岸波白野「第5次聖杯戦争?」 (104)
そう、目の前の画面に映る少女に告げられる。
聖杯戦争…かつて(前世で)自分が参加した戦いであり、自分自身が生きてきた世界ではあるが…第5次?
あれはそういった物ではなかった筈だ。何度も経験はしたがその度に全てが元通りになっていた…いや、同時に『岸波白野』という存在が参加していたものだった筈
ならば、この少女『BB』が告げるそれは、あの聖杯戦争とはまた別の…聖杯戦争
それのマスターに自分が選ばれてしまったというわけか
一つ言おう。どうしてそうなった。
確かに、生まれ変わってからも平凡とは言えぬ生活を送っていた。気がつけば赤子の身体、何故か置かれてあった携帯端末の中にいる小さなサーヴァント”達”
しかも、自分が使役していなかった人達までいる始末、更にはサクラーズまで存在していた
そんな中で果たして平穏無事に過ごせるかどうかと聞かれたら、否と答える他ないだろう。
だがしかし、自分でサーヴァントを召喚した覚えはない。
BB『ああ、それなら私がちょちょいよやっておきましたよ♫』
白野「……」
いったいどうやってか聞いても自分には理解できないだろう…だがひとつ言えること、それは……
白野「なんてことしてくれたんだよ…」
BB『いいじゃないですか♫センパイが負けるわけないじゃないですか』
確かに、あの数のサーヴァントが味方であるならそうそう負けないとは思うけど。
BB『それに、これを決めたのだって何処かの金ピカさんですし』
AUO、何やってくれてんの!?
しかも、どうせこの姿を見て「マジ愉悦」とか思ってるだろ
ギル『マジ愉悦』
出てこなくていいよ!!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402185867
BB『さて、それでは参加するセンパイのために新たな機能を付けておきました』
白野「…もはや何も言うまい」
BB『センパイのステータスの掲示ですよ』
白野「なるほど、それは便利だな」
BB「はい、ではご開帳♫」
======================
【岸波白野】
Lv 999
MP ????
スキル
女難の相 EX
観察眼 A+
======================
白野「色々とおかしい所を指摘いいかな?」
BB『いいですよ』
白野「まずレベル、おかしくない?メルトリリスと同じって…」
BB『だってセンパイは様々なセンパイの集合体のようなものですからね。カウントストッパーが機能できない程度のレベルだったわけですよ』
白野「…でMPが見えないのは?」
BB『レベルと同じです』
白野「スキルの方は…」
BB『説明が必要ですか?』
白野「……いや、いいよ」
BB『まあ、一度に使役出来るサーヴァントは一体だけなので、絶対に負けないなんて事はないですけどね』
白野「確かにね。サーヴァントを召喚する前にやられちゃったら話にならないしね」
BB『ですが、センパイってサーヴァントさん達に鍛えられてますし、マスター相手ならまず大丈夫でしょう』
白野「…それはそうだけど」
BB『まあ、気にせずにちゃちゃっと優勝して下さい』
白野「…わかったよ。」
ー携帯端末の中ー
BB「ふう、説明終わりっと」
ギル「うむ、よい仕事をしたな女。褒めて使わす」
BB「貴方に言われても嬉しくないですよ」
ギル「お前は相も変わらぬ女よな」
BB「ま、いいですけどね。」
アーチャー「BB、ギルガメッシュ、飯が出来たぞ」
BB「わかりました。すぐ向かいますので先に行っておいて下さい」
アーチャー「承知した。ギルガメッシュは…」
BB「……先に行っちゃいましたね。」ヌゥ、ワレノカラゲヲトルデナイバカモノ!
アーチャー「はぁ、あいつは…」ヌハハハ、オマエノモノハオレノモノ!
BB「大変ですね。『オカン』は」グォォォォォォ
アーチャー「…その呼び方はやめてくれないか?」バーサーカーガアバレダシタゾ!
BB「なんのことですか?」シカタナイネェ、カルバリンホウ!
アーチャー「……はあ」
月の聖杯戦争って何百人サーヴァントいたっけ?
