっと…」

絵里「…」

絵里「ご、ごめんなさい…」プルプル

ほのゆき「!?」

絵里「かわいい…ショートケーキだったんだけど…ね」アハハ

穂乃果「…」

絵里「ごめん…無理して食べなくても…」

穂乃果「…あむっ!!」パクッ

絵里「!!」

穂乃果「…おいひぃ!!」モフモフ

絵里「ほ、穂乃果…?」

穂乃果「…」ゴクン

穂乃果「はい、絵里ちゃんもあーん」ホレ

絵里「えっ!?」////

穂乃果「あーん!!」グイッ

絵里「あ、あーん…」パクッ

穂乃果「ね?美味しいでしょ?」ニコッ

絵里「もぐもぐ…////」コクン

穂乃果「私は花より団子派なので見た目は気にしないのです!」フンス

穂乃果「だから…ありがと!絵里ちゃん」エヘヘ

絵里「穂乃果…」キュン

雪穂「…」

穂乃果「…はい!雪穂も、あーん」

雪穂「!?」ビクッ

雪穂「え、いや…私は…」

穂乃果「いいから!あーん!!」グイッ

雪穂「…」パクッ

穂乃果「どう?美味しいでしょ?」エヘヘ

雪穂「…うん」////

穂乃果「じゃあ残りは私のってことで!!」パクパク

穂乃果「もぐ…もぐもぐ…」

穂乃果「ああ…しあわせぇ…」ウットリ

絵里「…」ジー

雪穂「…」ジー

絵里「…本当に美味しそうに食べるわよね」フフッ

雪穂「作った人にも見せてあげたいですよ」クスクス

穂乃果「~♪」モグモグ


・・・


穂乃果「ごちそうさまー!」

絵里「…」ナデナデ

穂乃果「?」

絵里「…気にしないで?」ナデナデ

穂乃果「う、うん…」

雪穂「…」

雪穂「って、クリームついてるよ?」

穂乃果「うぇっ!?雪穂取って~!!」

雪穂「はいはい…」フキフキ

穂乃果「えへへ…いつもごめんね~」

雪穂「そう思うんならしっかりしてよね…」ヤレヤレ

穂乃果「雪穂~お茶~」

雪穂「いきなり!?てか妹使い荒っ!!」

穂乃果「雪穂~」バタバタ

雪穂「…」

雪穂「…ちょっと待ってて」テクテク

穂乃果「うん!お姉ちゃんは文句言いつつもしっかり準備してくれる雪穂が大好きですよー!」エヘヘ

雪穂「うるさい!!」////

雪穂「…」

雪穂「…じゃあ、さ」

穂乃果「?」

雪穂「私が急にお姉ちゃんの言うこと聞かなくなったら…嫌いになる?」

穂乃果「…?」キョトン

穂乃果「そんなわけないでしょ?大好きだよ」

雪穂「…」

絵里「…」

雪穂「…そ、そう。ならいいんだけど」////

穂乃果「あ~!照れてる?照れてる?」ウシシ

雪穂「う、うるさい!////雑巾の絞り汁でお茶作るよ!?」ウガー

穂乃果「うっ…それは勘弁してください…」

雪穂「…」

雪穂「まあ、もうすでに何回かやってるけどね」フッ

穂乃果「!?」

雪穂「…仕方ない。今日は絵里さんとお姉ちゃんにちなんであっつあつのお茶で許してあげるか」

穂乃果「ふえっ!?」////

絵里「雪穂ちゃん!?」////

雪穂「…なにか?」ニコニコ

穂乃果「て、適温でお願いします…」エヘヘ

雪穂「嫌です」

穂乃果「そんなー!!」ウエーン

雪穂「…」

雪穂「…べー!だ!」


バタンッ!!


雪穂「…」

雪穂「バカお姉ちゃん…」

今回は終わります
長くやると言ったのに中途半端ですみません…

ありがとうございました!

穂乃果「…」

絵里「…」ソワソワ

絵里(どうしよう…なんか変に意識しちゃって)ソワソワ

穂乃果「…」

穂乃果「ねぇ、絵里ちゃん」

絵里「はいっ!」ビクッ

穂乃果「うおっ!?いい返事…」アハハ

絵里「ご、ごめん…どうしたの?」

穂乃果「あー…」

絵里「?」

穂乃果「もしも、もしもだよ?」

絵里「うん」



穂乃果「年下から告白されたら…どうする?」

絵里「」

絵里(え…それって…そういう事…よね?)

絵里(もしかしてケーキ!?ケーキがよかったの…?)

絵里(物で釣っちゃった…ごめん雪穂ちゃん…)

絵里(って!今はまずこの状況!!)チラッ

穂乃果「…」ジー

絵里(どどどどうしよう…心の準備が…)

穂乃果「ねぇ…どうなの?」グイッ

絵里「」

絵里(…ここまできてヘタレてる場合じゃないわよね)

絵里(穂乃果が頑張ってくれたんだもん…ここは年上として!)




絵里「と、歳なんて関係ないわ!」

絵里「愛の前に年齢なんて無意味なのよ!!」ドヤァ

絵里(決まった…)チラッ

穂乃果「…」

穂乃果「そう…なんだ」

絵里「!?」

絵里(あ、あれっ!?思ってたリアクションと違…)

穂乃果「絵里ちゃんって大人っぽいから年上が好きなのかと思ってたよー」アハハ

絵里「そ、そんなことないわよ?むしろ年下の方が…」チラッ

穂乃果「…?」

絵里「…」

絵里「だ、だから私は…」






雪穂「はいお茶お待たせー!!」ドーン!!

