原田美世「美優さんにメイクを教えてもらおう!」の続きです。
タイトルから城ヶ崎姉妹を期待したPには申し訳ないですが、
Pと美優さんと美世しか出ません。すみません。
主にエロイ事しかしてません。
細かい設定とかは気にしないでもらえるとありがたいです。
【注意!】
・18歳未満は見ちゃダメ!絶対!
・美優さんが経験豊富なド淫乱という設定です。許せない方は見ないでください
・小説形式
では、次から始まります
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387976008
事務所の前でタクシーを止めて貰い、運賃を払う。
「おつりは結構です。少ないですが…」
「そんな…いいんですか?」
「ええ。イブの夜にお仕事なんて、大変でしょう?」
「お客さんだって仕事でしょう」
「仕事といっても、クリスマスパーティーですからね。楽なもんですよ」
と、言ってもさほど楽ではなかった訳なのだが。
酔った比奈にワインを一気飲みさせられ、不覚にも倒れてしまい、なんとか起きた時にはすっかり遅い時間で、まだ事務所に残っていたアイドル達をタクシーで送ってやり、(まだ飲む!と瓶を開け始める大人たちやまだ起きてるもん!と目を擦る子供たちを宥めるのもプロデューサーの仕事だ)、ようやく事務所に戻ってきたところだ。
事務所に残って後片付けをしていたちひろさんからも、先に帰るというメールが来ていた。俺もみんなを送ってそのまま直帰すれば良かったと思ったが、あいにく事務所に家の鍵が入った鞄を置いてきてしまったのだ。
クリスマス・イブの夜、誰もいない職場に戻り、鞄だけを取って一人暮らしのマンションに戻る。
別に俺はクリスチャンじゃないし、クリスマスに馬鹿騒ぎしなければいけないという風潮には反感を覚えているタイプなのだが…何とも寂しい限りだ。
「はぁ…」
思わずため息を零しながら、真っ暗な事務所の扉を開けると――
「「メリークリスマース!」」
パン!クラッカーと共に、二人の女性の声が弾けた。
「…え!?」
驚いて事務所の入り口で棒立ちになっていると、事務所の電気が付けられる。
「美世に…美優さん…?」
「ふふっ。お帰りなさい、Pさん♪」
「送迎…おつかれさまでした…」
「ほらほらこんなところに突っ立ってないで、ソファに座りなよ!」
「コート…かけておきますね…」
美優さんにコートを脱がされ、美世に手を引かれ、困惑しながらも俺は歩き出す。
「なんで二人が…ちひろさん、戸締りしてから帰ったんじゃないのか…?」
現に俺が帰ってきたときも事務所の電気は消え、扉には当然鍵がかかった状態だった。
俺の問いかけに、美優さんと美世は顔を見合わせ、ふふっといたずらに笑う。
「実はね…二人で物置に隠れてたの!」
「ちひろさんがお帰りになるまで…ドキドキしました…」
「Pさんの鞄があったから、事務所に帰ってくるとは思ってたんだけどさー。まっすぐ家の方に帰っちゃったらどうしようって、そっちもドキドキだったけどねっ!」
「でも…大成功…だったわね…」
「ねー♪」
小さくハイタッチして喜ぶ二人に、俺は憮然と言い返す。
「しかしな、若い女の子二人がこんな深夜に事務所に残るなんて…」
「えー!」
しかし俺の説教は、二人の抗議であっさり遮られてしまった。
「鍵は掛かっていた訳ですし…まだ人通りもありますから、泥棒の心配はないかと思います…」
「それにさー、イブの夜なんだよ?こーんな美女二人がPさんの事待ってくれてたんだよ?怒るより先に言うことあるんじゃないのー?」
そう言うと美世はくるりと一回転して、どう?とたずねて来る。それを見た美優さんも、どうですか…?と、すこし照れた上目遣いをする。
…油断するとガン見してしまいそうで気をそらすのに必死だったのだが、むしろ誤魔化すために心にも無い説教などを始めてみたのだが…二人とも、パーティーの時に来ていた私服から着替えた状態で俺を迎えてくれたのだ。
「世にコスプレの種類は数あれど、俺が一番好きなコスプレを教えよう…ズヴァリ、サンタコスだ!!」
「きゃっ!」
「…っ」
ガバ!と二人を抱きしめると、驚きの声が上がる。
「ミニスカサンタなんて最高だよな!この時期にしか見れないプレミア感もたまらん!!」
それもただのミニスカサンタではない。二人とも上半身はバストだけを隠す上着とアームウォーマー、ヘソを大いに見せつけ、お尻を覆う程度のギリギリのスカートにニーソックスという、興奮度極大、いや絶大アップのセクシーサンタコスなのだ。
「俺…この仕事してて良かった…!ありがとな、二人とも」
「Pさんに喜んでもらえて…良かった…んっ」
「ふふ…そうね…あ…」
左手で美優さんのウエストを、右手で美世のヒップを撫で回すと、二人が僅かに身を震わせる。
「それじゃあ、パーティーの仕切り直しをしようか」
ソファに腰掛けた俺は、シャンパンを味わっていた――美優さんの、口に含んだシャンパンを。
「ん…ふぅ…」
俺達の口内を芳醇な発泡酒が、耳を美優さんの喘ぎ声が満たしていた。
シャンパンを存分に堪能した俺は、最後に美優さんの唇全体を口に含んでしゃぶってから、ちゅぱ、と音を立てて離した。ながい口付けから開放された美優さんは、口内に残ったシャンパンをこくりと飲み込んでから、熱い吐息を零す。
「…はぁ…ふふ、シャンパンのお味は…如何でした…?」
微笑んだ美優さんの唇が俺の唾液でぬらぬらと光っているのを見て、またそこにむしゃぶりつきたい欲求に駆られるが――
「ねー、Pさん。あたしにもちょうだい!」
美世にネクタイを引っ張られて、顔をそちらに寄せた。
俺がソファの真ん中に座り、左手で美優さんの肩を、右手で美世の腰を抱くという、なんとも贅沢な格好をしている。
「クルマ乗るからアルコールは要らないって言ったのは美世だろ?」
「そうだけどー…飲めないなら、香りだけでもたんのーさせてよ!」
すねた口調に思わず苦笑する。成人したばかりの美世はさほど酒が好きなタイプでもないし、シャンパンの良し悪しを語れるほど詳しくも無い。ただ、俺と美優さんがキスしてるのを見て寂しくなったのだろう。
「ん…」
要望どおり、味わわせてやることにする。シャンパンより濃厚な口付けを。
「ふぅ…!」
舌を攻めながら、指で腰をくすぐるように何度か擦ってやると、じれったい感覚に耐え切れず美世が両腕を俺の首に絡めてくる。手のひら全体で尻を撫で回してやれば、応えるように腰が揺れた。
「ぷは」
唇を離すと、未だディープキスになれない美世が大きく息を吸う。初々しい仕草が愛しい。
「シャンパン、どうだった?」
「ん…美味しかったよ…香りだけなのに、酔っちゃいそう」
トロンとした目をして答える美世は、本当に酔ってるみたいだ。
「大変…少し休んでから帰らなきゃ…ね?」
その様子を見た美優さんはソファの上に膝立ちになると、俺の耳に口を寄せながら両手を背中に這わせる。マズイ。キスだけでも俺のモノは固くなり始めてるのに、美優さんにそんな触られ方をしたら…暴発してしまう。
「…事務所では、マズイでしょ…汚しそうだし、匂いとかも残ったら…」
「ソファに…バスタオルを敷いて…窓を開けて帰れば、いいでしょう…?」
「…あっ…」
美優さんに耳を食まれ、太ももの際どいラインをさすられて、変な声が出る。
「Pさぁん…お願い…」
おまけに首に腕を絡めた美世が、潤んだ瞳で俺の名前を呼ぶ。
エロエロサンタにサンドイッチにされて我慢できるほど俺は、出来た人間ではない。
「倉庫から、バスタオル取ってきます…」
美優さんと美世の頬に軽く口付けると、やや前屈みになりながら俺は倉庫に向かった。
「むー…」
「えーと…なんで俺がタオル取りに行ってる間に美世ちゃんは不機嫌になってるのかな?」
タオルを敷いたソファに、腕組みをして脚を組んだふくれっ面の美世がいる。その隣には美優さんが座り、目を細めながら美世の頭を撫でていた。
「さっきはうっかり流されちゃったけどっ。今日こそ選んでもらうから!」
「選ぶって何を?フェラーリとランボルギーニについての議論ならこの前散々…」
「…そっちじゃなくて!」
ですよねー。我ながら下手な話題逸らしだ。
「あたしと美優さん、どっちを選ぶの?」
「えーと、それは…」
確かに俺は、成り行きと言うか…押されるままに二人(しかも担当アイドル)と関係を持ってしまうクズだ。だが、愛していない女性と肌を合わせることが出来るようなクズではない。
「二人とも、好きなんだよ」
正直に答えると、案の定美世から冷たい視線が飛んでくる。…うぅ、普段がデレデレな分そんな目をされるとちょっとキツイ…けどちょっと気持ちいい…
「そーゆーの、ナシ!今日という今日は…」
「美世ちゃん…いいじゃない…?」
思わぬところから援軍が来た。美世(と俺)は目を丸くして美優さんを見る。
「私は…この関係が好きですよ…?賑やかで…楽しくて…あの頃を、思い出します…」
そう言うと、穏やかな笑みを浮かべる。…あの頃って、どの頃だ。気になるが、突っ込めない。突っ込んだら何かが終わるような気がする。
「で、でも美優さん…」
「私は…Pさんの事が好きです…でも、美世ちゃんのことも…大切なのよ…?」
「う…」
面と向かって好意を告白された美世が、赤面する。…卑怯だとは思うが、俺もこの流れに乗じることにしよう。
「なぁ、美世。俺と美優さん、どっちが好きだ?」
「えぇ!そんなの選べないよ!Pさんの事は大好きだし…美優さんも、優しくて綺麗であたしの憧れだし…」
「俺も、美世と美優さんの事が大好きだよ。二人を愛してる。だからどちらかを選ぶことなんて出来ない…」
そう言って項垂れて見せると、美世がうろたえるのが分かる。汚いなさすが俺きたない。だが許せ、生き馬の目を抜く芸能界で生き残るにはこの程度の汚れを持つ人間でなければいけないのだ…自覚はある、ただの言い訳だ。
「もー!分かったよ!このままでいい!」
「…ありがとう、美世」
「美世ちゃん…いい子ね…」
「美優さん…」
美世の頭を撫でていた美優さんが、ゆっくりと顔を寄せていく。
「ん…」
「ふぅ…」
ねっとりとした口付けを交わす美優さんと美世に、俺は思わず生唾を飲んだ。
「…ちゅ…ふふ、二人を選んだからには…ちゃんと、愛してくださいね…?」
唇を離した美優さんに頷くと、俺は二人に覆いかぶさった。
「あ…あん…」
ソファの背もたれに寄りかかった美世の口から、絶え間なく喘ぎ声が溢れていた。元々面積の少ない上着は少し上にずらされて、86センチのバストがプルンと露わになっている。右を俺、左を美優さんの唇と舌に責められて、美世は悶える事しか出来ない。
「や…ん…」
美世のを舐めながら、美優さんの乳首を摘みあげると、美優さんの体が震える。
「嬉しいか?美世…大好きな俺と美優さんに責められて…」
耳元で吐息と一緒に言葉も吹き込むと、耳が弱い美世はびくびく震えながら、それでも途切れ途切れに答える。
「ん…うれし…」
「美世は素直でいい子だな…今度は、ここも可愛がってあげるよ…」
「あ…!」
そう言うと俺は左手で美世の右足を大きく広げると、右手でスカートの下の布に手を伸ばす。
「ふふ…可愛いパンティね…?」
「…本当だ」
ナイロンだろうか。ツヤツヤした素材で、縁にはフリルがついていて、中心の黒いリボンがアクセントになっている。非常に可愛らしいデザインだが…問題は、色である。
おお続きか、見てるよー
改行し忘れたのか?
「赤のパンティとか…えろくない…?」
「え…そう?クリスマスだし、あたし、赤好きだし…ちょっと、奮発したんだけど」
「ふふ。勝負下着、ってやつかしら…?」
「そ、そんなんじゃないけど!へ、変かな…?」
不安に顔を歪ませる美世に、きゅんとする。
「変じゃないし、似合ってるぞ!むしろ興奮する」
「それもちょっと…あん!」
パンティの上から割れ目をカリカリと引っかくと、美世の台詞が途切れた。美優さんに胸を責められ、俺に下を弄ばれ、美世は頭をソファの背もたれにぐりぐりと押し付けた。
「美優さんのも、見せて…」
俺の言葉に、美世の胸を舐めながら美優さんが大きく左足を開く。
「く、黒のレース…さすがです!」
「むちゅ…気に召して、いただけました…?」
「勿論です」
おっとりとした印象の美優さんがセクシーサンタの衣装に身を包み、自ら大きく脚を広げ、淫靡な下着を見せ付けている…最高に興奮するシチュエーションだ。
>>11
小説形式でも改行した方がいいのかな?
次からそうします~
ありがとう!
