そういう世界観で
和「咲さん……」ギュッ
咲「────」
和「……咲さん?」
咲「──あ、えっ? 何?」ハッ
和「貴女との子ですよ? 喜んでくれないんですか……?」ジッ
咲「……あ、いや? 嬉しいよ?」ニコッ
咲「ちょ、ちょっと驚いちゃって……あ、あはははは──」ヒクヒクッ
和「────」
咲「……うえぇ、困ったよ……」ゲッソリ
咲「まさか和ちゃんが妊娠しちゃうなんて……」
咲「あの子ねちっこい性格してるし、誤魔化せないだろうなぁ……」
咲「うぅ。私、まだ結婚なんて嫌だよぉ……」シュン
衣「んっ……ふあぁっ!」ヒクンッ゙
衣「……あ、ふぅ──」クテッ
咲「──ふぅ」
衣「咲……んっ」ギュッ
咲「可愛いよ、衣ちゃん」ナデナデ
衣「……えへへー」ギュー
咲「……ふふっ」ニコッ
透華「あら、宮永さん? もうおかえりですの?」パタパタ
咲「あ、龍門さん」ペコッ
咲「はい。衣ちゃん、今日はなんか疲れてるみたいですね」
咲「ちょっと遊んだらすぐ寝ちゃいました」
透華「そうでしたの。なら──んっ」チラッ
一「──?」キョトン
透華「……せっかくですし、夕食でもご一緒にいかが?」
咲「あ、いいんですか? じゃ遠慮なく」ニコニコ
透華「──っ。で、では一、そのことハギヨシに伝えて来て下さる?」
一「う、うん──? 分かったよ。じゃ宮永さんは」
透華「わたくしがお部屋にご案内しますわ」
一「分かった。行ってくる」テクテク
透華「──ささっ、こちらですわ」
透華「咲さんっ」ギュッ
咲「うん──」スッ
咲「」チュッチュッ
透華「んっ! ああぁっ!」ビクビクッ
咲「──ん。透華、前よりなんかえっちになってない?」クイッ
透華「ひゃんっ!?」ビクンッ
透華「そ、そんなことありませ──んんっ! わ、わたくしがそんな不埒な、あぁっ」ビクビクッ
咲「そう? だって前にした時は──」クチュ
透華「っ!」ピクッ
咲「ココ、こんなに濡れてなかったよね?」クチュクチュ
透華「ふああぁっ!!」ビクビクッ
透華「咲さん、咲さんっ!」スリスリ
咲「ふふっ、透華可愛い」チュッ
透華「あふっ」ビクッ
咲「じゃあ最後、一緒にイこっか?」グイッ
透華「──っ」キュンッ
────────
咲「……ふぅ」
和「……咲、さん」
咲「っ」ビクッ
咲「……あ、ああ。和ちゃん……」
咲「ど、どうしたのかな……?」ヒクヒクッ
和「……今日も、うちへは来られませんか……?」ジー
咲「──あー」ポリポリ
咲「……ご、ごめんね? ちょっと最近外せない用事が続いてて」
和「……いえ、大丈夫ですよ」ニコッ
和「ではまた──明日」ペコッ
咲「うんっ! また明日ねっ」フリフリ
咲「────はぁ」ホッ
久「子供の堕とし方ー?」パチクリッ
久「何よそれ、どうしてそんなこと聞くの?」
咲「いえ別に。全く他意はありませんけど、ちょっと気になっただけで」
久「あぁそう? てっきり誰か孕ませちゃって困っているのかと思ったわ」ニコッ
咲「」ヒクヒクッ
久「……冗談よ?」
咲「あははははははっ!」ヒクヒクッ
久「ん──あんっ……」クタリ
咲「──ふぅ」
咲「…………」
久「……ねぇ、咲……?」スッ
咲「……ん? 何ですか久さん?」ナデナデ
久「……妊娠しちゃったの、誰……?」
咲「」ピクッ
咲「……何の、ことですか?」
久「…………」ジー
咲「……部長、私」
久「大丈夫よ、咲」ギュッ
咲「──んっ」ギュッ
久「大丈夫だから。あなたの悩みは私が解決してあげるから」ナデナデ
久「だから教えて?」スッ
咲「……」
久「誰が、デキちゃったの?」ジッ
咲「────」
和「こんなところで生徒会のお仕事ですか?」ガチャガチャ
久「ごめんね和? ちょっと人手足りなくて」
久「いや、今日和以外いなくてさー、ホント助かるわ」ガチャガチャ
和「こんな倉庫整理……何も今日やらなくても……」
久「前からやらなくちゃいけなかったのを先送りにしてたの」
久「明日までになんとかしろって先生たちに朝怒られちゃってねー」ケラケラ
和「……もう、この子に負担がかかったらどうするんですか……」ボソッ
久「…………」
久「……そう言えば和」ボソッ
和「はい?」
久「最近、咲と喧嘩でもしてるの?」
和「……えっ?」
久「いや、違ったならごめんなさいね?」
久「でもちょっと、あなたたちの様子がおかしいように見えたから……」
和「……そうですね。部長には、もっと早く言わなければいけませんでしたね……」
久「?」
和「──私、咲さんの子を授かりました」
久「────」
和「……部長?」
久「……あっ、ごめんなさい。ちょっと驚いちゃって」
久「でもそう。良かったじゃない。おめでとう」ニコッ
和「」パァッ
和「あ、あのっ! それでですねっ」ニコニコッ
久「──そう。咲が、ね」フムフム
和「今はただ、戸惑っているだけなんです。前から咲さん、子供が出来たら結婚しようって言ってくれてましたし……」
和「でも、あまり時間が経ちすぎるとお互いに──」
久「……そうね。まだ高校生だし、少なくともご家族同士は話し合わないと駄目ね」
久「──和のご両親はこのこと知ってる?」
和「……いえ、咲さんと一緒に報告したかったので……」シュン
久「そう」ニヤッ
久「まぁとりあえず、咲の方は私に任せなさい」スッ
和「えっ?」キョトン
久「あの子も相談出来る相手がいなくて困ってるのかもしれない」
久「私が乗って、うまく説得してみせるわ」ニコッ
和「部長っ──!」パァッ
和「良かった……部長から言ってくださるなら安心です」
久「……」クイッ
──カチャ
和「もう、私ったら」クスッ
和「もっと早く相談していれば良かったですね」ニコニコッ
久「そうね。今度からはもっと──っ?」フイッ
──カチャリ
和「──部長?」
久「和っ! 危ないっ!!」
ガタガタッ
和「きゃっ!?」ガッ
ガラガラガラガラッ
和「きゃああぁぁっ!!」ドスドスドスドスッ
──バコッ!