>>9
すみません、主人公と関わりのある鯖以外はいないという設定で(後付け)
こんな穴だらけな作品ですが生暖かく見守ってくだされば光栄です。
他にも変なところがあればご指摘下さい
白野「まあ、始まったものは仕方ないな。ってか、この前の引っ越し(AUOによる強制)はそのせいじゃ…海外にいる両親になんて言えばいいのか」
白野「冬木市か…ここで聖杯戦争が行われると…また1VS1なのかな?」
白野「とりあえず、一人召喚しよう…ランサーの兄貴でいいか」
【サモン、ランサー】
ランサー「ん、いきなり俺を呼んだのか」
白野「正直あの面子の中でいろんな意味でまともだからね」
ランサー「そうか。じゃあ、BBの嬢ちゃんからの伝言だ。召喚しているサーヴァントはそのクラス名で呼ぶようにだとさ」
白野「それはわかっているよ。相手に真名をしられないためだって聖杯戦争で学んだからね」
ランサー「そいつは良かった。」
白野「一つ聞いていい?」
ランサー「なんだ?坊主」
白野「この聖杯戦争って俺達がムーンセルで行った聖杯戦争みたいな感じなのかな」
ランサー「ああ、結果は同じだろうけど、仮定は違うだろうな」
白野「なるほどね、つまり対戦相手が決められて戦うわけじゃないんだ」
ランサー「相変わらずの洞察力。恐れ入るね」
白野「ということは、本当の戦争…陣取り合戦か潰し合いか…」
ランサー「後者が正解だ」
白野「なるほど。でも一般人がいるところで戦うのかな」
ランサー「恐らくそうだな。今も一人襲われてるぞ」
白野「それを早く言ってよ!行くぞ、ランサー!」
ランサー「ちったぁ骨のある奴が相手ならいいんだがね」
===============================
クーフーリン
クラス:ランサー
マスター:岸波白野
能力値
筋力:A+
魔力:C+
耐久:A
幸運:E
敏捷:EX
宝具:B
クラススキル
対魔力:C
保有スキル
戦闘続行:A
仕切り直し:C
ルーン:B
矢よけの加護:B
神性:B
==============================
すみません。ステータスにEXが入るのはExtraからだとは知っています。
ですが、クーフーリンが冬木で最高の状態で降りたとは考えておらず。本来はEX寄りだと(作者が勝手に)考えております。
だから、ザビ男からの膨大な魔力供給でそこまで再現出来たと(勝手に)しました
今更ながら設定書いておきます
岸波白野という個体が生まれ、それにムーンセルで聖杯戦争を行った岸波白野達の情報が集結。
ついでに、謎の力(作者の暴走)により携帯端末が登場
携帯端末には、主人公が関わった鯖とサクラーズが小さなアバターみたいな感じになって生活しており、一度に一人だけ現実世界に召喚が可能
そして、幼少期から召喚(鯖が勝手に)されたサーヴァント達に鍛えられた岸波白野が冬木市に引っ越してきたって感じです
岸波白野の両親は、ギャルゲやラノベの主人公の親のように海外に飛んでもらいました。
作者の妄想ssなので、不快になる方もいるかもしれませんので、危ういと思えばブラウザバックを推奨します
因みにモンスターはいません。月の姫は....出すかもしれませんね。
あと、一つ、主人公のバーサーカーはまだ決めておりませんので、頃合いを見て安価とります
申し訳ありません
能力値のEXの意味を履き違えていました
普通にSランクくらいのノリだと思っていました。Extraでは普通に出来たのでCCCは無理でしたけど
あれってランク外って事なんですね。
敏捷A++に訂正します
白野「まあ、始まったものは仕方ないな。ってか、この前の引っ越し(AUOによる強制)はそのせいじゃ…海外にいる両親になんて言えばいいのか」
白野「冬木市か…ここで聖杯戦争が行われると…また1VS1なのかな?」
白野「とりあえず、一人召喚しよう…ランサーの兄貴でいいか」
【サモン、ランサー】
ランサー「ん、いきなり俺を呼んだのか」
白野「正直あの面子の中でいろんな意味でまともだからね」
ランサー「そうか。じゃあ、BBの嬢ちゃんからの伝言だ。召喚しているサーヴァントはそのクラス名で呼ぶようにだとさ」
白野「それはわかっているよ。相手に真名をしられないためだって聖杯戦争で学んだからね」
ランサー「そいつは良かった。」
