女「たった今、私はお前との交際を破棄する」
男「・・・」
女「いいか?捨てたりしたら一生祟るからな」
男「・・・」
女「いいか?妹のこと大事にしろよ」
男「・・・」
女「じゃあね。楽しかったよ」
男「・・・。すま・・・」
女「謝らないで、私がふったんだから。惨めな気持ちにさせないで。さよなら」
男「・・・。これだけは言わせてくれ、ありがたく頂戴します」
女「それでいいよ」ニコ
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私はいい桃にはなれませんでした
ちょいと酸味の強いスモモに育ってしまいました
友「あんた男君とわかれたって本当?」
女「ああー、先週末にあたしからさよならバイバイしたよ。これでマサラタウンだね」
友「あらら、冴えないジョークね。男君何かしたの?」
女「うんにゃ、何もしとらんよ。あたしの気持ちが変わったのさー」
友「ふーん、そうなのか。・・・まあ男君の方も信じられないよね、すぐにほかの女に切り替えるなんて」
友「しかもそれが、あんたの妹とか」
女「あーそうなんだ。男君は優しいし、スポーツ万能だしかっこいいからねえ。家にきてる時に一目ぼれしたのかな」
友「それでも、前の彼女の妹と付き合うとか・・・ちょっとねえ」
女「いやいや、男君はいい人だから。そりゃ彼女は常に欠かせないよ」
あたしの妹はいい桃だ。名前も桃子だしな。
頭脳明晰、スポーツ万能、容姿端麗。まさに非の打ち所の無いできた妹だ
あたしの自慢の妹。いつも控えめな性格で、中々本当のことを伝えられない健気な妹
そんな可愛い妹のためだもん。欲しいものぐらいは譲っちゃる。メイトーの牛乳プリンで勘弁してやる
幸せになってくれ
それだ!川原泉だ
やっと思い出した!ここ半年位悩んでたんだよ
話のあらすじは覚えてんだが、作者とタイトルが思い浮かばなかった
母「最近やるきなさすぎない?無気力というか」
女「うー、ぜんぜんそんなことないよー、あー」
母「え」
妹「あっ、お姉ちゃん」
女「おかえりー、今じゃがりこのサワークリームオニオンお湯でふやかしてたけど食べる?」
妹「・・・私はすっぱムーチョふやかすからいいよ。あと、何か欲しいものある?バイト代入ったから奢るよ」
女「・・・ああー。何も気なんか使わなくていいんだよ。男君はただの友達だったから。妹が付き合っても何も問題ないんだよ」
妹「・・・お姉ちゃん。ありがと」
女「気にすんなって」
女「うへへ、結局妹にプリンねだってしまった、うへへ」
女「あーすっきりした」
女「まどろっこしいんだもんなー、あの二人は」
男君を初めて家に連れてきた時
あの二人は出会った
見た瞬間気付いたね、相思相愛ってやつ
彼女の前で恋に落ちるなよって話しだけどwww
私に気付かれないように、二人してあたしに気を使ってさ
けど、あたしの家に来るたんびに二人して見つめ合ってるのさ
そんな健気なことされたら、あたしだって応援したくなるものよ
だからくれてやったんだ。両方とも。両方に
男君も妹も両方くれてやったのさ
女「結構短気だよなあたしって・・・カップ麺も3分待たないし」
女「あ~お腹すいてきた、もうさっさと寝るか。グッナイ。もちマサラタウンに」カチ
オジー「朝だよ~」
女「むにゃむにゃ、朝かー」フアァァ
妹「お姉ちゃんおはよー、目覚まし鳴りっぱなしだったよ」
女「これ木更津いった時に貰ったのよね」
妹「起きたなら、私もう学校行くからね」
女「あ~男君と一緒に登校するんでしょ~いってらっしゃい」ニヤニヤ
妹「そんなことないよ///それじゃ行ってきます」
母「なんか最近起きるの遅くなってない?」
女「あーまあ遅刻しなければいいだけだしギリギリまで寝てても良くなったのよ」
母「ふーん、まあさっさと朝食済ませちゃいなさい」
女「へいへい、それでは頂きます」モキュモキュ
母「男君ってあんたのボーイフレンドじゃなかった?」
女「うんにゃ、そんなことはないよー。あ、今夜TRICKの映画やるから録画予約しといて」
母「予備校気を付けてね、夜道には変態多いから」
女「カバンにいつもヌンチャク仕込んでるから平気」ホワタ
母「・・・ブルースリー見るのやめなさい」
女「へいへい」アチャアチャアチャーワチャー
女「んじゃあたしもいってきまーす」
学校~
友「ようよう、元気出しなさいよ」
女「元気なら有り余っとるわ」ホワター
友「空元気は受け付けておりませんの。あんたも色々あったんだろうけどさ」
女「明日という字は明るい日と書く事だし元気出すか、んでなんかようなの?」ワチャワチャワチャワッチャー
友「あんた今日の夜予備校あるのよね?」
女「あるよー」スーハースーハー
友「最近出るそうよ、変質者」
女「なーにお嬢ちゃん心配はいらないぜ!俺にはこの愛用してるヌンチャクがあるからな!トンファービームも習得したし!」サニーサイドアップ
友「それが、パンを尻にはさみ右手の指を鼻の穴に入れ左手でボクシングをしながら「いのちをだいじに」と叫んでるインド人でも?」
女「え」
友「最近かなりの頻度で出現してるらしいの」
女「え。なんで捕まってないの?」
友「なんか車の運転がすごいらしいよ、カーブでぶつかる直前にアクセル全開にしてインド人を右にしてるらしいよ」
女「えーしっかりしろよゲーメストー」
友「ま、もしエンカウントしたらなんでそんな事やってるのか聞いてきて」
女「他人事だと思って~ま、もし会ったら聞いてやるさー」
友「ははは、まあそう都合良く出てこないよ。元気出せよな」
女「ははは、ありがとう」
男君と妹とのことがあった私は確かに学校までは若干の気だるさを感じながら日々を生きている感じ
つまり、無気力気味に日々を過ごしていたが。悪いことは続くというのだろうか
いや悪いことでもないか。まあ変な偶然というのは続くことはあたしは知った
インド人「ヘローお嬢さん!」
女「あらま」
インド人「いのちをだいじに!」シュッシュ
女「え、え」
インド人「いのちをだいじに!いのちをだいじに!イノチヲダイジニ!」
女「あ、あの、カレー屋はあっちですy」
インド人「いのちをだいじに!いのちをだいじに!いのちをだいじに!」フッフー
女「(うわどうしよう、あたしの年収なんてことはどうでもいいけど、会話ができない上に意味不明な日本語話しながらあたしにグイグイ近づいてきてる・・・!やばいに、逃げないと。あと鼻息荒い)」
と、思った瞬間やつはとんでもないスピードであたしに詰め寄ってきた。あまりに突然だったので腰が抜けて逃げ出せなかった
スタタタタ
インド人「いのちはだいじですよね?」ニンマリフッフー
女「ふぁい!大事です!(あ、尻からパンが抜けた)」
インド人「おーようやく会えましたー」
女「えっ?日本語話せるの?」
インド人「モチのロンです!」テヘベロベロ
インド人のギャグはハリポタのロンが言うべきものだなぁと改めて思った
駅前のスタバにて~
女「あのー、どうしてあんなことしてたのでしょうか?」
インド人「・・・。」
女「えーと・・・」
インド人「すいませーん、店員さーん。僕コーヒーじゃなくて紅茶がいいんだけど?」オコ
店員「申し訳ありませんが、お客様当店では紅茶を取り扱っておりません」
女「すいません、あなたが服を着ている間に頼んでおきました」
インド人「ふーむ、ならば仕方ない。店員さんカレー一つ」
店員「えっ」
インド人「カレーだよ。コーヒーとか苦くて飲めないもん」
店員「すいません当店はカレーも・・・」
インド人「えーないのーじゃあコーヒーでいいよ。砂糖の代わりにカレー粉頂戴」
店員「えーカレー粉は当店では取り扱っておりません」
インド人「は?じゃあ何があるの?ここはカレー屋でしょ」
女・店員「カフェだよ!」
この変質者・・・ワガママ(ザワ
女「なんであんな事してたのか聞いてもいいですか」
インド人「それはさっき話したでしょ?インドに留学してたタナカから教わった日本の格式高い挨拶の仕方を実践してただけだって。私はインドでは一様王族の親族の親族の親族なのよ。だから気品と優雅さに満ち足りた挨拶をしたほうがいいかと思ってさ。日本でも一般庶民には受けられないくらい格式高かったみたいで皆逃げ出すからさ、君みたいに僕の話を聞いてくれるのは初めてだよ。全くそれにしても人の姿を見るくらいで逃げ出すなんて失礼な奴らだ!それに警察まで呼びやがって、俺ただ日本人と対話をしたいだけなのにさ、まいっちゃうよ。それで、まあようやくやっと日本人とこうして対話できたわけよ。笑ってこらえてで言う第一村人発見みたいな感じ。ちょっとテンションあがちゃったよね」
女「はあ?(堪能な日本語だなあ)そうなんですか・・・それで私に話しがあるそうですが一体何でしょうか?」
インド人「ああ、君を相手に商売をしたいと思ってね。いや、私も高校生なんか相手に商売したいわけじゃないよ?だけど他のジャポネ達は私の優雅で気品のある挨拶を見ると逃げていくしさ。まあ君しか相手にしてくれないからしょうがないく高校生なんか相手にしてるけど、インドでは金持ちか企業しか相手にしないのよ。しかし日本人お金持ってるし、まあこうしてはるばるインドからやって来たんだけどねえ。まあなかなかビジネスパートナーってやつが見つからないの。困っちゃうよ、それでも諦めなかった。人生万事塞翁が馬っていうでしょ?まあこれも流れかなーと思ってさ、それで・・・」
女「あ、あの」
インド人「・・・それで僕はうしおととらではとらが一番好きなんだよ・・・」ペチャクチャペチャクチャ
女「そ。それで、商売というのは?」
インド人「・・・あーついでに僕マリオのモノマネ最近マスターしてさ、ちょっと聞いてみてよ、インド風だけど・・・」イヤッフウウウウウ
女「ああ、頭が割れるようだ・・・」
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