「んっ、んっ」
「んん…はぁ…」
左手で美世の、右手で美優さんの割れ目を、下着の上から何度も擦る。下半身への刺激はさすがの美優さんも堪えるのか、美世の胸を責めることを諦め、二人は抱き合ってディープキスをしていた。その倒錯的な光景に、ズボンが窮屈になってくる。
「脱がすよ…」
言ってパンティを下げると、二人とも脱がしやすいように脚を上げてくれる。ソファの上には服は脱いでいないものの、大事なところはほとんど晒けだした美女サンタが二人、抱き合ったまま俺を見上げていた。
「二人とも、すっかり濡れてるな」
指の先端を入れてすぐに抜くと、透明な糸が引く。
なんと驚くべきことに、美世は俺と出会うまで、男性との性交渉の経験が無かったらしい。俺と初めて行為に及んだときも、それからしばらくしても、愛撫しても濡れないし挿入時も痛がって大変だったのだが――
「美世ちゃん…すっかり濡れ易くなったわね…」
「み、美優さん!もう…」
美優さんの言葉に、美世の顔が真っ赤に染まる。三人で行為を繰り返していくうちに、美世もすっかり慣れたようだ。処女
性に拘るほど狭量な男ではないが、俺の影響で美世の体が変わっていく事に喜びを感じる。独占欲か、征服欲か…どこか後ろ昏い、喜びを。
「ふふ、可愛い…」
…もしかしたら俺の影響じゃなくて、美優さんの影響かもしれないけど。ソファに置いた黒いレースの下着を見て、そう思う。
んー、一文が長いのは大丈夫なのかな?
難しいね…
「Pさん…その下着…差し上げます…」
「み、美優さん!?」
「え…いいんですか!ありがとうございます!!」
美優さんの突拍子の無い提案に俺は、驚くよりも先にガッツポーズで喜んでしまった。実に浅ましい生き物である。
「ええ…最初からそのつもりで買ったんです…ふふ、サンタからのプレゼントです…」
「じ、じゃああたしのもあげる!」
「…嬉しいし正直欲しいけど、奮発して買ったんだろ?似合ってたし、美世が使ったほうがいいよ」
「う…そう、かな…」
後ろ髪を引かれる思いで、美世を説得する。気に入ってるみたいだし、ハタチの子からパンティ貰ってホイホイ喜んでたらさすがに馬鹿みたいだよな…
「ふふ…」
うん、美優さんは別だ。美優さんは仕方ない。だって美優さんだし。
照れくささと罰の悪さを誤魔化すように、二人の一番敏感なところに触れる。
「きゃぅ!」
「んっ!」
指でグリグリと押しつぶすように小さな珠を触ってやると、面白いくらいにビクンビクンと体が跳ねた。
「美世も、ここは最初から好きだったもんな」
「もぅ…ばかっ…!」
擦れば快感が生じる。単純な構造の男性器とは違い、女性が膣で感じるようになるには経験が必要だ。また膣での快感も、
個人差があるらしい。それでもクリトリスへの刺激は例え性に未熟な女性でも、簡単に快感を得ることが出来る。
「はん…あ、あ…」
美優さんの口からも、絶えず喘ぎ声が零れる。二人の美女の乱れる姿を見て、俺の理性もそろそろ限界だ。はやく挿れて、気持ちよくなりたい。
「もう少し、濡らすからな」
「え…あん!」
「あぁ…」
言うと俺は、美世のソコに舌を這わせる。右手の中指は、美優さんのナカへ。
「あ、あ…だめ…そこ、だめぇ…あぁっ!」
否定の言葉を繰り返す美世の小さな珠にしゃぶりつくと、一際大きな嬌声があがる。
「あぁん!やぁ!!」
そこをいじめ続けると、強すぎる刺激に耐えられず美世の手が俺の頭を掴んだ。無意識なのだろうが、続きを催促しているようで俺のモノはますます硬くなる。
「あ…あ、そこ…」
美世のソコを舐め続ける一方で、美優さんを開く行為にも神経を使っていた。むしろ、そちらの方に気を使う。AVのように高速で指を動かすのは痛いらしい。
ゆっくりと、中を探るように。
愛液がどんどん溢れてくるのを感じながら、指を二本、三本と増やしていく。
「はぁ…はぁん…」
俺の舌は珠の部分を離れ、割れ目から中に侵入していた。指よりは浅いが、生温かく湿った感覚と、恥ずかしいところを舐められているという興奮からか、美世のソコからもトロトロとしたものが溢れてくる。
「やぁー…」
びちゃびちゃ、じゅるじゅるとわざと音を出して嬲れば、泣きそうに切ない声を上げた美世がぶんぶんと首を振る。
「Pさん…もう…」
「ふふ…Pさん…私も…」
「俺ももう…限界です…」
二人からねだられて、俺はゆっくりと立ち上がる。スーツの前の部分がテントを張っていた。
「美世ちゃんが…先ですか…?」
「あ、いや…実は、試してみたいものがあるんです」
「…?」
潤んだ瞳で首をかしげる美優さんと美世を背に、俺は紙袋を取りに行く。事務所に帰ってくる前に買って来たのだ。
二人の前で商品を出し、電池を入れていると、美世から戸惑いの声が上がる。
「そ、それって…まさか…」
「うん、いわゆるバイブってやつだな」
電車組のアイドル達を駅まで送り、ふと街を見渡すとカップルばかりが溢れかえっていた。
俺も美優さんと美世といちゃいちゃしたい…そう思ったが、とっくに二人とも帰ってしまったのだろうと思うと、寂しいやら道行くカップルへの殺意やらでひどくイライラしてきた。
さっさとタクシーを拾って事務所に帰ろう。そう思った瞬間、ふとある看板が目に入った。
とある雑居ビルの三階、ひっそりと設置された、毒々しいネオン…アダルトショップだ。
一人で過ごすイブの日に買っても空しくなるだけかもしれない。
だが俺には美優さんと美世という可愛い恋人がいるから、使える日が確実に訪れるんだし!
もしかしたら店員にも、「この人一人で買いに来てるけどきっと家に帰れば彼女がいるんだろうなぁ羨ましい」とか思われるかもしれないし!
