【安価】神は少女になりたもうた【能力バトル】 (49)

女神「五百年振りの人界……ずいぶん変わったなあ」フワフワ~

女神「やっぱりオーブだけですませちゃ駄目よね」

少年「この世界は間違っている!」

女神「え? どこか間違えたっけ……ってそっか。話しかければいいんだ」コウカ

少年「うわああ! なんだ貴様! どこから現れた!」

女神『やだなあ忘れちゃったの? 私だよ。幼馴染』キイイン

少年「……幼馴染か。まったく驚かせるな、刺客かと思ったぞ」

女神「ごめんね。世界が間違ってるーって聞こえたから、どこが違うのかな? と思って」

女神(ちゃんと直さないといけないし)

※SS初投稿&超が付く遅筆。
 非難中傷かかってこい。ただし荒らしはあぼん。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401511293

少年「聞きたいのか!? いや黙れ! そこまで言われたら仕方ない!」

女神「……うん」イラッ

少年「一番の間違いは、この世に無限というものが存在しないことだ。
    これさえあれば時を止めたり、光速移動や火を操ることも可能だというのに!」

女神「そういう力が欲しいの?」

少年「当然だろ! 余計な口を挿むな!

    もし神がいたなら、きっとこの何兆番目かの宇宙を創る時には相当飽きてたんだろう。
    理屈合わせんの面倒臭えーとか言いながら、指パッチンでビックバンを起こしたに違いない。
    その爆風で死んだかも分からない勢いだ」

女神「あったまきた! ようするに力があればいんでしょ? ならくれてあげる!」

少年「なっ……! 力がみなぎってくる……!」

少年の力 >>6

口、もしくは足の裏から好きな臭いを出せる

少年「口から爽やかな匂いが……足裏の汗も……?」

女神「これで満足でしょ。神様のこと見直した?」

少年「い、いや、全くの不満足だが……むっむしろあれだな! 神は死んだ!」

女神「!?」

少年「今ので理解した。やはり神などおらんし、この世には不要だ!」

女神「そ、んな。……本当にそう思うの?」

少年「奴が何をしてくれた。せいぜいイケメン補正がかかったくらいだぞ」ハァ~

女神「あっいい匂い。……そっか。神様はもう、この時代では望まれないんだね」

少年「そう落ち込むな。いつの日か科学が不可能を可能にしてくれる」

女神「……うん。カガクの力は凄いもんね。そう、だよね」パァァ...

幼馴染「今、全ての神様がいなくなったよ」

少年「ん? 何と抜かした?」

幼馴染「騙してごめんね。実は私、神様だったの」

少年「は?……あ、ああ! そういうことか!」

少年「して、汝の異能はどんなものだ」ニヤリ

幼馴染「信じてくれるんだ? ……確かに一つだけ希望を」

幼馴染み「君の好きな『力』を、みんなに残したけど」

少年「うむ。心の剣を見せてみよ。それが自然と証になる」

幼馴染み「そうだね。行くよ――」

幼馴染(元女神)の力 >>13

人の語尾を好き勝手に変えられる

日常系ですか?(適当)

幼馴染「言霊の精霊Ms.プリンティングよ。これは万物の主の命である」

少年「ぐっ。草が強風で刈り取られて――!!」ヘヤノナカ

幼馴染「そなたの主の言葉と思え。忠誠に愛を! 謀反に悲哀を!
     世界を流転させ……シナリオを、流転させよ!」ピカッ

少年「目が……い、今の技は?」

幼馴染「……ちょっと、喋ってみて?」

少年「それは構わないのよさ。壁に大きな穴が空けるんじゃなかったのよ? ……む?」

少年「……ふざくんなのよさあああ!!!! 戻せ! 戻すのよさ!」

幼馴染「やめて……揺らされるの弱……うっぷ」

少年「斯様な生き恥を晒す苦しみが貴様に解るのよさぁあああ! 今すぐ戻すのよおお!」

??「おい、駄女神」

少年「……なんなのよさ貴様」

幼馴染「あ、あなたは! 男神!」リライト!

少年「ダンシン? 確かにいい筋肉だが、生憎俺に舞踏の趣味はない」パァ...

少年「そいつを下げて、さっさと失せな」

男神「女神よ……許さんぞ。十三神席に坐するこの俺様が人界の地に着くなどという生き恥!」

少年「おい、頼むからその槍を下げてくれ。俺の右腕がもう耐えられない」

男神「何があったかは知らぬ。だが問わん、これに勝る理由などない。死ね」チャッ

少年「うおおおおお!!」プッツン

幼馴染「駄目! 男神の槍、あれに残った力はきっと!」

男神の力 >>20

黒歴史を暴く能力

男神「痴れ者……たとえ畜生の肉体であろうと、この槍が遅れを取る謂われはない」ドスッ!

少年「がはっ……」

男神「ふん。中々にいい匂いの息をはく。だが、貴様が傷付くのはこれからだ」

幼馴染「ああ、そ、そんな……あれを食らっては、人であろうと神であろうと」

男神「来たぞ! 槍を伝わってお前の痛々しい過去が!」

男神「何々? 『気を付けてライト! 奴の間合いは星形よ!』」

少年「ぐ、ぐぎゃああああああ!!!!!」

幼馴染「自作小説……あは、あはは。終わったわ。完璧に」

男神「『武道家ミイナ。メタルカチューシャでの頭突きが武器』……お前本気で言ってるのか?」

少年「あああああああ!!!!!」

幼馴染「お願いもうやめて! 精神が崩壊してしまう!」

男神「神に楯突いて生きられる道理はない。見えてきたぞ、特大の漆黒が!」

男神「吸炎物資かっこDeep Absober。鎧制作の資源。
    相手の炎属性の攻撃を吸収、その一部をエイチピーに変換する効果を持つ」

男神「最終ボスはバランサー。

   『>>>、バランサーは無意識Jゅう合体。Uれはバランサーの虚像ですE。
    Tいっても、貴方など∪れで十分ですが』……おい、これはなんと読む」

少年「がっ……ぐっ……あが」

男神「ふっ。虫の息か。たわいのない虫けらめが」ズボッ

幼馴染「大丈夫!?」ダッ

少年「すまない……俺はもう……ん? 傷は?」

幼馴染「肉体に傷は付かないの! 心だけ。強く精神をもって!」

少年「なんだそれは? 今のはメンタルクラックということか?」スクッ

男神「ばっ馬鹿な! あれほどの攻撃を受けてまだ立ち上がるだと!」

少年「残念だったなランサー。俺にその攻撃は通用しない」

男神「な、なぜ……あり得ない。ありえる道理がない」

少年「その小説は一昨日書いた自信作だ。貴様流に言うなら、恥ずかしがる謂われがない」

幼馴染「い、今よ! Ms.プリンティング(略~」ピカッ!

男神「ぐっ! 女神お前何をしたクマ!」

男神「なっ……こ、これはクマ……く、クマの言霊が上書きされてクマ」

幼馴染「あなたの一番の弱点、プライドを突かせてもらったわ!」

男「完全に無防備……その瞬間、幾億の訓練を積んだ俺の体が、無意識にその記憶をなぞる!」

トドメだ! >>28

とーちゃんの足の裏の匂い攻撃ー!(野原ひろし並)

少年「右足に力を充填―CHARGE...END―」キイイン

幼馴染「うぇっぷ。腐った牛乳に雑巾を漬けて、途中うじ虫が湧いたような……」

少年「食らえ! 飛び蹴り・改!」ダッ

男神「グオオオ! 何だこの、魔界のオエエエ糸はき虫を鉄の上でオエエ焼いたような臭いはオエエ!」オエエ

男神「ぐっ……俺の……最後の力が……屈辱、だっ」ドサッ

男「」パァァ

少年「危険な敵だった……だが俺には及ばなかった……今はただ、それが虚しい」

幼馴染「十三神席の一塔が……流れとはいえ、もう後戻りはできないわ」

少年「いい決心だ。ならば力が要る。こいつを仲間に加えよう」

幼馴染「それは無理……気絶した人を運ぶ余裕も、敵を懐柔する暇もきっとない」

幼馴染「急いでここを出よ! 私力になってくれる人を知ってる!」

少年「味方も増えず、しかも逃げるのか……まあいい、グダグダするのも好みじゃない」ダッ

少年(平和な街並みだ。高層ビルの反射する陽光だけが、俺たちに焦点を当てている)

少年「……ん? あのビル、上に誰かいるぞ」タッタ...トット

幼馴染「え?」...ピタッ

少女神(へぇ。案外鋭いものね)シュイイン...

幼馴染「脳に直接響くこの声! 避けて! 彼女はきっともう攻撃体勢に入ってる!」

少女神の力 >>32

人の好感度を操作できる

少女神「目が合って、見つめ合ったら――それはきっと、恋の始まり」カッ!

少年「あっ……」ドクン

幼馴染「駄目! 彼女の目を見ないで!」

少年「触れるな! 煩わしい!」

少年「ああ我が愛しの少女神よ。今汝のもとへと駆けつけるぞ!」ダッ

幼馴染「待って! 君は操られてるの。お願い、待って……」ゼエゼエ...

少女神(早く来てね。私のナイト様っ。なーんてうふふ)

幼馴染「これは私をおびき出す罠……でも。人の恋心を操るなんて、絶対に許されない!」ダッ

少年(おい、俺はナイトではない。鍛え上げられた鋼の兵隊、ソルジャーだ)

少女神「な、何こいつ?……取り敢えず女神との通信を切って、と」

少女神(てへっ。ごめんねソルジャー。愛してる。ううん、愛してるよりも更にラブ!)

少年(愛はときに大きな力となり、またときとして大きな災いにもなる)

少年(だが俺の前に距離はなく、故にいばら道はその存在を規定できない)

少年「心から君を愛するとき、俺は君そのものになる! 一片のほころびも消えてしまうんだ!」バンッ

少女神「あはは……い、いらっしゃい」

少年「待たせたなプリンセス。いや――」

少女神「(あっ口臭爽やか……) 私、少女って言うの」

少年「少女。いい名前だ。少女の瞳に聞いたよ、俺の力が必要なんだってね」

少女神「うん。きっとすぐに来る。二人で敵を、女神を」

姉神「ふふっ。敵さんがーやっーてきたわよぉ」トンッ

妹神「排除する」トンッ

少女神「な! あなたたちは!」

姉神「……安い命。ふうっと吹けば消えちゃうかもね」

妹神「なら吹けばいい。生きている限りリスクはある」

姉神「はいはい。それじゃ、意味も分からないまま逃げ惑いなさい罪人共ォ!」」ゴウッ!

姉神の能力 >>37

風を起こす
ただし口から

とんでもない怪力

姉神「神は至上の存在。故に全てを裁く責があり、それをなす力を持つ」

少女神「ビルの天井が、あああんないとも簡単にもぎ取られて」

姉神「せめて絶望して頂戴。私の断罪が、一度で終わるように」

少年(どうすればいい)

妹神「……姉上、先にやるならあの男だ」

姉神「何で? あいつはどう視ても神の魂が入っていないわよ?」

妹神「私の方が姉上より理論的で、そして裁きは確実に行われるべき。それだけだよ」

姉神「……まっ、そうね。そうしてきたものね」

少年(どうすればこの情況を打破できる)

少年(駒は三つ。俺と、語尾が変える力しか持たない上、まだ現れない幼馴染。そして)

少女神(駒って君ねぇ。私はラブオペレーションっていう凄い技が……)

少女神(まあ、ちょっぴり見つめ合わなきゃ効かないってバレてるみたいだけど)

姉神「亜音速で消し飛びなさい。骨は残さないであげる」ゴウッ!

妹神「はぁ……外れてるぞ姉上。大規模破壊が向いてるんだから、そうすればいい」ドカン!

