妹「S?M?」 姉「え……?」(114)

姉「いきなりどうしたの妹ちゃん?」

妹「うーん、私ってSなのかな、それともMかな?」

姉「さぁ……」

妹「うーん…じゃあお姉ちゃんはどっち?」

姉「えっ……そっ、そんなのわかんないよっ!」

妹「クスッ……それじゃ調べてみよっか?」

姉「うん? どうやって……?」

妹「それじゃあ、まずは私を苛めてみて?」

姉「えぇっ!? そっ、そんなの無理だよぉ……」

妹「ふふっ……お姉ちゃんは優しいからねー…………でも、もしかしたら隠れSかもしれないし?」

姉「そっ……そうかなぁ……」

妹「それに、私がMかも調べられて一石二鳥だし……ね?」

姉「うーん……妹ちゃんがそこまで言うなら……」

妹「ありがとお姉ちゃん、それじゃどんどん意地悪して? ほら……」

姉「えっ……えっと……それじゃあ…………」チラッ

妹「…………」ワクワク

姉「いっ、妹ちゃんの…………ばーか…っ」




妹「っ」

姉「ばーか……あほ…っ…! えと……ろくでなしっ」

妹「…っ………っ……」キュン

姉「あの……えっと……いっ、妹ちゃんの___」

妹「……ごめんお姉ちゃん……私が悪かったよ、可愛すぎるからもう辞めて……?」

姉「えっ……かっ、可愛い……?」

妹「……ごめんねお姉ちゃん、お姉ちゃんの中では精一杯の罵倒なんだろうけど……可愛いだけだったよ」

姉「うっ…………なんかごめんね……」シュン

妹「クスッ……謝らなくていいよ? それじゃ言葉攻めは辞めて、違う方法を試そっか」

姉「うん? 違う方法?」

妹「そうだなぁ……じゃあSMらしく肉体的な刺激に挑戦しよっか」

姉「えっ……そっ、それって…っ…」

妹「うん、まぁ今は鞭とか蝋燭はないけど、踏むなり紐で縛るなり好きにして?」

姉「だっ、だめだよっ! そんなの絶対だめ!」

妹「私は別にいいけど……」

姉「そっ、そんなことして妹ちゃんが怪我したら大変だよっ! 」

妹(……優しいお姉ちゃん可愛いなぁ……)ホクホク

姉「だからもう辞めようよ妹ちゃんっ……」

妹「ふふ、ありがとお姉ちゃん…………でも私がMか調べないとだから……軽くでいいからやってくれない?」

姉「軽く……?」

妹「うん……軽く叩いたり、つねったり…………それだけでいいから……ね?お願い……」

姉「うぅっ…………まぁ、それくらいならまだ……いいけど……」

妹「ほんと? ありがとお姉ちゃんっ」(頼まれたら断れないお姉ちゃんも可愛いっ……)

姉「そっ、それじゃやるからね? 痛かったら言ってね?」

妹「ふふ、少しは痛くないと意味ないんだよお姉ちゃん」

姉「そっ、そうだけど……とにかくっ!かるーくだからねっ!」

妹「うん、お願いお姉ちゃん……あとやりながら言葉攻めも使ってみて?」

姉「がっ……がんばる……」

妹「うん、頑張ってお姉ちゃん…………じゃあ、はいっ……いつでもいいよ?」

姉「うん……それじゃあ……」スッ

妹「…………」ワクワク

姉「……え……えいっ」ペチッ

妹「………っ…」(……弱すぎだよお姉ちゃん……)

姉「こっ、この……妹ちゃんのクセに……っ」ペチッ

妹「…………」プルプル

姉「いつも……私に意地悪して……っ」ペチッ

妹「…………」フルフル

姉「私は……おっ、お姉ちゃんなんだからねっ」ペチッ

妹「…ふ……」

姉「え……えと…………かっ、可愛い……っ」ピシッ

妹「…く…っ……ふ……」

姉「んー…………料理も上手だよ…っ」ペシッ

妹「……ふっ……おっ、おねえちゃ………っ…」

姉「頭もいいし……自慢の妹なんだからねっ」ペチッ

妹「ちょ………ふふ……おねえちゃん……?」

姉「うーん……えー…………大好きなんだからね妹ちゃんっ!」ペチッ

妹「……もういいよお姉ちゃん、ありがとーっ」ギュウ

姉「わっ…………ん……妹ちゃん……?」

妹「もう……途中から誉め言葉攻めになってるたよ?」スリスリ

姉「ん……そうだった? なんか言わなきゃと思って頑張ったんだけど……何言ったらいいか分からなくなっちゃって……えへへ……」

妹「今のは今ので可愛かったよ……ふふ、無理させてごめんねー」ギュッ

姉「えへへ……苦しいよ妹ちゃん……」テレ

妹「あっ、ごめんごめん……それじゃ余り向いてないみたいだし、そろそろ交代しよっか?」

姉「交代?」

妹「うん、今度は私がお姉ちゃんを苛める番だよ?」ニコォ

姉「うっ…………やっ……あの……え……ほんとにやるの…?」

妹「大丈夫、恐がらないで?……お姉ちゃんの事大好きだから、そこまで酷い事はしないから……ね?」

姉「……なら……いいけど……」




妹「ふふふ……」ワクワク

妹「じゃあまずは言葉攻めからね?」

姉「うっ、うん……その……出来たら優しく……」

妹「クスクス……大丈夫だよお姉ちゃん、悪魔でも演技だから、今から言う言葉は全部嘘だから……ね?」

姉「わっ、分かった…………」


妹「それはそうと、前から言おうと思ってたんだけど……」

姉「うん?……なに?」

妹「お姉ちゃんって一人じゃ何も出来ないよね? ちょっとだらしなさすぎるんじゃない?」

姉「え……えっ…と………妹ちゃん……?」

妹「ほんとにお姉ちゃんなの? 周りも言ってるよ? 姉妹逆みたいだねって……」

姉「っ……ごっ、ごめ…っ…なさい…………」

姉「えと……あの…………もしかして……もう始まってるの……?」

妹「はぁ……今はそんな事いいでしょ? 私の話し、ちゃんと聞いてる……?」

姉「うっ……ごめん…………でも……っ」

妹「もう私もいい加減にして欲しいんだよね、いつまでもお姉ちゃんに構ってばっかりじゃ居られないんだからね?」

姉「……うん……ごめんね………っ…」ジワァ

妹「謝ってばっかりだね、これからどうするとか無いの? いつまでもそんなだと…………嫌いになるからね……?」

姉「っ!……やっ……やだ……っ……それだけはやだ……っ!」ポロポロ

妹「泣いたって駄目だよお姉ちゃん、反省してるの?」

姉「……ごめ…ッ…なさぃ………グスッ………きらいに、ならないでっ…ッ………おねがい…っ……だからぁ……ヒック…」ボロボロ






妹(……楽しい…………)

妹「嫌いにならないで欲しい?」

姉「っ……うん……グスッ…………ちゃんと……するから…っ…だから……ッ」

妹「へぇ……そんなに私の事好きなんだ……?」

姉「ん……ック……すき……っ……だいすきだから……っ!……嫌いに……ならないで……ッ……うっ、うえええぇ…っ…」ボロボロ

妹「…………ふふ……」スッ


…………ギュッ


姉「ふぁ……?…グスグスッ………妹ちゃ……?」

妹「……もう、全部嘘だよお姉ちゃん」

姉「……ック……うっ、うそ……?」

妹「当たり前だよ、最初に言ったでしょお姉ちゃん……ごめんね?」

姉「っ……グスッ……ぜんぶ……うそ……?」

妹「うんうん、全部嘘…………あっ、ちょっとだらしないのは本当かも……」

姉「うっ……ご、ごめ……っ!」ビクッ

妹「恐がらないでお姉ちゃん、そんな事で嫌いになるわけないでしょ?」

姉「でっ、でも…………迷惑かけてるのはほんとだからっ……ごめんなさい……」シュン

妹「んー…………私はだらしないお姉ちゃん、好きだよ?」

姉「妹ちゃん……?」

妹「不器用だけど頑張り屋で、いつも空回りしちゃう、そんなお姉ちゃんが大好き……」ニコッ

姉「っ…………」

妹「だってそんな一生懸命なお姉ちゃんを放っておけないよ、絶対に嫌いになんかならないよ………ね? だから元気出して?」ナデナデ

姉「ふ…っ…う…ぅ………妹ちゃんっ!」ギュウッ

妹「わっ…………ふふ、ごめんねー……よしよし……」……ナデナデ

急になんか恥ずかしくなってきた

…………

妹「…………お姉ちゃん、もう大丈夫?」

姉「うん……良かった…………ほんとに、良かったぁ……えへへ……」スリスリ

妹「ねぇお姉ちゃん、そろそろ離れない?」

姉「む…………やだっ……ずうっとこうしてる……」ギュウウ

妹「あらら……嬉しいけど、離して?……大丈夫、嫌いにならないし何処にも行かないから……ね?」

姉「ん…………約束だよ……ずっと……ずっと一緒だからね?」

妹「ふふ、もちろんだよお姉ちゃんっ」

妹「じゃあそろそろ……続きしてもいい?」

姉「続き……?」

妹「いや、まだ言葉攻めしかしてないから……肉体的な方もやらないと?」

姉「もっ、もういいんじゃない?」

妹「大丈夫だよ、もう言葉攻めはしないから」

姉「でっ、でもっ! 怪我とかしたら……危ないよ……ね?」

妹「まかせてお姉ちゃん、お姉ちゃんの綺麗な肌に傷がつくような事は絶対しないから、私も嫌だしね?」

姉「…………そう……?」

妹「うん、だからお願い……ね?」

姉「うぅ…………優してくれるなら……いいけど……」

妹(……お姉ちゃん、ちょろすぎるよ……可愛いけど色々心配になってきた……)

妹「ありがとお姉ちゃん、じゃあコレ着けて……?」スッ

姉「ん……?……目隠し……?」

妹「うん、ちょっと気分を盛り上げようかなって思って」

姉「まぁ……うん、これくらいなら……よいしょ……」

妹「大丈夫? 透けて見えたりしてない?」

姉「うん……大丈夫……」(……真っ暗って思ったより恐い…………)

妹「…………よし……それじゃあ……」コソコソ

姉「妹ちゃん……? どっ、どこ……?」フルフル

妹「…………ふふっ、ここだよお姉ちゃんっ」ギュッ

姉「きゃ…っ………うっ、後ろから……びっくりしたぁ……」ドキドキ

妹「クスクス……何も見えないのって意外と恐いんだよねー?」

ふおおおおおおおお

妹「お姉ちゃん……力抜いててね……?」

姉「ん…………何するの妹ちゃ___」

……こちょこちょこちょ

姉「ひぁっ……! あはっ、あはははは! やめっ、やめてぇ!」

妹「だーめ、まだ始まったばかりだよ?」

……こちょこちょこちょ

姉「んぅ、あっ、きゃふ…!…っ……ひひはははっ! もっ、だめだよっ…ひっ………くふっ、ふひゃははは!」ビクビク

妹「ふふ、何も見えないと刺激に敏感になるよね?…………辛い? やめてほしい?」

姉「うっ……んぅ…っ…! やっ、やめてやめてっ! はっ……はっ……きゃははははっ、おねがっ……あはははははは!」ジタバタ




妹(……すごく楽しい)

俺(……すごく楽しい)

