番長「クリムゾンの迷宮?」(1000)
>それで上に上って隠れていたわけか。
番長「クリムゾンの迷宮?」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1337145546/)
りせ「うん……」
陽介「なあ、もう一人って誰だったんだ? 1人は生田目だったんだけど……」
りせ「……」
千枝「りせちゃん?」
りせ「完二……だったと思う」
>だった思う?
りせ「だって! 姿かたちが変わり果ててたんだもの!」
りせ「でも……あれは完二だったと思う」
陽介「たしかに……」
千枝「でも、完二くんならりせちゃんの隠れていた場所わかる気もするんだけど……」
りせ「……!」
陽介「そうだなぁ」
>たしかにそうだ。
なんかすげーとこに挿入しちゃったな
りせ「で、でも……あれは……」
>りせは混乱しているようだ…。
>今日はもう休もう。
りせ「はい……」
千枝「りせちゃん……」
りせ「な、なんですか?」
>千枝がりせに詰め寄っていく…。
千枝「ごめんっ! あたしたちも隠しゴトしてました!」
りせ「あ、いえ……あたしもごめんなさい」
>ごめん。
りせ「いえ……」
陽介「俺も、ごめん」
>4人の絆が強まった。
>千枝はこちらを強く意識している。
>陽介は強くこちらを意識している
>りせはこちらを意識している。
千枝「りせちゃん。ここ、水浴びできる程度には綺麗だから」
りせ「ホントですか!」
>女子グループが水辺ではしゃいでいる。
陽介「なあ。りせちーの話、どう思う?」
>完二のことか?
陽介「ああ……ちょっと信じらんねぇよ……」
陽介「たとえ完二がグールになったとしても……どうやってビスケットもビールも手に入れたんだよ!?」
>ビスケットは……心当たりがある。
陽介「!?」
>第2CPのところで、FSビスケットを捨てた。
陽介「まさか……それを拾って!?」
>1枚ずつパッケージされていたから湿気たりもしなかったんだろう……。
陽介「……」
>……あくまでも予想だ。
陽介「…ああ」
千枝「ね、番長くん。あたしたち今から水浴びするから後ろ向いててね」
りせ「流石に出ていけなんて言いませんから」
>ああ。
千枝「花村、後ろ向いたらぶっ飛ばすかんね!」
陽介「わーってるよ」
>後ろで2人が水浴びをする音がする…。
りせ「はぁぁぁぁぁ……久しぶり……気持ちいい……」
千枝「うん、気持ちいい」
陽介「……絶対振り向くなよ。絶対だからな」
>ああ。
陽介「絶対だぞ!」
>……振り向きたいのか?
陽介「だって、りせちーの裸だぜ!? さ、里中だって……」
>気持ちは十分に分かるがやめておけ。
陽介「……だな。相棒と約束したしな」
千枝「花村ぁ!! 聞えてるからね!」
陽介「いいっ!!」
りせ「こんなときに何言ってるんですか」
陽介「ごめん……」
……
…
千枝「ふうっ。気持ちよかった」
りせ「久しぶりに生きた心地したぁ」
>服は洗わなくていいのか?
千枝「洗いたいけど……二人がいるし乾かすのに外に出られないし」
りせ「先輩のえっち……」
陽介「やーい! えっちえっち!」
千枝「花村は後でぶっ飛ばす。ここから出たらぶっ飛ばす」
陽介「えぇ……」
千枝「じゃあ、今度はあたしたちが後ろ向いてるから浴びてきなよ」
陽介「おう」
……
…
陽介「ふいー」
>今日はもう寝て明日に備えよう。
千枝「うん」
りせ「はい」
陽介「おう」
>それぞれが横になっていく。
>失神したように眠りについた。
……
…
>ん……まだ夜が明けていない。起きてしまったようだ。
>1、2……誰かいない?
>いないのは……
①陽介
②千枝
③りせ
>>35
2
>千枝の姿が見えない…。
>あたりを見渡すと月明かりの中で岩の切れ間から空を眺めている千枝を見つけた。
千枝「……あ。番長くん、起こしちゃった?」
>そんなことはない。
千枝「……ね。こっちこない? 空、綺麗だよ」
>ああ。
>空を見上げる。確かに綺麗だ…。
千枝「……そんなに離れたところにいないで、もっとこっちきなよ」
>……月明かりに照らされた千枝の顔が高揚している。
千枝「こうしてると、化物に追われていることも、
ここがマヨナカテレビの中だってこうしてると忘れちゃうね」
>ああ。
千枝「あたしね。番長くんがいなかったら今生きてないと思う」
>そんなことはない。千枝なら大丈夫だ。これまでも頑張ってきた。
千枝「ううん。番長くんがいたから頑張れた」
>千枝……。
紅茶入れてた。今から書く
帰ってきた。次スレになってたのか
俺はもう眠いぞorz
千枝「あ、アハハっ。極限状態でこんなこと言うのも変だよね」
千枝「でも……ちょっと疲れちゃった」
>千枝が自分の肩に頭をもたげてきた。
千枝「今だけ……いいよね」
千枝「生きたい……生きて、番長くんと一緒にここから出たい……」
>千枝……。
千枝「番長くん……」
>唇が合わさる…。
人増えたなー
>>1のがんばりの賜だな
こら、俺の千枝に何を!
千枝「あむ…ちゅ……ちゅる……んんっ…ふっ……んっ…ぷは」
>お互いに激しく唇を貪る…。
千枝「キス……しちゃったね…んむっ!」
>何度も、何度も貪る。
千枝「ぷぁっ……はぁ…はぁ」
>千枝の顔はさっき以上に紅潮している…。
>千枝に覆いかぶさる。
千枝「う、嬉しいけど……これ以上は……ダメ…‥みんな起きちゃう」
千枝「絶対、声我慢できない……」
>どうしよう。
①みんなが起きるのを覚悟で全力で抱く
②それもそうだ。冷静になろう
>>69
仕方ないとはいえ直人と雪子は空気だなwwww
2
>>70で
ちょい!!!
>ああ。そうだな。
千枝「ん……絶対、生きてここから出ようね」
>お互いに強く抱きしめあう…。
>2人とも再び眠りについた。
……
…
りせ「じゃあ行きましょうか」
千枝「うん」
陽介「気が重いぜ……」
>千枝が昨日のことを引きずっている様子はない。
千枝ちゃんの処女は守られた
fin
あ、あれ乙一だった
たまに間違う
>>83
何と?
支給品のコンドーム使わないのかよ
>受信機をつけてみよう。
――ガガ。
『う……る? こ……か……』
『わか……いよ……いぶ……きい……ない』
千枝「これって?」
>生田目たちでは無いようだが。
りせ「もしかして、サバイバルチーム?」
陽介「近くにいるのか?」
>音声からして、近いということはなさそうだが……。
千枝「受信できる距離にはいる、と」
りせ「探しましょ! あいつらに少人数で立ち向かうなんて無理!」
>受信機はこれ以降何の反応も示さない。
>どうしよう。
①サバイバルチームを探して合流しようと試みる
②グール達から逃げるためにとりあえずここから遠ざかる
③闇雲に動かずここに留まる
>>87
①
>>85
安価は絶対! ってことで。
>>90
全然違うと思うが・・・
あとネタバレ自重
>サバイバルチームと合流を試みよう。
りせ「さんせー!」
陽介「そうだな……今なら結構武器あるし対抗できるかもしれない」
>みんなに武器を持っておいてもらおう。
>>93 陽介
>>94 千枝
>>95 りせ
>>96 自分
【武器リスト】
①特殊警棒
②催涙スプレー
③スリングショット(石礫などを射出するパチンコ型武器)
④高出力スタンガン
⑤小型の鉈
被ったら余ったもの自動振り分け
スプリングショット
4
2
1
5
>それぞれに武器を渡しておこう
陽介「俺はスリングショットか」
>遠距離で一番攻撃力のある武器だ。頼んだ。
陽介「ああ!」
千枝「あたしは高出力スタンガン?」
>近接でこれを一番うまく使えるのは千枝だと思う。
千枝「うんっ」
りせ「あたし、催涙スプレーですか?」
>一番罪悪感が少なく、躊躇なく撃てる。中距離武器だ。
りせ「ちゃんと考えていてくれたんですね」
>俺は特殊警棒を持つ。
陽介「いざとなったら頼りにしてるぜ」
>ああ
うむ
>じゃあ、使い方を確認したら行こう。
>あくまで武器は、自衛の手段にしてくれ。見つけたからって襲いかかろうとしないこと。
りせ「たぶん……ボウガンと山刀もってるから遠距離も近接も気を付けて」
>ボウガンは分かるけど、山刀ってどんなものだ?
りせ「山刀は大型の曲刀って思ってくれればいいよ。
かなり刀身が重いから、もし何かでガードできても吹き飛ばされるし、
そもそもその重さで叩き斬るようなのだから、柔いものならガードごと切り裂かれると思う」
>わかった。
千枝「うん……雪子無事でいて」
陽介「直斗……待ってろよ」
>受信機を頼りに歩き出した。
カンジーが山刀使ってたらたちが悪いな
>反応は相変わらずない……。
千枝「こっちは方向が違うのかな」
陽介「どうする? 別方向探すか?」
りせ「さっき聞えたってことは、たぶんつけっ放しなんだよね」
>どうしよう。
①引き返す
②このままいく。
③ここから別方向を探す
>>108
2
人少なすぎて落ちそうだな
なんだかんだで見てる人は多いと思われ
>このまま行こう。
陽介「だ、大丈夫かなぁ……」
りせ「とりあえず、拾えると思っていきましょ」
千枝「うん。結局どっち行ってもわからないから何しても同じだしね」
……
…
千枝「拾わないね……」
陽介「はずれってことか?」
りせ「あんまり時間食うのはまずいわよ」
>クソ……早く電波拾ってくれ……!
俺が書くの遅いからね! しょうがない!
レスしたければすればいいし、したくなければしなくていいんじゃね?
紅茶飲みたければ、また入れればいいんじゃね?
