エレン「面接力」(80)
エレン達が訓練兵を受ける時のパロです。
エレン(今日は訓練兵試験の集団面接の日だ。)
エレン(一次の筆記試験はアルミンに教わったおかげで合格できたが、ギリギリだった。)
エレン(二次の集団面接の結果は筆記試験と合計した点数で評価されるから、この面接で高得点をださなければな…)
エレン(面接練習はほとんどできなかったが、俺には巨人を全て駆逐するという確固たる目的意識がある!他のただ楽したいだけのやつらより、かなり評価は高いはずだし大丈夫だろう。)
面接官「では次のグループの方々どうぞ。」
ガチャ
エレン、○○、○○「失礼します!」
スタスタ(それぞれイスの横に立つ)
面接官「どうぞ、お座りください。」
エレン、○○、○○「はい、失礼します。」
面接官「それでは右の方から簡単に自己紹介をしてくだい。」
○○「はい!トロスト区出身、ジャン*キルシュタインです。本日はよろしくお願いします。」
面接官「よろしくお願いします。キルシュタインさんは筆記試験のできはどうでしたか?」
ジャン「難しかったですが、自分の全てを出しきれました。間違えた箇所は復習して、二度と間違えないようにします。」
面接官「いい心がけですね。それでは、次の方、お願いします。
○○「はい!!!ウォールマリア南東の○○村出身、ライナー・ブラウンです!!!本日はご面接いただきありがとうございます!!!よろしくお願いします!!!!!」
面接官「よろしくお願いします。大変元気ですね(笑)ブラウンさんは体格がいいですね。何かされていたのですか?実は鎧の巨人だったり(笑)」
ライナー「い…いえ!その…私は他の訓練兵と比べて二年のブランクがあるので、他の同世代の誰にも負けないようにと、開拓地で体を鍛えてきました。」ドキドキ
またスローペースですが投下します。
今更ですが、勝手な設定とかありますので、ご了承ください。
面接官「なるほど。わかりました。」(圧迫したつもりはないのに、何で緊張してるんだろう?)
面接官「では、次の方、お願いします。」
エレン(いよいよ俺の番だな。大丈夫だ、面接なんて巨人に比べたら屁でもねえ。)
エレン「はい!シガンシナ区出身、エレン・イェーガーです!本日はよろしくお願いします!」(最初のやつのパクったけど、自己紹介はこんなもんだろう。)
面接官「よろしくお願いします。イェーガーさんは筆記試験もギリギリで、体格も他のお二人と比べても小さめですが、何か特技などはありますか?」
エレン「特技ですか…」(いきなりやべぇ…巨人駆逐のことしか考えてなかったから、秀でた特技なんてねえよ…)
エレン「えっと…努力……をすること…です。」
面接官「ほう、どのような努力ですか?」
エレン「えぇっ…と……」(そんなの兵士になるのと関係ねえじゃねえか)
エレン「その…アルミンに教えてもらって…教養試験を…」
面接官「アルミン?」
エレン「あ!その…友人に教えてもらって、この試験のために努力を…」
面接官「何か自分1人でやりとげた努力はないですか?」
エレン「えぇっ…あの…その……」(何で俺の時はこんなしつこいんだよ!)アセアセ
面接官「……」
エレン「あー…と、何か……」
面接官「…そんな緊張しなくてもいいですよ。それでは、次の質問してもいいですか?」
エレン「…申し訳ありません。お願いします。」
ジャン(こんぐらいの質問も答えられないやつがいるなんてな。こりゃ楽勝だな。)フッ
面接官「それでは、次の質問をします。訓練兵を志望した動機と現時点での将来の希望配属兵科を教えてください。」
エレン(よし!これなら他のやつらと俺が違うことをアピールできるはず!さっきのを取り返してやる!)