妹「ほら、暴れないでお姉ちゃん……一旦休憩ね?」パッ

姉「はっ……はっ…………もうだめっ……死んじゃうよぉ……」

妹「…………はい再開」

……こちょこちょこちょ

姉「んあっ!……きゅ、急にやるの……あはっ、あははははっ! だめっ、だめえ……っ!」

妹「……ふふふ、可愛い…………次はお腹と……ふとももの方もくすぐってあげるね……?」

……こちょこちょこちょ

姉「ひっ……ちょ、妹ちゃ……んん! あはははっ!きゃふ……ん……あっ、っ、ぁん…ふぁっ!」ビクン

妹「………………」ピタッ

姉(……なんか気持ちよくて……変な声出ちゃった……はずかしい……)カアァ……




妹「…………」ニヤァ

俺「…………」ニヤァ

妹「ねぇお姉ちゃん……? 今の声は何かな?」

姉「なっ、なんでもないよ……」

妹「ふーん?……お姉ちゃんってくすぐったいとあんな可愛い声出すんだ……?」

姉「ちがっ…………ちょっとぞわって……しただけで……」

妹「……気持ち良かったの……?」

姉「……すっ……すこしだけ……」

妹「妹に目隠しされて、くすぐられて……気持ちよくなっちゃったの? へー……」

姉「うっ……違う……もん……」

妹「違わないよね? なんで嘘つくの?………………変態……」ボソッ

姉「っ…………変態じゃ……ッ……ないもん……」

妹「ふーん、あっそ……」

姉「うぅ……ちがうもん……ック……へんたいじゃ…………ないもん……っ」ジワァ

どこがジワァなんですかねぇ

妹「……クスッ…………ごめん、また嘘だよ、お姉ちゃん」

姉「え……?」

妹「つい苛めたくなっちゃって……言葉攻めしないって言ったのに、約束破っちゃった」

姉「っ……もう! 今回のはひどいよ妹ちゃんっ!」

妹「うん、今のは私が悪かったよね……もうやめるから……ほら、目隠しも取っていいよ?」シュル……

姉「ん…………ふ、ふんっ……あんまり意地悪する妹ちゃんは嫌いだからっ」プイッ

妹「お姉ちゃん、許して?」

姉「…………ふんっ」

妹(うーん……拗ねてるお姉ちゃんも可愛いけどなんとか許して…………あっ、そうだ……)

妹「……えーっと……」ゴソゴソ

姉「……?……なにしてるの妹ちゃん…?」

妹「……あっ、あったあった」ヒョイ ヒョイ

姉「…………なにそれ……」

妹「え?……首輪だけど……?」

姉「……そっちは……」

妹「……何言ってるのお姉ちゃん、猫耳だけど……」

姉「いや……それは分かるんだけど……」

妹「あー……えっと…………尻尾と犬耳もあるけど?」ヒョイ

姉「そうじゃなくてっ! 何でそんな物持ってるの妹ちゃんっ!」

妹「何でって……普通に使おうと思って?」

姉「え……?」

妹「いや、だからね? お姉ちゃんに着けて飼い猫プレイをしようかなって思って」

姉「な…………なっ……!」

妹「あっ、でもお姉ちゃんに使うのはやめたから、安心して?」

姉「え?……あ……そうなの……?」

妹「約束破っちゃったのは本当に反省してるから……もうしないよ、ね?」

姉「うっ、うん…………えと、それじゃ何に……?」

妹「……ふふ…………お姉ちゃん、犬と猫どっちが好き?」

姉「え……」

妹「うん? だから、犬と猫……どっちが好き?」

姉「あ……えと………どっちかって言ったら猫……かな?」

妹「うん、分かった…………よいしょ」スチャ
……カチャカチャ……

姉「っ……えっ、妹ちゃん!? なにしてるの!?」

妹「何って……猫耳と尻尾と首輪着けたんだけど?」

姉「見れば分かるよっ……何でそんな事してるのって事だよっ!」

妹「ふふ…………どう? 似合ってるかな?」ピコピコ

姉「え…………うん、可愛い……けど……」

妹「つまり、私がお姉ちゃんのペットになってあげるって事だよ」

姉「えっ!? いっ、いいよ別に!」

妹「ほんとはお姉ちゃん用に買ったけど……約束破っちゃったお礼に……ね?」フリフリ

姉「わ……尻尾動いてる……っ……可愛い……っ」

妹「ふふふ、仕組みは内緒だよー」

姉「すごーい…………ってそうじゃなくて! ほんとにいいからっ、もう怒ってないから!」

妹「でも私が良くないから……ね? ちょっとやってみようよ」

姉「でっ、でも……」

妹「…………にゃーん……」ダラン……

姉「っ…………!」キュン

妹「…………にゃー…?」フリフリ……

姉「うっ…………ちょ、ちょっとだけ……なら……」

妹「ほんと? ありがとお姉ちゃんっ」ピコピコ



姉(うっ……ずるいよ妹ちゃん……)ドキドキ

妹「ほらほら、何もしないの?」

姉「えっと……そんな急に言われても……」

妹「はやくはやく……」ワクワク

姉「んー……じゃあ…………お手……」スッ

妹「……にゃ」ポフッ

姉「あははっ……かわいー」

妹「…………ねぇ、お手って普通犬じゃないかな?」

姉「え…………あー……いっ、いいんだよ妹猫ちゃんだからっ」

妹「えー……そういうものなの?」

姉「いっ、いいの! もうっ、妹ちゃん猫なんだからあんまり喋っちゃだめだよっ、めっ!」

妹「クスクス……分かったよお姉ちゃん…………にゃーんっ」

姉「よしよし……」ナデナデ

妹「ん……にー……にぁー…」ゴロゴロ

姉「えへへ……気持ちいい? もっとこっちおいでー」スリスリ

妹「…………ふふ……」(ほんとはお姉ちゃんにしたかったけど……可愛がられるのも悪くないなぁ……)

