貴音「最近のあなた様は面妖すぎます」 (22)
P「えっ?どこがだ?」
貴音「どこがも何も、あなた様は毎回毎回摩訶不思議な事をしているではありませんか」
P「そんなことはないと思うんだがなあ...」
貴音「例えばこの間などそれが如実であったではありませんか」
〜3日前〜
貴音「今日の営業もうまくいきましたね」
P「ああ、そうだな」
貴音「...ところで、あなた様」
P「お腹がすきました。らぁめんでも食べに行きましょう。...だろ?」
貴音「ええ、その通りです」
P「だがダメだ。事務所まで耐えてくれ」
貴音「...あなた様はいけずです」ムクレガオ
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P「...事務所ついたぞ」
貴音「...むっ」
P「まだおこってんのか?...しょうがないやつだなあ」
P「取り敢えず上がるぞ」
貴音「...むう」
ガチャッ
貴音「...?!...こ、この匂いは!!」
P「YES!!イッツらぁめん!!!」
貴音「いつの間に作ったのですか!?」ズルズルズルズル
P「(もう食ってんのかよ...)営業行く前に作っておいたんだ」
貴音「そうでしたか...えっ?」ズルズルズルズル
貴音(営業に出たのは今からおよそ一時間前...普通ならばこのらぁめんは冷めて延びきってしまっているはず...)
貴音「面妖なっ!」ズルズルズルズル
〜回想終わり〜
P「そんなこともあったなあ」
貴音「他にも...」
〜1週間前〜
貴音「...ゲホッ。風邪を引いてしまいました...」
貴音「事務所に連絡を入れておかねば...」ピッピッピッ...プルルルルルル...プルルルルルルガチャッ
P「お電話いただきました。こちら765プロプロデューサーのPですが」
貴音「あなた様..ゲホッ..でしょうか?」
P「貴音か?もしかして風邪でも引いたのか?」
貴音「ゲホッゲホッ...ええ。その様なのです。ゲホッ...申し訳ございませんが、今日の仕事はきゃんせるしてもらってもよろしいですか?」
P「ああ、それは別に構わないが...」
貴音「ゲホッ...有り難う御座います。それでは...ゲホッ...」プープープー
ピンポーン
貴音「ゲホッ...はて、宅配などをたのんだ覚えは無いのですが...」
ガチャッ
P「看病しに来たぞ」
貴音「あなた様...ゲホッ...どうして...」
P「なんかいてもたってもいられなくってさあ...来ちゃった!」
貴音(しかし...事務所から私の家までは15分はかかるはずなのですが...)
貴音「め、面妖なっ!ゲホッ」
P「そんなこともあったね」
貴音「それだけではありません!!」
貴音「内ポケットからよく冷えたお茶を出したり、」
貴音「私を庇って車に轢かれたと思えば、車の方がひしゃげていたり、」
貴音「一緒に旅客機に乗っていた筈なのに目的地に既にいたり...」
貴音「面妖にも限度があります!」
P「そんなこと言われてもなあ...」
ちょっと急用なんで、出ます
ただいま
貴音「更には...」
〜1日前〜
貴音「今日はせっかくの休みですし、たまには外へでも...おや?人だかりが。事件でもあったのでしょうか?」チラッ
貴音「あれは銀行強盗なるものでしょうか?車にのって逃走しようと...?!」
P「残念!無念!フォーエバー!!」ドゴーン!!
貴音「あなた様はいったい何を...」
強盗「えっちょRPG7はセコ」ドガアアアアアアアアン!!!!!
貴音「なんと!...車が木っ端微塵に...!」
貴音「この事の説明もしていただかなければ」
P「いや、それはだなあ...」
ガチャッ
美希「おはようなの。って何かあったの?今の貴音の顔、スッゴク怖いの」
貴音「それはですね...」
〜事情説明中〜
美希「言われてみればハニーは不思議な人かも」
美希「ミキの時はね...」
〜4日前〜
美希「あふぅ。なんかすっごく眠いの...」
P「まあ、今日の美希はいつにもまして頑張ってたからな」
美希「ハニーが見に来てるんだから当然なの...。あふぅ」
P「事務所まで1時間ぐらい掛かるから、寝てて良いぞ」
美希「ミキね...。なんか掛け布団が欲しい気分なの」
P「今か?」
美希「今すぐになの...。あふぅ」
P「ちょっと待てよ...」ポケットニテヲイレル
P「お。あったあった。はいよ」
美希「ありがと、な...の...zzz」
美希「後はね、水をキャラメルマキアートに変えたり、」
美希「寒い日にあったかいおにぎり(包装済み)が内ポケットから10個も出てきたり、」
美希「程よい甘さの美味しいいちごババロア(包装済み)をポケットから5個も出したり、」
美希「とにかくむちゃくちゃなの」
貴音「さて、あなた様...」ジリジリ
美希「ミキ達に説明して欲しいなっ」ジリジリ
P「......とうっ」オニギリアンドラーメン
美希「ミキはおにぎりで目的を見失うようなことはしないの!」
貴音「そうです!」ズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズル
美希「...」
貴音「...」ズルズルズルズル
美希「もうっ!らぁめん食べちゃダメなの!」
貴音「...ハッ。いつの間に!」
P「このすきに俺は逃げる!」
響「はいさい!ってあれ?プロデューサー、どうしたんだ?」
美希「響!ハニーを捕まえるの!」
響「な、なんだかよくわからないけど、分かったさー!」タックル!
P「おぶっ!」バタン
美希「響ナイスなの!」
貴音「ええ、まこと、素晴らしき働きです」
響「なんだかよくわからないけど、それほどでも無いさー」
待たせたな!
美希「ハニーはロープで椅子に固定しておいたの」
響「...ちょっとプロデューサーが可哀想に思えてくるぞ...」
貴音「ですが、拘束しておかねばまた逃げてしまいます。仕方の無いことなのです」
美希「そういうことなの!」
響「...うん」
P「」
美希「それにしてもハニーが全然目を覚まさないの」
響「そうだな。ハムぞうが顔の上を動き回っても起きないなんて不思議だぞ」
貴音「そういえば、響の時はどの様な面妖な事が起こったのでしょう?」
響「自分の時はなあ...」
〜7日前〜
響「ハム蔵〜!!ハム蔵〜!!」
P「...またなんかやらかしたのか?」
響「ハム蔵のエサ...食べちゃった!!」
P「もう、しょうがないなあ...我那覇くんは」
P「俺も探すの手伝ってやるよ」ポケットニテヲイレル
響「助かるさー!」
P「みつけたぞ」ポケットカラテヲダス
ハム蔵「チューチュー」
響「早っ!どこでハム蔵を見つけたんだ?!」
P「ポケットに手を入れたらいた」
響「えっ?」
P「取り敢えず見つかってよかったな」
響「う、うん。ありがとうさー」
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