面接官「では、キルシュタインさんからお願いします。」
ジャン「はい。私は内地で働く父の姿を見て、とてもかっこいいと思い、自分もそんな父の近くで働きたいと思いました。そのために、自分の特性である認識力と立体機動術を生かして働ける、内地勤務の兵士である憲兵団を志望しています。」
ジャン(嘘は苦手だが、内地で暮らすためなら何てことないぜ。親父もたまにしか内地に仕事なんていかねえけどな。)
面接官「ほう、あなたの特性である認識力と立体機動術を生かすなら調査兵団の方があってると思うのですが、どうお考えですか?」
自分面接のプロではないんで、いろいろツッコミ所あると思いますが、お許しください(´・ω・`)
ジャン「はい。確かに調査兵団でも私の特性を生かせると思います。しかし、今後も内地で立体機動術が必要ないとは思いません。なぜならば、また超大型巨人が現れて、ウォールシーナを破壊しない保証はありません。その時に立体機動術をあまり使わない兵士だけでは民を守ることができません。そのためにも、私が内地での立体機動術の衰退を防ぎたいと考えています。」
ジャン(我ながら俺も嘘がうまいな。正直者だと損するならいくらでも嘘ついてやるよ。)
面接官「なるほど、わかりました。では次、ブラウンさん、お願いします。」
ライナー「はい!私は二年前のベr超大型巨人!が壁を破壊したため故郷を失いました。この経験から、私のような悲しみをする人々をもう出さないようにしたいと考えました。そのために、自分の屈強な体格を生かして、民を守れる調査兵団を志望しています。」
エレン「おお!!お前も調査兵団か!俺以外にも変わり者がいて嬉しいぜ!」
面接官「…イェーガーさん、今はブラウンさんの発言を静かに聞いていてください。」
エレン「あっ…申し訳ありません。」(やべえ。つい自分と同じ目標がある人を初めてみたせいで声だしてしまった…。)
面接官(イェーガーは感情的に発言してしまう所ありっと)カキカキ
エレン(何書いてんだろ…気になるな…)
面接官「ではブラウンさん、調査兵団志望ということですが、調査兵団も体力だけではなく、壁外調査ごとの作戦の理解や仲間との連携といった、頭を使うこともありますし、協調性も大事です。その点は大丈夫なのでしょうか?」
ライナー「はい。その点も問題はありません。本当の所、私は頭の回転がいい方ではありませんが、自分が空白の二年間で体を鍛えあげたように、座学や技巧術も克服し、故郷の友人以外にも多くの人とコミュニケーションをとり、その点を達成することが兵士としての責任であると考えています。」
面接官「なるほど、わかりました。それでは次、イェーガーさんお願いします。緊張しなくていいですよ。」
エレン(さあ俺のターンがきたぜ。他のやつらは長々しすぎだろ。俺は短く、そしてわかりやすく言おう。カッコ良く言いたいから、一人称も「俺」でここはいこう。俺の目的は面接官もかなり高評価で、即採用とかなったりしてな。)エヘヘ
エレン「はい!俺は巨人を全て駆逐する!そのために調査兵団以外興味ないです!!」
面接官「…」
ライナー「…」
ジャン(プックク、笑いてえwww)
エレン(俺の目的意識の高さに言葉もでないみたいだな。これは即採用だな。)
面接官「えっと…以上ですか?」
エレン「えっ…はい。」(それ以上に何があるんだ?巨人を駆逐なんて兵士として最高の志望動機だろ。)
面接官「ええーっと、なぜ巨人を全て駆逐したいのですか?」
エレン「…はっ?」
面接官(イェーガーは想定外のことが起こると敬語すら使えなくなるっと)カキカキ
面接官「ですから、なぜ巨人を駆逐したいのですか?」イライラ
エレン(何でイライラしてるんだよ…兵士なら巨人を殺したいと考えるのが普通だろ。)
エレン「えっと…アルミンから壁外の世界のことを聞いて、自分の目でその世界を見たいからです。あとは、二年前に巨人に母さんを殺されたからです。」
面接官(だからアルミンって誰だよ。母さんじゃなくて、母だろ。)カキカキ
エレン「…さっきから何を書いてるんですか?母さんから人の話は目を見て聞きなさいって教わりませんでしたか?」
面接官「…」
その頃他の部屋では
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ミカサ「シガンシナ区出身、ミカサ・アッカーマンです。長所はやると決めたらまっすぐ。短所は嫌いなひとをすぐ切ろうとするなど、以外とおっちょこちょいな所。趣味はエレン。特技は肉を削ぐこと。特にエレンに近づく巨人はもちろん、害虫、女狐など。必要に迫られればいつでも披露します。エレンに近づきそうな女狐がちょうど二匹いるので披露しましょう。」スチャ
アニ「…」(何こいつ)
ミーナ「ひぃっ!」ビクビク
ミカサ(少しでもライバルを減らせばエレンも合格しやすいだろう)
面接官「えっ!あの、君!」
アルミン「ミカサ!あの…、私は彼女と同じ出身なのですが、彼女は私が二年前にいじめっ子からいじめられていた時に助けてくれましてウンヌン…」
アルミン(エレンは嘘が下手だから大丈夫かな…。ミカサもこんな感じだし…)オロオロ
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サシャ「ウォールローゼ南区ダウパー村出身、サシャ・ブラウスです!本日はよろしくお願いします!」ニコニコ
面接官(明るくて元気な子だ。第一印象は◎っと。まずは簡単な質問からしてみるか。)カキカキ
面接官「よろしくお願いします。ブラウスさん、好きな食べ物は何ですか?」
サシャ「食べ物ですか!えっとですね…肉とパンと蒸かし芋とスープとお魚も好きですし、あと甘い物だとケーキもチョコもフルーツも好きです!あっ、でもまだあれもこれも…」
面接官(…ただし、食料危機になる恐れ有りっと)カキカキ
面接官「わかりました。もう結構ですよ。では、次の方お願いします。」
コニー「はい!ウォールローゼ南区ラガコ村出身、コニー・スプリンガーです!よろしくお願いします!」
面接官(体は小さいが、坊主頭が清潔感もあり、真面目そうだな。ちょっと時事的なことを聞いてみたらおもしろいかも。)カキカキ
面接官「よろしくお願いします。では今日の新聞に憲兵団の脱税問題についての記事がありましたが、このことに関してどう思いますか?」
コニー「………」
(サシャの方を向いて)
コニー「なあ…だつぜーってなんだ?」
面接官(ただし、馬鹿っと)カキカキ
面接官「あ~…、もう結構ですよ。では次の方いきましょうか。お願いします。」
ベルトルト(こんな馬鹿なやつらならすぐに消せるな。僕は戦士だ。こんなくだらない面接すぐにパスできる。)
ベルトルト「はい!ウォールマリア南東の○○村出身、ベルトルト・フーバーです!本日はよろしくお願いします!」
面接官「えっ?すいません、もう一度、お名前をお願いします。」
ベルトルト「ベルトルト・フーバーです。」
面接官「ベラベっ……ベルベルっ…べべベル…」
面接官「…」(名前が覚えられないっと)カキカキ
面接官「受験番号○○番さん、よろしくお願いします。」
ベルトルト「…」
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面接官(キース)「では、まず自己紹介からしてもらう。右の者から始めろ。」ギロッ
クリスタ「はっ!ひゃい!」
クリスタ(うわぁ、圧迫タイプの面接官に当たっちゃった。ついてないなあ…)グス
クリスタ(でも負けちゃだめ!あれは私たちが兵士としてやれるか見てくれているから、面接官もやりたくてやってるわけじゃないはず。)
クリスタ(採用された後、実は気さくな上司だったってことがほとんどだと聞いたし、笑顔を忘れずにがんばる!)グッ
クリスタ「○○出身、ヒsクリスタタ・レンズです。えーと…好きな食べ物だけ言っておきますね!アイスクリームといちごが好きです!本日はよろしくお願いします!」ニコ
面接官(キース)「…もういい。次。」ギロッ
クリスタ(うぅ…噛んじゃった…反応もない。今期はもうだめかな…)ハア
面接官(キース)(レンズ、あざといが天使っと。今期訓練兵指導責任者の権限で採用っと。あと女神っと。)カキカキ
ユミル(天使…)
マルコ(うっはぁぁぁ~~!セクロスしてええええぇぇぇぇ」
面接官(キース)「貴様、何か言ったか?」ギロッ
マルコ「いっ…いえ!何も言っていません!申し訳ございませんでした!」
何のパロなの?
