モバP「え、なべ?」 (65)


輝子「??」

輝子「……あっそ、そうだね。まだき、キノコが足りない…」フヒッ
http://i.imgur.com/d9a28D6.jpg

P「いや逆だっつうの」

比奈「溢れ返ってまスね」ポコポコ…
http://i.imgur.com/nL0ngNG.jpg

P(なんかむしろ鍋の中から増えて来てないか!?)

幸子「見て下さいプロデューサーさん!ボクのカワイイも溢れ返ってます!」ドヤァ
http://i.imgur.com/flGxB2Z.jpg

P「そうだね」

留美「…茸が多い…具材が多めということは、…ええと、お水を足せばいいかしら」
http://i.imgur.com/9ATdrGY.jpg

P「そうですね」

留美「あ、当たりかしら?ふふ…私だって、お料理の勉強少しずつしてるんだから。その成果ね」フフッ ザバー

P(もうあの鍋は諦めよう)



・シリーズです
・今回はすごい人数が出るので事務所が魔空間化してますけど、よければ気にせず……


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385816399



グツグツ


輝子「フヒッ…あ、あとは、この、味付けノコをい、入れて……煮るだけ…」

P「なにそれ便利そう」

輝子「あ、あ、あんまり使うと……舌がバカになるから、気をつけて……でも味付けに困ったら、これだよ」フヒヒ

比奈「味の素的なアレっスね」

P(それって毒茸なんじゃ)

輝子「し、親友にも……あとで胞子をあげるよ。あ、味付けノコは…いくつあっても困らない……よー」

P「お、おう。…わわざわ胞子からくれるんだな…」

幸子「ではそのあいだに食器の用意でもしましょう。…うー」

P「そうだな。あ、高いところは留美さん、代わりに取ってやってください」

留美「ええ。ほら、危ないからお姉さんにまかせなさい」ポン

幸子「あ、ありがとうございます……えへへ」

P(姉妹みたいだ)

比奈「ほっこりもいいけどプロデューサーも手伝うっスよー」ガチャ

P「あ、すまん。おう」



・・・・・


ガチャ


P「ふぅ」ガチャ

あやめ「おっとプロデューサー殿。なんだか大変そうですね。お手を貸しましょうか?」
http://i.imgur.com/7Eyus0m.jpg

P「いや、大丈夫。途中で渡すのも危ないし。ありがとう」

あやめ「いえいえ。ではあやめは、他になにか持ってくるものがあるか、見て参りますっ」ニーン

P「うん。ありがとう」

みく「あやめチャンは働き者だにゃぁ」
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P「…だれかさんと違ってな」

みく「ふふー、それっていったいだれのことかにゃあ?」ゴロゴロ

P「…」


乃々「……」パラパラ
http://i.imgur.com/OCQE5Ru.jpg

のあ「……」ゴロゴロ
http://i.imgur.com/TITMnir.jpg

泰葉「?…」パク、モグ
http://i.imgur.com/4zsXs7T.jpg


みく「みくにはさっぱりだにゃ!」ニャハー

P「そうだな」


泰葉「?」モグ

泰葉「あ、ごめんなさい。なにか手伝うことがありましたか?」モゴモゴ

P「あ、いや。何人も行って手伝うようなことはないと思う…」

泰葉「そうですか」コク

P「……」

泰葉「?」

P「あ、いや…」

P「そのみかん、おいしいよな」

泰葉「?…」…モクモク

泰葉「…!」//サッ

泰葉「あっ……は、その、……はい。おいしい、です」

P「うん。じゃあよかった」

泰葉「…はい」コクコク


P「……」

のあ「…」ゴロゴロ

P「…」

P「埃が立ちますよ」

のあ「…」…ゴロ

のあ「……物には、その正しい楽しみ方というものがあるわ。…こたつも同じよ」ゴロゴロ

P「はあ」

泰葉「はい、のあさん。あーん」

のあ「…ん」パク

のあ「……こたつでみかん、これもまた、同じことよ……」ゴロゴロ

P(まあ楽しそうだからいいか)

