アニ「あげるよ」 ライナー「……いらね」(30)


アニ「あげるって」ズィッ

ライナー「……いや、これはお前が持っておくべきだ」

アニ「あげるって言ってるんだから黙って受け取りなよ」

ライナー「断固拒否する」

アニ「……」

ライナー「そもそもだな、」




ライナー「お前は俺に猫耳を渡してどうしたいんだよッ!!!!!」ドンッ!!!!


アニ「いや、猫耳に付ける以外の用途があるの?」キラキラ

ライナー「知らねぇよ!!!てかそんなに目を光らせるな目を!!!!」

アニ「いいじゃないか、タダだよ?」

ライナー「だーかーらぁー俺に渡されても困るんだって!!!!てか意味分かんねぇよ!」

アニ「私はこの猫耳をあんたに日ごろの感謝の気持ちを込めてプレゼントしようとしている、それだけ」キリッ

ライナー「……感謝の気持ちが猫耳かよ」


ライナー「そのな、もしお前が誰かに猫耳付けてほしいとか思ってんなら、俺じゃなく他を当たれ」

アニ「他って?」




ライナー「……クリスタとか」ボソ

アニ「あんたが見たいだけじゃないか」ニヤ

ライナー「違うぞ!断じて違う!ただ似合いそうだなと思っているだけだ!!!」アセ


ライナー「その証拠にホラ、えっと……そうだ、アルミンなんかも似合いそうだな」ハハハ

アニ「……金髪好きなの?」



ライナー「いや、えっと……」ビクッ

アニ「私は付けないよ」

ライナー「いや、別にお前には頼んでねぇよ!!!」



ライナー「てかお前、どうやってそんなもの手に入れたんだ?そんな物この辺じゃ普通売ってないだろ」

アニ「へぇ、興味あるの?」

ライナー「別に興味があるわけじゃない、ただそういう店に行くのはだな」

アニ「アルミンにもらった」

ライナー「……えっ?」

アニ「アルミンにもらった」



ライナー「……マジで?」

アニ「マジ」


アニ「クリスマスプレゼントにもらったんだ」

ライナー「……しかも最近の話かよ……アルミンなかなか勇気あるな」

アニ「ありがた迷惑だよ」

ライナー「あ、一応は嬉しいんだな、良かった」ハハハ…

アニ「でも私には似合わない、から似合いそうなあんたにあげる訳」キリッ

ライナー「……多分俺なんかよりお前につけてほしいんじゃないかな、てか俺にあげるという選択肢が間違ってると思うぞ……?」

アニ「馬鹿なの?こんなの付けてたら恥ずかしくて外歩けないよ」ハァ

ライナー「俺だって別に羞恥心がないわけじゃないからな?」


アニ「別につけたって減るもんじゃないじゃん」

ライナー「そのセリフそのままお前に返すぞ」

アニ「……ケチな奴だね」

ライナー「呼び出した用はそれだけか?俺はもう帰るぞ?」



アニ「……」ニヤッ

ライナー「?」


アニ「ならば強硬手段に出るしかないね」シュバッ

ライナー「おい!ちょっ」

アニ「あんたの弱点は知り尽くしている!!!!!逃がさないよッ!!!!」グッ





アニ「必殺、脇腹こちょこちょ!!!」コチョコチョ

ライナー「!!!!?」


アニ「ほれほれ」コチョコチョ

ライナー「ちょ、それ……w」イヒヒ

アニ「いつまで耐えられるだろうね」ニヤ コチョコチョ

ライナー「wwwwwwwせこいぞお前……っそれは駄目だってwwww」

アニ「それそれ、もうギブアップ?」コチョコチョ

ライナー「wwwwwwwwwww」

アニ「相変わらず弱いね、ここ」コチョコチョ

ライナー「ちょ……www死ぬ、笑い死ぬ!!!!ってwwwww」バンバンバン

アニ「猫耳つける?」コチョコチョ

ライナー「嫌wwwwだってwwww」

アニ「ハイ、続行」コチョコチョ

ライナー「wwwwwwwwwwwww」


ライナー「チ-ン」

アニ「抵抗するからだよ」

ライナー「別に俺は何も悪いことしてないだろ?」ハァハァ

アニ「……」 エアコチョコチョ

ライナー「……ふふ……ww」

アニ「あんたってエアでも効くよね」フフフ

ライナー「マジでやめろ、死ぬ……w」


アニ「さて」

ライナー「?」

アニ「これ、もらってくれる気になった?」

ライナー「それとこれとはまた話が別……www」

アニ「なんで何もしてないのに笑ってんだい?」

ライナー「お、思い出し笑い……w」

アニ「深刻だね」


ライナー「……あー!!じゃあもうそんなに言うならもらってやるよ仕方ねぇな!!!」

アニ「流石ライナーニキ」ニヤ

ライナー「その代わりもう二度と俺の腰に触るなよ!!!?いいか!!!?」ドンッ!!

アニ「太腿を指でなぞるのはセーフ?」

ライナー「それもアウト!!」

アニ「耳に息を吹きかける」フ---ッ

ライナー「そ……wwww……それもアウトだッ!!!!」


アニ「なにそれつまらない」シラ

ライナー「いや、俺にとっちゃ死活問題だぞ!!?」ドンッ

アニ「大げさな、今まで耐えてきたじゃん」

ライナー「……クソ、訓練兵になって会う機会が減ったから大丈夫になったかと思ったんだが……」ブツブツ

アニ「逃げ切れなかったね」フフ

ライナー「100パーセントお前のせいだがな」


アニ「……まぁいいよ、その条件飲む」




ライナー「お、おぉ!!!!!」

ライナー「嘘とかナシだぞ?いいな?」パァッ

アニ「ハイハイ」

ライナー「さっき言ってなかったが、足の裏もナシだぞ!!!?」

アニ「分かってるって、その代わりちゃんとこれ受け取ってよ?」ズイッ

ライナー「もちろんだ!」


ライナー(猫耳を受け取って見つかったらあれだが、正直コチョコチョの方が脅威だしな、預かるだけでいいならラッキーだ、クリスタにあげよう!!)




アニ「……ちょっと待って」ピタ

ライナー「ん?どうした?」



アニ「ここで装備していくかい?」ニヤ

ライナー「」


ライナー「いや、いい」

アニ「え、つけていきなよ」ズィ

ライナー「いや、いいって」

アニ「猫耳は付けるもの、付けていきな」

ライナー「いや、だから……」




アニ「……もしかしてあんた」


アニ「私からのプレゼントが受け取れないとでも言うの?」

ライナー「いや、それ元はアルミンのプレゼントだろ!!!?」

アニ「あー……アレ嘘」

ライナー「ハァ!!!?いやいやいやいや、今のがウソだろ」

アニ「いいから付けていきなよ」

ライナー「拒否する」


ライナー「だいたい交換条件に今ここでつけていく、という条件はなかっただろ?」

アニ「じゃあ今作った」

ライナー「いやいやいや、取引が成立してから言われてもだな……」




アニ「……そんなに言うならまた強硬手段に出るしかないね」


ライナー「ストップ!!!」

アニ「?」ピタ

ライナー「もしお前が俺にコチョコチョすれば俺は猫耳をつけないどころか受け取らないからな!!!条件違反だ!!!」

アニ「……!」

ライナー「どうだ?手も足も出せないだろう?じゃあ俺はそろそろ帰るぞ」ハハハ

アニ「……」

ライナー「ん?どうした?」

アニ「あんたはとんでもない勘違いをしている」ビシッ


アニ「脇下は条件に入っていない」







ライナー「……あっ」


アニ「隙ありぃ!!!!!」ヒュバッ!!!

ライナー「なっ!!?は、早い!!!?……www」

アニ「ほれほれ、付ければ楽なるよ?」コチョコチョ

ライナー「いいや、付けたら俺の何かが……終わるwwwwww断固拒否!」ジタバタッ

アニ「ちょ、暴れないでよ」コチョコチョ

ライナー「ヒィッwwwwちょ、マジでやめろ!なんか漏れwwwそww」

アニ「嘘言っても駄目だね」コチョコチョ

ライナー「おまっwwwwどさくさにまぎれて違うところも……w触ってんだろwww条件違反だッ!!!!」

アニ「えー……?事故事故」コチョコチョ

ライナー「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

アニ(落ちたな)ニヤ

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