涼「みんなと交流しよう」絵理「なら安価で?」(175)

涼「男だとカミングアウトしたけど、みんなとは壁を作らず今まで通り仲良くやっていきたいな」

絵理「みんなそんなに気にしてないと思うけど……というより、涼さんは男の人って感じしない?」

涼「ぎゃおおおん! そ、それはそれできついよー!」

絵理「涼さんは『涼性類』ともっぱらの噂。……そんな自分を変えたいあなたには安価スレ?」

涼「安価?」

絵理「自分を変えるチャンスをもたらす天のお告げ。まずは誰と交流するか聞いてみる」カチカチ

交流する相手
>>4

雪歩

絵理「765プロ・萩原さんと交流せよ」

涼「雪歩さん? なんどかお仕事いっしょになったことあるけど」

絵理「常識派からいっておくべき。大人しくて温和だという人物評」

涼「でも雪歩さんって『男の人が苦手です』って……」

絵理「それは切り込み方の問題。最初に>>9と話しかけて」

おじさんといいとこしよう

涼「えっ! これ言うの~!?」

絵理「安価は絶対。ちょうど前から萩原さんがフリーでこっちにきてる」


雪歩「はあ、プロデューサーまだ打ち合わせ終わらないのかなぁ……」

雪歩「あれ? 876プロの絵理ちゃんと……涼さん?」

絵理「おはようございます?」

雪歩「あっ! おはようございますぅ!」

涼「…………」

雪歩「?」

絵理「男は度胸」ボソッ

涼「っ! 雪歩さんっ! ――おじさんといいとこしよう」

雪歩「!?」

絵理(涼さん「こと」を「とこ」って噛んじゃった……)

雪歩「ななな、なんですかっ!? いいとこって! おじさんって!」

雪歩「はっ! 涼さんは涼君……ひぃいいいいいっ! そういうことなんですかー!?」

涼「ちちちち、違いますよー! そういうことじゃないですうう!」

雪歩「わわわ、私美味しくありません! あっ! こんなときはプロデューサーから渡されたこれを使う時!」

絵理「萩原さんが>>13を取り出した!?」

コンドーム

雪歩「祓い給え! 清めたまえ!」ビュンビュン!

涼「いたっ、たっ! ちょっ! 雪歩さん落ち着いて! 投げるの止めて下さい!」

絵理(何これ……?)ヒョイ

絵理「あっ……///」

絵理「涼さん。これはチャンス?」

涼「全然そうは思えないんだけど!?」

絵理「物証が手に入った。雪歩さんは>>19という感情を涼さんに抱いてる」

絵理が涼ちんの涼ちんにゴム付ける様子を今後の参考にしたい

絵理「あの、私が、涼さんの……その……」

涼「絵理ちゃん? どうしたの!?」

雪歩「なに、なんですか?」

絵理「……二人ともこっちへ!」ガシガシッ

涼&雪歩「ええー!?」

――――

某ホテル

絵理「萩原さん。言いたいことは十二分にわかっています」

涼「僕は全然わかんないよ!?」

雪歩「ひぃいい。なんですか? なんで私こんな所に連れてこられたんですか?」

涼「雪歩さんもわかってないみたいだよ」

絵理「表層に出てくる人格に真実は無い? その深層にこそ真相あり。では、涼さん」グイッ

涼「ちょっ! 絵理ちゃん! 何するの?」グググ

絵理(華麗にベッドの上に押し倒すつもりが……っ! 抵抗するなんてっ)

絵理「負けられない!」グググ

雪歩「あのう、組み合って何してるんですか?」

涼「絵理ちゃん! 雪歩さん目が点だよ! 雪歩さんとの交流のはずなのに!」

涼(力なら押し勝てるけど、それで場が好転するのかな?)