絵里「!!」ビクッ

絵里「ず、随分早いのね…」

雪穂「生まれた時からこの係なもんで」エヘヘ

絵里(それは言い過ぎでしょ…)

穂乃果「…」

雪穂「ん?どったのお姉ちゃん?」

穂乃果「!!」ビクッ

穂乃果「な、なんでもないよ…お茶ありがと!!」

雪穂「うん…」

絵里「…」

絵里「そ、そうだ!ちょっとお手洗い借りてもいいかしら?」

穂乃果「どうぞー」

絵里「じゃあちょっと失礼して…」スッ



ガチャッ

雪穂「…」

雪穂「…ねえお姉ちゃん」

穂乃果「?」

雪穂「絵里さんと…どんな話してたの?」

穂乃果「!!」ビクッ

穂乃果「なななななんのことかなぁ?」ダラダラ

雪穂「…汗すごいよ」

穂乃果「き、気のせいだよー!この部屋あっついなー!!」ダラダラ

雪穂「…」

雪穂「まあいいや。なんとなくは察してるし…」

穂乃果「えっ!?」

雪穂「私を誰だと思ってんの!お姉ちゃんの妹だよ?」フフン

穂乃果「」

雪穂(ま、鎌をかけただけですけど…)

穂乃果「…」

穂乃果「じゃあ聞くけど…」

雪穂「?」

穂乃果「雪穂は…年上って好き?」ウルウル

雪穂「」



雪穂(ななな何を言ってるのかねこのお姉ちゃんは!!)

雪穂(そりゃあ年上一筋だよ!大好きだよ!)

雪穂(で、でも今はそれ言うタイミングじゃないし…)

雪穂(はっ!もしかしてついに私の魅力に……いや絶対無いな)

雪穂(じゃあ何が…)チラッ

穂乃果「…」ウルウル

雪穂「」

雪穂(まさか絵里さん…)

雪穂(いや、そんな感じじゃなかった…)

雪穂(あーもう!考えがまとまらないっ!!)

雪穂(こうなったら誤魔化しつつ素直に…)

雪穂「…」

雪穂「好き…だよ?」

穂乃果「!!」

雪穂「やっぱり同年代とか年下って子供っぽいし…年上の安心感?みたいな」

雪穂「だから最低でも…2つは上じゃないと!」

穂乃果「そ、そうなんだ…」

雪穂「…」

穂乃果「?」

雪穂「…でもなんで急に?」

穂乃果「!!」

穂乃果「ななななんでもないよ!!」

雪穂「いや絶対なんでもなく無いでしょ…」ジー

穂乃果「あぅあぅ…」

雪穂「…」

雪穂「じゃあさ」

穂乃果「?」

雪穂「お姉ちゃんは…どっちが好き?」

穂乃果「…えっ!?」

雪穂「人に聞いといて自分が答えられないなんてないよねー?」ジー

穂乃果「うっ…」

雪穂「ねえ、どっち?」グイッ

穂乃果「え、ええっと…」

穂乃果「私は………」

雪穂「…」ゴクリ




ガチャッ

絵里「ごめん!遅くなっちゃった!」

ほのゆき「!!」ビクッ

絵里「ん?」

雪穂「…」ジー

絵里「…」

穂乃果「そ、そうだ!せっかくだからお茶菓子持ってくるよ!!」スッ

雪穂「えっ!?ケーキ食べたよね!?」

穂乃果「別腹別腹!せっかく雪穂が美味しいお茶を淹れてくれたんだもん!」

穂乃果「甘いものを食べつつお茶を飲む…幸せ~」ポワワワ

絵里「…また太るわよ」ジー

穂乃果「うっ…」

雪穂「…お母さんに言うよ?」ジー

穂乃果「はぅっ!?」

穂乃果「…善は急げダッシュ!!」ダダダダダダ

雪穂「あっ!ちょっ!?」


バタンッ!!


雪穂「行っちゃった…」

絵里「…」

雪穂「…」

雪穂「ところで…お姉ちゃんとどんな話をしたんですか?」ジー

絵里「!!」

絵里「ま、まあ…雪穂ちゃんには悪いけど一歩リードって感じかしらね!!」オロオロ

雪穂「…」

雪穂(大丈夫そうだな…)


・・・


穂乃果「…」


――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――

あまり進まなくてすみません…今回は終わります

ありがとうございました!

-夜-


雪穂(あの後、結局何があったでもなく絵里さんは帰っていった)

雪穂(帰り際のテンションから察するに…いろいろ上手くいかなかったみたい)

雪穂(まあ私としては助かったんだけど…)

雪穂(ただ、私には新たな問題が…)

穂乃果「…」ギュッ

雪穂「…」

雪穂(寝ようとしたら枕を持ったお姉ちゃんが部屋に入ってきたわけで)

雪穂(いやまさかなー…とは思ってたんだけど…これ、アレだよね)

穂乃果「ね、ねぇ雪穂…」

雪穂「…ん?」

穂乃果「一緒に…寝よ?」モジモジ

雪穂「」

穂乃果「だめ…かな?」ウルウル

雪穂「…」ハッ

雪穂「も、もー!お姉ちゃんは仕方ないなー!まったく!!」

雪穂(あああああああ!!)キュンキュン

穂乃果「へへ…おじゃましまーす」ガバッ

雪穂「ど、どうぞ…」

穂乃果「…ん?ベッド小さくなった?」

雪穂「私たちが大きくなったんでしょ」クスクス

穂乃果「それもそうか」クスクス

雪穂「…」

穂乃果「…」

雪穂「どうしたの?怖い夢でも見たの?」

穂乃果「まさか!私もう高2だよ!?それで眠れなくなるわけないでしょ!!」ウガー

雪穂「じゃあ…なんで急に?」

穂乃果「…」

穂乃果「そんな気分になった…じゃだめ?」エヘヘ

雪穂「ダメ」

穂乃果「即答!?」

雪穂「だってなんか変なんだもんお姉ちゃん…」

穂乃果「…」

雪穂(まあ嬉しいけどさ)

