【咲安価スレ】京太郎「神様の声が聞こえるようになった」 (185)

京太郎「神様の声が聞こえるようになった」

咲「どうしたの? 和ちゃんに振り向いてもらえなさすぎて脳味噌が合わせ味噌になっちゃったの?」

京太郎「俺は赤味噌派だ……ってんな事はどうでもいいんだよ」

咲「それともアレかな、ネットの神的な」

京太郎「声聞こえないだろそれ。ってかそうでもなくて」

京太郎「俺達の世界から見ると神様みたいなポジションに居るらしい『アンカーゴッド』とかいう奴らの声が聞こえるオカルトに目覚めたんだよ」

咲「アウターゴッド?」

京太郎「世界が滅びるからやめろ! なんか、高次元の存在的なサムシングだよ」

咲「マイトガインの見過ぎじゃないの? 京ちゃんスターオーシャン3も許した猛者だもんね」

京太郎「いいだろ別に! ……ふん、調子に乗ってられるのも今の内だぜ」

京太郎「俺は自分の人生を神様の玩具にされる事を代価に力を得る事が出来るようになったんだ」

咲「人生をそんなバスカッシュのDVDみたいに安売りしなくても……」

京太郎「天にメシがうんたらかんたらの安価の神様! 俺になんかゴイスーな力を!」


>>3

【〜する力、出来る力という文体で】

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世界を革命する力

【世界を革命する力・薔薇属性のイケメンに処女を散らされる運命を取得】



京太郎「……ん?」

京太郎「ん?」

京太郎「あれ?」

咲「きゅふふ」

京太郎「待て、違う。これは手違いだ」

咲「手違いもクソもないでしょ?」

京太郎「クソミソはあって欲しくないんだよ!」

咲「いいじゃない、めくるめく愛の配牌。放たれるハギヨシさんのエクスカリバー!」

咲「『ハギヨシでなく本名で呼んで下さい』『ああ、私の真名が開放されるっ』」

咲「『エクスカリバァーッ!!』」

京太郎「おいバカやめろ精神汚染も触手も要らねえんだよチクショウ!!」

京太郎「ここは仕切り直しするしかねえ! 撤退だっ!」

咲「あ、待ってよ京ちゃんっ!」

咲「今度の夏の祭典シャッター前取れたんだから資料に協りょk」




京太郎「あ、危なかった……」

京太郎「あのままあそこに居たら俺の精神は星辰の彼方へと飛んで行っていただろうな」

京太郎「流石にいあいあは嫌々だし勘弁して頂きたい」

京太郎「あれ? あそこに居るのは……」


>>15

【人物名指定】

京太郎「ゲゲェーッ!! あそこに居るのは天江衣!!」

京太郎「幾多の雀士を再起不能(リタイヤ)させてきた新手のオカルト使い!!」

京太郎「アンカーゴッド様達の話ではジョジョにおけるDIOポジション! 目を合わせたら東京湾で月を見上げながら沈められること確定!」

京太郎「ちなみに現役ヤクザは東京湾とかドラム缶とか使わないらしいぞ! 懇意にしてるコンクリ業者に金握らせてドロッドロ熱々のコンクリに死体を混ぜるらしい!」

京太郎「お、俺は骨も残らないのか……!?」


衣「おい、そこの。思考してるつもりらしいが全部口に出てるぞ」

京太郎「ひっ」

衣「衣は泣けばいいのか、怒ればいいのか……」



〜〜まこ「自己紹介とかキンクリじゃ」〜〜



京太郎「小遣いがお菓子一個分で、どっちを選べばいいのか迷ってたと」

衣「うん。どっちにしようかなーって」

京太郎「(それで、最後にこの二つを残すか……)」

衣「どっちがいいと思う? キョータローの意見を聞きたい」

京太郎「(助けて安価の神様!)」