>歩いても歩いても電波を拾ってくれない。
りせ「せ、先輩! これヤバイ気がするんですけど」
千枝「うん、番長くん。こっちじゃないと思う」
陽介「戻ろうぜ、もしくは別方向へ行こう」
>どうしよう
①それでもこのままで行く
②引き返そう
③別方向へ行こう
>>121
ビールとクッキーあるよー
3
とりあえず
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
>>124
サンクスコ
>別方向に行こう。
千枝「戻るっていうのはないとして……」
>こっちだ。どうせ根拠はない。迷うくらいなら早く決めよう。
陽介「おう」
――
――ガガ。
りせ「! 受信した!?」
生田目『ここら辺で……た気がす…だが』
完二(?)『ああ。血痕だ。……ガンが当たって……んだろう』
千枝「こ、これって……!!」
りせ「生田目と……完二!」
陽介「そこまではっきりと聞こえるわけじゃないから距離はあるんだろうけど…」
>気になることを言っていた……
千枝「雪子……直斗くん……」
アワワワワ
>この方向に行けば、おそらく鉢合うだろう……だが。
千枝「リスクはあるけど、やっぱり言った方がいいと思う」
りせ「あいつらと会ったら……反撃はできるけど生き残れるかは」
陽介「そうだな……」
>だけど見捨てることはできない
陽介「そうだけど……」
千枝「とにかくこのまま進もう。なにか他にわかるかもしれない」
>ああ
前も書いたけど、信頼があるのとないのでストーリーも変わってくるんだろうか。
期待せざるを得ないww
――ガガ。
生田目『くそっ……どうやって姿をくらましやがった』
完二(?)『血痕がここで途切れてやがる……』
生田目『このままだとお前を喰っちまいそうだ』
完二(?)『俺が先に喰ってやろうか』
生田目『ふん……女の肉だ。お前なんぞより今はな』
完二(?)『喰ってやる……喰ってやるぞ』
千枝「!! まずいよ! 雪子たちが襲われてる!」
陽介「くそッ…またこの状況なのかよ!」
>自体は一刻を争うようだ…。
りせ「あの時、先輩たちきてくれなかったらあたし間違いなく食べられてた……」
>早く場所を特定しなければ!
リセチータベタイ
毎晩悪いが俺はもう限界だ。
今日も保守誰か頼むぅ・・・
紅茶飲んでたなんて言えない…
うまそうな順位
>>1>>>リセチー>千枝>クマ>ナオトン>雪子>>花村>>>>>カンジー
>>141
紅茶の味がしそうだよな
>>142
グランドオーブンで焼いてやりたいww
>とにかく電波の強くなる方向へ行こう!
>武器は常にすぐだせるようにしていてくれ!
陽介「ああ!」
……
…
――ガガ。
生田目『……見つけた、新しい血痕だ』
完二(?)『近いぞ』
雪子『だい……ぶ? なお……くん…・・・・』
直斗『なん……いあく、ぼ……を置いて…‥いませんか……』
雪子『なにい……るの!』
千枝「雪子!」
陽介「近づいてきたけど……いよいよやべぇぞ。直斗のやつっ怪我してるっぽい」
りせ「どこにいるのよ!」
>場所を特定できるようなことを言ってくれ……!
>最初のタイムロスがここにきて響いてきている。
りせ「お願い……お願い……無事でいて……」
>徐々に音声が明瞭になってきている。
雪子『くっ……追いつかれちゃう……』
直斗『やはり、僕は置いていってください。その間に逃げてください』
雪子『嫌だよ! そんなこと!』
生田目『こっちだ』
完二(?)『……?』
雪子『(き、きちゃった……)』
直斗『(隠れていても無駄でしょう……すぐに見つかってしまう)』
>2人の声のトーンが落ちる。
嫌よ、に訂正
りせ「嫌、嫌、嫌! そんなの絶対嫌!」
陽介「どうする? りせちー救ったときと同じようなことするか!?」
千枝「そうしよう! 雪子が、直斗くんが死んじゃう!」
>やってみよう!
りせ「すぅ…わあああああああああああああああああああああああ!!」
陽介「すぅ…ああああああああああああああああああああああああ!!」
千枝「すぅ…わあああああああああああああああああああああああ!!」
>……ダメだ! 受信機からはこちらの声が聞こえてこない。
>まだ遠いらしい。
千枝「雪子……ゆきこぉ……」
陽介「天城、直斗!」
りせ「いや、いやあぁあああ!!」
>叫び続けよう!
寝落ちそうだ
生田目『おい、これ』
完二(?)『今までで一番新しい血だ……!!』
雪子『(もう……ダメ……)』
直斗『(あれは……! もしかして……!)』
直斗『(いいですか、あいつらが眼の前から消えたら全速力で走ってください)』
雪子『(……! ふ、ふざけたこと言わないで! 死ぬつもりならやめて!)』
直斗『(大丈夫です。そんなつもりはないですから)』
雪子『(どういうこと……?)』
直斗『(説明している時間はありません。ただ、神様がくれたんですよ。最後のチャンスを……)』
直斗『(あとは……ボウガンの矢が当たらないことを祈るだけです)』
直斗『(では、もし生きていれば第4CPで会いましょう。ここから一番遠いところです)』
雪子『(直斗く――)』
直斗『うわあああああああああああああ!!!』
生田目『いやがった!! ふははははは!!』
完二(?)『肉だ! 肉だ! 肉だ!!』
しゅ
りせ「い、いやああああああああああああああ!!」
陽介「直斗……・」
千枝「直斗くん…」
>その後、直斗と生田目たちは受信圏外へと出ていってしまったようで音声は途切れてしまった。
雪子『直斗くん……直斗くん……』
>雪子は直斗の名前を呟きながら、走っているようだ。
千枝「探そう!」
陽介「せめて天城だけでも……」
>音声から考えて遠くへ行っているということはなさそうだ。
千枝「雪子ーーー!!」
陽介「天城ーーー!! いたら返事しろー!!」
りせ「天城せんぱぁい!!」
>全員、生田目たちに見つかることなど度外視で叫んでいる
雪子『この声って……!(ぃこぉぉぉぉ)』
>盗聴器から自分たちの声が聞こえてくる。
>近い。
千枝「近く!? 雪子!」
ガサッ――
雪子「ち、千枝……」
千枝「雪子!! って……それ……」
>雪子の腕には深々とボウガンの矢が突き立っている。
陽介「天城……その腕!!」
雪子「ち……え……」ドサッ
千枝「雪子!? 雪子!?」
>失神してしまったようだ。
りせ「とりあえず、場所を移動しましょ! ここは危ない!」
>場所を変えよう。
いつの間にか俺が寝てる
お疲れ様、紅茶をどうぞ(^ー^)ノ旦
>矢を引き抜いて手当てをした後も雪子は昏々と眠っている。
陽介「またここに戻ってきちまったな……」
>岩のドーム内。ほとんど自分たちの起点だ。
りせ「でもいい加減本当に目立っちゃうわね」
千枝「足跡も……目立つようになってくるしね」
陽介「ばれなけりゃいいが……」
>不安だ。
千枝「とりあえず雪子が眼が覚めるまで待機ね」
>受信機も反応しない。近くにはいないようだ。
陽介「休もう、休めるときに」
りせ「ええ……」
ネル。落ちたらそこまでで。
お疲れ様、頑張ってほしゅ
/ / / ..:/ .: ::l、. 、 :.
. ,' / 〃:.::ハ::. :. .: .:::: j:ハ::. :. 、', :.
. .′:: ;:: |弋リ ヽル、ンハ/j/リ ル|/イ:. :. }j :
. |.: {::..:: ハ斗‐=‐- '⌒` ヽリ,イ: ;:: l
. i:: .:ゝ、| ル'::::::. |
. ';::.::彳 __ _ ミ:::、:.;
,__';::/:! .__ィ≠=ミ、 ≠==ミy. }\:ノ--、
.</.::,{´yヾ :::/:::/:::/:: i.. ::/:::/:::/:: .!´ }::::\>、
. / .::::/ i l ゝ: `` lノ} !\::::. \
. / /´:::::/ \ー:. ヽ-─‐--' /ン ノ ヽ::. ::..:.ヽ
l .:' .:::::/. ¨八 ‐-. /ー'´ }:: ::::.::. 〉
{.:: :::::::| , \ / ハ、.ノ::.:::::;イ
圦. :::弋':|__, > < 、_.!::::/:::,/
` ー- ニ.ノ rt─> __ <─i `ー‐"
| :|
.. -──r--- _..._ | :|__...、--- ¬ー‐‐、
/ |: : : : :|::「≧_____≦ |:|: : : : : |::| }
{ :|: : : : :|::| _ ノ/.ノ:|: : : : : |::| !
ほ
仕事だから保守まかせた(´・ω・`*)ノシ
甜菜
124 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 02:25:42.23 ID:4g2zHfGUi
とりあえず
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
ほ
ほ
ほ
保守
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
ほ
ほほほ
ほ
ほ
ほ
IDかわってるだろうけど書く。
といいたいところだけどもうしばしお待ち
きたー!
おまちしておりました♪───O(≧∇≦)O────♪
5時くらいに戻ってきやす。申し訳ない
流石に悪いので落としてくれて構わないでする
んだんだ( *`ω´)
偽物だとしても一応保守はしておくよ
まー証明する方法ないしね!
ほ
保守
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
人少ないな
ほ
ほほ
戻ってきたけど用事おわんねぇぜwwwww
>>265
気長に待ってるから終わらせてこいさ
……
…
雪子「うう……」
>雪子が気づいたようだ。
千枝「雪子!」
陽介「天城!」
雪子「ひぃっ!」
>ものすごく怯えている。
千枝「大丈夫、ここにいる人たちはみんな味方だから」
雪子「千枝……千枝!!」
>雪子は千枝に強く抱きついている。
千枝「ね、何があったのか教えて?」
雪子「うん……」
またあとでID変ってるかもしれないけど
もうしばしお待ち
はよ
おっと
④
ほ
まだ帰ってこないのか...
よし、紅茶入れたら書く
またID変ってんな
>>270
>まず雪子に、こちらの状況と第1CPのことを謝罪した。
雪子「……あたしも、ごめんなさい」
千枝「ううん、今は先のことを話そう」
雪子「うん」
りせ「あのあとどうしたんですか?」
雪子「私たちは、普通に第7CPまでいったの。もちろん途中の豪雨とかは困ったけど……」
雪子「直斗くん博識で、いろんなこと知ってた。途中でとった釣り糸で罠作って動物得たり」
千枝「食糧にも困らなかったんだね」
雪子「うん。最初に千枝たちがくれた情報のおかげだって。アイテム隠してたことに罪悪感感じてるみたいだった」
>……すまない。
雪子「……続けるね。それで、サバイバル用のアイテムをとりながら最終CPまで行ったんだけど……
ゲーム機に表示された内容は絶望的だった」
>自由に行動しろか。
雪子「うん……だから他のみんなと合流するために来た道を引き返していたの」
風呂入ってた間にきてた!
キテター!!!!!!111
雪子「引き返していたんだけど……そのとき突然足元にボウガンの矢が飛んできたの」
雪子「私はすっごく驚いたんだけど、直斗くんは冷静だった」
雪子「あたりを見回しても誰もいない。だから主催者に脱走とみなされてペナルティが発動したのかもしれない、って」
雪子「だから直斗くんは、脱走の意思がないことを大きな声で伝えたの」
雪子「そ、そうしたら突然……け、獣のような呻き声と、笑い声が……」
千枝「あいつらだったって訳ね……」
雪子「うん……それで突然笑い声が止まったと思ったら……
わ、私の腕にボウガンの矢が刺さって、それですぐ次の矢で直斗くんの脚にも…」
>どうしてすぐにボウガンの矢を抜かなかったんだ?
雪子「直斗くんが出血が激しくなるから抜かない方がいい、って。だからそのままにしたの」
千枝「流石直斗くん……でもそれで、よく逃げられたね」
雪子「うん、私もそう思う。
ボウガンの矢の方向からいる方は分かってたし、見えてないから距離もあったからツイてたって言うのもあるのかな」
りせ「それでも、不思議……あいつらの脚、相当早いはずなのに」
>何かトラブルがあったのだろうか……?
