男「だれだお前?」 幽霊「ふふふ」 (18)

男「よし、警察っと」

幽霊「ま、待って!」

男「ん?」

幽霊「なんで警察!?」

男「人の家に勝手に入って来てるから警察呼ぶのは当然だろ」

幽霊「私幽霊ですけど」

男「あ、なんだ幽霊か……はっ!?」

幽霊「私幽霊。うらめしやぁ~」

男「全然怖くないから」

幽霊「なんと、怖くないの?」

男「当たり前だろ。ってかお前本当に幽霊なの?証拠は?」

幽霊「私に触ってみて?」

男「おう?じゃ頭のほうを……!?」

男「さ、触れない…ホントに幽霊だったのか」

幽霊「そう言ったでしょ」

男「でも幽霊だなんて非科学的なこと信じられるかよ」

幽霊「でもこれで証明されたね!私が幽霊だということを」

男「おけ、お前幽霊。だからさっさとどっかいけ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391481955

幽霊「ええええええ!?」

男「うるさい!大声だすな!」

幽霊「私幽霊だから他の人には声聞こえないと思うよ?」

男「あ、そうだった」

男「まぁいいや、取り敢えずでてけ」

幽霊「無理なんだよねそれが」

男「は?」

幽霊「私あなたに取り憑いたからあなたと離れることができないの」

男「おいちょっとまて、いつ取り憑いた?なんで俺に?」

幽霊「なんか自動的に取り憑いたみたい」

男「自動的に?なんで取り憑いたってことがわかるんだ?」

幽霊「言葉では説明しずらいんだけど、一応私はあなたに取り憑いてる」

男「ってことは毎日俺に付いてくんの?」

幽霊「そうなるね」

男「まじかよ、ってか成仏すればいいんじゃね?」

幽霊「そうしたいんだけどできないの」


男「なにか未練があるのか」

男「ならとっととそれやって成仏しろ」

幽霊「なにがやりたいのかわからないんだ」

男「はぁぁ!?」

幽霊「やりたいことあったらとっくにやってるよ!」

幽霊「もう何十年もここにいるんだもん…」

男「なんかごめん…」

幽霊「いいよ、今は一緒に喋れる人いるから」

男「そか、あ、そういえばお前何歳?」

幽霊「それも忘れたけど、たぶん高校生ぐらいかな」

男「ふむふむ、高校生となると生前にやり残したいことは限られるな」

幽霊「恋愛かな?」

男「なんで疑問形なんだよ、お前のことだろ」

幽霊「でも私わからないんだもん」

男(そういえばさっき言ってたな)

男「ま、恋愛の可能性もあるな」

幽霊「でも私好きな人いなかったような気がする」

男「だから恋愛というものを体験したいからこうして幽霊になってるという可能性もあるんじゃないか?」

幽霊「そうかも!」

男「そうかもって…おいおい、はっきりしてくれよな」

幽霊「でも記憶は少しずつ取り戻りしてるような…気もしないなぁ」

男「気もしないのかよ!なら言うなよ!」

幽霊「えへへー♪」

男「イラッ、まぁいいや」

男「俺もう寝るわ」

幽霊「まだ10時だよ?」

男「明日学校なんだよ」

幽霊「学校かぁ、いいなぁ」

男「一緒に生きたい!とか言うなよ」

幽霊「私あなたから離れることができないから一緒に行かないといけないの」

男「そういえばさっきおれに取り憑いたとか言ってたな…」

男「もういいや、でもそのかわり邪魔すんなよ?学校にいる間は喋りかけないでくれ」

幽霊「えー、つまんなーい」

男「ならついてくるな」

幽霊「離れることができないのに?」

男「くっ…」

幽霊「ふふふ、男の負け♪」

男「うっせえ!とにかくあまり喋りかけんなよ!」

幽霊「はぁーい♪」

~学校~

男友「おはおは」

男「うーす」

女「男おはよう!」

男「おう」

女「なんか元気ないよ?風邪ひいた?」

男「なんでもないよ」

幽霊「私がいるから元気ないの?ひどーい!」

男「うっせえ!だまってろ」

女「え?」

男「あ、いや、女に言ってない」

女「だ、だよねー!私なにか変なことでも言ったのかなと思ったよ」

男「すまんすまん」

幽霊「ふふふ♪」

男(イラっ)

男友「男、今日ゲーセン行こうぜw」

男「悪い、今日は用事あるんだ」

男友「ほう、ひょっとして彼女か!?」

女「!」

男「彼女いないわ俺!」



女「いなんだ…」

男「ん?」

女「あ、いや、なんでもないよ!」

男「お、おう。」

男友「で、なんの用事だよ?言ってみろよーwww」

男「ちょっと行くとこあるんだ」

男(嘘だけど)

幽霊「どこに行くのー?」

男(黙ってろよまじで)

男友「そうかw今度また誘うわw」

幽霊「無視しないでよー!」

男「(幽霊はスルー)おう、わるいな、行けなくて」

幽霊「むぅ…」

男友「いいっていいって」

~放課後~

女「男ー!」

男「ん?」

女「明日の放課後ひま?」

男「明日なら大丈夫」

女「ほんと!?ありがと!」

男「で、何するの?」

女「買い物に付き合って?」

幽霊「デートのお誘いかな?」

男「(うっせえな)お、いいよ」

幽霊「また無視…男ー!男ー!」

男(イライラ)

女「うんっ!じゃまた明日!」

男「おう!またなー」

幽霊「またねー」

男「お前さっきからうるさいんだよ!黙ってろ!」

幽霊「だってつまんないんだもん」

男「気持ちはわかるけどさ…せめて俺が誰かと喋ってる時は黙っててくれ」

幽霊「……わかった…」

~男家~

幽霊「たっだいまー!」

男「ただいま」

幽霊「あれれ?用事があるんじゃないの?」

男「あぁ、今日は遊ぶ気しないんだ」

幽霊「そっか♪ねぇ、どこか行こうよ!」

男「は?どこに?」

幽霊「ど!こ!か!だよ♪」

男「今度でいいか?今日はもう疲れた」

幽霊「…うん…わかった」

>>1です

幽霊は美少女

男はあまり女に興味がない、という設定

幽霊「男ー」

男「ん?」

幽霊「私ちょっとだけ思い出してきたかもしれない」

男「え!?」

幽霊「私はここのアパートで死んだのかもしれない」

男「え…なぜそう思う?」

幽霊「言葉では説明しずらいよ」

幽霊「でもここで死んだような気がするの」

男「嫌なこと聞くが…死因はなんだ…?」

幽霊「それはわからない」

男「そうか、まぁいい。少しずつ思い出してきてるのならそのうち思い出すさ」

幽霊「だよね!」

男「明日もはやいし、もう寝るか」

幽霊「もう寝ちゃうんだ、おやすみ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom