姫川友紀「10人目の選手」 (86)



プロ野球開幕には間に合わなかったユッキss

※捏造、リアルクロス有り


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397133718

―――12月某日


P「そういえば友紀さ、」


友紀「何ー?プロデューサー。」


P「友紀の兄さんってさあ、野球選手なんだよな?」


友紀「そうだよ、我等がキャッツの選手じゃないけど。」


P「…あぁ、そうなのか!だからキャッツの選手調べても出なかったんだ!」


友紀「まあ、プロデューサーは知らなくても仕方ないよね、高卒ドラ5だけどキャッツに入団拒否して話題になった位だからね。昨シーズンも後半から出てきたし」


友紀「そこから大学入って、そして大卒ドラ4で博多AFoo!ホークスに入って来年3年目の『博多のレッドスター』て呼ばれてる…」


P「…博多ホークスの姫川選手!あれが友紀の兄さんか!そういや仕事で会ったわ!」

友紀「そう!、長打は出ないけど足が速くて守備範囲が広い、そして盗塁が上手い正に『赤星二世』!赤星本人も公認!」


友紀「来期から背番号も53になって本格的にレッドスター継承で来期期待の選手だよね!難波ちゃん!」


難波笑美「なんやねんホンマに、うっさいわあ!」


友紀「いやあ京神(ケイシン)サーベルタイガースさんはいつ赤星の継承者を獲るんですかねぇ?」


笑美「ファッキューユッキ!」


P「そうだったのか…いやぁ友紀にそっくりだからまさかなとは思ってたけど…」


友紀「チーム内のあだ名が『ヒメ』または『姫様』だし、この前ムネリンに…」


???????


川崎宗則「君はホントに可愛いね?ガール?女の子?」


姫川兄(以下姫川)「男です、正真正銘の…」


川崎「え?ウソでしょ!?、僕は『鷹のプリンス』って呼ばれたけど君は『鷹のプリンセス』だね!」


姫川「えぇ…」


川崎「プリンセスプリンセス!ダイヤモンドだね?♪HAHAHA!!」


姫川「………」


内川聖一「フフッwwwwこっちをチラチラ見て助けを求めんなwwww、自分でどうにかせぇwwww」


???????


友紀「……ってな事があったらしくて」


笑美「ハハハwwwwwwwwなんやそれwwwwムネリン面白すぎwwww」


P「いやでも本当にアイドルとして行けそうな顔だよ。しかも女として」


笑美「876の涼ちんみたいな?」


友紀「そうそう、そこがお兄ちゃんのコンプレックスなんだけどねー身長もライアン小川(171cm)と同じくらいだし」


笑美「ますます赤星みたいやん…顔以外。ええなあ、京神やったら人気者やでぇ」


友紀「性格はチャッカマンじゃなくて新井さんだよ?」


笑美「フフッwwww言うたんなやwwwwwwでもええ人やって一瞬でわかるわwwww」


友紀「でも新井さんと違って勝負強いし守備も気迫あふれるしカッコイイよ!」


笑美「新井さんも勝負強いしカッコエエでーwwww」


友紀「うっそだー★ww」


笑美「ホンマやー!wwww」


P「姫川兄妹でダブル姫川……ダブルプリンセス!…これはいける(確信)」ボソボソ


笑美「何言うてるんやプロデューサーはん…」


友紀「そういや315プロのプロデューサーに執拗にスカウトされたって言ってたよ、最終的に球団にどうにかしてもらったって」


P「315プロは常識が無いな…現役のプロ野球選手なんかスカウトできるわけないじゃないか」フッ


笑美「立ち入り禁止のプールに忍び込んだりお巡りスカウトしたり小さい子躊躇無くスカウトしたりするアンタが何言うとるんや」


P「まあ315プロの勇気は誉めてやろう、退かぬ!媚びぬ!省みぬ!それがアイドルプロデューサーだからな!」


笑美「わけがわからんわ…でも姫川の兄ちゃんって赤星が特別指導しとるって話聞くしなぁ」


友紀「それで後半活躍できたしね!」


笑美「…摂津ノーノー寸前、あと一人のときに宇野ヘディングかましたのは流石にアレやったけど」


友紀「でもその後、サヨナラホームラン打ったからいいじゃん!」


笑美「泣きながらなww」


P「というか友紀、新幹線の時間、大丈夫なのか?」


友紀「え?…あ、もうこんな時間!それじゃ行くね!」


P「おう、わかった。」



 オツカレサマデース


笑美「…友紀はん、今からどこ行くん?」


P「明日、765とウチの草野球大会をアフードームでやるだろ」


笑美「せやな、でも移動って明日の朝からじゃ…」


P「友紀は先に前乗りしてお兄さんと食事いく約束してんだってさ、お兄さんも助っ人として出るからな」


笑美「そうなんや…兄妹でどんな話するんやろな」


P「さあ…ま、積もる話もあるだろ」


笑美「せやね……それにしても、」


P「どうした?」


笑美「助っ人の人選、濃すぎやろ?博多ホークスチームが友紀のお兄さんに内川はん、森福はん、秋山…秋山監督!?」


P「ああ、是非出たいって申し出があったらしい」


笑美「マジか…んで、『シンデレラボーイズ』チームが三浦はんに新井のお兄ちゃん、前田智徳はんに糸井はん…もう一度言うけど濃すぎやろ」


P「三浦さんは凛や拓海や765の美希ちゃん、新井さんは幸子やみくや765の響ちゃん、前田さんは巴の熱い推薦、糸井さんも川島さんの熱い推薦だな。」


P「あ、今をときめくシンデレラガールが選んだから『シンデレラボーイズ』な。でも、これで思った事がある」


笑美「何…」


P「キャラの濃い同士は惹かれあう…ってことを」


笑美「ほんまやな…ウチも新井のお兄ちゃんに入れたけど」

すいません、只今アホーンからの投稿のため、いろいろとおかしいですがよろしくお願いします。


――――夕刻・福岡、博多駅前



友紀「あ?、やっぱり東京から博多までってキツイわー」


友紀「いちいち乗り換えするより1本でいける新幹線が良いかなーって思ったけど5時間はキツイわー」


友紀「でも他の皆は5時半起きで飛行機だけどそれも無理だなーお兄ちゃん何処だろー」



オーイ、ユキー



友紀「あ!いたいた!お兄ちゃーん!久しぶり!」


姫川「おう、って…キャッツのレプリカ着て来たの!?」


友紀「なんでーいいじゃん、あたしキャッツファンで認知されてるもん」


姫川「いや…駄目だろ、一応芸能人だしもうちょっと、本人だと気づかれないようなやつをな、」


友紀「甘いねお兄ちゃん、私はキャッツファンだよ!そして此処はホークスの本拠地!」


友紀「キャッツファンとしての誇りを胸に秘め、そして忌まわしき若鷹を倒すため、今敵地にたどり着いたのだよ!」


姫川「おう、その忌まわしき若鷹のチームに俺は入っているんだが?」


友紀「えー、FAで将来キャッツでしょ?」


姫川「行かないよ!?それに俺は一回キャッツを入団拒否してんだから入れるわけ無いし入る気も無いから!」

友紀「えーつまんないのー」ブーブー


姫川「うるさい、ブーブー言わない、行かないったら行かない」


友紀「キャッツのユニホームでお兄ちゃん見たいよー」


姫川「それは無理なお願いだわ、俺は契約してもらえる内はホークス一筋だよ…友紀、そのユニホームは…」


友紀「杉内ww」


姫川「バカ!お前バカか!」


友紀「キャッツの福岡代表だよーww」


姫川「元ホークスなんですがその人は!やめてくれよ俺まで飛び火する!」


友紀「お兄ちゃんも『将来FAか?』って書かれてたじゃーん!」


姫川「アレは関西方面の記者さんの憶測記事だよ!」

高城もホークス行ってしまうん?



友紀「まーたデイスポさんが適当な記事書いちゃったのね」


姫川「そのとうりだよ…ほら、着替えて来い」


友紀「えー、ってこれハリーホークのTシャツじゃん!」


姫川「他の人ならまだしも、杉内さんのユニホームは流石にダメ!博多の街を一緒に歩けない!」


友紀「うわ!しかもこれヨーカドー時代のTシャツじゃん!よくこんなもんてに入ったね!」


姫川「ファンに貰ったんだよ、『妹ちゃんの事だから博多来たときにキャッツのユニホーム着て来るからこれ着さてとき!ヨーカドー時代ならまだええやろ』って」


姫川「しかも着て来るユニホームの選手と番号全部当てて来たぞ!こんな事ってあるか?」


友紀「すごい!あたしのファンなんだね!」


姫川「全部行動読まれてるんだよこの畜生が、それより着替えて来い!」


友紀「はーい、んでお兄ちゃん、今日のどこに行くの?」


姫川「モツ鍋ー」


友紀「お兄ちゃん大好きー?やったー!」


姫川「アホ!////さっさと行って来い!」

>>11これから次第なんだ!(*^◯^*)


―――――――――


「「かんぱーい!!」」


ゴクッ、ゴクッ、ゴク…


友紀「ぷはーっ!、いやーやっぱり年齢確認されたねー」


姫川「ホントだよな、二人そろって。俺もう24なんだけどな…」


友紀「しかも身バレしてサイン書いちゃったもんね、姫川兄妹のサインなんてレアだよ、レア」


姫川「ハハッ、そうだよな、しかし友紀も有名になったもんだな」


友紀「当然の事よ!ウチには有能なプロデューサーが居るし、野球系アイドルなんて他に居ないからね!」


姫川「他に居るじゃん、明日第二先発の昴ちゃんとか亀梨さんとか」


友紀「…昴ちゃんはともかく、亀梨さんは言っちゃおしまいだよぉ、あの人のお陰で番組出れてるのあるんだしぃ」


姫川「あ!やっぱり土曜深夜のあの番組に友紀が準レギュラーで出てんのは亀梨さんのお陰か!ww」


友紀「そうだよ!Mステの時に頼み込んだんだからね!プロデューサに『勝手に仕事取ってくるな!!』って怒られたけど!」


友紀「どうもプロデューサーはあたしと野球を離したいと思ってるんだよなー」


姫川「多分野球じゃなくて『読取キャッツ』と離したいんじゃないか?ファンも多けりゃアンチも多い球団だし」


友紀「…確かに笑天(ワラテン)イーグルスが日本一になったときは大量に『ざまぁwwww』レターが来たけど」


姫川「うわあ…そりゃ離したくなるわ」


友紀「だからって『オリエントブルーバファローズ』を応援する気にはなれないよ」


姫川「ひでぇなお前、CGの川島さん応援してんだぞ…そういや友紀の事務所がスポンサーやってる『横浜Mobageビースターズ』は?」


友紀「それは凛ちゃんがファンだしあたしが入る余地ないね」


姫川「え?あのニュージェネとトラプリの?意外だな、野球なんて興味無さそうな雰囲気なのに」


友紀「番長三浦さんとメル友だって、ブログにもちょくちょくゲスト出演してるよ」


姫川「えー意外な人が意外な交友録持ってんだなぁ」


友紀「面白いよー横浜や三浦さんに負けが込んでるとトラプリの周りがギスギスしちゃって、まあギスギスしてんの凛ちゃんだけだけどね」


姫川「京神ファンのおっさんじゃんそれ!」


友紀「そっから勝った後がまた面白いんだ!『いけるんだ!まだ横浜は勝てるんだ(*^◯^*)』って」


姫川(正直大迷惑だろうな…Pさん)



ーーーーーーーーーー

友紀「お兄ちゃんさー、シューズどうしてんの?」


姫川「ん?どういう意味さ」


友紀「ほらーお兄ちゃんって赤星の後継者って言われてんじゃん」


姫川「…あんまり好きじゃないけどさ、畏れ多くて」


友紀「その赤星さんは裸足の感覚に近づける様になるべく靴底を薄くしたんでしょ?」


姫川「ああ、その話聞いた事ある」


友紀「でもそれは天然芝の甲子園だから出来たこともあるじゃん、アフードームって人工芝の下コンクリートだし赤星みたいなシューズなんてすぐ身体壊しちゃうよね?」


姫川「確かに負担にはなるな、俺が契約しているメーカーの人も赤星さんのスパイクみたいのにするか?とかは言われたけど、結局身体に負担がかからない仕様にして貰ってるよ」