>>43
すいません間違えました。パロじゃないです。
原作の嘘予告のノリでお願いします。
ちょっとずつ投下します。
また、ゆるーくだらだらといきます。
エレン「はい…わかりました。」
面接官「では、もう少しイェーガーさんのことをお聞きします。外の世界を見たいということですが、見てどうしたいのですか?」
エレン「私はこんな壁の中で食って寝てるだけの家畜みたいな生活で人生を終えるのが嫌なんです!」
面接官「壁の中で食って寝てるだけの家畜?では、あなたが食べている食事は誰が作ったか知ってますか?」
エレン「え…そりゃあもちろん生s」
面接官「あなたの着ている服は誰が作ったんですか?あなたが住んでる家は誰が作ったんですか?あなたを産んだのは誰ですか?」
エレン「…」
面接官「あなたの考えでは食って寝ているだけに見えている家畜ですよね?あなたはそんな家畜の助けもなければ生きることができない家畜以下ということですね。」
エレン「…」
面接官「質問を変えましょう。もし、あなたが調査兵団以外に興味ないのはなぜですか?」
エレン「…それは…駐屯兵団なんて酒飲んでさぼってるだけだし…憲兵団なんて偉そうなだけで何の役にもかたってなi」
面接官「あなたの考えでは食って寝ているだけに見えている家畜ですよね?あなたはそんな家畜の助けもなければ生きることができない家畜以下ということですね。」
エレン「…」
面接官「質問を変えましょう。もし、あなたが調査兵団以外に興味ないのはなぜですか?」
エレン「…それは…駐屯兵団なんて酒飲んでさぼってるだけだし…憲兵団なんて偉そうなだけで何の役にもかたってなi」
面接官「駐屯兵団にも、固定砲の強化のために毎日研究開発を頑張ってくれている人もいますよ?憲兵団にも、民が安心安全な暮らしができるように治安維持のために日々努力している人もいますよ?」
エレン「…」
面接官「それにあなたは根本的な勘違いをしています。調査兵団は巨人を殺す兵団ではありません。」
面接官「壁外調査であり、巨人を殺しに行っているわけではありません。もちろん結果的に巨人と交戦することは避けられませんが、壁外調査はいかに巨人と戦わないかに懸かってます。」
面接官「団長ともなるといかに被害を最小限に抑え、壁の中の人類のために、壁外についての情報や結果を得るか問われます。」
面接官「もしあなたのような家畜以下の人間が調査兵団に入団し、運良く団長に昇進しても、無駄に兵士を死なせるようにしか思えません。リヴァイ兵長のようなずば抜けた才能がない限り。」
さて、今日もゆるくいきます。
エレン「接客力」
も考え中です
エレン「…申し訳ありません。」
面接官「他にも言いたいことはありますが、時間もないので、このくらいにしておきます。最後にお聞きします。あなたの母が巨人に殺されたのはなぜだと思いますか?」
エレン「(確か、ハンネスさんが…)…俺が弱かったからです。…俺に力がなかったから…だと思います…。」
面接官「…わかりました。面接が終わったら、あなたが信頼しているであろうアルミンという友人に、今日の面接のことを聞いてもらうといい。。あなたにとって有益なことがあるかもしれませんよ。」
エレン「…わかりました。…ありがとうございました。」
ジャン(あいつは落ちるなww俺も正直者だが、世の中には、嘘ついてでも生き残らないといけねえ時もあんのによwww)
ライナー(…エレン・イェーガーか……ただのゆとりのガキのまま終わるか、もしくは……)
面接官「それでは、本日の面接は終わります。来週までには合格者のみに通知をします。」
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帰り道
アルミン「…エレン?元気ないね。そんなに面接悪かったの?」
エレン「…アルミン、面接の復習をしたいから、付き合ってくれないか?ミカサも。」
ミカサ「もちろん」
アルミン「うん、いいよ。じゃあ適当にどこかに座ろうか。」
ストッ
アルミン「それで、どんなことを聞かれたの?」
エレン「えっと…まず自己紹介をしてから、特技は何かを聞かれたな。」
ミカサ「基本中の基本。私はそこで面接官に良いアピールができたと思う。」
アルミン(僕がいなかったら、即犯罪者だったけどね)
アルミン「確かに、まずほ受験者の緊張をほぐす意味でも基本的な質問だね。」
エレン「えっ?!そうなのか?!!特技なんて、巨人を殺すのと何も関係ないだろ??」
アルミン「……じゃあ、エレンはなんて答えたの?…」
エレン「俺も予想外でさぁ、あわてちゃって、結局答えられなかったんだよな。」
アルミン「…はぁ、筆記試験のことしか聞いてこなかったから心配してたけど案の定だよ。たぶん、最初からエレンが面接対策をしてないことを見抜かれていただろうね。」
