P「その上抱き締められたりして」
P「試してみよう」
P「そういえば幸子がもうすぐ戻ってくる時間だな」
P「幸子でいいや」
ガチャ
幸子「ただいま戻りました。今日のレッスンはなかなか疲れましたね」
P「ああ……お疲れ様幸子……」
幸子「……どうしたんですかプロデューサーさん? いつも以上に冴えない顔して」
P「……」
幸子「……? プロデューサーさん?」
P「……」プルプル
幸子「?」
P「う……」グスッ
P「……」ポロポロ
幸子「!? プ、プロデューサーさんどうして泣いて……」
P「幸子……」ポフッギュウウ
幸子「え……ええ!? ちょっ……!」
P「う……うぅ……」ヒックヒック
幸子「……」
幸子「……し、仕方がありませんね! 寛大なボクが傷心のプロデューサーさんを慰めてあげますよ!」ナデナデ
P「ごめんな……いきなりこんなことして……」
幸子「プロデューサーさんがいつまでもめそめそしているせいでボクのお仕事に支障をきたしては困りますからね!」
幸子「仕方なくですよ! 仕方なく!」
P「ありがとう……あと少しだけ……」
P「えぐっ……ひっく……」
幸子「まったく……大の大人が中学生の胸で号泣するなんてどうしようもないですねプロデューサーさんは!」ナデナデ
幸子「しかもいきなりだなんて……」
幸子「ボクじゃなかったら通報されてもおかしくないですよ?」
P「本当にありがとう……嫌だろうこんなこと?」
幸子「ふふん。まあ、ボクはカワイイだけでなく優しさも兼ね揃えt……ひんっ!」ビクッ
P「……」グリグリ
幸子「プ、プロデューサーさん!? やっ……ぐ、ぐりぐりしないで……」
P「うえーん……」スリスリ
幸子「すりすりも駄目です!」
P「(胸を刺激しても怒られはするけどそんなに拒まれてる感じはしないな)」
P「(殴られてもおかしくなさそうだが……涙って強いな)」
P「(さて、初めてだしこんなもんか)」
P「……もう大丈夫。ありがとう、だいぶ落ち着いたよ」スッ
幸子「あっ……もういいんですか?」
P「ああ」
幸子「それで……どうして泣いていたんですか?」
P「……」
幸子「あ……言いたくないのなら構いませんけど」
P「(考えてなかった……なにか同情を誘えそうなもの……)」
P「……仕事のストレスって言うのかな? 毎日家に帰ってから泣いてたんだけど今日はなぜか我慢できなくて……」
幸子「ストレス……」
幸子「(……まあ、あれだけの人数こなしてたらストレスも溜まるだろうけど)」
幸子「(それにしても毎日? ボクも負担になっているのかな……)」
P「やっぱり一人で泣くよりずっとすっきりしたよ。明日からも頑張れそうだ」
幸子「……」
P「本当か!?」
幸子「えっ、な、なにがですか?」ビクッ
P「今ボクでよければ毎日付き合ってあげますよって……」
幸子「言ってないですよ! というか一言も発してなかったですよね!?」
P「そっか……幻聴だったのか……すごくうれしかったのに……」ションボリ
幸子「うっ……」
P「……」ウルッ
幸子「わ、わかりましたよ! カワイイボクが毎日慰めてあげます!」
P「本当か!?」ガシッ
幸子「は、はい。さっきも言いましたけど仕方なくですからね!」
P「ありがとう……ありがとう!」ポロポロ
幸子「ああもう、また泣いて……プロデューサーさん涙もろすぎですよ」
P「それくらいうれしくて……」
自宅
P「ふぅ……」
P「成功だ……俺の考えは間違っていなかった」
P「あんまり手当たり次第いっても面倒なことになりそうだな。とりあえず幸子に絞ろう」
P「それにしてもあの幸子になでなでって……なでなでって!!」
P「あ、一応幸子に口外しないように言っておかないとな。大丈夫だと思うけど」
P「はー……でも、毎回泣くふりするの疲れるな……」
P「まあ、胸に顔を埋めるということに慣れてもらえば涙に関係なくいつでもできるようになる……のか?」
P「でも、正直顔埋めるくらいじゃ物足りなかったな……幸子だからか?」
P「いけそうならその先もどんどん狙っていこう」
P「おねだりすれば案外……」
幸子「それからほとんど毎日プロデューサーさんに胸を貸すようになりました」
幸子「プロデューサーさんはお仕事のストレスを発散するように激しく泣きついてきます」
幸子「毎日相手をするだけあってボクの技術もメキメキ上達して」
P「うえーん」
幸子「段々プロデューサーさんの好きなところもわかってきました」
P「幸子ぉ……」ズビズビ
幸子「よしよし、ここが好きなんですよね?」ナデナデ
P「ああ……はぁ……落ち着く……」
幸子「ここを撫でてあげるとプロデューサーさんは一瞬で泣き止みますね」
P「(嘘泣きだからな)」
P「涙は止まったけど……まだ離れたくない……」ギュウ
幸子「はいはい、いいですよ」ナデナデ
幸子「(正直ボクもこうして求められるのは悪くないと感じて……いるのかな?)」
P「幸子っ……幸子ぉ!」グリグリ
幸子「もう……プロデューサーさんは本当に甘えん坊ですね!」
P「うん! うん!」クンカクンカ
幸子「こんなに依存していてはもうボクなしでは生きていけませんよ?」
P「うん! うん!」モフモフ
ガチャ
P「ん?」
凛「……」
P「……」
幸子「……」
凛「なに……してるの?」
かんざ キラ んこ
もろぼし キラ り
凛「説明して」
P「……」
幸子「……」
凛「説明」
P「り、凛……これは……」
凛「うん」
P「えっと……」
凛「早く」
幸子「プ、プロデューサーさん……ここは正直に白状したほうが……」
P「……そうだな。別にやましいことはないし……堂々と……」
凛「……」
P「というわけで……」
凛「ふーん。慰めてもらってたってわけ」
凛「中学生の胸で」
P「う……」
凛「プロデューサー恥ずかしくないの?」
凛「こんな小さい女の子に泣きついて」
P「うっ……うう……だって……」グスッ
凛「14歳はさすがにまずいでしょ。15以上ならしょうがないと思うけど」
幸子「えっ」
P「……」
凛「おいでプロデューサー」ポンポン
わぁい
P「凛……」フラフラ
幸子「ちょ、ちょっといきなり現れてなんなんですか!? この役目はボクが……」
凛「よしよし」ナデナデ
P「……」ヒックヒック
幸子「ああっ! プロデューサーさん惑わされちゃ駄目です! カワイイボクはここですよ!!」バシバシ
P「いたっ……いたっ……」
凛「暴力はやめなよ。プロデューサーが可哀想だよ?」ナデナデ
幸子「ぼ、暴力じゃないですよ! プロデューサーさん! しっかりしてください!」
P「……」
幸子「なにか言ってくださいよ!」
どっちも貧乳やないか(絶望)
及川
OK牧場
いや、ない(確信)
幸子「今まで散々ボクの体を堪能しておきながら……」
――――――幸子……幸子!
幸子「え!? プ、プロデューサーさんの声……!」
――――――頼む……俺を止めてくれ
幸子「ど、どういうことですか?」
――――――体が言うことを聞かないんだ。自分の意思じゃどうにもできない
P「凛! 凛!」クンカクンカモフモフペロペロ
凛「ふふっ、くすぐったいよプロデューサー」
幸子「これが……自分の意思じゃないんですか?」
――――――俺が求めているのは幸子だけだ……信じてくれ
幸子「ふ、ふふん! まあ、ボクはカワイイですから仕方ありませんね!」
――――――幸子……ありがとう
幸子は肋骨が痛そう
幸子「それでどうすれば?」
――――――下着がいいな
幸子「え? 下着?」
――――――うん。服脱いで
幸子「」
――――――そしたらプロデューサーさん! ボクでしたら下着ですよ下着! って言ってもらえるといい感じ
幸子「……本当ですか?」
――――――ん?
幸子「それで本当にプロデューサーさんはボクの元に戻ってきてくれるんですか……?」
――――――幸子……約束する
幸子「…………わかりました」
よくないっしょ刑法的に
凛「ふふっ」ナデナデ
幸子「そこまでです!」バンッ
幸子「プロデューサーさん! ボクでしたら下着ですよ下着!」
凛「なに? 色仕掛け? そんなもので動くプロデューサーじゃ……」
P「……」ピタッ
凛「え?」
P「……」フラフラ
凛「ちょ、ちょっとプロデューサー!?」
幸子「えらいです! よく飼い主の元に戻ってきましたね! まあ、当然ですよねボクはカワイイので!」ドヤァ
ZENRA
凛「プロデューサー……」グスッ
――――――凛……凛!
凛「え!? プロデューサーの声……!」ゴシゴシ
――――――頼む……俺を止めてくれ
凛「ど、どういうこと?」
――――――体が言うことを聞かないんだ。自分の意思じゃどうにもできない
P「幸子! 幸子!」クンカクンカモフモフペロペロ
幸子「やん……はあ……勝利の後のプロデューサーは格別ですね……」
凛「欲望に忠実に行動してるようにしか見えないけど」
――――――俺が本当に求めているのは凛だけだ……信じてくれ
凛「……どうすればいいの?」
――――――幸子と張り合うんだ
凛「張り合う?」
――――――どこまで俺のことを信じられるかのチキンレースだ。負けるなよ
凛「よくわかんないけど……頑張るよ!」
輿水幸子(14)
http://i.imgur.com/FFKXDmO.jpg
http://i.imgur.com/A2lyCqR.jpg
渋谷凛(15)
http://i.imgur.com/NNOmnA3.jpg
http://i.imgur.com/Wci20Ap.jpg
凛「ほ、ほらこっちも下着だよプロデューサー!」
P「……」フラフラ
幸子「ああっ……プロデューサーさん……」
――――――幸子……幸子!
幸子「ボ、ボクは負けませんよ! し、下着も脱いで……」スルスル
P「……」フラフラ
幸子「やった! またこっちに戻って……」
――――――凛……凛!
凛「わ、私も私も!」スルスル
P「……」フラフラ
幸子「はあはあ……ず、ずるいですよ! ボクの真似ばかり!」
凛「はあはあ……お、同じ行動をしたほうがプロデューサーからの好感度がわかるんじゃない?」
ウワァ
P「喧嘩はやめろ。俺は競えとは言ったが争えとは言ってない」
幸子「プロデューサーさん!?」
凛「体の支配を取り戻したの!?」
P「心配かけたな、俺はもう大丈夫だ」
凛「よかった……」
P「よく頑張ったな二人とも」ナデナデ
幸子「ボ、ボクの手にかかればこのくらい朝飯前……」ウルッ
P「幸子……」
幸子「ううっ……う……うわーんプロデューサーさん……よかった……無事で……」ポロポロ
凛「勝ったんだね……私達……」ウルウル
P「ああ! 俺達みんなの勝利だ!」
後日
P「これからは一日交代な。はい決定」
幸子「はぁ……せっかく二人だけの秘密の関係って感じだったのに……」
凛「不満ならやめたら?」
幸子「なっ……」
P「懲りないよなー二人とも」
幸子「プロデューサーさんが優柔不断なせいですよ? どうして一日交代なんですか!」
P「平和だろ」
凛「とかいってただ二人分楽しみたいだけとか?」
P「……」
幸子・凛「えっ」
P「……」グスッ
幸子「ああっ! プロデューサーさん! ほらボクの胸に……」
凛「私だよねプロデューサー?」
P「うえーん!」ポロポロ
終わり
ごめんね……書くの疲れちゃった……
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