>>22 押し返すor押し倒されるorその他

押し倒される

絵理「横面打ち四方投げ」

涼「わあ押し倒されちゃった」ベッドイーン

絵理「すかさず両手を封じる」ササッ

絵理「じゃあ、始めるね……?」

雪歩「」

雪歩「だ、だめですううっ! あっ、アイドルなのにそんなこと~!」

涼「はっ! 雪歩さんの布を裂くような悲鳴で正気に戻ったぞ!」

絵理「現実に目を向けちゃだめ! 涼さん!」

雪歩「お、お姉さんとして言わせてもらいます~っ! まだ早いです! あなた達はまだお子様ですっ!」

雪歩「責任も人生もなにも考えてこなかった尻の青い若輩どもは、その領域には立ち入れません!」

先輩アイドルからの厳しくも、愛情がこもった指摘。

後輩である二人の眼は、その訴えに震えた様に涙があふれた。

涼「そ、そうだ……なにをやってたんだ」

絵理「反省」

雪歩「はぁはぁ……というか、なにをしようとしてたんです?」

絵理「もちろん、涼さんと雪歩さんを>>27の関係にする手伝い?」

加速安価下

雪歩「ガンダムマイスター……?」

涼「あっ、ガンダムマイスターっていうのはアナザーガンダムのガンダム00のガンダムを駆る主人公達パイロットのことです」

雪歩「ガンガン言われてもわからないよ~」

絵理「ガンダムマイスターは(1期中盤あたりから)お互いを信頼している。そんな戦友みたいな関係になってほしかった」

涼「そうなんだ?」

絵理「というわけで、外に二人の機体を用意した」

涼&雪歩「!?」

絵理「お互い戦い合えば信頼関係が生まれるはず。レッツバトル!」

涼の機体>>31
雪歩の機体>>33

ずれたね。
涼の機体>>34
雪歩の期待>>36

gdgdだな 安価なら下

Hi-νガンダム

ナイチンゲール

瞬間、重々しく破壊的な音と共に部屋の壁は突き破られた。

白い巨人が「魂」を求め、部屋に雄々しく腕を突き出していく。

驚愕に顔を歪め、壁際に身を下がらせていた少年の前にその巨人は黒の掌を広げた。

「魂」を誘うように。

涼「Hi-ν……!」

何ゆえ巨人は、「魂」を求めたか。

それは、対立する『赤』の脅威が迫っていたからに違いない。

空から「赤」が現れる。

禍々しく設えられたプロペラントタンク群。

敵意を匂わせるスカートアーマー。

赤の巨人の威容は敵意に猛る。

雪歩「ナイチンゲール……ッ!」

絵理「くしくも因縁の機体同士。見もの」

涼「サイコフレーム搭載機っ……思うまま動いてくれる! これなら!」

雪歩「大気中の航行・戦闘にも対応済み……勝負を決するのは、武装? 装甲? いえ……意思です」

バーニアを吹かした両機。

人の喧騒が染みた街を飛び出し、上空で対峙する。

涼「全力でやらなきゃ……」

雪歩「ビームライフル、ファンネル……火力は十分ですね」


絵理「お互い仕掛けたっ」


>>45 涼の攻撃
男ならサーベルで突撃or最初は打ちあいだろライフルorけん制大事バルカン

>>47 雪歩の攻撃
こちらの方が質量が上だから有利になるはずサーベルor戦争は火力メガ・ビームライフルor王者のファンネル

ぐぬぬ、またしても
>>48 涼の攻撃
>>50 雪歩の攻撃

男なので男のサーベル攻撃(物理)

サーベル

サーベル

涼「サーベルだっ!」

雪歩「剣戟というのも戦の華よなっ、ですぅ!」

輝く刀身が一対、上空で交差する。

両者の肉薄は、反発音とビーム光の明滅によって彩られた。

涼「押し負ける……っおおおおお!」

質量の差で押し切られそうになった少年――Hi-ν。

しかし、さきほど絵理との組み合いの中でなにかしらの経験を積んでいたのか、少年はこの窮地に対応する。

雪歩「回転っ! 力点をごまかしますか……」

つばぜり合いながら、お互い剣を中心に回り始める。

涼「ここだっ!」

あるタイミングでHi-νは弾けるように後方に身を転じた。

涼「ここだー!」

雪歩「太陽を背に――っ!」

Hi-νは太陽を背負い、光によって雪歩の目測を惑わせながら襲い来る。

雪歩(当たったらどうということありますよこれ!)

>>55 雪歩の対応
勘を頼りにサーベルで対応orなんとかして!ファンネル!or隠し腕の武器を使わざるをえませんっ

ファンネル

雪歩「ファンネルっ!」

背部バインダーから飛び出した10機のファンネル。

それは虫眼鏡で焦点を定めるように一斉に光線を射出する。

涼「――っ!」

鈴の音が少年の脳に鳴り響く。

光の檻を潜り、Hi-νは上空へ身を滑らせる。

雪歩「避けるかっ! おもしろいそうこなくては……ファンネル!」

ファンネルの牙は、獲物を休むことなく追いたてる。間隙なくファンネルの光線射出音が上空に響いた。

涼「雪歩さんっ!?」


絵理「雪歩さん、なんか乗り移ってる?」

雪歩「どうした少年。未来を導くその才があるというのならこの窮地を脱してみたまえ!」

涼「どうしちゃったんですかっ雪歩さん! 口調が変わってますよ! 春香さんじゃあるまいし!」

ファンネルの激しい攻撃を凌ぎつつ、涼は雪歩に声をかける。

雪歩「はるか? ふふ、確かに『遥か』かもしれんな。彼岸をそう呼ぶのなら」

涼「彼岸って……」

雪歩「サイコフレーム。精神波。魂の解放。――かつてこの機体の魂だったものがいた」

涼「かつて?」

雪歩「少年。思惟そのものになり消え去ったつまらぬ男がいたという話だよ」

涼「なにを……? 『あなた』は一体?」

雪歩「面白い問いだ。私は思うのだよ。サイコフレームというスポンジに吸い込まれた魂が再び『滴って』、別の人物に宿るのではないかとね」


絵理「なんか話がすごい方向に……」

涼「サイコフレームは人間の魂を読み取る……その果てにパイロットの魂が食べられてしまった?
  そして……いまその魂が雪歩さんに乗り移っている?」

雪歩「殺し合いの途中だ。相手が誰であろうと問題ではあるまい」

ナイチンゲールはファンネルをかわし続けるHi-νに向かって、メガ・ビームライフルの引き金を引く。

Hi-νは身を捻るが、かわし切れず極太の光線が掠めていき、被弾した盾が燃え尽きる。

涼「雪歩さん……僕は彼女を止めたい――通信?」

絵理『涼さん! このシステムを使って!』

システム>>63

精神感応

涼「精神感応……そうだっ! サイコフレーム同士の共振を使えばっ」

Hi-νのコクピット、関節部からノイエグリーンの光が揺らめきたつ。

それに応じるようにナイチンゲールからも赤色の波動が波紋のように空に広がった。

雪歩「なんだっ、頭が、騒がしいっ」

涼「雪歩さん戻ってくださぁああああああい!」

淡い緑色の空間に、うずくまる萩原雪歩の姿が見える。

涼(雪歩さん……あなたが自分で立たないと支配からは逃げられません)

涼(自分の体を誰かに貸してしまってはダメなんです)

雪歩「…………っ」

雪歩は力のなく鈍く光る瞳をこちらに向けるだけだ。誰かの魂に当てられて精神が弱っているのだ。

涼「なんて声をかければ……」

かける言葉>>68

やらないか?

涼「やらないか?」

雪歩「!?」

雪歩「ななな、なんですかっ!? こんなとこまで来てやらないかって!? ってなんで裸なんですか!
   ひゃああ涼さんが涼君で涼ちんがぁあああああああああ!」

涼「ぎゃおおおん! 精神体だから生まれたままの姿だよぉおおお!」

雪歩「って私も裸ですぅ! ひゃあああ見ないでください!」

涼「だ、大丈夫です! 見てませんから! こういうの慣れてますから!」

雪歩「慣れてるってどれくらいピンク色の人生送ってきてるんですかぁ!
   もうあなたのことがわかりません!」

涼(精神がダイレクトで伝わる空間なのになんでこんな誤解されるのー!?)