友紀「へー、やっぱりドームだし?」


姫川「それもあるけど…そうじゃないと赤星さんを越えられないからだよ。確かに、予防線張ってる、全力出してないって言われればお終いだろうけど」


姫川「俺や赤星さんみたいな小さい奴は全力守備と俊足でプロを生きていかないといけない、自分の中では赤星さんと同じ位には実力はあると思う」


友紀「確かに、シーズン70ペースだったんでしょ?」


姫川「まあね、でも赤星さんはその全力プレー故に怪我も多かった、引退の決め手も結局怪我だったろ?」


友紀「うんうん」


姫川「だから、俺は怪我を出来るだけしたくない。全力を伴うプレーには怪我は付き物だが…対策出来る怪我なら出来るだけ対策したい」


姫川「歳をとっても俺は盗塁王になってやるんだ、それしか出来ないからな」


友紀「おねーさーん!お酒ー!」


姫川「おいお前俺の話聞いてたか??」


友紀「大丈夫ー大丈夫ー聞いてるよー」(棒


姫川「聞いてねーじゃねーかお前!自分から言っといて」


友紀「あははーまあいいじゃん、そんな事より飲もうよー」


姫川「はあ…なんか友紀に対しては鋭い質問だなと思って損した…」

姫川友紀(20)
http://i.imgur.com/WLaPBnZ.jpg
http://i.imgur.com/g5PWXVV.jpg

難波笑美(17)
http://i.imgur.com/zL3yUxV.jpg
http://i.imgur.com/BCOxHHA.jpg


姫川「そういや友紀さ、明日の765さんとこの試合どうなんだよ」


友紀「そんなの余裕のよっちゃんで圧勝だよ、強力シンデレラ打線に誰が勝てると思っているの?」


姫川「どんなに打線が良くてもピッチャーが良くなければ打っても一緒だぞ」


友紀「あたしは経験者だし昴ちゃんと同じ5回から8回までしか出ないしねーでも、他は中々の逸材揃いだよ!」


姫川「えーと、…明日の資料は、あったあった、えー先発は凛ちゃん、相手は雪歩ちゃん」


姫川「中継ぎが東郷さんとクラリスさん、経験者枠が友紀、抑えが和久井さんか…」


友紀「平均年齢アイドルの割には高いとか言わないでね」


姫川「言ってるじゃねーか、んで、どうなんだ」


友紀「ハッキリ言うと炎上リレーなんだよね、凛ちゃんは横浜ファンらしく爆発炎上するし、和久井さんも武田寿司以上だし、」


友紀「クラリスさんは聖女らしからぬ死球ギリギリの内角攻め、唯一の救いは東郷さん、あの人は頼りになる様に見えて確実に1点は取られる」


姫川「結局取られんだな東郷さん」


友紀「んで、前の高校生との練習試合ではあたしも4回5失点して計17しってーん!でも打線が21点取ってくれたから勝ったよー!」


姫川「傍から見たらバレーボールだなその点数…」


友紀「四番のきらりちゃんから『たくさん点取れるからってたくさん点取られちゃいけないにぃ…』って言われた…」


姫川「打線に土下座しろよお前ら、勝たして貰ってるようなもんじゃん」


友紀「したよ!」


姫川「したんだ!」


友紀「そして765チームは雪歩ちゃんが2回6失点してもその後の真ちゃん、昴ちゃん、響ちゃんがしっかり零封してその間に一生懸命点とって1点差で勝ったって言うのは聞いたよ!」


姫川「765チームの方がいい試合してんじゃねーか、ピッチャーは野球する上では大事だぞ」


友紀「分かってるよそれぐらーい、だからピッチャー陣全員昨日までレッスンと仕事の合間に特訓だよ!」


姫川「まだどっちになるか解らないけど、森福さんか三浦さんはお前のチームに入ると大変そうだな…」

友紀「助っ人選手出る1回は絶対零封してもらわないと、打線が追いつかなくなっちゃうよ」


友紀「まあ最強シンデレラ打線にはMSHも歯が立たないよ!」


姫川「真、昴、響か」


友紀「そのとーり!そして見よ!この打線!

1(二)日野 茜
2(遊)木村夏樹
3(指)及川 雫
4(一)諸星きらり
5(捕)木場真奈美
6(中)新田美波
7(三)松永 涼
8(左)大和亜季
9(右)向井拓海

まるでいてまえ、マシンガン、ダイハードの融合体!これならプロ相手でも打点取れそうだよー!」


姫川「最強の矛vs最強の盾みたいだな、だったら尚更ピッチャー大事だぞ、行けんのか?」


友紀「大丈夫、あたしは勝つからあたしは」


姫川「他は?」


友紀「大丈夫だい!明日なんだから気軽に考えようよー、プハァー!もう一杯!」


姫川(…案外友紀のメンタルじゃないとピッチャー務まらないのかな)

――――――――


友紀「話変わるけど、お兄ちゃんってさ」


姫川「何だ?」


友紀「好きな人って居るの?」


姫川「…好きな人か、まだ居ないよ。当分野球一筋だ」


友紀「へー、風の噂で聞いたんだけどさー」


友紀「最近、『好きな人が居るから』っていう理由で女子アナの告白を断ったっていう話を聞いたんだけどー」


友紀「それホントの話?伊達に芸能界に居ないからこういう噂も来るんだよねー」


姫川「…その通りだよ、東京にも行くもんなんだな、相手は地元の女子アナなのに」


姫川「その件で迷惑かけてしまったら謝るよ」


友紀「大丈夫ダイジョーブ!ウチのプロデューサーは『下手したらアイドルにされる』って噂が立ってそういう報復や嫌がらせみたいなもん一個も来ないの!」


姫川「それもどうなのかな芸能界にいる身としては…」



友紀「まあ後は元女子アナの川島さんがいるからね、そういうのもあるかもしれないね」


姫川「その川島さんだけど、先輩から聞いた話だどかなりの暴れん坊って聞いたけど」


友紀「曖昧な返事しかしないディレクターさんの胸倉掴んで怒鳴って泣かしてたのは見たことあるよ」


姫川「やっぱり噂は本当だったかー、あの人綺麗なのになー」


友紀「でも頼れる人だよ!川島さんが裏で実権取ってたって言うMBS(毎回放送)で駆け出しの頃は色々仕事貰ったもん!」


姫川「だからMBSはオリエントとCG推しなんだなー」


友紀「でも結局MBSの番組に出なくなっちゃったなーキャッツファンだから仕方ない面も有るけど…って違う違う!お兄ちゃんの好きな人だ!」


姫川「ちっ、忘れてなかったか」


友紀「よーし、ここからは名探偵ユッキがお兄ちゃんの好きな人を推理するよー!」


姫川「おう、出来るならやってみな。因みに全てにおいて黙秘権を発動する!」


友紀「なんだとー!こうなったら女の勘で答えてやるー!」


姫川「はいはいやってみr…」


友紀「よーし閃いた、木場さんだ木場さん」


姫川「( ゚д゚)」

友紀「いやーお兄ちゃんカッコイイ系が好きだし木場さんが料理ロケで出会って連絡先交換したって聞いたからまさかなーって思ったけど…当たっちゃったね?」


姫川「…何故分かる」


友紀「…伊達に妹やってない」


姫川「…言うなよ?」


友紀「…顎神様に?」


姫川「いやいやいや、木場さんアイドルだし、ヤバイだろ?」


友紀「問題ないよ、木場さんなんて男勝りだし男いなくても大丈夫なイメージだからお兄ちゃんなんて女友達にしか思われないって」


姫川「おう今また失礼な事言ったな」


友紀「そして、連絡先交換したけどまだ連絡してないよね」


姫川「聞けよコラ…まあ、してないな。うん」


友紀「だよね、ホームスチール平然とやるくせに思い切りないんだから」


姫川「あのな友紀…憧れの人に電話するのは試合以上に緊張するものだぞ」


友紀「えー、そうかなぁ…今電話しよう!緊張も一瞬だよ、もしもーし、木場さーん!」


姫川「早えな!拒否権無しか!」


友紀「…うん、でさー、あたしのお兄ちゃん知ってるー?…そうそう連絡先教えたー」


姫川(ヤバイよヤバイよなんか俺の手の届かない所でとんでもない事が起こってるよ…)ガタガタブルブル


友紀「じゃあ変わるねー、はいお兄ちゃん!」


姫川「お、おう…も、も」


内川「しもし内川Death★」ガラッ


姫川「( ゚д゚)」


友紀「( ゚д゚)」


木場真奈美『おい!どうした?』


内川「ナーニロマンスおっ始めようとしてんのかなー」(ゲス顔


姫川「う、ウチカワサン…」


友紀「チックだー!」


内川「」シュバッ


友紀「ああ、チックにケータイがー!」



内川「もしもし麗しき淑女よ、私は華麗なるホークス生え抜きです」


姫川「何適当なこと言ってんすか!後あなたはFAせんs」ガシッ


内川「うるせえ!年棒1億円以下のペーペーが美人の木場さんと付き合おうなんて100年早い!」


姫川「クッソ上から…どこから話聞いてたんですか??」


内川「ユッキが『木場さんだ』つったとこから!」


姫川「ほぼ最初じゃーん!」


友紀「ちょっとー!内川さーん!返してよケータイ!」


内川「クソ!2対1はマズイ!新井さん、パス!」


新井貴浩「おおっとっと…もしもし」


友紀「何で新井さんが!」


内川「そこで会った!」


新井「…もしもし?」


真奈美『…はい』


新井「どうも、エヴァンゲリオン25号機です」


友紀「適当な事言ってないでもっと打てよ新井ー!」


内川「アハハハハwww野次んなよユッキwww」


新井「もー、それ甲子園で一番言われる…」


友紀「言われてんのかwww」


新井「申し訳ないです真奈美さん、後はお若い二人にお任せし…」


前田智徳「おう新井、今度ワシや。渡せえ」


友紀「前田さんもー??」


新井「いいですけど…何話すんですか?」


前田「ええからええから…もしもし前田智徳です、いきなりですが博多近辺でお持ち帰りの美味しいスイーツh」


姫川兄妹「「やっぱりそれか!」」


真奈美『…この時間だったら@@区の◯◯と言うケーキ屋が美味しいですよ』


前田「おおホンマですか!じゃあ行ってみますわ!ありがとうございます」


姫川「…すげー、答えられるんだ」


友紀「流石完璧超人…」


前田「さて、ここからは本当に若いもん同士でな、頑張れよ!」


姫川「は、はい!」


内川「明日メシ行く約束ぐらいしとけよー!」


新井「幸福を祈る!」


前田「ほら、行ってこい!」


姫川「は、はい」





前田「ふふふ…青春じゃのう」


内川「でもアイドルと付き合うなんて最近のご時世ではヤバくないか?」


新井「ええんちゃう?自分の嫁さんも元アイドルだし」


友紀「案外どうにかなるってー」


内川「まあ、そうかもなww」


友紀「そんな事よりお三方!ここで会ったが三年目!一緒に一杯行きましょー!」


内川「おう!そのつもりや!」


新井「可愛い妹さんと一杯呑めるなんてね、いやー野球やってて良かった」


前田「ああ、ワシは酒飲めんからコーラでな!」



ーーーーーーーーー


ーーーーーーーーー

市内のホテル


友紀「とーこんこめーてー♪おーおおおぞらーあえー♪」


姫川「うるさいぞヨッパライ、ほら、もう部屋だし…歩けよ」


友紀「へーいダンサブル!!記録や回数よりも記憶に残る失策をするお兄ちゃーん!息してるー?」ケタケタ


姫川「駄目だこの妹、遅すぎたんだ」


姫川(あの後、一時間くらい木場さんと喋ってて何とか明日、ご飯に誘う事に成功した)


姫川(木場さんの向こうもかなり騒がしかった…飲み会なんかに行ってたんだろうな)


姫川(電話の向こうから『裏切り者ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ』とむせび泣く川島さんの声が耳から離れない、あの人絶対本気出せば野球選手ぐらい手玉に取れるのに…)


姫川(んで、戻って来たら戻って来たで内川さんの手によって出来上がった友紀がキャッツの選手応援歌を大声で歌ってる)


姫川(その友紀を介抱しながら泊まるホテルまで何とか連れて来た…)


姫川(あのお三方はまた屋台で飲むそうだ)


姫川「ほら、水」


友紀「サンキューお兄ちゃん…プハァー、いやー飲んだ飲んだ、新井さんが引くぐらい飲んだったー」


姫川「飲み過ぎだ。明日の試合、二日酔いで登板になっても知らんぞ」


友紀「始球式ライブの時も二日酔いだったもーん、だからへーきへーき」


姫川「へーき、って分けないだろ炎上投手が」


友紀「二日酔いパワーでなんか覚醒するってー」


姫川「するかアホ」


友紀「アフォってなんじゃー…アフォ…ってー…ZZZ」


姫川「…寝ちまったか、あれだけ飲んでたら仕方ないな」


友紀「…ZZZ」


姫川「風邪だけは引くなよ」ファサ


友紀「…うーん…お兄ちゃん…」


姫川「ん?って寝言か」


友紀「ナイスファインプレーだよ…これで一気に勝利投手…むふふ」


姫川「……」


友紀「…ZZZ」


姫川「ちょっと俺も、飲み直すか」


ーーーーーーーーー


ーーーーーーーーー

翌朝


姫川「」ドーン


姫川(あの後、軽く呑もうと思ってたのにまさかの博多華丸・大吉さんに出会って飲まされた…)


姫川(普通なら断ればいい話なんだけど…)