どちらを勧めますか?
二択からお選び下さい

>>21

・きのこの山
・たけのこの里

きのこ

京太郎「きのこじゃないっすかね」

衣「ほう。理由を聞いても?」

京太郎「たけのことか情弱の食べ物ですよ。メディアに踊らされてる奴らの食べ物です」

京太郎「いくらテレビで捏造してもきのこの大勝利は揺るがないっていうのに……」

衣「そういえば、一も食べていたような……」

京太郎「ですよね! きのこは既にお菓子界の覇権を握ってるんですよ!」

京太郎「食べやすいですし、気温が上がっても溶けにくいですし」

京太郎「たけのこ(笑)とかすぐに溶けますし、ビスケットはボロボロ落ちる」

京太郎「ポテチ食べた手でDS触るような奴らしか食べないようなマイナー敗残兵なんですよ」

衣「そうなのか? なら、きのこに……」



「ちょっと待った!」



>>34


【現れたたけのこ派の若きエース。人名指定でお願いします】

姉帯さん

豊音「聞き捨てならないね」

衣「で」

京太郎「デカぁぁぁぁいッ! 説明不要ッッッ!」

豊音「あでっ」

衣「コンビニの入り口の上の所で頭ぶつけた!」

京太郎「やべぇ、不覚にも可愛いと思っちまった!」



豊音「いい加減きのこ派は負けを認めようよー! 売上は何より信頼出来るソースだよー!」

京太郎「ネットで散々きのこ派を貶める虐殺コラを作っておいて何を言うんだ!」

豊音「そ、それはー……」

京太郎「そんな事を言うのはこの口か! この口か!」

豊音「いふぁいよふぁふぁふぃふぇひょー(痛いよ離してよー)」

衣「(口の両端を引っ張って……『学級文庫』とか言わせたいな)」

京太郎「(何かほっぺがやーらかい)」



京太郎「売上だの投票だの、数字にばかりこだわって!」

京太郎「お前らはたった一回の人生も、論理と計算づくで生きていくのかよ!」

京太郎「人生の価値は数字じゃ換算できないもんだろ!」

衣「つまり『売上の話はやめて下さい』ということか?」

京太郎「……」

豊音「やめてよー、また引っ張るの?」

京太郎「ちくしょう……ちくしょう……」



>>41


【京太郎の危機に現れた新たなるニューフェイス。人物名で指定お願いします】

「案ずることはないよ」

衣「!? 何奴っ!」

「貴様らに名乗る名前はない! とうっ!」

豊音「自転車の荷台の上に仁王立ち! そこから膝だけで10cmくらいの跳躍後着地ッ!」

京太郎「加えて非常に悔しい事にスカート履いてるのに中が見えない! 何者ッ!?」



淡「この大星淡、きのこたけのこ戦争などというお遊びに興じる弱者達に名乗る名前は無いッ!」

京太郎「名乗ってんじゃねーか!」




衣「あの戦争を『お遊び』だと……?」

京太郎「前言を撤回しろ! 俺達の神聖なる戦いを侮辱するのか!」

豊音「そーだそーだ!」

淡「ふふん。戦いの後は馴れ合い? 弱っちい奴らが好きそうなことだね」

京太郎「馴れ合いじゃねえ! 俺達は戦いを通して分かり合ったんだ!」

京太郎「真剣に戦えば理解が生まれる。真剣に向い合ってこその相互理解だ!」

豊音「そーだそーだ!」

京太郎「少なくとも俺達が戦いの中で培った誇りは、通りすがりのお前に侮辱されることじゃない!」

淡「ふーん……ま、いいよ。私これ買いに来ただけだし」

衣「な……!」

豊音「な、何て事を……隣にある赤の至宝を無視して、その隣の緑に……!!」

京太郎「て、てめえ……!!」



京太郎「『緑のたぬき』派閥、だと……!?」