涼「……最初の一言が悪かったとしか思えない」

涼「絵理ちゃんもここにはいないし、どうすれば……安価に」

涼「――いや」


涼「そうか」


涼「違うんだ」

涼「雪歩さん。精神世界に穴掘るのやめて聞いてくれますか」

雪歩「え」ザックザック

涼「僕ずっと本当の姿隠してきたんです。女としてアイドルやっていたこともそうだし、どういう風に付き合いをするかも他の人に任せてしまったし」

涼「それは自分の体をみんなに貸しているだけだったんです」

雪歩「涼さん?」

涼「安価に任せて、自分の身を砕かない。卑怯者です……こんなんじゃイケメンなんて程遠いです」

涼「やっと気付きました。心さえ騙してたから、この世界でも気持ちが伝わらないんだ」

涼「だから言います。雪歩さん」


――友達になってくれませんか。

涼「雪歩さんが『雪歩さん』になって。僕もきちんと『僕』になって」

涼「それからまたお話しましょう。その時は……」

涼「拙い言葉で」

涼「不器用な行動で」

涼「きっとあなたに僕の心を伝えてみせる」

雪歩「……………」

涼「……」

雪歩「…………」

涼「……僕と交流していただけますか?」

雪歩「………………はい」

――

――――

――――――――

絵理「……」プクーッ

涼「え、絵理ちゃんまだ怒ってるの?」

絵理「せっかく涼さんの交流を手伝ってあげようと思ったのに。最後は安価放棄なんて……なにがしたいの?」

涼「なにがしたいって普通の交流だよー!」

絵理「安価も無茶ぶりは少なかったのに……どうしてこうなった?」

涼「知らないよ!」

絵理「今度は>>1の時点で目標とか主旨を定めておいかないとダメ? 今回は何をやるかが漠然としてたし」

涼「分析してるってことはまた安価やるつもりなの?」

絵理「当然? またよろしくお願いします」

涼(じ、自分でやればいいのに……)

絵理「プロデュースは任せて。『男の娘』という要素をもっと利用すべきと思うから……」


愛「お  は  よ  う  ご  ざ  い  ま  ー  っ  す  !」


絵理「!?」キーン!

涼「あ、愛ちゃん、おはよう」

愛「961プロに墜落したっていうロボット見に行ってきましたー!
  すごかったですよ! 大きい銃とか盾とかあって! 961プロはロボットのお墓として名所になるんじゃないでしょうか!」

涼「あ、あははは、そうだね」

涼「絵理ちゃん『情報操作は得意』って言ってたのなんだったの~!」ヒソヒソ

絵理「い、言ってみたかっただけ……一応ネットには『防衛省が開発した試作兵器』というデマを流したけど、あまり広まらなかった?」ヒソヒソ

涼「もう~けが人がいなかったから良かったようなものの! あっ、けが人……」

絵理「萩原さん、機体から出してから今日まで2日間眠りっぱなし……」

涼「……うん」

絵理「心配しないで。きっと起きる」

涼「うん、信じてるよ」

愛「あっ、そうだー! 聞いてください! 病室の雪歩さん、目が覚めたそうです!」

涼「!」

涼「ぼ、僕お見舞いに行ってくる!」

愛「あっ、それならあたしも!」

絵理「待って愛ちゃん」グイッ

愛「なんですかー?」

絵理「まずは、涼さんだけで行かせてあげて」

涼「絵理ちゃん、ありがとう……っ!」ガチャ、バタン

愛「?? みんなで行けばいいんじゃないんですか?」

絵理「涼さんは一人で行きたいみたいだから」

愛「どしてです?」

絵理「さあ、男の子の気持ちはわからない?」クスッ

愛(なんだか、絵理さんすごく綺麗……大人の女性って感じ……)

愛「うわあああああああああああああん! あ  た  し  も  レ  デ  ィ  に  な  り  た  い  よ  ー  !」

絵理「」キーン!

駆けだしたいのを我慢して、雪歩さんの病室へ。

頭はぐるぐる回ってて、心は落ち着かずゆらゆら揺れる。

でもいいんだ。

この不安定こそが、自分で考えるってことだから。

ドアを開く。

涼「雪歩さんっ!」

雪歩「えっ、涼さん…………」

彼女はまぶたをぱちぱちと瞬かせた。

そして何か気付いたようにこう言った。

雪歩「違うね。涼『君』でしたよね」

ふふっと笑ったその顔に、付け焼刃で用意した言葉はきれいさっぱり頭の中から吹っ飛んだ。

でも、その空っぽになった頭には、じんわりと暖かい何かが流れ込んでいた。

――さあ、どうやって交流しようか。

僕は彼女に駆け寄った。

これで終わりです。
雪歩としか交流してないし、終盤安価関係ないけどそんなの関係ない。


保守、支援、安価ありがとうございました!
876ssもっと流行ってほしい。

外出する予定だったが、なしになってしまった。
時間あるから書いてもいい。

とはいっても終了宣言した手前おまけみたいになると思うけど。

もし人がいたら書く。
交流する人↓(765&876の関係者)

