ほむら「マミを嫁にしたい」(228)

 

くっそ!はよ!

うーーーーーーにゃーーーーーー!!
ぱわーーーーーーーーーーーーー

ほむら「あの胸を私だけの物にしたい…」

ほむら「とはいえ近頃のループではいがみ合ってばかりよね」

ほむら「作戦を考えましょう」

首だけお持ち帰りして防腐処理して毎日頬ずりするほむほむはよ

マミ「あなたに・・・捧げるわ」

>>5
首だけとかダメよ!!!
ほむほむしてよいのはひとりだけ・・・

ほむら「今回は巴マミは食べられてしまったし」

ほむら「回収したこの生首を愛でましょう!」

ほむら「植えたら喋るかしら? 海外のゲームみたいに」

にゃる子「うー ーーーにゃーーー」

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!

ほむら「さっそく植木鉢に植えてみたわ」

ほむら「水をやればいいのかしら?」

にゃるこ「私はここにいるわ!それは偽物よ!!!!!」


にゃるこ「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」


にゃるこ「もうツンツンするのは辞めて素直にとんこつラーメン食べなさい」

ほむら「こんなことだったらあのゲームやっておけば良かったわね」

ほむら「愛情を注ぐ以外に何をすれば良いか分からない…」

にゃるこ「それはこっちのセリフよ!!」

にゃるこ「あなた勇気ないわね」

にゃるこ「はやく行動を起こしなさい」

にゃるこ「(」・ω・)」の!(/・ω・)/こ!」

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!

マミ「はっ!ここは!?」

マミ「ひっ!」

マミ「植木鉢に埋まってる!?」

ほむら「あら巴マミ……いえ、もう一緒に住んでるんですものね」

ほむら「マミと呼ばせてもらうわね」

マミ「あなたは……暁美さん?」

マミ「私に何をしたの!」

ほむら「魔女にやられたあなたを私の家まで運んだのよ」

ほむら「首から上しか回収できなかったけれど…」

ほむら「あと、まどかと美樹さやかは無事だから安心しなさい」

マミ「首から……上?」

ほむら「ああ、でもソウルジェムも一緒に埋めておいたわ」

ほむら「何故かは分からないけれど栄養剤を刺すだけで濁りが取れるからビックリしたのよ」

マミ「………」

マミ「……確かにあなたが魔女から助けようとしてくれたところの記憶はあるからいいとして」

マミ「どうして私はこんな状態で生きているのかしら?」

ほむら「それは…」


~魔法少女の真実を説明中~


マミ「それが本当ならみんな死ぬしかないじゃない!」

ほむら「生首なんだから無理しないで良いのよ」

マミ「うぅ……」

ほむら「あなたの世話くらいしてあげるから心配しないでいいのよ?」

マミ「そういう問題じゃないわよ…」

マミ「そうよ!キュゥべえは?キュゥべえはどこ?」

ほむら「あなた…さっきの話ちゃんと聞いてた?」

マミ「でも…」

ほむら「でもじゃないっ!」

マミ「ひっ!」

ほむら「これからは私と暮らすのだからあんなやつの話は出さないで」

ほむら「そういえばマミ」

ほむら「何か食べたい物はあるかしら?」

マミ「え?」

ほむら「あれから一週間も何も食べてないのだから好きな物を食べさせてあげる」

マミ「あ、じゃあケーキと紅茶を…」

ほむら「じゃあ買ってくるわね」

マミ「待って!」

ほむら「?」

マミ「ひ、一人は怖いの!」

ほむら「でも外には連れて行けないわよ」

マミ「でも…」

ほむら「あーもう!すぐ帰ってくるから」

マミ「本当……?」

ほむら「ええ、だから良い子にして待ってなさい」

マミ「ええ……わかったわ」

~買い物中~

ほむら「紅茶の事はあまり分からないのだけど…」

ほむら「お店で聞けばいいかしら」

ほむら「ケーキは……ケーキ屋さんでいいわよね」

ほむら「ただいま」

マミ「暁美さん!お帰りなさい!」

ほむら「……やっぱり生首ってシュールよね」

マミ「自分で持って帰ってきておいてそれはないんじゃない?」

ほむら「ちゃんと紅茶とケーキ買ってきたんだから許してちょうだい」

ほむら「準備するからちょっと待ってて」

……………
………


ほむら「はい、あーん」

マミ「あーん」モグモグ

マミ「紅茶ももらっていいかしら?」

ほむら「熱いから気を付けてね。少しずつ傾けるから…」

マミ「んくっ」コクッコクッ

マミ「どっちも美味しいわ!」

ほむら(でもこれ…食べ物はどこに行ってるのかしら?)

マミ「でも紅茶の淹れ方がイマイチだから今度教えてあげるわね」

ほむら「ええ、お願いするわ」

マミ「あ…でも私……身体が無いんだった」

ほむら「その事はおいおい考えましょう」

ほむら「それに紅茶の淹れ方は口頭で教えて貰えるし」

マミ「そうよね、教えるといっても方法は沢山あるんだし」

ほむら「時間もあるのだし…」

ほむら「あっ、そういえば魔女を狩りに行かないと…」

マミ「また一人になるの……?」

ほむら「マミは栄養剤でソウルジェムの濁りが取れるけど私はそうもいかないのよね」

マミ「そうよね…しょうがないわよね」

ほむら「人が襲われていたらあなたも嫌でしょう?」

マミ「私…暁美さんのこと誤解していたかも」

マミ「ソウルジェムの為に魔女を狩っているんだとばかり」

ほむら「ソウルジェムも大切なのは変わらない」

ほむら「でも、まどかが魔女に襲われたとしたらそれはとても耐えられないから」

マミ(また鹿目さんの話…)

ほむら「できるだけ早く戻ってくるから」

マミ「いってらっしゃい」

ほむら「いってきます」

ほむら「なかなか反応が無いわね…」

「あっ!転校生!」

ほむら「えっ」

「こんなところで何やってんのさ!」

ほむら「美樹……さやか…」

さやか「マミさんが死んじゃったのにグリーフシードの為に魔女狩りかよ!」

ほむら(マミは生きてるけどさすがに言えないわよね)

さやか「黙ってないで何とか言えよ!」

さやか「マミさんを見殺しにしたくせに!」

ほむら「違うのよ…違うの…」

さやか「何が違うのさ!」

ほむら「あの時は…マミに足止めを食らっていたのよ」

さやか「そんな言葉…信じれるかよ!」

ほむら「……まどかに聞いてみてちょうだい」

ほむら「じゃ」ファサ

マミ「暁美さんまだかなあ」

「マミ…」

マミ「え?キュゥべえ!?」

QB「僕は魔法少女の奇跡を少し侮っていたかもしれない」

マミ「何のことかしらっ!」

QB「そんなに睨まないでおくれよ」

QB「ただマミが心配でね」

マミ「嘘言わないで…」

QB「……ならマミは暁美ほむらの言うことが全て真実だと思うのかい?」

マミ「それは…」

「そこまでよ」

QB「思っていたより帰りが早いね」

マミ「暁美さん!」

ほむら「ただいま……マミ」

マミ「お帰りなさい!」

ほむら「その個体を無駄にしたくなかったら立ち去りなさい」

QB「やれやれ、ここは退散させてもらうよ」

ほむら「ふぅ……マミ、大丈夫?何か変なことされなかった」

マミ「大丈夫よ」

ほむら(心なしかマミが伸びている気がする…)

ほむら(食べ物をあげたから…?)

ほむら「そろそろ寝ましょうか」

マミ「そうね」

ほむら「マミも洗った方が良いのかしら?」

ほむら「でも、さすがにお風呂に持って行くのは…」

マミ「でも…やっぱり綺麗でいたい……かな」

マミ(暁美さんに常に見られちゃう訳だし…)

ほむら「……今日は我慢してもらっていいかしら」

ほむら「顔は拭いてあげるし、歯も磨いてあげるから」

マミ「そうよね…しょうがないよね」

ほむら「明日になったらシャンプーハットとか買ってくるから、ね?」

マミ「ごめんなさい、気を使わせちゃって」

ほむら「気にしないで」

ほむら「じゃあ口開けて」

マミ「あーん」

ほむら「磨くわよ…」

マミ「む……むぐっ!?」

ほむら「だ、大丈夫!?」

マミ「ひょっほくふぐっははっははけ」

ほむら(何を言ったかさっぱり分からないわ)

ほむら「続けるわね…」

マミ「ひ……ひぅ、む、むぅ!」

ほむら「なに変な声だしてるのよ」

マミ「ふぁっへー!」ビクッ

ほむら「揺れないで!倒れちゃうから!」

マミ「ふぉへんなはい…」

ほむら「もう…しょうがないわね」

ほむら「早く動かして早く終わるわね」

マミ「む!んむぅぅ!」ビクッビクッ

ほむら「もう少しよ!我慢して!」

マミ「んっ!むぐっ!んんっ!!!」ビクンビクン

ほむら「終わった…」

マミ「ほへぇ…///」

ほむら「?……あっ!ちょっと!口から涎こぼれてる!」

ほむら「はい、この洗面器にぺってして」

マミ「ぺっぺっ」

ほむら「次は水を口に含んで、はいコップ」

マミ「んっクチュクチュ」

マミ「ぺっ」

ほむら「拭くからじっとしててね」

マミ「んーー」

ほむら「はい、終わり」

マミ「んっ、ありがとう」

マミ(何だか小さい頃に戻ったみたい)

ほむら「じゃあ寝ましょうか」

マミ「その……寂しいからベッドの近くに置いてもらっていいかしら?」

ほむら「もちろんそのつもりよ」

マミ「よかった…」

ほむら「よいしょ!」ゴトッ

ほむら「ここでいいかしら?」

マミ「ええ」

ほむら「じゃあ……おやすみなさい」

マミ「おやすみなさい……」

ほむら(寂しそうね…)

チュッ

マミ「ふぇっ!?」

ほむら「早めに寝なさいね」

マミ「ええ」

マミ(今のって…)

マミ(結局眠れなかった…)

マミ(にしても…)

マミ「暁美さんの寝顔可愛いわ」

ほむら「ん……まどかぁ」

マミ「また鹿目さんか……」

ほむら「まどか!まどかぁぁぁあ!!うっ……うぅ…」

マミ(うなされてる!?)

マミ「暁美さん!暁美さん!」ガタッガタッ

マミ「あっ!」ドテッ

マミ「痛い…」

ほむら「ん……?マミ?」

ほむら「……えっ!?鉢植えから出ちゃってるじゃない!」

マミ「ごめんなさい…」

ほむら「戻すからじっとしてて」

ほむら「ふう……何とか元に戻ったわね」

ほむら「大丈夫だった?」

マミ「ええ…でも少し元気が出ないの」

ほむら「栄養剤を刺しましょう」

マミ「え?」

ほむら「それじゃあ土のところに刺すわね」ズブッ

マミ「んひゃ!?」ビクンビクン

ほむら「あ!ちょっと!揺れたらまた倒れてしまうわよ!」

マミ「んっ///」

ほむら「あまり心配させないで!」

マミ「ごめんなさい///」

マミ(うぅ…凄い気持ちよかった…)

マミ(ずっとムズムズする///)

ほむら「それじゃあ私は学校に行くけど…」

ほむら「どうしましょうか」

マミ「え?」

ほむら「あなたをどうしようかと思って」

ほむら「昨日みたいにインキュベーターが来たら心配だし…」

マミ「少しくらい学校には行かなくても大丈夫じゃないかしら///」

ほむら「でもまどかと美樹さやかが契約してしまっては困るし」

マミ「そ、そうよね…」

マミ(学校というより二人が心配なのね…)

ほむら「昨日話したと思うけど、魔法少女は魔女になる」

ほむら「しかもインキュベーターはあの二人と契約しようとしてるんだもの」

マミ「心配よね…」

ほむら「そうね……今日は休みましょう」

マミ「ほ、本当?」パァァ

ほむら「今日は明日からどうするか考えるわ」

マミ「頑張りましょう!」

ほむら「じゃあ学校に電話してくるわね」

……………
………


ほむら「それじゃあ対策を考えましょう」

マミ「まずはキュゥべえよね…」

ほむら「二人と契約されてもいけないし、マミに何かあってもいけないし」

マミ(暁美さんが私のこと心配してくれてる///)

ほむら「身を隠せるといいのだけどそうもいかないし」

ほむら「また朝みたいなことがあっても嫌だもの」

マミ「うう…ごめんなさい」

ほむら「……佐倉杏子…」

マミ「えっ!?」

ほむら「彼女に協力してもらうしかないかもしれない」

マミ「でも彼女は…」

ほむら「グリーフシードで釣れるんじゃないかしら」

ほむら「根は悪い子でないのはマミもよく知っているはずよ」

マミ「確かに昔の彼女だったらそうかもしれないけど…」

ほむら「大丈夫…何とかしてみせる」

ほむら「あとはどうやって佐倉杏子にどうやって接触するかね」

ほむら「インキュベーターに協力させられればいいのだけど」

マミ「昨日追い返したばかりだし…」

ほむら(盾の中にしまうしか無いのかしら…)

