穂乃果「1!>>2!>>3!みんなで>>9人!μ's!」 (221)

穂乃果「安価でカップリングとジャンルを決めていくよ!」

穂乃果「エロ、レズ、グロ、カオス、ほのぼの、クロス、爆発、脱糞なんでもありだよ!」

穂乃果「最初の安価は>>2×>>3!ジャンルは>>7でいいかな?」

穂乃果「じゃあ今日も張り切っていこー!」

タランチュラ

にこにー

あいとゆうきのおとぎ話

-部室-


ガチャ


にこ「にっこにっこにー☆あなたのハートににこにこにーのYAZAWAにこにー!」

にこ「にこにーって呼んでラブにこっ☆」


他の全員「……」ガタガタガタ


にこ「…みんな何やってるの?」

穂乃果「に…ににこちゃん…」ブルブル

海未「あ!あああっ!にこ!やっと来てくれたのですね!」

ことり「ひ、ひいぃ…」

花陽「だ、ダレカタスケテー!!」ガタガタ

凛「あわわ、わ…わわわっ」

真姫「ちょっと!何でにこちゃんこんなに来るの遅いのよ!それでほんとに部長なの!?」ガタガタ

にこ「し、仕方ないじゃない!課題の訂正今までずっと先生にやらされてたんだから!」

絵里「い、何時もまじ、真面目にしていなからそ、そうなななるショー」ガタガタ

にこ「ねぇ、さっきからみんな様子おかしくない?何かあったの?」

希「…にこっち、そこの戸棚の隙間、覗いてみ」

にこ「はぁ?」

希「いいから」

にこ「むっ、何よその言い方…一体何があるって…」ヒョイ






アシダカグモ(30cm級)「……」カサカサ





にこ「……」

にこ「ひっ!?」ガタタッ!

にこ「な、なななっ!何あれ!?何あれ!?」ガタガタ

穂乃果「し、知らないよ!さっき時計の裏に隠れていたんだよ!」

海未「長い針と短い針が数字を突き破って長くなってるなぁと思ったらあの化物の足でした!軽く逝きそうにになりましたよ!」

ことり「それで…みんな怯えて…一箇所に集まれば怖くないと思って…」ブルブル

凛「こんな大きい蜘蛛…はじめてみたにゃ…」ガタガタ

絵里「ね、ねぇ、あれってもしかして毒蜘蛛じゃないのかしら!?ほら、あの…名前が出てこない…」ブルブル

希「タランチュラ?」

絵里「そう!それ!」

花陽「ふぅ…」クラァ

穂乃果「あぁ!かよちゃんしっかりして!」

にこ「と、とにかくこんなところで全員怯えててもしょうがないでしょ!?早く誰か先生呼んできなさいよ!」

真姫「…じゃあ、にこちゃん行ってきてよ」

にこ「えぇ!?にこぉ!?」ビクン

真姫「元はといえばにこちゃんが掃除サボってるからあんなの湧いて出たんでしょ!?それ以外考えられないもの!」

にこ「少し掃除サボっただけであんな化物そうそう出てこないわよ!」

真姫「いいから早く行ってきてよ!部長でしょ!?」ウルウル

にこ「こ、こんな時ばっかり部長扱いしないでよ!」ガタンッ



アシダカ「!?」カサカサカサ!!



穂乃果「いやーっ!!動いたーっ!」ガタタッ

凛「やだ!やだやだやだ!やだーっ!」バタバタ

絵里「Добрый день.Как дела?Отлично спасибо. 」ガタガタ

希「えりち!しっかりして!」ユサユサ

ことり「うわーん!もういやー!」

海未「は、早く!誰でもいいから誰か何か考えてください!」

にこ「…扉の前に居座ったわよ」

真姫「ちょっと!どうするのよこれぇ!にこちゃん何とかしてよぉ!うぅ…」ボロボロ

にこ「よ、よしよーし、ほら、泣かない泣かない…」ナデナデ

穂乃果「…そ、そうだ!携帯!」

穂乃果「携帯で誰かに助けを呼べばいいんだよっ!」

海未「そ、それですっ!」

ことり「さすが穂乃果ちゃん!」

凛「そ、そうと決まったら早くかけようよ!」

穂乃果「うんっ!これでみんな助かるよ!」

花陽「よかった…よかったよぉ…」ポロポロ

絵里「じゃ、じゃあ早く助けを呼びましょ!時間は迫ってるわ!」








にこ「…って、何で誰も携帯出そうとしないのよっ!?」

穂乃果「…え?穂乃果今日スマホ家に忘れたから…」

海未「私は電源を切って鞄の中に入れています、鞄はあの化物の近くにあります」

ことり「ことりも同じかなぁ」

凛「凛は昨日授業中にいじってて先生に取られちゃったにゃー」

花陽「わ、私は凛ちゃんから授業中にメールが来て…その、一緒に…」

真姫「昨日壊れちゃったから、今日買い直しに行こうと思ってたのよ」

絵里「生徒会で私達だけでも携帯持ち込み禁止を進めていこうって話になって…」

希「それでうちとえりちは持ってきてないよ」

にこ「こ…こんな非常時にあんたたちは…」

穂乃果「もう頼れるのはにこちゃんだけだよ!さぁ早く電話しようよ!」

にこ「全く、しょうがないわねぇ~」カチャ








にこ「…電池切れてる」

穂乃果「……」

にこ「……」

穂乃果「…really?」

にこ「Yes」

穂乃果「にこちゃあああああんっ!!」

海未「何故!何!?どうしてっ!?」

ことり「ふえぇーん!もういやー!」ピーピー!!

真姫「何でしっかり充電してないのよ!それでも現代っ子なの!?」

にこ「うるさーいっ!昨日寝るときコンセントつなぎ忘れたのよーっ!」

絵里「…あぁ、終わった。おばあさま、先立つエリチカをどうかお許し下さい…」

希「えりち、まだ死ぬゆー訳やないから…」

凛「で、でもまだ海未ちゃんとことりちゃんの携帯があるよね…?」

花陽「そ、それを取りに行けば…」

海未「無理です!物音を立ててアレがこっちに飛んできたら正気を保てる自信がありません!」

花陽「じ、じゃあどうすればいいの…?」ポロポロ

穂乃果「…もう、誰か勇気のある人が海未ちゃんかことりちゃんの鞄を取ってくるしか方法はないよ」



「………」



にこ「…ねぇ、何でにこにみんな目を向けてるの?いやだーそんなに見つめられたらにこ困っちゃーう」

真姫「困るなら前を向いてススメ→トゥモロウ」

にこ「いやよ!何でにこが!?」

穂乃果「頑張って!にこ先輩!」

海未「ここが正念場ですよ!にこ先輩!」

ことり「ことりちゃんと応援します!にこ先輩!」

凛「いつも頼れるにこ先輩!」

花陽「頑張ってください!にこ先輩!」

絵里「頑張りましょう!μ'sの未来は貴女にかかってるのよ!にこ部長!」

希「やっぱりにこっちは世界のにこっちやんな」

にこ「にこぉ…にこぉ…」

にこ「あーもう!分かったわよにこがいけばいいんでしょ!?」

穂乃果「流石にこちゃん!頑張って!ファイトだよ!」

にこ「うぅ…あんた達覚えときなさいよ…」






にこ「……」ソロソロ

アシダカ「……」

にこ「よーし…そのまま…そのまま動いちゃダメよ…いい子だから…」ソロソロ

アシダカ「……」

にこ「そう…そのままよ…そのまま…」ソロソロ






アシダカ「……」

にこ(…よしっ!取れたっ!)

穂乃果「やった!」

海未「ついに…ついにやりました!」

ことり「ことりたち…ここから出られる!」

花陽「だ、ダレカタスケター!!」

凛「やったー!やったにゃー!」

希「ふぅ…これで安心やんなぁ」ホッ




にこ「みんなぁ!にこ…にこやったわよーっ!」ドタドタ!!

真姫「ちょっと!?そんなに音立てて走ったら!」

アシダカ「!?」ガサガサガサガサ!!

絵里「いやあああああっ!こっちに来たあああっ!?」

にこ「えっ?ひぃっ!?いやああああ来ないでえええええっ!!」ダッダッダッダ!!





ギャーギャーギャー・・・

-次の日-

ガチャ

にこ「……」ゲッソリ

穂乃果「…にこちゃん、いつもの決めゼリフは言わなくていいの?」

にこ「うん…そんなテンションじゃない」

穂乃果「…そっか」

にこ「それより…穂乃果だけ?他のみんなは?」

穂乃果「海未ちゃんは弓道部、ことりちゃんは頭のとさか直しに美容院、かよちゃんと凛ちゃんは今日はラーメンの日だって」

にこ「…他のは?」

穂乃果「真姫ちゃんは音楽室でロードをピアノで13章まで弾くギネスに挑戦中。希ちゃんと絵里ちゃんは二人で生徒会室で話し合いしてる」

にこ「あいつらみんな逃げたわね…」

穂乃果「穂乃果も家の手伝いしようかなって思ったけど…ここに練習着忘れてたの思い出して…」

にこ「…まぁ、昨日あんなことがあったら来たくもなくなるわよね」

穂乃果「でも良かったね、あの蜘蛛、外に逃げてったから…」

にこ「そうね…一時はどうなるかと思ったけど」

穂乃果「…考えてみれば、穂乃果たち窓際にいたから窓開けて助けを呼べば良かったよね」

にこ「言わないで…にこも帰ってそれ思いついたから」

穂乃果「そうだね…」

にこ「……」

穂乃果「あっ!それよりにこちゃん、ニュース見た?」

にこ「ニュース?何の?」

穂乃果「えっとね、今日の朝テレビチラっと見てて気になったんだけど…」ポチポチ

穂乃果「…あった!これこれ!」

にこ「…?」

【危険が】東京都千代田区で毒性の強いタランチュラが見つかる【危ない】


にこ「…なにこれ?」

穂乃果「まとめサイト!穂乃果今このアプリにハマってるの!」

穂乃果「色んなニュースが見れて面白いよー」

にこ「それはいいのよ…それよりこの」

穂乃果「…うん。ここ、音乃木坂の近くだよ」

にこ「じゃ、じゃあ…にこたちが見たのって…」ゾクリッ

穂乃果「もしかしたら…」

にこ「……」

穂乃果「だ、大丈夫だよ!昨日どっか行ったじゃん!もうここにはいないよ!」

にこ「…でも、何とかは一匹見たら百匹はいると思えって言わないっけ…?」

穂乃果「な、何でそんな言葉知ってるの…?」ガタガタ

にこ「ば、バカにしないでよ!知ってるわよそんなことくらい!」

穂乃果「とにかく…ここにはもういないよ、いたとしてもあんな大きいのすぐに見つかるじゃん」

にこ「…そう、そうよね」

穂乃果「うん!だから安心!このことをみんなに伝えて明日からはみんなちゃんと来てくれるよ!」

にこ「そ、そうよね…」

穂乃果「…取り敢えず、今日は練習できる状態じゃないから、穂乃果も帰ろうかな」ガタッ

にこ「あ、じゃあ私も帰ろ」

穂乃果「一緒に帰ろっかにこちゃん」

にこ「…そうね。そのニュースも気になるし一人よりふたりの方が心強いわ」

穂乃果「うんっ!」

にこ「じゃあにこちょっと荷物整理したいから、穂乃果窓閉めお願い」

穂乃果「りょーかーい」

-そして-

穂乃果「……」テクテク

にこ「……」テクテク

穂乃果「そういえば、にこちゃんと二人で一緒に帰るのって初めてだよね」

にこ「そうねー。基本にこは一人で帰るから」

穂乃果「何だか新鮮だね!」

にこ「もうちょっとテンションが上がってればねー」

穂乃果「あはは…」




穂乃果「…ん?」

にこ「どうしたのー?」

穂乃果「…何だか、やけに地面に穴が空いてるような」

にこ「どうせ年末の工事の後でしょー?ほっときなさいよ」

穂乃果「そうかな…そんな大きさじゃないような」

穂乃果「…うーん?」

にこ「…あれ?穂乃果の家ってこっちだったっけ?」

穂乃果「えっ?今にこちゃんの家に向かってるのじゃないの?」

にこ「はぁ?アンタが前に進んでるからにこ付いてきただけよ」

穂乃果「ええっ!?穂乃果について来てたの!?」

にこ「しっかりしなさいよー。…で、こっちは違うんでしょ?」

穂乃果「うん、今来た道の反対方向」

にこ「じゃあ戻りましょう…はぁ」

穂乃果「ご、ごめんね?」

にこ「いいわよーどうせ今日は暇なのだから。少しぐらい道草食っても平気よ」

穂乃果「そうだね」

-そして-


穂乃果「…ねぇ、ここどこ?」

にこ「えっ?何でアンタ知らないのよ?」

穂乃果「いや…さっきから全然景色が変わらないから」

にこ「…そういえば、ここさっきも通った気がする」

穂乃果「ね、ねぇ!穂乃果達元の道に戻ってたよね!?」

にこ「そ、そうだけど…じゃあ何で景色変わらないのよ!」

穂乃果「分かんない…」

にこ「やだ…なにそれ…怖いんだけど…」ブルッ

穂乃果「そ、そうだ!GPSで今の場所検索して…」ピッ





穂乃果「…圏外?」

にこ「う、嘘っ!?設定がおかしいだけじゃないの!?」

穂乃果「だ、だってさっきまでアンテナ4本立ってたんだよ!?にこちゃんも確認してみて!」

にこ「えっ…えっ…」ピッピッピ

にこ「…こっちも圏外」

穂乃果「に、にこちゃん…」ブルブル

にこ「だ、大丈夫よ!きっと会社側の電波障害か何かよ!」

穂乃果「穂乃果とにこちゃんの携帯、メーカー違うけど…二社とも?」

にこ「そ…そういうことだってあるのよ!極稀に!」

穂乃果「そ、そっか…そうだよね」









カサカサ…カサカサ…

穂乃果「…?今、何か聞こえなかった?」

にこ「えっ?何が?」

穂乃果「えっと…何か、動くような…」

にこ「…わ、私達の足の音じゃなくて?」

穂乃果「多分…それじゃない…と思う」

にこ「……」

穂乃果「……」




カサカサ…カサカサ…



にこ「…ひっ!」

穂乃果「ね…ねぇ!これ穂乃果昨日聞いた覚えがあるよ!これって…」ブルブル

にこ「やめてっ!言わないでっ!…にこも思い出したから」ガタガタ

穂乃果「う…後ろから…聞こえてくるよ…?」

にこ「き、気のせいよ!ほら、風で何かが動いた音とかで…」クルッ

…にこが見た光景は、想像を絶していた。
普通、こんな事はありえない。テレビの中…お伽話の中のことだと思ってた。


でも、見てしまった。


目の前にある…大量の蠢く物体を。


にこ達を囲んで…まるで隙を突いて捕食するのかという勢いで…



何十匹という毛の生えた蜘蛛が、にこたちの後をついてきてた。





ナルボンヌコモリグモ「……」

タランチュラコモリグモ「……」

イボナガジョウゴグモ「……」



カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ

にこ「い、いやっ…いやぁっ!」ガタタッ!!

穂乃果「あ…あっ…あああああっ!?」ガタガタ



カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ


穂乃果「に、にこちゃん!」

にこ「逃げる!逃げるわよ穂乃果!」ダッ!

穂乃果「ま、待って!」



タランチュラ「…!…!」カサカサ



穂乃果「お、追っかけてきてる!」

にこ「大丈夫よ!アイツ等数多いけど足遅い!走れば追いつかない!」

にこ「それより足動かして!このままじゃ囲まれるわよ!」

穂乃果「う、うんっ!」ダダッ

-そして-


にこ「ハァ…ハァ…」

穂乃果「こ、ここまでくれば…大丈夫?」

にこ「わ…分かんない…でも…周りに蜘蛛みたいなのは…」

穂乃果「うん…ってわわっ!」

にこ「穂乃果?」

穂乃果「いや…ちょっと変なの踏んじゃって…木の実かな?」

にこ「えっ…?うわっ!にこの近くにもあるっ!赤黒くて気持ち悪…え」

穂乃果「…にこちゃん?」









にこ「…これ、木の実じゃない…動いてる…」ガタガタ

セアカゴケグモ「……」ウゾウゾ

穂乃果「ひ、ひぃっ!?」ゾワワッ

にこ「にこ…これ…見た事ある…」

にこ「たしか…日本に住んでない…外来種…」

にこ「猛毒の…蜘蛛っ…!」

穂乃果「い、いやっ!!」ダッ

にこ「ほ、穂乃果!駄目!勝手に動いちゃ!」

セアカゴケグモ「…!…!」カサカサ

穂乃果「あ、…ああっ…か、囲まれて…」ガタガタ

にこ「ほ、穂乃果ぁ!」

穂乃果「嫌だっ!助けてっ!にこちゃん助けてっ!」ポロポロ

にこ「ま…待って…今そっちに…」


ガサガサガサガサ…!


タランチュラ「…!…!」ガサガサ

にこ「ひっ…!こ、こっちも来た…!」ガクガク

穂乃果「あ…あ…」ガタガタ

穂乃果「……」フラッ

にこ「だめぇ!今倒れたらこいつらの餌食になるわよ!お願いしっかりして!」ポロポロ

穂乃果「…ぅ…ぁ…」フラァ

セアカゴケグモ「…!…!」カサカサ


ドシャア!!


