幼友「えっ……?」
幼馴染「えっ……?」
幼友「えっと、ごめん。夏休み明けで頭が働いてなかったみたい」
幼友「もう一回言ってくれる?」
幼「うん。だから、ザーメン以外のご飯を食べるのは久しぶりだなって」
幼友「!!!?」
幼友「ま、まず、性的なことを何も知らなくて、Hな話が始まると顔を真っ赤にさせて走って逃げていくような純真ぴゅあっぴゅあだった、幼ちゃんが『ザーメン』って言葉を何のためらいなく使っていることに驚いた」
幼友「……あっ!! そうか、ザーメンの意味を間違えているんだ」
幼友「あのね、幼ちゃん、ザーメンはあれだよ、麺類じゃないよ、ラーメンとは由来も起源もなにもかも共通する点がないんだよ?」
幼「あはは、幼友ちゃん、バカにしないでよ。知ってるよ、それくらい。ザーメンって、男の子のおちんぽから出る子種汁のことでしょ? あはは、幼友ちゃん、やめてよ、もー」
幼友「!!!? やめてほしいのはこっちだよ!!!!! お、おちん……とか子種……とか聞いてる方が恥ずかしくなるよ!!!!」
幼「幼友ちゃん、声が大きいよ。恥ずかしい」
幼友「恥ずかしいのは幼ちゃんの話す言葉と内容の方だよ!!!」
幼友「っていうか、お昼ご飯の最中にそんな汚いこと言わないでよ!」
幼「汚いって……休み中、それを主食として生活してきた私に言うなんてひどいよ……。幼友ちゃんってそういうところあるよね」
幼友「え、ご、ごめん…………って、そ、そそ、それ、ほんとのことだったの!!!?」
幼「幼友ちゃん、私に幼馴染がいてること知ってるでしょ?」
幼友「う、うん。男くんでしょ?」
幼「うん。そう。男ご主人様」
幼友「う、うわー……」
幼友「今の一言でなんとなくだけど、幼ちゃんがこうなってしまった諸悪の根源がわかってしまったような気がする……」
幼友「そういえば、幼ちゃん、男くんのこと好きって言ってたよね」
幼「ううん」
幼友「え?」
幼「大好きなの」
幼「愛しているの」
幼友「あ、はい」
幼友「ごめん、話を遮って。続けて続けて」
幼「うん。ご主人様がね、盆に、『部屋に来て』ってメールしてきたのが全ての始まりだったの」
幼「丁度そのとき、ご主人様のご両親も、うちのお父さん、お母さんも旅行中で、どっちの家にも誰もいなかったの」
◇◆男部屋◇◆
幼「えへへ、久しぶりだね。男くん」
男「うん……」
幼(どうしたんだろ、そわそわして)
幼(も、もしかして、こ、こここ、こくはく……っ)
男「幼、これ飲んで」
幼「え、何これ?」
男「カルピス」
幼「う、うん、ありがと……」ゴクゴク
男「……」
幼「……? あれ、ちょっと味がなんか……」
男「全部飲んで」
幼「う、うん……」ゴクゴク
…………
……
幼「思えばあれが初めての食ザー? 飲ザーだったなあ」ポケー
幼友「う、うわあ……」
幼「でね、その後――」
◇◆男部屋◇◆
男「幼、おなか減ってない?」
幼「え? いや、別に……」
男「減ってない?」
幼「えっと、うん……減った、かな」
男「ご飯作ってるから食べて」
幼「え!? 男くんの手作りごはん!!!?」
男「うん、待ってて」
幼(嬉しいよおお!!!)
