春香「けっけけけけけっけ結婚!?」 (32)

事務所

千早「春香、その、相談があるの」
春香「……真面目な感じ?」
千早「ええ」
春香「あ!もしかして!」
千早「分かったの?」
春香「天狗見た?」ゲンドウノポーズ
千早「違うわ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400460371

春香「それより凄い?」
千早「私にとってはね」
春香「ええ?天狗より凄い事ってこの世にないよ?」
千早「そ、そうかしら?」
春香「そうだよ。私の中で相当ハードルあがっちゃったから、多分驚かないけど一応聞かせて?」

千早「私、プロデューサーと結婚するの」
春香「えええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!??
   けっけけけけけっけ結婚!?マリッジ?結納!??一姫二太郎!!?????」
千早「お、落ち着いてよ、春香」
春香「いやいやいや!これが落ち着いていられますか!
  どういうことなの!?」
千早「プロポーズしたらOKされたの……///」
春香「ついに千早ちゃんから言ったの!?」
千早「ええ……///」
春香「おめでとう!」

千早「私、プロデューサーと結婚するの」
春香「えええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!??
   けっけけけけけっけ結婚!?マリッジ?結納!??一姫二太郎!!?????」
千早「お、落ち着いてよ、春香」
春香「いやいやいや!これが落ち着いていられますか!
  どういうことなの!?」
千早「プロポーズしたらOKされたの……///」
春香「ついに千早ちゃんから言ったの!?」
千早「ええ……///」
春香「おめでとう!」

春香「あ、それで相談っていうのは何?」

千早「それなんだけど……」

春香「みんなに何て言おうかって事?」

千早「ボケない春香は鋭いわね」

春香「いや、別にいつもボケてる訳じゃないよ?私は芸人じゃないよ?」

春香「正直に言っても、祝福してくれると思うよ?」

千早「みんながみんな、そうかしら」

春香「……中学生組はまだいいとしても、律子や美希は本気でプロデューサーさんが好きっぽいね」

千早「事務所の雰囲気とか……悪くなったり、したら嫌よ」

春香「……最終的には納得してくれるよ」

千早「そうなると、いいわね」

ドアバタァーン!!

みきりつ「うわあぁーーーーーーん!!!」

はるちは「!?」

美希「聞いてよ!春香!千早さん!は、ハニーが、ハニーが!」

律子「えぐっ、ひぐっ、ぐすん」

美希「結婚するの!」

はるちは(めちゃくちゃ泣いてる……)メソラシ

美希「あれ?反応薄いの……」

律子「そうね……」グスン

美希「律子、ミキ、声出てた?」

律子「出てたわよ」

美希「……あ、もしかして驚きすぎて声でないのかも」

律子「声が出ないのは春香たちの方みたいね」

春香「いや、意外と出るよ。声」

千早「ええ」

律子「出たわね」

美希「どういうことなの……」

美希「二人は悔しくないの!?」

千早「?」

美希「ハニーがどこの誰ともわからない女狐に取られちゃうんだよ!」

春香「……相手が誰か、聞いてないの?」

律子「相手なんてどうでもいいでしょ?プロデューサー殿が結婚するって事が大事なのよ!」

千早(泣き止んだかと思うと怒りはじめた……)

律子「想像しなさい、プロデューサー殿が顔も知らない雌豚に取られる姿を」

春香(雌豚……)

美希「よぉーく具体的に想像するの。許せる?」

千早「……ふざけないでほしいわ」

律子「そうでしょ!」

千早「プロデューサーは渡さないわ!」

美希「その意気なの!結婚をナキモノにしてやるの!」

千早「ええ!」

春香「……間違えてるよ、千早ちゃん。落ち着いて」

律子「作戦会議するわよ!」

千早「よっしゃ!」

春香「千早ちゃん、こっちおいで」

千早「何?」

春香「いいから!」

春香「プロデューサーさんの結婚相手は誰?」

千早「私」

春香「千早ちゃんが怒ってる女狐は誰?」

千早「……私」

春香「……落ち着いた?」

千早「どうかしていたわ……」

春香「どうするの?」

千早「私が、説得してみるわ」

千早「あのね、実は……」

律子「と、いう訳で作戦は『悪口大作戦』で決定!」美希「なのー!」

千早「えっと、参考までにそれは一体どんな?」

律子「簡単よ。プロデューサー殿に相手の悪口、あることないこと言うの」

春香(素の律子さんはアホだなぁ……)