主に後者の理由で俺は、そのビルに入っていった。
実際には店もカップルだらけで、はらわたが煮えくり返る思いだったのだが。
「そんなもの…今日買ってきたの…?」
「イブの夜に…」
「い、いや、俺だって今日使うつもりじゃなかったけど!そのうち使ってみるつもりだったんだけど!まあ物は試しだ、やってみようじゃないか」
「え。もしかして、あたしに…?」
「嫌か?」
「うん…そういうの使ったこと無いから、ちょっと…怖いかな…」
怖い、だろうか。俺は手に取ったバイブを眺めてみる。
長い部分と短い部分、二つに分かれている。
長い部分は膣内に挿入し、短い部分はクリトリスを刺激するのだ。
素材はシリコンで、色はパステルピンク。
美世のような初心者にも抵抗の無いよう、可愛らしいものを選んだつもりだ。
「俺のの方がよっぽどグロイと思うんだけどな…」
「Pさんは…乙女心が分かるのか分からないのか…分かりませんね…」
ふぅ、と美優さんがため息をつく。…ちょっと傷付くな。
「大丈夫よ、美世ちゃん。すごく…気持ち良いから…」
「美優さんは…使ったことあるの?」
「ええ…縛られて…これを入れたまま一時間放置された時はさすがに…辛かったけど…そこまではしないから」
…拘束されてバイブを突っ込まれたまま放置プレイされる美優さん…想像するだけで…
「うっ」
「…Pさん…?」
「と、とりあえず美世、入れてみてもいいか?」
「…ん」
美世がぎゅっと目を瞑ったまま頷く。これはちょっとマズイかもしれない。
緊張すると乾いてしまうし、体も閉じてしまう。
そのまま挿入するかどうするか俺が迷っていると、待って、と美優さんが声を上げる。
「バイブも少し…濡らしたほうが…」
言うとバイブを持った俺の手を取り、ゆっくりと口に近づける。
「ん…むぅ…」
ちゅぱ、ちゅぱといやらしい音を立てながら、美優さんはバイブを口に含んだり、舌を這わせる。
…たまに俺の方を上目遣いに見るのはやめて欲しい。
バイブではなく、俺のモノをその口に突っ込んで、めちゃくちゃに突きたい衝動に駆られる。
「ふふ…美世ちゃんも、舐めて…?」
いつの間にか目を開き、美優さんの艶かしい姿に見入っていた美世が、ゆっくりとバイブに顔を近づける。
「あむ…ちゅ…」
「んぅ…」
二人は一本のバイブを熱心に舐めていたが、やがてうっとりと視線を絡めると、バイブではなくお互いの唇をむさぼり始めた。
ソファにもたれてキスに没頭する美世の脚を開き、バイブの頭を入り口に当てる。
ぴくりと反応があったが、美優さんとのキスの方がイイらしく、こちらを見ようともしない。
何となく意地悪したくなってバイブの先端で珠の部分を突いてやると、美世はくぐもった声を漏らしながら腰を揺らす。
「ん、むぅ…Pさん、はやくぅ…」
「分かった」
「あぁ…!」
先ほどまで嫌がっていたはずの美世にねだられて、俺はゆっくりとバイブを美世の体に沈めていく。
バイブと美世のソコ、両方を濡らしていたお陰か、さして拒むこともなく美世の体はバイブを飲み込んだ。
「痛くないか?」
「ううん…だいじょうぶ」
「そっか。じゃ、スイッチ入れてみて大丈夫だな」
「スイッチって…あん!」
言うなり俺はバイブの持ち手にあるスイッチを入れた。ウィーンというモーター音が始まり、美世が脚をくねらせる。
「なに…これぇ…」
「中で回転してるんだよ。気持ちいいか?」
「わかんない…なんか…へん…」
そうだろうなぁ。いぐううううう感じちゃううううううなんて無理だよなぁ。
「でもこっちは気持ちいいだろ?」
「やああああ!」
もう一つのスイッチを、”弱”にする。こちらはクリストスを刺激するほうのスイッチだ。
クリバイブが振動を始め、室内に美世の嬌声が響く。
「美世…バイブ、気持ちいいか?」
「ん…ん…!」
頬を高潮させ、美世がコクコクと頷く。
仕事のほうでも素直な子だけど、セックスでも美世は素直だ。
恥らう様子を見せつつも、気持ち良い事は気持ち良いと言うし、興味も示してくれる。
セックスに保守的な子よりも、こういう子の方が俺は好きだ。
「じゃあ、自分で動かしてみて…」
そう言ってゆっくり手を離すと、美世の瞳に戸惑いの色が浮かぶ。
しかしすぐに自分でバイブの持ち手を持つと、ゆっくりと動かし始める。
「はぁ…はぁ…」
「スイッチも、持ち手のところについてるから。気持ち良くなれるように、試してごらん」
「ん…」
「美優さんは、こっちに…」
「はい…」
バイブに夢中になる美世の首や胸を責めていた美優さんを呼ぶと、ゆっくりと俺の前に美優さんが立つ。
「あん…むぅ」
深くキスしながら下肢に手を伸ばすと、指を挿れてかき混ぜる。
先ほどの愛撫で、まだ湿っている。
すぐに挿入しても大丈夫そうだ。
「Pさん…私もう…」
自ら唇を離した美優さんにゴムを渡すと、美優さんは俺のベルトを外しズボンとパンツを引き下げる。
全部は脱がさず俺のモノだけがブルンと飛び出てくると、美優さんはソレにうっとりとキスを落とし、ゆっくりと口に含んだ。
「み、美優さん…それ、は…やばい…」
なにせここに至るまでの美女二人の痴態に、俺の興奮は最高潮だ。
美優さんのテクニックの前に、すぐに果てる自信がある。
「ふふ、残念…」
口を離した美優さんは艶やかに微笑むと、手早くゴムをつけていく。
「美世の前で…四つん這いになって…」
「はい…」
俺の言葉通りに、美優さんは床に膝を付く。バスタオルを敷いたので、冷たくはないはずだ。
「や、やぁ…」
「うふふ。美世ちゃん、気持ちよさそう…」
床に手を付いた美優さんのすぐ目の前には、ソファで大きく脚を広げ、自らバイブで快感を高めている美世がいる。
美世は恥ずかしそうに顔を背けるが、手はバイブから外さない。
「美優さん…挿れますよ…」
「はい…あぁっ」
先頭の太い部分が入った瞬間、美優さんの体が弓なりにしなる。
しかしそれも一瞬のことで、俺が根元まで埋め込む頃には、美優さんの腰はもどかしげに揺れていた。
「美優さんの中…すごく気持ちいい…」
根元まで入れたまま、中をさぐるようにぐるりと腰を回すと、ああ…と美優さんから切ない声が上がる。
腰を振らなくても、女性の中のあたたかさと絡みつく襞を堪能する悦びは、美優さんに教わったものだ。
「Pさん…はやくぅ…」
珍しいことに、今日は美優さんが我慢できないらしい。
勿論動いたほうが俺としても気持ち良いので、ゆっくりと引き抜いては、奥まで入れるという行為を繰り返す。
「あ…あ…!」
「はっ…はっ…」
突き上げるたびに肉のぶつかるパツンという音が響いて、美優さんから高い声が上がる。
激しい動きではないのにペニスから伝わる快感で、俺の息も上がる。
『動きはゆっくりで…なるべく大きく…奥を突き上げるように…』
その方がイイのだと、教えてくれたのも美優さんだ。
年は俺とそう違わないはずなのに、美優さんは経験豊富らしい。
経験というか過去に関しても、かなりミステリアスだが。
俺にも多少の恋愛経験とプライドがあったので、最初は戸惑いもあったが、今ではすっかり美優さんの虜だ。
相手に悦んで貰う悦び。
これに目覚めたのも、美優さんのお陰だと思う。
勿論美優さんと出会う以前も、付き合っていた女の子に対して自分ではそれなりに尽くしていたと思っていたのだが…結局、独りよがりだったのだ。
女の子の反応を見るよりも、AVやネットで得た「これが気持ち良いはずだ」という事をしていただけだった。
だから俺は相手に悦んで貰えていると思っていたが、向こうはきっと…かなり、気を使ってくれてただろうなぁ。
「はぁ…はぁん…」
美優さんは派手な喘ぎ声を出さない。
その代わり艶やかな吐息を漏らし、美しい体をしならせ、白い顔を高潮させて快感に悶える。
「イク」「イイ」を連呼するよりも、感じてくれているのかと思う。
「美優さん…そろそろ…」
「ええ…きて…?」
射精感が高まってきて、ゆっくりとした律動ではもどかしい。
美優さんに許しを請うと、美優さんは俺に突かれながら振り向き、妖艶に微笑んだ。
それを見て、俺の理性が吹っ飛ぶ。
俺は美優さんの腰を掴むと、自分の腰を思い切り叩き付けた。何度も、何度も。
「あ、あ…あぁっ」
奥を突くたびに、美優さんのか細い悲鳴が上がる。
『体としての快感は…ゆっくり動くほうが大きいのですけれど…速く動くのは…心が、気持ちいいんです…』
いつか美優さんが言っていたように、俺は美優さんを犯す。
獣のように。あるいは、悪い男のように。
乱暴にされると興奮するという美優さんは、バックで責められるのが一番好きらしい。
「あ…あ…!」
今一番好きな体位でペニスを突っ込まれて、美優さんはのけぞりながら喘ぐことしか出来ない。
そんな美優さんのいやらしい姿に見入っているのは、俺だけではなかった。
「…美世…美優さんのこと…見てやれよ…」
一旦動きを止めて美世に言うと、快感に溺れていた美優さんが思い出したように美世を見た。
「美世ちゃん…ふふ、私も美世ちゃんの事…見てあげる…あん!」
言い終わると同時に、俺は再び美優さんを犯し始める。
「あ、あ、あ!」
「はぁ…っ、あ…!」
さっきまでバイブを弄ぶばかりだった美世が、俺達の動きに合わせてバイブを激しく出し入れ始めた。
「あ、あ…私…もう…」
「美優さん…俺…ッ!」
「ああっ!」
最後に大きく一突きすると、俺は思い切り射精する。
大きく息を弾ませながら俺は、同じく息を切らしている美優さんの背中に倒れこんで、美優さんを抱きしめた。
「美優さん…すごく、良かったです…」
「ふふ…私もです…」
軽く口付けたところで、バイブのモーター音に気付いた俺は顔を上げる。
バイブをそこに入れたまま、潤んだ瞳で俺を見つめる美世と目が合った。
「は、あ…Pさぁん」
「美世…気持ちよく、無かったか…?」
「ち、違うの、そうじゃなくて…ただ…」
「ふふ…美世ちゃん、怖いのね…大丈夫よ…」
怖い、とはどういう意味だろうか。確かに最初はバイブを怖がっていたけど、今は自分で持ってるくらいだし…。
「Pさん…手伝ってくださる…?」
美優さんからモノを引き抜き、ゴムを結んでティッシュに包んだ俺は、美優さんの指示通りに美世の右脚を持つ。
左脚は美優さんが持ち、美世は俺達の手で大きくM字開脚させられている格好だ。
「バイブはね…こうした方が気持ちいいと思うわ…」
バイブを美世の手から受け取った美優さんはそう言うと、いきなり長い部分の方のスイッチを”最強”まで引き上げた。
「や…!」
「分かる?凄い音がするわね…」
ウィンウィンという激しいモーター音に、射精したばかりの俺も興奮を感じ始める。
「中、凄いことになってるんじゃないか?ん?」
「やぁん…」
囁きながら乳房を愛撫してやると、美世が色っぽい声を上げる。
「美世ちゃん…どう?中、気持ちいい…?」
「ん…なんか腰の辺り…じんじんしてきた…」
「そう。じゃあ…こっちも、強くしてみましょう…」
「やぁぁ!」
美優さんが、今度はクリバイブの方のスイッチを引き上げる。”弱”から、今は”中”だ。
「だ、だめぇ、こっちはだめぇ」
がくがくと脚を震わせながら、美世が懇願する。しかし美優さんは微笑みながら、今度は”強”まで上げた。
「ふふ…気持ちよすぎて、怖くなっちゃうんでしょう…?」
「だめ、だめ…」
「出し入れするよりもね、ぴったりくっつけていたほうがいいわ…中と外、両方から気持ちよくなっていくの、分かるでしょう…?」
「んんっ!」
「そうよ、いい子…じゃあ、そろそろイってみる…?」
「え、や…あぁぁ!」
ついにクリバイブが”最強”まで引き上げられ、美世の体が痙攣し始める。
モーター音も一層激しくなり、尚更美世の興奮を煽っているようだった。
「いや…いやぁ…!」
泣きながら美世は首を振るが、美優さんは容赦しない。
むしろさらにバイブをぐりぐりと押し付けられて、美世は逃げるように腰を捩じらせた。
「ダメだ。ちゃんと美優さんにイかせてもらえよ」
「Pさん…あたし…!」
「そうか、胸も責めて欲しいんだな?任せろ」
「いやぁ!」
美優さんのバイブから逃れられないよう美世の腰をがっちりと押さえつけながら、俺は胸にむしゃぶりついた。
乳首を吸うと、美世から悲鳴のような声が上がる。
「だめ、だめ、あ、もう…っ!」
そう言った美世は大きく弓なりに仰け反ると、全身から力が抜けたらしく、ゆっくり俺の方に倒れてきた。
「ふふ…本当は続けたいけど…初めてだし、ここまでにしてあげるわ…」
美優さんはそう言うとスイッチを切り、ゆっくりと美世からバイブを引き抜いた。
「美世…イッちゃったのか?」
「ん…わかんない…なんかね、ガーってきてキューってなって…顔があっつくなったの…」
…俺には、さっぱり分からない。
しかし同性である美優さんにはなにか通じるものがあったらしく、美世の髪を撫でながら子供をあやすような口調で言う。
「中でイクの、初めてだったのね…すごく、良かったでしょう…?」
「そう、なのかな…外側でイクより、変な感じ…頭が、真っ白になるの…」
「うふふ。慣れてきたし、どんどん中で感じられるようになるわ…」
…そうかー、やっぱり今まで中でイッてた訳じゃなかったかー。
そりゃそうだよな、ついこの間まで処女だったのにいきなり中イキとか無理だよなー。
むしろしてたら怖いよなー。
…でも、初めてが俺じゃなくてバイブってちょっと寂しい。
しかも責めてたの美優さんだし。
ま、いいか。それだけ感じてくれてたってことだし。
「気に入ったみたいだし、今度からバイブ使ってみるか」
「ん…でも…」
俺の問いかけに、美世は少し迷ってから言う。
「Pさんのの方が…好きなっ…て…」
頬を赤く染めて小さな声でそう言われて、さっきまでのモヤモヤが一気に吹き飛んでしまう単純な俺であった。
一旦ここまで!
