穂乃果「ユリライブ!」 (63)
μ’sのメンバーを、コンマ判定でランダムにカップリングさせてゆりゆりしよう!というスレです!
コンマ下一桁が、
1→穂乃果
2→海未
3→ことり
4→花陽
5→凛
6→真姫
7→にこ
8→希
9→絵里
0→…はとりあえずいい案が思い浮かばないんで、0が出たら安価で指定!
>>2×>>3でユリライブ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402594104
ほ
はいじゃあどうぞ
ほのまき!
**
穂乃果「これが、新曲……?」
真姫「そうよ。一応、今回は穂乃果がセンターってことで決まったし、穂乃果をイメージしてみたんだけど……」
穂乃果「……」
真姫「な、何か言いなさいよ!」
穂乃果「すごい! やっぱりすごいよ真姫ちゃん! さすがだね!」
真姫「……当たり前でしょ?」ニコ
穂乃果「うっ、うん……」
真姫「え、な、何?」
穂乃果「あ、う、ううん! 何か真姫ちゃんって、たまにいたずらっぽく笑うよね」
真姫「だ、だったら何よ!」
穂乃果「……ううん、なんか、可愛い顔で笑うなって思って」
真姫「は、はぁ!? イミワカンナイ! 急に何言い出すのよ」
穂乃果「うぇっ!? あ、ご、ごめん……!」
真姫「へ、変な穂乃果……」
真姫(ドキドキしちゃうじゃない、あんな真剣な顔で言われたら!)
穂乃果「えへへ、ご、ごめんね、気にしないで!」
真姫「……」
穂乃果「……」
穂乃果「真姫ちゃん」
真姫「……な、何?」
穂乃果「……私ね、最初に真姫ちゃんと会ったときから……今は、こんな風な真姫ちゃんのいろんな顔を知れて、すごくうれしいな」
穂乃果「真姫ちゃんがμ’sに入ってくれてよかった!」
真姫「……!」
真姫(急に、何言い出すのよ……)
**
真姫(あれから、穂乃果を何となく意識してしまう)
穂乃果「おーい! 真姫ちゃん!」ダキッ
真姫「っうぇえ!! な、何するのよ急に!」
穂乃果「えへへ! たまたま真姫ちゃんを見つけたからうれしくてつい……」
真姫「だからって急に抱きつかないでよ! 凛じゃあるまいし」
穂乃果「えー、凛ちゃんだったらいいの?」
真姫「よ、よくないけど……!」
穂乃果「あれ、真姫ちゃん今日は購買?」
真姫「そうよ」
穂乃果「そっか。私もなんだ! 一緒に行こ!」
真姫「べ、別にいいけど……」
穂乃果「そうだ! このまま一緒にお昼食べようよ!」
真姫「うぇ!? べ、別にいいけど、海未やことりは?」
穂乃果「大丈夫大丈夫! あ、それか真姫ちゃん、凛ちゃん花陽ちゃんたちと一緒に食べる約束してる?」
真姫「私も、別に大丈夫だけど……」
穂乃果「そっか! なら決まり! たまには2人きりもいいよね!」
真姫「……やっぱり穂乃果はランチパックなのね」
穂乃果「そうだよ! 今日もパンがおいしい! 真姫ちゃんも食べる?」
真姫「……たまには花陽を見習っておにぎりでも食べればいいのに」
穂乃果「いいのいいの! それに、今日はね、……あ! 真姫ちゃん、ご飯粒ほっぺたについてるよ!」
真姫「!」
穂乃果「……今日は、真姫ちゃんが一緒に食べてくれてるから、よけいに美味しく感じるんだ」
真姫「な、何でそれを穂乃果が食べるのよ!? そ、それに、……イミワカンナイ!!」
穂乃果「……えへへ」
真姫「……で、でも! た、たまには、新鮮で……いいかも、ね……」
穂乃果「……ほんと、だね」
真姫(手が、触れてる。素知らぬ顔で、穂乃果はずっとパンを食べてる)
穂乃果(手が、触れてる。何でも無い顔で、真姫ちゃんはおにぎりを食べてる)
真姫「天気、いいわね」
穂乃果「……そうだね!」
たまにじゃなくても、真姫ちゃんが隣に居てくれたら、きっと毎日がもっとおいしくて、毎日がもっと楽しくて、毎日がもっとわくわくするんだと思う。
真姫ちゃんが、居てくれたら。
だから、触れた手には気付いてないフリをしながら、そのまま離さないでいよう。
もぐもぐしながら空を見上げて、それから顔を見合わせて、真姫ちゃんは、いたずらっぽく笑った。
真姫ちゃんも、おんなじことを考えてるといいな、と思った。
(おわり)
はい
ksk
まきぱな!
**
花陽「ここがこうなってこうだから……こう?」
真姫「そうよ、やるじゃない。これ、なかなかの応用問題よ」
花陽「えへへ、真姫ちゃんの教え方、すごく上手だから」
真姫「あ、当たり前でしょ!」
花陽「ふふふ。あ、もうお昼の時間だね。真姫ちゃん、お腹すいたよね?」
真姫「もうそんな時間? 何か、食べに行く?」
花陽「あ、あのね、実は、真姫ちゃんが来るからご飯多めに炊いたんだ。よかったら、花陽が何か作ろうかなと思って」
真姫「そんなの悪いでしょ。私も何か手伝うわ」
花陽「わぁ、うれしいな! じゃぁ、台所行こっか?」
真姫「ええ」
**
花陽「真姫ちゃんはお家でもお料理とかするの?」
真姫「……し、しないけど、おにぎり位なら作れるわよ!」
花陽「位!? 位って?! 真姫ちゃん! おにぎりは塩加減、握り具合の強さ、その他諸々の要素が絡みに絡み合って作る人によって味が変わる……そんな奥深い、れっきとした古き良き日本の料理なんだよ! 甘く見ちゃダメ!」
真姫「わ、わかった、わかったから!」
花陽「……わかってくれたらいいんだ! じゃぁ真姫ちゃんにはおにぎりを作ってもらおうかな? 私はおかずを作るね」
真姫「それ、……トマト?」
花陽「そう! 真姫ちゃん、大好きだったでしょ? トマトと鶏肉で簡単なものを作ろうかな、って思って」
真姫「べ、別に気を使わなくてもいいの! 花陽が食べたいのを作ってくれたら……」
花陽「ううん、私ね、真姫ちゃんが大好きなものを作ってあげたいの。だってほら、真姫ちゃんは、花陽の大好きなおにぎりを作ってくれるでしょ?」
真姫「は、花陽……」カァ
花陽「ふふふ、楽しみだね!」
真姫「……そうね」
**
花陽「真姫ちゃん、こっちは出来たよ!」
真姫「いい匂い! わ、私のも、出来た、けど……」
花陽「……ふふっ、なんだか形が歪だね」
真姫「笑わないで! こ、これでも一生懸命やったんだから……」
花陽「ありがとう、真姫ちゃん。さ、食べよ? いただきます」
真姫「イタダキマス。……! お、おいしい」
花陽「ほんと? よかった! 真姫ちゃんのおにぎりはどう?」
真姫「……うぇ、ちょっと、塩が強すぎちゃったかも」
花陽「少しだけ、多かったのかも知れないね」
真姫「……」
花陽「そ、そんな顔しないで! すごく、美味しいよ?」
真姫「……お世辞にもならないわよ、こんなの!」
花陽「そんなことないよ。真姫ちゃんの、味がする」
真姫「! な、何言ってるのよ」
花陽「真姫ちゃんの味がして、とっても美味しい!」
真姫「……無理しなくたっていいのよ?」
花陽「ううん。大好きな人が、私の大好きなものを作ってくれて、……それだけでもうお腹いっぱいになっちゃいそうになるくらい、美味しい」
真姫「花陽……、わ、私も! 大好きな……花陽の……」カァ
花陽「ん? 何か言った?」
真姫「な、何でもないわよ!」
花陽「そう? もぐもぐ……うーん、美味しい。ねぇ、幸せだね!」
真姫「……そう、ね」フフッ
花陽「さ、ごちそうさまでした!」
真姫「ま、待って花陽!」
花陽「? どうしたの?」
チュ
花陽「……わ、わわわ!!」
真姫「……あ、、あ、違うのよ! くち、口直しよ口直し! ご、ごちそうさまでした! 私が片付けするからっ!!」
花陽「……ま、真姫ちゃん」カァ
花陽「……そっちはお手洗いなんだけどなぁ。でも……」
大好きに囲まれた幸せいっぱいの食卓、こうやって休日はゆったりとすぎて行く。
この後どこへいこう、何をしよう?