美希「まずは女狐の事を調べるの!」

春香(頑張って、千早ちゃん)

千早「いい?聞いて。実は、プロデューサーの結婚相手の、女狐及び雌豚というのはね……」

律子「知ってるの?」

千早「わ……わ……」

美希「わ?」

千早「わっ!!!」

みきりつ「ビクッ!」

千早「失敬!」ドヒューン

律子「どっか言ったわね……」

春香「ハァ……二人とも、よく聞いて」

美希「千早さん、どうしたの?」

春香「千早ちゃんの為を思って私から言うけど
 
   千早ちゃんがああいう行動にでたのは
   
   プロデューサーさんの結婚相手が、千早ちゃんだからなの」

美希「!!!???」

律子「千早殿がプロデューサーと、結婚!?」

美希「じゃあ、ミキ、千早さんに酷い事言っちゃったの……」

律子「私は、め、雌豚なんて……」

春香「千早ちゃんはそこはあんまり気にしてないと思いますよ」

律子「そうよね……、やっぱり、私たちの事気にして……」

美希「律子……さん、ふられちゃったもんね……」

律子「それは美希も同じでしょ!」

春香「私もだよ!」

みんな「……」

春香「じゃあ、私は、千早ちゃんを追うから、ちょっと落ち着いてて」

美希「うん、分かったの」

律子「気を付けてね……」

律子「うう……ぐすん」

美希「な、泣いちゃ、ダメなの!例え、ハニーが千早さんと

   友達と結婚するって言っても、泣いちゃダメなの!」

律子「ごめんね、美希。私はもう大人なのに……」

美希「恋に大人も子供も無いの!」

prrrrrr

律子「千早の携帯が鳴ってる……」

美希「表示はハニーなの」

律子「ど、どうするべき?」

美希「と、とりあえず、作戦を遂行するの!」

律子「ええ!?」

美希「律子が出るの!どうぞ!」

律子「はい!もしもし!千早は!胸が無い!」

美希「攻めるの!」

律子「プロデューサー殿は、頼りない!」

美希「どう?」

律子「プロデューサー殿、ちょっと泣いてる」

美希「やりすぎたの!」

律子「……そうですか」

美希「なんて言ってるの?」

律子「千早が、結婚は延期して欲しいって言ったみたい……」

美希「それは……駄目なの……」

律子「……ええ」

美希「作戦続行……?」

律子「……」

律子「プロデューサー殿、その、千早は、千早は!

   いいお嫁さんになると思います!」プツッ ツーツー

美希「律子……さん……」

律子「うわああーーーーん!!みきぃ!」

美希「今は、ミキの胸で泣いていいの……」

ガチャ

律子「春香!……と千早!」

春香「千早ちゃんから、二人に話があります」

美希「大人しく聴くよ」

律子「……うん」

千早「私、如月千早はプロデューサーに結婚を申し込みました。

   彼は、引き受けてくれました。でも私には……他の誰よりも彼を愛しているという自信が……」

美希「待って!!それ以上言う必要は無いの!」

春香「……」

美希「愛した人が幸せになる為に、自分以外とくっついてもいい

  なんて誰よりも相手の事を愛している人しか言えないと思うな」

千早「美希……」

律子「だいたい!プロデューサー殿が一番好きなのは、だれが見ても千早でしょ!」

千早「ええ!?そんなことは……」

春香「あるよ。私が言うんだから間違いないって」

千早「春香ぁ」

美希「そうと決まったら、祝賀パーティでも開くの!」

律子「それに、まずアイドルから歌手に転向してもらわなくちゃ」

千早「ありがとう……!」


半年後


春香「控室の千早ちゃん、すっごく綺麗でしたね」

律子「気品があってよかったわね。そういえば、美希は会わなくて良かったの?」

美希「本番までのお楽しみにしておくの」

律子「直前になって反旗を翻したのかと思ったわ」

美希「いくらミキでも半年あれば未練断ち切れるの!」

春香「はい!もうその話おわり!ほら、いくよ!」

律子「トップアイドルによる出し物なんて、幸せな夫婦ね」

美希「さあ、みんなで祝福するのー!」

春香「おー!」

-Fin

初SSでした。
元ネタはバナナマンとおぎやはぎのコントDVDです。
12話構成の内、最終話がこんな感じでコントなのにちょっと感動して書きました。

HTML化していただきたいです。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom