ほむら「まどまどめがまど!」(549)
キーンコーンカーンコーン
ほむら「……はぁ」
仁美「やっとお昼休みですわね」
ほむら「仁美……」
仁美「ふふ、お昼食べにいきましょう?」
ほむら「……うん」
仁美「今日は何処で食べますか?」
ほむら「…私は…何処でも構わないわ」
仁美「それなら屋上に行きましょう」
ほむら「……ええ」
仁美「さあ、ほむらさん」スッ
ほむら「…?」
仁美「一緒に…ね?」
ほむら「…うん」ギュッ
屋上
仁美「いただきます」
ほむら「……いただきます…」
仁美「ほら、ほむらさん。今日の私のお弁当、手作りですの!」
仁美「私たちも来年には高校に進学になりますし、私もお弁当くらい作れないとなって思いまして」
ほむら「……そうね」
仁美「ほむらさんは何処へ進学されるのですか?」
ほむら「…私は……」
仁美「やっぱりマミさんと同じ高校でしょうか?」
ほむら「……」
ほむら「……そう、ね」
ほむら「…私もマミと同じ高校を目指すわ」
仁美「ふふ、やっぱり」
ほむら「……でも、正直な話…別に中卒でも構わないわ」
仁美「…どうしてですの?」
ほむら「…だって…私は……」
仁美「いけませんわ!そんなこと!」
ほむら「仁美……」
仁美「どんな理由があったとしても、たった一度の人生なんです」
ほむら「………」
仁美「青春はやり直すことができないのですよ?」
ほむら「……わかってる」
仁美「だったら…!」
ほむら「わかってる…わかってるわよ、そのくらい…!」
ほむら「時間を戻そうが何をしようが失った時間を取り戻すことができないことくらい!」
ほむら「わかってるのよ…!私はっ……」
仁美「……ほむらさん」
ほむら「…私は……まどかと…もう……」
ほむら「っ……」ゴシゴシ
仁美「……」
ほむら「…ごめんなさい、もう大丈夫よ」
仁美「……本当にそうですか?」
ほむら「…ええ」
仁美「そうですか、良かったです」
仁美「さて、それではいただきましょう?」
仁美「実はほむらさんの分も作ってきましたの!」
ほむら「…私は…購買の……」
仁美「ダメですわよ?毎日毎日パンばっかりだと体を壊しますわ」
ほむら「…体なら大丈夫よ、心配いらないわ」
仁美「それでもです」
ほむら「……でも」
仁美「………」スクッ
ほむら「…仁美?」
仁美「ほむらさん」
ほむら「?」
仁美「……」ダキッ
ほむら「えっ?ちょっ、ちょっと?仁美?」
ほむら「仁美!ちょっと、あなた?」
仁美「……ほむらさん、無理はもうしないでください」
ほむら「えっ?えっ?」
仁美「こんなに細くなってしまって……」
仁美「初めて会ったあの頃、ほむらさんが転校して来て間もないころはまだ…」
ほむら「仁美?何を言ってるの?」
仁美「まだこんなに痩せ細ってはいませんでしたわ」
ほむら「………」
仁美「あの頃は私とさやかさん、そしてほむらさんの3人で…」
ほむら「………」
仁美「…いえ、4人で…でしたわね」
ほむら「…え?」
仁美「短い間でしたが、楽しくお昼を食べていたと思います」
仁美「私もほむらさんも、さやかさんも…そして…」
ほむら「仁美……」
仁美「でも今は二人っきりになってしまいましたわ」
ほむら「………」
仁美「さやかさんが居なくなってしまったあの時…私は本当にショックでした……」
ほむら「…仁美……」
仁美「私はさやかさんに謝らなければならないことがたくさん……」
仁美「本当にたくさん言いたいことがあったのに…なのに……」
仁美「……さやかさんは…もう…」
ほむら「…さやかは仕方のないことよ、あなたに非はないわ」
仁美「それでもです!」
ほむら「………」
仁美「私は…さやかさんに会いたい……」
ほむら「…仁美……でも、さやかはもう……」
仁美「……私は諦めたくありません」
ほむら「……」
仁美「少しでも可能性があるのなら…それに懸けたいんです」
ほむら「……そう」
仁美「それはほむらさんもでしょう?」
ほむら「……え?」
仁美「そのリボン…」
ほむら「これは…私の宝物よ」
ほむら「どんなものよりも…ずっとずっと大切な…」
仁美「それは、まどかさんがつけていたものなのでしょう?」
ほむら「っ?」
ほむら「ひ、仁美?まさかあなたまどかを!?」
仁美「…ごめんなさい、わかりませんわ」
ほむら「……そうよね」
仁美「でも、あなたのそのリボンやまどかと言う名前を聞くと…」
仁美「とても懐かしい感じがするんです」
ほむら「……」
仁美「それも、さやかさんと同じくらいに…」
仁美「…うふふ、不思議ですよね?記憶には全くないのに」
仁美「すごく、まどかさんが懐かしく感じるんです」
ほむら「………」
仁美「できることなら、会いたい」
仁美「まどかさんに、そしてさやかさんに」
ほむら「……そう」
仁美「だからその願いが叶うまで私は上条くんのバイオリンも聴くことはできません」
ほむら「仁美……」
仁美「……ふふふ、一人で話しすぎですわね?」
ほむら「…いえ、そんなことはないわ」
仁美「ありがとうございます。でもどの道これ以上話すと授業が始まってしまいますわ」
ほむら「………」
仁美「さっ、どうか食べてくださいな。これでも自信作ですのよ?」
ほむら「仁美…」
仁美「うふふっ」
ほむら「……ありがとう、いただくわ」
仁美「はいっ!」
ほむら「もぐ…」パクッ
仁美「どうですか?」
ほむら「おいしい…」
仁美「そう、良かったです」
ほむら「あなた、凄いのね」
仁美「実はお料理教室に通っていましたの」
ほむら「そう、大変だったのね」
仁美「そんなことありませんわよ?それよりももっと食べてください」
ほむら「ええ」モグモグ
仁美(本当に大変なんかじゃありませんわ)
仁美(ほむらさん…あなたと比べたら、ずっとずっと)
仁美(あなたと比べること自体が烏滸がましいのかもしれません)
仁美(この一年間で…私なりにほむらさんのことを理解したつもりです)
仁美(一年前…さやかさんがなくなってからショックで立ち直れなかった私を助けてくれたのは)
仁美(ほむらさんでした…あの時のほむらさんは何処かに陰りはありましたが)
仁美(とても強くて、凛としていました)
仁美(ですが、今のほむらさんは……)
仁美(……まどかと、声を殺してよく泣いています)
仁美(あのリボンには…ほむらさんの涙が……)
仁美(ほむらさんは間違いなく無理をしています)
仁美(……このままじゃ、ほむらさんまで…)
仁美(二年生の時はマミさんと三人でお昼を食べていました)
仁美(マミさんはほむらさんのことを良く理解していて、とても頼れる先輩でした)
仁美(でも、マミさんが進学した今は…私と二人っきりに)
仁美(…悔しいですけど、私じゃ……)
仁美(ほむらさんまで失いたくない…この気持ちは本当です…)
仁美(でも私にできることは限られていて…)
仁美(悔しい……)
仁美(もし、さやかさんや…まどかさんがいてくれたなら…)
仁美(………)
仁美(……私は)
仁美(……魔法少女………)
仁美(魔法少女になれば、願いが一つ叶う……)
仁美(…ですが、私には……)
放課後
仁美「ほむらさん…どうか負けないで…!」
ほむら「大丈夫よ、まだ私は死ぬわけにはいかないわ」
仁美(まだ…)
ほむら「それじゃあ行ってくるわね」
仁美「……はい」
ほむら「…あと、それから」
仁美「?」
ほむら「お弁当、美味しかったわ」ニコ
仁美「ほむらさん…」
ほむら「…また、作ってね」
仁美「は、はいっ!」
ほむら「ありがとう、それじゃあ」
仁美「ほむらさん…」
仁美「………」
キュゥべえ「今日はありがとう、仁美」
仁美「キュゥべえ…」
キュゥべえ「嬉しそうなほむらの顔を見たのは久しぶりだったよ」
仁美「………」
キュゥべえ「僕も、そしてほむらも君に感謝してるよ」
キュゥべえ「今のほむらにとって、君の存在は残された心の支えになっているんだ」
仁美「……ほむらさん」
キュゥべえ「それに僕にとってもね。志筑仁美、君は不思議な存在だよ」
仁美「……」
キュゥべえ「本来、君には魔法少女の素質はないのに、こうして僕と会話ができている」
キュゥべえ「実際、君にはほんの僅かに素質が生まれているみたいなんだ」
仁美「!」
仁美「それって…?」
キュゥべえ「うん、君にも魔法少女になる資格はあると言うわけさ」
仁美「…!!」
仁美「っ…なら、私っ!」
キュゥべえ「僕と契約して、魔法少女になるのかい?」
仁美「…願い事……願い事がかなうなら、それで!」
キュゥべえ「わかったよ、君の願いはなんだい?」
仁美「私っ…さやかさんと会いたい!」
仁美「さやかさんに謝って…謝って!」
仁美「そして二人で正々堂々、上条くんに…!」
キュゥべえ「……」
これは期待
さぁどうなる?
仁美「そしてほむらさんを…!」
仁美「まどかさんとほむらさんをっ!」
キュゥべえ「……」
仁美「そして、私とさやかさんとまどかさんの三人でほむらさんを元気にするんです!」
仁美「これが私の願いっ!」
キュゥべえ「……なるほどね」
仁美「お願いします!叶えてください!」
仁美「4人でまた一緒にいたいんです!」
キュゥべえ「志筑仁美」
仁美「はいっ!」
キュゥべえ「はっきり言わせてもらうよ」
仁美「…はい?」
キュゥべえ「その願いは無理だ、叶えられないよ」
仁美「……え」
キュゥべえ「まず、願いは一つだけなのに多すぎるんだ」
仁美「………」
キュゥべえ「美樹さやかの復活、そしてまどか…これはほむらがよく口にしている」
キュゥべえ「鹿目まどかのことだよね?」
仁美「…はい」
キュゥべえ「彼女の存在はよくわからない…でも、普通と遥かに違うのは間違いなさそうだ」
仁美「……」
キュゥべえ「美樹さやかはともかく、鹿目まどかは無理だよ」
仁美「………」
キュゥべえ「でも」
仁美「!」
キュゥべえ「美樹さやかの復活だけなら…」
仁美「さやかさんは…さやかさんは可能なのですか?」
キュゥべえ「うん、なんとかね」
仁美「なら!」
キュゥべえ「……でもね、仁美」
仁美「…?」
キュゥべえ「美樹さやかの復活だけでも、そうとうな願いなんだ」
キュゥべえ「その願いを叶えた瞬間、君は魔力を使い果たすことななる」
仁美「……それって」
キュゥべえ「うん、理解しているみたいだね」
キュゥべえ「つまり、美樹さやかが復活する変わりに、今度は君自身が…後はわかるよね?」
仁美「……はい」
キュゥべえ「どうするんだい?無理をして魔法少女になる必要性はないと思うな」
仁美「………私は」
その頃
マミ「さてと、そろそろ行かないと暁美さんと佐倉さんを待たせてしまうわね」
マミ「行きましょう」
キリカ「おーい!おっぱーい!」
マミ「!」
キリカ「よお、帰ろー」
マミ「……呉さん?私は巴マミだと言ってるでしょ?」
キリカ「えー?だってでかいじゃん」
マミ「あなたねぇ……」
織莉子「巴さん」
マミ「あっ、美国さん」
キリカ「なー?おっぱいでかいよね?」
織莉子「ふふふ、そうね」
マミ「ちょっ…美国さんまで……」
織莉子「ごめんなさい、冗談よ」
キリカ「冗談じゃないって、マジででかいって」
マミ「……はは」
織莉子「巴さん、今日も行くのね?」
マミ「…ええ、それが私たち魔法少女の役目だもの」
織莉子「……辛くないの?」
マミ「……辛くない、と言ったら嘘になるのかもしれないわ」
マミ「でもね?私たちの手で救える命はたくさんあるの」
マミ「だから私は命尽きるまで、戦い続けるわ」
マミ「美国さんも呉さんも、みんな…私が守ってみせる」
キリカ「……マミ」
織莉子「…そう、命尽きるまで…ね」
マミ「ええ」
織莉子「……でもあなたの仲間…美樹さん、よね?」
マミ「……」
織莉子「彼女は…」
マミ「…だとしてもよ」
マミ「たしかに美樹さんの件は私だって辛かったわ…でも、だからこそ私は頑張らなきゃいけないの」
マミ「救える命は全て救いたい…これが私の答えよ」
織莉子「…そう」
マミ「ふふっ。それに高校生になって守りたい命は増えたもの」
マミ「美国さんや呉さん…クラスのみんながね」
キリカ「……」
織莉子「巴さん……」
マミ「と、言うことよ。ふふ、心配してくれてありがとう」
マミ「それじゃ、行ってくるわね」
織莉子「…巴さん……あなたは…」
キリカ「…しろまるが言ってた」
織莉子「……」
キリカ「あるって、あたしたちにも」
織莉子「魔法少女の素質が…でしょ?」
キリカ「……だからさ、あたしもなれるんだよね、魔法少女」
織莉子「………そうね」
キリカ「………」
織莉子「………」
一方
杏子「ほら、昼飯もってきぞ」
ゆま「きょーこ!おそーい」
杏子「んなっ?仕方ねーだろ?あたし金殆ど持ってないんだし」
杏子「毎回毎回マミに頼るのも何か悪いしさ」
杏子「食えるだけでも、有り難く思えっての」
ゆま「えへへ、うそだよ。ありがと!」
杏子「…へっ」
ゆま「きょーこもたべよ!」
杏子「いや、あたしはいいよ。ゆまが全部食いな」
ゆま「えー?いいの?きょーこおなかすいてるでしょ?」
杏子「いいって、気にすんな」
ゆま「むー…わかった」
杏子「うん、ゆまはそれでいいんだよ」
杏子「………」
杏子(…なあ、さやか…見てるか?)
杏子(あたし、これでも少しは変わったんだぜ?)
杏子(一年も立ったんだもんな…)
杏子(……結局、あたしとあんたは友達になれたのかな?)
杏子(さやか……)
ゆま「あっ、ほむらおねーちゃん!」
杏子「!」
ほむら「こんにちは、ゆまちゃん」
ゆま「きょうもたたかいにいくの?」
ほむら「うん、そうだよ?」
ゆま「いたくないの?」
ほむら「……うん、大丈夫だよ」
ゆま「でも、きょーこも、ほむらおねーちゃんも、マミおねーちゃんも毎日いたそうだよ?」
ほむら「………」
杏子「気のせいだって、なあ?」
ほむら「……杏子」
ゆま「でもー」
杏子「あたしらは大丈夫だから心配すんなって」
ゆま「………」
ほむら「…うん、だからゆまちゃんは待ってて?」
ほむら「今日はお姉ちゃんの部屋がいい?マミお姉ちゃんの部屋がいい?」
ゆま「…ゆまもいっしょにいく」
ほむら「……」
杏子「なっ?ダメだ、それは!」
ゆま「でもでもっ!」
支援
マミ「ゆまちゃん、あなたはお姉さんのお部屋で待っててね?」
ほむら「マミ…」
ゆま「うぅぅ…」
マミ「美味しいケーキ準備してるからね?」
杏子「いつも悪いな、マミ」
マミ「ううん、そんな。ゆまちゃんは私にとっても妹のような存在なんだもの」
杏子「はは、そっか」
ほむら「ゆまちゃん、お姉ちゃんたちはすぐもどってくるからね?」
ゆま「……わかった、まってる」
その後
魔獣「ωικυτ」
ほむら「……」スッ
杏子「さて、いっちょやるか」
マミ「速攻で片付けてあげるわ」
ほむら「……行くわよ」
杏子「ああっ!」
マミ「ええっ!」
魔獣「σρποξ」
ほむら「はぁっ!」
ほむら(私は負けない…まだ死ぬわけにはいかない……)
ほむら(まどか……)
?「もういいよ、ほむらちゃん」
ほむら「っ?」
マミ「…暁美さん?」
ほむら「い、いえ……」
ほむら(今の声は?)
ほむら(まさか……)
杏子「ちぃっ!くそっ!」
杏子「ほむら!そっちに行ったぞ!」
ほむら「え、ええ!」
ほむら(…気のせいよ)
魔獣「£¢ιπο」
ほむら「…行ける!」
マミ「今よ、暁美さん!」
ほむら「ええっ!」
?「もう終わっていいんだよ、ほむらちゃん」
ほむら「!?」
杏子「ほむら?何してんだ!早く矢をっ!」
マミ「そうよ!あなたのスプレットアローなら魔獣を倒せるわ!」
ほむら「っ…」
ほむら(な、なんなの?)
魔獣「υτωσκ」
ほむら「くぅ……」
?「私のために戦い続けてくれてありがとう」
?「でも…もうやめようよ?」
?「いくら魔獣を倒してもきりがないんだよ?」
?「ほむらちゃんが死ぬまでずっとずっと戦い続けなきゃいけないんだよ?」
ほむら「…そんなこと…わかってる……」
ほむら「でも…私は……守る…あなたが守ろうとしたこの世界を…」
ほむら「まどか…」
まどか「ほむらちゃん…」
杏子「ほむら?」
マミ「まどか…」
ほむら「…私は…守る…守らなきゃいけないの……」
まどか「でも、終わりがないんだよ?一生このままなんだよ?」
まどか「青春も何もないんだよ?」
ほむら「でも!それでも私は構わないっ!」
ほむら「私はまどかとの思いでさえあれば、それで…!」
まどか「…ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「……まどか、わかってくれたのね?」
まどか「…うん、ほむらちゃんは私のこと想っててくれるんだもんね」
ほむら「そ、それは?」
まどか「わかるよ、今の私には何でもわかるんだよ?」
ほむら「ま、まどか…」
まどか「ほむらちゃんは私が好きなんだよね?」
ほむら「え、えっと!」
まどか「それもlikeじゃなくてloveのね」
ほむら「ま、まどかぁっ!?」
まどか「そんなに慌てちゃダメだよ?私には嘘は通じないよ?」
ほむら「うぅぅ…」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「まどか…」
まどか「ほむらちゃんの気持ち、嬉しいよ」
ほむら「まどか…!」
まどか「でもね?ほむらちゃんの気持ちには答えられないの」
ほむら「えっ?」
まどか「私、女の子は好きじゃないの」
ほむら「……そうよね、うん…わかってる」
まどか「それにね?ほむらちゃんより好きな子がいるから」
ほむら「えっ……」
まどか「友達としては、さやかちゃんが一番好きだもん」
ほむら「………そう、だよね」
ほむら「…私じゃ、さやかに勝てっこないよね……」
まどか「うん、私とさやかちゃんは小学生からの親友だもん」
まどか「中学二年からの転校生のほむらちゃんじゃ…正直勝ち目ないんだ」
ほむら「…うん……」
まどか「それに、魔法少女として一番尊敬してるのはね?」
まどか「ほむらちゃんじゃなくて、マミさんなんだ」
ほむら「………うん…」
まどか「マミさんは素敵でカッコよくてね?」
まどか「とっても頼りになるんだよ?」
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃんは…正直、そこまで……」
ほむら「……わかってる」
まどか「それに杏子ちゃんはね?最後まで諦めずに頑張ってて」
まどか「すっごくカッコいいんだ」
まどか「でも、ほむらちゃんはどこか諦めてて…カッコ悪いなぁ」
ほむら「……わかってるよ」
まどか「あのね?ほむらちゃん、はっきり言うけど」
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃんは私のために色々頑張ってくれたのはわかってるし」
まどか「それはとっても嬉しいよ」
ほむら「………」
まどか「でも、それだけなの」
ほむら「っ……」
まどか「私のために頑張ってくれた友達」
まどか「私にとってのほむらちゃんはこうなの」
まどか「別に嫌いだってわけじゃないよ?」
まどか「好きか嫌いかで言えばもちろん好きだし、ほむらちゃんも私の友達だよ?」
まどか「ただの友達、それだけなの」
ほむら「………」
まどか「なのに、どうしてほむらちゃんは私のために頑張り続けるの?」
まどか「もうやめようよ?」
まどか「何をしたって無駄だよ?」
まどか「私はほむらちゃんを好きにはならないよ?」
まどか「ほんとは期待してるんでしょ?」
まどか「でもダメなの」
ナルシまどち
まどか「だからもう諦めよう?」
まどか「もう休もうよ」
まどか「こっちに来て?さやかちゃんも待ってるよ」
まどか「それに私ともまた会えるよ」
まどか「ねっ?いいでしょ?」
まどか「全部諦めよう?」
ほむら「………」
まどか「もう死のうよ」
ほむら「……うん」
まどか「うぇひひ」
(パシりとして)最高の友達
???「ともだち……ィィイイイ」
杏子「ほむらぁっ!!」ガバッ
ほむら「きゃっ?」
魔獣「ξ£¢ιπ」
杏子「うわぁぁぁっ!!」
マミ「佐倉さんっ?!」
ほむら「きょう…こ…?」
杏子「ぐっ……かはっ……」
ほむら「あ…ああ……」
マミ「っ…!暁美さん!」
ほむら「あぁぁ…」ガクガク
マミ「暁美さんっ!」
ほむら「はっ?」
マミ「大丈夫?体は動かせる?」
ほむら「え…あ……」
も
(´・ω・`)
マミ「立てるなら佐倉さんを連れて早く逃げなさい!」
ほむら「え、えっと……」
マミ「何をしているの?早くっ!」
杏子「はぁ……はぁ……」
マミ「このままじゃ佐倉さんが…お願い!早く逃げてっ!」
ほむら「…は、はい!」
杏子「っ…わりぃ……」
魔獣「υτωτυ」
マミ「待ちなさい!あなたの相手はこの私よ!」
マミ「私は負けない…絶対に守ってみせる!!」
―――
杏子「はぁ……はぁ……」
ほむら「杏子…ごめんなさい…私のせいで……」
杏子「いいよ…気にすんな……あたしの…ミス…だからさ…」
ほむら「そんなこと……」
杏子「ほむ…ら…はさ…幻覚…でも…見てたんだろ…?」
ほむら「………」
杏子「…へっ…そんな顔すんなって…あたしを…誰だと思ってやがる……」
杏子「これでも…結構……幻術には…強いんだぜ……」
杏子「あの…魔獣がみせた…幻覚…だよ……」
杏子「なに…言われたのか…わかんねーけど……気にすんな…」
ほむら「違う…違うわ……」
ほむら「私は……私が…私の心が弱いから……あんなことに……」
杏子「………そんなこと…ねーよ…」
杏子「ほむら…あんたは強い……もっと…自分に自信持てって……」
ほむら「杏子……」
杏子「へ…へへっ……マミんとこ…行ってきな…」
あ、マミる
杏子「いくら…マミでも…さ……あの数じゃ……」
ほむら「………」
杏子「あたしは…大丈夫…だからさ……行ってこい…」
杏子「いや…行ってくれ…頼む……」
ほむら「……わかったわ」
杏子「…へへ…さんきゅ……」
ほむら「……マミ!」タタッ
ほむら「マミっ!」
魔獣「κξ£¢ιπ」
ほむら「っ…まだ魔獣が……」
魔獣「οωτυκσ」
ほむら「な…増えてる?そんな…マミは…?」
魔獣「ξ£¢ιπο」ザッ
マミ「………」
ほむら「!…マミっ!」
マミ「………」
ほむら「そ…そんな…」
ほむら「くっ…」
ほむら「絶対に許さない!」
――――
ほむら「はぁっ…はぁっ…はぁっ……」
ほむら「っ……やった……」
ほむら「はぁっ…はぁっ……マミ…マミは?」
マミ「………」
ほむら「そんな…マミっ……」
杏子「…諦めるな……」ヨロヨロ
ほむら「杏子っ!マミがっ!」
杏子「大丈夫だ…まだ死んだわけじゃねえ…」
ほむら「でもっ!でもっ!」
杏子「大丈夫…大丈夫だからさ…」
ほむら「私のせい…私のせいよっ!」
ほむら「私が弱いからこんなっ…」
杏子「…んなわけあるか……魔獣を倒したのはほむらだろ……」
ほむら「違うっ!私が!私がっ!」
杏子「…ほむら…落ち着きなって」
ほむら「ごめんなさい…ごめんなさい…」
杏子「やめろってば…らしくないっつーの…」
ほむら「うぅぅ…私のせいだ……」
杏子「……ほむら」
ほむら「きょう…」
杏子「バカ野郎!」バシッ
ほむら「………」ヒリヒリ
杏子「落ち着けって…時間をかけりゃマミは助かるんだ」
杏子「諦めるな!」
杏子「そして後ろ向きになるんじゃねぇ!」
杏子「昔みたいに前を向いて頑張れよ!まどかが見てるんだろ!」
ほむら「………」
杏子「後はあたしに任せろ…マミはあたしが助ける…」
杏子「ほむらは家に帰って寝て…頭冷やしときな」
杏子「…自分を責めるんじゃねーぞ」
ほむホーム
ほむら「………」
ほむら「……私…何してるんだろう」
ほむら「…私がしっかりしていれば…マミも杏子も……」
ほむら「……まどか…」
ほむら「…結局…私は何のために……」
ほむら「まどかのため?…それとも……」
ほむら「……私は…さやかにもマミにも杏子にも叶わない」
ほむら「…私は……」
さぁ、俺んとこおいでよ
ほむら「…私は…守りたかった……」
ほむら「このまどかが作ってくれた世界を…」
ほむら「それは何のために?」
ほむら「まどかのため?みんなのため?私のため?」
ほむら「……今は…それがわからなくなった」
ほむら「私はただ…まどか…あなたを……」
ほむら「…でも、あなたにとって私は……」
ほむら「……ぐすっ…」
ほむら「うっ…うぅっ…」
キラ「それでも……僕は!」
―――
チュンチュン
ほむら「ん……」
ほむら「…朝……?」
ほむら「そっか…私……あのまま寝てて……」
ジュー
ほむら「何の音?」
ほむら「…良い匂い」クンクン
ほむら「なに…?キッチンから…?」
?「ふふーん♪」
ほむら「えっ?」
?「あっ、ほむら。おはよー!」
ほむら「な…」
?「もうちょっと待ってて、もうすぐ朝ごはんできるからさ」
俺「ふふーん♪」
俺だよ
ほむら「ど、どうしてあなたがここに…?」
?「あ、さっき杏子からメール来てさ。後から一緒に遊ぼってさ」
ほむら「え?」
?「ほら見てよー、杏子のやつ無駄にメールデコっちゃってさ」
?「何か似合わないー、こーゆーのはまどかの方が似合ってるよね」
ほむら「??」
?「あ、そういや今日はまどか、まどかと一緒に来るんだって」
?「あはは、あの子ら仲良いからねー」
ほむら「まどか…?」
?「それでね、今日はマミさんも誘って6人と一匹で出掛けようってなったわけよ」
ほむら「ど、どういうこと…?」
?「んー?だからみんなで遊ぼうってことよ」
ほむら「で、でも…まどかも…それにあなただって」
ほむら「さやか!」
さやか「え?なに?」
ほむら「どうしてあなたがここにいるのよ?だって、あなたはもう…」
さやか「どうしても何も、ここあたしん家だし」
ほむら「何時からあなたの家になったのよ?」
さやか「え?もう何年も前からだけど…」
ほむら「いえ、そんなこと今はどうだっていいわ!」
ほむら「どうしてさやかがここにいるの?」
さやか「いや、だからここあたしん家だってば」
ほむら「だからそうじゃなくって!」
さやか「もぉー、せっかく妻が朝ごはん作ってるのにさっきから何なのー?」
ほむら「……妻?」
さやか「え?うん、妻」
ほむら「……だれが?」
さやか「あたしが」
ほむら「……だれの?」
さやか「ほむらの」
ほむら「………え?」
さやか「もー、忘れちゃったの?」
さやか「さやかちゃんはほむらの嫁になったのだー!」
ほむら「え?え?」
さやか「あたしは暁美さやかだよ?」
ほむら「いや、えっ?まって?本気でわけがわからないわ!」
さやか「ほむら?」
ほむら「何?何なの?あなたはもうこの世にはいないはずじゃ?」
ほむら「それに妻?それも私の?何で?どうして?」
ほむら「私たちは女の子同士でしょ?」
さやか「んー、さっきから何言ってんのかよくわかんないけど」
さやか「女の子同士でも結婚できるように改正されたじゃん」
ほむら「えっ?」
さやか「だからあたしらは結婚したわけだしさ」
ほむら「け、結婚?」
さやか「うん、年齢も性別も関係ないんだよ!ってね」
さやか「まどかは笑顔で祝福してくれたし、マミさんも嬉しそうだったし、ごまどかも喜んでくれてたじゃん」
ほむら「??」
さやか「あ、でも杏子は泣いてたなぁ…あと、まどかも悔しそうだったっけ」
さやか「でもさ、楽しい式だったじゃん」
さやか「忘れたとは言わせんぞー?」
ほむら「???」
さやか「そして今は新婚生活でしょ?わかった?」
ほむら「さっぱり…わけがわからないわ……」
さやか「うーん…まいったなぁ」
ピンポーン
さやか「あっ、もうこんな時間じゃん」
さやか「はいはーい…」
ほむら「何がなんだか…」
ガチャッ
まどか「おはよう、さやかちゃん!」
さやか「まどか!おはよっす!」
まどか「おはよぉ」
さやか「ほむらー、まどか来てるよ」
ほむら「えっ?ま、まどか!?」
さやか「もうこのまま出発しよっか、時間ないし」
ほむら「ま、まって?わけがわからない?」
ほむら「それに私はまだパジャマ…って、あれ?」
さやか「うんうん、やっぱほむらはドレスが似合うねぇ」
ほむら「え?え?」
まどか「あっ、おはよぉ、ほむらちゃん」
まどか「おはよー!」
これも全部神名あすみn(r
ほむら「ま、まどか…?まどかなのっ?」
まどか「?そうだよぉ」
まどか「てぃひひ、ドレス似合ってるね」
さやか「まどかにも似合いそうだね」
まどか「うぇひひ、そうかなぁ?」
ほむら「まどか…まどかっ!」
ほむら「まどかぁっ!」
まどか「わわっ?」
まどか「どうしたの?ほむらちゃん」
ほむら「まどか…やっと会えた……」
まどか「よくわかんないけど、ほむらちゃんが喜んでるみたいだね」
まどか「そうだね」
さやか「今日のほむらはちょっとおかしいんだよねー」
ほむら「まどか……」
まどか「うーん、どうしたんだろ?」
まどか「わかんないねぇ」
ほむら「………」
ほむら「あれ?」
まどか「なに?」
まどか「どうしたの?」
ほむら「え?なにっ?どうしてまどかが二人いるの?」
イザナミだ
まどか「どうしてって……」
まどか「私たちは二人いるからだよ?」
ほむら「???」
さやか「ん?普通のまどかと魔法少女のまどかの二人じゃん」
制服まどか「そうだよぉ」
魔法少女まどか「私は二人だよっ、ほむらちゃん!」
ほむら「え?魔法少女?どうして?ん?あれっ?」
さやか「それよりも早く行こーよ」
マミ「その必要はないわ!」
ほも?(難聴)
ほむら「ま、マミ?あなた無事だったのね?」
マミ「てぃろろ!マミちゃんは不死身なのだぁー!」
魔法少女まどか「てぃひひ!」
ほむら「マミ…?」
杏子「二人とも元気ですわね」
ほむら「杏子?よかった、わけがわからなくて…私……」
杏子「うふふ、ごきげんよう。ほむらさん」
ほむら「…え?」
ごまどか「ホムラチャ!」ゴキゲンヨー
ほむら「え?なにこれ可愛い?」
ごめん
俺降りる
ごまどか「マドカチャ!マドカチャ!」
制服まどか「あっ、ごまどかちゃんだよ、まどかちゃん」
魔法少女まどか「可愛いねぇ」
マミ「てぃろろ!一緒にみんなと来たの、ひとりぼっちは寂しいもんな!」
杏子「ふふ。はい、そうですわね」
ほむら「???」
さやか「これでみんな揃ったね、んじゃ行こっか」
杏子「ええ」
ごまどか「天竺へ」
なんかカオスだなぁ
最初の雰囲気はどこへ
ほむら「……本気でわけがわからない…」
マミ「はい、それじゃあ二人組作ってー」
杏子「ごまどかちゃん、私と行きましょう?」
ごまどか「アンコチャ!」
制服まどか「わたしはさやかちゃんと一緒がいいなぁ」
さやか「もっちろん!あたしとまどかは親友だもんね!」
魔法少女まどか「マミさん、私と組みませんか?」
マミ「ええ、私と鹿目さんの魔法少女コンビ結成よ」
ほむら「あ、その…私…は?」
魔法少女まどか「ごめんね、ほむらちゃん。私はマミさんが一番だなって」
マミ「鹿目さんと組めると思った?残念!マミちゃんでしたー!」
制服まどか「わたしはさやかちゃんが良いなぁ」
さやか「今度はまどかがあたしの嫁になるのだぁー!」
ごまどか「アンコチャ!」
杏子「私はごまどかちゃんがこう言っていますので」
制服まどか「ほむらちゃんは二番手かなぁ」
魔法少女まどか「だからごめんね、ほむらちゃん」
ごまどか「バイバイ!」
さやか「さよならー」
杏子「では、ごきげんよう」
ほむら「え…と……あの…」
マミ「飲み込みが悪いのね」
ほむら「マミ…私は……」
マミ「あなたは一人だと言ってるの」
ほむら「っ…」
マミ「さようなら」
んんん~?
ほむら「待って!」
ほむら「置いていかないで!」
ほむら「まどかっ!さやかっ!マミっ!杏子っ!」
ほむら「みんなっ!」
ほむら「なんで…どうしてこうなるの……」
ほむら「わけわかんないよ……」
ほむら「私が何をしたって言うのよ……」
ほむら「…まどかぁ……」
女神まどか「ほむらちゃん」
ほむら「まどか…?」
女神まどか「これでわかったかな?」
ほむら「え…」
女神まどか「契約する前の私はさやかちゃん」
女神まどか「契約した後の私はマミさん」
女神まどか「あざらしの私は杏子ちゃん」
ほむら「………」
女神まどか「どの私にとっても、ほむらちゃんは一番じゃないの」
ほむら「っ……」ウルッ
女神まどか「ほむらちゃんはその程度なの」
ほむら「……くっ」ゴシゴシ
女神まどか「そして私はね?ほむらちゃん」
ほむら「………」
女神まどか「たしかに、ほむらちゃんは最高の友達だよ?」
ほむら「…まどか」
女神まどか「でも、友達。それだけだよ」
ほむら「………」
女神まどか「ほむらちゃん、わかってるわかってるって言ってるけどさ」
女神まどか「ほむらちゃんは心の何処かでまだ私のこと諦めきれてないんだよね?」
ほむら「………」
女神まどか「でも、無理だよ」
ほむら「ぅ……」
女神まどか「だって私は概念なんだよ?」
女神まどか「もう二度と、永遠に会えないんだよ?」
ほむら「まど…か…」
女神まどか「だからね、無理なの。どうしようもないの」
ほむら「…ぅぅ」
女神まどか「なのにほむらちゃんは無理して頑張ってるの」
女神まどか「そんなほむらちゃんが可哀想なんだ」
女神まどか「ねえ、ほむらちゃん」
女神まどか「もう諦めちゃおうよ」
女神まどか「もうやめてもいいんだよ?」
女神まどか「楽になろうよ」
女神まどか「初めて魔法少女になったあの日から続いてきた終わることのない永遠の戦い」
女神まどか「もうやめよう?」
女神まどか「そしてこっちに来てよ、今度こそさやかちゃんが待ってるよ」
女神まどか「おいでよ、ほむらちゃん」
女神まどか「死のう?」
あすみ「…」チラチラッ
女神まどか「それにマミさんも杏子ちゃんもすぐ来るよ」
女神まどか「マミさんは重症だし、杏子ちゃんは治癒魔法は得意じゃないし」
女神まどか「杏子ちゃんだって相当無理してたよ?」
女神まどか「でも、助けてくれる他に魔法少女はいないからね」
女神まどか「だからマミさんも杏子ちゃんも助からないよ」
女神まどか「ほむらちゃんもマミさんも杏子ちゃんもよく頑張ったよ」
女神まどか「お疲れさま」
女神まどか「そして、おやすみなさい」
ほむら「………うん」
ほむら(もういい…これでいい…これでいいのよ……)
ほむら(遅かれ早かれ…私たちは魔獣にやられる日が来るわ)
ほむら(でも…魔獣にやられるくらいなら…私は……)
ほむら(……マミも杏子も…そうよね…?)
ほむら(さやかだって待ってくれてるはずよ…)
ほむら(死ねば…またみんなに…まどかに会える……)
ほむら(……もういいや…)
ほむら(ソウルジェムを……)
ダキッ
ほむら「……え?」
仁美「ほむらさん…」ギュウ
ほむら「…ひと…み…?」
仁美「ほむらさん…やめて…お願いだから……」
ほむら「…わた…し…?」
仁美「…ほむらさん…先程からずっと魘されていて…」
仁美「急に静かになったと思ったら…ソウルジェムを……」
ほむら「………」
仁美「……ほむらさんは無理をしすぎなんです」
仁美「一人で背負いすぎなんです……」
仁美「辛いのなら…苦しいのなら…全部私にぶつけてください!」
ほむら「……」
仁美「私、決めましたの!もう何があっても絶対に友達を失わないって」
仁美「ほむらさんを必ず救ってみせるって!」
ほむら「………」ポロポロ
仁美「ほむらさん…」
ほむら「……どうして…」
ほむら「…どうして…私に優しくするの……」
ほむら「どうして諦めさせてくれないの……」
ほむら「…もう…楽になりたいのに……」
仁美「……簡単なことです」
ほむら「……?」
仁美「だって私たち、お友達でしょう?」
ほむら「おとも…だち……」
仁美「はい、私とほむらさんはお友達。ただ1つ、それだけのことです」
仁美「それに…楽になりたいのなら、私に何でも話してくださいな」
ほむら「仁美……」
仁美「魔法少女としての辛さや…叶わない恋の辛さ……」
仁美「全部私にぶつけてください」
この臭さ、ほむかの作者っぽいな
え、ホモか?(難聴)
ほむら「……私…」
仁美「大丈夫です、誰もほむらさんを一人になんかさせませんわ」
仁美「みんな、ほむらさんのことが好きなんですよ?」
仁美「私たちの回りには見方が、仲間が、お友達がたくさんいますの」
仁美「だから大丈夫ですわ」
仁美「だから、もう一人で背負い込むのはやめましょう?」
仁美「そして信じましょう?信じていればいつか必ず叶いますわ」
ほむら「…いつか、必ず…」
仁美「だって魔法少女は夢と希望を叶えるのですから」
仁美「本当の奇跡だって、起こせるはずです」
ほむら「…奇跡……」
仁美「はい、ほむらさんの信じた未来。夢と希望の明日」
仁美「それを叶えることができるのが、魔法少女です」
ほむら「……仁美」
仁美「私が…私たちが魔法少女ですわ」
魔法少女仁美ってやっぱ腹パニストなんだろうか
マミホーム
マミ「……」
杏子「はぁっ………はぁっ……」
杏子「っ……くっぅ………」
杏子「ちぃ……ぜぇ…ぜぇ……」
杏子(ヤバい……魔力が……)
杏子(でも…こうしなきゃマミが…ダメだ、諦めるな……)
杏子(…愛と…勇気が勝つ…ストーリー……)
杏子(…あたしは…諦めねぇぞ………)
杏子「はぁっ…ぜぇ…ぜぇ……はぁ……はぁっ…」
杏子「ぅぅ…」クラッ
藍と悠木が勝つストーリー
杏子「…ま…まだ…だ……諦めて…たまるか……」
杏子「………なっ?」
杏子「うそ……だろ……?」
杏子「この…感じは……」
魔獣「τυκσξ£」
杏子「……ははっ」
杏子「…もうすぐ近くまで……あたし…つけられてたのか…」
杏子「はは…あははは……」
杏子「………」
杏子「……マミには指一本触れさせねぇ」
杏子「あたしがまも……」クラッ
杏子「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
杏子(だ…ダメだ……立てねぇ……)
マミ「………」
杏子「…マ…ミ……」
杏子「……ほむらは…ダメだ…テレパシーする魔力が……」
杏子「……くそっ…」
杏子「くそっ…くそっくそっ……」
杏子「ぜぇ…ぜぇ…」
魔獣「ξσ゚ω゚σ」
杏子「……ふざけやがって…」
杏子「く…そっ……」
杏子(誰か…誰か助けてくれ……)
杏子(頼む……)
杏子(さやか…!)
杏子「さやかぁっ…!」
魔獣「ποιρυ」
ザシュッ
きたー(棒)
俺「待たせたな」
(ω・` )
,,、 -''/ { 人 ゙ヽ、
イ /,r ''了 / 了 ノ´r‐''''ヽ、} ヽ
/ /,/ // ,/ - '´ ,ノヽ i }
/ /:/ // _/' / ,' } ,{
イ / / __/: l/ .! : ,∧ノ ゙i
|. / //__, 、 .{ , '"´、 ∨, }
.| レ '''" / >>271 ヽァ-、,/i ヽ∨! ,r、- _,,,、 -ー ―
| ,、-ー( ´;ω)-=- o゚ 。 i r'´ } ,.-‐'" ',.}' /レ '' " ,、 /
.| r' /⌒二二二二⊃二⊃ i._,.ゝ- 、 /| / z- "/ /
| | / ノ-‐-、, ――― ' /´ ', / | /,、-''" / /
. | | ( 〉 `ヽ`ー‐‐''''''''",,... -‐‐‐-.ノ / | ,,、-' /
/ | ヽ ヽ、 >/..__ `ー‐--.. -‐ ''"´,. .リ ,...ノヽ ,、-'' " ,,、z
| / ヽ \_>―--=、._ ,..-‐'"´ヽ. ' ,l" ,、- '
|/ \ \  ̄\ 〉ー---‐'" / ノ ', } ,、 ''"
\ \`\ \ / 〉 、"´ /′/ ', }/
杏子「……え?」
?「主役は遅れてやってくる」
魔獣「…」ドシャァッ
?「なんてね」
杏子「なっ…」
?「……お待たせ、杏子」
?「そして久しぶりだね」
杏子「…お前っ……!」ブワッ
魔獣「κ£¢ωσ」
?「…まだいるみたい、話しはこの後だね」
?「杏子はそこで待ってて、後はあたしに任せてよ」
さやか「見滝原の平和は、この魔法少女さやかちゃんがガンガン護りまくっちゃいますからね!」
杏子「さやかぁっ…」
杏子「おまえ…ばかやろぅ……」
杏子「へへ……えへへっ…」
杏子「っ……」クラッ
杏子「そ、そうだ…マミ…マミは…?」
マミ「…」
杏子「…っ?ま、まずい!」
杏子「……くそ…魔力が…」
さやか「やあぁぁっ!」
魔獣「ξποιρ」
杏子(さやかの魔法が使えれば…でも…)
さやか「負けるもんかぁー!」
魔獣「υτκ¢κ」
杏子(…今、マミの回復をする余裕はない……か)
マミ「…」
杏子「……マミ」
杏子(でも…もう時間がねぇ……)
杏子(……一か八か残ったあたしの魔力を全部…)
杏子(……今度はあたしが消えちまうだろうな)
杏子(…でも、またさやかと会えた)
杏子(あたしは…それだけで……)
杏子「………よし」
さやか「はぁぁぁっ!」
マミ「…」
杏子「…さやか、マミ…みんな」
杏子「またな」
ゆま「きょーこ!」
杏子「っ…ゆま?おまえ何時の間に?」
ゆま「きょーこ!なにするの?」
杏子「……あたしはな、やらなきゃいけないことがあるんだ」
杏子「後悔なんてしてねぇ…だからさ」
杏子「そこをどい」
ゆま「どかない!」
杏子「……あたしはいかなきゃなんねぇんだ」
ゆま「どいたら、きょーこが遠くにいっちゃうもん!」
杏子「…ゆま」
ゆま「マミおねーちゃんはゆまが治すから、いかないて!」
どっから来た
杏子「……治すったって、マミは薬や…って、な…?」
ゆま「ゆまも、まほうしょうじょだもん!」
杏子「な…なんだと……?」
ゆま「だからきょーこはここにいて?あとできょーこも治すから」タタッ
杏子「ゆま…なんでお前が……」
杏子「…ばか…やろう…」
さやか「きゃぁっ?」
杏子「っ?さ、さやか!」
さやか「……えへへ、こいつら強いじゃん」
さやか「あたしにはブランクあるんだから、ちょっとは手加減しなさいよね?」
魔獣「£ωκξκ」
杏子「……こいつら…まだいやがるのか…」
さやか「でも大丈夫…あたしは負けないからさ…」
さやか「杏子は……そこで見てて…」
さやか「はぁ…はぁ…」
杏子「さやか……」
杏子(…ダメだ…いくらさやかとは言え、一人でこの数は…)
杏子「……っち…」ズキッ
杏子(…少しでもいい…あたしも加勢できりゃ…)
杏子(少しでいい…少しでいいんだ…)
さやか「……くっ」
魔獣「ποιρυ」
さやか(まずいなぁ…せっかく帰ってきたのに……)
さやか(でも…あたしがやらなきゃ…)
さやか(あたしがやらなきゃ誰がやるのよ?)
さやか(……やるしかない)
さやか(痛みなんて消しちゃえばいい)
さやか「……いくよ」
魔獣「υριου」
さやか「うわぁぁぁ!」ザシュッザシュッ
魔獣「ρπιορ」
さやか「っ…」
さやか(しまっ…)
マミ「……レガーレ・ヴァスタリア」
レガーレ・ヴァスタアリア、な
マミ「っ…はぁっ…はぁっ」ペタン
さやか「あっ…」
杏子「マミ?」
ゆま「だめだよマミおねーちゃん!まだうごいたら…」
マミ「……う…ううん…ありがとう…ゆまちゃん」
マミ「…でも、もう大丈夫…負けるもんですか」フラフラ
マミ「負け…」ヨロッ
ゆま「おねーちゃん!」
杏子「マミっ」ガシッ
マミ「さくら…さん…」
杏子「ったく、マミは無理しすぎなんだよ」
マミ「……ふふ、ごめんなさい」
杏子「ゆま、マミの回復を頼むよ」
ゆま「う、うん!」
マミ「ごめんなさい…うまく立てなくて…」
杏子「…あたしがマミを支える。だからマミはさやかの援護射撃たのむぜ」
マミ「…わかったわ!」
さやか「これなら百人力だよ!」
魔獣「ροιπρ」
さやか「いくぞぉっ!」
ゆま「おねーちゃん!」
杏子「マミ!」
マミ「…ティロ・フィナーレ!」
――――――
さやか「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
マミ「……うぅ」
ゆま「はぁはぁ…」
杏子「……やったな」
さやか「うん…!」
マミ「ふふふっ…」
さやか「やった…やったぁー!」
杏子「ああ…やったぜ…」
ゆま「つかれたぁ…」
マミ「ゆまちゃん、本当にありがとう。あなたがいなかったら…」
ゆま「えへへ」
さやか「………杏子」スッ
杏子「さやか…」
ほむほむは腹パンされました
さやか「……あたし、さ。杏子に言わなくちゃいけないこと…たくさんあるんだ」
杏子「…あたしこそ」
さやか「でも全部話すと時間かかるから今は一言だけ言わせて?」
杏子「…ああ」
さやか「…ただいま!」
杏子「おかえり!」ギュッ
マミ「美樹さん…佐倉さん…!」
ゆま「きょーこ嬉しそう!」
さやか「…えへへ」ニコ
杏子「へへっ」ニコ
杏子「でもほんと、さやかが帰ってきてくれて嬉しいよ」
杏子「ほんとに嬉しいんだ」
さやか「杏子……」
マミ「私も同じよ、おかえりなさい美樹さん」
さやか「はいっ!ただいま!」
マミ「うふふっ」
ゆま「えへへ」
さやか「あたしもびっくりしたよ、気がついたらここにいたんだからさ」
杏子「無理もないよな…ゆまがさやかを?」
マミ「ゆまちゃん、本当にありがとうね」
ゆま「ううん、ちがうよ?」
マミ「え?」
杏子「なっ?ち、違うのか?」
さやか「なら誰があたしを…?」
ゆま「ゆま一人じゃないの」
杏子「一人じゃない?」
ゆま「んとね、ゆまとおねーちゃんたちだよ」
マミ「お姉ちゃん?誰なの」
ゆま「それは…」
ゴゴゴゴゴ
さやか「きゃぁっ?」
杏子「な、なんだ?」
マミ「す、凄い魔力が…」
キュゥべえ「不味いことになったようだね」
マミ「キュゥべえ?」
キュゥべえ「やはりあの願いは無謀だったようだ」
杏子「どう言うことだ、おい!」
キュゥべえ「ゆまや仁美の願いはこの世界の秩序を崩壊させる危険性があったんだ」
さやか「まって?わけわかんないよ!」
キュゥべえ「話してる余裕はなさそうだ」
ゴゴゴゴゴ
カッ
杏子「なんて魔力だ…」
マミ「これは…」
さやか「嘘でしょ…?」
ゆま「わわわ…」
キュゥべえ「ほむらの件がやっぱり予兆だったのかな?」
キュゥべえ「彼女の出現のね」
魔神「………」
マミ「あ……あぁ……」ガクガク
杏子「……何だよ、あいつは?」
さやか「魔獣じゃない…?」
ゆま「……きれい」
キュゥべえ「彼女はかな」
キュゥべえ「きゅっぷい!」パァンッ
杏子「キュゥべえ?くそっ!」
さやか「や…やばくない…これ…?」
ゆま「わわわ…」
マミ「………」ペタン
>魔神「……」
ワロタ
魔神剣!
さやか「と、とりあえず逃げなきゃ!今は無理だよ!」
杏子「くそっ…ゆま!マミ!行くぞ」
ゆま「う、うん」
マミ「………」
杏子「マミっ!」
マミ「……無理よ…勝てっこないわ」
さやか「そんなこと!」
マミ「だって…わかるでしょ?魔力の次元そのものが違うもの…」
杏子「でもだからって諦めるわけにはいかないだろ!」
マミ「…無理よ……」
魔神「………」ギリリ
さやか「……弓?マミさんっ!逃げてっ!」
なんだこの茶番(´・ω・`)
マミ「あ……」
杏子「マミーっ!」
パァンッ
さやか「マミさんっ?マミさーんっ!」
ゆま「あわ…あわわ…」
杏子「……くそっ!畜生…!」
さやか「そんな…マミさんが……」
ゆま「………あれ?」
杏子「ゆま?」
ゆま「おねーちゃん!」
キリカ「ほんと世話のかかるおっぱいだねー」
マミ「く、呉さん…?」
織莉子「私たちが時間を稼ぐわ」
杏子「織莉子?」
ギャグSSとしてはよくできてる
キリカ「しろまるは?」
さやか「え?えっと…?」
織莉子「キュゥべえは…消されたようね」
キリカ「……しろまる」
織莉子「だとしても、私たちまでそうなるわけにはいかない」
キリカ「しろまるの敵」
織莉子「あなた達は一旦引いて体制を整えてきなさい」
杏子「でも、大丈夫なのか?あんたらまだひよっこだろ?」
さやか「そうだよ!ここはまずみんなで逃げた方がいいって!」
>>76以降続きが投下されてない様で
マダカナー
マミ「美国さん…呉さん…」
キリカ「いいから早く逃げろって」
織莉子「特に巴さん、あなたに死なれたら困るのよ。私たち二人はね」
マミ「え…?」
キリカ「………」
杏子「…大丈夫、なんだな?」
織莉子「心配ならいらないわ」
さやか「……すぐ戻るから!」
キリカ「ふんっ」
杏子「よし、行くぞマミ!さやか!」
さやか「うん!ほら、マミさん!」
マミ「………」
―――
マミ「美国さん…呉さん…」
さやか「あの二人、大丈夫かな?」
杏子「…今は信じるしかないだろ」
さやか「……あの敵…なんだけど」
杏子「ああ…魔獣とは全然外見が違うな」
さやか「うん…魔獣より、あたし達魔法少女に近い…よね」
ゆま「…神さまみたいだったね」
マミ「……うん、女神のようなシルエットだったわ」
さやか「女神?たしかにそうだけど…でも…」
杏子「あんなに黒い女神なんているかよ」
マミ「…ええ、堕天…とでも言うのかしらね」
さやか「堕天使みたいな?」
マミ「…ええ、と言っても見た目からのただの推測だけどね」
さやか「………何か見覚えあるような」
杏子「今は外見なんてどうでもいい、どうやってあいつを倒すか考えようぜ」
キュゥべえ「彼女を倒す手段はないよ」
マミ「キュゥべえ?」
キュゥべえ「まったく、僕を躊躇なく消し飛ばすなんてね」
キュゥべえ「今の彼女に理性なんてないんだろう」
杏子「……知ってるなら全部吐き出しな」
キュゥべえ「僕は構わないけど…ゆまはいいのかい?」
ゆま「…うん、いいよ」
杏子「ゆま…?」
キュゥべえ「わかった、なら話すよ」
キュゥべえ「何があったのかを」
キュゥべえ「じゃあまずはゆまの願いだ」
ゆま「うん」
キュゥべえ「要点だけまとめると、ゆまは杏子が幸せにくらせる世界を望んだんだ」
杏子「え…?」
ゆま「……」
キュゥべえ「杏子が幸せにくらせる世界…それはどんな世界かは僕にもわからない」
キュゥべえ「ただ、その条件は複数以上あるから全てを叶えるには些か無理があってね」
キュゥべえ「結局、一部しか叶わなかったよ」
さやか「それであたしが…?」
キュゥべえ「いや、半分正解で半分不正解だよ」
さやか「?」
キュゥべえ「さやかの復活には、他の要因も強く関係しているからね」
マミ「他の要因…」
キュゥべえ「うん、それが織莉子とキリカの願いだ」
マミ「!」
キュゥべえ「あの二人は、マミが望む世界にしてほしいと願ったんだ」
マミ「……私のために…あの二人が?」
キュゥべえ「うん、二人ともマミの為に願いを使ったんだよ」
キュゥべえ「最も、マミがどのような世界を望んだのかはわからないから」
キュゥべえ「結果として、二人の願いはかなり不安定なものになったんだ」
キュゥべえ「でも二人はそれでも構わないと言っていたよ」
マミ「二人とも…」
キュゥべえ「マミは良い友達をもったね」
マミ「うん…!」
キュゥべえ「それで、マミはどんな世界を望んでいたんだい?」
クソやん(´・ω・`)
最初は期待してたんだけどなあ
マミ「私は…私はみんなとこれからも仲良く暮らしていける世界を望んだわ」
マミ「佐倉さんや暁美さん、美国さんに呉さん…他に志筑さんもかしら?」
マミ「そして、美樹さん」
さやか「マミさん…」
マミ「このみんなと一緒にいたいなって…私はずっと思っているの」
マミ「……それから、まどかさん」
さやか「まどかさん…」
杏子「!」
マミ「暁美さんがよくその名前を呼ぶでしょ?そして私たちもよく彼女を知っていたって」
さやか「……」
マミ「だから、彼女も含めたみんなといれたらなって」
キュゥべえ「なるほど、やっぱり彼女が…これは杏子もなんじゃないかな?」
杏子「…ああ、あたしはさやかはもちろんだけど…そいつのこともやっぱ気になってさ」
杏子「ほむら、最近は毎日まどかって言ってたろ?だから会えたらなって思ってたさ」
キュゥべえ「つまり、二人ともさやか、そしてまどかとの再開を普段から望んでいたんだ」
キュゥべえ「そしてゆまや織莉子、キリカはそのマミと杏子の望みを叶えるとことを望んだ」
さやか「だからあたしが…」
キュゥべえ「うん、さやかに関しては願いが叶ったみたいだね」
キュゥべえ「今回のような願いはイレギュラー中のイレギュラーだからどう転ぶのか僕にも検討がつかなかったよ」
キュゥべえ「でも、さやかは大丈夫だった。そう、さやかはね」
マミ「じゃあやっぱりまどかさんは…」
キュゥべえ「うん、無理だったみたいだね」
さやか「あたしは良くて、そのまどかって子はどうしてダメなのさ?」
キュゥべえ「君なら分かるかと思うけどな、向こうでのことは覚えていないのかい?」
さやか「え?」
キュゥべえ「ほむらの言ってることが正しいのなら、この世界を作ったのがまどかなんだ」
さやか「!」
マミ「と言うことは…」
杏子「神さま…ってことかよ」
キュゥべえ「そう言っても刺し違えはないだろうね」
キュゥべえ「それにさやかは向こうで彼女と会っているはずなんだけどな」
さやか「……わかんないよ」
キュゥべえ「そうかい」
さやか「…あのさ、そのまどかって子を生き返らせることは」
さやか「神さまを生き返らせるってこと?」
キュゥべえ「だろうね、それはさすがに4人の願いだとしても叶えることはできないだろう」
さやか「え?4人?」
マミ「3人でなくて?」
杏子「ゆまとあの二人以外にもいる…ってわけか」
ゆま「…うん」
キュゥべえ「うん。実はさやかとまどかの復活を明確に願ったのは彼女ひとりになるんだ」
キュゥべえ「他の3人の願いはそれをサポートする役目になったのかもしれないね」
さやか「あたしの復活を明確にって…」
キュゥべえ「心当たりはないかい?さっき名前はだしたんだけどな」
さやか「もしかして…仁美?」
キュゥべえ「うん」
ほむホーム
ほむら「仁美…」
仁美「落ち着きましたか?」
ほむら「……うん」
仁美「そうですか、良かったですわ」
ほむら「でも…仁美が魔法少女に……」
仁美「これは私が望んだことですから」
ほむら「…仁美……」
仁美「ほむらさん、あなたは一人じゃありません」
仁美「さやかさん、マミさん、杏子さん、ゆまちゃん、美国さん、呉さん」
仁美「そして私」
仁美「みんながほむらさんの回りにいるのですよ?」
仁美「私たち魔法少女は…みんなで1つです」
ほむら「みんなで…1つ…」
仁美「はい!実は…さやかさんが帰ってきてくれましたのよ?」
ほむら「えっ?」
仁美「…まだ、さやかさんとお会いはしていませんが、彼女は間違いなく帰ってきてくれました」
ほむら「まさか…それが仁美の願い?」
仁美「はい、私の願い…そして私たちの願いなんです」
ほむら「……仁美たちの?」
仁美「…私一人だけでしたら、この願いは叶いませんでしたわ」
仁美「ですが、ゆまちゃんと美国さん、呉さんと力を合わせたことでさやかさんは帰ってきてくれましたの」
ほむら「そんなことが…」
仁美「はい、一人では無理でも力を合わせれば叶う望みもあるのですわ」
ほむら「………」
仁美「ですので、まどかさんのことだってもしかすれば…」
ほむら「……」
仁美「本当の」
一方
さやか「仁美……」
キュゥべえ「この4人の願いで君は蘇ったんだよ、さやか」
さやか「………」
杏子「さやか……」
マミ「…キュゥべえ」
キュゥべえ「なんだい?」
マミ「なら、あの敵はなんなの?」
マミ「何かその願いごとと関係があるの?」
キュゥべえ「……これは僕の予想でしかないんだけど」
キュゥべえ「彼女がおそらく、そのまどかだよ」
魔神「………」
キリカ「…くそう」
織莉子「大丈夫?」
キリカ「…まだいける」
織莉子「……でも、その腕じゃ」
キリカ「………」
織莉子「…やはり私たちでは……」
魔神「…ちゃん……」
織莉子「え?」
魔神「ほむらちゃんはどこっ?」
キリカ「なに?」
織莉子「喋った?」
魔神「ほむらちゃんはどこ?ねえ!教えてよ!」
マミ「あれが…まどかさん?」
杏子「バカ言うなよ!そんなわけないだろ!」
杏子「だって、まどかはほむらの……」
キュゥべえ「…だから言ったじゃないか、これは僕の予想でしかないって」
さやか「……でもどうしてその子が敵になるのさ?」
ゆま「神さまなのに…」
キュゥべえ「それが僕にもわからないんだ」
キュゥべえ「この世界の秩序を変える望みをしてしまったからなのか」
キュゥべえ「あるいは…」
杏子「とにかく…こうしてる場合じゃねぇ」
ゆま「いこうよ、きょーこ!」
さやか「…うん、早くしないとあの二人が…」
マミ「美国さん…呉さん…」
キュゥべえ「行くんだね、みんな」
杏子「ああ、もちろんさ」
キュゥべえ「勝ち目は限りなく0に近いよ、それでもかい?」
マミ「……それでも、いかなきゃ」
さやか「それに、もし本当にまどかって子だとしたらさ」
さやか「きっと、わかってくれるはずだよ」
キュゥべえ「…わかったよ」
魔神「ほむらちゃんは?ねえ!ほむらちゃんは?」
キリカ「壊れてる…」
織莉子「ほむらちゃんって…あのほむらちゃんよね?」
キリカ「うん」
織莉子「…なぜ彼女が?」
魔神「お願い!ほむらちゃんに会わせて!」
魔神「もう嫌だよ!」
キリカ「うわっ?」
織莉子「くぅっ…」
織莉子(やられる…?)
マミ「美国さんっ!」シュルル
織莉子「っ…巴さん?」
杏子「ゆま!早く回復を!」
ゆま「うんっ」
キリカ「……ゆま」
さやか「……あれが…まどか」
魔神「ほむらちゃんっ!ほむらちゃんはどこっ?」
さやか「………」
杏子「まて、さやか!一人でいくな!」
さやか「……ここはあたしに任せて」
マミ「美樹さん…?」
魔神「ほむらちゃんっ!」
さやか「………まどか」
魔神「みんな退いてよ!ほむらちゃんに会わせて!」
さやか「……もし、あんたがまどかなら聞いて欲しいんだ」
魔神「ほむらちゃん!ほむらちゃん!」
さやか「……あたしね?まどかがどんな子だったのか全然記憶にないんだ」
さやか「でも……記憶にはなくても、何となくわかる気がするんだ」
さやか「まどかのことが」
さやか「まどかって名前…すごく懐かしい感じがする」
さやか「それはきっと、あたしにとってもまどかが大切な存在だったからだって思うんだ」
魔神「ほむらちゃんっ!」
さやか「それはマミさんや杏子、それに仁美…そしてほむら」
さやか「みんなにとっても同じだって思う」
魔神「う…うぅぅ…」
さやか「だからさ、もうやめようよ…こんなの」
さやか「元のまどかに戻ろう?」
魔神「もうやめるのはそっちだよっ!」
魔神「さやかちゃん!」
さやか「!」
さやか「やっぱり…まどかなの?」
まどか「そうだよ!」
さやか「まどか…」
まどか「どうして帰っちゃったの?どうしてさやかちゃんだけなの?」
まどか「ほむらちゃんもマミさんも杏子ちゃんもいなかったけど、さやかちゃんだけはいてくれたのに!」
まどか「また私だけひとりぼっちになるの?」
まどか「嫌だよ!もう嫌だよっ!」
まどか「もう我慢できないよっ!早くほむらちゃんに会わせて!」
杏子「何がどうなっていやがる…」
マミ「彼女は本当にまどかさんなの…?信じられない……」
キュゥべえ「…神とはいえ、元は一人の少女」
キリカ「やっぱり壊れてる…」
織莉子「……精神が持たなかったと言うの?」
ゆま「おねーちゃん…」
まどか「ほむらちゃんは?ねえ!教えてよ、さやかちゃん!」
さやか「……言えないよ」
まどか「なんで?どうしてっ?」
さやか「…ほむらをどうするつもりなの?」
まどか「決まってるよ!ほむらちゃんを連れて帰るの!」
さやか「………」
まどか「今までずっとずっと我慢してたんだよ?」
まどか「だけど我慢の限界だよっ!」
まどか「ほむらちゃんに何度呼び掛けても私の声はもうほむらちゃんに届かないんだもん!」
まどか「もうやめて私のところに来て欲しいの!」
さやか「それってつまり…ほむらに死ねっていってるの?」
まどか「そうだよ!ほむらちゃんが死ねばまた会えるんだよ!」
まどか「だからほむらちゃんと会えるように色々頑張ったのに、どうしてみんな邪魔するの?」
マミ「なっ…ならほむらさんの様子がおかしかったのは…」
杏子「まどかの仕業…だと…?」
まどか「ほむらちゃんが死ねばまた会えるの」
まどか「今度こそ二人っきりで……」
まどか「私だけのほむらちゃん…」
キリカ「おかしい」
織莉子「声は届かないのに、幻覚は見せられるのかしら?」
キュゥべえ「…たぶん、まどかの力とほむらの負の意識が重なりあった結果だと思うよ」
キュゥべえ「ほむらが見た幻覚はほむら自信が抱えている心の問題なのかもしれないね」
キュゥべえ「あくまで僕の推測だけどね」
まどか「だからお願いさやかちゃん!ほむらちゃんと会わせて!」
さやか「ダメだよ、ほむらを死なせるわけにはいかない」
まどか「どうしてっ?」
さやか「友達だからだよ」
まどか「私だって友達だもん!」
さやか「今のあんたは友達じゃない」
まどか「さやかちゃんっ!」
さやか「ほむらが今のあんたを見たら、絶対悲しむよ」
さやか「ほむらだけは、まどかのこと覚えてるんだからさ」
まどか「だからだよっ!ほむらちゃんだけは私を覚えていてくれたの!」
まどか「ほむらちゃんだけ!ほむらちゃんだけなんだよ?」
まどか「なのにそのほむらちゃんにも私の声も想いも何も届かないの!」
まどか「だったらもう死んでもらって一緒になるしかないよ!」
まどか「私だけのほむらちゃん…ほむらちゃんは私だけを見ていてくれるの…」
さやか「……あんた、本気で言ってるの?」
まどか「うん、ほむらちゃん…」
まどか「えへ…えへへ…」
さやか「………」
織莉子「酷い…」
杏子「なんだよこれ…あんまりじゃねぇか……」
ゆま「おねーちゃん…こわい……」
キリカ「病んでるじゃん…」
キュゥべえ「完全に壊れているようだね」
マミ「……どうすればいいの?」
杏子「倒すしかない…のか?」
杏子「さやか……」
さやか「…今はこんなことになってるけどさ、元々はあたし達の友達…そうでしょ?」
織莉子「でも今の彼女にはその頃の面影はないのでしょう?」
さやか「でも…信じてみようよ」
キリカ「信じてもいいけど、たぶんあれじゃ無駄だよ」
さやか「それでもあたしは信じる」
さやか「みんなが願ってくれたから、あたしはここに帰ってこれたんだよ」
さやか「だから、こんどはあたしの番だと思うんだ」
杏子「……そうだな、あたしももう一度信じてみるぜ」
マミ「…そうね、その価値は0じゃないわ」
ゆま「ゆまも!」
さやか「みんな…」
織莉子「………」
キリカ「どうする?」
織莉子「…私は……」
まどか「ほむらちゃん!!」
さやか「…まどか」
まどか「もういいでしょ?いい加減ほむらちゃんき会わせてよ?」
まどか「ほむらちゃんは私のものなの!」
仁美「それはどうしてですか?」
さやか「仁美?」
仁美「どうしてほむらさんはまどかさんのものなのですか?」
まどか「だってそうでしょ?ほむらちゃんは私だけのほむらちゃんなんだもん!」
仁美「ほむらさんはみんなのほむらさんですわ」
まどか「違うよ!私のだよ!」
仁美「……どうすればまどかさんはほむらさんにそこまで拘るのですか?」
まどか「ほむらちゃんが好きだからだよ!」
仁美「……そうでしたか、やっぱり」
さやか「仁美…?どうしてここに?」
仁美「大体の事情はわかっています」
仁美「さやかさん、ここは私に任せてくれませんか」
さやか「仁美……うん、わかった」
仁美「ありがとうございます、さやかさん」
仁美「……まどかさん」
まどか「ほむらちゃんに早く会わせて!」
仁美「まどかさんは何時からほむらさんが好きだったのですか?」
まどか「今の私になって、全部わかった時からだよ!」
仁美「では、リボンを渡した時にはもう?」
まどか「そうだよっ!でも…言えなかった……」
まどか「もうほむらちゃんに会えなくなるのはわかってたから…」
まどか「好きだって…言えなかったの……」
まどか「……だから…最高の友達だって…」
まどか「そして…私が魔女を殺す概念になって……」
まどか「みんな…私の存在を忘れちゃって…誰も私を見てくれなくなって……」
まどか「だけど、それは私が望んだことだから…」
まどか「それに、ほむらちゃんだけは私を覚えていてくれたから…」
まどか「私はそれを励みに頑張ってきたの……」
まどか「……でも…ほむらちゃんに私の声は聞こえなかった…」
まどか「いくら呼び掛けても…何をしても……」
まどか「私だって…誰かとお話したかった…」
まどか「でも…誰も相手はいなかった……」
まどか「私の世界に導いても…私が誰だかはわかってくれなかった…」
まどか「あれだけ仲の良かったさやかちゃんでさえ…やっぱり……」
さやか「……」
まどか「だから…やっぱり…私にはほむらちゃんしかいないの」
まどか「でも、ほむらちゃんと今のままじゃ絶対に会えないから…」
まどか「だから…ほむらちゃんに死んで欲しいの」
まどか「そして二人でずっとずっと一緒にいるの」
仁美「……わかりました」
まどか「私の気持ちがわかるならほむらちゃんと早く会わせて!」
仁美「………」
まどか「仁美ちゃん!早くっ!」
ほむら「……まどか」
さやか「なっ?」
マミ「暁美さん?」
杏子「ほむら……」
ゆま「ほむらおねーちゃん…」
織莉子「……これまた運命」
キリカ「………」
キュゥべえ「どうなってもしらないよ」
まどか「ほむら…ちゃん…?」
ほむら「まどか……」
まどか「ほむらちゃん!ほむらちゃんっ!」
まどか「やっと…やっと会いに来てくれたんだね?」
まどか「私ね?ずっとずーっと待ってたんだよ?」
まどか「ほむらちゃん…早く行こうよ」
まどか「もういいんだよ?頑張らなくて」
まどか「死のう?」
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「……ごめんなさい、まどか」
まどか「………ほむらちゃん」
ほむら「私は死ねない…死ぬわけにはいかないわ」
まどか「…どうして」
ほむら「私にはしなきゃならないことがたくさんあるわ」
ほむら「それを仁美が思い出させてくれたの」
仁美「ほむらさん…!」
まどか「……ほむらちゃんは…私よりみんなを選ぶの?」
ほむら「………」
まどか「そっか…やっぱり私の片想いだったんだね……」
まどか「ほむらちゃんは私だけのほむらちゃんじゃなかったんだ……」
ほむら「……まどか」
まどか「…もういいよ、それなら私が殺してあげる」
杏子「ほむらっ!」
マミ「離れて!」
さやか「まどか!」
仁美「……」
ほむら「……いえ、大丈夫よ」
まどか「ほむらちゃん…」ギリリ
ほむら「……まどか、聞いてくれる?」
まどか「………」
ほむら「…私ね?ずっと前からあなたの事が好きだった」
まどか「……」
ほむら「最初は友達として好きだったのに…気がついたらそれは恋になっていたの」
ほむら「私はそれを見て見ぬ振りをして自分を誤魔化していたわ」
ほむら「でも、やっぱりそれはできなかったの」
ほむら「私はまどかが好きだから」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「でもそれは絶対に言えなかった」
ほむら「……私は友達としてさやかに劣るし、魔法少女としてもマミに…それに杏子にだって」
さやか「ほむら…」
マミ「そんなことは…」
杏子「……」
ほむら「……私は何をしてもまどかの一番になれないって思い続けてきた」
ほむら「……心の何処かでは、もしかしたら…と言う気持ちがあったわ」
ほむら「…だから今まで諦めきれずにいたの」
ほむら「でも…私とあなたは二度と会えないって」
ほむら「声も聞こえないし顔だって見ることができないって……」
ほむら「それを理解してしまっていたから…私は……」
ほむら「……結局、何も答えが見つからないまま私は今日までさ迷い続けてきたの」
ほむら「……だから…あんな幻覚や夢を見たのかもしれないわ」
ほむら「まどかが好きなのにさやか達には敵わないし、まどかと会うことすら叶わない」
ほむら「だから…死んでしまいたいと思うようになっていたわ」
マミ「そんな…」
杏子「ほむら…お前……」
まどか「……なら、私が殺してあげる」
ほむら「でも、仁美が気づかせてくれた」
ほむら「私の回りには仲間がいるって、友達がいるって」
ほむら「私にはするべきことがたくさんあるって」
ほむら「だから、ごめんなさいまどか。私はまだ死ぬわけにはいかないの」
まどか「………ほむらちゃん」
ほむら「そして、まどか。私はあなたに言わなきゃならないことがあるわ」
まどか「………」
ほむら「言いたいことはたくさんある…何から話していいのかもわからない」
ほむら「でも、この気持ちが私の一番の気持ちだって言い切れる」
まどか「………」
ほむら「大好きよ、まどか」
ほむら「例え離ればなれになっても、声も何も届かなくても」
ほむら「世界中の誰よりも、何よりもまどか」
ほむら「私はあなたが大好きなの」
このスレわけがわからないよ!
まどか「………」
ほむら「……まどか」
まどか「私も…私もほむらちゃんが大好きだよ……」
まどか「ほむらちゃんが私にしてくれたこと、全部わかっちゃったんだもん」
まどか「好きになっちゃうよ…大好きだよぉ…」
まどか「でも…両想いでもやっぱりダメなの…」
まどか「私…概念になっちゃったんだもん…」
まどか「今の私は……追放されちゃって…魔獣と同じようになっちゃったけど…」
まどか「……また、元に戻ったら会えなくなるもん」
まどか「だから…ここでほむらちゃんを殺さなきゃ…私……」
まどか「今度こそほむらちゃんと会えなくなるんだよ?」
まどか「だから……お願い、ほむらちゃん…来てよ…一緒に行こう?」
ほむら「…それはできないわ」
ほむら「この世界をみんなと守る」
ほむら「これも私のすべきことだもの」
まどか「ほむらちゃん…お願い……」
ほむら「………まどか」
まどか「ほむらちゃん…?」
ダキッ
ここまで何がしたいんか分からんスレに出会ったのは三度目だ
まどか「あっ…」
ほむら「………私もあなたと離れたくない…離れたくないよ」
ほむら「でも…みんなとこの世界を最後まで守るって決めたから」
ほむら「それが、あなたとの約束でもあるから」
ほむら「だから…私はまだ死ねないの」
まどか「じゃあ…どうすればいいの…?」
まどか「わかんないよ…わかんないよぉ…」
まどか「ほむらちゃんとこのままずっと一緒にいたい…」
ほむら「私もよ…まどか……」
言ってる事もやってる事もブレ過ぎてて感情移入出来ない
>>74までは面白かった
さやか「ほむら…まどか……」
マミ「……少なくとももう戦意はないみたいね」
杏子「…でも…どうすればいいのさ」
織莉子「運命を覆すことは…不可能…それとも…?」
キリカ「両想いならずっと一緒にいればいいのに」
ゆま「うん」
織莉子「それができないからこうなっているのよ」
仁美「……本当にそうでしょうか?」
さやか「仁美?」
仁美「奇跡を起こせれば…もしかしたら…」
織莉子「でも奇跡なんてそう簡単には起きないものよ」
仁美「…本来、まどかさんはもうこの世に現れることはできないはずですわ」
仁美「ですが、理由はどうであれ…まどかさんは今ここにいる」
仁美「そしてこのように、まどかさんとほむらさんは一緒にいる」
仁美「本来ならもう会えない存在なのにですよ?」
仁美「これだけでも奇跡は起こっていると思うんです」
マミ「たしかにそうね」
杏子「目の前の光景そのものが奇跡…か」
さやか「…そうだよ!奇跡はもう起きてるんだよ!」
ゆま「ならもっとすごい奇跡もおこせるんじゃないかな」
キリカ「たしかに無理じゃないかも、しろまるはどう思う?」
キュゥべえ「僕の理解を越えているから何とも言えないけど」
キュゥべえ「可能性は0じゃないんじゃないかな」
織莉子「0じゃない…」
さやか「たとえ1だったとしても、やってみる価値はあるよ!」
ここまでつまらないSSは初めて…ではないな
二番目につまらん
杏子「ああ!そうだな!」
マミ「ええ、いつか信じていればきっと」
仁美「奇跡は起きますわ」
キリカ「ならやるしかないね」
織莉子「祈りましょう」
さやか「魔法少女は夢と希望をかなえるんだから」
仁美「本当の奇跡だって起きます、絶対に」
さやか「あたし達で起こすんだよ!」
仁美「はいっ!」
>>428
ナンバーワンは?
可能性が1=100%
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「まどか…」
まどか「離れたくないよ…」ギュッ
ほむら「私だって…でも…」ギュッ
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「まどか…」
まどか「っ?」
ほむら「まどか?」
まどか「か、体が光って…?」
ほむら「まどかっ!」
まどか「うぅっ……あっ?体が…白く…?黒くなってたのに…」
ほむら「何が起こっているの?」
どう言う四捨五入やねん
滅茶苦茶やないか…
>>430
1.ほどか
2.藍花にゃん
3.これ
あとごまどか系は全部つまらんと言っても良いと思う
>>433
2番目なのか3番目なのかはっきりしろ
>>434
三番目で。
たった今あいはなちゃんの事思い出したし。
これで話出来てるんすかwwwwww
持ち上げんと構ってちゃんかよ
馬鹿っぽい
まどか「……そっか、私…帰らなきゃ行けないんだ…」
ほむら「まどか…」
まどか「………もう…会えないのかな…?」
ほむら「そんな…」
まどか「……私は…ただほむらちゃんと一緒にいたいだけなのに…」
ほむら「………」
まどか「でも…ほむらちゃんにはしなきゃいけないことがあるんでしょ?」
ほむら「……うん」
まどか「………うん、わかったよ」
まどか「私も頑張るから…ほむらちゃんも頑張ってね」
ほむら「まどかっ!」
まどか「さよなら…ほむらちゃん」
まどか「また、未來…」
>>433
ほどかだけは絶許
藍花はネタ的な意味でも楽しませてもらったわ
内容はお察しだが
お前さん的に面白いのって何がある?
読んだ
何このMMR
トンデモ理論で飛躍し過ぎ
ほむら「………まどか」
さやか「ほむら!まどかは…?」
ほむら「……帰ってしまったわ」
マミ「そんな…」
杏子「……結局…まどかとほむらは一緒になれなかった…のか」
ほむら「………」
キリカ「一緒にいってあげればよかったのに」
ほむら「…それは…できないわ…私はまどかの好きだったこの世界を守るって決めたもの」
織莉子「………」
ゆま「両方できればいいのに」
仁美「!!」
未來
>>440
最近のだとケーキ売り、「ほむらちゃん別人になっちゃった」、それとあすみのが好き
>>442
> ゆま「両方できればいいのに」
>
> 仁美「!!」
なんかここで糞吹いた
>>445
二番目kwsk
さやか「………」
マミ「…で、でもっ!美樹さんが帰ってきてくれただけでも凄く嬉しいことだと思わない?」
さやか「マミさん…」
杏子「……そうだな、さやかだけでも帰ってきてくれたんだ」
杏子「…でも…」
ゆま「ゆまたちはまほうしょうじょになったこと、こうかいしてないよ!」
キリカ「なりたくてなったんだしさ」
織莉子「ええ、気にする必要はないわね」
ほむら「……まどか」
仁美「ほむらさん!」
ほむらちゃんはどのまどかが一番好きなの?