穂乃果「やっぱり…雪穂には隠せないのかな」エヘヘ

雪穂「…」

穂乃果「…」

穂乃果「ねえ、雪穂」

雪穂「?」





穂乃果「雪穂は私のこと…好き?」

雪穂「」

穂乃果「…」

雪穂「な、なに?改まって…」オロオロ

穂乃果「ごめん…でも聞いておきたくて」エヘヘ

雪穂「…」

雪穂「す、すすす好き…だよ?お姉ちゃんとは生まれた時から一緒なんだし」

雪穂「そ、その…時々、ホント時々…かっこいいな…って思う時もゴニョゴニョ…」

雪穂(うぅ…まさかこんな事を言うハメになるとは)////

穂乃果「雪穂…」ウルウル

穂乃果「えいっ!!」ギュッ

雪穂「!!」

雪穂「や、やめっ!!////てかなんでそんな事!?////」

穂乃果「…」

雪穂「?」

穂乃果「…」

穂乃果「…多分…雪穂に嫌われちゃうから…かな」

雪穂「えっ!?」

雪穂「私が…お姉ちゃんを…?」

穂乃果「…うん」

雪穂「…」

雪穂「そうだねぇ…『実は絵里ちゃんと付き合ってて雪穂のこと邪魔だと思ってましたー!てへっ!』」

雪穂「って言われたら嫌いになる…てかこの場で殺すけど…」

穂乃果「そんなことあるわけ…怖っ!!」ガビーン

雪穂「お姉ちゃんは…わ、私のこと大好きらしいし?」////

雪穂「わ、わわわ私も…だし?」////

雪穂「だから嫌いになんて…なるわけないっていうか…なんていうか」

雪穂(それに、そんな簡単に嫌いになれたら苦労なんてしてないっての…)

穂乃果「ゆ、雪穂…」ウルウル

穂乃果「ありがと…」ギュッ

雪穂「…うん」

雪穂(でも…私の好きとお姉ちゃんの好きは…全然違うんだよね)ハァ

穂乃果「…」

雪穂「…」

雪穂「さて、じゃあ聞かせてよ」

穂乃果「?」

雪穂「私に嫌われるかもしれなかったんでしょ?」ジー

穂乃果「あっ!!」

雪穂(忘れてたんかい…)

穂乃果「…」

穂乃果「じゃ、じゃあその前にもうひとつ」

雪穂「?」

穂乃果「…これからも、私と一緒にいてくれる?」

雪穂「…」

雪穂「そりゃあ…ね」

穂乃果「ホント?私のこと捨てたり虐めたりしない?」ウルウル

雪穂「な、なに言ってんの…?するわけないって!」

穂乃果「ずっとだよ?」

雪穂「当たり前でしょ!どうしたの?」

穂乃果「…」

穂乃果「…うん!じゃあもういいや!!」エヘヘ

雪穂「え!?何?…変なお姉ちゃん」

穂乃果「決めた!私は雪穂のこと、全力で応援する!!」フンス

雪穂「は、はい?」

穂乃果「だから…これからもよろしくね!」ニコッ

雪穂「えっ?あ…うん…」

雪穂(ホントになんなの…?)

すみません。短いですが今回は終わります

明日の当落発表を震えながら待ちます

それでは、ありがとうございました!

・・・


絵里「ただいま…」ズーン

亜里沙「おかえりー…今日もダメだったんだね…」

絵里「!?」

絵里「え、あ…ん!?な、なななんの話!?」オロオロ

亜里沙「…」

亜里沙「あ…ごめん!お姉ちゃんの友達の話だったっけ!」テヘッ

絵里「そそそそそうよ!私の友達!友達なの!!」

亜里沙「…」

亜里沙「それで…その友達は今日も?」

絵里「うん。結構気合い入れ…入ってたみたいなんだけど」シュン

亜里沙「…どんな感じだったの?」

絵里「えっと…ね」


カクカクシカジカ


亜里沙「なるほど…」

絵里「ホント…何が悪いのかしら…」ズーン

亜里沙「…」

亜里沙「でも…モタモタしてたら別の人に取られちゃうんじゃない?」

絵里「!!」ビクッ

亜里沙「すっごい近くにライバルがいるんでしょ?」

亜里沙「その人だって本気なんだろうし…気がついたらトキスデニオソシ…なんて」フッフッフ

絵里「」

亜里沙「だーかーら」モギュー

絵里「!?」ビクッ

亜里沙「頑張れ!お姉ちゃん!!」

絵里「亜里沙…」ウルウル

絵里「はっ!?わ、私じゃなくて友達の話だってば!!」

亜里沙「…」ジー

絵里「ななな何かしら?」オロオロ

亜里沙「…とまあそれは置いといて」

絵里「…」ホッ

亜里沙「亜里沙ね、今日、とってもチョーシが良かったんだ!!」キラキラ

絵里「調子…?」

亜里沙「うん!お姉ちゃんのおかげだよ」ニコニコ

絵里「一緒に寝たから…って事?」

亜里沙「そうそう!だから、今日も一緒に寝てほしいなぁ…」モジモジ

絵里「…」

亜里沙「ダメ?」ウルウル

絵里「…まったく。甘えん坊なんだから」ナデナデ

亜里沙「えへへ~」

絵里「…」キュン

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-翌日-


絵里「穂乃果ー!」

穂乃果「絵里ちゃん!おは…」ハッ

絵里「?」

穂乃果「お、おはよう」ニコッ

絵里「あ…うん…」

絵里(あれ?なんか違和感が…)