ほむら「ちょっとジッとしててね…」

マミ「?」

ほむら「よいしょ!」

マミ「きゃぁぁ!!」

ほむら「意外と入るものね」

ほむら「とは言え中が心配だから早めに佐倉杏子からの協力を得ましょう!」

ほむら「やっぱり彼女はゲームセンターにいそうよね」

ほむら「インキュベーターからこの街の異常事態を聞いているんだろうし…」

ほむら「考えても仕方ないわね!ゲームセンターに行きましょう」

            l ヽ      / l
        r ‐、 l ヽ     / l .r ‐、
        | ○ |,.r'、__〉     〈__ ,'、| ☆ | ∧,
    ,.rー⌒ト - イ、  /      ヽ  ,ト - イ⌒ー、.   良い子の諸君!
   人、__>´ `ー 、, ヽ'      ソ 、,-‐' `<__, 人

   l  r', |ヽ l、B l H|       |  l   ,lノ| ,K l  よく頭のおかしいライターやクリエイター気取りのバカが
   l / │ ヽ―'^7'       ヽ~^`ーノ | ヽ .l  「誰もやらなかった事に挑戦する」とほざくが
  /,べ   〉==/⌒、       /⌒\.  〈  〈,ヘ〉  大抵それは「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことだ。
       // /  ノ         l、 ヽ \ ヾ、 |   王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!
       |  ( ̄~7         ヾ  ̄~)   | \|
       ヽ_l  /ヽ          /ヽ  l_ ノ     ユーザーをなめるな!!
         ソ ./  ヽ        /  ヽ Y
    _,.へ_r・' ノ⌒、 )     ( ,'⌒ヘ `・-,_ヘ,_
    'ーー-l /ーー'´      `ー--.ヽ  l-―ー`
       し'                  `、」

ほむら「……いた」

杏子「よっ!ほっ!んっ!」

杏子「よっしゃ!クリア!」

ほむら「佐倉杏子…」

杏子「!?」

杏子「何だよあんた」

ほむら「あなたと同じよ」

杏子「同業者ってわけかよ」

ほむら「少し話があるの」

ほむら「家ならケーキと紅茶くらいなら出せるけど…」

杏子「まあ、ホイホイついてくわけないよね」

杏子「まあでも、その話とやらには興味があるから聞いてやるよ」

ほむら「助かるわ」

杏子「で、話ってなにさ」

ほむら「その前にインキュベーター……いえ、キュゥべえからこの街の事はどこまで聞いているのかしら?」

ほむら「その部分は省くから」

杏子「マミがリタイアしたこととイレギュラーがいることだ」

ほむら「私がそのイレギュラーかしら?」

杏子「それより名前教えてくれない?不便で仕方ない」

ほむら「暁美ほむらよ」

杏子「それで、キュゥべえが言ってたこと以外に何かあるのか?」

ほむら「ええ、信じるかどうかは別として最後まで話を聞いて欲しいのだけど…」

~説明中~

杏子「…まるで信じらんないな」

ほむら「なんならマミを見せてあげてもいいけど……ここはさすがに」

杏子「あんたに戦う気は無いみたいだし…良いよ、家に着いてってやるよ」

ちょっと夕飯食べてくる。お腹が我慢の限界だ

落ちたら落ちたらだけど残ってたら書く

ほむら「どうぞ入って」

杏子「邪魔するよー」

ほむら「何か飲む?」

杏子「何でもいいから冷たいのくれよ」

ほむら「分かったわ」

ほむら「はい、麦茶よ」

杏子「お、サンキュー」

杏子「んくっ、ぷはー!」

ほむら「あ、マミを出してあげないと…」ゴトッ

杏子「ぶぅぅぅう!!」

マミ「きゃっ!」ビシャッ

マミ「いきなり何……って佐倉さん!?」

杏子「ホントに生首じゃねーかよ!」

ほむら「マミ、拭くから目を閉じててね」

マミ「ええ」

杏子「あたしにも吹くもん貸してくれよ」

ほむら「マミを吹き終わるまで待ってて」フキフキ

ほむら「はい、終わり」

マミ「ありがとう暁美さん」

ほむら「佐倉杏子はこれをこっちのやつをどうぞ」

杏子「ん、ああ。ありがとよ」

杏子「あと杏子でいいよ。あたしもほむらって呼ぶからさ」

ほむら「あらそう、分かったわ」

ほむら「で、相談なのだけれど」

ほむら「私たちと手を組まない?」

ほむら「インキュベーターに一泡吹かせてやりたいのよ」

杏子「ふーん……面白そうじゃん」

杏子「いいぜ。協力してやるよ」

杏子「前からあいつは気に食わなかったんだよ」

ほむら「それは激しく同意ね」

マミ「あまりキュゥべえを……その、悪く言わないであげて」

ほむら「そんな身体にされてまで感謝するなんてあなたはどんな神経をしてるのよ…」

杏子「マミらしいっちゃマミらしいけどな」

ほむら「あなたにはマミの面倒を見てほしいの」

杏子「ああ?なんであたしがそんなこと」

ほむら「今インキュベーターが契約しようとしている子達がいるのだけど」

ほむら「まずはその阻止」

マミ「佐倉さんは学校行ってないものね」

杏子「ちっ…ならしょうがないか」

ほむら「動きたかったら私がいる時に魔女狩りに行ってもいいから」

杏子「んー、ならいいや」

杏子「身体が動かせるなら文句はねーさ」

ほむら「ありがとう」

杏子「いいってことさ、もちろんマミの面倒見てる間はメシも食わせてもらえんだろ?」

ほむら「いいけど……全部は食べないでね」

杏子「あたしだってそのくらいの常識は弁えて……ると思う」

マミ「私の家にも食べ物があるから、魔女退治の時にでも食べに行っていいわよ」

杏子「お、悪いね」

マミ「ダメになったら勿体無いですもの」

ほむら「それじゃあ魔女退治は今日から、マミの面倒は明日からお願いね」

杏子「おー了解了解」

杏子「んじゃさっそく行ってくるよ」

ほむら「ええ、気を付けて」

マミ「いってらっしゃい」

ほむら「ふぅ…なんとかなりそうね」

ほむら「ちゃんと杏子と仲良くするのよ?」

マミ「知らない者同士じゃないんだから大丈夫よ」

ほむら「後は二人の契約を阻止して…」

ほむら「ワルプルギスの夜を倒したら全て解決ね」

マミ「……え?」

ほむら「え?」

マミ「ワルプルギスの夜だなんて聞いてないわよ」

ほむら「あ」

ほむら「すっかり伝え忘れていたわ…」

マミ「もう……しっかりしなさい!」

ほむら「大丈夫、杏子には話してあるし」

マミ(何で!?)

ほむら「マミに話していた時はそれどころじゃなかったというか…」

マミ「ああ、そうよね…」

マミ「生首が目を覚ました直後だったんですものね…」

……………
………


ほむら「それじゃあ杏子、マミをよろしくね」

杏子「ああ、キュゥべえには気を付けろよ!」

ほむら「それはお互い様よ」

マミ「いってらっしゃい」

ほむら「いってきます」

ほむら(まさか昨日の内に契約しているなんてことはないわよね…?)

さやか「よっ!転校生!」

ほむら「美樹さやか…」

さやか「いやー、まどかにこないだの事聞いたらホントだって言うからさあ」

さやか「転校生のこと誤解してたよ」

まどか「私は言おうとしてたのに…」

仁美「あら、さやかさんは暁美さんと仲良くなっていたんですのね!」

仁美「それはイケナイ関係ですのよー!」ズドドドドドド

まどか「仁美ちゃん行っちゃったね」

さやか「あはは…」

さやか「そういえば昨日さ、転校生が来ないなーと思ったら」

まどか「キュゥべえが来たんだよね」

ほむら(まさかっ…!?)

さやか「そしたらマミさんが行きてるって言うからビックリしちゃって」

まどか「ほむらちゃんが助けてくれたんだよね?」

ほむら「そう……なるのかしら?」

さやか「またまた謙遜しちゃってー!」

ほむら「そんなことよりこのままだと遅刻よ?」

まどか「急がなきゃ!」

……………
………

まどか「もし良かったらほむらちゃんも一緒に帰らない?」

ほむら「私こそ良いのかしら?」

さやか「いいっていいって!一緒に帰ろうよ!」

仁美「残念ですわ…せっかく暁美さんと仲良くなれるチャンスですのに」

仁美「今日もお稽古ですの」

さやか「まあでもお昼も一緒に食べれたんだから良いんじゃない?」

仁美「そう……ですわね。では私はお先に」

まどか「また明日ねー」

さやか「で、もちろんマミさんに合わせてくれるんでしょ?」

ほむら「え…いや……その…」

まどか「マミさんとはあんな別れ方だったから…」

まどか「もう一回会って話せたらそれはとても嬉しいなって」

ほむら(さすがにあの状態のマミには合わせられないわよね…)

ほむら「マミはまだ傷が治ってないのよ」

さやか「じゃあそれこそお見舞いに…」

ほむら「……情けないところを見せてしまった二人には少し落ち着いてから会いたいってマミが…」

さやか「嘘……転校生見てると分かっちゃうんだよね、そういうの」

まどか「え?嘘だったの?」

ほむら(美樹さやかぁぁあ!!)

ほむら「……そうね、確かに嘘よ」

ほむら「でも怪我でマミが人に見せられない状態なのよ…」

ほむら「そういうのって言いにくいじゃない?」

ほむら(これなら嘘じゃない!)

さやか「だから嘘は良くないって」

ほむら「本当よ!」

まどか「さやかちゃん…あんまりほむらちゃんを困らせちゃダメだよ!」

さやか「今のは当てずっぽうだったんだけどね!」

ほむら(これが殺意というのかしら…)

さやか「でもさ、落ち着いたら合わせてくれるんだよね?」

ほむら「ええ、もちろんよ」

ほむら(落ち着いたら……ね)

まどか「でも良かったあ…ほむらちゃんと仲良くなれそうだよ」

ほむら「美樹さやかがいなければ元より仲良くなれてたわね」

さやか「なんだとー!……って今回はその通りだよね…ごめん」

ほむら「別にいいわよ。その代わり少しは私の話も聞きなさい」

さやか「そういえばすっかりマミさんの事で忘れてたけど…」

さやか「何でキュゥべえを襲ってたのさ」

ほむら(ギクッ…!)

まどか「かわいそうだよ…」

ほむら「そうね……あなたたちには話さないといけないわね…」

ほむら(マミを嫁にするのが当初の目的だもの、まどか達には魔法少女の真実を言ってしまっても…)

ほむら「今から少し話す時間はあるかしら?」

ほむら「……というのが魔法少女の真実」

ほむら「もちろんマミともう一人の魔法少女仲間には伝えてあるわ」

まどか「そんな……あんまりだよ!」

さやか「……どうやってそんなこと知ったのさ」

ほむら「………」

さやか「それが分からないといまいち信用できないっていうか」

まどか「さやかちゃん!」

ほむら「いいのよまどか…美樹さやかの言う通りだから」

ほむら「……私はあなた達とは違う時間を生きているのよ」

ほむら「この一ヶ月を何度も繰り返しているの」

さやか「未来から来たって事?」

ほむら「そういうことになるのかしら……?」

ほむら「だから過去の時間軸で友達だったあなた達が魔法少女になるのを阻止したかったの…」

ほむら「これも信じてもらえなかったらどうしようもないのだけどね」

さやか「今度は信じるよ」

さやか「転校生の言葉がさやかちゃんの心に伝わったからね!」

まどか「うわぁぁん!ほむらちゃぁぁあ!」

ほむら「まどか、泣かないで?」

まどか「だってほむらちゃんが私たちの為に頑張ってたのに私たちは辛く当たっちゃって…うぅ…」

さやか「でもさ…」

さやか「正直言うとあたしも魔法少女になろうか迷ってるんだよね」

まどか「ダメだよさやかちゃん!」

ほむら「上条……恭介…」

さやか「あはは…未来から来た転校生には全部お見通しかー」

ほむら「ええ、辛いことを言うようだけど上条恭介の為に願ったあなたはいつも絶望して…」

ほむら「魔女になる」

マミ「暁美さん遅いわねー」

杏子(相変わらずシュールだな)

杏子(植木鉢に生首って)

杏子「さっきからそればっかだな」

マミ「だって暁美さんが帰って来ないと魔女退治にも行けないし…」

杏子「まあ、そうなんだけどさ」

杏子「そろそろ引き際かなって」

マミ「何の事?」

杏子「あたしにもわかんねー」

杏子「だからマミ…」

杏子「植木鉢に害虫をいれさせてもらうよ」

杏子「じゃあな。今日一日楽しかったぜ」

マミ「え、何!?何を入れたの!?」



「きゃぁぁぁぁぁあああ!!!!」

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