淡「そう。きのこたけのこなんてくだらない事で揉めなくてもたぬきの元に人類は意志を一つに出来るのよ」

豊音「……」

京太郎「……」

衣「(衣が居づらい空気になってきた)」

淡「……まさか、アンタ達」



淡「私達の怨敵、『赤いきつね』派閥……!?」



京太郎「意志を一つにできる、というのは同意しよう」

豊音「けれどもそれは。赤いきつねの旗の下で、だよ」

淡「……ふん。見逃してあげるつもりだったけど、きつね派閥となれば話は別よ」

淡「ここで骨も残さず、アンタ達の心の故郷香川に叩き返してあげるわ」

淡「アンタら、四国のダムの水どんだけ使う気なのよ!」



京太郎「無論、死ぬまで」



豊音「勘違いしないで。貴方を倒すのはこの私ってだけの話だよ」

京太郎「いいさ。短期間の共闘と行こう」

豊音「背中は任せたよ」

京太郎「応」



衣「アクシズをたぬきと例えるのなら」

衣「さしずめ彼らは、アムロのもとに集った戦士達か」

衣「敵も味方もなく、この星のために命を賭す者達」

衣「……」

衣「いや、それはないか」



【一番数字がでかかかった奴の勝ち】

京太郎
>>56

豊音
>>57


>>58

やあ

のよー

ほあ

淡「しょせん、きつねはきつね」

淡「たぬきには千年経っても勝てないんだよ」

淡「コンビニのカップ麺コーナーから、一刻も早く消え去ることだね!」

淡「あはははははははははっ!!」



豊音「……うっ、あっ……!」

京太郎「(こんな……こんな所で……)」

京太郎「(信念も貫けず……大切な物も守れず……)」

京太郎「(俺の大切な物をバカにした奴に何もできないで……無様に地面に這いつくばって……)」

京太郎「(こんな、所で……俺は終わるのか……)」

京太郎「チクショウ……!!」







京太郎「(……ああ、全てを失ってもまだ……)」

京太郎「(俺の耳には……神の声が聞こえる……)」



「ちくわ大明神」



京太郎「誰だ今の!?」



>>70

【倒れていた京太郎を助けた人物。人物名指定】

小走先輩

「強くなりたいか」

京太郎「! 誰だっ!」

「お前を助けた者だが……それはどうでもいいんだ。重要な事じゃない」

京太郎「霧が出てきたな……」

「大切なのはお前の戦う意志。立ち向かう『覚悟』だ」

「お前が日和る安寧の豚なら用は無い。私が求めるのは折れぬ意を秘める餓狼」

京太郎「餓狼……」

「要はお前が私に『こいつの使い道はまだあるぜ——っ!!』と思わせられるだけの人物か否か、ということ」

「さて、お前はどっちだ」

「豚か、餓狼か。強くなりたいか、否か」

京太郎「俺は……俺は!」



かくしてものすごい特訓が始まった!


京太郎「やえさぁぁぁぁぁん!!」

やえ「師父と呼べこの馬鹿弟子がァ!!」


みんないっしょうけんめいとっくんしている!


京太郎「そうか、生きる意志……それこそが最終奥義取得のために必要だったもの……!」

やえ「生きようとする意志は何より強い。忘れるな」


みんないっしょうけんめいとっくんしている!


やえ「いいか、これからお前に最後の試練を課す」

やえ「お前は目隠ししたまま、その目隠しを取らずにこれから襲いかかる刺客を倒さねばならぬ!」

京太郎「はっ!」


みんないっしょうけんめいとっくんしている!


京太郎「ど、どうして……」

やえ「見事だ……お前こそ、真のキング・オブ・ハート……」

京太郎「お師さァァァァァァァァんッ!!!」


特訓が終了した!