絵理「765プロのあずささんと交流せよ」

涼「へっ、絵理ちゃん? あずささんとは面識あるけど」

絵理「聞くところによると結婚式のまねごとをしたとか?」

涼「ちょっ! 違うよ! いや確かにしたけどその内容が」

絵理「わかってる。涼さんはうまみよりも苦みを引く人……」

涼「そう納得されても、ちょっと辛いんだけど」

絵理「今度は目標を立てる。あずささんと>>93できるような関係になってもらう」

涼「それはロマンチックな関係だね」

自転車の二人乗り

絵理「自転車の二人乗りできるような関係になってもらう」

涼「うん、学校帰りとか……憧れるよね」

絵理「乙女チックな涼さん、かわいい?」

涼「ち、違うよ。僕はこぐ方だよ!」

絵理「うん、それが望みなのは知ってる」クスクス

涼「も、もう~絵理ちゃん~……!」

絵理「さて、ではそんな関係になるために作戦を考える?」

涼「うーん、そうだね。道に迷ってるあずささんを自転車で助けに行くとか」

絵理「うん。実現可能性が高そうな案」

涼「じゃあ自転車に乗って、あずささんのところに行こう」

絵理「あずささんの目撃情報はすでに収集済み。今は迷って>>98にいる」

涼「よしじゃあ行くぞっ!」

絵理「涼さん場所を聞いて俄然やる気を出したみたい?」

東京都千代田区千代田1-1

絵理「お姫様を世話をしているロイヤル関係の施設にいる」

涼「そんなお城みたいな所から、王子様みたいにあずささんを誘い出すんだねっ」

絵理(嘘は言ってない。……宮内庁だから)

涼「行くぞー!」シャカシャカ

絵理(涼さん捕まっちゃうかも……)

絵理「待って涼さん! >>102を持っていくと安全に会いに行けるはず!」

田楽芋

絵理「この田楽芋を持っていって! 芋田楽ともいうらしいけど」

涼「えっ、それはあんまりロマンチックじゃないような……」

絵理「いいから! 窮地にきっと役に立つ」

涼「う、うんわかった。ありがとね」

絵理「ふう、これで安心。桃太郎のセオリーに乗っ取れば、家来を増やせるはず」

絵理「……危なそうだったらフォロー入れないと。ついていこ」

あずさ「あらあら~ここはどこかしら~? なんだかとっても厳かな場所ね~」

職員「ちょっと、あなたどこから入ってきたんですか!?」

あずさ「あら~ごめんなさい。私迷い込んでしまったようでして~」

ワイワイ

職員「迷い込んだって……ん、向こうでも騒ぎが」

あずさ「あら、あの子は」

――――

涼「入れて下さい! ここにあずささんが居るんです!」

警備員「あのね君! そんな言い分で入れられるわけがないだろう!」

涼「くううー、しょうがない! この田楽芋をどうぞ!」

警備員「なんだそれは!?」

涼「(絵理ちゃん、信じるよ)えいっ!」ポイッ

くしに刺さった芋田楽の上の一粒を警備員の口に放り込む。

警備員「む、む……!」ガクガク

絵理「あっ、まさかこんな効果が! >>108」コッソリ

アソコがムックル

警備員「――ああああこ、股間があああ」

涼「ひゃあああ、な、なに!?」

警備員の股間がむくむくと膨らんでいく。

絵理「セルの自爆前みたい……」

涼「ど、どうなるの? 大丈夫ですか?」

警備員「が  あ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  っ!!!!」

ボンッ! という音と共に、警備員のズボンが弾け飛んだ。

そして。

ムックル「ココー――――――ッ!!!!」バサバサバサバサ!!!!

大量のムックル(むくどりポケモン・0.3m・2.0kg・ぜんこくずかんNO.396)が飛び出した。

涼「」

絵理「」

職員「」

あずさ「あ、あらあら~手品がお上手ですね~」

宮内庁の中を大量のムックルが縦横無尽に飛び交う。

人々の悲鳴と怒声、警報音が入り混じり、狂気のオーケストラの如き喧騒が醸成された。

涼「ひゃああああっ! とんでもないことになっちゃったよー!」

絵理(右翼の人に後ろから刺されたらどうしよう……)

涼「はっ、あずささん」

ワーワー!! ギャーギャー!! コッコー!

あずさ「あらあら~あらあら~?」

涼「いたっ! 人の波に翻弄されてる! こっちですあずささん!」

あずさ「り、涼ちゃん? た、助かったわ~」

絵理「このまま混乱に乗じて脱出するにしても、人生犯罪者コース……謝罪文が必要」

涼「そ、そうだね。理由を説明して謝らないと」

絵理「これは誠意が伝わるのが大事」

謝罪文
1行目 >>113
2行目 >>115
3行目 >>117

あずさ「そうね、これなら許してくれると思うわ~」

勘弁してください

なんでもします

大変お騒がせして申し訳御座いませんでした

勘弁してください
なんでもします
大変お騒がせして申し訳御座いませんでした

絵理(ただ謝ってるだけ……誰でも言える紋切り型……ゆえに普遍的。すばらしい)

涼「じゃあ行きましょう、あずささん」ガシッ

あずさ「あ、あらあら~エスコートしてくださるのね~。危機にあるお姫様を救う王子様みたいだわ~」

涼「えっ、そうですかぁ///」

絵理(その危機はマッチポンプだけど)

絵理「あっ、謝罪文に署名をしておこう。なにもやましいことがないから堂々と書ける?」

謝罪文に記された名前は?
>>122

神日本磐余彦天皇

絵理「『神日本磐余彦天皇』と」

あずさ「神武天皇のお名前ね~。御先祖様の登場にきっと日本はびっくりね」

涼「絵理ちゃん、あずささん行きましょう!」

――

――――

職員「うう…やっと騒ぎが収まった」

職員B「テロだテロ、自衛隊に捜査を依頼しろ!」

職員「まあ、待て事情をこちらで把握しないことには」

職員C「こちらにあの少年少女お姉さんらが残したと思われる文を発見しました!」

職員「む、ちょうどいい。なにかしらの訳があったかもしれない。読んでくれ」

職員C「『勘弁してください』」

職員「うむ? とんでもないことをしたとは理解しているらしい」

職員C「『なんでもします』」

職員B「ん、今何でもするって言ったよね?」

職員C「『大変お騒がせして申し訳御座いませんでした』」

職員「それだけか?」

職員C「後署名が……『神日本磐余彦天皇』……?」

職員「」


職員B「悪質だな。皇族に対しての侮辱までいれるとは」

ファンファンファンファン!!!
ウーウーウーウッウーウー!!!

絵理「! 二人とも追手が!」←セグウェイ

涼「ええー! 謝罪文を残してったのにー!!」シャカシャカ←自転車

あずさ「残念だわー。人間は誤解をするものなのね……」←自転車(in荷台)

絵理「でも今の状況……自転車の二人乗りする関係にはなっている。目標は達成された? 愛ちゃんは連れてこなくて正解だった」

涼「遠い目しないで! 絵理ちゃん!」

『止まりなさい! 止まりなさい!』

涼「と、止まったら話聞いてくれるんですかー!?」

『話を聞くとも! 何でもするって言ったよな!』

あずさ「確か書いたわね~」

『ならば要求する。>>131せよ!』

涼は絵理をぺろぺろ

『自転車の少年! ……少年であってるよな? 君はセグウェイに乗ってる少女をぺろぺろせよ!」

絵理「ひゃう!?」

涼「ぎゃおおおおん!? なにそれー!?」

『速やかに行動しない場合は発砲も辞さない!』

涼「は、発砲~!?」

絵理「りょ、涼さんここは従って」

セグウェイと自転車を止め、僕たちは向かい合って立った。

途端、警察の車両が道路の真ん中の僕達を取リ囲み、降りて来た人がぐるっと僕らを包囲した。

絵理「衆人環視……この場合は囚人環視?」

涼「うまいこと言ってる場合じゃないよ絵理ちゃん」

警官「オラー! 早くやれやー!」

職員B「prpr! prpr! P・E・R・O×2 !!!」

ウォオオオオオオ! ペロペロシロヨコラァアアアアッ!!

涼「何この状況」

絵理「ペロペロしないとダメみたい」

あずさ「私もちょっと前まではネット上でペロペロされてたわ~」

絵理「それ別の人だと思う……涼さん、じゃあやって」

涼「な、舐めればいいんだよね///」

絵理「うん、そう。私気にしないから///」

あずさ「初々しいわ~/// 二人ともとってもかわいい」

舐める場所>>136

涼「じゃあ、首を」

絵理「ん……」

涼「う、うなじからいくね……っ」

絵理「ぁ……(涼さんの吐息……ぞくぞくする)……」

涼「ペロッ」

絵理「ひゃうっ!?」

涼「だ、大丈夫絵理ちゃん!?」

絵理「ダイジョウブ……ちょっとびっくりしただけ……」ハアハア

涼「じゃあ続けるね……ペロ・・・・・・ペロ・・・・・・」

絵理「んっ……ぁ…………ひゃっ……ふぅ……っん!」

あずさ「恥ずかしくて直視できないわ~」

涼(絵理ちゃんの肌、真っ白で……っすべすべで…………陶器みたい)ペロペロ

絵理「ぁ、はぁっ……だめ……だめぇ…………ひゃう」

アリガタヤアリガタヤ
ジョウカサレテユクゥ
ペ・ロ・ペ・ロ!

あずさ「あら、いつの間にかカメラが回っているわー? 報道の人も来ていたのね~」

テレビでこの光景を見ていた人
>>143
>>145

律っちゃん

夢子

涼『エリチャンペロペロ』

絵理『ヤーン、アハーン』


律子「」

律子「プロデューサー、しばらく事務所空けます」

P「えっ、なんっ……っ?」

そこでPは絶句した。律子から放たれたる鋭利なオーラは心胆をさむからしめた。――言葉が封じられるほどの恐怖。

律子「あの子一体何やってるのよっ!! 女の子に手を出す度胸もないと思ってたのに!」

夢子「あっ! 律子さん!!」

律子「あなたは桜井さん!?」

夢子「涼のとこ……水谷の所に行くんですよね? お供します!」

律子(この子さっきまで泣いてたわね……)

夢子「グスッ・・・・・・ッ、ヒグッ・・・・涼の馬鹿! 大馬鹿! 会ったら>>152してやるんだから!」

お説教

涼「こ、これぐらいでいいかな……」

絵理「ハァ・・・・ンッ・・・フゥン・・・・ハァハァ・・・・お、おーけい?」

あずさ「なんかみなぎってくるわね~音無さんの気持ちちょっとわかっちゃったわ」テカテカ

絵理「ね、涼さん。私…………おいしかった?」

涼「え、えええ!? そんな質問答えられないよ~!」

絵理「教えて。唾液べったり付けた女の子への義務。」

涼「う、うん。おいし」


「「リョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」」


りょうえりあず「!!??」

警官の人垣をモーゼのようにたたき割って、彼女らは来た。

鬼の如き威圧を周囲に振りまきながら。

涼「律子姉ちゃんに……夢子ちゃん!?」

絵理(あっ、涼さん終わったかも)

律子「涼、あんたって子は――――っ」

夢子「涼!!! なんで!!!」

律子の怒声を遮って、夢子が飛び出した。

目に涙をためた少女は涼に向かって、拳を振り上げた。

涼「夢子ちゃん……?」

しかし、それは振り落とされなかった。

力なく腕をおろした夢子は、悲痛な声で言葉を紡ぐ。

夢子「なんでよぉ。なんで水谷絵理なのよぉ……っ。なんで私が一番最初じゃないのよぉ……っ」ポロポロ

涼「え、え、え?」

あずさ「あらあら、夢子ちゃんいじらしいわね~。こっちにいらっしゃい」

夢子「う、ひぐっ……お姉さまぁああああああああああああああああああ! ぅわぁーん!!!」

涼「な、何が起きてるの?」

律子「あんたって意外と罪作りなのね……」

涼「なんだかわからないけど……夢子ちゃんごめんなさいっ! 僕が悪かったです!」

夢子「な、なにもわかってないくせに謝るんじゃないわよ……っ、ぐすっ」

涼「う、うん。ごめん。それでなんで夢子ちゃんは泣いてるの?」

夢子「そ、そんなの、言えるわけないでしょーがっ!!」

絵理(やきもちだという答えに辿りつかない涼さん)

あずさ「あのー律子さん」

律子「あっ、あずささん! なぜここに? あっ、涼に気を取られてたけどそーいやあずささんの姿もちらっと」

あずさ「またご迷惑をおかけしてしまいましてすいません~
    あのですね。方向音痴な私に代わって、涼ちゃん達を>>158に連れてってあげてくれませんか?」

律子「そ、それは構いませんけど」

あずさ「仲直りにうってつけの場所ですよ、うふふ」

ホテル

ホテル

涼「落ち着いた? 夢子ちゃん」

夢子「なによ……最初から落ち着いてるわよ」

涼「あはは、そうだね。ごめんごめん」

夢子「う~涼のくせに! 言っとくけどこのホテルに来たのはお姉さまの好意を無下にしたくなかったからなんだからね! 勘違いしないでよ!」

涼「うん、わかってる」

夢子「はあ。で、なんであんなことやったのよ?」

涼「うん。最初は男になってもみんなと仲良くやりたいから、っていう理由で動いたんだけどね」

夢子「それでなんで警官に取り囲まれて、水谷絵理の首筋を舐めるなんていう事態に発展してんのよ!?」

涼「な、なんでだろうね。当事者だった僕にもさっぱり……」

夢子「まあ、もういいわ。女だと思ってた奴が実は男だった、なんてことがある世の中だものね」

涼「…………ねえ、夢子ちゃん」

夢子「なによ」

涼「僕とまた付き合ってくれるかな」

夢子「は、はぁ!? あ、アンタ何言ってるのよ!」

絵理「涼さんは「また仲良くして友達付き合いしてくれるのかな」って聞いてるだけ?」

夢子「な、なんだそのことか………………って、なんであんたがここにいるのよっ!?」

絵理「事情説明は成人のあずささんにお任せ?」

涼「あずささんには迷惑かけちゃったなあ……」

夢子「あんたはお姉さまを手伝ってきなさい! しっしっ!」

絵理「それはだめ? 私は涼さんの交流を見届ける義務がある」

夢子「なによそれ!?」

涼「絵理ちゃんは僕の交流のサポートをしてくれたんだ」

絵理「その通り」

夢子「あんたが居たから話がややこしくなったんじゃないの?」

絵理「…………」

夢子「そこで黙らないでよ!」

絵理「あっ、そうだ。涼さんあずささんから伝言があります」

涼「え、伝言?」

絵理「『涼ちゃん、今日は宮内庁から迷った私を連れ出してくれてありがとう。無事765プロの仲間と合流することができました

    涼ちゃんのことは女の子だとずっと思ってたので、男の子って聞かされたときはびっくりしたものでしたけど、

    今日、一緒に行動して、男の子の一面をしっかり確認しました。でもあんまり女の子をやきもきさせちゃダメですからね!』

    とのこと?」

涼「あずささん……」

絵理「あっそうだ、あとPS――『また自転車、二人乗りしましょうね』とも言ってた」

涼「え、えー! いいのかなあ!? いやあずささんがいいのなら僕も全然いいんだけど!」

夢子「…………」

夢子「夢子ちゃんパンチ!」ドシュ!

涼「ごふっ!?」

夢子「あんた、背中越しにお姉さまのバスト感じたわけぇ~!?」

絵理「……私も二人乗りしてもいいよ。涼さん」

涼「夢子ちゃん、絵理ちゃん……」

夢子「ちょっと水谷絵理! あんた何言ってるのよ!」

絵理「友達づきあいの提案? 私達友達だから」

夢子「わ、わたしだってともだちよ! そうよね涼!」

涼「う、うん、もちろん」


ガチャ


愛「あ  た  し  も  涼  さ  ん  の  友  達  で  ー  っ  す!」

りょうゆめえり「!!??」

涼「あ、愛ちゃん!? どうしてここに!?」

愛「律子さんが事務所に来て、連れてきてくれたんです!」

涼「そ、そうなんだ」

愛「涼さん達ひどいですっ! あたしばっかり仲間外れにしてー!」

涼&絵理「……ごめんね」

愛「ま、いーですっ! わたくし大人なのでウツワがおーきぃのです! 早速ルームサービスとりましょー! 涼さんごちそうになりますっ!」

涼「え!?」

夢子「なに、涼のおごりなの?」

愛「はいっ、律子さんが「涼がおごりたくって仕方ないらしいから協力してあげて」と言ってました!」

涼「り、律子姉ちゃん・・・・・・!」

愛「じゃあメニューのこっから――――――――――――――――――――ここまで! 頼みましょー!」

絵理「一流ホテルはメニューも一流……値段も一流」

夢子「んふふ、愛、貸しなさい。トップアイドルにふさわしいオーダーを伝授してあげるわ」

涼「ぎゃおおおおん!? どうしてこうなるのー!?」

ホテルの一室がにぎにぎしい声で満たされる。

愛ちゃんは屈託なく笑って。
絵理ちゃんは何かを面白がるように笑って。
夢子ちゃんはストレス解消の材料を見つけたように笑って。

そして僕も――嘆きながらも、どこか安心めいたものを感じていて。
ふっと笑えたのだった。

これからも、ずっと、みんなと交流していこう



完!

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