白野「一つ聞いていい?」
ランサー「なんだ?坊主」
白野「この聖杯戦争って俺達がムーンセルで行った聖杯戦争みたいな感じなのかな」
ランサー「ああ、結果は同じだろうけど、仮定は違うだろうな」
白野「なるほどね、つまり対戦相手が決められて戦うわけじゃないんだ」
ランサー「相変わらずの洞察力。恐れ入るね」
白野「ということは、本当の戦争…陣取り合戦か潰し合いか…」
ランサー「後者が正解だ」
白野「なるほど。でも一般人がいるところで戦うのかな」
ランサー「恐らくそうだな。今も一人襲われてるぞ」
白野「それを早く言ってよ!行くぞ、ランサー!」
ランサー「ちったぁ骨のある奴が相手ならいいんだがね」
クーフーリン
クラス:ランサー
マスター:岸波白野
能力値
筋力:A+
魔力:C+
耐久:A
幸運:E
敏捷:A++
宝具:B
クラススキル
対魔力:C
保有スキル
戦闘続行:A
仕切り直し:C
ルーン:B
矢よけの加護:B
神性:B
白野「大きめの家だね」
ランサー「まだ生きてるなんて、一般人にしちゃあ運がいいやつだな」
白野「まあ、生きているならいいことだよ。助けるぞ、ランサー」
ランサー「了解」
「やれやれ、痛みを感じないで済むよう俺なりに気使ったんだがな。
しっかし、一日に同じ人間を二度殺すハメになるとは…今度こそ、迷うな!」
「うわ!」
白野「ランサー!」
「!!?」
ランサー「ふっ!」
ランサーの一突きは容易に防がれる。戦い好きの彼の事だ。不意打ちで仕留めることなど微塵にも感じていないだろう
相手の力量から、自分の相手に値すると感じた行動だ。つまり、相手はそれだけのサーヴァント…って
白野「…なんで?同じ?」
いや、この感じは、ムーンセルで戦ったアーチャーと凛と同じ…いや、少し違う気もするが、この相手は間違いなくクーの兄貴だ
「いったい、どういうことだ?」
ランサー「さあな。だけどまあ、戦う相手が自分だって事だろうよ」
「はっ!違いねえ」
襲われてた人は何処かへ行ったようだ。安全な場所に避難してくれるなら好都合だ。
あとで土足で上がったこと謝らないと
白野「ランサー!」
「おう!」
白野「そっちじゃないよ!」
ランサー「おう、なんだ坊主」
白野「ここでは戦いにくい、外へ出たほうが良い」
ランサー「了解。というわけで移動するぞ。」
「ああ、いいぜ」
何かこの二人、仲良いな。
それよりも自分との会合ってもっと驚く事じゃないだろうか
いや無理だろこのステータス
魔力量云々よりもクー・フーリンは一級の英霊だけど、日本の知名度が高いわけでもないし、これだとステータスの知名度による下限がないことになる
知名度補正ってのは、ステータスアップだけじゃなくて魔力によってどれくらいまでステータスあげられるかってことで最高の状態でも精々1、2ランクアップ程度らしいし、簡単にいえば、いくら魔力量が多くても冬木聖杯でアーチャー(エミヤ)が全ステータスAになることはないみたいな
言ってもしょうがなくね?
別に不運な英雄って訳でもないのに全パラアップしてるはずの状態で運がEのままなくらいだし
別に冬木聖杯に呼ばれた訳じゃないから補正とか関係ないんじゃね?
月に接続された端末から白野が記憶しているサーヴァントを最高の状態で召喚してる、みたいな感じで
あと、地上に召喚というより、現在という時間に存在を上書きされてるみたいな
参考に
筋 耐 俊 魔 幸 宝
言峰 B C A C E B
エクストラ B A A C D B
ここの岸波 A A A C E B
エクストラ基準で考えれば二段階強くなった感じか?
>>34
+が消えた
修正
筋 耐 俊 魔 幸 宝
言峰 B C A C E B
エクストラ B A A C D B
ここの岸波 A+ A A++C+ E B
「「行くぜ!!」」
庭に出たとたんに戦いだした二人、本当に戦い好きなんだな
っと、今のうちに逃げた人がどこ行ったか確認しておこう。
【インストール:view_map()】
周囲の確認
こちらに意識をむけている存在は...4人?いや、変なものもいるな
一人は逃げた人で、その傍にいるのはサーヴァントか。マスターだったんだ。気づかなかったな
もう一方の固まってる二人組は...おそらくはマスターとサーヴァント。この戦いを静観しているのか?
普通なら手の内を見せるのは余り良くないのだろうけど、今更関係ないか。
って、なんだろう、相手のランサー。満足に戦えていないような...いくらステータスに差が出ても動き方自体が変わるのは変だ。クーの兄貴もそれに気づいてるのか、イライラしてるな...
ランサー「つまんねえな。お前」
「んだと!!」
なんか縛られてると感じる。恐らくはマスターからの呪縛...何かしらの理由を持って思い切り戦えないのだろう
ランサー「マスターに恵まれないってのは同情できるが、それにしてもつまんねえ」
「言ってくれるじゃねえか」
あ、相手のランサーが槍を構えた。
あの構えは、刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)か
いきなり宝具を使ってくるなんてね
ランサー「そうこなくっちゃあな」
クーの兄貴も構える、ここで手を出したら後でどやされるな。
って、さっき静観してた二人組のうち、一人だけ近寄ってくるな...結構な速さで
いや、わかるよ。こんな速度でくるのってサーヴァントくらいって。
ここで戦いの邪魔をさせるのはクーの兄貴に悪いな。
仕方ない、時間稼ぎくらいできるかな
AUOが面白がってくれたの短刀を取り出す
魔術的な付与はないが、中々に硬いらしい
危なくなったら、クーの兄貴には悪いけど早々に奥の手を使うか
「「食らえ!ゲイ・ボルグ!!」」
二つの宝具が衝突すると同時に襲い掛かってくるサーヴァント。
え?アーチャー?
「っ!!?」
手加減してるのか?いつもの訓練よりも遅く、かわせる
いや、殺気があるところを見ると、割と本気で殺しにきているようだ
白野「いきなりの奇襲なんて危ないな」
「平然とかわしておいて言ってくれる」
ん?声が少し違う…この声は別の凛と一緒にいたアーチャー…だけど、こっちのことは覚えてないようだ。
しかし、恐らくはだけど凛が聖杯戦争に参加しているんだな。なんか嬉しい
「ふっ!」
白野「ぐっ!」ガギン!
ああ、一回防いでみてわかった。確かに力はアーチャーには劣っているようだけど、ただそれだけで人が耐えれるものではないな
腕が痺れてる。
これは、クーの兄貴が戦いを終わらせるまで避けるしかないな
「そこだ!」
白野「くっ!」
かわせる!確かに速いが見えないわけじゃない。むしろいつもの鍛錬時の方がえげつない速度だ
「まだだ!」
白野「ふっ!」
短剣が突き出されそうになったのを横によける
サーヴァント達の修行で一番顕著に伸びたのが、回避能力
筋力などは限界があったが、それでも動体視力と回避能力は日々の鍛錬で培われてきた
故に、1分という短く、戦闘においては長い間かわし続けたのもその賜物だろう
「くっ、ここは引かせて貰うぜ」
ランサー「次は思い切り戦える状態で出直して来い。完膚なきまでに叩き潰してやるぜ」
ランサーの方は終わったようだな。
なら
某二次創作サイトにある俺ガイル×Fate/EXTRAのやつに似てるな
「サーヴァントが来ては厄介だ。早々に決めさせてもらう」
夫婦剣を投げた。干将・莫邪と呼ばれるそれは互いにひかれ合う。
更に、アーチャーならば剣製により増殖が可能!
白野「ランサー!」
ランサー「おう!」
「鶴翼不欠落」
更に周囲を駆ける剣が増える
これ以上増えれば回避は不可能となる
【ディスコネクト:ランサー】
「心技至泰山」
あらゆる方向から襲いかかる剣を前に遠くに居たランサーを送還する
間に合う!こい!
