ぼく「僕は童貞である」 (9)
ぼく「てな訳で誰かヤらせろ」
ぼく「誰でも大歓迎だ。ブスでもいい、体つきさえ良ければ」
ぼく「別に僕は君達を性的な目で見ている訳じゃないんだ」
ぼく「むしろ、うむきかいとして見ているんだ!」
ぼく「何故だ! なにゆえ性犯罪者を見る目つきになる!?」
ぼく「こんなにも誠実に性欲を示しているのに!!」
ぼく「僕はイケメンだ!! 別に股関の一つや二つ開いて貰っても構わないはずだ!」
ぼく「ああ、そこまで言うならもういいさ。生粋のホモになってやる」
ぼく「すまない、ホモ以外は帰ってくれないか!」
ぼく「さぁ、見てくれ! こいつをどう思う! 大きいだろう?」ボロン
ギャアアアアー
ガチャーン
ぼく「……どうしてだろう」
ぼく「ぼくはただ……童貞を卒業したかっただけなんだ」
ぼく「人を殺してもいないし窃盗もしていない。なのにどうして投獄されなきゃならないの……?」
ぼく「ああ……マリア(脳内嫁)、いつからこうなってしまったんだろうね」
キィー
ぼく「あっ光が……。僕は赦されたのかなぁ?」
裁判官「貴様を車裂きの刑に処する^_^」
ぼく「えっ……? そんな! 待ってよ! ただ僕は……僕は……」
ぼく「童貞を卒業したかっただけなんだァーー!! マリアーー!!」
ブチッ
彼は腐り切ったこの世の誰よりも変態で、純粋だったのかもしれない……。
~fin~
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