それとも個別の存在としてではなくカテゴリーとしてしか見ていなかったの?
再放送確定ね
>>447
ggrks
これだけ速報な
仁美「ほむらさん、あちらを!」
ほむら「えっ…?」
キュゥべえ「……夢と希望をかなえるのが魔法少女、か」
さやか「あっ!」
マミ「うそっ?」
杏子「お、おい!やったじゃねぇか!」
ゆま「わーい!」
織莉子「運命が…覆った…」
キリカ「すごい」
仁美「やっぱり、本当の奇跡は起きたのですわ!」
ほむら「まどかっ!」
>>452
何言ってんだこいつ(´・ω・`)
俺に親でも殺されたのかよwwwww覚えないけど
わーい!(棒
>ゆま「わーい!」
あぁ^~草生える^~
まどか「あれ…ここは…?」
まどか「わたし…?」
まどか「んっと…?うーん…何も思い出せないよぉ…」
ほむら「まどかぁっ!」
まどか「あれ?ほむらちゃん?」
さやか「まどかーっ!」
まどか「あっ、さやかちゃんも」
マミ「良かった…本当に良かった…」
まどか「あ、あれ?マミさん、どうして泣いてるんですか?」
杏子「へっ、とんだ人騒がせな神様だぜ」
まどか「か、神さま?何のこと?」
なにこの不思議な事が起こった的展開
ご都合過ぎわろうた
ゆま「おねーちゃんがかえってきてくれたよ!」
キリカ「記憶喪失?」
織莉子「…と言うよりは別の…?」
まどか「えーと…?」
キュゥべえ「……そうか、君がまどか…」
キュゥべえ「これは凄いことになったね、まどか」
まどか「キュゥべえ?」
キュゥべえ「みんな、君のことを思い出したみたいだ」
まどか「わ、わけわかんないよ?」
仁美「まどかさん…」
まどか「仁美ちゃんまで?みんな、ほんとにどうしたの?」
いや、ここまでつまらんのにはそうそう出会えないから最後まで読んでやる
上でも言われてたけどスレタイがほむかの人っぽいけどそうなんかコレ
どうしちゃったんだコイツ
ほむら「まどかっ!」
まどか「ほ、ほむらちゃん?」
ほむら「まどか…」ギュッ
まどか「あっ…えへへ」
まどか(よくわかんないけど、みんな凄く喜んでる)
まどか(えへへ、なんだかわたしも嬉しくなっちゃうよ)
ほむら「……」ギュゥ
まどか(ほむらちゃん…あったかいなぁ)
まどか(えへへ、このままずっと一緒にいたいかも)
まどか「ほむらちゃん」ギュゥ
まどか「○○だよぉ…」←気持ち悪い
「媚びを売る=かわいい」ではない
>>1が抱くイメージと読む側が抱くイメージは、もはや完全に別物作者の意図から外れた読まれ方をされてる時点で、読み物として完全に失敗作
ID:ScAUjEowi
SSの内容とアニメ本編をごっちゃにしてる馬鹿発見www
二次創作に文句をいう
嫌なら観なければいいだけ
それだけの事も理解できない
そして煽りレスに過剰に反応とは滑稽
>>472
>まどか「○○だよぉ…」←気持ち悪い
ちょっと何言ってるかわかんないっすね^^;
その後
仁美「さやかさん、お昼いただきましょう?」
さやか「うん、今日はあたしも手作り弁当なのだぁー!」
仁美「あら?上条くんのために?」
さやか「あはは、違うよ。この前仁美にもらった分のおかえし」
さやか「だから仁美に食べてもらいたいな」
仁美「さやかさん…ふふ、ありがとうございます」
さやか「うん」
>>473
批評苦情が嫌なのを無理して見なくても良いんだぜ?
これ読んで「かわいい!」とか「いい話だ!」とか思う人いるの?
作者はそういう風に書いてるつもりなんだろうけど
(NGにすべきと言いつつ触れてしまう件について)
イイハナシカナー?
さやか「でも…不思議だよね」
仁美「はい?」
さやか「こうして何事もなかったかのようにあたしもまどかも登校でかててさ」
さやか「家にだって普通にいられる…あたしは死んでたのにね」
さやか「まるでそれがなかったかのようになってるからさ」
仁美「あるのですわ」
さやか「ん?」
仁美「奇跡も魔法もありますの」
さやか「…えへへ、そうだね」
仁美「うふふ」
ほむかって誰だ
>さやか「さやか「こうして何事もなかったかのようにあたしもまどかも
>登校でかててさ」
何事か起ったぞ
さやか「それとさ、仁美」
仁美「はい」
さやか「……恭介のこと、なんだけどさ」
仁美「………」
さやか「恭介のバイオリンを聴くことがあたしに取っての幸せだってわかったんだ」
さやか「…でも…あたし…けじめをつけるまで、恭介には言わないって決めたよ」
仁美「…私も上条くんのことをお慕いしてますわ」
仁美「でも、今はそれよりも大事なものが見つかりましたの」
仁美「だから私も上条くんにはまだ」
QB「それは違うよまどか」
まどか「ええっ!?QBは自分の書いたSSの悪口を言われてもいいの!?」
QB「批評する権利は誰にでもある。嫌なら人に見せなければいいんだよ」
まどか「あれ?でもQB怒ってたよね」
QB「読者に批評する権利があるなら、僕には怒る権利がある!」ドンッ!
QB「あいつらはけなした!僕は怒った!」
QB「これでこの話はおしまい!」
さやか「えっ?恭介よりも大事なもの?」
仁美「はい」
さやか「えっ?なにそれ?気になる!」
仁美「それは…うふふ、さやかさんには内緒です」
さやか「えー?教えてよー!」
仁美「ダメです」
さやか「むぅー、そんな仁美にはこうだぁー!」
さやか「うりうりー」
仁美「きゃっ?さ、さやかさん!」
さやか「あはははっ!」
仁美「ちょっ…ふふふっ」
さやか「仁美」
仁美「はい?」
さやか「ありがとう」
仁美「…はい!」
完
マミホーム
マミ「はい、ケーキと紅茶よ」
ゆま「ありがと!」
杏子「さんきゅ、マミ」
織莉子「いただくわ」
キリカ「おっ、うまい!」
マミ「ふふ、ありがとう」
織莉子「これを食べたらパトロールに行きましょう」
キリカ「うん」
杏子「今日は休校日でまだ昼なのに頑張るなぁ」
ゆま「もっとゆっくりしてもいいのに」
マミ「学校とこれとは別だもの」
織莉子「ええ、それにこの世界を守るのでしょ?」
杏子「へっ、そうだな」
キリカ「それじゃ行こっか」
マミ「うん、みんな準備はいい?」
織莉子「大丈夫よ」
杏子「よっし、ゆま行こうぜ」
ゆま「うん」
マミ「そうだわ、今日はパーティーしましょうよ」
ゆま「たのしみー」
キリカ「なんのパーティー?」
マミ「ふふ、なんとなくパーティーかな」
杏子「あはは、なんだそりゃ」
織莉子「うふふっ」
もう終わっていいだろ
円環の理
女神まどか「私…みんなに迷惑かけちゃったな」
女神まどか「でも、おかげで目が覚めたよ」
女神まどか「私はひとりぼっちなんかじゃなかったんだね」
女神まどか「それに、いつだってほむらちゃんを見守れるし」
女神まどか「私のかわりに、わたしがほむらちゃんと一緒にいてくれるんだもん」
女神まどか「それだけでも、私は幸せだよ」
女神まどか「うん、今日も頑張らなきゃ」
マミさんのテーマにボーカルが付いたっぽいな
最初からついてるだろ
梶浦語の謎ボーカルが
屋上
まどか「ほむらちゃん…そ、その!お弁当作って来たんだ」
ほむら「あら?ふふ、頑張ったのね」
まどか「うん…それでね?」
ほむら「ん?」
まどか「ほむらちゃんに食べて貰いたいなぁ…って」
ほむら「えっ?私に?」
まどか「う、うんっ!」
まどか「仁美ちゃんからアドバイス貰ったの、お弁当作ってあげてって」
ほむら「そう、仁美が…」
>>507
いや、日本語歌詞ついたぞ
ソースは今朝のフジ
まどか「だ、だからね?ほむらちゃんが食べてくれたらそれはとってもうれしいなぁ…」
まどか「って…だ、ダメ…かな?」
ほむら「ううん、そんな。凄く嬉しいわ」
まどか「ほ、ほんと?」
ほむら「ええ、ほんとうよ」
まどか「そっかぁ…えへへ、良かった」
まどか「そ、それじゃあ…はい!」
ほむら「ありがとう、まどか」
このクソコテ久々に見たぞ
パスタ今どうしてるんだろ
>>512
コテ雑にいるぞ
ほむら「開けてもいい?」
まどか「う、うんっ!」
ほむら「…!」パカッ
まどか「あ、あのね?可愛いお弁当作ろうって思ったんだけど」
まどか「ほむらちゃんがどのキャラクターが好きなのかわかんなかったから…その…」
ほむら「…」クス
キュゥべえ「僕をモチーフにしたんだね」
まどか「う、うん…やっぱり変だったかな?」
ほむら「いいえ、凄く可愛いわよ」
まどか「ほんと?」
ほむら「ええ」
まどか「えへへ」
ほむら「まどか」ヒョイ
キュゥべえ「?」
まどか「な、なにかな?」
ほむら「キュゥべえを抱っこしてるせいで箸を持てないの」
キュゥべえ「え?」
ほむら「だから食べさせて貰えないかしら?」
まどか「そっか…キュゥべえがいるなら…」
キュゥべえ「あれ?おかしくないかい?」
まどか「もー、しょうがないなぁ」
ほむら「ふふ、ありがとう」
まどか「はい、あーん」
ほむら「あーん」
キュゥべえ「何てことだ、見ているこっちが恥ずかしくなるよ」
まどか「えへへ」
ほむら「ふふっ」
キュゥべえ「…ねえ、まどか、ほむら」
まどか「ん?」
ほむら「何かしら?」
キュゥべえ「もし、また願い事を一つ叶えられるとしたら」
キュゥべえ「君たちは何を望むのかい?」
ほむら「…必要ないかな」
まどか「うん、わたしも」
キュゥべえ「…やっぱりね」
>>513
どうでもいい、ほんとどうでもいい
消えろ
4Fナントカさんは統合失調症なのか
ほむら「だって、私の願いはもう叶っているもの」
まどか「ほむらちゃん…!」
ほむら「私はまどかが好きだったこの世界をみんなと一緒に守って」
ほむら「まどかと一緒にこうしていられる」
ほむら「この毎日が私にとって一番の幸せよ」
まどか「…わたしも、かな」
まどか「わたしも、ほむらちゃんとずっとずーっと」
まどか「こうして一緒にいれたら、それはとってもうれしいことだなって」
まどか「ね?ほむらちゃん!」
ほむら「うん。こからも、いつまでも、ずっと」
まどか「ずっとね」
おわり
乙。
二度と書くなよー
同レベルの黒歴史SSは腐るほどあるから安心していいよ
ほどか、藍花、めがまど
これ以外に黒歴史あるっけ?
凄まじいまでの一貫性の無さだったなコレ
>>44での期待返せよ(´・ω・`)
糞長いあとがきはよ!
保守すんな死ね!
このSSまとめへのコメント
なんかあまりいい話じゃなかったなぐらい。よくあんな話作れたな。