京太郎「戦わなければ、生き残れない!」

京太郎「恐れるだけの時代を終わらせてやる!」

京太郎「目覚めろ、俺の魂!」

京太郎「俺の戦いはここからだ!」

京太郎「ここが、インターハイ会場」

京太郎「並行して開かれるイベントも盛り沢山だな。ありとあらゆる主張がここには集っている」

京太郎「天下一舞踏会、AKB総選挙、モバマス総選挙……」

京太郎「前回こそ十時軍に遅れを取ったものの、今回はしぶりんが圧勝するに違いないぜ」



「待った」



京太郎「……誰だ?」


>>85

【重課金勢レッドショルダーのみくにゃんファン。人物名指定】

椿野美幸

美幸「もー、これだから古参気取りは」

京太郎「?」

美幸「凛ちゃん、というかりんなおかれんのファンを名乗れば昔からいますよアピールが出来ると思ってる子は、ほんとにもー」

京太郎「なん、だと……!?」

美幸「どうせニートや厨二やにょわーやら課金コピペに釣られた新参なんでしょー?」

京太郎「前言を撤回しろ! 俺は小日向に一回浮気しただけでしぶりん一筋だ!」

京太郎「それにだ! 二次元だろうと、三次元だろうと、新参だろうと、古参だろうと!」

京太郎「他人の愛を否定する権利が、お前にあるのか!」

美幸「ふふん。口だけなら何とでも言えるよ」

京太郎「……いいぜ。なら魂のレベルで納得させてやる!」



美幸「さあ来いヤマ……なんか名前も知らない男の子!」

京太郎「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」



【数字が大きかった方が勝つ】

京太郎
>>90

美幸
>>91

はい

11

京太郎「バカな、修行して強くなったはずのこの俺が……!」

美幸「確かに貴方は強い」

美幸「けれど貴方は強さに固執して、大切な物を見失っている」

京太郎「大切な、もの……?」

美幸「……もー、しょうがないなぁ」

美幸「敵に塩を送るのは正直気が進まないけど、まっすぐに向かってきた君に免じて……って事で」

京太郎「へ?」

美幸「付いて来て。貴方に見せたい物がある」



京太郎「ここは……」

美幸「ここは今日一番の激戦区。ポケモン会場の一角」

美幸「そして」



「んんんwwwwww技構成はフルアタ以外ありえないwwwww」

「S調整がイミフですぞwwwww決定力不足ですなwwwwwww」

「ヤケモーニンwwwwwwぺゃっwwwwww」



美幸「炎の匂いが染み付く、地獄の一丁目」

美幸「私と地獄に付き合ってもらうよ」



【御三家炎派閥、人名指定】

>>100

【御三家水派閥、人名指定】

>>101

【御三家草派閥、人名指定】

>>102

戒能プロ

末原先輩

はやりん

良子「炎の不遇何とかなりませんかね」

末原「そら豚は産廃でしたけど、猿や鶏はいい線いってるでしょう」

良子「ブースターとかエンテイとか、ホラ……」

はやり「エンテイは随分前に救済されたでしょ☆ 唯一王は諦めようねっ」

末原「(うわきっつ)」

はやり「そろそろチコリータみたいな女の子向けの草タイプ出て欲しいなっ☆」

末原「キモいキモリとか言うたらアカンですよ」

良子「そう言えば、瑞原さん次のポケモン映画に出るんでしたっけ」

はやり「声だけだけどねー。山寺さんと共演で」

末原「(まだセーフ。キツくない。今井麻美も中村繪里子も本名陽子もゆかなもセーッフや!)」

末原「(……あ、でもこの年でポケモンって結構アウトなんやろか)」

はやり「何か考えてる?」

末原「え? や、べつになんも……」

はやり「何か考えてる?」

末原「で、ですから……」

はやり「ね? 何か考えてる?」

末原「……」

末原「カタカタカタカタカタカタ」

美幸「どもー」

京太郎「え、なんですかこの人。いきなり俺の後ろに隠れてきたんですけど」

