男「前方後円墳…ですかね」(25)
教師「数学の時間に何故、前方後円墳がでてくるのだ?」
男「人は失敗して成長するものですよ」
教師「生意気なこと言いやがって…」
男「授業に戻るでござるよwww教師殿www」
教師「性格以外は完璧なんだがな。生徒会長君。」
キーンコーンカーンコーン
教師「今日はここまで」
MOB「あじゃじゃしたー」
友「今日もまた訳の分からんことを言うね、生徒会長君」
男「茶化さないでくれよ…適度に周りを和ませることも大切だぜ」
友「はいはい、っつか早く飯食いに行こうぜ」
男「何が悲しくて男二人で飯食ってんだろうな」
友「言うなよ…俺も気にしていることを…」
男「あー朝起こしてくれる幼馴染でもいねーかなー」
友「落ち着けよ、生徒会長君」
男「クーデレ義妹でもできねーかなー」
友「ヤベッまたこいつ暴走してる…」
男「品行方正、頭脳明晰、容姿端麗の俺が何故モテない」
友「性格の問題だし、生まれながらの運だろ。」
男「空から美少女降ってこねーかなー」
友「購買行ってこよ…」
~放課後~
友「今日どうするよ?」
男「特に予定はないが」
友「牛角行こうぜ」
男「焼肉屋とはなかなか微妙なチョイスだね、君」
友「ユッケ食いてぇ」
男「ユッケはいいとして…あそこ見てみろよ」
友「不良がなんか蹴ってるな」
男「ありゃあ猫だな」
友「あらら、どうするのよ?」
男「猫が美少女に変身すると期待しつつ助ける」
友「なかなかに邪な考えだな」
男「手伝い給え、友君」
友「俺、猫派だし」
男「お汁粉奢ってやるよ」
友「じゃあ左は俺が片付けるから後2人は」
男(安い奴だ)
男「ほな行くか」
友「おー」
~路地裏~
男「こらこら君達、弱い者いじめはいかんぞよ」
友(爺かよ…)
不良1「あッ なんだてめぇら」
不良2「正義感かざしてるクズか、あーやだやだ」
不良3「HAHAHAこいつ調子乗っちゃってますよMySwetBrother」
不良1&2「お前はちょっと黙ってろ」
男「さぁて不良の諸君、その美少女に変身する猫を離したまえ」
不良1「こいつ何言ってんだよッ」ヒュ
バキィ
友「俺なんも言ってねぇのに殴られた!!泣いちゃう!!」
……
男「さぁてあいつは友に任せるとして」
友「えっちょっ任せないで(´;ω;`)」
男「おじちゃんは君たちと遊びたいでござるよwww」
不良2(こいつ頭どうかしちゃってるよ)
不良3「meもCrazyなYouと遊びたいでござるよwww」
不良2「お前もかよット」ヒュ
男「私の力の前にはそのようなパンツは効かぬ」
不良2(パンチの間違いだろ)
男「喰らえ! 談 合 坂 S ・ A
不良3「ヒデブッ」顔面ヒット
不良2「普通に避けろよット」
男「甘いな」
不良2「ブフッ」後頭部ヒット
男「談合坂サービスエリアは関東最大級のサービスエリア」
男「GoogleMapで談合坂SAを見ればこのキックの回避方法も分かっただろうに」
男「哀れな奴だ、全く」
~10分後~
友「終わったぞ~」
男「遅かったね」
友「110番しようとしたらよけいに殴られた」
男「どうして帰ってこれたのよ?」
友「知らない中年のおっさんが助けてくれた」
男「惚れたか?」
友 ポッ
男「うわっ…」
友「それはそうとよー」
男「話逸らしたな
友「この猫どうすんだよ」
男(いつのまにか餌あげてる)
男「俺、妹いないし飼うわ」
友「うん、繋がりが全く分からないが良いんじゃないか」
男「いつ変身するんだろーなー」
友「ハァところでお汁粉は?」
~自販機前~
男「お汁粉を買って」ガランッ
男「上げたー」ヒョイッ
友「はっ?」
男「上げたでござるwww」
友「はっ?」
男「べ、別にあんたのために上げたわk「いいから渡せ」
友「ふ~美味い。怪我の代償がこれだけなのは酷いが
男「とりあえず猫もいるし家帰るわ」
友「おう、じゃあのー」
~家~
男「猫って何食うんだろ」
男「とりあえずカプリコでも与えてみるか」
猫「儂はチョコ味しか食わんぞ、青年」
男「ん~イチゴ味しかないかな~」
猫「あれ?儂喋ってるのに驚かんの~?」
男「おっフリスクNeoならあったぞ」
猫「儂変身しちゃうよー?」
男「今日の夕飯どうしようかな~」
神?「呼ばれて飛び出てララララ~ン神様で~す」
男「チッ美少女じゃねぇのか」
神?「あるぇ~儂泣いちゃうよ~」
男「で、どうしたんだい?自称神様」
神?「いやね、下界を猫の姿で散歩してたらあやつ等がいきなり蹴ってきてのぉ」
神?「ちょっと気持ち良かったけど痛かったの~」
男(このじいさんMかよ)
神?「そこで貴様が助けてくれたわけじゃ」
男「ふ~ん」
神?「……さっきから何事にも驚かないのじゃな」
男「いろとりどりのセカイに比べれば十分理解できる範疇だ」
神?「なんだergか、青春よのぅ」
男「知ってんのかよ…」
神?「まぁ、ここであったのも何かの縁。君の願いを2つ叶えてあげよう」
男「普通3つだと思うんだけどなぁ」
神?「まぁ、不良から助けられた恩ならこんなもんじゃろ」
男「嫌な感じだなぁ」
神?「はい、5秒以内に~5,4」
男「主人公になりたい!!」
神?「はっ?」
男「主人公になりたい!!」
神?「いやね、普通はここで何も答えられないからびっくりしたんじゃよ
男「主人公になりたい!!」
神?「分かったから…」
神?「ergの主人公ってことかな?」
男「べらぼうよ」
神?「まぁ、願いを叶えると言った以上仕方ない…」
神?「不本意だが叶えてしんぜよう」
男「で、どうすれば良いの?」
神?「明日になれば全てが変わる、楽しみにしおくのじゃの」
男「うん…ってあれ…なんか…眠…い…」
神?「まぁ、面白そうだしこやつの願いに付き合ってやるのも悪くはないかな?」
男 グーグー
~朝~
男「朝か…」
男「ま、当然何も起きてないわな」
男「夢だ夢。もうひと眠りしよう」
………
「…きてぇ…」
「きて…男…」
「起きてよ~男~」
男「だ、誰だ?」
「全く、幼馴染の顔も忘れるなんて」
男「えっ?」
幼馴染「いくら私でもちょっと傷つくな~」
男「おーすまんすまん寝ぼけてた(どういうことだ?)」
幼馴染「ご飯できてるから早く着替えてきちゃってねー」
男(考えろ、俺)
男(自分で言っちゃなんだけど俺は巷でもイケメンと噂の生徒会長)
男(女友達もいないし女子との接点が全くなくてモテてない)
男(そもそも俺にあんな良妻型幼馴染が居たか?)
男(いや、いなかった。昨日までは。昨日ま…で…)
男「夢じゃなかったのかァーーー」
幼馴染「早く降りてきちゃってー」
男「おう、今行くー(ここまでテンプレだな…)」
男「少し様子を見てみるとするか」
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