陽介「そう考えるのが妥当だろうな」
ナオトン・・・
唯一、共闘が可能だったな。
直人大丈夫だよな...?
陽介「本当に矢を抜かないのは大正解だったな」
>ああ。あいつらは血痕で追っていた。もっと激しかったらすぐに追いつかれていただろう。
雪子「で、でも……直斗くんが……」
千枝「……」
>全員黙ってしまった…。
雪子「あの……ひとつ聞いていい?」
千枝「なに?」
雪子「あれ……本当に生田目さんと完二くん?」
>……? どういうことだろうか。
雪子「だ、だってあれ……も、もう人の顔じゃ……なかった」
りせ「え?」
>俺たちが見たときも豹変はしていたが、それほどということではなかったが……。
陽介「あ、ああ……辛うじてだったけど、生田目だって」
千枝「うん」
雪子「う、嘘! あ、あんなバケモノ……!!」
雪子「嘘よ! 嘘! あんなの……あんなの!」
>雪子が震えだしている。よほど恐ろしいものを見たのだろうか。
雪子「あの獣のようなほとんど瞬きをしない眼…口元の唾液も吹かずに垂れ流してて……
顔も異様な数の吹出物で覆われてて、ほとんど判別できなかった!」
雪子「あんな人間の顔なんて見たことない! ば、化物よ!」
りせ「あ、あたしが見たときにも特大のニキビみたいなものはあったけど……そこまでじゃなかった」
陽介「人を喰ったことの副作用か……?」
>……? 何か違和感を覚える。
雪子「あ、あんな化物に追われてたら……直斗くんは――」
>雪子が泣き出してしまった。
千枝「雪子。泣きたい気持ちはあたしも同じ……だけど、今は生き残ることを考えよう」
雪子「そんなこと言われても……」
千枝「雪子の持っているもの、教えて」
雪子「そんなこと今ッ――
千枝「見せて」
雪子「…………わかった。ごめん、千枝」
紅茶に虫入ったから入れなおしてた
>>363
ついに幻覚が・・・
原作終了から三分の一くらいあるって言ってたような...?
>雪子も今何すべきか分かったのだろう。
【雪子アイテム一覧】
ライフ・キット・ツール…1
釣り糸…1
マッチ……1
プラスチック食器セット…1
塩の錠剤…20粒
雪子「これだけ……」
陽介「武器は無しか」
雪子「ごめんね。ナイフは直斗くんが持ってて……」
陽介「あ、いや! そういうこと言ってるんじゃねぇさ」
>一応小さい鉈を渡しておこう。
雪子「うん……ありがとう」
千枝「作戦会議をしましょ」
陽介「ああ……あいつらを倒さなきゃな……」
すっと思ってることだが、陽介の再現度がハンパない
りせ「あの怪物を倒すってどうするの? 一番攻撃力のあるボウガンも山刀も向こうよ?」
陽介「それは……」
千枝「餓死でも待ってみる……? 人間しか食べる気がないなら」
>……! それだ!
雪子「どうしたの番長くん?」
>さっきの違和感の正体だ。
千枝「違和感? 何かあったかな」
>奴らは何を食べているんだ?
陽介「今更確認する必要もねぇだろ? 人だって、人」
>そう。人だ……だが、奴らは堂島さん以降人を殺していない。
りせ「あ、そういえば……」
>ビールとFSビスケットで慢性的な飢餓状態に陥れられている。
>そんなやつらが堂島さん一人で足りるだろうか。
陽介「考えたくはねぇけど……保存用にとっておいたとか」
>この高温の気候では無理だ。すぐに腐ってしまう。
雪子「じゃ、じゃあ、いったい何を食べているの……?」
千枝「群生しているものを食べているわけではなさそうだし」
りせ「わかんないね……」
>考えても答えが出そうにない。
陽介「これからどうするか……」
>なんにせよこれからの方針を決めなければ。
>どうしよう。
①グールを倒すために打って出る
②直斗の行方が心配だ
③ゲームを放棄して脱出を試みる
④ここでしばらく待機しよう
>>381
2
>直斗の行方が心配だ。
千枝「そうだね……でも」
雪子「それ以上言わないで千枝」
千枝「ご、ごめん」
雪子「直斗くん、私たちの第4CPに来いって言ってた」
陽介「……行こう。直斗ならきっとあいつらから逃げ果せてるって」
りせ「うん、そうしよう」
雪子「じゃ、じゃあ。今から――」
>まだ雪子は目覚めたばかりだ。今日はここで休もう。
陽介「だな」
千枝「うん」
りせ「そうだね」
>明日、一気に行こう。
――翌日。
>よし。行くぞ。
千枝「雪子、怪我は大丈夫?」
雪子「うん」
>重要度Cだったがスネークバイトキットの応急セットが役に立った。
陽介「俺が持っててよかっただろ?」
りせ「……急いでいこう。できる限り早く」
雪子「あたしたちの第4CPはここから北東の方向」
>15キロメートルほどだ。
陽介「結構あるな」
>雪子のことを考えたらそれほど飛ばせない。
りせ「2日間くらい見ておいた方がいいかもしれないですね」
>とにかく出発しよう。武器は常に使えるようにしておいてくれ。
ザクッザクッザクッ。
>砂礫で足場が悪い……。
陽介「なあ、そろそろ休憩にしないか?」
>ああ…・。
千枝「番長くん、受信機はどう?」
>特に反応はしていない。近くにいないのだろう。
陽介「じゃあ今日はここら辺でキャンプにすっか」
りせ「あ、ちょうどあそこに洞窟あるかあそこにしましょ!」
>りせは勇んでいってしまった。
陽介「じゃあ、今日はあそこに泊まるってことで。洞窟確認したら食糧を採りに――」
りせ「きゃぁあぁぁああぁぁああぁあああああああっっ!!!」
陽介「りせちー!」
千枝「ど、どうしたの?」
りせ「あ、あ、あれ……」
>りせが指差した方向には何者かの衣服とバラバラになった人骨が無造作に散らばっていた…。
雪子「ううっ」
陽介「服……スーツか。男、だよな?」
>……誰のものか見当がつかない。
陽介「服装的に直斗じゃねぇと思う」
陽介「里中、天城、りせちーはここで待っていてくれ」
>行こう、陽介。
陽介「……ああ。ヤな仕事だが俺達がやらなきゃな」
陽介「うっ、文字通り骨までしゃぶり尽くされてやがる。ってことは――」
>ヤツらだろう。軟骨までがすり減っている……
陽介「今回は顔まで全部だな……」
>服を調べたら財布が出てきた。中に免許証が入っている。
>……? 誰だ? 知らない男だ。
>陽介は知っているか?
陽介「さあ……?」
>他の人たちにも見せよう。
千枝「知らない人だね」
天城「誰かしら?」
りせ「―――!! う、嘘……」
>知っているのか?
りせ「あ、あたしの、ま、マネージャーさんだった人……」
陽介「なんでこんなところに……?」
>……? 別の骨が奥に散らばっている。
りせ「え……え……う、嘘……嘘でしょ、あ、あの服って……」
りせ「お、おばあちゃん……あばあちゃん!!??」
>マル久の文字がついた割烹着が傍らに落ちている…
ジャーマネ不憫ww
りせ「なんで……何でこんなことに……!!」
りせ「うわあああぁぁぁああああああぁぁああああああぁあぁぁぁああぁぁああああああああああっ!!!」
千枝「な、なんでこんなことに…」
雪子「私たち以外にも放り込まれてきた人がいる……!?」
>もう一つの可能性がある。
陽介「え?」
>これが……ペナルティ。
千枝「そんなの……!!」
りせ「あ、あたしが崖に上ったから……?」
りせ「そんなの……そんなの!! うわああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
紅茶入れてくる
あれ、これ番長が登ってたら…
>>418
やべやべ
もうしばしお待ち
おそすぎワロエナイ
>>439
飯食ってなかったのよぉ
このスレで完結させるよ!
>>450
はようかいてやぁ
>>406
>せめて埋葬して弔ってあげよう。
千枝「うん……」
りせ「嫌よ! 嫌!! こんなところに埋めないで!!」
陽介「りせちー……」
りせ「いや……嫌よ……いやぁ……」
>りせは亡骸にしがみついて離れようとしない…。
千枝「……しばらくは、無理そうだね」
陽介「クソが!! これがゲーム主催者のやり方かよ!!」
>どうして2人も……。
千枝「2回……登ったから? 武器を隠すときと、奴らから逃れるとき……」
陽介「たかがそんなことで……」
雪子「ひどい、ひどすぎるわ……」
りせ「えぐっ……ひぐっ……おばあちゃん……マネージャーさん……ううっ……」
>掛ける言葉が見つからない……
よし、飯食い終わり
……
…
>どれくらい時間が経っただろうか。りせはまだ泣き続けている。
千枝「一応、木の実とか取ってきたけど……」
雪子「たき火は使えないからね」
陽介「……あいつら……もう本当に人じゃねぇ」
>この人たちを食べたから……ヤツらは飢餓状態じゃなかったのか。
陽介「なあ、俺たちも知らず知らずのうちにペナルティ犯してるってことはないよな……?」
千枝「た、たぶん」
>みんなの顔が険しくなっている…。
雪子「でも、今は私たちは久慈川さんの分まで気を張らないと……」
>夜が更けていく…。
――翌日。
りせ「みんな、起きて」
>朝だ…。
陽介「り、りせちー……?」
千枝「りせちゃん、大丈夫なの?」
りせ「……大丈夫じゃないです。でも、こんなところで止まっていられない」
りせ「絶対に……絶対に!」
りせ「だから行きましょう、直斗も、待ってると思うから」
>吹っ切れてはいないが、決意をした目だ…。
千枝「うん。いこう」
陽介「ああ、ここで止まってられない」
雪子「うん……」
りせ「(天城先輩……鉈と催涙スプレー交換してもらえませんか)」
雪子「(え、ええ……それはいいけど……)」
ところでいまさら感あるけどりせちーはマネージャーの人井上さんって呼んでなかったっけ?
>>471
分かりやすいように!
ザクッザクッザクッ。
>なかなかうまく進んでいけない……。
陽介「あっちぃ……」
雪子「水もそろそろ尽きそう……」
雪子「でも、私たちの第4CPまでもうすぐだから」
千枝「あいつらに会わなくて済んだのは幸運だね…」
>頑張ろう。
……
…
雪子「見えてきた!」
陽介「直斗のやつ、いるか……?」
>……? 誰かが倒れている?
雪子「直斗くん!?」
直斗「う……」
直斗「……? み、みなさん一緒……だったんですね」
千枝「きゃああぁぁああぁあああぁぁぁあああぁぁあああああ!!」
雪子「直斗くん!? 直斗くん!?」
りせ「どうして、こんなことに……」
陽介「直斗!!」
>雑な止血はされているが、直斗の……片腕がない。
直斗「流石に……無傷では逃げ切れませんでした……」
雪子「と、とにかく移動しましょう!」
>急ごう!