【サモン:ランサー】
召喚とともに衝撃が走る
展開されていた剣が全て弾き飛ばされたのだ
エリザ「ふう、あぶなかったようね。子豚」
そう答えてくれるのはランサーとして召喚されたエリザベート、彼女が剣を全て弾いてくれた
「…2体目のサーヴァントだと?」
エリザ「まったく、私の可愛い子豚に手を出したんだから覚悟してもらうわよ」
====================================
エリザベート=バートリー
クラス:ランサー
マスター:岸波白野
能力値
筋力:B+
魔力:A+
耐久:C+
幸運:A+
敏捷:A
宝具:D
クラススキル
対魔力:A
保有スキル
陣地作成:B
戦闘続行:B
竜の息吹:E
カリスマ:C
拷問技術:A
=====================================
>>40
言葉抜けてた
刺しボルグにしろ投げボルグにしろ、どっちのランサーも無事じゃ済まない気が……
>>31>>32>>33
はい、ザビ男軍の鯖達は冬木市の聖杯とは違った仮定で召喚されていますので知名度補正は(作者の勝手で)度外視されています
>>34>>35
参考ありがとうございます
>>38
作者得な組み合わせですね、今度拝見しようかな
>>41
すいませんどちらも刺しボルグです。
なんか、作中の扱いじゃあ相殺できそうなイメージがあったもので。勝手に相殺させました
兄貴ファンからのお達しがあるので訂正した方が良さそうですね。
ちょい待ってください
「食らえ!ゲイ・」
ランサー「おせえ!」
宝具が発動する前にクーの兄貴の槍術・初の槌が相手のランサーを捉える。
それにより苦悶の表情のランサーに意識を向けた瞬間に、迫るサーヴァントは奇襲を仕掛けてきた。
予想してた故に一早く相手を補足する
え?アーチャー?
「っ!!?」
手加減してるのか?いつもの訓練よりも遅く、かわせる
いや、殺気があるところを見ると、割と本気で殺しにきているようだ
白野「いきなりの奇襲なんて危ないな」
「平然とかわしておいて言ってくれる」
ん?声が少し違う…この声は別の凛と一緒にいたアーチャー…だけど、こっちのことは覚えてないようだ。
しかし、恐らくはだけど凛が聖杯戦争に参加しているんだな。なんか嬉しい
「ふっ!」
白野「ぐっ!」ガギン!
ああ、一回防いでみてわかった。確かに力はアーチャーには劣っているようだけど、ただそれだけで人が耐えれるものではないな
腕が痺れてる。
これは、クーの兄貴が戦いを終わらせるまで避けるしかないな
「そこだ!」
白野「くっ!」
かわせる!確かに速いが見えないわけじゃない。むしろいつもの鍛錬時の方がえげつない速度だ
「まだだ!」
白野「ふっ!」
短剣が突き出されそうになったのを横によける
サーヴァント達の修行で一番顕著に伸びたのが、回避能力
筋力などは限界があったが、それでも動体視力と回避能力は日々の鍛錬で培われてきた
故に、1分という短く、戦闘においては長い間かわし続けたのもその賜物だろう
「くっ、ここは引かせて貰うぜ」
ランサー「次は思い切り戦える状態で出直して来い。完膚なきまでに叩き潰してやるぜ」
ランサーの方は終わったようだな。
なら
「サーヴァントが来ては厄介だ。早々に決めさせてもらう」
夫婦剣を投げた。干将・莫邪と呼ばれるそれは互いにひかれ合う。
更に、アーチャーならば剣製により増殖が可能!
白野「ランサー!」
ランサー「おう!」
「鶴翼不欠落」
更に周囲を駆ける剣が増える
これ以上増えれば回避は不可能となる
【ディスコネクト:ランサー】
「心技至泰山」
あらゆる方向から襲いかかる剣を前に遠くに居たランサーを送還する
間に合う!こい!
【サモン:ランサー】
召喚とともに衝撃が走る
展開されていた剣が全て弾き飛ばされたのだ
エリザ「ふう、あぶなかったようね。子豚」
そう答えてくれるのはランサーとして召喚されたエリザベート、彼女が剣を全て弾いてくれた
「…2体目のサーヴァントだと?」
エリザ「まったく、私の可愛い子豚に手を出したんだから覚悟してもらうわよ」
====================================
エリザベート=バートリー
クラス:ランサー
マスター:岸波白野
能力値
筋力:B+
魔力:A+
耐久:C+
幸運:A+
敏捷:A
宝具:D
クラススキル
対魔力:A
保有スキル
陣地作成:B
戦闘続行:B
竜の息吹:E
カリスマ:C
拷問技術:A
=====================================
白野「いや、ランサー。ここは相手の無力化を計りたい」
エリザ「しょうがないわね。今度、何か奢るのよ?」
白野「はは、あまり高くないものでお願いするよ」
とは言っても、相手はあのアーチャー。ステータスや魔力量はまだしも、その戦略の幅は油断できない
「……」
干将・莫邪を構えこちらを睨みつけるアーチャー
一触即発な空気を醸し出すこの場に新たな乱入者が現れた
「少し待ちなさい。アーチャー」
エリザ「……凛?」
赤い服を身にまとい、ツインテールにした女性…遠坂凛がそこにはいた。
しかし、あの遠坂凛は自分の知る遠坂凛ではないことを知っている
だが、エリザベートは知らない。
凛「貴方、何処で聞いたかわからないけど気安く名前で呼ばないで頂戴」
ああ、会ったばっかりの時の遠坂凛そのものだな
エリザベートも今ので気づいたようだ
彼女は自分の知っている遠坂凛ではないと
エリザ「……子豚」
白野「……」
エリザ「実はね。私凛に会えて少し舞い上がっちゃってるのよ。」
白野「…だけど、あれは…」
エリザ「わかってるわ。私が知っている凛じゃないってことでしょ」
白野「……」
エリザ「でも、嬉しいわ。もう会えないと思っていたから」
白野「……ああ」
実際自分も喜んでいる。例え敵同士でも遠坂凛という存在と再会出来て
エリザ「だからこそ、私が倒さなくちゃね」
エリザは槍を構える。その姿は凛々しく、普段の姿からは想像もできないほどに気高く見えた
エリザ「さあ、行くわよ。白野」
白野「ああ!」
俺達は駈け出した
「ちょ、ちょっとまってくれ!」
しかし、そう声を上げた男性のせいで足をとめた
「遠坂は俺を殺す気なのか?」
凛「そんなわけないでしょ、衛宮君」
士郎「じゃあ、ちょっとまってくれよ。そこの人は俺を助けてくれたんだぞ」
凛「それとこれとは話が別よ」
士郎「そんなこと言ったって」
うん、なんかさっきまでのシリアスが嘘みたいだ。これが噂に聞くシリアル!
「マスター、下がってください。サーヴァントを従えている者の前に出るなど言語道断です!」
なんかセイバーに似た人が出てきたな…でも、何故かガウェインに似た雰囲気を感じるが…
エリザ「…なんか調子狂うわね」
白野「…はあ、帰っていいぞ。ランサー」
エリザ「え、ちょ」
【ディスコネクト:ランサー】
「一体どういうつもりだ?」
白野「いや、ただこちらに交戦の意思は無いって示しただけだ」
「サーヴァントを消した今、貴様を護るものは何もないだろう?」
白野「こういうのもなんだけど、いつもみんなが守ってくれてるからね」
「…ふん、今回の戦争は変わり種のマスターが多いようだ」
向こうのアーチャーも毒気を抜かれたようだ。戦意が失せている
なんか空気が軽いんだよなぁ
暫く、言い合っている3人を眺めるとするか
ー携帯端末の中ー
ランサー「ふう、今帰っt」
キャスター「一夫多妻去勢拳!」
ランサー「ぐはっ!」
ランサーガシンダ! コノヒトデナシ!
キャスター「まったく、この良妻サーヴァントの私をさしおいて最初に選ばれたのがあなただって事にも納得してなかったのに、なんで次に選ばれたのはあの小娘なんですか!」
ランサー「それ…俺に…関係…ねえだろ…」
キャスター「はい。ただの八つ当たりです」
アーチャー「見事に断言したな」
セイバー「奏者よ、余の存在を忘れているのではなかろうな」
キャスター「にしても、今の相手、あの時のアーチャーさんですね」
セイバー「数奇な巡り合わせもあるものだな」
アーチャー「果たして、本当に巡りあわせなのかは謎だが」チラッ
ギル「……」
キャスター「何か変な目でマスター達を見てますね」
アーチャー「気になることでもあるのだろうな」クイクイ
アーチャー「ん、どうした?アリス」
アリス「お腹すいた」
アーチャー「わかった、今クッキーを焼くから少し待っていろ」
アリス「わーい!」
キャスター「ほんと、『オカン』スキルは随一ですね」
「ふむ、つまりお前はその我儘な王様に聖杯戦争に参加させられたというわけだ」
白野「そういうことだよ」
未だに言い争いをやめない3人を横目に凛のアーチャーと雑談している。このアーチャーは正義の味方が嫌いみたいだな。俺の方は自称しているのに
「なら、一つ忠告しておく。この戦争早々に降りるべきだ。死にたくなければな」
白野「死にたくなければ…か。忠告はありがたいけど、それは無理だな」
「何故だ?」
白野「俺が逃げたら王様に殺されるから」
「……」
白野「ま、勝つしか生きる道は残されていないだろうからね。全力でやらせてもらうさ」
「敗者となっても死ぬとは限らない。生き残る事を祈っておくんだな」
ああ、やっぱりアーチャーはアーチャーか。なんだかんだ根本的に他人を助けたいと思っているんだろう。本人にその意思がなくとも、それだけは変えることはできない。それが彼らには重りとなっていたのだろう
白野「ありがとう。」
「ふん」
アーチャーと親睦を深めた所で、そろそろ3人を止めないとな。でも、どうすれば…
「凛、その男は恐らく聖杯戦争の事をあまり知らない中途半端な魔術師なのだろう。ならば、監督役の所に連れて行くのがいいと思うが?」
凛「……わかっているわよ!」
士郎「監督役?」
凛「そう。貴方が参加した戦いのね。そいつに説明させた方が手っ取り早いわ」
監督役……
『(こちらあたためますか?)』
白野「ブフォッ!」
凛「何よ、いったい」
白野「い、いや。なんでもない」
ダメだ、あの顔で店員をしてたって思い出してしまった。
ま、まあここの監督役はそんな姿を見ることはないだろうし、大丈夫だ
凛「あなたもそれでいい?」
「……はい、構いません」
凛「本当に貴方も不運よね。マスターが未熟なせいで不完全な状態の召喚になって」
「はい。マスターでは魔力回復や実体化霊体化も出来ません」
凛「私だったら両方出来るのに」
士郎「なあ、そのマスターってのやめてくれないか?なんか変な感じがするから」
「では士郎と呼ばせて貰います」
「ふむ、つまりお前はその我儘な王様に聖杯戦争に参加させられたというわけだ」
白野「そういうことだよ」
未だに言い争いをやめない3人を横目に凛のアーチャーと雑談している。このアーチャーは正義の味方が嫌いみたいだな。俺の方は自称しているのに
「なら、一つ忠告しておく。この戦争早々に降りるべきだ。死にたくなければな」
白野「死にたくなければ…か。忠告はありがたいけど、それは無理だな」
「何故だ?」
白野「俺が逃げたら王様に殺されるから」
「……」
白野「ま、勝つしか生きる道は残されていないだろうからね。全力でやらせてもらうさ」
「敗者となっても死ぬとは限らない。生き残る事を祈っておくんだな」
ああ、やっぱりアーチャーはアーチャーか。なんだかんだ根本的に他人を助けたいと思っているんだろう。本人にその意思がなくとも、それだけは変えることはできない。それが彼らには重りとなっていたのだろう
白野「ありがとう。」
「ふん」
アーチャーと親睦を深めた所で、そろそろ3人を止めないとな。でも、どうすれば…
「凛、その男は恐らく聖杯戦争の事をあまり知らない中途半端な魔術師なのだろう。ならば、監督役の所に連れて行くのがいいと思うが?」
凛「……わかっているわよ!」
士郎「監督役?」
凛「そう。貴方が参加した戦いのね。そいつに説明させた方が手っ取り早いわ」
監督役……
『(こちらあたためますか?)』
白野「ブフォッ!」
凛「何よ、いったい」
白野「い、いや。なんでもない」
ダメだ、あの顔で店員をしてたって思い出してしまった。
ま、まあここの監督役はそんな姿を見ることはないだろうし、大丈夫だ
凛「あなたもそれでいい?」
「……はい、構いません」
凛「本当に貴方も不運よね。マスターが未熟なせいで不完全な状態の召喚になって」
「はい。マスターでは魔力回復や実体化霊体化も出来ません」
凛「私だったら両方出来るのに」
士郎「なあ、そのマスターってのやめてくれないか?なんか変な感じがするから」
「では士郎と呼ばせて貰います」
マスターが未熟だから魔力回復ができない…アイテム持ってないのかな
凛「じゃあ、私達は行くけど、貴方はどうする?」
「凛、彼は衛宮士郎と同じく予期せずして戦争に参加した者だ。連れて行った方がいいだろう」
凛「…はあ、まったくどうなってるのよ。この聖杯戦争」
うーん、折角連れて行って貰うんだしお礼しといた方がいいかな
凛「…なによこの変な液体」
白野「え?エリクサーだけど」
凛「エリクサー?」
ちょっと待て、まさか知らないのか?
確かにこの世界じゃあ見かけずにギルガメッシュが適当に放置していった物しかないけど、サーヴァントの魔力回復に使えるものを知らないのか?