テクテクテクテク


穂乃果「あ、あの…さ」

絵里「?」

穂乃果「明日から……別々に登校しない?」

絵里「」

絵里「え…あ…」

絵里(そっか…海未とことりに無理言って代わってもらったんだけどな…)ジワッ

絵里「ごめん…迷惑…だったわよね」ウルウル

穂乃果「!!」

穂乃果「ち、違うよ!!そんなこと…!!」

絵里「じゃあ…どうして?」ウルウル

穂乃果「そ、それは…」

絵里「…?」

穂乃果「だって絵里ちゃん…私より雪穂と一緒の方がいいでしょ?」シュン

絵里「雪穂ちゃん!?」

穂乃果「うん…」

絵里(ど、どういうこと…?)

穂乃果「その方が…2人も喜んでくれるかなぁって」エヘヘ

絵里「???」

穂乃果「だから…さ」

絵里「…」

絵里「ね、ねぇ穂乃果?」

穂乃果「?」

絵里「何か…勘違いしてない?」

穂乃果「勘違い?」

絵里「うん。雪穂ちゃんは私と登校したいなんて思ってないわよ?」

穂乃果「そ、そんなことないよ!だって2人は…」

絵里「2人は…?」

穂乃果「…」

穂乃果「…っ!!」ジワッ

絵里「!?」ビクッ

絵里「ど、どうしたの急に…?」

穂乃果「…知らないっ!!絵里ちゃんのバカ!!」ダダダダダダ

絵里「あっ!?ちょ…穂乃果!?」

絵里「…」

絵里「ホント…なんなの…」

・・・


-昼-

キーンコーンカーンコーン

絵里「…ほ、ほのか~」

穂乃果「…」

絵里「よかったら一緒にお昼でも…」

穂乃果「…うん」

絵里(よしっ!)

絵里「じゃあ生徒会室で待ってるわね!」

穂乃果「…」


・・・


ガチャッ

穂乃果「絵里ちゃーん?」

絵里「いらっしゃい」エヘヘ

絵里「…」

穂乃果「…」

絵里「どうしたの?早くこっち来てよ」

穂乃果「…」

穂乃果「怒って…ないの?」

絵里「え?なんで?」

穂乃果「だって私…絵里ちゃんに酷いこと…」プルプル

絵里「…」

絵里「そりゃあ…ね」ゴゴゴゴゴゴ

穂乃果「ひっ!」

絵里「いきなりバカとか言われるし…置いてけぼりにされるし…」ゴゴゴゴゴゴ

穂乃果「あわわわわ」

絵里「だからこっち来なさいって…」ゴゴゴゴゴゴ

穂乃果「あ、ちょっと用事を…」

絵里「来なさい!!」ウガー

穂乃果「」

テクテク

穂乃果「…」ビクビク

絵里「…」

絵里「っ!!」ダキッ

穂乃果「えっ!?」

絵里「バカ穂乃果。寂しかったじゃない」

穂乃果「絵里ちゃん…」

絵里「私のこと…嫌いになっちゃった?」ギュッ

穂乃果「まさか!大好きだよ!!」

絵里「じゃあなんで…?」

穂乃果「そ、それは…」

絵里「…」

穂乃果「…っ」

穂乃果「今日も…ウチに来てもらってもいい?」

穂乃果「そこで全部…ね?」

絵里「…わかった」

すみません…例のごとくであまり進みませんが今回は終わりにします

ありがとうございました!

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-夕方、高坂家-


絵里「…」

穂乃果「…」

雪穂「…」

雪穂「えっ!?何この空気!!」ガビーン

絵里「こっちが聞きたいんだけど…」ジー

雪穂「私!?知りませんよ!何も!!」

絵里「で、でも…」チラッ

雪穂「?」チラッ

穂乃果「……」

ゆきえり「…」

穂乃果「あの…さ」

絵里「は、はいっ!!」ビクッ

穂乃果「2人は…その…私に黙ってること、ない?」

ゆきえり「!!」

雪穂「な、なななな…」

雪穂(絵里さん!?)ギロッ

絵里(私!?違う違う!!)オロオロ

雪穂(じゃあなんでこんな事に…)

絵里(こっちが聞きたいわよ!!)

雪穂(ええっ…)

絵里(と、とりあえずここは…)

絵里「べべべべ別に何もないけど?」オドオド

雪穂(下手!!)ガビーン

穂乃果「そう…」

ゆきえり「…」

穂乃果「やっぱり…私には教えてくれないんだ……」ウルウル

絵里「!!」ビクッ

雪穂「あ…いや…」

雪穂(だ、だって…)

絵里(言えるわけが…)

穂乃果「…」

穂乃果「…なんて。ホントは気づいてるよ」エヘヘ

ゆきえり「」

穂乃果「絵里ちゃんと雪穂…」







穂乃果「付き合ってるんでしょ?」

ゆきえり「…」

ゆきえり「…」

ゆきえり「…んんん!?」

穂乃果「だ、だからね…もう私に気を使わなくていいよ?」

穂乃果「これからは2人でゆっくr」

雪穂「いやいやいやいや!!」

絵里「何か変だと思ったらそういうこと!?」

穂乃果「……え?」

絵里「ないから!付き合って!!」

雪穂「そう!ないよ!!」

穂乃果「えっ!?で、でも一緒にお買い物とかして…」

絵里「誰とだって買い物くらいするでしょ!!」

穂乃果「さっきだって目で会話してたし…」

雪穂「それは否定しな…って無駄に鋭いな!!」

雪穂「でも違うから!私と絵里さんは付き合ってなんかない!」

穂乃果「…ホント?」ウルウル

雪穂「嘘なんてつかないって!メリットないもん!!」

絵里「そ、そうよ!穂乃果に気を使ってるわけじゃなくて…本当に私と雪穂ちゃんはそんな仲じゃないの」

穂乃果「…」

穂乃果「ホントに…ホント?」

絵里「うん。神に誓って」

穂乃果「…」

雪穂「…そもそもなんでそんな勘違いしたの!?」

穂乃果「そ、それは…」

穂乃果「…」

穂乃果「…」





穂乃果「…ぁぅ////」ドサッ

ゆきえり「!!」ビクッ

絵里「ほ、穂乃果!?」

雪穂「お姉ちゃーん!!」

・・・


穂乃果「う、うーん…」パチッ

絵里「…おはよ」

雪穂「急に倒れるからびっくりしちゃったよ…」

穂乃果「あ……わ、私…」プルプル

絵里「絵里ちゃんと雪穂…付き合ってるんでしょ?」キリッ

穂乃果「うっ…」/////

雪穂「まったく!どんな勘違いだって!」アハハハハ

絵里「ね!しかもそれで倒れちゃうなんて」クスクス

穂乃果「うぅ…////穴があったら入りたい…////」

雪穂「でもこれでお姉ちゃんがなんか変だった理由がわかったよ」クスクス

穂乃果「…」////

絵里「…ん?」

穂乃果「?」

絵里「そういえばなんで凹んでたの?私と雪穂ちゃんが…だったとしても穂乃果には関係無いんじゃない?」

雪穂「そりゃアレですよ。嫉妬ですよ嫉妬」

絵里「??」

雪穂「大好きな私が絵里さんに取られたと思って寂しかったんだよね?」ニコッ

穂乃果「っ…」////

絵里「なっ…!!」

絵里「い、いや…逆よね?私が雪穂ちゃんに取られちゃってモヤモヤしてたのよね?ね?」グイッ

雪穂「むむ…」

穂乃果「え、えっと…////」オロオロ

ゆきえり「どっち!?」グイグイ

穂乃果「」

穂乃果「ど、どっちかと言われると…」オロオロ

絵里「…」ドキドキ

雪穂「…」ドキドキ

穂乃果「どっちか…」

穂乃果「…」

絵里「…」ゴクリ

雪穂「…」イライラ





穂乃果「りょ、両方…かな?」エヘヘ

ゆきえり「…」

ゆきえり「却下!!」ウガー

穂乃果「っ!?」ビクッ

雪穂「いい?お姉ちゃん。これはとーっても大事なことなの」ガシッ

絵里「だからね、どちらかしか選べないのよ?」ガシッ

穂乃果(えっ!?怖い…)

穂乃果「で、でもやっぱり選べないよ…」

穂乃果「だって私…2人とも大好きなんだもん…」

絵里「穂乃果…」

穂乃果「絵里ちゃんはカッコ良くて優しくて…私のお姉ちゃんみたいな人だし」

雪穂「…」

穂乃果「雪穂は時々意地悪だけど…かわいい妹だもん」

穂乃果「だから…さ」

ゆきえり「…」

雪穂「…じゃあ一つだけ質問」

穂乃果「?」

雪穂「私たちより好きな人っている?」

穂乃果「えっ!?」

雪穂「お母さんとお父さんは無し。それ以外で」

穂乃果「そ、それは…」

穂乃果「……」ウーンウーン

絵里「…」ゴクリ

穂乃果「…」

穂乃果「い、居ない…かな」

絵里「!!」パァァァァ

雪穂「…ホント?」ジー

穂乃果「うん!だってすぐに思いつかなかったもん!」フンス

雪穂「…」

雪穂「……よし。なら許してあげるよバカお姉ちゃん」ニコッ

すみません。今回はここまでで…

近いうちに終わるかと思います

それでは、ありがとうございました!

雪穂「はっ!!つまり今ここで絵里さんを亡き者にしてしまえば…」ゴクリ

絵里「!?」

雪穂「…なんて、冗談ですよはははー」

絵里(目が笑ってない…)

穂乃果「…」

穂乃果「そうだ!今日泊まってってよ!」

絵里「えっ!?」

穂乃果「ね?明日は休みなんだし…いいでしょ?」エヘヘ

絵里「…いいの?」チラッ

雪穂「もちろん!ウチなら死体の処理にも困らな…」

絵里「怖っ!!やっぱり本気じゃない!!」ガビーン

穂乃果「よーし!じゃあお母さんに頼んでくる!」ダダダダダダ

絵里「あっ…ちょっ…!!」

雪穂「…」

絵里「…」

雪穂「…」

雪穂「私、負けませんよ?」

絵里「…うん。私も」

ゆきえり「…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


・・・


絵里「そういうわけで…今日は穂乃果の家にお世話になるから」エヘヘ

亜里沙『ぶー!ずーるーいー!!』

絵里「そんなこと言わないでよ…あ!もしかして一緒に寝れなくて寂しいとか?」ニヤニヤ

亜里沙『!!』

亜里沙『そ、そそそんなことないもん!お姉ちゃんなんてキライ!!』ガチャッ!!

絵里「あっ…」

ツーツー

絵里「…」

絵里「…ちょっと意地悪だったかしら」シュン


ピコン


絵里「ん?」

絵里「なにかしら…通知?」


亜里沙【キライじゃないよ…】


絵里「」

絵里「~っ!!」キュンキュン


・・・


穂乃果「おかえり絵里ちゃ…なんか嬉しそうだね」

絵里「えへへ…ちょっとね」

穂乃果「??」

穂乃果「コレでお家の方は大丈夫?」

絵里「うん。亜里沙がちゃんと伝えてくれてれば…だけど」

穂乃果「電話してたんだよね?なら亜里沙ちゃんは私みたいにおバカじゃないんだし大丈夫だよ!」フンス

絵里「それ自分で言うの!?」ガビーン

穂乃果「…」

穂乃果「さて、では早速…」

絵里「?」

穂乃果「…絵里ちゃーん!!」ダキッ

絵里「きゃっ!?」ドサッ

穂乃果「えへへ~」ギュッ

絵里「ほほほほのか!?いきなりどうし…」

絵里「あっ!雪穂ちゃん!雪穂ちゃんがいるのに止め…っていない!?」

穂乃果「雪穂はお風呂入ってるけど…」

穂乃果「やっぱり…雪穂が気になる?」ウルウル

絵里「」

絵里「そ、そうじゃない!そうじゃなくて…その…」

穂乃果「?」ウルウル

絵里「…あー!もうっ!!」ギューッ!!

穂乃果「!?」

絵里「人前じゃ…こんな事できないでしょ?」

穂乃果「…そう?」

絵里「私はできないの!!…だから」

絵里「…」

絵里「2人の時は…ね?」ギュッ

穂乃果「…うん」

穂乃果「なんか…すっごい久しぶりの気がする」エヘヘ

絵里「…そうね」

絵里「穂乃果が変な勘違いするから」ジー

穂乃果「うっ……面目ない…」

絵里「…ふふっ」ナデナデ

穂乃果「で、でも絵里ちゃんと雪穂がなんかコソコソしてたのは事実だよね?」

穂乃果「なんで急に仲良くなったの?」

絵里「っ!」ギクッ

絵里「そ、それは…」

穂乃果「それは?」

絵里「…」

穂乃果「…」





雪穂「お風呂あいたよー」ガチャッ

ほのえり「!!」ビクッ

すみません。今回はここまでで…

次回ですが用事が重なってしまったため水曜日辺りになるかと思います

お付き合いいただいている方には申し訳ないのですが…よろしくお願いします

それでは、ありがとうございました!