……
…
雪子「どうして……どうしてこんなことに……」
陽介「生きてるのが不思議なくらいだぜ」
千枝「あのあと、何があったんだろう」
りせ「あいつら…………絶対に許さない……」
雪子「わた、私のせいでこんなことに……」
――近場の洞窟内。
>直斗は失神したように眠りにつき3日間起きない…。
千枝「……」
雪子「うっ……うっ……」
陽介「くそっ……」
りせ「…………」
>空気が重い…。
直斗「う……あ」
陽介「起きた!」
雪子「直斗くん!!」
千枝「よ、よかったぁ……死んじゃったかと思った…」
りせ「直斗!」
>よかった。
直斗「ここは……?」
>近くの洞窟まで移動してきた。
直斗「そうですか……」
雪子「直斗くん……ごめんね。私のせいで、ごめんね……ごめんね……」
直斗「気にやまないでください。はは……僕の詰めが甘かっただけですから、ぐっ……」
>今は寝ていた方がいい。
陽介「そうだぜ……その、大怪我してるんだし」
直斗「いえ……どうなっているのか話を聞かせてください…今聞いておきたいんです」
>わかった。話そう。
……
…
直斗「そうですか。僕たちもすみませんでした」
千枝「それはもうお互い様だから」
直斗「そうですか……では、僕からもお話が。
受信機ではどこまでお聞きでしたか?」
陽介「天城と別れるとこまでだ」
雪子「……あのあと、何があったの?」
直斗「あの後、あの怪物どもに追われていったんですが……」
…
……
………
直斗『うわあああああああああああ!!(こい! こっちだ!)』
生田目『いやがった!! ふははははは!!』
完二(?)『肉だ! 肉だ! 肉だ!!』
ダダダダダダッ!
直斗『(くそっ……速いッ!!)』
直斗『はぁ、はぁ、はぁっ……!!(もうすこし、もう少しで)』
ドシュッ―――。
直斗『うぐっ!! ま、またボウガンが……』
直斗『あと少し……あと少しなんだ……』
生田目『うえへぇぇえぇえへへぇぇえへ』
直斗『ば……バケモノめ……(気づかれるな……あと少し……あと少し……)』
完二(?)『肉……肉!!』
ガブッ!!
直斗『っっがぁああぁぁああぁぁぁああああぁぁああぁあぁあぁあぁぁぁあっっっ!!』
完二『(ぐちゅ、ぷちゅ、ずチゅる……)』
完二(?)『肉は生きたまま喰うに限る』
生田目『うめぇ……うめぇよ……若い肉だ……』
直斗『があああああッ!!(僕の腕を喰ってる……!? 意識が、飛びそう…だ……)』
直斗『でも……この……ワイヤーさえ引っ張れば!!』
グイッ――!! スガァン!!
生田目『ぐっ……あっ……!』
直斗『前に作った……デッドフォールトラップ!!』
直斗『(高度からの落石……ダメージはでかいはず。1人は気絶したか……?)』
完二(?)『舐めた真似ヲォオオォ!!』
ザシュン―――!!
直斗『ぎぃいいぃあぁああぁあぁあぁあぁぁぁぁっっっっ!!!』
完二(?)『喰ってやる。この腕みたいにバラバラにして食ってやる……!!』
直斗『が……ぁあ……ま、まだだ……まだある』
直斗『ト……ラップは…ひとつじゃない!!』
グイッ!! ガァン!!
完二(?)『ぐ……お……キ…サま……』
直斗『が……ああ……ッ……』
直斗『だ、ダメだ……まだ…ここで、気を失ったら……』
直斗『し、止血を……くそ……片腕じゃ満足にできない……』
直斗『く……なら……布を無理矢理っ……押し当てる……』
直斗『ここ……から……離れなければ……』
ズル、ズル、ズル――。
…
……
………
直斗「僕も、生きているのが不思議でした」
直斗「ただ……どうやってあそこまで行ったのかわからないんです。
止血も、僕のものより丁寧で……」
>誰かが連れて行ったんだろうか……。
風呂
直斗「僕たち以外、誰かがいるんでしょうか」
>その可能性があることを伝えた。
直斗「そうですか……」
陽介「とにかくこれからどうするかだ」
千枝「あいつら想像よりずっとヤバイね」
雪子「生きたまま食べようとするなんて……」
りせ「あたしは……おばあちゃんとマネージャーさんの敵をとりたい」
陽介「た、戦いに行くのかよ」
りせ「そうでもしなきゃ……気が済まないもん!」
千枝「気持ちは分かるなんて軽々しく言えないけど……
でも、それでも対峙するのは危険すぎる!」
雪子「直斗くんの攻撃で死んだってことはないのかな」
直斗「おそらくそれはないと思います。あれは、あくまで中型動物の狩猟用。
当たり所がよければ死んでいるかもしれませんが……
不意打ちで無防備なところへの衝撃程度ですから、せいぜい気絶が関の山だと思います」
雪子「そう……」
>とにかく選択肢をあげよう。
陽介「まずは……あいつらから逃げ回る、だな」
千枝「そうだね。でも根本的な解決にはならない」
雪子「餓死を狙おうにも主催者はグールに食糧を補給しているみたいだからできないし……」
りせ「やっぱりここは闘おうよ!」
直斗「危険です……彼らの攻撃力は僕たちを確実に上回っています」
りせ「でも……」
陽介「あとは……ここから脱出を試みる、ってところか」
雪子「でも、終わりがないんでしょう?」
陽介「主催者曰く、な」
千枝「一番いいのは、今すぐこのゲームを中止させることだね」
陽介「んなことできるのかよ?」
千枝「分かんないけど……」
>ゲームの主催者を倒す、か。
>そういえば……千枝、地図を。
千枝「うん? はい、これ」
>表示された地図は、これだ。
千枝「それがどうしたの?」
>そのうち、各チェックポイントがこれだ。
千枝「一応、全部のルートのチェックポイントが示されてるんだっけ」
>ここの右上を、見てほしい。
陽介「あん? 何もないけど」
>そう、なにもない。それが逆に不自然だと思わないか?
直斗「そうか……!」
雪子「どういうことなの?」
直斗「ここはきっと、ゲームの主催者の拠点があるんですよ」
>そう。他のとこはくまなくチェックポイントが設置されているが……
まるでここだけ近づけさせないように空白ができている。
千枝「偶然じゃないの?」
>確かに、偶然の可能性もある……。
直斗「……でも、賭けてみる価値はありそうですね」
>どの選択をすべきか……。
なんかID変ってた
少し寝る。8時くらいに再開
保守
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
よし書く
フォーゼみてた…
4で
>空白地帯に行こう。
陽介「でもそれって賭けだぜ?」
直斗「ですが……主催者は最後の1人になるまで、いいえ最後の1人になっても出さない可能性があります」
陽介「そうだけどよ……」
りせ「あいつらは……あいつらはどうするの!?」
雪子「あんなのと対峙する必要ないよ! 私達も食べられちゃうかもしれないんだよ?」
りせ「ならあたしだけでも……」
直斗「ここは全員で行動すべきです。相手は……危険すぎます」
>直斗の腕の痕が痛々しい……。
りせ「でも……」
>りせは納得していないようだ。
>どうしよう。
①わがままはよくない
②1人は危ない。りせも一緒に行こう
③りせが1人で行ったらみんなが心配する
>>540
3
>りせが1人で行ったらみんなも心配する
千枝「うん、1人で行くなんて絶対ダメ」
雪子「お願い……」
直斗「僕はたまたま運が良かっただけです。次にあったら命はないでしょう」
りせ「…………」
陽介「頼むぜ、りせちー」
>りせ。
りせ「……わかりました」
>りせ、ありがとう。
りせ「いえ…」
千枝「じゃあ、出発しよ」
陽介「ああ」
ほあ
ザッザッザッ……。
>なかなか行進速度は上がらない……
直斗「はぁ、はぁ、はぁ……」
雪子「大丈夫?」
直斗「え、ええ、大丈夫ですけど……すみません。足手まといで」
千枝「しょうがないよ」
陽介「そうそう。目的地までは近いしさ」
直斗「ですが……遅ければ見つかる可能性も高くなってしまいます」
>確かに、いつもの半分くらいの速度だ…。
千枝「大丈夫、受信機に反応がなければそれなりに離れているから」
>確かに何の反応もない。
陽介「電池切れってことはないよな?」
>さすがにそんな馬鹿なことはしない
……
…
>今日はこの辺りで休もう。
千枝「そうね、直斗くんももう限界だし……」
雪子「この渓谷を抜けたら、未踏の地に行くんだね」
陽介「じゃあ、俺らは食糧を取りに行ってくるから」
千枝「うん。お願い」
>焚火は絶対にしないように。
直斗「ええ、ヤツらに場所を知らせるようなものですしね」
りせ「すみません、先輩たちばかりに」
陽介「いいさ。できるやつがやらねぇとな! な、相棒!」
>そうだな。
ほしゅくま
……
…
陽介「こんなもんでいいか?」
>そうだな。遅くなりすぎるのもマズイ。
陽介「……ここで過ごしてて、かなり遠目が効くようになったな」
>ああ、かなり遠くの木の実も見つけられるようになった。
陽介「虫とか動物とか、さすがに生で食ったら間違いなく腹壊すよなぁ」
>きっとな。
陽介「木の実だけでいいか、戻ろうぜ」
>ああ。……! あれは?
陽介「どうした?」
>遠くに人影が見えた気がする。
陽介「それって……ヤツらか!?」
>身を伏せよう。
陽介「……受信機は?」
>つけているが反応しない。……望遠鏡を使って確認しよう。
だめだ。やはり眠い。
少し寝る
チャッ…
ターン!「ポリデュークス!」
ほ
紅茶飲んでんじゃねぇぞ
よし書く
まただ
いい加減1は紅茶でキャラ作るのやめろよ?
見てて痛いから
片腕の直人考えてたら興奮してきた
>>597
ドクターペッパーでも飲んで落ち着けよ
>>598
飲み物は直人のおしっこしか口にしないから
>>552 望遠鏡× 双眼鏡○
陽介「どうだ……?」
>……! 雪子の言った通りだ……。もはや面影すらない。
陽介「見せてくれ」
陽介「……! ば、バケモノ……」
>頭皮にまで特大の吹出物ができている…。
陽介「あれじゃ誰か判別できないな」
>二人はあたりをキョロキョロ見回している。
陽介「相棒、あいつらゲーム機とり出したぞ!」
>双眼鏡を貸してくれ
>……ゲーム機を除いてなにか喋っている。
――ガガ。
生田目『く……でん…がきれ…かってやが……』
完二(?)『お……のも、もう……いぞ』
>電池が切れかかっているようだ。
>>592
単純に次まで時間開けるってだけよw
まあ、それ抜きでも遅いんだけどな
除いて× 覗きこんで○
陽介「くそ……何でこいつらここまで来てるんだ」
>確かに。ピンポイントすぎる。
生田目『…つら、どう…てこっち…』
完二(?)『さあ。…くてきは…からない……』
陽介「要領を得ないな。何言ってるかわからねぇ」
>どうやらこちらにはこないようだ。
陽介「はあ……良かった」
陽介「だけどなんであいつらこっちにきたんだ?」
>わからない。急いで戻ろう。
……
…
千枝「おかえり」
>今あったことをみんなに伝えた。
千枝「え、え……!」
雪子「移動しなくて大丈夫!?」
>別方向にいったようだが……。
>とりあえずボウトラップとデッドフォールトラップを辺りに仕掛けておこう
陽介「ああ……オチオチ寝てもいられねぇ」
千枝「手伝うよ!」
雪子「わ、私も」
直斗「すみません、手伝えなくて」
りせ「いいのよ、直斗は休んでて」
>日が暮れるまでにトラップを仕掛け得ることができた
――翌朝。
>この渓谷を抜ければ、未踏の地だ。
陽介「よし、行こうぜ!」
>ああ。
直斗「……待ってください」
千枝「どうしたの? 傷が痛む?」
直斗「いえ、そうではなくて……あの渓谷の形を見ていたんです」
>形?
直斗「ええ……聞かせてもらった情報の中にVの表示に気をつけろというのがありましたよね?」
陽介「え、ああ……それがどうした?」
直斗「あの渓谷の形……Vの文字に見えませんか?」
>そういえば……。
直斗「すっかり、標識でも立ってるのかと思いましたけど……」
雪子「あれが毒蛇の表示ってこと?」
直斗「可能性ですけどね…」
陽介「で、でもよ。ここを抜けなけれりゃかなり遠回りだぜ?」
>逆に考えれば簡単に向こう側に来てほしくないのだろう
千枝「な、なるほど」
雪子「でも、あいつら近くにいるんでしょう……? 遠回りするのは危険だと思う」
直斗「アレが表示だとは限りませんが……もし本当なら近くに数字の表示があるはずです」
>行ってみよう。
……
…
直斗「数字は分かりやすく置いてあるわけではないみたいですね」
>探してみよう
……
…
陽介「お、おい。これ、数字の8か?」
直斗「ふむ……これは自然にできたものではありませんね」
>8は……デスアダー。死を与えるものを意味する凶悪な毒蛇だ。
俺が直人の片腕になる!!(ドンッ!
直斗「ここは進まない方が無難そうですね……」
陽介「こっちに来させないための狂言ってことはないか? 実は何もいないって」
直斗「可能性としては考えられますが……低いと思います」
雪子「どうして?」
直斗「どうせ守るのなら、放しておいた方が安全ですからね」
陽介「それもそうだな……」
>ということはやはり回り道をした方が得策だな。
直斗「ええ、最悪全滅。よくても何人かの犠牲が出るでしょうね」
千枝「ヤツらに見つかるリスクはあるけど…しょうがないね」
>回り道をしていこう
ザッザッザ……
>岩山に沿って歩いていく。
陽介「なあ……思ったんだけどよ」
>どうした?
陽介「もしあそこが毒蛇の巣だったら……ここら辺にも出てきてたりするんじゃないのか?」
>確かに。
千枝「ひっ! もしかして足もとにいるかもしれないの?」
りせ「へ、蛇は……無理っ!」
雪子「い、いないよね! いないよね?」
直斗「大丈夫だと思いますよ」
>どうしてだ?
直斗「都合良く、あの渓谷に蛇がいるとは思えません。おそらく意図的に話したんでしょう」
直斗「そもそも、19種類が天然にこの狭い地域で生息しているわけありませんしね」
陽介「そ、それがどうして大丈夫につながるんだよ」
直斗「おそらく、V字の渓谷の入り口と出口に蛇の嫌いな薬でも塗ってあるんでしょう。意図的に放して意図的に閉じ込めているんだと思います。
そうしなければV字に注意しろ、の意味がありませんから」
放した、の間違い
>じゃあ、蛇に関しては入らない限り大丈夫と考えてよさそうだな。
直斗「ええ」
陽介「じゃあ、ヤツらにさえ気を付けていればいいんだな」
直斗「そうですね……ですが――」
雪子「あいつら、かなり遠い距離から狙撃してくるから、相当気を付けていないと」
>ああ。周りにはできる限り気を配ろう。
直斗「大人数で目立ちますからね」
……
…
陽介「またV字の渓谷の入り口があるな」
直斗「ここは……3番ですか」
>3はコモン・タイパンだな
千枝「コモン・タイパンって確か……」
>クマが言っていた世界最悪の蛇だ。
>敏捷性、獰猛性、毒の致死性、毒牙の長さ、総合的には毒性1位のインランド・タイパンよりも凶悪らしい。
陽介「姿も、フツーの毒のない蛇みたい、とも言っていたな……ここだけは渡りたくねぇ」
用事しながらだから遅くてすまんね
よし書く
直斗「では、さらに迂回しま――」
ヒュン―――ドッ――!!
直斗「なっ……!!」
雪子「ボウガンの、矢!?」
>ボウガンの矢が地面に突き立っている
陽介「ま、まさか……!」
>目を凝らしてみると遠くに2人の影が見える。
千枝「ヤバイって! この距離じゃすぐに追いつかれちゃう!」
>どうしよう。
①迂回して逃げる。
②決死の覚悟で洞窟に入る。
③この場で迎え撃つ
>>669
③
ペルソナ出せればワンパンなのに…
>この場で迎え撃つぞ!
千枝「で、でも! 向こうはボウガン持ってるんだよ!」
>逃げても追いつかれてしまう!
りせ「殺してやる……殺してやるっ!!」
>みんな、武器を構えろ!
千枝「う、うん」
雪子「これ効くかな……」
>直斗は後ろに下がっていろ!
直斗「は、はい!」
陽介「まずは俺がスリングショットで――」
りせ「あ、あいつらがおばあちゃんを……マネージャーさんを!!」
りせ「うわあああああああああああああああああっ!!」
陽介「りせちー! まだ飛び出しちゃだめだ!!」
ヒュン――ドッ!!
りせ「がっ……あ、ああ……」
先走りせちーの仇討ちーが…
>>679
【審議中】
|∧∧| (( ) ) (( ) ) ((⌒ )
__(;゚Д゚)___ (( ) ) (( ⌒ ) (( ) )
| ⊂l l⊃| ノ火.,、 ノ人., 、 ノ人.,、
 ̄ ̄|.|. .|| ̄ ̄ γノ)::) γノ)::) γノ)::)
|.|=.=.|| ゝ人ノ ゝ火ノ ゝ人ノ
|∪∪| ||∧,,∧ ||∧,,∧ || ボォオ
| | ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
| | ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
~~~~~~~~ | U ( ´・) (・` ). .と ノ
u-u ( ) ( ノ u-u
`u-u'. `u-u'
_,, -‐─‐-、
_,, -‐''´ ヽ_ _ \
,,r''´ / / \
/ / , , ' r _ ヽ \
,/ / / , ,' , ,' / ゙ヽ, ' ヽ\
,/_,, -─-、 ,' , ' { // } , ' i | 焼き払え!
,-'i´こミ ヾoヽi ; ' ヽ-- ' , ' ,, l,,r-{
/ }l} ,,ニ-‐-、_,,} , ' '_,, _ _ ゙l } }
ニ{ El {''=ャニ'´ニ!} , ' ,,'' -‐'' ,-i l l_(_ヽ-┴‐' ̄ ̄ ̄ ̄`''三ニ==i
-,ヽ ミさ .}  ̄ (”{!,' _,,b=-┴''/´ _,, -'、,,____,,ニ三ニニ
ヽニ}{/ ,r‐ゥ / _,, -‐''´ { _,,-ミミ3
ノ \二ニ‐''` ヽ=''/「 | \ヽ
\ ,r'´ ̄ i ,r'´/ l .l / ヽl
/ ,∠,,/ l / l i ``- 、
./ _,,-‐''´ l./ l , ' ,' `ヽ 、
l _,, -‐<.´`l ,' / i ,' ,' `ヽ、
ヽ _,, -‐''´ l \l ; ,' i i ヽ _ ゝ \
l / l 〉 ', i , ' ヽ
ヽ / // \_ , _ _ ,, ‐´ r ヽ
ヽ / ノ } \ i { ⌒
\ { ̄ / ヽ ' i i ヽ
陽介「りせちー!」
りせ「痛い……痛いよ……」
ヒュンヒュン―――!!
ドッドッ!!
りせ「はぐっ……」ドサッ
>りせがその場に倒れ動かなくなった。
陽介「く、くそぉっ!! うぉおおおおおおおおお!!」
陽介「これでも、くらッ――」ググッ……
ヒュンヒュン――ドドッ!!
陽介「あ……が……」ドサッ
千枝「花村! 花村ぁあああ!!」
生田目「よお、今回は沢山あるな」
雪子「ひっ……ひぃいいっ!!」 千枝「う……ああっ……ああああ……」 直斗「う、あああ……」
>みんな、恐怖で固まり動けない…。
>そこで俺たちの意識は途切れた。
BAD END
>>669に戻りますか? ①はい ②いいえ >>685
まぁアレだけ正面からは無理って言ってたからな
1
直斗「では、さらに迂回しま――」
ヒュン―――ドッ――!!
直斗「なっ……!!」
雪子「ボウガンの、矢!?」
>ボウガンの矢が地面に突き立っている
陽介「ま、まさか……!」
>目を凝らしてみると遠くに2人の影が見える。
千枝「ヤバイって! この距離じゃすぐに追いつかれちゃう!」
>どうしよう。
①迂回して逃げる。
②決死の覚悟で洞窟に入る。
③この場で迎え撃つ
>>695
間違うたここで2
洞窟っていうのも変だな
渓谷で脳内補完
>渓谷に入るぞ!
陽介「そ、そんなこと言ったって毒蛇いるんだぞ!」
>だが、迂回していては確実に撃たれてしまう!
陽介「だけど!」
直斗「みなさん、急いで入口の土をすくってください!
そして土を全身に隈なく塗りつけながら、走り抜けます!」
りせ「なんで? そんなことしてる暇があるなら――」
直斗「説明は後です! 早く!」
>全員が土をすくう
ヒュン――ガッ!!
>ボウガンが岩壁に突き立つ。
陽介「ヤバイって!」
>いくぞ!
ダダダッ!!
陽介「こ、これでいいのか?」
直斗「皮膚が露出しているところは入念に!!」
>顔にもぬりたくる…
陽介「うげっ……ぺっぺっ口に入った……」
千枝「今は無駄口叩かないで走る!!」
ヒュン――ガッ!!
>さっきまで走っていたところにボウガンの矢が突き刺さる。
雪子「も、もう、追いつかれた!?!」
陽介「くそっ……すぐ後ろにいるってことかよ!」
>後ろを振り返ると二つの影が猛追してくる
ヒュン――!! ガッ!
千枝「ま、またボウガンが!」
>走っているせいか、次弾の発射が遅い。ボウガンの命中精度も低い。
シュラララ……。
シュララララララ……――。
陽介「う、わ……」
千枝「ひっ……」
>思わず全員が脚を止める。
雪子「い、いや……」
直斗「はぁ、はぁ……最悪ですね」
陽介「蛇が頭をあげてるときって……」
直斗「怒って攻撃を仕掛けようとするときです…」
>だが、なかなか襲いかかってこない。
陽介「攻撃してこねーな……」
直斗「土を塗りつけたからですよ。あそこ、何か薬品の刺激臭がしていました。
やはり、蛇たちが嫌う薬品が塗ってあったようです……」
ヒュン―――ガッ!!
>足元にボウガンが飛んできた…!
ヽ(`Д´)ノ
>>734
早く書けカス
>>735
はい
陽介「う……こ、これって」
ザッザッザ……。
生田目「手間かけさせやがってガキが」
>遂に追いつかれてしまった…。
生田目「ひーふーみー、こりゃ喰い切れねぇな…ひははは!」
>……? 生田目が1人しかいない。後ろにも他の姿はない。
生田目「ちっ……これなら奴も連れて来るんだったぜ。刃物は奴が持ってるからな……」
>何か独り言を言っている…。
生田目「ここで殺すものいいが、運ぶのが面倒だな。ま、これだけいりゃ問題ねぇ。一人くらいここで生きたまま喰っちまうか」
生田目「おい、お前ら」
>なんだ。
生田目「……くく。誰かひとり犠牲になれば、他のやつらはしばらく生かしておいてやる」
生田目「誰か自分から名乗りでてくれば、他のやつらは無事だ。自己犠牲溢れる選択をする者はいないかな?」
>生田目は醜悪に笑っている…。
千枝「くっ……」
>みな恐怖で固まっている。
>どうする?
①自分が名乗り出る
②誰かが名乗り出るまで待つ。
>>754
1
>俺が行こう…。
千枝「番長くん!」
りせ「先輩!」
陽介「やめろ、相棒!」
直斗「……僕が行きます」
>ダメだ。俺が行く。
生田目「お前か……女の肉を喰いたかったが、まあいいか」
>少し、待ってくれ。
生田目「なんだ? 命乞いか?」
>……違う。最後に、食事をしたい。
生田目「あ?」
>そこの蛇を喰いたい。焼いたモノを最後に食べたいんだが。
生田目「ああ、いいぞ。それも俺の血肉になるからな」
>じゃあ、鉈を……。
生田目「ダメだ。武器を持つな」
>ではどうしろと?
生田目「蛇くらい素手で捕まえろ」
>………もしあいつらが毒を持っていたら、俺の肉は食えないぞ?
生田目「じゃあお前のお願いはダメだ」
>くっ……。
シュラララ――。
生田目「あん? なんだこの蛇……しっし」
>刺激しない方がいい。
生田目「私に命令をするな!」
ヒュン――! ドシュ!
生田目「ふん、蛇ごとき――」
シュララララ!!
生田目「な、なんだお前たち!」
シュララララ!!!
>蛇たちが猛烈に怒っている。
直斗「みなさん……」
生田目「クソ蛇がぁあぁぁ!!」
ドシュッ!!
シュラララララ!!
生田目「く、来るな……た、助けろお前ら!! 矢の装填が……!!」
シャァァアアァァアァアアア!!
生田目「がぁああぁあぁぁあああぁッ!!」
>生田目に無数の蛇が噛みついている…。
直斗「走りますよ!!」
>ボウガンが足元に落ちている。
>拾っておこう。矢は1本だけだ。
ダダダダッ!!
直斗「足元にだけ気を付けてください!」
>蛇が生田目の方向へ向かって這っていく。
――がぁああぁぁぁぁああッッ!!!
>背後から生田目の方向が聞える。
千枝「ひっ……ひっ……!」
雪子「うっ……く……」
陽介「頼む……あれで死んでくれ……!!」
ダダダダダッ――。
直斗「みなさん! 出口です!!」
シュラララ――。
陽介「お、おい! 後ろから蛇の大群が!」
雪子「いやぁあああ!!」
千枝「はやく、はやくっ!」
シュララララ―――!!
直斗「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
>直斗のスピードが落ちてきた。
直斗「ぼ、僕のことはいいですから、先輩は早く脱出を……!」
陽介「抜けたぞ!!」
雪子「2人とも早く!」
千枝「番長くん!! 直斗くん!」
直斗「蛇に……追いつかれる……完全に怒っている……。
土を身体に、塗った程度の薬じゃ、このままじゃ攻撃される……!」
>もう少しだ!
りせ「先輩! 後ろ!!」
シャアァァァアアアァアアァッ!!
>マズイ……噛まれる……ッ!
……ヒュウン――ビシィッ!!
陽介「あ、あたった……?」
>スリングショット……?
直斗「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
>何とか抜け出すことができたようだ…。
千枝「は、花村何をしたの?」
陽介「この、スリングショットでこの小石を飛ばしたんだけど」
>ありがとう。でもよく当たったな。
陽介「一応、使えるようにって練習してたからな……当たるとは思わなかったけど」
雪子「花村くん、ありがとう」
直斗「助かりました、先輩」
陽介「よせよ、照れる」
>ありがとう。陽介。
陽介「あ、相棒なんだから当然だろ?」
陽介「そ、そんなことより進もうぜ」
千枝「進もうって言ってもここがどこだかわかんないね」
雪子「地図にないところに来たけど」
直斗「結局同じ風景が広がっているだけですね」
>右も左も同じ風景だ。
雪子「ね、ねえ。あれ。建物じゃない?」
>かなり遠くに小屋のようなものが見える。
陽介「あれが、ゲーム主催者の拠点か?」
直斗「流石に考えにくいと思いますが……」
>どうしよう。
①行ってみる
②無視して他の場所を探す
>>803
①で
とか言って>>801取っちゃう腐女子の鑑
>>806
ワロスwww
>行ってみよう。
りせ「そうね……他に手がかりもないし」
千枝「直斗くんも休ませてあげたいし」
直斗「ご迷惑をおかけしてすみません」
……
…
陽介「近づいてみたけど……」
>異様なくらい静かだ。
陽介「様子を見ようにも窓もついていないしな……」
千枝「掘っ建て小屋って感じね」
>気を付けながらドアを開けてみよう。
ギィィィィ――。
??「ひっ」
>誰かが中にいる…。
陽介「相棒、気をつけろ」
>武器を構えておこう…。
陽介「3、2、1で同時に行くぜ」
>ああ。
陽介「3、2、1……」
陽介「動くな!」
奈々子「ひゃあっ!」
>菜々子?
千枝「え? 菜々子ちゃん?」
P3の舞子とP4の菜々子…どこで差がついた…
エリザベスだろ
奈々子「え? お兄ちゃん?」
>菜々子!
奈々子「お兄ちゃんっ!!」
>菜々子は思いきり飛びついてきた。
>奈々子はどうしてここに?
奈々子「……わからない。お家でお父さんとお兄ちゃんを待っていたら
いつの間にかここにいたの……」
陽介「奈々子ちゃんまで巻き込みやがって……」
千枝「絶対許せない……」
直斗「でも、どうして巻き込まれたんでしょう」
陽介「まさか、ペナルティで?」
菜々子の脳に小型爆弾とか言い始めたら流石にプッチンするよ
>菜々子を……!?
りせ「許せない……許せない……ッ!」
>空気が重い……。
奈々子「あ、そうだ! お兄ちゃんたちが帰ってきたとき用にサンドイッチ作ってたんだ!」
奈々子「えっと、はい、これ!」
陽介「うおおおおっ!」
千枝「さ、サンドイッチ……」
雪子「ご、ごくっ……」
>これは、うまそうだ。
直斗「……これごと持ってこられた? 主催者は何がしたいんだ。」
>ランチボックスに詰まっていたサンドイッチは瞬く間になくなっていった。
陽介「う、うめぇええええぇえ!!」
千枝「久しぶりに人間らしい食事をした気がする……」
雪子「うっ……ううっ……」
奈々子「お、お姉ちゃんなんで泣いてるの? おいしくなかった……?」
雪子「ううん。奈々子ちゃんのサンドイッチがおいしすぎて……」
直斗「本当においしいですね」
奈々子「ホント! お兄ちゃんは……?」
>ああ、おいしいよ。
奈々子「やったぁ!」
>奈々子は無邪気に喜んでいる。
直斗「奈々子ちゃんは、いつ気が付きました?」
奈々子「えっと、ついさっきだよ」
直斗「ふむ……サンドイッチの状態を考えたら妥当か……」
陽介「どうしたんだ直斗?」
直斗「いえ。もしかしたら犯人が近くにいないかと思いまして……」
千枝「どういうこと?」
直斗「奈々子ちゃんが目覚めたのがついさっき……」
直斗「そして、サンドイッチがパンの表面が少し乾いていました」
直斗「ですから、少なくともここ1日以内に連れてこられたみたいです」
雪子「そうか。犯人が連れてきたのならすぐ近くにいるかもしれないってことね」
直斗「ええ」
直斗「もう一つの可能性もありますが……あまり考えたくはないです」
>言ってくれ。
直斗「……では、少し嫌な言い方をしますが堪えてください」
直斗「僕たちが知らず知らずのうちにルール違反を犯しペナルティとして連れてこられた。
しかし、同時にルールを犯したため、共通の知人を連れてきた」
直斗「そして、ノタレ死なれては、餌としても、ペナルティとしても困る。
だから、生きていられるように小屋に入れておき、食糧まで一緒に置いておいた」
>……。
千枝「それってつまり……!」
りせ「あたしたちがペナルティ犯してるってこと!?」
直斗「こちらにはCPも何もない。だから脱走と見なされたのかも知れません。
僕たちがこちらに来ると決意したときに連れて来ることは決まっているのでしょう」
雪子「でも、どうやって!」
直斗「盗聴器ですよ。僕たちが使っているとばかり思い込んでいましたが……
おそらく主催者も聞いているのでしょう」
千枝「でも、それじゃ主催者も常に近くにいるってこと!?
盗聴器の拾える距離って大したことないんでしょ?」
直斗「それも可能性としてありますが……僕は別の可能性を示したいです」
>どういうことだ?
直斗「この受信機は、単波しか受信できません。だから、もう一つの盗聴器の可能性が見えていなかった」
直斗「ゲーム主催者用に長距離用の別電波の盗聴器が仕掛けられているのかもしれません」
>千枝、壊れたゲーム機はまだ持っているか?
千枝「う、うん」
>ふたを開けたところに、おかしな機械がついていたのは確認したが……
直斗「基盤の後ろを見てみましょう…おそらく……」
>これは……何かの機械が2つついている
直斗「何かは分かりませんが、ゲーム機に不要なものであることは確かですね」
陽介「ならはずしちまおうぜ」
直斗「それも危険です」
直斗「主催者がそれに気づいたらどうなりますか?」
雪子「何されるかわからないね……?」
直斗「ええ」
直斗「今は、このままいくしかないでしょう」
陽介「くそっ」
直斗「とにかくここは危険です。早く出ましょう」
千枝「危険?」
直斗「わざわざ、小屋に菜々子ちゃんを入れておいたんですよ?
きっと、主催者はグールにこの場所を教えているはずです」
>……! 急いで出よう。
残りレス数大丈夫なのか
ギィィィィ―――
陽介「……大丈夫だ。周りには誰もいない」
>急いでここから離れよう。
……
…
陽介「離れたが……くる気配はないない……」
直斗「迂回していたみたいですし、時間がかかっているのかもしれません」
雪子「……ゲームの主催者を止めなきゃ」
千枝「うん。それ以外にここから脱出する方法はないね」
りせ「でも、どこにいるかわからないんじゃ、どうしようも……」
直斗「そのことなんですが――」
―――オオオォオオオォオォヲオオヲヲオオオォオ!!
陽介「な、なんだ!?」
>奴が来たのか?
――ヲヲヲヲオオオオオヲヲヲオ!!!
>>856
何とかするよー
直斗「あの雄叫びは」
>後方からすさまじい雄叫びが響き続けている…。
直斗「できる限り離れましょう!」
…
……
完二(?)『俺の飯をォオオオヲヲヲオオオォ!!! ドこヘヤッタああぁあアアあああぁあぁッ!!』
完二(?)『ユルさネェ……クってヤル……クッテヤルゾ……ゼんいンクッテヤる……』
完二(?)『ク……クク……ヤツらのルートなんテ……丸ワカりなんだヨ……』
完二(?)『ヲオオヲオヲヲヲオオオヲオ―――!!』
…
……
りせ「ねえ! 全然声が離れないんだけど!」
千枝「それって確実にこっちを追ってきてるってこと!?」
陽介「感覚器官も人間以上になったっていうのかよ!!」
>今は走ろう!
ヲオオヲオオヲオオオ―――!!!
千枝「声近づいてきてる!!」
雪子「ダメ……! 追いつかれちゃう!!」
直斗「はぁ……はぁ……」
>菜々子を背負っていては速く走れない…。直斗も辛そうだ。
陽介「どうする!? 相棒?」
>どうしよう。
①このままでは全滅だ。迎え撃とう。
②このまま走り続けるぞ!
>>864
2
>このまま走り続けるぞ!
直斗「も、もう……僕は置いていってください」
奈々子「お兄ちゃん、降ろして! 菜々子自分で走れるよ!」
>2人ともダメだ!
ヲオオヲヲオヲヲ――!! ミツけたゾォォオオォ!!
陽介「ヤバイッ!!」
直斗「はぁっ……もう……無理で…す」
雪子「直斗くん! ダメ! 後ろ!!」
直斗「え――」
ザシュン!!
直斗「がっ……」ドサッ
千枝「直斗くん!!」
完二(?)「イッぴキ……ツカまえタ……」
>く……!
>その顔面はもはや誰だか判別ができない…。
完二(?)「ククク……くイでガアるな……オれのイブクロにオさまルかどうか……ククッ」
>眼は狂気に満ち……山刀を構えている。
完二(?)「おマエ……ウまそうなモン……背負ってるじゃねぇか……!」
>狙いは俺か!
>だがボウガンが……!
完二(?)「ヲオオオオヲオオヲヲッッ!!」
奈々子「お兄ちゃん!!」
>しまった……奈々子を背負っていてボウガンを使えない!
完二(?)『オオオオヲオオヲヲオヲ!!』
ザシュン――
>が……あ……意識が……途切れる……
奈々子「お兄ちゃん! お兄ちゃん! おにい――」
ザシュン……―――
こうして俺の意識は途切れた。
BAD END
>>863の選択を変えますか? ①はい ②いいえ >>876
>>874 俺もそう見えた
>>863
>このままでは追いつかれて全滅だ! 迎え撃とう!
千枝「でも、勝てるの!?」
>今ならボウガンがある!
陽介「だけど、あいつあの山刀で打ち落としそうな気がするぜ!?」
>必ず俺が仕留める。だから俺がボウガンを撃つまで、気をそらしてくれ!
陽介「分かった、相棒を信じる」
完二(?)『ヲオオヲオオヲオヲオヲオオオヲ!!!』
千枝「き、きたよ!?」
雪子「これでも……くらいなさい!!」
ブシュウウウウッッ――!!
完二(?)「っがあぁああぁぁああぁぁぁ!! クソガァアアァア!!」
雪子「あ、あんまり効いてない!?」
>完二(?)は山刀をでたらめに振り回している。
>ボウガンの矢は一発だ。外せない。
陽介「これでも……」ギリギリ
陽介「くらえッッ!!」
ヒュウン――ビシィッ!!
完二(?)「!!!?? ガアァアアアァァア!!」
>ひるんだ…今――
完二(?)「ヲヲオオヲオオオヲヲ!!」
>!! こちらに突進してきた!
完二(?)「ガッアアァアァアアァッ!!」
>ガハッ……。マウントポジションを取られた……こ、殺される……!
りせ「お前は……おばあちゃんのカタキ!!」
ビュオンッ!!
完二(?)「!!」バッ
>りせの攻撃は空を切った…が助かった。
りせ「お前なんか……お前なんか、死んじゃえ!!」ビッ!!
>りせの投げた小型の鉈は完二(?)を目掛けて飛んでいく。
完二(?)「ソんナモノ……当たるカァアァァッッ!!」ヒュン
りせ「……!」
>紙一重で交わされてしまった…!
完二(?)「クッ……!」
>バランスを崩した! 今だ!
ドシュッ!――ドッ……
完二(?)「がっ……あ……ああ……」ズルズル……
>心臓に命中しているがこちらに這いずってきている…。
千枝「ごめんね、完二くん」
バチバチバチッ!!
完二(?)「ガッ……」
>完二(?)が完全に動かなくなった……。
陽介「終わった……のか?」
雪子「多分……」
千枝「完二くん……」
りせ「……」
直斗「……」
>空気が重い……。
奈々子「? 奈々子、なんで目隠しされてるの?」
>直斗の腕が菜々子の眼を覆っている。
直斗「もう少し、このままでいてね……」
奈々子「うん、わかった」
>……直斗、ありがとう。奈々子にこんなところは見せられない。
直斗「いえ、僕はこれくらいしかできませんから」
>すこし、ここから離れよう……。
……
…
直斗「今、ごめんね、奈々子ちゃん」
奈々子「ううん、大丈夫だよ?」
陽介「これで終わりなのか……?」
>だといいが……。
雪子「……このゲームの主催者を倒さなきゃ、終われないのかな」
千枝「でも、どこにいるかわからないよ?」
陽介「だな……場所が分からなきゃどうしようもねぇ」
りせ「せっかく、グールを倒したのに……」
直斗「……考えてみましょう、ゲームの主催者の場所を」
>場所……
陽介「そんなこと言ってもなぁ……」
千枝「そもそも、こっち側にあるのかな」
直斗「それは間違いないと思います」
雪子「だけど、それらしい建物もないよね」
>もしかして地下か?
直斗「マヨナカテレビですからどんなでたらめも許されるのかもしれませんが……
ここまで現実に準拠しているんです。地下では盗聴器の電波も入らないでしょう」
陽介「なら、地上ってことになるよなぁ……」
奈々子「建物探しているの?」
雪子「うん、だけど見つからなくって」
りせ「奈々子ちゃん、何か知らないよね?」
奈々子「うーん……わかんない……」
りせ「だよね……」
>みんな沈黙してしまった。
奈々子「あ、奈々子いいこと思いついた!」
奈々子「高いところに登れば辺り一面見渡せるよ! そうすれば建物も見つかると思う!」
陽介「あー……奈々子ちゃん、あそこは登っちゃいけないんだ」
奈々子「なんで?」
陽介「あー……危ないから、かな」
奈々子「そっか……」
直斗「……! そうか。そうだったんだ!」
直斗「奈々子ちゃん、ありがとう! そうだったんだ!」
奈々子「え? う、うん」
>どうした?
直斗「分かったんですよ、拠点の場所が」
雪子「本当!?」
直斗「ええ。ヒントは最初からあったんです」
>どういうことだ?
直斗「ルールの内のひとつ。高いところに登ってはいけない。これがヒントだったんです」
直斗「最初は、なぜなのかわかりませんでした」
直斗「これを中継するカメラでもあるのかと思ったんですが……よく考えたらマヨナカテレビです。勝手に中継される。
だから隠したかったのはもっと別のことだったんです」
>そういうことか!
直斗「そう、拠点は岩山か崖の上にあったんですよ。
ただ、下から見ても分からないような位置にある」
直斗「それを見つかるのを恐れた主催者は、過剰ともいえるペナルティを課した」
りせ「そんなことのためにおばあちゃんは殺されたの……?」
直斗「……」
>直斗続けてくれ。
直斗「盗聴器の時点で気づくべきでした。
これだけ岩山や高所が多いところで電波を飛ばすには、
主幹となる塔はそれより高いところになければならない」
直斗「だけど見渡す限りそんな高い棟は存在していない。だからこその高所拠点なんです」
陽介「だけどよ、登ったらペナルティが」
直斗「もうダメですよ。僕たちは気づいてしまった。主催者は問答無用で殺しにかかってくるはずです。
もしくはそれ相応のペナルティを起こすはずです」
雪子「どどど、どうしよう!」
>ならば、こちらから攻めるしかない。
千枝「……うん。そうだね」
陽介「そうか、そうだよな」
りせ「行こう、決着をつけるために」
直斗「ええ。片腕でどこまで登れるかわかりませんが……」
>菜々子もいる。まずは自分と陽介で登ってみてこよう。
陽介「ああ。行くぜ相棒」
犯人はミツオ
……
…
>見つけた……! 明らかに大きな建物がある。
陽介「あそこにいるのか……この元凶が」
>場所も近い。
……
…
>見つけたことを伝えた。
陽介「あそこに行けばすべてが終わる」
千枝「行こう」
雪子「うん」
りせ「決着をつけよう」
直斗「このゲームを終わらせるために」
>行こう。
……
…
――建物内部。
千枝「なにこれ……? お城?」
雪子「どこかで……見たことがあるような」
直斗「……? 僕はないのですが……」
>みんな、武器を構えておいてくれ。
陽介「ああ……」
??「パチパチパチパチ……おめでとう、君たちは真の勇者だ」
>誰だ!
??「忘れちゃったのか? オレだよ」
陽介「お前は……!」
ミツオ「久しぶり、なのかな?」
>お前は、警察にいるはずじゃ……!
ミツオ「ああ、そのことか。逃がしてくれたんだよ、親切な人が」
>親切な人……?
りせ「アンタ、なにしたかわかってるの!?」
ミツオ「当然じゃないか。オレは力を手に入れたんだ。
力があるものが力を使って何が悪い?」
りせ「こ、コイツ……!!」
ミツオ「どうだったかな、真・ボイドクエストは?
楽しんでもらえた自信はあるんだけど。
圧倒的リアリティ! 圧倒的臨場感! リセットすら効かない死と隣り合わせの真のゲームを!」
ミツオ「……本当はお前らのほとんどがグールに喰われる予定だったんだけど。そこは計算外だった」
>コイツ……!