和「────」
和「」ピクッ
久「…………」チッ
────
咲「和ちゃんっ!」ガチャン
和「──咲、さん……」
咲「大丈夫っ!? 倉庫で下敷きになったって──」
和「……──た」ボソッ
咲「……えっ?」
和「咲さんとの子が……死んじゃいました──」ポロポロッ
咲「──っ」
咲「──っ、ごめんっ! ごめんね和ちゃんっ!」ギュッ
咲「私が、私がもっと早く決断していたら──」ギュー
和「咲さん……っ! 違いますっ、私の方こそ咲さんの気持ちも考えないで一方的に……」ギュッ
和「部長にも迷惑をかけてしまいました」グスッ
咲「和ちゃん──んっ」チュッ
和「ん──」ピクッ
咲「もう、迷わないから。こんなこと絶対に起こさないから──」サワッ
和「あ──んっ、咲さんっ、だめです……」ビクンッ
咲「つ ぎ に こ ど も が で き た ら ──」
咲「すぐに、結婚しよう?」ギュー
和「咲さん……んんっ!」ビクビクッ
咲「──」スタスタ
ガチャン
咲「……………………」
咲「はあぁぁ──」
咲「子供、死んじゃった……か」
咲「────よ」
咲「よかったあぁぁっ!」ホッ
久「ああぁっ!」ビクビクッ
咲「んふぅ」プハッ
咲「いやぁ、久さんには本当に助かりましたっ!」ニコニコッ
咲「和ちゃん、お腹にいた子よりも私の方が大事だったみたいで」クリクリッ
久「あっ、あっ──」ビクッ
咲「ちょっと優しくしたら、すぐに許してくれましたよ」ズポッ
久「んふああぁっ!!」ビクンッビクンッ
久「……はぁ……はぁ」ピクピクッ
咲「和ちゃんが勝手に事故っただけだから、私に落ち度はありませんしねー?」ナデナデ
久「んっ」スリスリ
咲「良かったぁ。和ちゃんの身体すごい気持ちいいから、手放したくなかったしっ」チュッ
久「──んふっ」ペロッ
咲「それに何より──はむっ、んんっ!」チュパチュパ
久「あっ──」ビクッ
咲「んーっ!」チュー
久「いああぁっ!!」ビクビクッ
咲「……んっ。ふぅ」
久「……はぅ──あ、はぁっ」スリスリ
咲「またこうしてみんなと遊んでいられるしっ」チュッチュッ
咲「一件落着だねっ!」ニコニコ
久(和ぁ──っ!)ギリッ
おしまひ
一件落着したじゃないの……
>久(和ぁ──っ!)ギリッ
このヒキで続きが無いとかマジなんすか…
こっから女同士のドロドロ粘着質いじめが始まるんじゃないんですか!!!
>>102
むぅ、描写不足だったか
やっぱ地のぶんないとそこらへやんは難しいな
・久ちゃんは八割くらい本気で子供ごと和を殺そうとして、失敗→舌打ち
・生き残った時の保険のために自分も咲も憎まれないようにしたけど、自分との行為中も咲が和(の身体)を褒めるので、
(和ぁ──どうして死ななかったのよっ!)ギリギリッ
・再度手を下すと自分が咲に捨てられるかもなので、久ちゃんはもう攻撃の手段を失ったのです
長くてごめんね?
だから、おしまい
なんでハーレムにしなかったの?
>>119
屑な女って良くね?
モモ「先輩……私、デキちゃったみたいっす」
ゆみ「よし、結婚しよう」
モモ「先輩のここ…ぐじゅぐじゅっす」
ゆみ「ふええ」
和「痛!」
ワカメ「麻雀牌に画鋲?誰がこんなこと…」
部長「…」
このSSまとめへのコメント
咲が男って世界観なんじゃないのこれ
二次で男とか女とか言ってて虚しくならない?どっちでもいいだろ、そんなもん
正直ないわー