男「はい、これ」
幼「すごい! クリームシチュー作れるんだね」
幼「料理できる男の人ってすごいよぉ」
男「ネット見てやったら簡単」
幼「えへへ、さすがだね」
男「いいから早く食べて」
幼「頂きます!」
幼「……」モグモグ
…………
……
幼「ご主人様手作りシチュー、ご主人様の味がして美味しかったなぁ」ポケー
幼友「……」
幼「でね、その日は結局、カルピスを10杯飲んで、クリームシチューを3杯飲んだの」
幼友「……」
幼「幼友ちゃん?」
幼友「き、聞いてる聞いてる」
幼「それでね、次の日もご主人様に家に呼んでいただいたの」
幼「二日連続で男くんのお家に入れるなんて、今週はゴールデンウィーク以上に輝いてるなあ」
ピンポーン
男「はい」
幼「えへへ。幼です。男くん、おはよ」
男「はいって」
幼「えっ? い、いいの!?」
男「はやく」
幼「う、うんっ。お邪魔しますっ」
幼(男くんのお家に勝手に入れる……えへへ、家族みたいだよぉ)
……
…………
……
男「カルピス、飲む?」
幼「カ、カルピス……。昨日いっぱい貰ったから、今日はいらないかな、なんて」
幼(なんか何時も飲んでいたのと違ってるような気がしたし……)
男「カルピス飲まないの?」
幼「う、うん……」
男「飲まないの?」
幼「……の、飲みます……」
男「ちょっと待って」
幼(ま、まあ、不味いわけじゃないし、何と言っても、男くんがわざわざ私のために入れてくれるんだもん。よく考えたら、飲まないわけないよね)
幼(うんうん)
男「……はい。朝一だから、濃いの出た」
幼「え? 出た?」
幼(カルピス作るのに出たって言うかなあ)
男「いいから飲んで」
幼「う、うんっ」
幼(……あれ?)
幼(なんか昨日のより濃いけど、飲みやすいような気が)
……
…………
……
男「もう一杯飲む?」
幼「えっ、もう連続で二杯も飲んだよ……?」
男「……」
幼「飲みたい、です」
男「わかった」
……
…………
……
幼(どうやって作ってるんだろう……ちょっと台所を覗きに行ってみようかな)
幼(男くんが私のために飲み物を作ってくれるのを見てみたいし!)
幼(げへへ、もしかしてエプロンとかしてたりするのかなあ)
幼(それとも……)
男「……」
シコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコ
幼「なっななななななっなっ……!!!」
幼「……」
ふらっ
バタン
……
…………
……
幼「……」
幼「……っ」
幼「……あ、あれ?」
幼「私、どうして……」
幼「こ、ここ、ここ、おとっ男くんのベッド!?」
幼「えっ……あ、そ、そうだ……さっき……」
幼「~~っ!!」
幼「男くんの……お、おち◯ちん……」
男「起きたの」
幼「わっわわわっ!! おっ、男くんっ!!」
男「これ」
幼「あっ……えっ……?」
男「これ、舐めて」
ギンギン
幼「……?」
チラッ
幼「えええええっ!!!?」
幼「おっ、おちん◯ん、丸出しでっ……!!」
男「まず、握って」
ギンギン
幼「やっ、あっ、で、でもっ、そのっ」
チラッチラッ
男「はやく、握って」
幼「えっ、う……うう~っ」
チラッ
幼「う、うん……」
ジーッ
幼「おち◯ちん……」
ツンツン
ぎゅっ
幼「ふあっ……熱くなってる……」
ぎゅぅううっ
びくんっ
幼「ふあっ!?」
幼「おっ、おちんち◯、跳ねた……」
幼「い、痛かったのかな……おちんち◯さん、ごめんね……」
ぎゅっ
男「そのままこすって」
幼「えっ、こ、こするって、ど、どんな感じに……」
男「こうするの」
ぎゅっ
幼「あっ……」
幼(男くんが私の手の上からギュって握って……。男くん……手、おっきいなあ……えへへ)
シコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコ
幼「……」
ジーッ
男「口、空けて」
幼「えっ?」
男「ほら早く」
幼「う、うんっ」
幼「……」
男「出る……!」
幼「~~っ!!?」
幼「こ、こりぇ」
男「口、閉じて」
幼「……」
コクリ
幼(この味……えっ……男くん特製カルピスの……)
男「モグモグ噛んで」
幼「……」
もぐもぐ
幼(味、濃い……)
男「飲んで」
幼「……」
ゴクン
幼「……男、くん……」
男「美味しかったでしょ?」
幼「えっ、美味しいって…」
男「美味しかったでしょ?」
幼「う、うん……」
幼「でも、これ、食べるものじゃ……」
男「これ、じゃない。ザーメン」
幼「ざ、ザーメンって食べるものじゃ……」
男「食べ物だよ。もっと食べたらわかるよ。もう一回こすって?」
……
…………
……
幼「……」
もぐもぐ
ごくん
幼「……ごちそうさまでした」
幼「男くんのザーメン、美味しかったです」
幼(あれから連続で4回も私の口に……)
幼(ザーメンでもうお腹いっぱいだよぉ)
幼(でも、男くんのザーメンなんだと思うと、なんだか……。えへへ)
幼(飲めてちょっと嬉しい、かな)
男「よし。また明日も来て」
幼(また明日もザーメン食べれるのかあ)
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