イケメン「……。」
俺「……。」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
イケメン「おいおい、どうしたんだァ~~?俺クン……?いきなり大声を出して……」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
俺「…………もとより俺はこんなところには来たくなかったんだぜ……
それを、きゃわいいおにゃの子がいるっていうから呼ばれてみれば……」
イケメン「どう見たって可愛いじゃあないか、ン?何が不満なんだね?」
俺「どお見たって俺に不釣合いだろぉがよォォォ~~!!」
ドッギャ ̄ ̄ ̄乙___ン!!
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イケメン「君はどうしてそうやって自分のことを低く見ようとするのかね?
男の私の目から見ても君はそれなりの容姿を持っていると感じるのだがねェ」
俺「まず俺には嫁がいるんだぜ……?
『矢澤にこ』っつう嫁がよぉぉ~~~ッ!」
イケメン「…………」
俺「…………」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
イケメン「…………フッ」
俺「何がおかしいんだてめぇ……?」
イケメン「いやいや、今日はとてもいい天気だと思ってね……」
俺「何が言いたいのかはっきりしやがれッ!!」
イケメン「こんな素晴らしい天気の日にそうカッカと吠えるんじゃあない……。
黙れと言われないと黙れないのはそいつの知能が飼い犬レベルだっていう証拠なんだよ……。」
俺「てめぇは俺と喧嘩したいのか、それとも糞のような合コンに行きたいのかどっちなんだッッ!!」
イケメン「君はこれまで何人の彼女ができたことがある……?」
俺「何が言いたいんだよッ!!変に言葉のあやで遊んでんじゃあねえぞコラァッ!!」
イケメン「YESかNOかそれだけで答えるんだ。そんなこと高校生が作ったAIでもできることだ。」
俺「……チッ……人」ボソボソ
イケメン「ンン~~~~?なんだってェ?よく聞こえないなァ~~~ッ!もう一度、はッッきりと言ってくれないかな?」
俺「0人だよッ!!嫁は53人いるけどなァ~~ッッ!!」
イケメン「そうかそうか、0人か~~。ンッン~♪ちなみに私は十人を超えたあたりから数えるのをやめたんだがね……そんな私を君はどう思う?」
俺「そりゃあ……羨ましいけどよ……どうせこの合コンだけじゃあお持ち帰り不可能なんだろォ~~?」
イケメン「すでにこの合コンで女のお持ち帰り予約は完了している。」
俺「な、なんだとォォォォォォ~~~ッッッ!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
俺「(嘘だろォ?!ちょっと話しただけでそこまで進展すんのかァ?!)」
イケメン「まず、これが終わったら適当なホテルにでも行って、事を済ませるという算段だよ……彼女はとても胸も大きくて私好みだ……。」
俺「い、いや!!そんなハッタリには騙されねェぞッ!!証拠を出しやがれッ証拠をッッ!!証拠がなけりゃそれはただの夢物語じゃあねぇか~~ッッ!!」
イケメン「クククク……無い頭で考えろアホが……その程度の反論……考えていないとでも思っていたのか……?
見せてやろう!これが約束のメールだァァァァァッッ!!」
どジャァァぁぁ ̄ ̄乙__ン!!
メール『この会が終わったら二人きりでどこかいきたいンゴwwwwwwww』
俺「これは……このアドレスは……!!どう見たって彼女のもんじゃあねえかッッ!!」
俺「(てっきりハッタリかと思ったら、マジに約束を取り付けてやがった!まずい……これによってまた奴が増長してしまう……!)」
イケメン「彼女は何でもそういった経験がないらしい……フフフフ……私が手取り足取り教えてあげるつもりだ……
どうだ?お前も彼女が欲しくなったろう?なら、さっさと合コンに戻れ……それが君のためにもなる……。」
俺「(彼女が一人もできないのをいいことに好き勝手言いやがって……!…………ん?一人も……?……そうか!)」
俺「フフフフフフフフフフフフフフ」
イケメン「(なんだ?!こいつのこの笑いは!?……いや、動揺するな……素数を数えて落ち着くんだ……3 7 11 13……あ、5忘れてた……
なんにせよ、こいつは気がふれてしまっただけだ……私にはもう勝利しかないッ!)」
俺「俺は今マジに合コンを覚悟した……正直負けを認めたよ……。」
俺「いいぜ……俺に合コンへ行けっていうなら行ってやるぜ……」
俺「ただし……」
俺「10人以上の彼女との今を聞かせてくれるんならよォォォォォォォォォ!!!」
イケメン「な、なんだとォォォ?!!」
ドッグォォォォォォン!!!
俺「てめぇ~~は10人以上の彼女がいたって言ったけどよぉー。それってつまり、『10回以上別れた』ってえことなんじゃあねえのかァァ?!」
イケメン「い……いや!別れようといったのはこちらからだッ!お前が振らないように妥協すれば彼女なんて…………ハッ!!」
俺「妥協しないといけない女しかいない合コンなんてよォ~~!行く必要ないんじゃあねえのかァァァァ!!オイィィ!!」
メギャァァァァ ̄ ̄乙__ン
イケメン「このタンカスがァァァァ!!ボギャァァァ!!!」ドシャァァァァァ
イケメン「(この私が負けるなどと……あってはならない……あってはならないはずなんだ……)」
俺「てめーの敗因はたったひとつだぜ…イケメン… たったひとつの単純な答えだ…
『てめーは合コンを信用し過ぎた』」
イケメン……合コンに戻り彼女となんやかんやあったもののうまくいかず別れる、完全敗北ののち死亡 ――――再起不能<リタイア>
俺……リア充を撃退、いずれ全童貞を支配するだろう
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〈 To BE CONTINUED…//// |
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