読んでくれた人ありがとう
もう少し続くけどまだ書き上げてないんだ…
今日中に再開したいとは思ってる
聖なる夜に何書いてるんだろうな、俺…
って思いながら書いてるよ
性夜だからいいよね!
続きいきます
「ん…」
「はふ…」
ちゅぱちゅぱという水音の合間に、二人の吐息が零れる。
休憩ということで再びソファに座っていたのだが、真ん中に陣取る俺のネクタイは引き抜かれ、ワイシャツのボタンは全部外されて、左右の頂点は美優さんと美世の口の中だ。
「んん…」
美世は俺の胸を舐めながら、しきりに腰をよじる。
クリトリスの部分に固定しているピンクローターは、”弱”のままだ。それがもどかしいのだろう。
「………ふぅ」
一方美優さんは、ぐいぐいと俺の脚に股間をこすりつけてくる。
あからさまなおねだりに、ついついローターの強度を上げてあげたくなるが…
「だめですよ。まだ、おあずけ…」
「…む…」
髪を耳にかけてやりながらそう告げても、美優さんの腰は止まらない。
俺の脚にまで響いてきたローターの振動を感じながら、俺は二人の唇から伝わる快感に没頭する。
「んっ…ちゅっ」
美世は子犬みたいな舐め方をする。ちゅぱちゅぱと吸ったり、ぺろぺろと先端を舐める。
「む…んぅ…」
美優さんは、ねっとりと責めてくる。何度も繰り返し吸い上げてきたと思ったら、乳首全体に舌を這わせ、緩急つけた快感を与えてくれる。
「は…」
左右それぞれの快感で、ずくり、ずくりと再び下半身に血が集まっていくのを感じる。
「ふふ…ここ、また元気になってますね…?」
「…う、」
するとそれを見越した美優さんにズボンの上から撫でられて、俺は小さく声を漏らした。
「Pさん…あたし、今日はまだなんだから…ね?」
「お手伝いするわ…」
美世と美優さんの手で、俺のモノが再び下着から引っ張り出される。
半勃ち状態だったが、二人にゆるゆるとしごかれて、あっという間に膨れ上がっていく。
「あーん」
「うふ…」
「…っぅ…」
先端の部分を美世がぱくりと加え、唇で刺激を与えつつ、舌を絡めてくる。
美優さんは竿の部分に指と舌を這わせ、絶妙な力加減で俺を追い立てていく。
「ここは…お好き…?」
「あぁ、ちょ…!」
美優さんが左手で竿を扱きながら、右手で睾丸をゆっくりとさすって来る。
「ちゅっ…ふふ、やさしく、ね…?」
「…っ!」
さらに舌でシワの部分を舐められ、俺は気持ちよすぎるような、縮み上がってしまいそうな不思議な感覚に悶えた。
「ふふ。こちらの方が、お好きみたい…」
再び竿を責めることにした美優さんに安心したような、残念なような…
「…うっ…」
油断していると、再び射精への欲求が首をもたげてくる。
丁寧な奉仕へのお礼として、俺は二人のローターのスイッチを”中”にした。
「あん!」
「あっ…」
突然の刺激に、二人が俺のモノから唇を離す。
「もう…いきなり、強くしなくても…」
「悪い悪い。じゃあ、今から”強”にするから」
「え…きゃあっ!」
「あ!」
ちゃんと宣言してから強くしたのにも関わらず、美世が悶えながらにらみつけて来る。
「もう…Pさん、の…ばか…!」
「なんだよ、ちゃんと言っただろ?美優さん、俺悪くないですよね?」
美優さんなんか、もっと強くして欲しそうだったじゃないか。しかし美優さんは笑って、
「ふふ…わるいひとです…あなたは…ああ…」
快感に震える美優さんは壮絶に色っぽい。…いいやー俺、悪い人でも。
「あ。もしかして、まだ足りないか?」
「…え?」
「悪い悪い。じゃあ”最強”にするな。これでいいだろ?」
「ちょっ…あああ!」
「ああ…っ!」
俺が強度を変えた瞬間、二人の体が跳ねた。
「あぁ…Pさぁん…」
「美世。そうやって両手で前を押さえてると、おしっこ我慢してるみたいだな」
「な…っ!ばか、ばかぁ…」
俺の言葉に羞恥心を煽られながらも、美世は両手を外そうとしない。外せないのだろう。
一方の美優さんも快感に耐えるように項垂れている。
こんな美優さんは初めて見るかもしれない。
俺は束の間二人が乱れる様子を楽しんでいたが、
「…もう…おしおきです…!」
美優さんの言葉に、ぎくりと体が強張る。
マズイ。たぶんマズイ。きっとマズイ。すごくマズイ。
俺がピンクローターを”弱”にするのと、美優さんが自分のローターを外して俺のモノに当てたのはほぼ同時だった。
「うおっ!」
「ふふ…どうですか…?気持ちいいですか…?」
気持ち良い。ペニスにローターを当てるのは、俺の想像以上の快感だった。
故に、マズイ。
「あは…じゃあ、あたしのも当ててあげる」
「あ、美世、美世ちゃん、ちょっと待って…アッー!」
美優さんと美世、二人がかりでのローター責めは強烈だった。
しかもそのローターはついさっきまで二人の中に入っていたのだ。
ぬめぬめとした感覚がその事実を思い起こさせて、俺の興奮をさらに煽る。
もし”弱”じゃなければ、俺は射精してしまっていたことだろう。
「分かった…俺が悪かったから!降参!!」
「美世ちゃん…どうする?」
「んー…許さない!フルスロットルでいっちゃう?」
「ふふ…目には目を、ね…」
俺の懇願はあっさりと却下され、二人は楽しそうに相談している。
絶望的な状況だ。こうなれば、なりふり構ってなどいられるか!
「頼む…イクなら、美世の中でイキたい!」
ダセエ!自分でもかなり情けない台詞だ。プライドなどお前には無いのか!
しかし美世は俺の言葉に赤くなって俯く。
「え、と…し、仕方ないな…」
いいのか美世?お前それでいいのか?いや、俺としては助かるけど。
「ふふ…美世ちゃん、よっぽどPさんのが欲しいのね…?」
「み、美優さん!もう…」
「じゃあ私は…さっきのバイブで楽しませてもらおうかしら…?」
…洗ったとはいえ、美世の使っていたバイブで乱れる美優さん…
「うっ」
「…Pさん…?」
「み、美優さん。それもいいですけど、他にも買ってきたものが…」
「あら…何かしら…?」
「はぁ…はぁ…」
「…うわぁ」
美優さんの痴態に、俺の膝の上の美世がため息を漏らした。
事務所の床から突き出た棒状のモノに自ら貫かれ、美優さんは快楽に溺れている。
「な、なにこれ!?」
「まぁ…」
「ねぇPさん…こ、これ…もしかして、アレ、なの…?」
「うん。いわゆるディルドってやつなんだけど」
俺が美優さんに渡したディルドはリアルなタイプのものだ。
亀頭、竿の血管、睾丸のシワまで忠実に再現してある。
「うふふ…Pさんだと思って、愛させていただきますね…?」
俺が渡したものに頬ずりしてうっとりとした表情を浮かべる美優さんに、俺と美世は思わず生唾を飲んだ。
「本当に、楽しんでくれてるみたいだな」
ディルドの根元は吸盤になっていて、壁や床にくっつけることが出来る。
美優さんはディルドを床に置くと、騎乗位で挿入したのだ。
「美世もやってみるか?」
「え!?」
「ほら。俺は座ってるから、自分で入れてみろよ」
「うぅ…」
美世は立ち上がると、恐る恐る俺のモノを自らの秘所にあてがう。
俺からは美世の背中しか見えないが、美世が不安げな表情を浮かべているだろうことは容易に想像できた。
「…つっ…」
「う…」
先端が入り、俺も美世もそれぞれうめき声を漏らす。
「ふぅ…」
そこが入ってしまえばあとは楽で、美世の体は俺のモノを根元まで飲み込んでしまった。
「はぁ…」
「美世…痛くないか?」
「ん…大丈夫、だけど…」
恥ずかしげに俯いて言葉を濁す美世を俺は後ろから抱きしめる。
そのまま揺すってやると、あ、あ、と悦い声が出る。
「いつもより…深いだろ…?」
「ん…!」
コクコクと美世が頷く。美世の頬に俺の頬を寄せると、熱い。
興奮しているのか。それとも、感じているのか。
「すごい…おなか、くるしい…」
「………」
どうも美世は、無自覚にエロイ発言をするから困る。
「じゃあ、今度は自分で動いてごらん」
「え…!」
「ホラ。美優さんの、真似をして…」
俺達の視線に気付いた美優さんが、笑みを浮かべる。
両手を後ろに手を付き、美優さんはゆっくりと腰を上げる。
ディルドと美優さんの結合部が丸見えだ。
「あぁ…」
それから美優さんは再び腰を下ろしていく。
玩具のペニスがずぶずぶと美優さんの体に沈んでいき、睾丸ぎりぎりのところまでくわえ込むと、仰け反りながらため息を漏
らす。
突き出されたバストは、男であればむしゃぶりつかずにはいられないほど蠱惑的だった。
「気持ちよさそうだな…」
「うん…」
「美世も…気持ちよくなりたいだろ…」
「うん…」
頷くと、美世はゆっくりと腰を上げる。半分ほど引き抜いたところで、恐る恐ると言った様子で腰を下ろして行く。
「ん、ん…!」
「…っ」
ジリジリと俺のモノが美世に飲み込まれて行く感覚でもクルというのに、きゅうきゅうと締め付けてくるから堪らない。
それでも俺は、それきり動く様子の無い美世の体を揺さぶって、自らを追い立てるよう迫る。
「あ、あ、だめ…!」
「ホラ…美世が動かないなら…俺が、動くぞ…!」
「わ、かった、からぁ…!」
半泣きで承諾した美世が、再び腰を上げる。
「う…」
今度は抜けてしまう、ギリギリまで。
「ひぃん…」
「…そう…上手だぞ…いい子だ…」
「ふ、ぁ…!」
それから美世は何度か自分の体から俺を抜いては、再びペニスを求めて腰を動かすという行為を繰り返した。
「あ…はぁ…」
ぎこちなかった動きも徐々に滑らかになり、声も艶を帯びて行く。
快楽だけを追いそうになっている美世を俺の元に繋ぎとめるように、手綱を取る要領で俺は後ろから美世の両手をひいた。
「上手くなってきたな…ご褒美だ」
「あん!」
美世が完全に俺の上に腰を下ろした瞬間に一突きしてやると、美世が大きな声を上げる。
それからも何度か同じ事をしたが、その度に美世は可愛い声で啼いた。
「ふふ…二人とも…気持ち良さそう…」
「美優、さぁん…」
ディルドによる快楽を堪能していた美優さんの名を、縋るように美世が呼ぶ。
俺はソファの背もたれにもたれかかり、美世の細いウェストラインやふっくらとしたヒップを目で楽しんでいたのだが、その
間も美世と美優さんはお互いのあられもない姿を見つめていたのだ。
「美世ちゃんも…Pさんも…一緒に、気持ち良くなりましょう…?」
「美優さん…?」
「美世ちゃん…私の動きに、合わせて…」
そう言うと、美優さんはゆっくりと腰を上げ、やたらリアルなペニスを引き抜いて行く。
「んん…」
美世も俺に両手を繋がれたまま、ゆっくりと腰を上げた。
「ほら…入ってくるわ…」
「あ、あ…」
美優さんがディルドに貫かれるのと同じ速度で、美世も俺のモノに貫かれる。
それから二人はしばらく、同じ動きで男根による快楽に溺れた。
「あっ…はぁ…」
美世が腰を下ろす瞬間、俺もまた快楽に包まれる。
「はぁ…はぁ…」
美優さんもまた、腰を下ろす瞬間、気持ち良さそうに喘ぐ。
美世、俺、美優さんが同じ瞬間に悦楽に酔いしれる空間で、俺は不思議に感覚に包まれた。
俺が今抱いてるのは美世なのだろうか?美優さんなのだろうか?