穂乃果「……」

にこ「穂乃果!穂乃果!あっ…ああっ…!」ボロボロ

タランチュラ「……」ガサガサ

にこ「…あ…あ…にこも…もう…無理…」ペタン

タランチュラ「…!!!」ガサガサ!!ガササッ!!






にこ「…こんなの…嫌っ…誰かっ…誰かっ…!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・




にこ「……」

にこ「んぅ…」

にこ「…!」ガバッ

にこ「あ…あ?」




穂乃果「……」

にこ「穂乃果…!穂乃果!」

にこ「…良かった。ちゃんと息してる」

にこ「でも…一体何が起こって」

にこ「…!!」

にこ「…な、なにこれ」

にこ「周りの蜘蛛…みんな死んでる」

にこ「なにこれ…噛まれた後?一体何が…」



カサカサ…


にこ「ひっ!…ま、まだいたっ!」

アシダカグモ(30mm)「……」

にこ「こ、コイツ…部室にいたのと同じ…」

アシダカグモ「……」

にこ「…お、襲ってこない?」







アシダカグモ「……」カサカサ

にこ「……」

穂乃果「…ぅ」

にこ「!穂乃果…!」

穂乃果「ぁれ…にこちゃん?」

にこ「…うん」

穂乃果「…!く、蜘蛛は!?私達襲われて…!」

にこ「大丈夫…ほら」

穂乃果「えっ…わっ」

穂乃果「…うっ、吐きそう」

にこ「我慢して…それより」

穂乃果「…あっ!あの蜘蛛!また穂乃果を噛みにきたの!?」ビクッ

にこ「……」

穂乃果「…にこちゃん?」

にこ「…取り敢えず、ここから離れようよ…こんな景色じゃ気持ちが治まらない」

穂乃果「…うん、そうだね」

-そして(・8・)-


穂乃果「……」テクテク

にこ「……」テクテク

アシダカグモ「……」カサカサ

穂乃果「…ねぇにこちゃん。あの蜘蛛、まだ穂乃果達についてきてるよ?」

にこ「うん…」

穂乃果「追っ払った方がいいんじゃないかな?」

にこ「そうは言っても…」クルッ

アシダカグモ「!?」ガサガサ…!







アシダカグモ「……」ジーッ

にこ「…こうやって振り向いただけで距離取ろうとするから何もできないわよ」

穂乃果「うーん…」

にこ「…まぁ、昨日もこっちに向かっては来たけど、結局壁をつたって逃げていっただけだから敵意はないかも」

穂乃果「そうなのかなぁ…?」

にこ「しばらくは様子見てみましょう…どうせにこ達じゃ何も出来ないから」

穂乃果「そうだね…」





アシダカグモ「……」ジーッ

にこ「…アンタも、そんなとこにずっと見てないでこっち来なさい。1メートル半距離開けてくれたらいいから」

アシダカグモ「……」カサカサ

穂乃果「…あっ!にこちゃんあそこに自販機があるよ!」

にこ「ホントだ!よかったにこもう喉カラカラだったのよ…」

穂乃果「穂乃果も!ちょっとあそこで休憩していこうよ!」

アシダカグモ「……」カサカサ




-自販機前-


穂乃果「はぁー良かった~」チャリン

にこ「何事もなくたどり着けたわね…」

穂乃果「穂乃果炭酸にしよーっと」ガコンッ

にこ「ちょっと、もしかしたら走るかもしれないから炭酸は…ってもう買ってるし」

穂乃果「大丈夫大丈夫!すこしぐらいだったら…」ヒョイ

穂乃果「…ひぃっ!?」ゾワッ

カバキコマチグモ「……」カサカサ

穂乃果「いやっ!あっちいけ!あっちいけ!」ブンッ!

にこ「穂乃果!そのペットボトル投げて!」

穂乃果「う、うんっ!」ブンッ!

カバキコマチグモ「…!…!」ウゾウゾ

穂乃果「ひっ!ほ、穂乃果の服にっ…!」

にこ「あ、あわ…えっと…な、何か叩けるもの…!」

アシダカグモ「…!」カサカサカサカサ!!




カバキコマチグモ「…!」ビクッ

穂乃果「わっ…は、離れてくれた?」

にこ「…見て!あれっ…!」





カバキコマチグモ「…!…!」ジタバタ

アシダカグモ「…!」ガブッ…ベキッ…ベキッ

穂乃果「…た、食べた?」

にこ「…ううん、噛み砕いた…だと思う」





カバキコマチグモ「……」ピクピク

アシダカグモ「……」カサカサ

穂乃果「…穂乃果を助けてくれたのかな?」

にこ「…うん、そうみたい」

穂乃果「そ…そっか」

アシダカグモ「……」カサカサ

にこ「……」




にこ「……」テクテク

アシダカグモ「!?」ビクッ

にこ「待って、逃げないで」

アシダカグモ「……」ジーッ

にこ「…アンタなの?さっきにこ達を助けてくれたの」

アシダカグモ「……」

にこ「…そう」

にこ「にこ達、家に帰りたいのだけど…案内とかできる?」

アシダカグモ「……」




アシダカグモ「……」カサカサ

穂乃果「あっ!動き出したよ!」

にこ「…ついて行ってみましょう」

アシダカグモ「……」カサカサ

穂乃果「…あっ」

にこ「穂乃果?」

穂乃果「いや…さっきまですごく空の色が悪かったけど…」

穂乃果「それがちょっとマシになってるかなって思って」

にこ「…じゃあ、やっぱり元の世界?に戻ってるのかしら…」

穂乃果「大体、ここってどこなんだろう?」

にこ「分からないわ…でも周りも若干見たことある風景だから、にこ達の地域なのは間違いなわね」

にこ「問題は…さっきまでずっと同じ景色だったって事」

穂乃果「うーん…ループしてるとか?」

にこ「そう!それよ!さっきからずっと同じ道だなって思ってたのよ!」

穂乃果「じゃあ、今は違うって事なのかな…?」

にこ「さぁ…それは行ってみないとわからないわ」

アシダカ「……」ピタッ

穂乃果「あれ?どうしたの?行き止まり?」

にこ「ほ、穂乃果…あれ」

穂乃果「…えっ」




穂乃果「お、音乃木坂…だよね?」

にこ「そ…そうだけど…」








にこ「何よ…何よあの校門の蜘蛛の巣!」

ジョロウグモ「……」

アシダカ「……」カサカサ

にこ「…あそこの蜘蛛の巣を突破できたら、元に戻れそう」

穂乃果「そ、そうなの?」

にこ「なんだか…そんな気がする」

穂乃果「でも、あれじゃ近づけないよ…」

にこ「えっと…どうしたら蜘蛛の巣って取れるんだっけ?」

穂乃果「穂乃果知りません!」

にこ「ですよねー」





アシダカ「…!…!」グイッ!グイッ!

にこ「…アンタ、何持ってるのよ?」

穂乃果「…あっ!穂乃果これ知ってる!お母さんが買ってた!」

穂乃果「確か、吹きかけるだけで蜘蛛の巣が取れるスプレーだった気がする」

にこ「ホント!?でも…あの校門を覆いかぶさってる規模の蜘蛛の巣よ?これ一本で足りるの?」

穂乃果「うーん…やってみないとわからないなぁ」

にこ「…とにかく、これだけじゃ不安だから、何か棒みたいなの探してそれで蜘蛛の巣を巻取りましょう」

にこ「それで取れなかった部分をそのスプレーで除去する…これでいいわね?」

穂乃果「うんっ!」

にこ「じゃあ私、何か棒みたいなものを探しに…」












アシダカ「…!…!」ズリズリ…

にこ「…あんた、どんだけ力あるのよ…」

なんかにこって毎回人外と組むな

にこ「…ふんっ!」ブォン!!

ジョロウグモ「!!」カサカサ

穂乃果「わぁっ!こっち来ないで!」シューッ!

にこ「馬鹿っ!蜘蛛にかけてどうするのよ!ちゃんと巣にかけなさい!」

穂乃果「だ、だって…」ブルブル

アシダカ「…!」カサカサ!!