少年(……あ、危なかった。あんな大振りしておいて、全く投げる動作が見えなかった)ハァハァ

少年(かわせたのは運だ。……だから、風は俺に吹いている!)

少年「おいチンチクリン! 貴様は視ているだけか? プロフェッショナルが泣いてるぜ!」

妹神「……」ギロッ

少女神(馬鹿! 何自分から寿命を縮めるようなこと言ってんのよ!)

少年(これは時間稼ぎだ。ともかくなんでもいい。空白の時間を多く作るんだ)

妹神「姉上、どんどん投げてください。前口上は要りません」

姉神「裁く前に語り聞かせるのは必須よ。でもそうね。次からは要らないわ」ゴウッ

妹神「……私が戦闘に加わらないのは、その必要がないからだ」ドカンッ!

妹神「君たちは一瞬で死滅する。しかし、下手に干渉すればそこに不確定要素が混じる」ガン!

少年「があ! 駄目だっ巻き込まれて動けない……! 逃げろ少女!」

少女神(そんなこと言っても地面は穴だらけ、すぐ後ろは屋上の端で逃げる場所も!)

幼馴染「きゃー! ど、どうなってんの!? なんで少女神の他に姉妹神まで!」

少年「来た……! 駒が揃った!」

妹神「どういうことだ? なぜここに女神がいる」

姉神「つまりこういうことでしょ。人間と神様の二人組、彼女も裁きに来たのよ」

少年(今の内だ。一刻の猶予もない! 杜撰な策だがこいつで行くぞ! 幼馴染にも繋げ!)

少女神(わ、分かったわよ……)

幼馴染(えっ少年?! 少女神を味方につけたの!?)

少年(悪いがそっちの説明は後だ。今から俺の言う通りにしろ……)

妹神「くさいな。臭うぞ女神。……君も黒だろ」ゴォォオ

妹神の能力 >>43

腹話術(サンデーの魔王の主人公と同じ能力。ただし副作用なし)

理由はないが誰も近くに寄れなくなる

妹神「姉上。再度繰り返す。広域破壊にして敵を即時撃滅だ」

妹神「私は女神を叩く。背後は任せた。……これ以上の遅延は許されない」

姉神「分かったでやんす! え、あれれでやんす?」

妹神「あ、姉上?」クルッ

幼馴染(Ms.プリンティングで注意を引きつけて――)

少女神(視線の直線上で、「私と見つめ合う!」

妹神「なっ! がっ……ぐ、ぐあああああああ!!!!!!!」

姉神「い、妹! 大丈夫でやんすか! しっかりするでやんす!」

少年「怪力女を倒せるのは、貴様しかいない」

少年「誰よりも冷徹で、不気味な敵。だからこそ―ー信頼してるぜ」

妹神「み、湖は鏡ではない。ぐああ姉上逃げろ! ……乱れ、ゆがむからだ」

姉神「まさか、少女神に! わっ私に注意を引かせ、その先で!」

妹神「自分を視ようとしては、いけない。己を知るのは、己だけだ……リジェクト!」

姉神「妹! 妹よ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ピカッ!

少女「力が……もう駄目。テレパシーの方は使えないみたい」パリン

幼馴染「はぁ、はぁ……や、やっと合流できた。ずっと生きた心地しなかった……」

少年「強烈な斥力の力だった……だが、まだ終わりじゃない」

幼馴染「え?」

姉「罪人共……許さん、決して許さない」フラフラ...

少女「ま、まだ戦うっていうの!? もう一切の力も使えない、人間そのものなのに」

姉「「妹の、仇……」ユラユラ...

少年「のけ少女。奴の狙いはお前だ」

少女「え?」

少年「俺が守る。そう誓った」

少女「う、ん……」

姉「砕けて! 爆ぜろォ!」

少年「事情は知らないが、お前の正義だけは、俺が認めてやる」

少年「だから俺の正義で! お前を越えて決着を付ける! >>48で終わりだあ!」

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