勿論美世に決まっているのだけれど、ディルドに腰を振る美優さんを見つめていると、美優さんをあんなに乱しているのは俺ではないかという疑問が、欲望が、湧き上がってくる。
「…っはぁ…」
うっとりと天井を仰ぐ美優さんから、目が離せない。
不意に、美優さんが俺を見た。
ごくりと生唾を飲んだ俺に、美優さんはあの、儚げなのにどこか淫靡な笑みを浮かべた。
「気持ち良いですか…Pさん…?」
「…っ…!」
犯したい。
あのひとを、めちゃくちゃに突き上げて、喘がせて、泣かせたい。
獰猛な熱が俺の胸を支配する。が、
「美世ちゃんも…気持ち良い…?」
「ん…!」
うっとりと頷く美世の声に、俺は別の感情の渦に囚われた。
嫉妬。独占欲。後ろめたさ。
美世を抱いてるのは俺だ、
誰にも渡したくない、
美優さんじゃない、俺を見て欲しい、
…なのに、美優さんに魅入られて申し訳ない。
混沌とした思いを振り切るように、俺は美世の手をぐいと引き寄せた。
そしてその体を胸に抱きとめる。
「Pさ…え、やあああ!」
「はーっ…はっ」
めちゃくちゃだった。
座って美世を後ろから抱きしめたまま、がむしゃらに突き上げる。
同時に美世の腰を掴み、がくがくと揺らす。
「あ!あ!あ!」
「~っ…」
息をつく間も無く責められて、美世の口からは悲鳴が絶え間なく上がっていた。
俺も、興奮と後ろめたい思いで、快感が高まる。
「あ、あ、Pさん、これ、いや…!」
「…くぅ…」
「いつものぉ…いつものにしてぇ…」
「…っ…」
美世の懇願に、俺はようやく腰を動かすのを止めた。
といっても、あまりにでたらめな責め方で、体力はそろそろ限界だったのだが。
「…はぁ、はぁ、はぁ…」
「…は…っ、もう、Pさんの、ばかぁ…」
「わるい…いつもの、だな…」
「…んっ」
唇を軽くついばんでから、俺は美世をゆっくりと立たせた。
「…ふ…ぅ…」
美世から俺のモノが完全に抜け、まだ射精に至ってない俺のモノは屹立したまま震えた。
「ちょっと待ってろ…ほら、そこに寝て…」
ソファのバスタオルを床に敷き直し、仰向けになるよう促す。
クッションを枕代わりにした美世は、俺が侵入しやすいように脚を立てた。
「あ、あ…!」
先程まで俺を飲み込んでいたそれは、再び俺を容易く受け入れた。
「ん…ん…」
ゆっくりと動かしてやれば、両腕を投げ出した美世が、うっとりとした声を漏らす。
「Pさぁん…きて…」
美世の誘いに俺は体を倒すと、美世の頭の両脇に手を突いた。
「はぁん…」
すかさず俺の首に両腕を絡めて俺にしがみついた美世は、快感に集中するかのように目を瞑った。
美世は正常位が好きだ。
色々な体位を試してはいるけれど、最後は正常位に戻りたがる。
たぶんこうやって抱き合いながら愛を確かめるほうが、安心するのだろう。
「美世…」
「ん…」
舌と舌を絡ませあいながら、俺達はゆったりとした快感に浸る。
しかし俺は唐突に美世の手首を掴むと、激しいピストン運動に切り替えた。
「ん、んぅぅ!?」
美世は驚きに目を見開くが、俺はスピードを緩めない。
「ん!ん!んんん!!」
突かれるたびに美世は悲鳴を上げるが、それも俺の唇に吸い込まれていく。
美世は俺に組み敷かれ、体の中心にどす黒いものを突き立てられ、唇を塞がれて、声一つ上げることすら出来ない。
今この瞬間、俺は美世を完全に支配していた。
「ん…!」
美世の目から一粒、涙が落ちる。
それを見た俺は、ようやく唇だけを解放してやる。
「Pさぁん…!」
「美世…!」
「あっ、あっ、あっ!」
美世が俺にしがみつく力が強くなり、応えるように俺はより深いところへ楔を打つ。
「Pさん、Pさん、」
「美世…」
「いい、いいの、きてぇ…!」
揺さぶられながら美世は、切れ切れに言う。
俺は無言で美世の脚を担ぎ、更に腰の動きを早めた。
「くっ…もう…!」
「あ、ああぁ…!」
「…っ…!」
射精した瞬間、視界の端で、のけぞった美優さんが絶頂の余韻に震えていた――
電気を消した事務所の中で、俺達は再びソファに腰掛けている。
視線の先には、事務所のクリスマスパーティーで使用していたツリーがあった。
ツリーには電飾が施され、淡く美しい光にシャンパンのせいではない酔いが回る。
普通のカップルであれば、有名で盛大なイルミネーションなどを見に行くのだろう。
しかし俺達は…色んな意味で公に出来ない関係だ。
だからここでこうして、ささやかなツリーを楽しむ事しか出来ないのだけれど。
「綺麗だね…」
「ええ…」
俺の肩に体を預けて、二人はうっとりと言う。
俺の可愛いサンタさん達は、これで満足してくれるらしい。
「Pさん…あたし達からのクリスマスプレゼント、どうだった?」
「今まで生きてきたなかで、最高のプレゼントだった」
「ふふ…大げさです…」
全く大げさではなく、本心からの言葉だった。
「でもさ…Pさんからのプレゼントはちょっと、がっかりかなっ」
「俺からの?」
「美世ちゃん…あんなに喜んでたでしょ…?」
「み、美優さんだって!」
二人の言葉に、俺はようやく『プレゼント』の意味に思い当たる。
つまりあの大人の玩具たちが、俺からのクリスマスプレゼントだと思われているわけだ。
「そうかそうか。美世はあれじゃ満足できなかったかー」
「ち、ちが…!そんな意味じゃ…」
「じゃあ今度は一緒に選ぼうか。なに、店に行かなくても今はネットで買えるからな」
「ふふ…美世ちゃんったら…」
「次は何がいい?イボイボ付きで毒々しい色のバイブか?」
「ちょっと!」
「あ、ソフトSMにも挑戦してみるか。縛ったりとか目隠しくらいなら興味あるんじゃないか?」
「も、もー!ばかっ!」
不貞腐れて俺の肩を噛む美世に、美優さんがくすくす笑う。
さて――ここで俺はどうすべきか逡巡する。
実は二人へのクリスマスプレゼントは、ちゃんと別に用意してあるのだ。
さすがの俺だって、アダルトグッズをクリスマスプレゼントにするほどの畜生ではない。
いや、今日みたいに『プレゼントはあ・た・し☆』は大歓迎だが。
夜はこうして一緒に過ごせると思っていなかったから、本当はパーティー中にこっそり渡したかったのだが、タイミングを逃してしまったのだ。
今も俺の上着のポケットで愛らしい小箱が、リボンを解かれる瞬間を待ち望んでいる。
プレゼントの事を言い出すタイミングを計りながら、俺はしばしこの秘密のクリスマスパーティーを楽しむことにした。
おしまい。
お付き合いいただきありがとうございました。
ところでお前らなんでこんな日に2chでエロSSなんか読んでんの?
突貫工事ゆえ荒削りな部分もあったかと思いますが、見逃してやってください。
えろい美優さんとか最高やな!って思いながら書いてたけどやりすぎた気がする。
もう後半別人だもんね。美優さんより礼さんっぽいよね。
反省はしていない。
今後も非エロですが色々書いていくつもりなので、読んでくれると嬉しいです。
じゃあの。
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