ジョロウグモ「!?」

アシダカ「……」バキッ…ベキャッ…

穂乃果「…す、すごい」

にこ「見とれてないで早くこっちも片付けるわよ!」

穂乃果「うんっ!」

>>67
この前はたこだもんな
何か人に見えない魅力があるのかもしれん

-そして-


にこ「はぁ…!はぁ…!」

穂乃果「や、やっと終わった…」ゼェゼェ

にこ「周りの蜘蛛も全部死んだみたいだし…これで全部解決なの?」

穂乃果「…ちょっと行ってみるね」タタッ

にこ「あっ穂乃果!」




穂乃果「門を開けて…ぐぬぬ」ガラガラガラ…

穂乃果「!?」シュン

穂乃果「にこちゃん!空が青い!穂乃果元の世界に戻ってる!」

にこ「ホント!?よかった…本当によかった…」

穂乃果「にこちゃんも早くおいでよ!」

にこ「うんっ!すぐ行くっ!」

アシダカ「……」

にこ「…アンタにはお世話になったわね」

にこ「ごめんね、部室で怖がったりして…」

アシダカ「……」

にこ「で、でもアンタがものすごいスピードでこっち来たのがいけないのよ?」

にこ「今度来るときはもうちょっと…いや、やっぱり来ないで。怖いから」

アシダカ「……」カサカサ

にこ「でも、ありがとう。にこたちを助けてくれて」

にこ「アンタも他の蜘蛛には気をつけなさいよ?」

アシダカ「……」

にこ「ふふっ…じゃあバイバイ」

穂乃果「にこちゃん!」

にこ「待って!今行くから!」タタッ




シュルン!バシッ!!

にこ「…え?」

穂乃果「にこちゃん!?」

にこ「な…なにこれ…?い、…糸?何で…?」グイッ



ハエトリグモ「……」シュルシュル…


にこ「あ…い、いやっ…やめて…やだっ…やだっ!!」ジタバタ!!

にこ「す、スプレー!スプレーは!?」

アシダカ「…!…!」グイグイ

にこ「あ、あった!これで…」パシッ!!

にこ「…えっ?は、弾かれ…えっ…?」カランカラン







タランチュラ「……」ゾロゾロ

にこ「あっ…ああっ…いやぁっ!!」

にこ「う、嘘…さっきの…何倍の数なのよ…これ…」

タランチュラ「……」




ニ…ガ…サ…ナ…イ…



にこ「ひいっ…!な、何か聞こえっ…!」

タランチュラ「…!…!」ガサガサ!ガサガサガサ!!

セアカゴケグモ「ニガサナイ…ニガサナイ…」

にこ「い、いやっ!いやぁ!だ、誰か!誰か助けて!」

アシダカ「…!」ガサガサ!!

にこ「あっ!」




タランチュラ「…!…!」ガブッ

アシダカ「…!!」ガブッ

セアカゴケグモ「…!…!」ジャリッ!ジャリッ!





ブチッ!!





アシダカ「…!…!」ヨロヨロ



にこ「あ、あの蜘蛛…足が取れて…」

穂乃果「にこちゃん!手を伸ばして!穂乃果の手に捕まって!」

にこ「ほ、穂乃果…でも…」ブルブル

穂乃果「にこちゃん!」

にこ「う、うんっ!」プルプル




ベキッ!!バキッ!!グチャッ!!ボリッ!!ボリッ!!







アシダカ「……」

にこ「あ、ああっ…もう…何も…ない」

…それは見るも無残な光景だった。

にこ達を助けてくれた蜘蛛は、何十匹の蜘蛛に噛まれ、足を千切り胴体は抉られていた。



それでも、にこの方に行かせまいと、…ずっとにこに背を向けて戦っている。
もう半分も原型を留めてない蜘蛛は、一生懸命敵に向かって牙をむいた。



…そして、とうとう動かなくなった。






にこ「……ぁ」

穂乃果「にこちゃん!」グイッ

シュン!!


穂乃果「ハァ…ハァッ…」

にこ「……」

穂乃果「よ、よかった…間に合って…」

にこ「……」

穂乃果「でも、穂乃果達以外にも人がいるし、これでもう安心だねにこちゃん!早く帰ろう!」

にこ「……」

穂乃果「…にこちゃん?」

にこ「…ごめん、一人で帰ってくれない?」

穂乃果「えっ?」

にこ「…ごめん」

穂乃果「……」

にこ「……」

穂乃果「う、うん…じゃあ、また明日」

にこ「……」

にこ「……」ピッピッ

にこ「……」




アシダカグモ(脚高蜘蛛、学名:Heteropoda venatoria)は、アシダカグモ科に属するクモの一種。

その大きさから毒グモと勘違いされることも多いが、人間に影響する強い毒は持たない。同じくゴキブリなどを捕食するムカデとは違い、人間に対しての咬害も起こらない。
基本的に臆病で、人間が近寄ると素早く逃げようとする傾向が強く、近くの壁を叩くなどの振動にも敏感に反応する。



にこ「……」ピッ

にこ「…アシダカグモって言うのね、アンタの名前」

にこ「もしかして、部室にいたゴキブリ食べてくれてたのかな?」

にこ「……」

にこ「私を助けてくれて、ありがとう」

にこ「そして…ごめんない」

-次の日-


ガチャ


にこ「にっこにっこにー☆あなたのハートににこにこにーの矢澤にこにー!」

にこ「にこにーって呼んでラブにこっ☆」


他の全員「……」ガタガタガタ



にこ「…また?」

穂乃果「に、ににににこちゃん!や、やっと来てくれた…!」

海未「や、奴ですっ!また奴が現れたのですよっ!」

ことり「うぅ…どうしてまたこんな目に…」

花陽「だ、ダレカタスケテー!!」

凛「…凛、もうμ'sやめようかな」

絵里「今は駄目よ。抜けがけなんて許さないわ」

希「うん…死ぬときはみんな一緒やよ」

にこ「まったくー。どうせまたあの蜘蛛が出たのでしょー?」

真姫「そうよっ!早く退治してよ!私死にたくない!」ブルブル

にこ「大丈夫よ。あれはアシダカグモって言って人間には害のないタイプの蜘蛛なんだからー」

穂乃果「い、いや…そ、それでも…いやだ…」ガタガタ

にこ「分かったわよ。情けない部員のためにこのにこが追い払ってあげるわよ~」

にこ「で?何処にいるのよ?」

絵里「あ、あっちの…戸棚の隙間…」ブルブル

にこ「はいはいっと。もうみんな情けなくてしょうがないわねぇ~」

にこ「おーい、出てきなさいよー。大丈夫よにこは怖がったりしないかr」







アシダカ's48「…!…!」ガササササササササッ!!

にこ「ひぃっ!?いやああああああああああああっ!!!!」バタンガタンッドタンッ!!





教訓:部屋は定期的に掃除をしましょう





~おわり~

穂乃果「穂乃果九州に住んでるからセアカゴケグモにずっとビクビクしてたんだ!あれ怖いよね!」

穂乃果「途中中二病臭くなったのは許してね!お願い!」

穂乃果「さぁちょっと長くなっちゃったけど次行っちゃうよ!今日は限界まで挑戦してみたい!」

穂乃果「次の安価は>>89×>>91!ジャンルは>>94でどうかな?」

穂乃果「どんどんいってみよー!はりあーっぷ!」

理事長

穂乃果

そいや

スカトロファンタジー

…野鳥の爆撃投下って怖いよな
ちょっと飯食ってくる

ちょっと休憩
もう少しお待ちを

「わーん!いやだー!」

「ほらほら、そんなに泣かないの。ちゃんと取ってあげるから」

「…はい。これで綺麗になったわよ」

「グスッ…ホントに?」

「本当よ。ほら、鏡を見てご覧んなさい」

「……」

「ほらっ、可愛い顔が写ってるでしょ?」

「でも泣いてるとせっかくの可愛いのが台無しになっちゃうわよ?」

「…うん」

「ほら、もっと笑って?穂乃果ちゃんは笑顔が一番素敵なのよ」





ほのか「…うん!」

理事長「はい。よく出来ましたっ」

-理事長室-


理事長「……」ウトウト

理事長「ハッ、いけないいけない…寝ちゃってた」

理事長「近頃睡眠を疎かにしてたのが来ちゃってるわ…今日は早めに寝ないと」

理事長「……」







理事長「もうあの子達も高校生…か」

理事長「早いわね…あの頃が懐かしいわ」

-屋上-


絵里「こう…クルッと回って、ぱっ」スタンッ

花陽「わぁ~すごい…」

凛「どうやったらそんなステップできるようになるの?」

絵里「私も初めは何回も転びながら練習したものよ。つまり練習あるのみ」

にこ「よーし!にこだって…ぎゃん!」ドシンッ

真姫「にこちゃん…豚が無理にダンスしようとしてコケたみたいだったわよ」

にこ「例え!例えが酷すぎるわよ!もうちょっと何かなかったの!?」

ことり「うーん…もうちょっと回りやすくすればいいのかなぁ」

穂乃果「そうだ!回る時にスケートローラー履いとけばいいんだよ!」

海未「貴女はラブライブでも同じようなことが言えるのですか?」

穂乃果「えへへ…すいません」

ギィ…


希「…ん?あれは」



理事長「こんにちわ。みんな頑張ってる?」

ことり「お母さん!」

絵里「理事長…こんにちわ。私たちに何か用ですか?」

理事長「ううんそうじゃないの。ちょっと練習を見てみようかなって」

にこ「びっくりしたぁ~廃部にされるかと思ったわ」

花陽「にこちゃん…」

理事長「…あら?高坂さんと園田さんが見当たらないけど」

凛「あ、穂乃果ちゃんと海未ちゃんならあそこに…」

穂乃果「よし!準備万端だよ海未ちゃん!」

海未「あの…これ、本気でやるのですか?」

穂乃果「うん!だって可能性感じたんだ!」

海未「私は微塵にも可能性を感じないのですが」

穂乃果「女の子は度胸!何でもやってみるものだよ海未ちゃん!」

海未「…はぁ、じゃあ一回だけですよ」

穂乃果「ばっちこーい!」

海未「…せぇい!」ブンッ

穂乃果「うわああああああっ!!!」クルクルクルクル!

海未「穂乃果!そのままポーズ!」

穂乃果「無理~!止まらない~!」クルクルクルクル

海未「穂乃果!私に捕まってくださ…って痛い!穂乃果!手が当たって痛い!」バシッ!バシッ!

穂乃果「いやああああああ~」グルングルングルン!!

海未「穂乃果!ほの…うぉぇ、回る穂乃果見てたら私が酔って…うぇぇ…」

真姫「…穂乃果なら、あそこで馬鹿やってます」

にこ「にこ達、ターンの練習してたはずよね?何でトリプルアクセルみたいな技になってるのよ…」

ことり「あはは…」

理事長「うふふ…高坂さんらしいわね」

絵里「すみません…こんな恥ずかしい所見せてしまって」

理事長「いいのよ。何事も楽しいいことが肝心だから」

理事長「それにあなた達の頑張りは、いつもステージで見せてもらってるわ」

花陽「え、えへへ…」

凛「何だかすこし恥ずかしいね…」




穂乃果「はぁ…はぁ…うぉぇ…世界が回る…」フラフラ

にこ「あ、こっちに来た」

海未「も、もう…絶対に穂乃果の閃きには付き合いません…オロロロ」ビチャビチャ

ことり「あぁ!海未ちゃんが吐いた!」

希「あらら…うちちょっとゴミ袋持ってくるね」

絵里「もう…何で止めなかったのよ海未。貴女がいながら…」

海未「言わないでください…今数分前の自分に恨みを募らせていたところで…ウップ」

穂乃果「ほ、穂乃果も吐きそう…オェッ」ヨロヨロ

にこ「えっ?ちょっと!何でこっち来るのよ!?来るな!あっちいけ!」ダダダッ

凛「わー!爆弾が来るにゃー!」

花陽「だ、ダレカタスケテー!」

穂乃果「うぅ…みんなひどい…うぉえぇ…」





絵里「はあ…もうめちゃくちゃじゃないの」

理事長「ふふっ…」

-そして-

穂乃果「はーすっきり」

海未「すみません…もう少し横になってます…」ヨロヨロ

ことり「お大事にー…」フリフリ

真姫「…で?理事長先生も見に来てくれたけど、次は何するの?」

絵里「そうねぇ…せっかくだから次のライブのリハーサルでもやってみる?」

希「海未ちゃんが復活するまでそれは無理やないかな?」

絵里「そうね…じゃあアドリブダンスでもしましょうか」

凛「アドリブダンス?」

絵里「各々が自分の得意なダンスを思いつきでするの」

絵里「それでいいステップがあったら本番に組み込んでみる…謂わば研究みたいなもので」

にこ「面白そうじゃない。やってみましょう」

凛「じゃあまず凛からいくにゃー!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


絵里「…さて、最後は穂乃果ね」

穂乃果「よぉーし!いっくよー!」

穂乃果「よっ!ほっ!はっ!」スタンッ!!タタンッ!!

花陽「さ、流石穂乃果ちゃん…動きがダイナミックだね」

にこ「これだから余計にライブでは目立つのよねー」

希「それが穂乃果ちゃんのいいとろこでもあるやんなぁ」



穂乃果「はいっ!」タンッ!

絵里「すごいわ穂乃果。流石ね」

穂乃果「えへへ…ブイッ!」ピース







ヒューン…ベチョ

穂乃果以外「……」



穂乃果「……」ベットリ



ことり「ほ、穂乃果ちゃん…」

穂乃果「……」

真姫「え、えっと…そう!服!服で良かった!」

にこ「そ、そうよね!頭とかについたら大変なことになってたわよね!」

穂乃果「……」

絵里「えっと…穂乃果?そんなに気を落とさないでね…」








穂乃果「…ウッ…グスッ…ヒック…」ポロポロ

花陽「ほ、穂乃果ちゃん!?」

こっちでも吐いてましたか……

>>116
ラブライブSSはシンクロする。はっきりわかんだね

穂乃果「フグッ…ウッ…うぅっ…」ポロポロ

ことり「ほ、穂乃果ちゃん!」

にこ「ちょ、ちょっと!そんな大泣きする事!?」

真姫「えっと…私だったらなく…かも?」

絵里「希、穂乃果を部室まで連れて行ってくれないかしら?」

希「うん、分かった」




理事長「ちょっと待って」

凛「えっ?」

理事長「…高坂さん。立てる?」

穂乃果「ヒック…ううっ…うううっ…」ポロポロ

理事長「ほら…穂乃果ちゃん…しっかりして」

穂乃果「グスッ…グスッ…」ヨロヨロ

理事長「綾瀬さん。高坂さんは私が何とかするわ。だから安心して頂戴」

絵里「あっ…はい。分かりました…」

理事長「ありがとう…ほら、穂乃果ちゃん」

穂乃果「グスッ…うん…」トボトボ




ギィィ…バタンッ



花陽「…穂乃果ちゃん、随分ショック受けてたね」

にこ「でも、あそこまでマジ泣きするとは思わなかったわよ」

真姫「そうね…しかも、何故か理事長が慰めに行っちゃったし」

凛「何かあったのかにゃー?」

ことり「うーん…お母さんが昔穂乃果ちゃんを慰めてたことはあったけど…」

絵里「それと何か関係してるのかしら?」

希「それが一番しっくりくるやんなぁ…」

-理事長室-

穂乃果「ヒック…ヒック…」

理事長「泣かない泣かない…はい、綺麗になったわ」フキフキ

穂乃果「ヒック…本当?」

理事長「うん。でもこのままじゃ気持ち悪いだろうから。部室に帰ったらちゃんと着替えてくるのよ?」

穂乃果「…はい」

理事長「…ふふっ」

穂乃果「…グスン」

理事長「ねぇ穂乃果ちゃん。…ちょっとお話しようか」

穂乃果「えっ?」

理事長「いいからいいから…こっちに来て座って?」

穂乃果「…うん」

理事長「おばさんね、今日懐かしい夢を見ちゃったの」

穂乃果「……」

理事長「…ねぇ、穂乃果ちゃん。覚えてるかしら」

穂乃果「?」

理事長「ことりと穂乃果ちゃんが小さい頃。一緒によく公園で遊んでたよね」

理事長「穂乃果ちゃん、いろんな危ないことしていっつもお母さんに怒られてたけど」クスッ

穂乃果「あ…はい」

理事長「…でも、そんなある日。穂乃果ちゃんが一度だけ大泣きしちゃったの。覚えてる?」

穂乃果「えっ?えーっと…」

理事長「流石に十数年前の事だから覚えてないかなー?」

穂乃果「えっと…覚えがありません。はい…」

理事長「ふふっ。そっか…」

理事長「穂乃果ちゃん、ことりと海未ちゃんで追いかけっこしてたのだけど…」

理事長「上にカラスか何かがいたのかしらね…糞が落っこちてきたのよ」

理事長「それが服について…穂乃果ちゃん一瞬何が起こったのかわからない顔してて」

理事長「自分の服をみてビックリしちゃったのかなぁ…すごい大粒の涙を流しながら泣いてたわね」

穂乃果「そ、そんな事が…」カァァ

理事長「うんっ。それでね…」

理事長「今日の穂乃果ちゃんを見てたら…あの時と全く一緒だったの」

穂乃果「えぇ!?本当ですか!?」

理事長「うんうん。何だかとっても懐かしかったもの」

穂乃果「じ、じゃあ…穂乃果その時からまるで成長してない…うぅ…」

理事長「ううん。そういう事が言いたいのではないの」

理事長「ことりや海未ちゃん…そして穂乃果ちゃんがとっても小さい時からおばさんは知ってるから」

理事長「みんなが成長していくのを見て…ちょっと寂しかったのよね」

穂乃果「…ことりちゃんのお母さん」

理事長「でもよかった。あの時の穂乃果ちゃんが少し見れて…」

理事長「お陰で少し、昔に戻れた気がするの」

理事長「鳥の糞に感謝しないとね♪」

穂乃果「ひどい!それはひどいよおばさん!」

理事長「あらごめんなさい。うふふ」

穂乃果「もー。穂乃果激おこだよ!」プンプン

理事長「…来年は三年生。みんな受験が終わったら。それぞれの道に進んでいくのかしらね」

穂乃果「…うん」

理事長「それまでは…みんなのおばさんでいさせてね。穂乃果ちゃん」ニコッ

穂乃果「えっと…穂乃果は穂乃果で、おばさんはおばさんだから…」

穂乃果「それはきっと、これからも変わらないと思います」

理事長「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「…はぁ~そっか。来年は受験が始まるのかぁ」

穂乃果「穂乃果どうしよう…」

理事長「ふふっ。三年生になるまで、じっくり考えてみなさい。きっと自分のやりたいことが見つかるから」

穂乃果「はいっ!」

穂乃果「あっ、もうこんな時間…そろそろみんな心配してるだろうなぁ」

理事長「えぇ…そろそろ戻ってあげたらどうかしら?」

穂乃果「はいっ…ってその前に着替えないと…アハハ」

理事長「うふふっ…」

穂乃果「おば…理事長!ご迷惑をおかけしました!」ペコリ

理事長「いいえ。どういたしまして」

理事長「…あっ。そうだ」

穂乃果「?」

理事長「ごめんね穂乃果ちゃん…もうちょっとおばさんに付き合ってくれる?」

穂乃果「はい…?」

理事長「ありがとう♪」パカッ

穂乃果「鏡?」

理事長「穂乃果ちゃん、この鏡を見て?」

穂乃果「ん~」

理事長「ねっ。とっても可愛い顔が写ってるでしょう?」

穂乃果「えっ!?あ、あの…その…」カァァ

理事長「…ふふっ。照れてる顔の穂乃果ちゃんも可愛いけど、もっと素敵な顔があるはずよ?」

理事長「穂乃果の、笑った顔。私みたいな」







穂乃果「…うんっ!」ニコッ

理事長「はい。よく出来ましたっ」ニコッ

-そして-


穂乃果「おーいみんなー!」

にこ「あ、やっと戻ってきた」

真姫「遅すぎ。もう後片付けしてみんな帰るところよ」

穂乃果「ごめんごめん…ちょっと話し込んでちゃって」

絵里「でもどうしたの?あんなに大泣きするなんて…穂乃果らしくなかったわ」

穂乃果「あっ!それはその…追求しないで」

希「ふふっ、あれは穂乃果ちゃんの弱みやったんかいな?」

凛「かよちんも弱いところあるよね!耳とか」サワサワ

花陽「ピャア!?凛ちゃん!」

海未「もう…これからは少し落ち着いて行動してくださいね…こっちの身が持たないので」

穂乃果「あはは…、面目ない」

ことり「もうそろそろ下校時間になっちゃうから。帰ろっか」

絵里「えぇ。そうしましょう」

カァー、カァー


ヒューン


穂乃果「うわっと!」ヒョイ ベチャ

穂乃果「ふぅ…危ない危ない」

凛「あははっ!また当たるところだったね!」

海未「もう勘弁してくださいよ…大泣きする穂乃果を慰める気力はないですからね」

ことり「でも、泣いてる穂乃果ちゃん可愛かったなぁ」

穂乃果「や、やめてよことりちゃん~」

にこ「でも本当に怖いわよねぇ…頭に当たった時の絶望感を想像したら」

真姫「頭だから…見えない分恐怖が大きいわね…想像したくないわ」

希「まぁ、そんなに何回も当たることやないし、それこそ運が良くないと無理な話やんな」

絵里「そうよ。あんまり気にすることじゃないわ。もし当たっても冷静に」ベチョ




アホー アホー アホー




絵里「……」


穂乃果「……」

海未「……」

ことり「…え、絵里ちゃん」

真姫「…ど真ん中」

にこ「…いただきました」

凛「ちょっとお約束すぎじゃないかにゃ~」

花陽「凛ちゃん!?」

希「え、えりち…?」ソワソワ

絵里「……」ダッ!

にこ「あぁ!絵里がその場の雰囲気に耐えられずに逃げた!」

海未「追いかけましょう!あのままじゃ自暴自棄になってロシアへ帰ってしまいます!」

穂乃果「絵里ちゃーん!落ち着いてー!」




絵里「いやー!帰るっ!エリチカもうお家に帰るもん!わぁぁぁんっ!」ダッダッダッダッダ!




アホー アホー




~おわり~

穂乃果「最近理事長が可愛すぎるような気がする!同人誌もあるから需要あるんだね!」

穂乃果「最初はすごいスカ展開考えてたけどカレー食べたらそんな気なくしたんだよ!無理だね!」

穂乃果「さぁ次はちょっと軽めに行っちゃうよ!どんな組み合わせがいいかな?」

穂乃果「次の安価は>>147×>>148!ジャンルは>>151でいこう!」

穂乃果「さぁどんどん行こー!」

穂乃果

にこにー

吸収同化

またにこにー死んでしまうん…?

-穂乃果の家-


穂乃果「…ねぇにこちゃん、本当にやるの?」

にこ「仕方ないじゃない…もうこれしか方法がないのだから」

穂乃果「で、でも…穂乃果こういうの初めてだから…」

にこ「わ、私だって初めてよ!その…オ…なんて」ゴニョゴニョ

穂乃果「そ、そうだよね…穂乃果も聞いた事しかないし」

にこ「…でも、もうこれしか方法がないの。だったらそれをやるしかないじゃない」

穂乃果「うぅ…さよなら穂乃果の純潔…」

にこ「ばか!それは無くならないわよ!」

穂乃果「でも、もう清らかな心には戻れないような気がするよぉ…」

にこ「そんな事気にしたら負けよ!ほら!ことりからもらった指南書持って!」

穂乃果「うん…」





にこ「…じゃあ、いくね」

-数時間前-

穂乃果「うーんむにゃむにゃ…」

絵里「部室で寝てる穂乃果。最高に可愛いわ。この寝顔を見るだけで軽くイキそうになるもの」ジュン

海未「絵里、それ以上穂乃果に近づかないでください。近づいた瞬間矢の雨をお見舞いしますよ」

ことり「あれ?穂乃果ちゃん涎が垂れてるね、ことりが舐めとってあげないと…」ウジュル

海未「駄目です!それは私の役目です!ことりはあくびがでる時の涙担当だとさっきジャンケンで決めたじゃないですか!」

ことり「でもぉ…もう我慢できなよぉ~」

凛「今日もサイコレズに滑車がかかってるにゃー」ペロペロ

花陽「ひゃあん!凛ちゃん!耳はだめぇ…!」ビクンビクン

真姫「あれ?おかしいわね…昨日ここに隠しておいたカメラが見つからないわ…」ゴソゴソ

希「あ、それならうちが処分しといたよ。丁度にこっちのパンツが見える位置にカメラがあったからやんな」

真姫「そう、まぁいいわ。こんな時のために予備のカメラ持ってきてたから」スチャ




ガチャ

にこ「ふぅ~ごめーん遅れちゃったー」

真姫「遅いわよにこちゃん。待ちくたびれて乾いちゃったじゃない」

にこ「(乾いた?何が?)ごめーんちょっと先生にごねられちゃって…」

希「んー?じゃあ先生の話を聞かされて肩が凝ったんやないの?うちがかるーく揉み解してあげるね」ワシワシ

にこ「なっ!ばかっ!ちょ…やめっ…」ビグンッ

真姫「ちょっと!にこちゃん嫌がってるじゃん!やめなさいよ!」サスサス

希「そういう真姫ちゃんもにこっちの太もも触るってない?」

真姫「触ってないわよ。これはあたってるだけよ」

にこ「いいから二人とも離れなさいっての!」ガタンッ!!

ゲシッ


にこ「へっ?」グラァ

にこ「わっ、わわわっ!!」テンテンテン

穂乃果「んぇ?」

海未「にこ!?」

にこ「ととととっとっとっと…うわっ!」ガシャーン!!

穂乃果「ふぎゅ!」ブニュ!!




ゴンガラガッシャーン!!




ことり「穂乃果ちゃん!」

真姫「にこちゃん!」

海未「穂乃果!大丈夫で…あっ、ああああっ!」



ほのに「「いたたた…」」



ことり「ほ、穂乃果ちゃん!?」

絵里「何てこと!?穂乃果とにこが合体したわ!」

花陽「体格は穂乃果ちゃんなのに、髪はにこちゃんの黒髪ツインテールだ!」

希「ええやん!完璧やん!」

真姫「冗談じゃないわよ!早く戻って!にこちゃんの貧相な体を返して!」

ほのに「「貧相とはなんだー!」」

ちょっと一時間ほど抜けます
保守お願いします…

-そして-

凛「…結局なにもできないままま一時間たったにゃー」

海未「困りました…どうにかして元に戻さないと、私の頭が混乱したままになってしまいます」

ことり「うん、これじゃあどっちを愛してるかわからなくなっちゃうもんね」

ほのに「「……」」ゾワッ

絵里「それ以上に、どっちの家に帰っていいかもわからないし、何よりも生活面に支障を来しそうだわ」

花陽「ど、どうしよう…このままじゃミューズが八人になっちゃうよぉ」

希「それはいかんね、ミューズ9人やないとミューズやない」ワシワシ

ほのに「「わーっ!ちょっと!希やめなさいっ!!」」

希「んー?」クリッ

穂乃果にこ「アンッ…」「アンッ…」ビクンッ

みんな「!?」

海未「い、今…一瞬だけ分離したような気が」

凛「凛もそうみえたにゃー」

ことり「もしかしてー…希ちゃんのワシワシで感じちゃったからかも!」

絵里「てことは…分かったわ!二人を戻すきっかけ…それは感度よ!」

絵里「エッチな気分になれば絶頂に達したとき、二人はポーンッって元に戻るはずよ!」

真姫「そうよ!そうに違いないわ!にこちゃん!今すぐパンツ脱いで!優しく激しくしてあげるから!」

ほのに「「嫌よ!何でこんなところで脱がなきゃいけないのよ!」」

ほのに「「そ、それに穂乃果の身体だからね!にこちゃんだけのものじゃないからね!」」

海未「ええい!この際そんなことはどうでもいいです!ふたりを元に戻すにはこれしか方法がありません」

海未「さぁ穂乃果!私の家に行きましょう!大丈夫です私は周りから紳士の花園マスター園田海平だと有名ですからがっかりはさせません!」

ほのに「「なにその汚名!不安な要素しか見当たらないのだけど!?」」

絵里「分かってないわね…穂乃果、あなたに必要なのは知識よ。さぁ、エリチカの秘密のレッスン…受けてみましょう?」

真姫「分かってないわねー、にこちゃんに必要なものは愛と優しさなんだから!この真姫ちゃんが全部全部中に注いであげるわ!」

ほのに「「何を注ぐ気!?怖すぎる!」」

-穂乃果の家-


にこ「…で、あいつらを撒いて逃げてきたのはいいけど」

穂乃果「元に戻るには、やっぱりその…い、イっちゃうしか、方法がなくて…」モジモジ

にこ「…で、結局私たちだけじゃ知識がないからどうしようかって悩んでたら」

穂乃果「…穂乃果の鞄に『女性の為のオナニー説明書』なるものが入ってました…ことりちゃんの名前と共に」

にこ「うぅ…どうしてこんなことに…」

穂乃果「仕方ないよ…こういう事もあるってことだから」

にこ「…じゃあ、もうやっちゃう?」

穂乃果「へっ、も、もうやっちゃうの!?」ドキッ

にこ「し、仕方ないでしょ!このままじっとしてても埒があかないし…」

穂乃果「…うん、そうだね」

穂乃果「えっと…まずは身体に細菌が入り込まないようにしっかりと手を洗います…お風呂に入るもOK」

穂乃果「…どうする?お風呂入る?」

にこ「よく分かんないけど、やった後って汚れるんじゃないの?だったら後でお風呂に入ったほうが…」

穂乃果「ちょっと待って…人によっては汚れない事もありますが、効率的にはお風呂場で実行することが望ましいでしょう…だって!」

にこ「そ、そう…じゃあ入りましょうか」

穂乃果「うん、そして何かえっちな事を思い浮かべてください…何か画像や動画、小説も読むもありです」

にこ「おかず…ってやつかしら?うぅ…にこそんな物持ってないわよ…」

穂乃果「あっ、そう言えば…」ゴソゴソ

にこ「…何これ?」

穂乃果「この前、お父さんの部屋に入ったとき、ひとつだけピンク色の小説があったから興味本位で持って来ちゃったのだけど」

穂乃果「…内容が過激過ぎて、穂乃果には読めませんでした」カァァ

にこ「Oh.........」

にこ「…で、不本意だけどこれでおかずはOKね」

にこ「あとは…その、やり方だけど」

穂乃果「うん、ここに全部書いてあるよ」

穂乃果「…初心者編と上級者編、どっちがいい?」

にこ「そ、それはもちろん初心者…いや、元に戻るなら上級者?うぅ~…」

穂乃果「…もうどっちもやっちゃおうか」

にこ「そうね…」

穂乃果「じゃあいくよ?まずは初心者のほうから…」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(・8・)





穂乃果「…こ、これで、上級者編のせ、説明を終わります…」プシュー

にこ「……はひぃ」プシュー

穂乃果「…じゃあ、そろそろ行こっか」

にこ「…うん」






-お風呂場-


ジャー


穂乃果「はぁ…いいお湯だねぇ」

にこ「えぇ…このまま勝手にイってくれないか」

穂乃果「無理だど思う…」

にこ「…はぁ」

穂乃果「もうここまで来たらやるしかないよ!にこちゃん!」

穂乃果「ぱぱっと終わらせて、ぱぱっと元の姿に戻ろう!」

にこ「分かったわよ!こうなりゃやけよ!初心者でも上級者でもやってやろうじゃないの!」

ほのにこ「「頑張るぞー!おー!」」

にこ「ん…くっ…アッ…あんっ…」クチュ…クチュ…

穂乃果「わ、和菓子屋の婦人は…あんっ。小豆と自らの小豆を合わせ…んっ…主人に…二つの大きな水羊羹を…やっ…丁寧に…舐め回し…ああっ!」ビクンッ

にこ「ひんっ!…あっ…何これ…何か…変っ…」ビクンッ

穂乃果「ふ、婦人の…割れ目から…大量の…水飴が…流れ出し…くうっ…しゅ、主人は…自前の…太い…こ、黒糖棒を…!やぁっ!」

にこ「ひいっ…!やっ…!これっ…!やだっ…!ビリビリ…するっ…!」

にこ「はぁはぁ…ほ、穂乃果…つ、続き…あっ…!」クチュクチュ

穂乃果「ふ、婦人はっ…!主人の…ぉ…!黒棒をっ…!丁寧にっ…味見してっ…あっあっ!」ビクンビクンッ

穂乃果「だめっ…!もう無理っ…!もう読めないよぉ…っ!」クチュン

にこ「早くっ…!あんっ!読んで…読んでぇ…」クチュクチュ

穂乃果「ううっ…そ、そして…一回り大きくうっ…なっ…た…黒棒を…婦人の…割れ目に…一気にっ…!」

にこ「こ、これを…!一気にっ…!」ツプッ

穂乃果「あっ!ダメっ…!指…だめっ!」

にこ「ああっ!だめっ!止まらないっ…止まらないっ!」クチュクチュ

穂乃果「やだっ!あんっ!だめっ!怖いっ!怖いっ!」ビクンビクン

にこ「ああっ…!何かっ…何かっ、来るっ…!」ズチュズチュ

穂乃果「も、もうダメっ!あっやだっ!やだやだやだぁっ!」ビクンビクンッ!!

にこ「わ、私もっ!もうっ…限界っ!」クチュクチュ!!

穂乃果「いっ…イクっ…!イクっ…!」ビクンビクンッビクンッ!!



ガララッ!!



雪穂「お姉ちゃん!何で一人でお風呂入ってるの!?入るときは一緒にってい」

穂乃果「ひゃああああっ!!」ビクンッ!

にこ「やああああっ!!」スポーンッ!!