…チャイナ服ほのえり欲しいです

雪穂「…」ジー

ほのえり「?」

雪穂「…変なことしてたわけじゃないよね?」

ほのえり「してない!!」////


・・・


穂乃果「ふぃ~…いいお湯でした」ホカホカ

雪穂「ちゃんと窓開けてきた?お姉ちゃんが最後なんだからね?」ジトー

穂乃果「開けてきましたよーだ。雪穂はいちいちうるさいなぁ…」

雪穂「なんだと!?お姉ちゃんが何回も何回も忘れてるからでしょうが!!」ウガー

穂乃果「最近は忘れてないもん!」ベー

雪穂「ぐぬぬぬ…」

絵里「ちょっ…2人とも落ち着いて」オロオロ

穂乃果「…ごめん」

雪穂「…」

絵里「そ、それで…その…」

穂乃果「?」

絵里「私は…どこで寝たらいいのかしら?」

穂乃果「え?」

穂乃果「…」

穂乃果「お布団持ってくるのもめんどくさいし…絵里ちゃんさえよければ私とベッドで寝ない?」エヘヘ

絵里「!!」

絵里「そそそそそそうね!そうしましょうか!!」/////

雪穂「」

雪穂「す、ストーップ!!」ガバッ

ほのえり「!?」ビクッ

雪穂「布団なら私が持ってくるから大丈夫です!!」

雪穂「てかお姉ちゃんも絵里さんに迷惑ばっかりかけるんじゃないよ!」

穂乃果「え…迷惑だったの?」シュン

絵里「ま、まさか!そんなこと無いわよ!?」

穂乃果「ほらー!!」ジー

雪穂「…」

雪穂「…わかった」

ほのえり「??」

雪穂「それなら………」


・・・


絵里「こ、これは…////」ギュッ

雪穂「仕方ないじゃないですか!!こうするしかないんですから!!////」ギュー

穂乃果「き、きつっ…」ギチギチ

穂乃果「や…やっぱり布団を…」

ゆきえり「それはダメ!!」ウガー

穂乃果「えぇー…」

穂乃果「でもこれじゃ寝れないよ…」ギチギチ

雪穂「大丈夫…気合でどうにか…」

穂乃果「寝るのに気合が要るってどうなの…?」

絵里「ご、ごめんなさい…ちょっと落ちそうだから壁側に寄ってもらえないかしら…?」プルプル

雪穂「ちょっ…もうこれ以上壁側には…潰れる…」プルプル

穂乃果「むぎゅぅ…」

雪穂「お姉ちゃんの顔が凄いことに!!」ガビーン

穂乃果「んー!んん~!!」プルプル

絵里「お、落ちる…」グイッ

穂乃果「んむー!!」バタバタ

雪穂「お姉ちゃ…死んじゃう!死んじゃう!!」

絵里「そ、そんなこと言われてもぉ…」プルプル

穂乃果「~っ!っっ!!」バタバタ

雪穂「てか絵里さんがもうちょっと胸を謹んでくれればこんなことには…」プルプル

絵里「ごめんなさい…でも無理…」ギュー

穂乃果「っー!!ー!!」バタバタバタバタ

穂乃果「…きゅぅ」コテン

穂乃果「」

雪穂「…ん?お姉ちゃん?」

穂乃果「」

絵里「ちょっ!?穂乃果?穂乃果ー!!」ユサユサ

雪穂「ま、まさか絵里さんの胸で窒息死…」ガタガタ

絵里「いやいやいや!そんなわけ…」

穂乃果「」

絵里「…」

雪穂「…」



ゆきえり「うわぁぁぁぁぁ!!」ガバッ

雪穂「どどどうしましょう!まさかこんな事になるなんて…」

絵里「おおおおちついて!!息をしてないようなら今すぐにでも人工呼吸を…」

絵里「…」

雪穂「…」


ゆきえり(人工呼吸!!)


絵里「と、とりあえず息をしてるか確認しないと…」スッ

雪穂「…」ゴクリ


穂乃果「」スースー


絵里「…」

雪穂「…」

絵里「息してない!待ってて穂乃果!!今すぐ助けるかr」ガシッ

雪穂「いやいやいやいやいや!!」ガビーン

絵里「大丈夫!人工呼吸とキスは別だから」ドヤァ

雪穂「聞いてもないのにキスとか言い出した時点でアウトですよ!!」

絵里「うっ…まあでも確かに穂乃果と私のファーストキスが気絶中っていうのは…」

雪穂「キスって言っちゃったよ!!」

雪穂「で、でも残念でしたね…」フフフ

絵里「?」

雪穂「お姉ちゃんのファーストキスは私が既に奪ってますから」ドヤァ

絵里「…」

雪穂「てかキスだけじゃなくてお姉ちゃんの大半の初めては私のものです」ドヤァ

雪穂「コレばっかりは今更どうすることもできないですからね」ムフフ

絵里「…」

絵里「ふふふ…甘いわね」

雪穂「!?」

絵里「き、キスくらいなら私も亜里沙と何回もしてるし…?」ウルウル

雪穂(あっ…なんか申し訳ない…)

絵里「で、でも!!」ゴシゴシ

絵里「恋人にならないと出来ない初めてがあるでしょ…?」フフフ

雪穂「!!」

絵里「それはきっと女の子にとって一番重要な初めてだと思うのよね…」

雪穂「…」ゴクリ

絵里「だから私は…穂乃果の恋人になってそれをもらうわ!!」

絵里「そして穂乃果の一番になる!!」

雪穂「…望むところです」

雪穂「なら私もお姉ちゃんの恋人になって初めてをコンプリートしてみせますよ」フフフ

雪穂「ね!お姉ちゃん!!」








穂乃果「ふぇっ!?」/////

ゆきえり「」

雪穂「あ、え、ええっと…どこから聞いて……?」

穂乃果「じ、人工呼吸がどう…とか」/////

絵里「全部じゃない!も、もしかして気絶してたわけじゃ…」

穂乃果「ちょ…ちょーっと2人を脅かせようと…」////

ゆきえり「…」

ゆきえり(終わったー!!)






