穏乃「生理が来ない……」(152)

穏乃(ど、どうしよう……妊娠しちゃったかも……)

穏乃(誰の赤ちゃんなのかな……宥さん? 赤土さん?)

穏乃(相手が誰でも大変なことにはかわりないか……)

穏乃(どうしよう……)

穏乃(誰かに相談……? でもそこまで信用できる人なんて……)

穏乃(エッチした人だと迷惑かけちゃいそうだし……でも一人じゃ……)

穏乃(どうしよう……私、どうしたら……)

>>4

あこに相談する

穏乃「そうだ……憧がいる!」

穏乃(憧とはそういう関係になってないし……頭のいい憧なら何か解決方法を考えてくれるかもしれない!)

穏乃(よしっ! 早速憧に電話しよう)ピッピ

プルルルル

憧『もしもし、どうしたの?』

穏乃「あ、あのさ……いま時間ある?」

穏乃「ちょっと相談したいことがあるんだけど、憧の家に行ってもいいかな?」

憧『別にいいけど……急にどうしたの?』

穏乃「詳しいことはそっちで話すよ、ゴメンな」

憧『ふぅん……じゃあ待ってるわよ』

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―アコスホーム―

憧「で、何があったの?」

穏乃「じ、実はさ……その…………」

憧「なによ……シズらしくないわね」

穏乃「生理が……来ないんだ」

憧「…………は?」

穏乃「だから、その……赤ちゃん、出来ちゃったみたいで」ウルウル

憧「」

穏乃「どうしたらいいかわかんなくて……それで……」ウルウル

憧(まって……なにかがおかしい……)

憧(シズが妊娠? そんな……私まだシズとエッチしてないんだけど……)

憧(ってことは、相手は……ほかの?)

憧「いやいやいやいやいやいやいやいや!!」

穏乃「っ!?」ビク

憧「落ち着け……落ち着くのよ私……」フーッ フーッ

穏乃「だ、大丈夫? 憧……?」

憧「あ、ああゴメン……」

憧「……色々聞きたいことはある、っていうか山ほどあるけど」

憧「……まず、一つ。シズは誰と…………エッチしたの?」

穏乃「えー、っと…………淡と、宥さんと……赤土さんと……和と……」

憧「待って待って待って待って!!」

穏乃「えぇ!?」ビク

憧「待って……待ってね……一人じゃないの? 何人いるのそれ?」

穏乃「えっと…………」ヒーフーミーヨー

穏乃「に、二十人くらい……かな」

憧「」

憧(どうしよ……シズのことばっかり考えすぎてておかしくなっちゃったのかな……)

憧(なんかシズがありえないことばかり喋ってるような気がする……)

憧(そう……これは夢に違いない……そう)

憧「…………それはない、か」

穏乃「?」

憧(…………どうしよっか)

>>18

>>5

憧(ううん……くだらない感情は捨て置いて、まずはシズの、母体のことを第一に考えなくちゃ……)

憧「まずは病院に行きましょう? どうするかは、それからでも遅くないわ」

穏乃「憧……」

憧「大丈夫……心配しないで、私もついて行ってあげるから……」

穏乃「あこぉ……ありがとう……」ギュウ

憧「!」

憧(こ、このシズの体を弄んだ奴らが……20人も……)ワナワナ

憧(落ち着け……落ち着くのよ私……)

憧(そいつらを生皮はがして血祭りにあげるのは、一段落ついてからでいい……)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―病院―

憧(近くに人はいない……か)

憧「ねぇシズ……なんでそんなにたくさんの人とエッチすることになったの?」

穏乃「うん…………最初は、その……無理やりされちゃって……」

穏乃「そしたら……なんだか、その……」カァァ

穏乃「クセに……なっちゃって……」カァァ

憧「」

憧(なんで私に言ってくれなかったの!? いくらでも相手してあげるし、責任だってとって上げるのに!)

憧(いやそれよりも……無理やり?)

憧(いいいったい……誰が…………殺す)

憧「その、一番最初にシズを犯した人って……?」

犯人安価
>>25

大沼プロ

穏乃「お……」

憧「…………」バックンバックン

穏乃「大沼プロ……に……」

憧「」

憧(お お ぬ ま ?)

憧(誰だっけそれ……シズの知り合いにそんな人いたっけ?)

憧(おおぬま……おおぬま……プロ?)

憧(あ)

憧「大沼プロ?」

穏乃「う、うん……」

憧「」

「高鴨穏乃さん、診察室にお入りください」

穏乃「あ、順番……」

憧「」

穏乃「あ、あこ……ついてきてくれるよね……?」

憧「」フラフラ

女医「本日はどうされましたか?」

穏乃「あの……最近生理が来なくて……」

女医「最後に来たのはいつごろですか?」

穏乃「えっと……2ヶ月くらい前になります」

女医「そうですか……市販の妊娠検査薬などは使ってみましたか?」

穏乃「はい……陽性でした」

女医「そうですか、分かりました」

女医「そちらの方は?」

穏乃「あ、付き添いで来てもらったんですけど……」

憧(大沼って……あのくたばりかけのじじいよね?)

憧(惨めったらしくシニアリーグとかいう老人介護リーグにしがみついてる……)

憧(あんな小汚いジジイに、私のシズが……)プルプル

穏乃「あこー、あこ?」

憧「えっ、あゴメン」

穏乃「エコーで見てみたんだけど……やっぱり…」

憧「そう……大丈夫だよシズ……」ギュ

憧「私が付いてるから……」

穏乃「あこ……」

憧「ねぇ……その赤ちゃんは、その……大沼の……」

穏乃「ううん、大沼プロに乱暴されたのは……小学生の時だから……」

憧「」

穏乃「赤土さんがいなくなって……憧とも離れ離れに……」

穏乃「寂しさを紛らわすために、ちょっと遠くの雀荘とかに行って打ってたら……大沼プロが声をかけてきて……」

穏乃「それで……」ジワッ

穏乃「怖くって……お母さんにも何も言えなくって……」

穏乃「毎日不安で、押しつぶされそうだった……」

穏乃「誰かにそばにいて欲しかったけど、男の人は怖くて……」

穏乃「それで……中学の頃は和にべったりだったんだ」

穏乃「最初はいつも一緒にいる程度だったんだけど……そのうち、エッチするようになってきて」

穏乃「でも、和もすぐにいなくなっちゃって……」

穏乃「気持ちいいことしてると、怖いことも忘れられるから……ほかの人を誘って……」

穏乃「だから、大沼プロ以外は、女の人としかシてないんだ……」

穏乃「……でも、逃げるためにエッチなんかしてたから……こんなことに……」

憧「シズ……大丈夫……シズは何も悪くないから……」ギュ

穏乃「憧…………」

憧「シズ……ちょっと一人で待っててくれる?」

憧「私、少しやっておかなきゃいけないことがあるから」

穏乃「えっ……」

憧「心配しないで! すぐに、本当にすぐ戻るから」

穏乃「……うん」

憧「ここで待ってて、ちょっと行ってくるね」タッタッタッタ

穏乃「…………憧」

透華(…………高鴨さん)

―院外―

憧「もしもし、智葉さんですか?」

智葉『なんだ、憧から連絡をよこすなんて珍しいな』

憧「……実は……一つお願いがあるんです」

智葉『いきなり電話が来たと思ったら、即お願い事か……まあいい、聞くだけなら聞いてやろう』

憧「実は……」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

智葉『……なるほどな』

憧「そこで……智葉さんに一つお願いがあるんですが……」

智葉『皆まで言うな……わかっているさ』

憧「…………九州のことなので、本当は白水さんにお願いしたほうが良かったのかもしれませんが、面識がなくて」

智葉『いや、いいさ。こんな話を聞かされては、私自らの手で罰を与えてやりたくて仕方なくなってしまう』

智葉『哩の方には私から話を通しておくよ、向こうのシマ内での話だからな』

憧「すみません……」

智葉『2、3日後のニュースに期待していおくといい……胸がすく、とはならないだろうが、相応の罰が与えられたということはわかるだろう』

憧「本当に、ご迷惑をおかけします……」

智葉『気にするな、ダヴァンを助けてくれた礼だよ……』

智葉『じゃあ、またな』

憧「はい、お願いします」

ピ

憧(これでジジイの件は方がついた……)

憧(早くシズのところへ戻ってあげないと……)タッタッタ


―院内―

憧「シズ、待たせてごめ……え?」

穏乃「あ、憧……あのね……」

透華「新子さん……」

憧「龍門渕さん? どうして……」

透華「この病院は龍門渕系列の病院なんですの」

透華「視察に訪れたのですが……偶然高鴨さんと新子さんが産婦人科から出て行くところを目撃しまして……」

透華「……話は、高鴨さんから伺いましたわ」

憧「そう……ですか」

透華「これからどうするつもりなのですか?」

憧「それは……もう少し落ち着いてから、シズと相談しようと思ってます」

透華「そうですか……何かありましたら連絡してください。できる限りのことは致しますわ」

憧「ありがとうございます……」

憧「シズ、帰ろうか」

穏乃「うん……」

透華「お待ちになって」

透華「私が乗ってきたハイヤーを回させます、高鴨さんは体をいたわってあげませんと……」

穏乃「ありがとうございます……」

憧「ありがとうございます……またこちらから連絡しますから……」

透華「お気を付けて……」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―車内―

憧「ねぇ……シズ……」

穏乃「なに?」

憧「まずは、これだけは聞いておきたい」

憧「シズは……産みたいの?」

穏乃「私は……」

産むor 堕 or 不明
>>60

憧と一緒に育てる

穏乃「私は……産みたい」

憧「そう……」

穏乃「産んで……憧と一緒に育てたい……」

憧「そう………………えっ!?」

穏乃「ご、ごめん……やっぱり迷惑だよな……」

憧「迷惑なわけないじゃない! 育てるよ! 絶対一緒に育てる!」

穏乃「憧……ありがとう……」ギュ

憧「嬉しいよ……シズがそこまで私を頼りにしてくれて……」

穏乃「本当は、憧の子供が欲しかったんだ……」

穏乃「でも、憧に告白して、引かれるのが嫌で……」

憧「そんな……私だって小学校の頃から、ずっとシズこと好きだったのに……」

穏乃「そう、なの?」

憧「そうだよ? なのにシズったら……」

穏乃「ごめん……ごめんな……」

憧「いいのよ、こうして一緒にいられるんだし、ね?」

憧(とは言っても、やはりシズが今まで寝たアマどもは気になる……)

憧(シズがお腹を痛めて生んだ子に罪はないし、そもそもシズの血が入ってるって時点で私にとって守るべき対象であることは揺るぎないけど)

憧(誰が赤ちゃんの親なのか、それが……)

憧(でも、今は下手に動くより、シズのことを考えて動いたほうがいいよね……)

憧(ほかのことは後回し後回し……)


がしかし、シズと寝たことのあるうちの一人、>>77が、シズに接触してきた!

アラフォー

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―アコスホーム―

TV『次のニュースです。本日午前6時頃、阿蘇山の麓にある林の中で、男性と思われる遺体が発見されました。警察では身元の確認を急いでいます』

憧「ねぇシズ、シズのご両親にはこのこといつ話す?」

穏乃「まだ言える勇気がないかな……」

憧「そっか……じゃあもう少し落ち着いてから、一緒に説明しに行こうか」

穏乃「うん……」

カガヤイテー ココイチバーン

穏乃「あ……お母さんからだ」

憧「タイムリーね」

穏乃「もしもし……うん……え!?」

憧「?」

穏乃「うん……わかった、今すぐ帰るね……うん」ピ

憧「どうしたの?」

穏乃「その……前エッチしたことのある人が、家に訪ねてきて……」

憧「は?」

穏乃「ごめん、今すぐ帰らないと」

憧「まって、私も一緒に行くよ!」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―穏乃ホーム―

健夜「あ、穏乃ちゃん……」

穏乃「小鍛冶さん……」

健夜「そっちは……新子さん、だよね」

憧「どうも……」

憧(なによこのバァさん……今更シズに何の用なの?)

健夜「実はね、知り合いから穏乃ちゃんが妊娠してるって聞いて……」

憧・穏乃「「!?」」

健夜「実はいろんなところにツテがあってね……それで今日は、けじめをつけに来たの」

健夜「穏乃ちゃん、私責任取るから、結婚しましょう!」

憧「はああああああああああああ!?」

穏乃「え!?」

健夜「新子さん、関係ないから、あなたは黙ってて欲しいんだけどな」ゴゴゴ

憧「大アリよ! 私は生まれてくる赤ちゃんをシズと一緒に育てるんだから!」

健夜「え? なにそれ?」

憧「私は約束したの! 他でもないシズと!」

健夜「穏乃ちゃん?」

穏乃「本当です……私、憧と一緒に育てます……」

健夜「新子さんは、その子の親なの?」

穏乃「いえ……でも、私は……」

健夜「逆算したとき、日付的に当てはまるのは私だと思うんだけど、どうなのかな?」

穏乃「……多分、そうだと思います」

健夜「じゃあ迷う余地なんてないよね?」

憧「は? 何を勝手なこと」

健夜「だって穏乃ちゃんのお腹に入ってるのは私の子供で、私には穏乃ちゃんと赤ちゃんを養えるだけの財力は十二分にある」

健夜「でも、あなたはどう? 生まれてくる子供との間には何の関係もなくて、養えるだけの財力もない」

健夜「そもそも高校生同士の結婚は無理があるよ」

憧「それでも! 穏乃は私のことを選んで」

健夜「一時の恋愛感情で、その後の人生すべてを台無しにするのはどうかと思うけど」

健夜「それに、そんな風に茨の道ゆくとするなら、穏乃ちゃんと赤ちゃんだけじゃなく、あなた自身も不幸になるよ?」

穏乃「っ」ピク

憧「は? そんなわけ無いでしょ! これは私が望んだ事なんだから!」

健夜「今はそう思えるかもしれないけど、世の中って結構無慈悲だよ?」

健夜「安易な選択をすると、これから先二人とも不幸になる未来しか待ってない」

健夜「将来のことを考えるなら、穏乃ちゃんは私と結婚するべきだと思うけど……」

穏乃「私は」

憧「え?」

穏乃「私は…………」

憧or アラフォー
>>107‐117の多数決

アコ

穏乃「憧以外の人は……やっぱり考えられません……」

憧「シズ……」

健夜「……」

穏乃「小鍛冶さんのおっしゃることはよくわかります……でも、たとえ憧を不幸にしてしまうとしても……私は……」ポロ

憧「シズ! 大丈夫だよ! 絶対に私は後悔しないから!」ギュ

健夜「…………はぁ」

健夜「わかったよ…………そこまで言うなら仕方ない……」

健夜「お邪魔みたいだし、帰るね……お幸せに」スッ

穏乃「あ、小鍛冶さん……」

健夜「惨めになるから、何も言わないでね」

憧「…………」

健夜「じゃあね」パタン

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

憧「ん? あんた……」

健夜「こんばんは」

憧「なによ、闇討ちしようってわけ?」

健夜「それもイイかもね」

憧「な……」

健夜「まぁ、これを渡そうと思っただけなんだけど」

憧「なにこれ…………」ガサ

憧(小切手? …………って、0が多くない!?)

憧「ちょ、ちょっとこれ!」

健夜「養育費、私の子供なんだから、出すのは義務だし」

憧「明らかに多すぎるでしょ!」

健夜「そう? そんなものだと思ったんだけど」

憧(さすが元世界2位は違う……)

健夜「それだけ、じゃあね」

憧「…………待って」

健夜「……」

憧「私たちはまだ学資だし、ああは言ったけど、お金は問題だったから、その……助かる」

憧「でも! 私頑張っていい職に就いて、ちゃんと稼いでこのお金も返すから!」

健夜「…………養育費って言ってるんだけど……じゃあ好きにすればいいよ」スタスタ

憧(…………小鍛冶さん)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

憧(それからしばらくは、小鍛冶さんみたいにシズと寝たことのある人が次々と押し寄せてきて、毎日が修羅場だった……)

憧(ハメ撮りビデオとか出された時は、流石に史上最大の修羅場になったけど)

憧(でも今は、なんとか落ち着いて、シズと二人で今後のことを色々考えている)

憧(一つ問題があるとすれば……赤ちゃんがいるからということで、シズとまだ一度もエッチができていないことだ)

憧「流石にキッツいわ……」

穏乃「?」

槓!

アコチャーみたいな見るからに女子高生してる娘より
穏乃みたいな元気っ子がエッチ大好きってほうが興奮する
ビッチじゃなくていいから、もっと穏乃が女の子にアンアン言わされてるssが増えて欲しい

支援や安価にご協力ありがとうございました

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