末原「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ」

良子「ナイストゥーミチューです、君は?」

京太郎「あ、はじめまして。宮永咲と申します」

良子「女の子みたいな名前ですね」

京太郎「宮永咲が男の名前で何が悪い!」

良子「……すみません、浅慮でした。両親に貰った立派な名前ですもんね」

京太郎「分かってくれればいいんですよ」

美幸「……なんで今自己紹介で嘘ついたの貴方」

良子「えっ」

京太郎「なんとなく」

良子「……えっ?」




京太郎「で、このカタカタ震えてる人と17歳っぽい人といい人オーラのある美人さんはどちらさんで?」

はやり「あ、やっぱり若く見える? やー、まいったなー」

末原「(世辞や世辞!)」

はやり「……」

末原「(ひぃっ、にらまんといてやぁっ!)」

美幸「この人達とポケモン対戦すれば分かるよ。持ってきてるんでしょ?」

京太郎「そりゃまあ。ポケモンはあんまり詳しくないけれども」



良子「手は抜きませんよー」

はやり「あらあらうふふ」

末原「ちょ、あんま私から離れんといてえな!」



京太郎「……一体、どういうことなんだ」



【一番数字がでかかかった奴の勝ち】

京太郎
>>114

良子
>>115

はやり
>>116

末原
>>117

武神氏ね

それっ

ほーら

京太郎「(ああ、そうか……)」

京太郎「(俺が忘れてたもの、それは『初心』とでも言うべきもの)」

京太郎「(力をつける内に、いつの間にか俺は慢心して初心を忘れていたようだ)」

京太郎「(……それと、もう一つ)」



良子「キノガッサだけで行けそうですね」

京太郎「この圧倒的力でねじ伏せられる屈辱、悔しさ……!!」

京太郎「旅パをガチパで容赦無くねじ伏せる大人! 踏み躙られる俺!」

京太郎「そうだった! 俺はもっと昏い感情を原動力に、奴に復讐するためにここに居るッ!」

京太郎「敗北の記憶を無理やり忘れて生活するなんて人生はまっぴらゴメンだし」

京太郎「俺はッ、そのための覚悟をしてきたッ!!」

京太郎「『復讐』とは、自分の運命への決着をつけるためにあるッ!!」



京太郎「……感謝します。貴方は、俺を勝利へと押し上げる『運命』だった」

美幸「もー、お礼なんて要らないってば。まっ、頑張りなよっ!」

京太郎「はい。行ってきますっ!」



京太郎「待ってろよ、大星淡……!」



京太郎「……あの、つかぬ事をお聞きしますが」

京太郎「なんで付いて来てるんですか?」

末原「今日は、帰りたくない気分なんや……」

京太郎「時と場所を選べば異性に対して必殺でしたね。理由ぐらいいいでしょう?」

末原「い、今から般若の居るあそこに帰れるわけないやろっ!?」

京太郎「……あー」



>>124


【現れた新手のなんとか使い。人名指定】

のよりん

野依「!」プンスコ

京太郎「おこなの?」

野依「……!」プンスコ

京太郎「激おこ?」

野依「……!! !!」

京太郎「激おこぷんぷん丸?」

野依「!!!!!!!」

京太郎「ムカ着火ファイヤー的な」

野依「!!!!!?!?!?!!?!?!?!」

京太郎「もしやカム着火インフェルノですか」

野依「          」

京太郎「まさか、げきオコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームなんて事は……」

野依「あまり私を怒らせないほうがいい」

京太郎「!?」

末原「!?」

野依「屋上へ行きましょう……? 久しぶりにキレちまいましたよ……」

末原「カタカタカタカタカタカタ」



京太郎「行くぜ、ドラグーン」

野依「……ウルボーグ」

末原「ど、ドラシエル……」



「「「ゴー、シュートッ!!」」」



【一番数字がでかかかった奴の勝ち】

京太郎
>>128

野依
>>129

末原
>>130

しゃあ

ておあー!

京太郎「俺はもう二度と、光り輝く道を見失わない」

京太郎「真の勝利への道へ至り、男の価値を見出すために!」

京太郎「そしてその先に待つ、あの調子に乗った金髪の女に勝利するために!!」

末原「(……調子に乗った金髪……)」

京太郎「うおぉぉぉぉぉぉっ!!」

野依「……わ、私が消えても第二第三の麻雀プロは現れる……」

野依「プロ麻雀カードのためのりつべの大人勢水増しは、人の悪意がある限り無くならない……!!」

京太郎「だとしても、俺達はそいつらを新ヒロインとして据え京太郎スレを立て続ける!」

野依「そんな事は神(りつべ)が許さない!」



京太郎「ならば神(りつべ)とも戦うまで!」



野依「……ふふっ」

野依「完全に負けたね、。これを持って行くといい」

京太郎「これは……?」

野依「大星淡の居る『ホワイト台キャッスル』へ入るためのカードキー」

野依「おめでとう。貴方はあの輝く星に挑む権利を得た」

京太郎「……ありがとう。受け取っておく」



京太郎「さあ行きましょう末原先輩。生きて帰れるかは分かりませんけど」

京太郎「俺達は、独りじゃない」

京太郎「一人じゃないってだけでここまで勇気が湧いてくるなんて思いもよりませんでした」

京太郎「貴方という仲間がいて、俺は幸せです」

末原「何やあらたまって。背中がむず痒く……」

末原「……ん?」

末原「……あれ?」

末原「ん? ん? ん?」

末原「ちょい待ち。いつからうちはこんな私の救世主様の真ヒロイン的な」

末原「最終回で主人公をかばって死ぬポジションみたいな位置に居るん!? おかしいやろ!」

末原「ノーカン! ノーカンや! いつからこんなポジションにうちを据えた!?」

京太郎「そりゃ、一万年と二千年前からですよ」

末原「やめーやそういうの」

京太郎「とりあえず安価の神! ホワイト台キャッスル攻略のためのアイデアをくれ!」



>>139


【ホワイト台キャッスル攻略戦。何かアイデアをあげて下さい】

焼き討ち

やべ、メモ書き込んでもうた

スルーして下さい。これが安価なら安価下

兵糧攻め

京太郎「ほーれほーれ」

京太郎「城の外で焼き芋、サンマ、焼き鳥を焼いてやるぜ」

京太郎「さらにこれみよがしに東京ばな奈に大判焼き、不二家のケーキを容易」

京太郎「ビックリマンチョコ、神羅万象チョコ、コアラのマーチと隙はない」

末原「グミちょーだいな」

京太郎「やーだよ」

末原「CMか!」

京太郎「ネタ振ったのは貴女でしょう!?」



照「よくぞここまで辿り着いた」

菫「……ああ、もう……ごほん! ここはホワイト台キャッスル、頂点に座す不落の城」

尭深「……私達は、この城を守る四天王」

誠子「我々を倒さなければ、此処から先へは進めない!」

京太郎「ノコノコ出てきた」

菫「苦労しとるメンツがおるなぁ」



照「『オズの魔法使い』宮永照」

菫「『第三の時効』弘世菫」

尭深「『お茶にごす』渋谷尭深」

誠子「『グランダー武蔵』亦野誠子!」


「「「「四人合わせて、白糸台四天王!」」」」



京太郎「え、なんで今愛読書申告したんですか」

末原「つか、痛いねん。同い年も居る分余計に」

菫「これを決めたのは淡だ……! くそっ!」

照「私も結構恥ずかしいんだけど」

尭深「先輩、表情が微動だにしないから……」

誠子「いいじゃないですか。私結構気に入ってますよ」

菫「同類」

誠子「え?」

菫「いや、なんでもない」




京太郎「なんだかよく分からんが……行くぜぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

【多人数乱闘戦・一番数字がでかかかった奴の勝ち】

京太郎
>>147

末原
>>148


>>149


>>150

尭深
>>151

誠子
>>152

ふんぬ

ドホウ

それっ

はい

せいやー

末原「……なんでやねん」

京太郎「」

照「」

菫「」

尭深「」

誠子「」

末原「う」

末原「う、うちが勝ち残ってもうた……!」カタカタ

末原「なんでや! 普通ここはこう……そうやないやろ!」

末原「圧倒的に負けるにしろ辛勝するにしろ、あんさんが気張らなアカン場面やろ!」

末原「お前やお前! そこでノビてるお前や!」

京太郎「」

末原「立てコラ立てコラ!」

京太郎「」

末原「立たんかい! 十七分割せんでもアンタにゃ責任があるやろ!」

末原「ここまで連れてきた責任、ちゃんとと取らんかい!」

京太郎「……な」

末原「ん? 声ちっこくて聞こえん」

京太郎「肩を掴んでがたがた揺らすな、酔う、吐く……!!」



〜〜レッドリボンの天才科学者を思い浮かべつつキンクリ〜〜



京太郎「……ふぅ」

末原「なんやだらしない。それでも男かいな」

京太郎「波打ち際の人魚のごとく脳揺らしますよ」

末原「じょ、冗談やん! あんま真面目に怒らんといてーな!」

京太郎「(しかしアレだ。まるで末原さんが主人公のようだな)」

末原「(難しー顔しとるなぁ。まだ怒っとるんやろか)」

淡「ふふ、よくぞここまで来た」

淡「血沸き肉踊るとはこの事」

淡「我が腕の中でうんたらかんたら!」

淡「二度と生き返らぬようその原村を食い尽くしてくれよう!」

京太郎「それもしかしてはらわたって言いたいのか?」



淡「世界の半分くらいをやろう! 赤道から上下でいいよね?」

京太郎「いいわけねーだろ世界地図見ろ」

