モバP「アイドルたちの趣味」 (72)

※コンマスレです 00は0です

P「……えーっとプロフィールの更新はこれくらいか」

ちひろ「お仕事お疲れさまです」

P「どうも、しかしアイドルって大変ですよね。こんなに情報を色々と公開して」

ちひろ「それで興味を持ってもらえたら人気にも繋がりますから」

P「とはいえ、そういうところを深く聞かれたら困る子もいるんじゃないかなと」

ちひろ「調べてみます?」

P「調べるって?」

ちひろ「アンケートを出してみましょう、趣味についてどれだけ時間を費やしてるかとか」

P「アイドルの理解も深まりそうですね、やってみましょうか」

ちひろ「では、メールで一斉送信してしまいましょう」

P「返ってきますかね?」

ちひろ「あ、早速の返事です」

P「卯月か、確か趣味は」

ちひろ「友達と長電話ですね」

P「えーっと話す時間は週に下1時間くらいで、話す人数は下2人くらいか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398594191

ちひろ「65時間で47人だそうです」

P「週で割ると一日7人弱に9時間……」

ちひろ「多くありません?」

P「ちょっと考えさせます、アイドルと学校以外の暇を全て費やしてんじゃないかと」

ちひろ「休日に一気に電話してるんでしょう」

P「電話代が悲惨なことになってるんじゃ」

ちひろ「え? 最近は無料のアプリもあるんですから大丈夫ですよ」

P「そうなの?」

ちひろ「最近、プライベートで誰かと電話しました?」

P「次、誰かいませんか」

ちひろ「次は……比奈ちゃんから返ってきました」

P「漫画でしたよね、なるほど週に下1ページくらいは書くと」

ちひろ「な、76……」

P「あいつは週刊誌掲載でも目指してんのか」

ちひろ「月1で単行本が出せそうです」

P「卯月といい比奈といい趣味に人生費やしてるな」

ちひろ「まあコマの数がもの凄く少なかったりするんですよ、きっと」

P「でも一度だけ、見たことあるんですよね」

ちひろ「どうでした?」

P「普通の漫画でその時は特に何も思わなかったんですけど」

ちひろ「それを76ページ……」

P「もう少し休むように言います」

ちひろ「漫画といえば私の頃は……」

P「年がばれますよ」

ちひろ「何か問題が?」

P「さあ、次は誰ですか?」

ちひろ「次は夏美さんです」

P「えっと週に下1kmは走ってます、か」

ちひろ「30km……」

P「何だこの人外集団」

ちひろ「趣味って何でしたっけ?」

P「それであの体力なのか……」

ちひろ「プロデューサーさん運動してますか?」

P「夏美さんの100分の1は走ってます!」

ちひろ「300メートル……」

P「走らないよりマシです、さあ次だ!」

ちひろ「智絵里ちゃんは四葉のクローバーを週に下1本くらい見つけるそうですよ」

P「微笑ましいですね」

ちひろ「微笑ましい……ですか?」

P「それだけ見つけられるような子だから、こんなにも愛されるアイドルになれたんですよ」

ちひろ「何だかいい話でしめようとしてますけど、それにどれだけの時間をかけているか考えると」

P「俺に幸運のクローバーは見つけられますか?」

ちひろ「一人で延々と探してればいいんじゃないですか?」

P「……次だ次!」

ちひろ「周子ちゃんからも返ってきましたよ」

P「周子って」

ちひろ「献血ですね」

P「一体どんな生活を送ってたら献血が趣味になるんでしょう」

ちひろ「心優しい子なんですよ」

P「どれどれ、1回に下1×10mL献血するそうです」

ちひろ「ほら、優しいじゃないですか」

P「30……」

ちひろ「き、きっと体が弱いんですよ! だから」

P「お菓子食うだけ食って帰ってるだけなんじゃ」

ちひろ「回数が多いんです、きっとそうです!」

P「そんな小刻みに取って何の意味が」

ちひろ「することに意味があるんです!」

P「わざわざ趣味欄に書いてあいつ聞かれた時になんて答える気なんだろう」

ちひろ「30mLの何が悪いんですか!」

P「献血する方も困惑でしょうよ」

ちひろ「人の善意が分からないなんてまったくもう」

P「お、結構たまってきてますね」

ちひろ「千鶴ちゃんにしましょう」

P「週に下1時間も勉強するのか!」

ちひろ「本当に真面目なんですね」

P「19時間」

ちひろ「アイドルの忙しい時間を縫って頑張ってるんですね」

P「日で割って2時間半か」

ちひろ「休日にしてるんですよ!」

P「なーんか、こう、そのさ」

ちひろ「言わんとすることは何となく分かりますけどこんなの人それぞれなんですからね」

P「いや、てっきり50時間とか言われるかと思ってたんで」

ちひろ「あんまり無理しても活動に支障が出るだけです、千鶴ちゃんなりのバランスなんですよ」

P「俺も勉強すればよかったな……」

ちひろ「手遅れです」

P「……この」

ちひろ「次は裕子ちゃんですよ」

P「サイキックトレーニングでしょ? どんなアンケートにしたんです?」

ちひろ「一週間で何本のスプーンを曲げましたか?(物理)

P「なるほど、えっと週に下1本だそうです」

ちひろ「週に96本も曲げられるなんて!(物理)」

P「あいつの力は本物だ!(物理)」

ちひろ「いや、本当にどうしてるんでしょうね」

P「ちょっと説得してきます、ほどほどにしておけと」

ちひろ「一種のトレーニング(物理)になってますよね」

P「次は、 蓮実にするか。ボウリングか、最近あんまり行ってないなあ」

ちひろ「教えてもらったらどうです?」

P「腕前次第ですよ」

ちひろ「聞いて驚いてください、何と最高スコアは下1×3です」

P「183……だと……」

ちひろ「本当に趣味なんでしょうね」

P「番組、企画してみますか」

ちひろ「プロボウラーアイドルとかもいいですよね」

P「なんか知らない一面を見れて嬉しくなってきましたよ」

ちひろ「そんなプロデューサーさんに次はくるみちゃんからのお返事を」

P「ポケットティッシュ収集……何か一歩間違えたらただの貧乏……」

ちひろ「趣味に貴賤はありません」

P「えーっと、駅前の通りを歩くだけで下1個のティッシュが集まります、か」

ちひろ「現実味もありますし、実際に凄いですね」

P「ティッシュ買う金が浮くな、あいつの場合だと涎でそれくらいは消費しそうですけど」

ちひろ「実用と趣味を兼ね備えたいい趣味じゃないですか」

P「しかしこれ番組したら地味……」

ちひろ「差し出される14のティッシュをお礼を言いながら通り過ぎて」

P「数字が取れそうにない」

ちひろ「ファンは見ますよ!」

P「何かの特典映像にすればあるいは」

ちひろ「ライブとかにつけましょうか」

P「需要あるかなあ……えっと、順番だと早耶だな」

ちひろ「ブログ、アイドルには必須ですね」

P「その中でも早耶は趣味に堂々と記載するレベルですからね」

ちひろ「更新もマメですよね」

P「ええ、何と1日に付くコメントは下1×10だそうです」

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