エレン「ええっ?!面接に対策なんて必要なのか?!聞かれたことに答えるだけだろ?」
アルミン「エレンは答えられてないじゃないか…。」
エレン ギクッ
アルミン「エレンは本気で兵士になりたいの?!調査兵団に入りたいの?!兵士は想定内のことしか対処できないと思ってるのか?!」
ミカサ「アルミン、エレンをあまり責めないで。」
アルミン「ミカサもだよ!僕がいたから良かったけど、君一人だったら今頃牢屋行きだったろ!!」
ミカエレ「…」
アルミン「まあ…とにかく、これはしょうがない。あとは、どんなこと聞かれたの?」
エレン「…えっと……兵士になりたい理由と希望配属兵科だった…」
アルミン「……もしかして、巨人を駆逐したいから、調査兵団以外興味ないなんて言ってないよね?…」
エレン「」
アルミン「いいかい?あくまで、調査兵団は巨人を殺すための組織じゃない。壁外のことや巨人の正体を調査するのが目的なんだよ。」
ちょっと風呂入る
明日は休みだからなんとか終わらせれたらいいなあ
エレン「…でも、調査兵団の人たちは壁外調査の時以下は巨人殺しのために日々特訓をしてるって…」
アルミン「確かに、結果的には巨人を殺すためなのかもしれない。けど、僕が思うにもっと違う理由がある。」
エレン「…何だ?」
アルミン「生きるためだよ。生きてなければ、せっかく知りえた情報も何も僕らには伝わってこない。そして、生きて、仲間を守るため、壁内の民を守るため、というのが大きいんじゃないかな。」
エレン「そういえば…何で巨人を殺したいか聞かれたな…」
アルミン「そうだろう?何て答えたの?」
エレン「壁外の世界を見たいから、母さんを巨人に殺されたからって…」
アルミン「ほら、エレンは結局、自分の欲を満たしたいだけだ。他の人の志望動機を聞いてた?民のためとか人のためとかって前提じゃなかったかい?」
エレン「確かに他の2人はそうだった…自分の欲を満たすことだけを考えていた俺はただのガキだ…」
アルミン「調査兵団以外興味ない理由も聞かれなかったかい?」
エレン「…駐屯兵団はただ酒飲んでサボってるだけで…憲兵団は偉そうなだけの役立たずだからって…けど、これは事実でアルミンもよく知ってるだろ?」
アルミン「エレン、今後のために教えとくよ。他人の悪口を言う人間は信用されないよ。事実はそうかもしれないけど、当人がいない所で悪口ばかり言ってるような人といっしょに働きたいと思うかい?」
エレン「…思わない…」
アルミン「兵士になるってことは、仕事をするってことだよ。今までのを考えると、エレンは兵士になっても、事前準備もできず、自分のすることもわかっていなくて、自己中心的で、そのくせに人の悪口だけは一丁前に言うんだろうな、と面接官には思われてるかもよ。」
エレン ズーン
ミカサ「…アルミン、言いすぎ」
アルミン「ミカサ、今エレンが自分を見つめ直すこのチャンスにはっきりいうべきだと思う。エレンのためにね。」
アルミン「とにかく、すんだことはもうしょうがない。結果を待とう。落ちても、また次期の訓練兵試験に挑戦すればいんだしね。」
エレン「…ああ、アルミンありがとう。ミカサも。はっきり言ってくれて助かったよ。俺はもうガキじゃない。兵士だ。それじゃあ早速、次の面接のために特訓だ!」
アルミン「うん!」
ミカサ「エレンが元気なら、私はそれでいい。」
~~~~~~~~~~~~~~~
後日
エレン「おーい!アルミン、ミカサー!」タッタッタッタッ
アルミン「どうしたのエレン?そんな息をきらして。」
エレン「受かったんだよ!この前の面接!ほら!」つ通知
アルミン「本当に?!よかったじゃないかエレン!」
ミカサ「本当によかった。さすがエレン。受かってなかったら私も辞退していたけど。」
エレン「ああ!本当に奇跡だ!」
アルミン「これで三人とも最終面接に進めたね!今度はちゃんと練習しようね!」
エレン「ああ!よろしく頼むぜ!アルミン、ミカサ!」
面接官(まあ兵士としてやれるかはわからないが、12歳という若さとおそらく嘘を言っていないであろう考え方に話し方)
面接官(なにより最低限、自分が弱いこと、自分が無力だとわかっていること)
面接官(強くなるためには、まずは自分の弱さをしらなければけない。彼が今後どうなるかはわからんが、ああいう人間には生き残ってほしいものだ)
~~~~~~~~~~~~~~
こうしてエレンたちは最終面接も無事に突破し、訓練兵になることができた。
この面接官は後の座学のメガネ教官だった。
終わりです。
初ssでした。自分も新卒で就職できず、面接は嫌な思い出しかないのを思い出しながら書いてました。
もし片手間でも読んでいた方がいたなら、ありがとうございました。
明日から
エレン「接客力」
を書いてみようと思います。
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