ミツオ「ここまで来た勇者御一行に敬意を表して、褒美になんでもこたえてやるぜ?」
>>909
まあ、わかるよねー
>何でこんなことをした。
ミツオ「力を試したくなったのさ」
千枝「そ、そんな理由で!!」
ミツオ「お前らを選んだのは、俺を馬鹿にしたからだ。
あのとき……テレビから連れ出した時……見下しやがって……!!」
ミツオ「だから力を手に入れたときに決めたのさ。まずお前らで試してやろうってな!」
ミツオ「お前らはムカつく奴らだったからな……ハハッ」
ミツオ「オレはこの場所で、力を得た。自在にダンジョンを作り、キャラクターを作れる力を!」
千枝「ペルソナが出せないのも……」
ミツオ「もちろん俺がそうした。勇者御一行は自分の力でここまで来ないと意味がないからな。
惜しげもなく見せてくれてありがとうな、ハハハハッ!!!」
雪子「くっ……!!」
ミツオ「お前らの醜態とみっともなく喰われる姿をを町中に、見られていると思うとすげー笑えたぜ! ハハハハハッッ!!」
>俺たちを選んだ理由は分かった。だがどうして叔父さんと生田目と直斗を選んだ! 関係ないはずだろう!?
ミツオ「警察のヤローはオレの胸ぐらをつかんで恫喝した。だからいれた。生田目のヤツは何となくムカつくから。もう一人の探偵坊やはお前らの仲間だからさ」
>そんな理由で……!!
直斗「……このゲームにした理由は?」
ミツオ「対した理由はない。この本を読んで気に入ったからさ。
特に、参加者同士で殺し合うってところがな。あとグールの登場も心が惹かれた」
>クリムゾンの迷宮?
ミツオ「名作だぜ? 読んでみろよ。無教養のバカには面白さが分かんないと思うがな」
直斗「……僕を、第4CPまで運んだのは君か?」
ミツオ「正確には俺の作ったキャラだ」
直斗「どうしてそんなことをした。そのまま放っておけば死んだだろう」
ミツオ「野垂れ死にじゃぁ、面白くないんだよ。グールに喰われて死ぬことにこのゲームの意義がある!
それに、お前みたいな足手まといがいれば、お得意のくっせぇ仲間意識で互いを守りあって死んでくれると思ったんだがな。
計算違いだった」
陽介「どうやって、俺たちをここにいれた」
ミツオ「普通に後ろから襲ったり? あと俺を逃がしてくれた親切な人も手伝ってくれたおかげかな。
あの人のおかげで、ここまでスムーズにゲームを開始できた」
>親切な人とは誰だ。
ミツオ「おっと、それだけは答えられない。その人との約束だからな」
ミツオ「だが、まあ……餌の調達もあの人のおかげで簡単にできた。
素晴らしい人だよ、あの人は」
りせ「そんなことで、おばあちゃんを……!」
ミツオ「おいおい、それは逆恨みってもんだぜ? 俺は警告してやったんだ。
それなのにルールを破るお前が悪いんだよ! アッハッハハハハ!!!」
>菜々子をここにいれたのもお前か。
ミツオ「ああ、もちろん。あの糞刑事の娘だと知って、入れてやった。
……まあ、これもあの人のおかげだな」
ミツオ「お礼にこのゲームにいいポジションで出演してもらった。やっぱりあの人は最高だ!」
ミツオ「ま、納得いかないのはお前らがこの人数でここに来たことだ」
ミツオ「本当はほとんどのやつがグールに喰われて、それでグールを倒した最後の1人がここにくる予定だったんだけどな」
ミツオ「勇者は孤独だから勇者なのにさ……」
ミツオ「そして、最後にオレがその最後の1人を殺す! そしてハッピーエンドだ!」
>ふざけるなよ……!
>お前さえいなければ……!
>堂島さんも死ぬ必要なんてなかった! 直斗も腕を失う必要だってなかった!
>りせのマネージャーもお婆さんも! 生田目だって、完二だって、グールになんてならなかった!!
ミツオ「おいおい。ひとつ勘違いしてるぜ? オレは完二ってやつをこのゲームには参加させてねぇよ」
陽介「どういうことだ!?」
ミツオ「ヤツは参加してない。いや、参加できなかったんだよ」
ミツオ「オレがコイツで真っ先に殺したからなぁ!!」
ドォンッ!!
>ぐあぁぁあぁあぁああぁぁっっ!!
千枝「番長くん!!!!」
>り、リボルバーの拳銃……?
ミツオ「脚に命中か……なかなか難しいな。残り4発……」
ミツオ「オレを逃がしてくれた人からの贈り物さ。あのとき胸ぐらをつかんできやがったアイツは真っ先に消してやった。
ヒァハハハハハハハッ!!」
ミツオ「だから、あの場にいたヤツは俺の作ったキャラさ! よくできていただろ?」
>ぐっ……!!
ミツオ「もともとあいつは、万が一誰もグールにならなかったときの予備とゲームマスターをやらせるつもりだった。
だけど、切れ者の探偵坊やがいてくれたおかげで、俺が作ったキャラだと気取られることなく潜り込ませることができた」
ミツオ「ククク……感謝するよ」
直斗「くそっ……」
ミツオ「もうお喋りは終わりかな?」
ミツオ「じゃあ、死ね」
ヒュン――ビシィッ!!
ミツオ「がぁっ!!」
陽介「てめぇの作った武器でやられてりゃ世話ねぇわな」
ミツオ「消してやる……そんな武器、消してやる!!」
ミツオ「ペルソナ!!」
陽介「!!」
千枝「う……そ……」
りせ「なんでアンタが……ペルソナを……」
直斗「……!!」
ミツオ「言っただろう? 俺は力を手に入れたって……この世界からヤツらの持っている武器を消せ!!」
陽介「武器が……消えていく……!」
ミツオ「これが俺のペルソナの力さ。戦闘力はないが……」
>だけどこれで勝ち目がなくなった……
ミツオ「これで、心置きなく打ち殺すことができる」
ガチッ――
>撃鉄が引かれた……終わりだ。
ミツオ「じゃあな」
奈々子「だめぇっ!!」
――ズガァン!!
ミツオ「うぐっ!」
>外れた……?
ミツオ「このクソガキがぁっ!!」
奈々子「ひっ!」
>菜々子!
陽介「行くぞ、天城、里中!」
陽介「おぉおおぉおおぉおおぉおッ!!」
雪子「はぁあああぁあぁぁぁあッ!!」
ミツオ「ひっ、く、来るなお前ら!!」
ガチッ――
千枝「はぁああぁぁぁぁああぁあッ!!」
ミツオ「ぐあっ!」
バシンッ!! カラカラカラカラ――
ミツオ「ぐっ……じゅ、銃が! 銃がない!」
>……! 銃がこちらに転がってきた……。
このスピードでサルった
>残りは3発……。
>撃鉄を引いた…。
チキッ――。
ミツオ「ひぃっ!! じょ、冗談だよな? う、撃たないよな?」
>身勝手過ぎる言い分だ…。
>引き鉄に指を掛ける。
陽介「相棒、好きにしていいと思うぜ」
雪子「……うん」
りせ「先輩……」
直斗「……最後の判断は任せます」
千枝「番長くん……」
>俺は……!!
①撃つ
②それでも撃たない
>>932
2
>……警察にいこう。
陽介「いいのか?」
>ああ……ここには奈々子もいるから。
奈々子「お兄ちゃん……?」
>いいんだ。奈々子は気にしなくていいんだよ。
奈々子「うん……」
陽介「オラ、立てっ」
ミツオ「いた、痛い! 痛い!!」
陽介「出口はどこだ」
ミツオ「それは……」
陽介「相棒が撃たないなら、俺が撃ってもいいんだぞ」
ミツオ「ひぃいいぃいぃっ!! あ、あっちです」
陽介「次に、何か言いよどんだら遠慮なく腕を折る」
ミツオ「は、はいい!!」
>これで、ようやく、戻ることができる……。
チュンチュンチュン―――。
>どうやらこちらは朝方のようだ。
陽介「戻ってきたんだよな……」
雪子「うん、うん……!」
りせ「やっと、やっと戻ってきた!」
直斗「とても長い悪夢でした……」
千枝「番長くん」
>何だろう?
千枝「お疲れ様、番長くんのおかげだよ」
陽介「ああ、戻ってこられたのは相棒のおかげだ」
りせ「先輩と一緒でよかった」
直斗「僕がこうして生きているのも先輩のおかげです」
>そんなことはない。みんなのおかげだ。
千枝「ありがとっ!」
>千枝は臆面もなく抱きついてきた。撃たれたところの傷が痛い……。
――後日。
>俺たちの長期間の失踪はかなりの騒ぎになっていたらしい。
>久保ミツオは再逮捕されたが、超常現象を法律で追及することは難しいとのことだ……。
>陽介は、まだミツオに対し怒りに打ち震えている。「ほうで捌けないなら俺が…」といい続けている。
>完二は撃たれたのち、緊急搬送され一命は取り留めたもののいまだに意識が戻らない。
>りせは、いまだに落ち込んでおり、まだ立ち直っていない。
>直斗は、片腕ながら探偵業に精を出している。
>雪子は、「直斗くんの腕は私のせいだから…」と、直斗を手伝っているらしい。
>菜々子は、父親を亡くしたショックは大きく、なかなか立ち直れていない。しばらく実家の両親があずかるらしい。
>そして俺たちは……。
千枝「番長くん、実家に戻るんだ…」
>ああ。奈々子のこともあるから。
千枝「うん……でも、番長くんとはずっと一緒にいたい」
>俺も千枝と一緒にいたい。だけど、ここで一度さよならだ。
千枝「うん。またこっちに来てね、絶対だからね!」
>ああ、また会おう。
プシュウ……ガタンガタン――。
>稲羽市が遠ざかっていく…。
>事件は解決した。……だけど失ったものが多すぎた。違う選択をしていたらまた別の未来があったのだろうか。そう考えずにはいられない…。
――番長「クリムゾンの迷宮?」 END――
クソぐだった長いオナニーSSに付き合ってくださ合ってあざっした!
最後の最後まで誤字った…
せっかくなら狡く1000getしよヽ(`Д´)ノ
ヘ( `Д)ノ 1000へ向けて
≡ ( ┐ノ
:。; /
あと40かぁ長い
あんまし連投するとさるくらうからなぁ
どうせならGoodEnd書いて終わってもいいんだぞ
>>964
たぶん最初からやり直さないとGood ENDにならないと思う
全員で行動して、全員で情報共有して、ってやってかないと
間違えてあげてしまった
- =( `Д´)ノ1000へ向けてー
あ、クリムゾンの迷宮の原作はこれと比べるのもおこがましいレベルで面白いです(ステマ)
そうか
じゃあ仕方ないな
改めて巧妙なステマ乙
>>969
Good End版、誰かがやってくれるのを読みたい
( ゚Д゚)ステマ‐
( ´_ゝ`)晩節を穢してまで得る1000とは良いものだ
今日クリムゾンの迷宮と新世界より買うわ
あと30だ
>>972
新世界はアニメ化もするしね
ステマなので気を付けてください
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