穂乃果「あ、で、でもね!!」

ゆきえり「?」シクシク

穂乃果「その…2人の気持ちは嬉しいというか…私も大好きというか……」/////

ゆきえり「…」

穂乃果「だ、だから!どっちかなんて選べないけど…これからも私と一緒にいてほしいなぁ……なんて/////」エヘヘ

絵里「」

雪穂「」

絵里「ほ、ほの…か……」ウルウル

雪穂「……っ!!」ダキッ

雪穂「お姉ちゃ…私…妹だよ?」

穂乃果「…」ナデナデ

雪穂「気持ち悪く…ないの?」ウルウル

穂乃果「なんで気持ち悪いの…?嬉しいよ。とっても」ナデナデ

穂乃果「それに言ったでしょ?ずっと一緒に居てって」

雪穂「」

雪穂「……っ!!」ギューッ

穂乃果「…」ナデナデ

雪穂「ふっ…ぐすっ…」ポロポロ

絵里「…」

穂乃果「あれかな?モテ期?」

絵里「調子にのらないの!」コツン

穂乃果「あいたっ!?」

穂乃果「…」

穂乃果「でも…さ」

絵里「?」

穂乃果「私って…本当はすっごく嫌な人なんだよ?」

穂乃果「2人は……それでもいいの?」

絵里「ど、どうしたの急に…」

穂乃果「前にさ、勘違いしてたでしょ?私」

雪穂「…うん」グスン

穂乃果「その時ね…本当は…絵里ちゃんも雪穂も……嫌いになりそうだったんだ」

穂乃果「私だけ仲間外れで2人だけ仲良くして!…って」

穂乃果「しかもそれで…雪穂に八つ当たりしそうになってた」

雪穂「あ、あの時…!!」

穂乃果「雪穂を取った絵里ちゃんも、絵里ちゃんを取った雪穂も…大っ嫌い」

穂乃果「……って、本当に考えてたんだ。私。最低…だよね」アハハ

ゆきえり「…」

絵里「いや…その程度のこと…」

雪穂「うん。私たちなら今も考えてるけど」

穂乃果「…」

穂乃果「ええっ!?」ガビーン

雪穂「だって絵里さんさえ居なければお姉ちゃん独り占めできたわけだし…」チラッ

絵里「私はその逆だもの」ウンウン

穂乃果「えっ…ええっ!?////」オロオロ

雪穂「だって前に大好きって言ってくれた時は妹として…友達としてだと思ってたからさ」

絵里「うん。いざ恋人も有りってなると…」

雪穂「ですよね!」

ゆきえり「あははははは!!」



穂乃果「???」

ゆきえり「とにかく!!」

穂乃果「っ!」ビクッ

絵里「結婚は1人としか出来ないわけだし…」

雪穂「遠慮するつもりなんて…ないんだからね?」

穂乃果「え?で、でも、同性とか近親とか…」

ゆきえり「関係ない!!」

穂乃果「ええっ!?」

絵里「どうせそんなの関係ない時代がすぐに来るわよ」

雪穂「そうそう」

穂乃果(そうかなぁ…)

雪穂「だからその時までに…お姉ちゃんと…絵里さんと決着つけるからね」

絵里「ええ!」

穂乃果「お、お手柔らかに…」

雪穂「…」

雪穂「…というわけで」ニヤニヤ

絵里「そうね」ニヤリ

穂乃果「???」







ゆきえり「今夜は…覚悟してね?」ニコッ

穂乃果「」

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-数ヶ月後-

雪穂「…いよいよこの時が」ゴクリ

絵里「そうね…」

穂乃果「…」

穂乃果「あのー…」

絵里「静かに!!」

雪穂「そうだよ!いよいよ最終回…主人公が誰とくっつくかわかるんだから!!」

穂乃果「な、なんで漫画読むだけでそんなに…」

絵里「穂乃果には…わからないでしょうね」フッ

雪穂「ですよね。お姉ちゃんなんか放っておいて早く読みましょう!!」

絵里「ええ!」

穂乃果(酷い…)

ゆきえり「いざ!!」パラパラパラ

ゆきえり「…」


・・・


ゆきえり「」ズーン

穂乃果「もー!元気だしてって!!」ウガー

絵里「ありえないでしょ…」

雪穂「ですよね…」



主人公『アリスちゃん!私、あなたのことがずっと好きだったの!!』

アリス『嬉しい!お姉ちゃんでもナツホでもなくて私を選んでくれるなんて!!』

主人公『ずっとキミだけを見ていたんだよ…さあ、結婚しよう』

アリス『はいっ!』



雪穂「…って!!いくらなんでも急展開すぎるでしょ!!エミに妹がいるとか聞いてないんだけど!?」

絵里「しかもすぐ結婚って!!大切なとこ飛ばし過ぎ!!」

雪穂「しかも……」パラパラ

エミ『ダメ…だったね』

ナツホ『ですね…』

エミ『と、ところで…さ』

ナツホ『?』

エミ『年上…好きなのよね?』

ナツホ『えっ!?』ドキ-ン

エミ『よかったら私と…』

ナツホ『エミさん…』

チュッ


~完~



雪穂「ってどんな展開だよ!!」ウガー

絵里「散々歪み合ってたのに振られた途端これだよ!!軽すぎでしょ!!」

亜里沙「?」

亜里沙「お姉ちゃん達は何を暴れてるんですか?」

穂乃果「大好きな漫画が終わっちゃって悲しいんだって」

亜里沙「へぇ~」

ゆきえり「そうだけどちょっと違う!!」

雪穂「…ん?」ジー

亜里沙「?」

雪穂「なんかこのアリスちゃんって…亜里沙に似てない?」

亜里沙「えっ!?」ドキッ

絵里「確かに…」

亜里沙「な、なんのこと!?2人とも怖いっ!!」アタフタ

雪穂「亜里沙に恨みは無いけれど…」

絵里「ごめんね…似てる亜里沙も悪いのよ?」

亜里沙「や、やめ………」



亜里沙「あーっ!!」

亜里沙「で、でもお姉ちゃん達だって悪いんだよ!?」バタバタ

絵里「えっ!?」

亜里沙「だっていつまで経っても穂乃果さんと何も無いんだもん!!」

穂乃果「えっ!?」////

雪穂「そ、それは…」

雪穂「って関係なくない!?なんなの!?」

亜里沙「あっ」

亜里沙「そ、それは…」ダラダラ

ゆきえり「それは……?」

亜里沙「…」

亜里沙「ニゲルガカチ!!」ダッシュ

ゆきえり「待てー!!」ウガー

穂乃果「…」

穂乃果(まさか…だよね)

絵里「逃がしたか…」ハァハァ

雪穂「ですね」ハァハァ

穂乃果「なんでそんなに…」クスクス

絵里「…」

絵里「だ、だってあの漫画は…」

雪穂「ですよね…」

穂乃果「…?」

ゆきえり「…というわけで!」グイッ

穂乃果「!?」ビクッ

雪穂「今のところ99戦0勝0敗99分…」

絵里「そろそろ決着がつくんじゃないかしらね?」フフフ

雪穂「ですね」ムフフ

穂乃果「うっ…」

絵里「さあ!穂乃果!」

雪穂「お姉ちゃん!」




ゆきえり「…」スゥ

ゆきえり「どっちの方が好きですか!?」



穂乃果「…」

穂乃果「…」







穂乃果「…引き分け」ニコッ



おしまい

お付き合いありがとうございました!

そして間が空いたりグダクダしたりですみませんでした…

納得していただけない所もあるかと思いますが目をつぶっていただけたら幸いです

それでは、またどこかで!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月08日 (木) 01:44:29   ID: 7rUQRBQa

みんな可愛いなぁ…

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