あっそうだ、今度は花陽がおにぎりの作り方を教えてあげようかな?
ねぇ、真姫ちゃん!
……私こそ、ごちそうさま、でした!
(おわり)
ほい
は
りんこと!
**
ガラっ!
凛「みんなー! おっはよー!!」
ことり「すぅー・・・・」
凛「あっれぇ、まだ誰も来てないの? って、ことりちゃん!?」
ことり「すぅー・・・」
凛「ね、寝てる?」
ことり「ん、あれ、凛ちゃん……? おはよう!」
凛「おはよう! ことりちゃん、寝ちゃってたよー!」
ことり「うん、昨日ちょっと衣装のこと考えてたら遅くなっちゃって……」
凛「そ、そうなんだぁ……大変だにゃー……」
ことり「でも楽しいよ! 一緒に次の衣装、考えてみる?」
凛「え!? 凛が? 手伝ってあげたいけど、凛、……ほら、センスないし! 逆に迷惑になっちゃうよ」
ことり「そんなことないよー! 凛ちゃんの私服、可愛くて私は好きだな!」
凛「へ、へへ、ありがとうことりちゃん!」
ことり「まだみんな来てないみたいだし、一緒に考えてくれる?」
凛「うん、凛、頑張ってみる!」
ことり「えへへ、ありがとう! それでね、昨日はここまで考えたんだけど……」
凛「わー! かっわいい!」
ことり「えへへ。でね、ここの部分なんだけど、なんだかもうちょっとだけ、何か一工夫できないかなぁって……」
凛「なるほどにゃー! それなら……」
**
ことり「凛ちゃんありがとう! すっごくすてきな衣装が出来そう!」
凛「り、凛は何もしてないよー!」
ことり「そんなことないよ。凛ちゃんが居たからいいアイディアがいっぱい出て来たんだよ」
凛「えへへへ……」
ことり「ふわぁ……それにしても、みんな、遅いね」
凛「そうだね。ことりちゃん、まだ眠いの?」
ことり「ちょっとだけね」
凛「じゃぁ、凛が枕になってあげる!」
ことり「えぇ、凛ちゃんが?」
凛「そう! ことりちゃん、こっち来て! 凛にもたれて!」
ことり「わわわ……!」
ぎゅ
ことり「り、凛ちゃん……これじゃぁことりが抱き枕だよ」
凛「いーのいーの! さ、ことりちゃん、ちょっとだけ凛枕でゆっくり眠るにゃ!」
ことり「……ふふふ、なんだかあったかくて気持ちいいね」
凛「でっしょー? わぁ、ことりちゃん、すごくいいにおい」
ことり「は、恥ずかしいよ凛ちゃん……」
凛「……ことりちゃん、いつもおつかれさま! ゆーっくり眠ってね!」なでなで
ことり「……えへへ」
凛「すぅ・・・・」
ことり「って、凛ちゃんの方が先に寝ちゃった……。でも、凛ちゃん枕、とっても、気持ちいいなぁ……。凛ちゃん、ありがとう……すぅ・・・・・」
夕方前の少し眠くなっちゃう時間。
凛ちゃんに優しく抱かれて、ウトウト、ウトウト。
夢の中でふわふわした可愛い子猫さんが、いつまでもことりをなでてくれる、そんなとっても気持ちいい夢を見ました。
(おわり)
ほい
こい
ぱなまき!