姉「あっ、もう……喋っちゃだめでしょ!」

妹「ん…………にゃあ……」ダラン……

姉「うん、反省してるならいいよ……それにしても……」

妹「…………?」

姉「この尻尾すごいねー、落ち込むとちゃんとだらーんってなるし……どうなってるんだろ?」ニギニギ

妹「んっ……にゃっ…!…にゃふっ!」ピクッ

姉「え……?……えっ? 妹ちゃんコレ……?」

妹「……実はちょっとくすぐったい」

姉「えっ……コレほんとにどうなってるの……?」ニギニギ

妹「あっ、ん…………それは内緒です……んに…っ…」ピクピク

姉「あっ、ごめん……まぁいいや、とにかくあんまり触らない方がいいね?」

妹「うん……猫は尻尾触っちゃだめだかねー……」

姉「あはは、そうだよねー…………はっ、普通に喋っちゃってるよ妹ちゃんっ」

妹「あ…………にゃーっ」

姉「うんうん、それでいいよ……はい、お手」スッ

妹「えっ……また……?」

姉「む……妹ちゃん……?」ジトッ

妹「あ…………にっ、にゃー……」ポフッ

姉「うんうん、えらいねー」ナデナデ



妹「んに…………?」(……お姉ちゃんノリ気になってるけど……なんだか……)

……………………

姉「えへへ……妹ちゃんはお利口さんだよねー、何でも言うこと聞くもんねー?」スリスリ

妹「にぁ~♪……」(まぁでも、その気になってくれて良かったよね……うん……)フリフリ

姉「可愛い…………ほら、ごろんして?」

妹「え…………にゃー……?」

姉「…………はやく……」ニコッ

妹「っ……?」(あ……あれ……? なんだか雰囲気がちが……)

姉「……ほら、はやくして?」ニコニコ

妹「……にっ……にー…………」フルフル……

姉「……えへへ、どうしたの妹ちゃん……それはしたくないって……意味かな……?」ニコニコ……


妹(あれ……なんかお姉ちゃん恐い……ような…………気のせい……?)

俺「ニャ!」ゴロン

姉「なんで……?」

妹「にゃ……?」

姉「なんで…………なんで言うことが聞けないの……?」スゥッ

妹「……っ」ゾクッ

姉「クスクス…………イケナイ子……おしおきしないと……ね……?」

妹「っ……あ……あの……お姉……ちゃん……?」

姉「…………」……ギュウウウ

妹「んぁっ!?……いっ、あっ……しっぽぉ……やめっ! んんっ……!」ビクゥッ

姉「なんで勝手に喋ってるの?……おかしいよね? 猫は喋らないよね? お姉ちゃんおかしい事……言ってるかな?」……ギュウウウッッ

妹「 ひっ、んあぁっ!……んっ、にっ、にぁっ……! にゃあっ!にゃあっ!」フルフル

姉「えへへ……分かればいいんだよ…………やっぱり妹ちゃんはお利口だねー?」ナデナデ

妹「はっ……はっ……ん……にっ、にぁー……」グッタリ

オネエサン!!

妹(いつものお姉ちゃんじゃない……も……もしかして…………ほんとに隠れSだったとか…………?)