淡「この我のものとなれ、勇者よ!」

京太郎「断る。俺勇者じゃないし、残念ですが俺を攻略するには好感度が足りません」

淡「む、イベント逃してた?」

京太郎「強いて言うなら俺に負けてればお前メインヒロインだったんじゃねーの……無駄口はここまでだ」

淡「だね」



淡「正面から」

京太郎「真ん前から」

淡「切り裂くッ!!」

京太郎「打ち砕くッ!!」



淡「唯一無二のッ、力を見せてあげるッ!!!」

京太郎「これがッ、天下無敵の力だァァァァァッ!!!」

末原「帰りたい」




【一番数字がでかかかった奴の勝ち】

京太郎
>>160


>>161

末原
>>162

とう

もい

末原「……なんでやねん」

京太郎「」

淡「」

末原「ま」

末原「ま、またうちが勝ち残ってもうた……!」カタカタ

末原「なんでや! 普通ここはこう……そうやないやろ!」

末原「圧倒的に負けるにしろ辛勝するにしろ、あんさんが気張らなアカン場面やろ! ラスボスやで!」

末原「仲間との絆パワーとかで逆転するとか、負けて修行イベントとか、そういうのやろ!」

末原「何しとんねんお前! お前やお前! そこでノビてるお前や!」

京太郎「」

末原「立てコラ立てコラ!」

京太郎「」

末原「立たんかい! 涼風やないけどアンタにゃ責任があるやろ!」

末原「ここまで連れてきた責任、ちゃんとと取らんかい!」

京太郎「……な」

末原「ん? 声ちっこくて聞こえへんで」

末原「……だ?」

末原「んー?」



京太郎「なんでやねん、って言いたいのは俺だ……!!」



末原「……」

末原「……」

末原「……せやな」

京太郎「唐突ですけど、この世界は色々とおかしい」

末原「せやろか?」

京太郎「せやせや」

末原「せやけど」

京太郎「せやで」

末原「せやかて工藤!」

京太郎「せやで工藤!」

末原「……これで会話は無理やな」

京太郎「……ですね」



京太郎「とにかくですね。この世界がおかしい事に気づけてるのは俺だけなんですよ」

末原「そーなん? なんでや?」

京太郎「俺は所謂『メタ視点能力』持ちでして……この世界をおかしくした原因と、同じ視点を持っています」

京太郎「分かりやすい言葉で例えると、俺は『神さま』の視点を知覚している」

末原「へ?」

京太郎「この世界を元に戻すには、この世界をおかしくした『神』を倒さなければならない」

京太郎「このスレを見ている貴方達ですよ、貴方達。安価の神様」

京太郎「その中の一人、邪神とでも言うべき神を倒し世界を取戻せなければこのスレは『エタって』しまう」

京太郎「それは世界の終わりです。その前に、俺達は正しい世界を取り戻さなければならない」

京太郎「……お願いします。力を貸してください」

京太郎「俺一人の力では、倒せるか分からないんです……!」

京太郎「お願いします!」



末原「……言うとる事は、ざっくりとしか分からんけど」

末原「乗りかかった船や。第一、ここで見捨てたら人情の街大阪の名が泣くで!」

末原「ええで! うちの力貸したる!」

京太郎「——!」

京太郎「ありがとうございます!」





末原「で、どうやって行くん?」

京太郎「俺がもう一つ持つもう力を使います。しっかり捕まってて下さい」

末原「……なんや自分。年下のくせにやたら背中おっきいな」

京太郎「不快ですか?」

末原「そーでもないな。また機会があったら、頼むかもしれんけど」

末原「(なんか、安心するし)」

京太郎「……そうですか。じゃ、約束しましょう」

京太郎「無事に帰ったら、俺はまた貴女をおんぶします。約束です」

末原「おうっ」

京太郎「神に対し、この世界の人間が反逆することは『革命』と言い換えてもいい」


京太郎「反逆だ、反乱だ、反攻だ。下克上だぜ」


京太郎「行けっ!」


京太郎「『世界を革命する力』ッ!」

末原「私達はまだ、登りはじめたばかりや」

京太郎「この果てしない、麻雀坂をよ……!!」



【一番数字がでかかかった奴の勝ち】

京太郎
>>171


>>172

末原
>>173

ほい

御無礼

『神』を倒した事で、この世界は「二次創作の世界」から「原作の世界」へと移行した。

二次創作の設定や記憶、人間関係が原作へと持ち越されるはずがない。

すなわち、あの世界での出来事は全て『無かったこと』になったのであった。


その事を知らなかったわけではない。

けれど、知った上で二人は選択したのだ。

この世界の歪みを正すと。この世界を神の戒めから自由にすべきだと。

そして、正された世界で約束を果たすのだと。


それは奇跡でも起こらなければ、到底不可能な事象。

それでも信じた。約束を信じた。そして、進む事を決めたのだ。

その想いは、世界を超える。


全てがあるべき場所へと戻った世界。

世界の基幹に、あの世界に欠片も存在しなかった『麻雀』という概念が据えられた世界。

そんな世界の真ん中で、出会う少年と少女がいた。



「あー、なんやなんや! この自動販売機、動かへんやないか!」

「どうしたんですか?」

「どうもこうもこん生意気な鉄くずが……あれ?」

「……あれ?」

「ちょい、失礼ですけど」

「あの、失礼ですけど」





「どこかでお会いした事、ありませんでしたっけ?」





fin.

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