白野「…サーヴァントの回復薬だよ」
凛「……はあ!?」
案の定知らなかったみたいだ。凛みたいな勤勉家が知らないんだ。恐らくは存在していないのかもしれない
なら、一応こっちの人にも渡しておくか
士郎「…え?いいのか?」
白野「巻き込まれた者同士だしね。友好の証にでも」
士郎「あ、ありがとう」
うん。喜んでもらえてなにより
凛「ちょっとあなた、これ本当でしょうね」
白野「えっと、気に入らないなら捨ててもいいぞ。一応お礼のつもりで渡しただけだし」
凛「……効果はどれくらい?」
白野「…サーヴァントの体力と魔力を全快に」
凛「……本当にあなたぶっ飛んでるわね」
なんかけなされた。俺じゃなくてエリクサーがぶっとんでるんじゃないのか
凛「もういいわよ。貴方悪いやつじゃなさそうだし、それじゃあ行きましょうか。セイバーは目立ちすぎるから何か羽織ってね」
そういえば凛のアーチャーはいつのまにか霊体化して姿見えないな
セイバーの士郎への呼び掛けは「シロウ」だけど
本当にsnやってないのがよく分かるな
>>79
おお、指摘ありがとうございます。次から修正しておきますね
てか、エリクサーってSNにもあるのに凛がそれを知らないのはおかしい
効果は違うが魔術師の凛が知らないのはおかしいだろ
>>84
すみません。
一応fate stay night エリクサーで検索しても無かったので無いとしました。宜しければSNでの効果を教えて貰えないでしょうか
>>85
だから、そもそもエリクサー自体が錬金術の代物だから魔術世界の代物であって、それを魔術師の凛が知らないわけがないだけ。伝説の薬品だから知ってるだろう、いくらなんでも
>>86
ああ、そういう事ですか
すみません。エーテルなどの物質もfate世界では違う意味があるとの事なので、現実でのエリクサーと、fate世界のエリクサーは関係が無いと言うことでお願いします
>>88
型月の設定で、伝承云々と実際の代物と齟齬があるのはって設定あるからそれ調べてみてください
それは無理がある
>>89
すみません。検索してもそれについて触れているページを見つけれませんでした。URLを貼って頂ければ目を通します
つーか黒セイバー見れば分かるが膨大な魔翌力で出来るのは火力が上がることや宝具連打できる位だろ
>>91
すみません、サーヴァントってマスターによってステも変わっていましたし、extra cccではマスターの強さでステも変わっていくので、強化しました
魔術師の力量、召喚した土地、知名度の三つがある。土地補正はやばいが他二つは相当酷くない限り微々たるもののはず
というか資料集買えとは言わんがもう少し調べようぜ。今のところEXTRAプレイ知識頼りみたいだし
設定で幼少期から冬木にいたって書いてるのにどのタイミングでエリクサー入手したんだ?
>>94
すみません、調べてから書いていきますが、それでもおかしな点があればご指摘ください
>>95
記述したとおりギルガメッシュが放置していった感じです。
あと、ザビ男家の資産はギルガメッシュが黄金律を発揮してお金を集めたせいで裕福です
てか、エクストラとcccでマスター変更による強さの上下とか、あれはそもそも土台が大分違うぞ
裏側と表側の差異は大きくことなるし、てか、そもそも表側だとアルターエゴそのものとかもまずい
あと、きのこのインタビューとかを見てるとラニは最後の傑作言われてるけど神秘がうせたあとだから神秘がある状態(通常の型月)と比較すればホムンクルスとして魔翌力量はそれほどでもないらしい。まぁ、あの枯渇した世界であれぐらい出せる方がすごいらしいけど。だから、エクストラでどれくらい有能でも白野の力量は冬木に来れば通常の魔術師と同じくらいじゃねーの?
>>100
マスター変更というよりも、成長に考えてます。cccでは、主人公のレベルが上がると鯖のステも上がっていく仕様だったので、鯖のステは高いです
しかし、主人公自体の魔力は多くても、魔術師としてはレベルが低い為、キャスターからの教えを受けて多少の事(鯖のサポート)は出来る程度です。
けっして主人公が最強の魔術師なわけではありません。身体は鯖に鍛えられている為、普通の魔術師よりも鯖との戦闘での生存率が少し高いだけで、鯖を倒す技量などはありません。
このSSまとめへのコメント
こまっかいこと気にする奴のせいでやめちゃったのかな?