姉「ねぇ?妹ちゃん?」スゥッ

妹「ひっ…………に、にぁ……?」ビクッ

姉「あはは、そんなに恐がらないでよ……いい子な妹ちゃんには何もしないから……ね?」ニコッ

妹「にゃあ……」

姉「……ほら、じゃあ今度はちゃんとごろんして?…………出来るよね……?」

妹「っ……にゃあっ!」コクコク

姉「良かったぁ……悪い子には躾しないとだもんね…………はい、じゃあこっち来て?」

妹(……躾って……一体何するんだろう……)ゾクッ

姉「どうしたの?……やっぱり……したくない?」

妹「っ……にゃ……にぁー……」ゴロン

姉「クスクス…………ありがと妹ちゃん……」

姉「えへへ……猫といえば……そうだ、毛繕いしてあげるよ……じっとしててね
……?」スッ

妹「え……?」

___ぺろっ

妹「ひっ……ん……っ!」

姉「……ん……はむっ、ちゅ……れろ、あむ……んっ……」

妹「にぁ……んにぁ!んっ、んくっ、ふぁ……っ!」ビクッ

姉「…んはぁ……ごめんね妹ちゃん、ほんとは全身やるんだけど、服脱いじゃうと寒いから……今は首だけね?………ん…」……ペロッ…

妹「ふっ、んん! やっ……お姉ちゃんやめっ……きゃふ……っ!」

姉「………………」……ニギッ

妹「んひゃ……っ!」

姉「何か言った?……えへへ、言ってないよね? 気のせいだよね?…………ね?」……ニギニギッ

妹「んっ……あっ……!~~~っ!……にゃっ!にゃあっ!」コクコクコクコク

姉「何か言った?……えへへ、言ってないよね? 気のせいだよね?…………ね?」……ニギニギッ

俺「んっ……あっ……!~~~っ!……にゃっ!にゃあっ!」ドピュドピュドピュ

姉「んー、毛繕いは嫌なのかな……まぁしょうがないね…………どうしようかな……」

妹(……どうしよう、何とかいつものお姉ちゃんに戻さないと…………恐い……)

姉「……まぁいっか……こうしてるだけで幸せだもんねー……」スリスリ

妹「ん……にぁ~……」(気持ちいい……変なスイッチさえ入らなければ、ずっとこうしてたいけど……)

姉「ねぇ妹ちゃん……?」

妹「にゃ……?」

姉「ずーっと……私の猫ちゃんで居てね……?」

妹「っ……にゃあっ」コクコク

姉「えへへ、嬉しい…………一生私が……私だけがご主人様、だからね……?」ニコッ

妹「っ……!」ゾクッ

姉「うーん……妹ちゃん……大好きぃ……」ギュッ……


妹(…………誰か助けて……)

姉「んふふ~……」スリスリ

妹(…………そうだ……一旦寝かせて落ち着かせるのはどうかな……?)ピコン

姉「妹ちゃん……猫パンチ……」

妹「にゃっ」ポスッ

姉「あはは、えらいえらい」ナデナデ

妹「にぁ~♪んに~♪……」フリフリ……

妹(……段々慣れてきてる自分も恐い……早く何とかしよう…………)

姉「ふんふん…………ん? どうしたの?」

妹「んに~……にぁ…………」スリスリ

姉「んー? なんか元気ない?……疲れちゃった……?」

妹「……にぁ………にゃぁ~……」ウトウト……

姉「あっ、眠くなっちゃった?……もう、しょうがないなぁ……じゃあお昼寝しよっかっ」

妹「にぁ~っ」(よし……計画通り…………)

姉「……はい、横になって?……寝かしつけてあげるね~」

妹「にゃ~……」ゴロン

姉「んしょ……えへへ……おやすみ妹ちゃん、寝てもいいよ?」ナデナデ

妹「にぁ…………んに……」ウトウト……

姉「あはは……やっぱり疲れちゃったのかな? ゆっくり休んでね妹ちゃん……」ナデナデ

妹(……あとは、お姉ちゃんより先に寝ちゃったら意味がない…………けど……)チラッ




姉「んっ……いいこ……いい……こ……」コックリ……コックリ……

妹(やっぱり…………お姉ちゃん寝つきいいんだよね……)

姉「ん……あ…………妹ちゃん、ねた……?」

妹「……スー……にゃ……スー……」

姉「…………可愛い………ふわぁ……ん……おやすみ妹ちゃん………」


妹(……良かった、やっぱりお姉ちゃんはお姉ちゃんだった…………)

姉「スー……スー……」

妹「クスッ…………こんな短い間で寝ちゃうなんて……ほんとお姉ちゃんは……おかけでとりあえずは、助かったけど……」

姉「スー……ん……いもうとちゃ……スー……」

妹「ん……私の夢かな……?」

姉「えへへ…………おすわり……」

妹「っ……にゃん……っ」ポスッ

姉「ん……いいこ……スー……スー……」

妹「あっ…………反射的にやっちゃった……」

姉「スー……ん……スー……」

妹「こんな事してる場合じゃなかった……とりあえず全部外しとかないと……」カチャカチャ……

妹(自業自得なんだけど……起きてもずっとあのままだったら……どうしよう…………)