**
花陽「え? 今度の土曜日? あぁ、ごめんね、その日はもう約束が入ってるんだ……」
真姫「そ、そう! じゃあ仕方ないわ」
花陽「ごめんね……。でも、来週はちゃんと約束通り空けてるからね。真姫ちゃんも、予定入れちゃダメだよ?」
真姫「……当然よ!」
真姫(そうよね、花陽にだって、私の知らない予定くらいあるわよ……)
花陽「真姫ちゃん? ……じゃあ、私はこっちだから! ばいばい、また明日ね?」
真姫「あっ、……ええ! またね」
真姫(誰と、何、するんだろ……)
**
―次の土曜日―
真姫(ふぅ、重たい。解説がよく出来た参考書だからってついたくさん買いすぎちゃったわ)
真姫(……でも、また花陽の勉強を教えるときに参考になれば)
真姫(花陽、今頃何してるのかしら……)
真姫「っ!!」
真姫「あ、あれ、花陽?」
花陽「あはは!」
真姫(男の、人と……)
真姫(だ、れ……?)
真姫(……ってあのお店に入って行ったわ!)こそこそ
真姫(何でこんなあとを付け回すようなこと……で、でも、花陽が男の人と一緒だなんて)
真姫(まさか……。で、でも……!)
・・・・
・・・
真姫『……す、好きなの! 花陽が、好きなのよ……!』
花陽『嘘みたい……、私も、私も! 真姫ちゃんが大好き……!』
・・・
・・・・
真姫(……私たちって、付き合ってるの? ううん、好きとは言ったけど、そんなことは一言も言ってない)
真姫(私たちって、……一体どういう関係なの……?)
花陽「……でもこっちの方が絶対似合うと思うんだ」
男「まぁ好きなの選んだらいいよ! 花陽が似合うって思うのを選べばいいさ」
真姫(エプロン……お揃いの、選んでる)
真姫(……何で? ううん、問いつめることできない。だって、私たち、ただの……)
真姫(帰ろう)
**
花陽「真姫ちゃん、凛ちゃん、一緒にかえろ」
凛「うん! かえろう!」
真姫「ええ……」
花陽「……」
凛「ん? かよちんどうかした?」
花陽「う、ううん! 何でもないよ」
真姫「……」
花陽(何となくだけど、真姫ちゃんの様子が最近おかしい)
花陽(……何か、しちゃったかな?)
花陽「あ、凛ちゃん、ここでお別れだね」
凛「うん! じゃぁ、また月曜日ね! ばいばーい!」
真姫「またね」
花陽「バイバイ!」
真姫「……」
花陽「……ね、ねぇ真姫ちゃ……」
真姫「わ、私! 急いで帰らないとダメなの! だ、だから、先に帰るわね……」
花陽「!! ま、待って!!」ガシっ
真姫「!! は、離してよ……!」
花陽「真姫ちゃん、私のこと、避けてる……?」
真姫「そ、そんなこと」
花陽「そんなことあるよ! 最近、顔もあんまり見てくれない……どうしちゃったの?」
真姫「べ、別に何も……!」
花陽「隠しちゃ嫌だよ! ちゃんと、ちゃんと言ってよ……嫌われちゃったのかなって、思っちゃうよ……」
真姫「……き、嫌わないわよ。何でも無いから、気にしないで」
花陽「……そっか。わかった」
真姫(久々にまともに見た花陽の顔は、とても辛そうな顔だった)
真姫(そんな顔をさせてるのは私なのに、でも、私だって、)
花陽「……真姫ちゃん、明日、来てくれるよね? 約束だよ」
真姫「……そうね。行くわ」
真姫(私だって辛いのに、どうしたらいいかわからないの)
**
花陽「……さ、どうぞ」
真姫「おじゃま、します」
真姫(もう何度も来てるのに、こんなに緊張して気まずいのは初めて)
花陽「……真姫ちゃん」
ギュっ
真姫「っ!? うぇえ!? は、花陽!?」
花陽「……真姫ちゃん、どうして最近私を避けてたの?」
真姫「さ、避けてなんか」
花陽「避けてるよ!!」
真姫「!!」
真姫(花陽、泣いてる……)
花陽「辛いよ。何もわからないまま、こんなの、辛いよ……!」
真姫「……」
真姫(なに、やってるのかしら)
真姫「花陽、ごめんね、そんな辛い思いさせて」
花陽「……」
真姫「私、こないだ土曜日、断られたときすごくもやもやしたの。どこで、誰と、何をしてるんだろって」
真姫「……そしたら、たまたま、花陽が、そ、その……男の人と歩いてるのを見て!」
花陽「!!」
真姫「も、もっと、もやもやしたの。でも、聞けないし! 私たち、つ、つ、付き合ってるわけじゃないし、私って、花陽の、一体何なんだろうって……」
花陽「え?! そ、そうなの!?」
真姫「え!? だ、だって! よくよく考えたら、付き合ってくださいって、言わなかったし……」
花陽「……な、なんだぁ……」
真姫「え!?」
花陽「……じゃぁ、改めて言うね」
真姫「うぇ!?」
花陽「真姫ちゃん。私ね、真姫ちゃんが大好きで大好きで仕方ないんだ。真姫ちゃんが私のこと避けたら夜も寝れないくらいに……大好きだよ」
真姫「っ…」カァ
花陽「だから、真姫ちゃん。私と、付き合ってください」
真姫「……っ、は、な、……」
花陽「ダメ、かな?」
真姫「ダメじゃない! 全然、ダメじゃないわ!!」
花陽「……ふふっ」
真姫「わ、私こそ、オネガイシマ、ス……」
花陽「真姫ちゃん、可愛い! よかった、嫌われたんじゃなくて、良かった……!」
真姫「わ、私は! 嫌いになんてならないわ!!」
花陽「ふふ!」
真姫「あ、じゃ、じゃあ、あの男の人は?」
花陽「……お兄ちゃん、だよ?」
真姫「うぇええ!?」
花陽「お兄ちゃん、センスだけはあるから、一緒にお買い物に付き合ってもらってたんだ。はい、コレ、プレゼントだよ」
真姫「……これ、何?」
花陽「開けてみて?」
真姫「!! こ、これ……エプロン……!」
花陽「ふふ! それから、これが花陽のだよ!」
真姫「お、そろい……」
花陽「ペアリングじゃないけど、……真姫ちゃんと、恋人になってから初めてのお揃い、だね」
真姫「っ! は、花陽……!」カァア
花陽「ふふふ。コレ一緒に着けて、おにぎり、一緒につくろ?」
真姫「……ええ」
花陽「今度は私が教えてあげるからね」
真姫「……」
真姫「うん!!」
大好きな花陽と並んで立つ台所に、もちろん神父さんは居ない。
だけど、この真っ赤なエプロンは、どんな真っ白で奇麗なウェディングドレスよりも私を喜ばしてくれる。
おにぎりも魔法にかけられたみたいに、きっと、うんと美味しくなるはず。
(おわり)
同じカップリングは同じ時列系ってことで
あとコンマ一桁0はカプ指定してもらおうかな!
それと、次回のユリライブは簡単なシチュエーションも安価で指定してもらおうと思います!
次回のユリライブ!
>>44×>>45で>>48!
