P「夏は水着の季節か」(176)
P「水着…」
春香(もしかしてプロデューサーさんに水着姿を見せれば)
千早(…くっ)
P「でもアイドルのは見慣れてるからなぁ」チラッ
P「アイドルのはなぁ」チラッ
小鳥(はぁ、夏は露出が多くて嫌だなぁ)
P「…」
春香(さっきからプロデューサーさんがチラチラ見てる人)
春香(敵はみんなじゃなくて小鳥さんだったなんて)
P「お、音無さん」
小鳥「どうしたんですか?」
P「あ、いや…」
P「こ、こ、今年は暑いですね」
小鳥「ホント暑いですね…事務所から出たくないですよ」
いわゆる看板娘
P「いやーほんと暑くて適いませんね」
小鳥「けど、事務所は空調がついてるから涼しいですよ」
P「…………でもでも、水浴びとかしたくなりますよね、どうですか音無さん俺とプー……」
春香「はい!!」
P「えっ」
春香「はい!!」
響「じ、自分も!!」
P「うぇ!?」
美希「ミキもー」
亜美「亜美たちも」
真美「行くしかないっしょ→」
P「な、なにを」
小鳥「ははは、Pさん行って上げてください。事務所には私が残るから大丈夫ですよ」
P「ど、どうしてこうなった」
完
事務員食っちゃうプロデューサーか
職場恋愛だと思うと別に普通だな
はよ
律子「ただいま帰りました……あっつい……」
P(これだっ!)
P「律子!今から時間あるメンバーでプール行くけど来る?」
律子「は、はい?行くわけないじゃないですか……この暑いのに、それに泳ぐほどあれないですし」
P「そうかーならしょうがないなーというわけで音無さん!」
小鳥「え?は、はい!」
P「行きましょう!」
小鳥「はい!……え?」
P「いやだから、こういうときじゃないと息抜きできませんって!ほらほら!」
小鳥「え、あ、でも……」
春香「あープロデューサーさん?小鳥さん、行きたくなさそうですし、いいんじゃないですかぁ?」
P「……俺は音無さんと行きたいんです」ボソッ
小鳥「え!?」
P「どうします?音無さん?」
小鳥「あ、そ、それじゃあちょっとだけ……」
小鳥「2X歳でプールっていうのもアレですよね……」
小鳥「アラサーでプールとか子供連れが大半ですよ、一人でチャプチャプやってても哀愁漂ってて悲しいじゃないですか」
P(音無さんぐらい美人でナイスバディーな見た目ならナンパな男どもがほっとかないと思うけどなぁ……)
P「じゃあ子供作ります?」
小鳥「!?」
P「音無さんは毎年どうやって涼をとってるんですか?」
小鳥(…家で冷房掛けながら同人描いてるなんて言えない)
小鳥「…」
小鳥「え、えーと毎年軽井沢へ避暑…」
P「軽井沢ですか」
P「海や川には行かないんですか?」
春香「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!それじゃあ事務所はどうするんですか!」
P「え?そのために今律子が残ってくれるんだろ?」
律子「あ、あついぃー……え?何か言いました?」
P「あ、なんでも。それじゃあ俺たち行ってきますんでよろしく頼みました!」
律子「あ、はい行ってらっしゃい……」
小鳥「い、行ってきまーす……」
バタン
律子「行ってらっしゃ……あれ?小鳥さん、あれ?今私一人?なんで?」
――
小鳥(なにこの……え?30目前にしてついに私にも春が訪れたのかしら?)
P「やよいのとこの皆を連れてってあげれば喜ぶと思いますし」
小鳥(それにしてもいきなり子作りだなんて積極的な……!そのままデキ婚まで狙える!?)
P「こんな機会あんまないですしたまにはみんなでレジャーランドでもどうかなって」
小鳥(アイドルの皆にはなんて言えばいいのかしら……普段恋愛禁止!なんて言ってるから示しがつかないわよね……)
P「アイドルたちも予定が空いてる子は希望制で連れてこうかなとは思ってたんです」
小鳥(それにしても急な話だわ……最初からそのつもりならこんな時じゃなくて夏前に言ってくれればご両親への挨拶の予定も建てられたのに;)
P「うちの娘たちも結構顔が売れてきたんで少し心配ではあるんですけどね、彼女らにも息抜きをさせてあげたほうがいいんじゃないかなと」
小鳥「それで式はいつにするんです?」
P「は?」
おい
律子
おい
被ってるしこっちは律子目線でお送りしましょうか
-後日-
小鳥「ビキニ……買っちゃった……」
小鳥「ウワーなんでこんなヒラヒラなのを」
小鳥「この年でこんなの着てたらまるで必死な感じじゃない!」
春香「そんなことないですよ♪」ヒョイ
小鳥「は、春香ちゃん!?いつのまに後ろに」
春香「水着を紙袋から出して凝視してたところからですよ」
春香「かわいい水着じゃないですか。いいなーこういうの私も着てみたい」
小鳥「そ、そう……じゃあげてもいいけど……」
春香「い、嫌味ですか……私じゃ胸のとこ余っちゃいますって」
春香「それにもう当日は明後日なんですし、今更買いなおすわけにもいかないんじゃないですか?」
小鳥「う……」
ちーちゃんは?
はよはよ
-当日バス内-
美希「Zzz……」
伊織「なんだ、結局結構な人数来れてるんじゃないの」
亜美「そりゃまぁね→」
真美「こんな機会逃さないもんね→」
やよい「楽しみですー!」
真「よぉーっし!今日はスイミングトレーニングだと思って泳ぎまくるぞ!」
雪歩「無理しないでね……」
真「燃えてきたよ!記録更新するぞー!あ、雪歩。計測お願い!」
貴音「……」チャキ
響「貴音ーそれは何さー?」
貴音「まい箸、ですよ」
響「う、ここに来てもまたたくさん食べるのか」
貴音「もちろん、本来の目的も忘れてはおりません。泳ぎつつ食べます」
春香「意外だねー。千早ちゃんもついてくるなんて」
千早「そうかしら?私もトレーニングとしては水泳はしたことぐらい、あるもの」
春香「この前海行ったとき千早ちゃんあんまり乗り気じゃなかったから……」
春香「あんまり水着とか着たがらないもんね」
千早「何かその言葉の裏に黒いものを感じるけど、まぁいいわ」
千早「今日行くところ、昔にも来たことがあるのよ」
春香「へー」
千早「家族でね……」
春香「あ……」
千早「気にしないで。懐かしくなって気が向いたから来た、それだけのことよ」フッ
春香(いや気にするよ……)
律子「はぁ……やっぱり留守番でもしてればよかったかな……」
P「何言ってんだ律子、これだけの人数丸投げなんて許されないぞ」
あずさ「プールなんて高校の時以来だわ~」
長介「ありがとうございます。弟たち皆も連れてきてくれるなんて」
P「こらこら、礼なんかいらんぞ。まぁそうだな……アイドルの姉を持った特権だと思ってやよいに感謝だな」
P「ねぇ音無さ……ん?」
小鳥「……」ガタガタ
P「音無さん?……冷房効きすぎてますか?」
P(私服かわいいな)
小鳥「い、いえ……ちょっと不安で」
P「うちの元気組が?彼女たちもアイドルとしての意識は持ってますし軽はずみな行動はしないと思ってますが」
小鳥「そうじゃなくて……すみません、なんでもないです」
P「はぁ……」
響「おー!でっかいなー」
P「最近プール部分の改装工事されたらしいからな」
P「ウォータースライダーなんかほら、すっげー長いぞ」
真「うっわぁ、眩しくて上向けないや」
P「入場券はさっき配ってたやつそのまま受付で渡せばいいから、通ったら中で着替えてあとは自由行動だ」
みんな「「「「「はーい」」」」」
やよい「じゃ、いこっか」
かすみ「うん!」
浩太郎「ねー、浮き輪持ってきたぁ?」
やよい「ちゃんとあるから大丈夫!さっ、いこ!」
-更衣室出口付近-
美希「ハ……プロデューサー!あとでちゃんとこっちにもきてなのー!」
P「わかったわかった。見かけたら合流するよ」
P(ふぅ……それにしてもやっぱり女の子の着替えは比較的長いな……)
P「これで全員か……?いや、あと音無さんだけだな」
P「なんだか修学旅行の引率の先生みたいな感じだな。あながち間違ってはいないが……」
小鳥「あの……プロデューサーさん……」
P「ああ音無さん待ってましたよ――」
P「――!?」
小鳥「////」
P「あの……それ下着、じゃないですよね。水着?」
P(フリル付きの黒ビキニだと……)
小鳥(周囲の視線がうわあああ)
P「とりあえずその、行きましょうか」(どこ見ていいかわかんねえええ)
小鳥「はい……」
P「泳ぐ前にアイスコーヒーでも飲みます?」
小鳥「あ、じゃあお願いします」
P「そこ座っててくださいね」
小鳥(せっかく二人きりになったのにムードないなぁ)
小鳥(そういう目で見られてない?それはマズい、認めたくないわ……頑張るのよ小鳥)
P(うーん危ない危ない。普段は絶対領域以外にあんま露出ないからなぁ。無駄に意識してしまう)
小鳥「さすがに開園直後だと食事コーナーに人はあんまりいないわねー……」ホッ
P「コーヒー一杯でそんなにすんのか……」
???「メロンソーダくれ。500?高ぇな……あ、あとかき氷イチゴ。2つな」
P「そこにいるのはもしや」
冬馬「あ?」
P「鬼g「天ヶ瀬冬馬だ。てめー最近わざとやってるだろ?」
冬馬「765のプロデューサーじゃねーか。何やってんだこんなところで」
P「天下のジュピターもこんなところで何を?」
冬馬「撮影だよ撮影。客入る前の数十分間貸し切ってな」
P(はー、ここはそんなこともできたのか……覚えておこう)
P「撮影も終わったのになんでまだいるんだ?」
冬馬「泳いでんだよ。見てわかんねーのか?」
冬馬「おっと。2人を待たせてるから俺は行くぜ。氷溶けるしな」
P(うーむ、髪から滴る水滴がイケメンだ)
小鳥「プロデューサーさん遅いなぁー」
男1「ねーそこのキミー」
男1「ねーちゃん一人ぃ?よければ一緒に泳がない?」
小鳥「えっちょっ」(プールなのに金髪M字バング!?チャラっ!!)
男2「大学のサークル仲間で来たんだけどこれがもう本当に女っ気がなくってさあww」
男3「もしよかったら……ね」
小鳥「えーと……と、友達を待たせているので……」
男1「お!いいじゃんいいじゃん!そのコも一緒に遊ぼうよ!」
男2「おねーさんみたいな綺麗な人の友達だったらだいかんげーっすよ!!」
小鳥「こ、困ります」
男3「名前なんて言うんですかぁ?w」
P「あーコラコラ君たち」
小鳥「プ……Pくん!」ダキッ
P「悪い、待たせた」
P「まぁ見ての通り俺の彼女だから」
小鳥《すみません……》コソコソ P《気にしないでください》
男たち「なーんだつまんねー」ナエルワー
P「こんな漫画みたいな方法で通用するもんなんですね……」
小鳥「あー驚いた」ハァ
P「んじゃそろそろ離れましょう」
小鳥「へあ!?すみません」
P「いやくっついててもいいですよ」
小鳥「」
P「冗談です」
P(いやあすばらしいおっぱいだった)
P「座りますか」
小鳥「はい……////」
キャーキャー ワー
小鳥「にぎやかになってきましたねー」
小鳥「あ、今ウォータースライダー滑ってるの響ちゃんじゃないですか?」
小鳥「あの黒髪、太陽の下だと目立ちますねー」
小鳥「あっ、美希ちゃん浮き輪の上で寝てますよ」
小鳥「あっぶないなぁ」
P「……」
小鳥「プロデューサーさん?」
P「えっ?ああはい、そうですねぇ」(いかん、視線も意識も音無さんの方に……)
小鳥(今私のこと見てた……)
???「あっ、ここにいたんですか」
P「えっ……?ああ!律子か!」
律子「わざとらしいですね」
小鳥「髪後ろでまとめてるんですか?」
律子「はい、泳ぐときに邪魔なので」
律子「小鳥さん。春香から伝言です」
律子「プロデューサーはあっち行っててください」
P「えっなにそれ……」
――――――
律子『プロデューサーさんはめっちゃ鈍感なフリしてますけど』
律子『意外と押しにヨワいんですよ♪』
律子「だそうです。頑張ってくださいね」
小鳥「ええぇー!?」
小鳥(というかなんで春香ちゃんはそんなことを知っているのかしら……)
P「何の話だったんですかー気になるなー」
律子「教えられませんね」
律子「お二人は泳ぎに行かないんですか?」
P「……そうだな。結局ここにいても肌焦がすだけだし」
P「泳ぎに行きましょうか?音無さん?」
小鳥「へっ!?」
小鳥「はい!行きましょう」
律子(頑張ってくださいね)
律子「じゃ、私はうちのやんちゃ達の面倒見に戻るのでまたあとで」
P「おう、じゃあな」
小鳥「ど、どこから回りましょうか」
P「そうですねー」
ザーザー
キャー!!
P「スライダーかな」
22時前くらいになったらまた来る。急に席立ってゴメンネ
ほ
ほ
小鳥「スライダー……実はやったことないんですよね」
P「そうなんですか。怖いですか?」
小鳥「プロデューサーさんが先に滑って待っててくれれば……////」
P「いいですよ」
‐スライダー前‐
響「あっ!プロデューサーだ!」
P「おー響。まだスライダーやってたのか」
響「見てたのか?」
P「お前結構目立つからなぁ」
響「すっごくおもしろいぞ!あ、ぴよ子もやりにきたんだな!」
小鳥「近くで見ると結構高いわねー」
ザーザー
P「よっし行くぞー!」ザバ
小鳥(プロデューサーさんが吸い込まれていった……)
小鳥(だけどここでビビッていられないわ……!私は765プロの事務員だもの……(?))
響「ぴよ子完全に錯乱してるぞ」
係員「はいっ、行っていいですよー」
小鳥「えいっ」
ゴオオオオオオオ
小鳥「キャアアアアアアアアアアアアアアア」(体が!体がまわる!!!)
ザバア
P「おっ、音無さんが排出された」
小鳥「……(放心状態)」
P「し……死んでる」
P「大丈夫ですかー?」ペチペチ
小鳥「う……ぅん……」
P(えっろいなぁ)
P「ここ危ないからあっち行きましょうね。持ち上げますよ……っと。意外と軽い」
小鳥(……)
小鳥(……ハッ)
小鳥(あれ?なんで私プロデューサーさんに抱きかかえられてるの?)
小鳥(プロデューサーさんの体あったかいヤバいどうしよう)
P「おっ、気が付きましたか」
小鳥「はい……すみません」
P「全く、こういうの苦手ならちゃんと言ってくださいよー」
小鳥「すみません……あ、立てるのでもう大丈夫ですよ」
P「そうですか?……じゃあ」
小鳥(な、なんで残念そうな顔をするのぉ~!)
P「次どこ行きます?ここからだと……『超激流!流れすぎるプール』が近いですね」
美希「あ!ハn……プロデューサー!」
美希「会いたかったのー!」
P「こらこら、公衆の面前で抱きつかない」
美希「ミキさっき見てたの。プロデューサー、小鳥抱きかかえてたでしょ?ミキはダメなの?」
P「あれは仕方ないだろう、立てなかったんだから」
美希「むー」
亜美真美「「あっ兄ちゃんじゃーん」」
P「よう」
亜美「食らえ!」ビシュー
P「うわっ」
P「水鉄砲なんてどこで買ってきたんだ」
真美「入口横の売店だよ→」ビシュー
P「うわっちょっやめ」
美希「……小鳥、ずいぶんな水着用意して来てるんだね」
亜美「ほえ?あー!ほんとだ!ピヨちゃん!」
真美「悩殺ですな→!」
小鳥「え?あ、これは……」
美希「ハニーを誘惑しようとでも思ったのかな?」
P「誘惑っておま……あと呼び方呼び方」
美希「ハニー!ミキの水着、どう?」
P(どうって言われてもな……胸が)
美希「これを見てもまだアイドルに手を出す気はない、なーんていえるのー^^」バイーン
P(ぐぬぬ)
P(前門には美希!背中にはさっきから亜美真美の集中砲火がビシバシ当たってきてる!)
P(ならば……)
P「えい」ザブーン
P「ぐわ!早いな!さすが超激流!だがこれで逃げられる!」
美希「あー!ハニー!待ってなのー!」ザブン
亜美「行きますぞ真美軍曹!」「アイサー!」ザバッ
P(その後、追っ手を振り切った俺は)
P(真の競泳ばりの本気泳ぎに付き合いへとへとになったり)
真『プロデューサー!その程度でへばるなんてまだまだですね!』
雪歩『ま、真ちゃん?さすがに20往復は無理があるよ……』
P(なぜか日光浴を始めた伊織に付き合ったり……)
伊織『ジュース。……突っ立ってないで言われたらはやく買ってきなさいよ!』
P(ここまできてラーメンを大量に平らげる貴音のかわりに代金を支払わされたりした)
貴音『申し訳ありません……お金をどのようにして持ってきて良いのかわからず……』
P(さらには、いつのまにかいなくなっていたあずささんを探し、皆に合流させたり)
あずさ『すみません~。泳いでいたら気持ち良くていつのまにか場所が分からなくなってしまって……』
P(そんなことをしているうちに日が傾いてきた)
P「ふぅ……疲れた……」
小鳥「お疲れ様です」
P「あ、音無さん」
小鳥「皆から聞きましたよー。大変だったそうですね」
P「ええ、みんなすごく元気で。顔が輝いてました」
小鳥「プロデューサーさんの顔もなんだか輝いてますよ~」
タタタ
春香「小鳥さんおまたせー」
千早「バニラアイスクリームでよかったかしら……あ」
春香「あ、いい雰囲気」
P「こらこら、からかうなよ」
P「そういや、二人にはかまってやれなかったな」
春香「ふーん。いいですよー。どうせ私たちはどうでもいいんですよねーっだ」
P「すねるなよ。最近は春香も千早も結構自立できてるし手がかからない子だってことだ」
千早「それは褒めているんですか?」
P「まぁな。……春香なんか、プールサイドで転んでケガしないかちょっと心配だったけどな」
春香「余計なお世話です!のヮの#」
P(千早の水着もなかなか似合ってるじゃないか)
P(しかし今それについて言うとどう取られるか……あとでさりげなく言っておくか)
春香《小鳥さん。うまくいきました?》コソコソ
小鳥《え!?……ううん》
春香《なんだー。せっかく水着でせまれるチャンスだったんですよー》
小鳥《うーん、でもこういうの、なんだか私には合わないんじゃないかな、って》
春香《そんなことないですよー》
小鳥《できれば……こういう雰囲気に頼るんじゃなくて、いつも通りの……》
P「何話してるんだ?」
春香「秘密です!」
P「またかぁ……」
P「どうでもいいが、そろそろ帰る時刻だから、みんなを集めてくるよ」
小鳥「あ!私も行きます!」
真「いやー今日は楽しかったなあ!」
響「最後のはタッチの差でこっちの方が早かったぞ!」
真「えー?雪歩はボクの方が早かったって言ってたじゃないか」
響「ぐぬぬ……またこんど事務所の近くのプールで勝負するぞ!」
真「望むところだね」
美希「んー、なんだか疲れて眠くなってきちゃったの……」
伊織「おでこがヒリヒリするわね、もっと日焼け止め塗っておけばよかったわ」
亜美「いおりんが」
真美「黒いおりんに!?」
伊織「やめなさい」
P「さー早くバス乗れ―。チビっこたちは一番後ろなー」
ワイワイ
律子「プロデューサー殿。帰りも運転お願いします」
P「まかせとけ」
――――――――
‐車内‐
ガタガタ
小鳥「みんな寝ちゃいましたねー」
P「それだけよく遊べたってことでしょう。連れてきてよかったですよ」
小鳥(やっぱり、言いたいことはいつも通りの自分で言わなきゃダメ、よね。
小鳥「あの、プロデューサーさん」
P「はい?」
小鳥「今日は……もうお仕事とかはないんですよね?」
P「えっと……それが……」
P「今日のために仕事消化したつもりではいたんですが」
P「アイドルたちに来たオファーのチェック、まだ山積みなんですよね」アハハ……
P「あ、も!もちろん!持ち帰りしてちゃんと期日までには消化しますよ」
小鳥「そうですか……うふふ」
小鳥「お手伝いしましょうか?」
P「?」
小鳥「お邪魔でなければ、プロデューサーさんのお部屋に伺って、私も」
P「え、ええ!いいですけど」
P「……」
P「えっと……いいんですよね?」
小鳥「はい!じゃあ……」
小鳥「このまま事務所前で解散したら、そのまま行きましょう!」
P「お酒も買うんですね?」
小鳥「はい!仕事終わらせて一緒に飲みましょう!」
小鳥「あ、シャワーも貸してくださいね♪」
P「シャ、シャワーですか」
小鳥「はい!うふふ、泊まり込みでもいいんですよね?」
P「え゛」
小鳥「何か?」
P「……よろしくお願いします」
P「あの、こんな時に言うのもなんなんですけど」
P「俺、音無さんのこと前から……むぐ」
小鳥《ダメダメ。そこから先は後でゆーっくり聞きますね》コソコソ
P「?」
小鳥《気づいてないんですか?皆、聞き耳立ててますよ。私たちの会話に》
小鳥《まぁ皆の前ではっきり言ってくれても構いませんけどね》
P「……」
小鳥《ほらほら適当にごまかしてくださいよー》
P「いやー帰ったら仕事早く終わらせてお酒のみたいなあ(棒)」
P(音無さん……)
P(小鳥さんと一緒に)
――――――
春香(ちょっとおせっかいだったかもなぁ……)
おしまい
亜美のかわいさは異常
今夜は亜美のこと考えて過ごすから今回はこれでおしまいな!
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