ーーーーーーーーー

博多大吉『うわー!姫川選手!博多に流星の如く現れたレッドスターの姫川選手ばい!あ、握手して下さい!』


博多華丸『あ!これから飲みに行くとですか!?じゃあいい店知ってますよ!行きましょう!』

ーーーーーーーーー


姫川(って、言われてそのまま二軒はしごして寝たの2時だよ…)


姫川(でもあの二人目がキラキラしてたなあ、応援して貰ってるわー本当に)



姫川(それにしても…)


友紀「おっはよーお兄ちゃん!いい天気だねー!絶好の野球日和だよー!」キラキラ


姫川「なんでお前は元気なんだよ…」


友紀「どったのー?元気ないよー?」


姫川「うっさい…」


友紀「アフードームだー!」


姫川「今九時だな、いつ他の人が来るんだ?」


友紀「確か十二時には着くって言ってた」


姫川「分かった…一番乗りだな、少しウォーミングアップでもするか」


友紀「りょーかい!」


ーーーーーーーーー


友紀「アフードーム、やっぱり広いなー」


姫川「そうだな」


友紀「この外野を三人で守るんでしょ?」


姫川「そうだよ、俺はセンターだから取れそうな所はガンガン走ってとってかないと」


友紀「ファインプレーで魅せるよねーお兄ちゃん」


姫川「まあな!」


友紀「でもショートの時は…」


姫川「そつなくこなしてるだろ」


友紀「ファインプレーも多いよ、でもそれを消す程のエラーが…」


姫川「それ監督にも言われんだよー」

お久しぶりです

なるべくクライマックスまで行きたいと…

友紀「よーし、次はキャッチボールをしよー!」


姫川「よっしゃ、ばっちこい」


友紀「まずは軽く!」シュッ


姫川「OK」バシッ


姫川「行くぞ!」


友紀「バッチコーイ!」



ーーーーーーーーー


ーーーーーーーーー


友紀「お兄ちゃんとキャッチボールって久しぶりだね!」シュッ


姫川「そうだな、 …プロ行ってからは一度もしてないな」バシッ…シュッ


友紀「休みも合わないからねー」バシッ…シュッ


姫川「合う筈なんだけどなあ…」バシッ


姫川「今年の正月位、実家に顔出せ、よ!」シュッ


友紀「ナイスボー!」バシッ


友紀「バイトばっかしてたなー、去年の冬休み」シュッ


友紀「後、そのバイト代全部プロ野球チップスにつぎ込んだなー、ちゃんとおつまみとして食べたよ?」


姫川「そんなんで何で太らないんだろうなー」バシッ…シュッ


友紀「わかんなーいww」バシッ


友紀「だって二人とも太らないじゃーん」シュッ


姫川「身長も伸びないけどな…」バシッ


友紀「でもいいじゃん、野球選手になれたんだし」


友紀「あたしなんか今でも夢に出るもんね、あたしとお兄ちゃんが一緒にプロでプレーする夢」


姫川「……」


友紀「昨日のは本当に鮮明に覚えているよ、プロになれない、憧れのドームには立てないわかっていたのに」


友紀「お兄ちゃんもプロになるのは難しいって言ってたけど…高校も大学も努力して遂にプロになれたもんね」


友紀「本当に…本当に遠くへ行っちゃったよね。」


姫川「……」


友紀「あの時から浮かんだままのあたしをPさんがスカウトしてくれて、そしてアイドルになって、皆からの歓声や注目も増えたけど…」


友紀「やっぱり…お兄ちゃん見てると…凄く…羨ましいよぉ…」ボロボロ


友紀「グスッ…だって、だって凄く楽しそうだもん」


友紀「ヒッグ…ファインプレーで魅せて、歓声を受けで、ヒーローになれて…ウェッグ、羨ましいよ…」


エエエエエエエエン…


―――――――――


友紀「…ぐすっ」


姫川「…泣き止んだか?」


友紀「うん…」


姫川「泣いたり笑ったり、忙しいな、友紀は」


友紀「…ごめん」


姫川「…なあ」


友紀「何?」


姫川「10人目の選手って知ってるか?」


友紀「…え?野球は9人でやるスポーツでしょ?」


姫川「でも、スタジアムやフィールドには、必ずその選手はいるんだ」


友紀「…?ボールボーイ?アンパイア?」


姫川「違う違う、しかも審判はある意味敵だ」


姫川「……自分が思ってるだけなんだけど、10人目の選手ってのはスタンドで応援してるファンの人たちだとおもうんだよ」


姫川「厳しい野次を受けるときも有るけど、やっぱりファンの声援が力になるものさ」


姫川「勝ったときはチームメイトやファンの皆で喜びを共有したい」


姫川「友紀だってキャッツの勝利をいつも願ってるんだろ?」


友紀「うん…」


姫川「だったらその勝利を願う心があればもうそれは選手と同じだよ」


姫川「友紀も『10人目の選手』さ」



友紀「…そうかな?」


姫川「そうだよ、アイドルもプロ野球も、ファンが居なければ成り立たないぞ」


友紀「…うん、わかった!」


友紀「だったらあたし達、『10人目の選手』がキャッツを日本シリーズまで導くよ!」


友紀「だからお兄ちゃん…絶対ホークスを日本シリーズまで導いてね!」


友紀「約束だよ!」


姫川「ああ、わかった!」


友紀(ありがとう、お兄ちゃん)


友紀(なんかもやっとしてたものが、少し晴れたような気がする)


友紀(…やっぱり、あたしの自慢のお兄ちゃんだよ!)

ユッキが元気になるとキャッツも勝つ法則
…なんなんだよアンダーソン、また負け…



そして―――――


笑美「おぉ…凄いわ!お客さん一杯やぞ!」


村上巴「ホンマじゃ!こんな広い会場に…おい!姫川!見てみい!」


友紀「……」ズーン


笑美「…友紀はーん?」


巴「全くお前は、そんなにキャッツの開幕戦が観たかったか!」


友紀「そうじゃないよー…」


笑美「じゃあなんなん?」


友紀「お兄ちゃんにホークスの開幕戦観に行くって約束したのに…」


巴「意外じゃな!でも仕方ないじゃろ、ライブの時期が開幕戦とかぶってしまったのは」


笑美「友紀はんとPはんのマジ喧嘩なんかはじめて見たわ…」


友紀「最後には『俺が開幕戦の日をずらしてやる!』と言って飛び出して、消息不明になったもんね…」


巴「本当にPはアホな奴じゃ…」


友紀「本当だよ…ん?お兄ちゃんからメールだ」



友紀「えーと、なんだなんだ」


差出人:お兄ちゃん
宛先:友紀
―――――――――――――

久しぶり
開幕戦でライブ観られないや、ゴメン
友紀もこっちに観に来ようとしたんだよな?
まさかキャッツじゃなくてホークスの方に観にきてくれるとは思わなかったよ
ありがとうな
それじゃ、友紀の思いも背負って開幕戦に挑まなきゃな
絶対に勝ってくるし、友紀もB.Bロワイヤルとしての開幕戦、絶対に勝てよ

巴ちゃんと笑美ちゃんにもよろしく言っといて

それでは、幸運を祈るb

―――――――――――――


友紀「……」


笑美「ほう…」


巴「男らしい、ええ兄貴やんけ」


友紀「そうだよ、あたしと違って真面目だし」


巴「イラン事でウジウジせんしなww」


笑美「せやせや、畜生でもないしww」


友紀「なんだよ2人共ー!あたしが畜生って言うのー!」


笑美「今回戦う竜宮小町を『落ち目のアイドルグループ』っていったん誰や!」


友紀「あたしですが何が?」


巴「ハハハwww」


笑美「アカンこれwww怒られるwwww」




友紀「まあ言っちゃったもんは仕方ないよww」


巴「でも、そういった手前、恥ずかしい試合は出来んぞ」


友紀「本当だよ!よし、今日は巴ちゃんと笑美ちゃんの念願のグループ『B.Bロワイヤル』の開幕戦!」


友紀「相手は人気下がり目ながらも絶大な支持を持つ『竜宮小町』!相手にとって不足無し!」


友紀「開幕戦は絶対勝利!行くよ!2人共!」


巴「おう!やったるわ!」


笑美「やっぱり友紀はんはこうでなくっちゃ!」


友紀「勝負は一回の先頭打者から!さあ!行くよー!」


2人「「おーっ!!」」




―――お兄ちゃん、あたしもアイドルとしてあのドームでライブするまで頑張る


―――だから、お兄ちゃんもがんばってね!!




おわり


やっと終わった

総選挙発表までに書くと思ったのに気がつけばユッキ八位Paでは二位…おめでとうユッキ

後半駆け足になった事をお許しください

それでは

あれ?
お兄ちゃんと木場さんはどうなったんだ?

>>83

それはまた後で…

また765VSCGの野球大会もまた書きますのでその時に…


>>78
大丈夫だよ!あと124試合あるじゃないか!

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