雪穂「……えっ?」

穂乃果「ハァ…ハァ…ハァ…」

にこ「ハァ…ハァ…や、やっと…戻れたぁ…」

-そして次の日-

穂乃果「にこちゃーん!」

にこ「あ、穂乃果」

穂乃果「いや~昨日は大変だったねぇ」

にこ「本当よ…にこ、あんなところから出てくる何て思いもしなかったわよ」

穂乃果「うん…穂乃果も昨日、お姉ちゃんが出産したーってわんわん泣く雪穂をなだめるのに苦労したよ…」

にこ「…まぁ、あの光景はどう見ても出産よね」

穂乃果「うん…穂乃果乙女なのにもうおなかの中に赤ちゃん宿しちゃったのかと思ったもん」

にこ「えっと…それであの、ま、膜の方は…大丈夫なの?」

穂乃果「ふえっ!あっ…うんっ…昨日病院に行ったら…ちゃんと張ってた」モジモジ

にこ「そ、そう…良かったわね」

穂乃果「うん…」

穂乃果「あ、その後お父さんの小説持ち出したのバレちゃって…こっぴどく怒られたよ」

にこ「そっか…大変だったわね」

穂乃果「うん、でもその後お父さん、お母さんとずっと遅くまで寝室で何かやってたけど…新しい商品の研究かな?」

にこ「そういうの言わなくていいから」

穂乃果「うん…じゃあまた放課後部室で!」

にこ「はーい」

穂乃果「あっ、それと…」

穂乃果「…上級者の方、まだやってないから…今度一緒に」

にこ「ちょ…!バカっ…!」カァァ

穂乃果「…えへへ」

-部室-

ガララッ

穂乃果「ふぅ」

穂乃果「あれ?穂乃果一番?」

にこ「そんな訳ないでしょー。鍵があいてるのだから」

穂乃果「あ、そっか…」ガタッ

穂乃果「あれ?にこちゃんいつもの席に座らないの?」

にこ「いや…何かあそこに座ると…何か覗かれてるような…寒気がするのよ」

穂乃果「そ、そうなんだ…」

にこ「もうーなんなのよー」

穂乃果「机の下に何かあるのかな…?」ガラッ

にこ「さっき調べたけどなにもなかったわよー」

穂乃果「あっ、五百円玉発見」

にこ「ああっ!それにこが帰りにハンバーガー食べようと思って失くしたお金よ!返して!」ガタッ

穂乃果「わわっ!にこちゃんいきなり暴れないで!」

にこ「どこ!?にこの五百円玉!」

穂乃果「私が取る!取るからちょっと落ち着いて!」ガラッ

にこ「あっバカっ!そこから出たら椅子につまずいてっ…!」グラッ



ガランッ!!バタンガタンドタンッ…!



ほのに「「…あーあ」」



~おわり~

穂乃果「確か穂乃果と海未ちゃんが同化するSSあったよね!あれもサイコレズがいたような気がする!」

穂乃果「ただ単純にエロがやりたかっただけだよ!深い意味はないっ!」

穂乃果「さぁ!時間になったからいつもどおりこれで最後にしようかな!次は気合入れて書くよ!」

穂乃果「最後の安価は…カップリングは私に任せて!その代わりジャンルは>>200->>205の全部だよ!」

穂乃果「さぁ!最後にふさわしいの物語を紡いでいこう!叶えて!私達の夢!」

無人島で共同生活

ジャンルのみなのにキャラかいていいの?


昼ドラ

いいのさ
何も問題はないぜ

‐夜、穂乃果の家‐

テレビ「…!?あ、あれは…」

テレビ「ウィーンウィーンウィーン…目標確認、システム、戦闘モード移行します。」

テレビ「な、なんなのよこいつ!ええい!相手は人間じゃない!この真希ちゃんがぶったたいてやるんだから!」

テレビ「当たれ当たれええっ!!ダダダダダダダァン」




雪穂「……」バリッバリッ

穂乃果「……」コソコソ

雪穂「…何してるの?お姉ちゃん」

穂乃果「うっ!…あはは」

雪穂「もう夜の10時回ってるよ…明日早いのだから早く準備して寝たら?」

穂乃果「もうっ!中学生じゃないのだからこの時間に寝るのは早いよ!」

雪穂「高校生がこの時間に家を出るのは遅いと思うけど」

穂乃果「うっ…反論できない」

雪穂「……」バリッ

穂乃果「…ねぇ~雪穂?」

雪穂「嫌」

穂乃果「私何も言ってないよ!?」

雪穂「このまま見逃してって言うのでしょ?嫌だよ私がお母さんに怒られるもん」

穂乃果「そこをなんとか!今度何でも買ってあげるから!」

雪穂「何でもって、お姉ちゃんのお小遣いなんてたかがしれてるじゃん」

穂乃果「そ、そこは常識の範囲内で…」

雪穂「……」

穂乃果「お願い!今日しかないの!穂乃果にとって今日は一番大切な日になるの!」

穂乃果「だから…雪穂には協力してほしいな」

雪穂「……」

雪穂「…ボタン」

穂乃果「へっ?」

雪穂「お姉ちゃんのボタンが欲しい」

穂乃果「私の?」

雪穂「どうせ誰にもあげる人いないんでしょ?」

穂乃果「むっ。そうだけど…」

雪穂「……」

穂乃果「…うん、いいよ」

雪穂「ほんと?」

穂乃果「うん、雪穂は大切な妹だから。私のボタン…あげるね」

雪穂「…妹」

穂乃果「雪穂?」

雪穂「何でもない」

穂乃果「…?」

雪穂「…ほら、さっさと行ったら?遅くなりすぎたらごまかしきれないよ」

穂乃果「あっうん…ごめんね雪穂」

雪穂「私明日練習あるから、早めに寝るよ」

雪穂「はい、家の鍵」チャリン

穂乃果「ありがとう!…じゃあ、行ってくるね」

雪穂「いってらっしゃーい」



ガチャ…パタンッ




雪穂「…ま、これからっしょ」

ほのママ「雪穂、お姉ちゃん知らない?早くお風呂に入って欲しいのだけど…」

雪穂「お姉ちゃんなら無人島で謎の生物と戦ってる最中だよ」

ほのママ「なにそれこわい」

‐ことりの家‐


テレビ「奥さん…白い無精卵と黄色い受精卵、味がいいのはどっち…?」

テレビ「む、無精卵…」

テレビ「そっちじゃない!…こっちの、命を宿した受精卵…だろ?」

テレビ「駄目…私は…あっちの安いほうじゃないと…家計が…」

テレビ「正直になりな…熱くなりたいだろ?…奥さん」




理事長「……」

ことり「……」ソロソロ

理事長「…あら?野外外出を許した覚えはないけど…?」

ことり「ぴぃっ!」

理事長「…こんな遅くに何してるの?コートなんて着ちゃって」

ことり「え、えっと…さむいから…温かくしようかなぁって…えへへ」

理事長「……」

ことり「お、お母さん…」

理事長「…貴女は、まだ音乃木坂の生徒よ」

理事長「何かあったら、それは私の責任になる…それは分かる?」

ことり「う、うん…」

ことり「でも、お母さん!今日は…今夜だけは許して欲しいの!」

ことり「今日が終わったら…穂乃果ちゃん達と…しばらく会えない…」

理事長「……」

ことり「だから!今日しかないの!このまま今日が過ぎたら…もう…思い出、作れない…」

ことり「だからお母さん!今日だけは…見逃して…おねがい…」

理事長「……」

ことり「……」ウルウル

理事長「…ふぅ、困った子ね」

ことり「お母さん…」

理事長「…お母さんは今、録画してた昼ドラマを見てるの」

ことり「!」

理事長「それだけよ…」

ことり「…お母さん」ウルウル

理事長「今日は冷え込むから、しっかりと温かくしなさい」

ことり「うん…お母さん、ありがとう…!」

理事長「お礼を言われる覚えはないわよ…遅くなるとお母さん気づいちゃうかも」

ことり「うんっ!なるべく早く帰ってくる!」タッタッタ


ガチャ…バタンッ





理事長「……」ピッピッ

理事長「お疲れ様です、ごめんなさいこんな夜遅くに…はい、ちょっと学校の様子を見て欲しいのですが…」

‐夜、音乃木坂校門前‐


穂乃果「…二人共遅いなぁ」

ことり「穂乃果ちゃーん!」タッタッタ

穂乃果「ことりちゃん!」

ことり「ごめーん!ちょっと時間取っちゃって…」ハァハァ

穂乃果「ううん!全然いいよ!まだ時間はあるから…」

ことり「そっか…海未ちゃんは?」

穂乃果「あっ…まだだね」

ことり「そっか…」

穂乃果「穂乃果と違って海未ちゃん、家が厳しいから…来れるかなぁ」

ことり「うん…心配だね」

穂乃果「ダメだったら、やっぱり明日の朝早くにして…」



「朝早くだと穂乃果が遅れてしまいそうなので止めておきましょう」




ことり「海未ちゃん!」

海未「お待たせしました…少々手こずってしまいましたが、なんとか来ることが出来ました」

穂乃果「よかった…これで三人揃ったね!」

ことり「うん!でも・・・」

海未「問題は屋上に行くことなのですが・・・穂乃果、何か案でもあるのですか?」

ことり「学校の扉は、全部セキュリティがかかってるから、開けたら警報が鳴っちゃうし…」

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