乙
はい
あい
>>47
ではにこえりで
一人はことりじゃないのか?
にこえり!
**
にこ「……」
絵里「……どうかした? 人の顔じーっと見て」
にこ「別に何も無いけど。……それって、穂乃果たちの仕事でしょ?」
絵里「そうなんだけど……穂乃果たちもいろいろと初めてで不安なところもあるから、出来る限りのサポートをしてあげたいのよ」
にこ「はぁ、甘いわねぇ。いい? 甘やかすだけが先輩じゃないのよ。時には突き放して、陰からこっそりサポートしてあげる、それが先輩ってもんよ?」
絵里「まぁ確かにそうなんだけどね。希にも言われたことがあるわ」
にこ「絵里も冷たそうに見えて面倒見がいいからね」
絵里「フフっ。クール、って言ってくれる?」
にこ「どっちでも一緒よ。はぁ、で、それいつになったら終わるのよ?」
絵里「そうね、もうすぐよ。……にこも、面倒見てほしくなっちゃった?」
にこ「ば、バカ言ってんじゃないわよ! さっさと終わらせちゃいなさい! クレープ売り切れちゃうでしょ」
絵里「はいはい。……っと、これでよし。さ、お待たせ。行きましょ?」
ギュ
にこ「……な、何よ急に」
絵里「あら? 違った? てっきりにこも私に甘えたくなっちゃったのかと思ったんだけど」クスっ
にこ「違うって言ってるでしょ! 全く……ま、まぁせっかくだし……このままで行きましょ」
絵里「ふふ」
**
絵里「え? 最後のひとつ……」
店員「そうなんですよ、今日はもうラストの一枚分しかクレープ生地が残ってなくて……」
にこ「まぁいいじゃない。2人で分ければ」
絵里「ごめんなさいね、私がもっと早く終わらせてれば……」
にこ「はぁ? 全く、そんな顔しないでよね! にこはねぇ、……あ、あんたと一緒なら何だっていいのっ」
絵里「……にこ」
にこ「さ、どれが食べたいの?」
絵里「私は何でもいいわ。にこの食べたいのを選んでちょうだい」
にこ「……ダメ」
絵里「え?」
にこ「あんたが好きなものにしなさいよね。まったく……にこにまで気を使って、どうすんのよ」
絵里「……」
にこ「ほら、チョコレート、好きでしょ? このチョコレートスペシャルなんて美味しそうじゃない?」
絵里「う、うん……、じゃぁ、それ、で」
にこ「よし! 決まりね!」
**
にこ「うーん! 美味しいわ!」
絵里「ええ! ……でも、よかったの? にこも食べたいものがあって誘ってくれたんでしょ?」
にこ「……ハァ。ほんと、絵里ったら。……ほら、あーん」
絵里「え?」
にこ「あーん、よ! あーん!」
絵里「は、恥ずかしいわ……」カァ
にこ「なーに言ってんのよ! このにこにーのあーんよ? 黙って貰いなさい」
絵里「……ありがと」
にこ「面倒見がよくたってたまには甘えたくもなるでしょ。にこは、そんな絵里が甘えれる存在になりたいんだから」
絵里「にこ……」
にこ「人の為に頑張りすぎると、疲れちゃうことだってあるじゃない? そういうときはね、私が……絵里のこと甘やかしちゃう」
にこ「甘えん坊な絵里は、にこだけのものよ?」
絵里「……ふふっ、もう、にこったら……」
にこ「さ、もう遅いし、帰りましょ!」
スッ
絵里「……うん」
差し出された手を握れば、その手がとても暖かくて思わずほほが緩んだ。
体は小さくてもなんだかとても頼もしく見えて、少しだけにこの妹達がうらやましくも思えた。
甘い甘い大好きなチョコレートの匂いが鼻をかすめる。
そんなものなくたって、私はにこのおかげで、とっても……甘い気分を味わえる。
(おわり)
あ
ほい
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