乃々「……も、もりくぼは激しく同意です。ものには物の、正しい楽しみ方が、ありますけど…」

P「それは机の正しい使い方ではないけどね?」


P「……まあいいが」

P「そこ、さむくはないか?」

乃々「あ……はい。ひ、ひざかけも、用意してありますし…」サッ

P「なるほど」

乃々「電気ストーブもありますけど…」

P(わざわざそれを持ち込むほどの情熱をなぜ仕事に回せないんだ…)

みく「乃々チャンはひきこもりの達人さんだにゃあ!」

乃々「て、照れますけど」

P「照れるなよ」



ガチャ


あやめ「?」

あやめ「ふふ、プロデューサー殿が来てから、また、なんだか盛り上がってますね」ガチャ

P「そうか?」

あやめ「ええ。事務所はたのしくてよいですなー」

P「そうだな」

みく「そーだねー」

泰葉「そうですね」モクモク

のあ「……そうね」ゴロゴロ

乃々「…で、です。……仕事がなければですけど…」ボソ

P「…そうだな」クス



・・・・・


きらり「杏ちゃんっ」
http://i.imgur.com/DptKVhi.jpg

きらり「きらりがあーんって、するかにぃ?」ニョヘー

杏「あー」
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きらり「ん☆どぉかにー」

杏「おいしい」モクモク

きらり「うぇへへー♪」


まゆ(仲良しさんですねぇ…)モグモグ
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まゆ「?」


美玲「…」
http://i.imgur.com/sKIancj.jpg

仁奈「…」モキュモキュ
http://i.imgur.com/g0JNWeF.jpg

仁奈「?」

仁奈「もねーふぁん、まひふぁほまってごじぇーましゅよ?」モゴモゴ

美玲「ん、口に物を入れたまま喋ったらだめだろ」コラ

仁奈「あう」モフ


まゆ「…」クス


仁奈「もふもふ」モゴモゴ

美玲「いやもごもごだろ。なんだよもふもふって」

仁奈「んく」ゴキュ

仁奈「えへへ、ではおねーさんが食べられているときは、ぷにぷにでごぜーますね!」ニパ

美玲「なんでだよ」モグモグ

仁奈「じー」

美玲「い、言わないぞッ」

仁奈「えー」

まゆ「えー」

美玲「……どうしてまゆもまじって来るんだ…」

まゆ「可愛いと思うのになぁ?」

美玲「いやいや」

仁奈「になぁですよ!」ニナァ

美玲「なんか違うぞ、それ」

まゆ「…」クスクス


美玲「い、いいから、黙って食べろッ」

まゆ「はぁい」

仁奈「はーい」

美玲「…うん」

美玲「……」モクモク

美玲「…」…モク

美玲「……」



美玲「…………」チラ

仁奈「じー」

まゆ「じぃ」

美玲「……」ウガ

美玲「ぜ、ぜったいぷ、ぷにぷにとかいわないからなッ!」

杏「よし言った、ごーきらり」

きらり「にょわぁ!み、美玲ちゃん、か、カワイすぎるにぃ!反則だにぃー!!☆」ニョニョニョワー!

美玲「ああああもぉぉぉお!!」//ワシワシワシワシ

仁奈「美玲おねーさん可愛いですよわーい!」

杏「わーい」

まゆ「ふふ、わーい」


わいわい


P「…」

P(遠くから我が子を見守るパパの気持ちになるですよ)



・・・・・


菜々「!」ピピッ
http://i.imgur.com/15Zs0RC.jpg

菜々「プロデューサーさんっ。そんなところでどうしたんです?」

P「ん?…いや。ちょっとな」

菜々「なんですか、なんですかっ」パタパタ

菜々「あー…わあー。ふふ、みんな楽しそうですねぇ」

P「な」

菜々「はいっ」

菜々「…あ、プロデューサーさんってば、ちょっと目が潤んでませんかー?」

P「…うん…最近ちょっと、涙腺が緩くなって来てるのかもな。なんかな。なんだろう」グイ

菜々「…分かります。なにか、ね。ぐっと来ちゃいますね」

P「うん」

菜々「…」ニコ



加蓮「…」
http://i.imgur.com/FNHwxYz.jpg

加蓮「…あの二人、長年連れ添った夫婦みたいな…縁側から、孫を見守るみたいな……」

凛(たしかに)
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楓「仁奈ちゃんを見守る……仁奈守る、なんて。ふふふ」
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凛(楓さんそれはちょっと強引だと思う。なんだか素敵だけど)ニナモル…

李衣菜「……それってつまり、ずぅっと同じ信念を持ってるわけ…だよね。いやぁやっぱりプロデューサーはロックだなぁ…!」
http://i.imgur.com/Zaf6s5K.jpg

凛(やさしいロックだね)


P「菜々はもう鍋は食べたか?」

菜々「いただきましたっ。えへへ、おいしかったです!」ハイッ

P「そっか」


P「そっちのみんなも?」

加蓮「うん。きのこばっかりだったけど」クス

楓「お肉の取り合いだったね」フフ…

P(楓さん大人気ないです)

李衣菜「みんなで食べるのは楽しくていいですよね!」

P「そうだな」

凛「いまはお菓子だけどね。プロデューサーもいる?」アーン

P「餌付けかよ」

凛「ふふ、つい。ハナコにあげる感じで」クスクス

菜々「落花生もありますよ!」ハイッ

P「ありがとう」



パキ


P「…それにしても、今日も冷えるなー」ポリ

凛「唐突だね。まあ冬だし…」

P「体調、崩さないようにな」

加蓮「ふふ、ありがと」

李衣菜「音楽とか聞いてると、ぐぁーってなって。体の芯から暑くなれるので、大丈夫です!」

P「そっか」

菜々「冬は温湿布がいいんですよねぇ」ポリポリ

P「そうですか」

菜々「あ、あれ。プロデューサーさん、なんで急に敬語なんです……?」アワワ

楓「……おんせん行きたい」ピコーン

菜々「ぐわああいいですねぇ」

P(たしかに。でも菜々さんその声はちょっと)ポリポリ…

加蓮「ふふ…こんな風にみんなで集まってお祝いーみたいな日があるなら、思い切って温泉に行くのもありなんじゃないかなー?」チラ

凛「…かな」

P「……持ち帰って検討します」

李衣菜「む、その大人な対応はロックじゃないですねっ」ペチ

P「ぐ、すいません…」

加蓮「あはは」

凛「…」クス

楓「ふふ」

菜々「えへへっ」



・・・・・


柚「!」ピピッ
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http://i.imgur.com/dqJNsiV.jpg
http://i.imgur.com/LFYNXgz.jpg

柚「Pサンおーい。おいでおいでー」

P「ん?…いやおいでってなんだよ」ペチ

柚「ふにぅ。」

柚「へへっ、バドミントンしよーよ!これで人数もちょうどいいし?」

P「というと」

小梅「あ」
http://i.imgur.com/fKTAnyP.jpg

小梅「……わ、私は出ません、けど…あ、あの子が、代わりに」ハイ

P「はい」

柚「だからPサン、アタシ、あの子チームとー」


忍「がんばろうねっ」
http://i.imgur.com/XhFppml.jpg

聖「……」コクコク
http://i.imgur.com/am9jMb7.jpg

千鶴「怪我をしないていどに。……ま、まあ遊びだし、楽しくできれば、いいかな…」
http://i.imgur.com/xSpaMQm.jpg


柚「忍チャンひじりん、千鶴チャンチームだよー」

P「よし。じゃあやるか」

柚「へへっそぉこなくちゃ!」

小梅「…ふ、ふれー……ふれー…」パタパタ



ぱこん


P「みんなも、もう鍋は食べたか?」

聖「……食べました。…おいしかった、です」ハフー

柚「きのこばっかりだったね!」

忍「ふふ、逆にちょっと体に悪そーみたいな」

「そ、そうかもしれませんね」

千鶴「うん。栄養バランスが偏るのはアイドルとしてあまり……、けど、おいしかったのは本当…ふふ」


パコン


P「…」

P「俺はなにも聞いてないよ」

小梅「??」

柚「にゃうっPサンが隙だらけだぁ柚カバー!」ズサー

忍「おおっ」

聖「す、すごいです」

千鶴(そ、そんな無茶したら怪我するんじゃ)オロオロ

P「すまん。ナイスカバー」

柚「へへー」ニパ


忍「もともとちょっと腹ごなしにどうかなーって、柚がね?」

聖「…ね」コクコク

P「そうだったか」

柚「ケーキはまだカナー?」ユラユラ

P「そろそろ準備してくれてるんじゃないかな」

小梅「……け、ケーキ……なにが載ってるかな…」フフフフフ…

P「たぶん小梅が期待するようなものは載ってないぞ」

千鶴「私はチョコレートケーキが好きです」キリ

P「ああ、うん。俺も好きだよ」

千鶴「はい」

千鶴「……!?き、聞いた!?いまの!」

P「いや聞く聞かない以前に言って来たよね?」

千鶴「……あううぅぅぅ…」プシュー

柚「あー。こらPサン、千鶴チャンをいじめちゃだめなんだぞー」ペチ

聖「だぞ…」ペチ

P「いていて。すいません」

小梅「……だぞ…あ、えっと、台詞だけ私が代わりに…えへ」

P(だけってなんですか小梅さん!)

忍「アタシも好きだよっチョコケーキ。おいしいもんね」ナデナデ

千鶴「…は、はい。……おいしいと…思う。うん。えへへ」



・・・・・


ガチャ


P「お、きれいに切れてるな」

美里「特訓の成果ですよぉ!」フンス
http://i.imgur.com/AScG3Ct.jpg

P「特訓て」

美里「あとは智香ちゃんの応援のおかげかなぁ」

智香「本当ですか☆私の応援、美里ちゃんに伝わったかなー!」
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美里「伝わったよぉ♪」

智香「わーい☆」

美里「わーい」

P「なんだこれ」

都「なんでしょう」
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P「いたのか都」

都「いたんです」

文香「……」パラ
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都「刃物あるところに探偵ありです!」フンス

P「事件待ちじゃねえか」

智香「ケーキはもう持って行きますか?」

P「そうだな。ここでお皿にとりわけちゃってから、持って行こうか」

美里「分けますよぉ!」

P「はいはい」

都「では美波さん。我々も手伝いましょう」

美波「うん。そうだね」
http://i.imgur.com/hL1ikkg.jpg

P「あ、美波もいたんだな」

美波「はい。…うふ、もぉ、プロデューサーさんっ、ひどいですよ。そんなこと言うなんて」コツン

P「…、すいません」

美波「はい」ニコ

P「…」

都「事件ですか?」

P「違います」

美波「??」


美里「それにしても、こうして見ると…やっぱりたくさんだねぇ」

智香「本当ですね。でも人数が多いのは、盛り上がるし、楽しいです☆」

都「事件にも事欠きませんし!助かっちゃいます!」

P「いやその意味で助かっちゃだめだろ」

美波「…」クス


文香「……」パラ

P「…」


P「文香」

文香「?」

P「食べるか、ケーキ」

文香「……」


パタン


文香「…はい。えっと…」

文香「…………そのまえに、」

P「ん?」

文香「……、なにか、手伝うことは…」

美里「……あ、…ふふ…」

美里「じゃあ一緒に運んでもらおうかなぁ。文香ちゃん、本屋さんのお手伝いしてるから、きっと力持ちだよねぇ」

文香「……はい。物を持つことには、少し……だけ、自信が」

美里「そっかぁ」ニコニコ

都「ふふ、では運搬係は文香さんにお願いしましょう。安楽椅子探偵こと総指揮役はこの安斎都です!」

智香「私は応援しちゃいますねっ☆」

P「いや手伝えよ。さり気なくなにもしてないぞ、それ」

都「てへ」

智香「てへーです!」

美波「…」クス

美波「…あ、そうだ。プロデューサーさん」

P「ん?」



ガサ


美波「えっと…クラッカー。けっきょく使わず仕舞いだったんですけど……せっかくあるので、使いますか?」

P「ああ、…まあ…はは。あるなら持って行ってみるか。だれか面白がって使うかも」

美波「はい」

文香「……」クラッカー…

文香「……」ツンツン、クイクイ

文香「……」ヒモヲ…?

P「?…文香、クラッカーがどうか――」


ガチャ


文香「……あ」グイ

P「あ?」

比奈「プロデューサー、ケーキってそろそろ…」

ちひろ「あの、もしよかったら、手伝いますけど――」
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――ぱぁん!


ちひろ「」ビクッ

比奈「」ビクッ

P「うおう」ビクッ

文香「」ビクッ


文香「…………」

文香「…………ご、ごめんなさい」

P「……」

比奈「…」

ちひろ「…」

P「…ぷ、」

P「…はは。いや、…くく……あー…」

比奈「あはは」

ちひろ「ふふ」

文香「…?……??」

P「いや、気にしないでくれ。なんというか…」

比奈「うちの事務所らしい、気の抜けるお祝いっスねぇ」ハハ

ちひろ「そうですねぇ」クス

文香「……」

都「怪我はありませんか?」

文香「……あ、…はい。大丈夫…です」

美里「…まあ私は紙テープまみれなんだけどねぇ」

文香「す、すみま」

智香「盛り上がってる感じがして、素敵ですよ☆」

美里「ありがとぉ」

文香「…………」

文香「ふふ」

美里「いま笑ったぁ?」コノー ブニー

文香「わらっへまへん…」イタイデス…

P「はは」


比奈「じゃーケーキいただいて行きまスー」

P「うん」

文香「…………挽回…します」

美里「気をつけてねぇ」

美波「コーヒーなんかも、用意するといいかな?」

都「かもしれないですね。一度なにがよいか、みなさんに聞き込みをしてみましょうっ」


わいわい


ちひろ「お疲れ様です」

P「いえ。ちひろさんこそ」


P「えっと…引っ越して来て半年、でしたっけ」

ちひろ「はい。そうなりますねー」

P「……」ハントシ…

P「…なんだか半端なお祝いですね」

ちひろ「ふふ。まあそれは半分は口実だったというか、みんなでわいわいできると楽しいんじゃないかなって」

P「ええ。楽しいですね」

ちひろ「楽しいですねー」


P「ありがとうございました」

ちひろ「いえいえ。礼には及びません。私も楽しんじゃってますから♪」

P「はい。じゃあよかった」

ちひろ「はい♪」


ちひろ「…」フフ

ちひろ「それで、えっと…そろそろ、ケーキを持って行ってみるといいんじゃないですか?」

P「…」

P「…ばれてたんですか、あのケーキ」

ちひろ「ばればれです」

P「うぐ」

ちひろ「ふふ。まあ、他のみんなが知っているかどうかは分かりませんけど…。きっと待ってますよ」

P「……」

P「待って、か……嬉しいような、…プレッシャーなような」キリキリ

ちひろ「男の子なんですから、こんなときくらいしゃきっとしてください」パシッ

P「うぐ、は、はい」



パタン


P「……では」

P「ちょっと行って来ます」

ちひろ「はい♪お気をつけてー」

ちひろ「あ、余ってるのでよかったら。はい」

P「……。使いますかね…」

ちひろ「さぁ?」

P「……」ハァ

P「行って来ます」

ちひろ「はい♪」

いったんここまでです。残り少し、明日明後日の日付を跨ぐくらいのときに投下します
レスどうもです。可愛く書けてればよかった



・・・・・


P「柚」

柚「?」
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http://i.imgur.com/IpnN1FX.jpg
http://i.imgur.com/gEEsx49.jpg

柚「んあーPサンだぁ。やほやほー」コロン

P「おう。…くつろいでるなぁ」

柚「うへへーまあねー。うあーこっから見るとPサンが逆さまだぁ♪」キャッキャッ

P(意味もなく楽しそうだ)

柚「へへ。もしかして柚を探してくれてたのかな?なーんて…」

P「うん」

柚「……、おー」

柚「そっか。嬉しいなぁー」

P「それはよかった」

柚「うんっ」ニパ

柚「……うん。…へへ…」


P「ちょっと向こうに行かないか?」

柚「ン?いいよー。ちょっと待ってねっ」モゾモゾ

P「みょうな動きだな」クス

柚「こたつから出るのはじゅー労働だよっ」バッ

P「そうだな」

柚「そうなのだー」



ぱっ


柚「でれたー」

P「おう」

柚「よーし、じゃあPサンにほいほい付いて行こっかな!」ヘヘー

P「自覚的にほいほいなのかよ」ペチ

柚「ふに。へへー」


P「はいこれ」

柚「ン?」

P「ケーキ」

柚「ケーキならさっき食べたよ?」ケプー

P「うん。でも、もう一つ。はい」

柚「あ、うん。ありがと……??」

P「…」コホン


P「おめでとう、柚。ええと……今日は誕生日だよな。だから、おめでとう」

柚「……ああ」ポン

柚「あー、なるほどぉ。そっか。これ、そのケーキかー」

P「そうそう」

柚「そっか」

柚「えと、おめでとうを二回も言ってくれたのは?」

P「緊張してるからな」

柚「へへ、そっか」


P「…」

柚「…」サスサス

柚「…へへ」

P「?」

柚「なんかね」

柚「Pサンが緊張してくれてるって、なんかすごく嬉しいかも。なんて」

P「……、悪かったな、小心で…」

柚「いやいや、だから悪くないってば♪」ニヘー

P「あ、そうか」

柚「そうだよー」

P「うん」


柚「柚用にべつに買っててくれたんだねー」

P「まあな」

P「プレゼントとかは、またあとで渡すよ。みんなも渡すだろうし」

柚「おおっ。まさか今日のお祝いがじつは柚チャン生誕祭だったとは!」ペカー

P「いや、まあ半分な」

柚「早とちりした!」アワー

P「そうだな」クス


柚「へへっ、でも半分でも嬉しいかもー。あ、かもじゃないやー嬉しいやーすっごく嬉しい。へへっへ」

P「なんだその怪しい笑い方は」

柚「嬉しさが滲み出てるよ!」

P「なんとなく伝わるよ」

柚「うんっ。そかー。へへーへへー」

P「…」クス


P「ちなみに、ちひろさんにもらって来たので使ってみよう」ス

柚「?わう」


ぱんっ


柚「……」

P「おめでとう。」

柚「…ぷ」

柚「ふふ。あはは。うん、ありがとー」ニヘー

P「うん」


パァン パパパ



P「」ビクッ

柚「」ビクッ


P「…」

P「む、向こうでも鳴らしてるみたいだな」

柚「み、みたいだね。わふーびっくりしたっ」

P(わふーってなんだろう)

柚「えへへ。じゃあまた戻ろっか。せっかく…今日はみんなでお祝いなんだし!」

P「…そうだな」

柚「うんっ」



ぱたぱた・・


柚「あ、でもそのー」

P「ん?」

柚「へへっ」


くるっ


柚「ちゃんと二人きりにしてくれたのは、嬉しかったよ。えらいぞー。ありがとっ!」

P「…おう。そっか。…いや、こちらこそ」

柚「ン!」ニパ



ギュ


P「ん」

柚「えへへー。手ぇ繋いでもどっちゃおー♪」

柚「ね、Pサン!柚チャン生誕祭はまだまだこれからなのだ♪だからもっともーっと、祝ってね♪」

P「そうだな。みんなにも祝ってもらわないと」

柚「うんっ」



柚「ありがとっPサン!」ニパ
http://i.imgur.com/3b4jX19.jpg

P「いえいえ」



・・・・・


ワイワイ


比奈「?」

比奈「…おや、まあまあ」

柚「♪」ムフー

P「……なんだよ」

比奈「いえなんでも?…ふふ、柚がヒロインしてるので、羨ましいなーって」ニコ

柚「えへへー」

P「…なるほど」

楓「おめでとう、柚ちゃん。一緒にお酒が飲めるまではもう少しだね」ニコー

柚「ありがとー。そうだね、それも楽しみかもっ」ニパー


ワイワイ


仁奈「今日はたくさんめでてーですね」モフニヘー

P「うん。そうだな」



・・・・・


ちひろ「ではそろそろ帰りましょうか」

P「はい」

忍「楽しかったねー」

柚「ねっ」

聖「……またやりたい…です」

加蓮「うん。だね」

まゆ「…けど…みんないそがしいと、予定を合わせるのも一苦労ですよねぇ…」

凛「……ありがとプロデューサー。そういうの、大変だったでしょ」

P「うん、いや…けどまあ、予定もそうだけど、今回いろいろやってくれたのはちひろさんだから」

きらり「うぇへへ~。なでなでしちゃうにぃ!☆」ナデニョワー

ちひろ「わ、き、きらりちゃん……えへへ、ありがとう…」

菜々「な、ナナにもなにか、お手伝いできることがあればやりますので、またぜひっ」ハイッ

P「そうだな」

加蓮「今度は私たちも、なにか料理、作らなきゃね?」フフ

凛「う、うん。……料理か…」

まゆ「…」

まゆ「うふふ。一緒に作れると、それだけできっと楽しいですよねぇ。ね?♪」

凛「……ふふ、そうだね。…まゆありがと」

まゆ「なんのことですかぁ?♪」フフー

P(いい子だ)

忍「ケーキも作れるといいね!一緒にがんばろー」オー

聖「おー…です」エヘヘ

のあ「……私も手を貸すわ。…メイドとして」フ

泰葉「…まあ、とりあえずは本業のアイドルに集中しないと。年末の忙しい時期はまだまだこれからです」

のあ「…………分かってるわ」

P(仲良しだな)


都「うう、夜は一層冷えますね……」

美波「風邪を引かないようにしないとね」ハー…

都「ふふ、貼り込みは探偵の日常の一部ですからね。寒さもしのげるよう、耐寒もばっちりなんです!」フンス

美波(ちょっと大きめなコートなのが可愛いな)クス

美里「美玲ちゃんはフードもあるから暖かそうねぇ」ギュ

美玲「わぅ、う、ウチをカイロ代わりにするなよぅ…」

千鶴「……」…ア、イイナー…

みく「えいっ」ダキ

千鶴「わ」

みく「にゃふふっ♪千鶴チャンあったかあったかですにゃー…」

みく「猫チャンは寒がりだから、お外だとだれかにくっついてないとなんだよ?だから千鶴チャンは、みくのためにくっつかれるのにゃ!」

千鶴「……ふふ、なにそれ」クス

千鶴「じゃあ…仕方ないかな。うん。……ふふ…暖かい」

みく「ふふー。うんうん、仕方ないにゃっ♪」コクコク

あやめ「乃々殿も防寒はばっちりですね」ポフポフ

乃々「に、ニット帽は、いいですよ。……目深にかぶれば、目を合わさずに済みますし…」

あやめ「おおっ。隠密行動がはかどりそうです!」ニーン

乃々「は、はい。……えへへ…」キュ


小梅「……」

小梅「……ね、ねえ、ねえ」

幸子「なんです?」ギュ

小梅「……つ、つめたく、ない?私…」

幸子「いえ。くっついているので暖かいですよ?」

小梅「…そ、そっか……。なら、よかった……えへ」

幸子「はい。よかったです、ふふ」


輝子「……」

輝子「……」フヒ…

幸子「輝子さん」

輝子「フヒ?」

幸子「なにをしてるんです。そんなところにいないで、一人でも多い方が暖かいんですから、早くこっちに来てください」

輝子「…………フヒッ」

輝子「行く、行くよー。いま行くよー……♪」フヒヒハヒャハァヒァ

P(こわいよ)


留美「……」ハァ…

留美(…今日はけっきょく…お鍋作りは、輝子ちゃんのキノコに助けられたわね……私はなにも)

ポン

留美「?」

智香「…」ニコ

智香「また今度。頑張りましょう☆和久井さん!」

留美「…」

留美「そうね。…ふふ、ありがとう」

智香「いえっ」ニコー

杏「がんばれー。杏のためにおいしいごはんをお願いするよー」

李衣菜「あ、杏も頑張ろうよ!次こそはって思う留美さんも、応援する智香も、どっちもロックを感じるじゃん…!?」グォォ

杏「杏のはー、ぐうたらロックだからねぇ」

李衣菜「!?ぐ、ぐうたらロック…!…な、なるほどそういうのもあるのか、な…?」ウヒョー…?

比奈「お料理っスかー。私もがんばらないとかなー…」

文香「……?それも、…アイドルに、必要なことでしょうか?」

比奈「ああ、いや。アイドルにってことはないっスけど…」

比奈「…ふふ、うん。まあ…ああ、できるようにならなくちゃって。きっといつか、文香ちゃんにも思えるときが来るっスよ」

文香「…………」コク

文香「……では…楽しみにしています」

比奈「うん。それでいいと思いまスー」ニヘー


仁奈「楓おねーさんももふもふですね」モフモフ

楓「うん。もふもふ、もこもこ。風邪を引いちゃうと、さみしいもんね」モフモフ

仁奈「です。みんなといられねーのはつらいですよー」

楓「ね」

比奈「ふふ。それなら、もしだれかが風邪を引いちゃったら、さみしくならないよう、みんなで優しくしてあげないとっスねー」

楓「…ええ。うん、そうだね」

仁奈「もふっ。それならもしものときも心配ねーですね!」ニパ

比奈「うん」ニコ


P「……」

P「…まだ繋いでるのか?」

柚「つないでるよっ。」ギュウ

柚「へへ。風邪を引いちゃうのはいやだしー」ヘヘー

P「そうですか」

柚「そうですー」


柚「柚はとっても幸せかも♪」

柚「たくさん楽しくて、たくさん仲良くできて、アイドルになって、たくさんみんなを笑顔にできて!」

P「そっか」

柚「うんっ」


ぎゅっ


柚「それに、もう探してもらわなくてもいいもんね?ずっと一緒だから♪」

P「いてて」

柚「いたいのは、柚がここにいる証拠だよー♪」ギュー

P「……そっか」

P「じゃあ、痛いくらいでいいのかな」

柚「いいんじゃないかナー」テヘー


柚「きれいなイルミネーションだねー」

P「そうだな」

柚「へへ」ニコ

柚「Pサンが柚を見つけてくれたのも、こんなクリスマスロードだったよね」

P「そうだな」

柚「もぉたくさん一緒だったねー」

P「うん」


柚「Pサンは出会ってからずぅっと柚と遊んでくれたし!」

柚「へへ、信じてるよっ?これからもずーっと、冬も春も、どの季節も、一緒に過ごせるよね!」

柚「それでこれからも、たくさん柚と遊んでほしいナ♪」

P「うん。そのために、頑張るよ」

柚「うん。柚もがんばるよっ」

P「おう」

柚「ン!」


柚「えへへっへへー」

P「楽しそうだな」

柚「楽しいよーっ」

P「そっか」

柚「うん!」

柚「だからこれからもずぅっと楽しいよ、きっと!」
http://i.imgur.com/V2S9u9v.jpg




・・・・おしまい


おわりです


ヒャッハー柚の生誕祭だァ!かわいい柚かわいい!めでたい!祝おう!おめでとう!ひたすらおめでとうを言い続けてなんかもうどうしようもないくらいぱにくらせて照れさせたい!


あ、はい。うへへ愛でたいめでたい

http://i.imgur.com/9yn1Trk.png※誕生日バレ

フツウの日常の人が本気出すとは思ってた

思ってた以上にフルスロットルだった

>>60 だいぶ落ち着いて来た


スレタイはうしろに「喜多見柚「なべっ」」とかくっつけとけばいろいろよかったとかいまさら

ちなみに、このシリーズは今回でちょっと一区切りです
続けたいですが、しばらくは書けなさそうなので、今までみたいなペースではなくなります、またいつか見かけたらくらいのノリで、はい
ここまで読んでくれてありがとうございます

だれか二人くらい柚比奈仁奈楓さん好きにあるいはもっと好きにできてたら嬉しい

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