ゆかり「あっ、今目の前をハエが通っていった!」
ゆずこ「ハエーっ」
ゆい「今の、もしかして洒落か?」
コブラ「早々から飛ばすねぇ~、タートル号もびっくりだ」
ゆかり「タートル……コブちゃんの舟だっけ?」
ゆずこ「タートルってことは、あの……首があったかいってやつ!?」
ゆい「いや、違うだろ…」
コブラ「ん~? タートル号の名前の由来か?
大したモンじゃねぇよあんなの」
コブラ「それよりも、君たち一人一人の3サイズでも訊きたいところだねぇ」
ゆい「セクハラやめい」バシッ
コブラ「あてぇ!? そりゃねぇぜゆい……」
ゆずこ「スリーサイズ……スリーサイズって、なんでエッチに聞こえるんだろう」
ゆかり「そうだねー、えっへへー」
コブラ「げっへへぇ……!」ニヤニヤ
ゆい「別に、そんなにエロくはないんじゃないか?」
ゆずこ「え、エロくない!? スリー、サ・イ・ズッ♪」
ゆかり「おーっ」
コブラ「悪くないねぇ、そう美人から囁かれるってのはっ!」
ゆい「いや、言い方の問題だろ……」
ゆかり「この四人の中だと、ゆいちゃんが一番スリーサイズ良いよね」
ゆずこ「スリーサイズが良い……ゆいちゃん、エロい女の子」
ゆい「待て待てぇ! そんな予測変換みたいなことすんな!」
コブラ「まぁ俺にとっちゃ、3人とも絶世の美人だぜぇ?」
ゆい「コブラまで……そんなこといって、一番好きなのはお母さんだろ?」
コブラ「へーっ! 女の勘の怖いこと怖いことっ」
ゆずこ「えぇ!? コブラちゃんお母さん先生のことが好きだったの!?」
ゆかり「えーっ、三面記事に載るよぉ!」
コブラ「あのスタイル……あれは太陽系人にしちゃ、ちと魅惑的すぎるぜぇ」
ゆい「結局身体しか見てないんだな……」
コブラ「いやそんなことないぜ~? ちゃんと3人のことも、
ウォッチリストには、ドーンとチェックされてるよ」
ゆかり「おーっ、なんかいいねそういうの」
ゆずこ「私たちも、女として見られてるってことだよ!
うっふーん♪」
コブラ「うーん……腰の捻りが足りないッ、3点!」
ゆい「おいおい、なんかヘンな方向に向かってないか…?」
ゆかり「うっふーん」
コブラ「ゆかりはもう少し演技力を高めてからだ。
将来のハリウッドスター目指して、期待を込めて4点!」
ゆずこ「えーっ、ゆかりちゃんだけズルいよ~!」
ゆかり「えっへへー、コブちゃん優しいねー」
コブラ「男には全然だけどな、3人とも女の子で良かったな~!
たまらんぜこのハーレム、くぅ~!」
ゆい「はぁ……いつもと変わらん」
────
──
ゆずこ「さあ、お待ちかね! お昼休みだーっ!」
コブラ「ひゃっほう! 勉強なんて糞くらえだぁ!」
ゆかり「おーっ、糞くらえー!」
ゆい「おい、ゆかりにヘンな言葉教えるなよ…」
コブラ「むしろ垢抜けると思うがね。
綺麗すぎるよりかはズッとマシだと、俺は思うぜ」
ゆい「……ったく、コブラはそうやっていつもいつも…」
ゆかり「大丈夫だよー、ゆいちゃんにはクソなんてくらわせないよー?」
ゆい「誰にもくらわせちゃだめだ!」
ゆずこ「ゆいちゃんは心配屋さんだなぁ~」ナデナデ
ゆい「や、やめろ!」
コブラ「なっちゃいないねー、
ナデナデってぇのは──こうもっとガシッとやるんだ」ナデナデ
ゆい「う、うわわわあぁ!」グワングワン
ゆかり「わぁー、ゆいちゃんの頭が…」
ゆずこ「グワングワンしてる……」
コブラ「ま、ザッとこんなもんですか」パッ
ゆい「……こ、コーブーラー…!」ゴゴゴゴゴ─
コブラ「お、おい、ちょっと待てって……。
俺は女に逆上されて、興奮するようなタチじゃないんでね」
ゆかり「わぁー、ゆいちゃんの目が…」
ゆずこ「ギランギランしてる……ってこの流れ二回目やないかーい!」
ゆい「うるさい」ギロッ
ゆずこ「ヒエっ……!」ビクッ
コブラ「なぁ、許してくれよー。
そうだ、今度ディナーにでも行こう。だから、なっ?
可愛いお顔が台無しだぜそれじゃあ」
ゆい「……はぁ。いいよ、もう」プイッ
コブラ「えぇっ、許してくれるのかー?」
ゆい「わざわざ怒ってたら身体がいくつあっても足りない」
ゆかり「ゆずちゃん隊員、二人とも和解しましたドーゾ」
ゆずこ「よし、いつもの私達だドーゾ」
ゆい「何してんだお前ら…ふふっ」
コブラ「そうそう。ゆいには、そういう表情が似合うと思うぜ?」
ゆい「……ふ、ふんっ」
────
──
ゆかり「よーし、情報処理部に行くぞー野郎どもーっ!」
コブラ・ゆずこ「「おーっ!」」
ゆい「お前ら完全に毒されてるな…」
コブラ「毒されたじゃなくて、魅了したと言ってほしいねぇ」
ゆい「結局は変わらんだろー?」
コブラ「ごもっとも」
ゆかり「コブラちゃん、冬って好き?」
コブラ「藪から棒な質問だねぇ。ま、好きだねうん」
ゆずこ「私も好きー! 夏よりも好きー!」
ゆい「へぇ、意外だなゆずこは」
コブラ「どの季節にも良さがあるってもんだが、
冬は特に良い。女性を綺麗に見せる季節だし、俺にピッタリ!」
ゆかり「おーっ」
ゆい「結局女絡みかよ!」
ゆかり「えっへへー、コブちゃんはブレませんな~」
コブラ「スタンスは変えないからこそ、
スタンスになるもんなんだよっ! へへっ」
ゆずこ「なんかかっこいい!」
ゆかり「かっこいい!」
コブラ「へへっ、慕われるのは悪くないぜぇ」
ゆい「コイツらの将来が本気で心配になってきた……、
いくらなんでも流されすぎだろ!」
コブラ「俺に身を委ねるのもいいかもしれないぜ~、うん~?」
ゆかり「おいでゆいちゃん~、かっこいいよ~?」
ゆずこ「あっしはコブラちゃんを、お慕いすることにしたんでい!」
ゆい「どんなキャラだよお前は…」
ゆかり「あっははは! ゆずちゃん面白いねぇ~」
ゆずこ「え、えっへへ……///」ポリポリ
ゆい「って、さっそくキャラ崩壊してるし……」ハァ…
コブラ「へへへっ、毎日が天国っ♪」
ゆい「ニタニタすんなっ」
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──
ゆずこ「って夢を見たんだー……!」キラキラ
ゆかり「おーっ」
ゆい「初夢がそれかよっ!」
孤独なsilhouette 動き出せば~♪
それは紛れもなく ヤツさ~♪
ゆずこ「コ~ブラ~♪」
ゆかり「コ~ブラ~♪」
ゆい「こ、コ~ブラ~……///」
おわり
まさか今年最後のSSがゆゆ式だとは思わなかったけど
垢BAN解除されたことだし、
来年は伊織をたくさんイジリたいということで乙!
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