姉「……スー……スー」

………………



妹「よし……お、お姉ちゃん? 起きてお姉ちゃん」ユサユサ……

姉「ん……うぅ…?……妹……ちゃん?」ボーッ

妹「あのー……しっ、喋っても……いいかな……?」

姉「んー……?………………あっ……そうだったっ! 妹ちゃんが猫でっ……」ガバッ

妹「っ…………ご、ごめんなさ……」ビクゥ

姉「え……? どうして謝るの……?」

妹「……もっ、もうおしおき……しない……?」

姉「え? あっ、しないしない! だってもう耳とか取ったでしょ? 終わりだよね?」

妹「え、えっと……終わりだと……助かるかなぁ……あはは……」

姉「あ……もしかして嫌だった……?」

妹「嫌って言うか……その……」(……恐かったよ……すごく……)

姉「ごめんね? 妹ちゃんをちゃんと苛められなかったから……今度はちゃんとやろうと思って……」

妹「あぁ……そ、そうだったんだ……頑張ったんだね?……うん、ちゃんと出来てたよ……恐かった……」

姉「なんだか妹ちゃんが言うこと聞いてくれるのが嬉しくて……つい夢中になっちゃって……ごめんね?」

妹「あ……うん、いいよ別に……」(お姉ちゃんなりの演技だったんだ…………いや、でも……)

姉「うん、ほんとにごめんね……?」

妹「怒ってないから大丈夫だよお姉ちゃん…………元は私が悪いんだから……ね?」

姉「う、うん……」

妹(……あれは演技だけじゃないよね……もしかしてあれが本当のお姉ちゃんだったりするのかな………ッ…)……ブルッ





姉「…………?」

妹「……うん、この話しはもうやめよお姉ちゃん、もう終わり」

姉「うん……?」

妹「もうSとかMとかどうでもいいんだよ……ね?」

姉「まぁ……妹ちゃんがそう言うなら……」

妹「うん、私は“今”のままのお姉ちゃんが好きだから……」

姉「えへへ……そう? ありがと妹ちゃんっ」ニコッ

妹「っ……」ゾクッ

姉「ん? どうかした?」

妹「う、ううん……何でもないよ……お姉ちゃん……」(笑ってるだけなのにさっきのお姉ちゃんがちらついて…………)

姉「そう?」

妹(……早く忘れよう…………うん、こっちが本当のお姉ちゃんだよね、大丈夫大丈夫……)





姉「…………」

妹「よし……じゃあお昼寝もして、もういい時間だし、そろそろ夕飯にしよっか」スクッ

姉「あっ、そうだね……もう夕方だもんね……私も手伝うよっ!」

妹「ふふ……そう? じゃあ一緒に作ろっかお姉ちゃん」

姉「うんっ……じゃあエプロン取ってくるねーっ」

妹「うん、分かった……それじゃ先に用意始めてるね?」

姉「ありがと、じゃすぐ探してくるからっ」……タタッ


……ガチャ……タッタッタッ……


妹「ふふ……やっぱりいつものお姉ちゃんだ…………」

妹(可愛いがられるのも悪くないけど…………やっぱりお姉ちゃんは愛でるのが一番だよ……)

妹「……うん、早く忘れよっと…………あっ、そういえば部屋に置いた猫耳とかどうしよ……もう使わないよね……いや、使いたくない、かなぁ…………」

妹「……まぁ後でいっか、早く準備しないとお姉ちゃん来ちゃうからね……うん……」スタスタ……



………………

俺「ごはんマダー?」

~姉妹の部屋~

姉「あれー? エプロンここのタンスじゃなかったっけ……? んー?」

……ゴソゴソ……

姉「もしかして、こっちの引き出しだったっけ…………よいしょ……」

……ゴソゴソ……ゴソ……

姉「あっ…………猫耳…………妹ちゃんここにしまったんだ…………」ジーッ……


姉「……………………………………………………クスッ」


~~~~~

妹「っ!?」ゾクゾクッ








妹「S?M?」 姉「え……?」

おわり

姉妹百合は最高だが、猫ネタは前にやったな、ネタ切れ感が最近凄いのは知ってる、支援保守おつかれ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom