キョン「は?」
ハルヒ「今日は>>3をして遊ぶのよ!」
キョン「さん?」
ハルヒ「そう>>3」
ハルヒがまたわけのわからないことを言いだした。
それならただの日常だったのだろうが、それで終わらないからこの女は厄介なのだ。
俺は数分後、身を持ってその意味を知ることになる――。
kskst
ハルヒ「ポケモンをしましょう!」
キョン「えっ」
ハルヒ「なによキョン、ポケモンを知らないの?」
キョン「い、いや知らないわけじゃ…」
ハルヒ「早速第一回SOS団内ポケモン大会を開催するわ!キョン!あんた有希達を早く呼んできて!」
キョン「あ、ああ分かったよ…」
キョン(なんだ?なにか今おかしなことが起こったような…)
キョン(さて、長門も朝比奈さんも古泉もいない)
キョン(誰から呼んでくるかな…>>16)
大和
キョン(大和か。よし大和を探すか)
キョン(…………)テクテクテク
キョン(…………)テクテクテク
キョン(…………)テクテクテク
キョン「……いないな…」
長門「……」
キョン「うぉっ!長門!丁度よかった。ハルヒがかくかくしかじかで…」
長門「了解した。だけど」
キョン「?」
長門「あなたは何をしていたの」
キョン「ああ俺か?俺はな、大和を探していたんだ」
長門「?」
長門「大和…?」
キョン「ああ、そうだ」
長門「私なら、長門有希」
キョン「いやいや…そういう戦艦ジョークじゃない。それに俺はお前の名前を間違えるほど記憶力のおぼつかない人間じゃない」
長門「安心した。それならばその大和とは、どの個体を指すのか知りたい」
キョン「はあ?大和は大和……って…えーと…」
長門「一年生には岩村大和、二年生に武内ヤマト、大暮大和が存在する」
キョン「いや…俺が探していたのはそんな人じゃない」
キョン(そうだ大和って誰だ?なんで俺はそんな人を探している?そもそも大和なんて人を探そうなんてなぜ考えた?
いや違う。俺は本当にその人を探そうとしたんじゃない。俺はSOS団のメンツを探そうと…)
キョン(俺が決断しようとした瞬間――何かが――)
これはまたおかしなことが起こっている。そう直感した。
キョン「長門…。また妙なことが起こっている。そんな気はしないか」
長門「現在そのような情報は得ていない」
キョン「…。とりあえず部室に戻るか…。」
知らない人を探す、という奇妙奇天烈なことをしてしまったおかげで時間は随分経っている。
部室に帰って見ると、朝比奈さんも古泉もすでに部室の指定席に座って俺と長門を待ちわびているようだった。
それはいつも通りの光景――ではなかった。
ハルヒ「キョン!有希!遅いわよ!それに遅いだけじゃないわ!全然普通じゃない!二人を見習いなさい!」
キョン「古泉…なんだその格好は」
古泉「あ、あはは…なぜでしょうね…。今日掃除の時間に制服を汚してしまいまして、
ジャージに着がえるか制服のままでいるか考えていたんですが…」
キョン「……」
古泉「いえ、あなたの言いたいことはよくわかりますよ。
なぜその二択で、セーラー服を着る必要があるのか、でしょう?
でも、それは僕自身全く分からないのです」
キョン「で…朝比奈さんはその髪型…」
みくる「あ、あの…昨日美容院に行ったんですけど…」
キョン「美容師さんに頼んだわけですか?『サザエさんカットにしてください』――と」
みくる「ふええぇ ち、違いますよう!なぜか急に…」
ハルヒ「大丈夫よ二人とも!バッチリ面白いわ!日常を壊す非日常!
二人とも分かってきたじゃない!」
何が『分かってきた』だ。俺には全然分からない。
ただ一つわかってきたとしたら、>>38ということだ。
わかってきた
そう俺は分かってる。俺はそのことは分かっている。だから俺は分かっているのだ。
ハルヒ「さあ!全員集合したところで明日のイベントの発表をするわ!明日!SOS団ポケモン最強王決定戦を開催するわ!」
朝比奈「ポケモン…?」
古泉「懐かしいですね。でもソフトが手元に残ってるかどうか…」
長門「……」
そんなこんなで今日のSOS団の活動は終わった。
と言っても、ハルヒがぽかんと口を開けた朝比奈さんに、ポケモンとはなんぞやを教え、
明日の戦いがいかに白熱したものになるかを演説しただけだったのだが。
まぁ、そんなことはどうでもいいだろう。
俺は古泉と話をしなければならない。あいつもどうやらそのつもりのようだ。
セーラー服に身を包んだイケメンと一緒にいるのは気おくれするが、とりあえず、こいつと話の出来る場所にいかなくては
キョン「古泉、ちょっと>>45に来てくれないか」
俺の部屋
キョン「古泉、ちょっと俺の部屋に来てくれないか」
古泉「えっ…」
みくる「///」
ハルヒ「なっ、なにあんた達、私の知らない間に結構仲良くなってたのね」
キョン「えっ、いや、ちょっ…」
違う違う!こういう時は喫茶店とかファーストフードだろ!?
だが…なぜかさっきの発言を訂正できない。
『俺の部屋じゃなくて喫茶店に行こう』そう言うだけなのだ。だが…頑なに俺の口はそれを拒む。
ハルヒ「ま、まぁ男同士だし、私の知らない『男の世界』ってのがあるのかしら」
キョン「違うって!俺は古泉と>>54について話したいだけなんだ!」
ああ…もう結果を見なくたって分かるさ。俺はまたどうも馬鹿げたことを言っちまったみたいだな。
ハッテン場情報
キョン「俺はハッテン場の情報を共有したいだけなんだ!!」
ハルヒ「ハ…ッテン…?何それ」
キョン「え!?い、いやそれは…」
ハルヒ「ねえ、みくるちゃんハッテン場って何?」
みくる「そ、それは私の口からは言えないですよう…/////」
なんだこれは。俺はどうしたらいいんだ。
うかつに物も言えない。朝比奈さんに釈明したいがそれさえできないとは。
すると、古泉がこれ以上ない爽やかな笑顔でこう返してきた。
古泉「ええいいでしょう。あなたの部屋で、ハッテン場の情報について話し合いましょう」
朝比奈さんが真っ赤な顔を小さな手の中にうずめている。
だが、その指の隙間からはしっかと俺と古泉を見つめる。大きな瞳。
違う違う!そうじゃないんです!朝比奈さん!――っていうか古泉!そうじゃないからな!?
――だが俺の声は無情にも、発せられることはないのだった。
~帰り道~
キョン「……」てくてく
古泉「……分かってますよ。そうではないということは」
キョン「!」
古泉「ただ、どうも僕達は、『あなたの部屋』で『ハッテン場の情報について話し』あわなければならないのです。
それは避けることはできません」
キョン「…絶対にか」
古泉「ええ。僕だって何度もスカートを履く手を止めようと思いましたよ。でも、できなかったんです」
キョン「…これはやっぱり…アイツのせいか」
古泉「……すみません。うかつなことを言うのはやめましょう。
一つ口をすべらしたら、僕達は何をしなければならないか分からないんですから。」
キョン「……」
無言のままに我が家についた。
ほっときゃいいものを、我家の妹ときたらすぐに人の客には食い付きやがる。
キョン妹「キョンくんおか――わっ、どうしたの?古泉君そんな服着て何しにきたの?」
古泉「え、えっと……>>65をしに…」
古泉「…えっと、ホモセックスをしに…」
空気が、静止した
キョン妹「ふ~ん、なにそれー」
ああ、地面がグラグラと揺れる。足からだんだんと感覚が消えていく。
水彩画の上に水をこぼしたようににじんでいく世界で、駆けていく妹の足音と声がうつろに響く。
「おかあさーん、今日キョン君、セーラー服着た古泉君とホモセックスするんだってー」
~キョンの部屋~
今、俺の部屋は非常に騒々しい。
俺?黙っているさ。ふさぎこんでいると言ってもいい。古泉も同様である。
ただ、ドア一枚隔てた廊下で、母親が『冗談よね?!』と震えた声で叫んでいる。――冗談であることを望んでいるのは、俺だって同じだ。
古泉「…とりあえず」
古泉「少なくとも今日の異常が今もなお続いているとすれば、僕達は今からハッテン場の情報を話し合って」
古泉「ホォモセックスをしなければならないのです」
キョン「……」
古泉「すみませんでした…」
古泉「うかつなことをしました…。喋るなと自分で言っておきながら…」
重たい空気のまま、とりあえず俺達はハッテン場について話し合った。
俺は公園のトイレがヤバいらしい、と谷口から聞いた噂について話しておいた。
すると古泉は「それは古い。今は○○ホールの裏と、レイトショー時の××シアターがトレンドなのだ」と話してくれた。
古泉「全く興味の無いことでも、一度決まったら話さなければいけないなんて、恐ろしいですね」
恐ろしさなら今の俺も感じている。
だが今はとりあえず、こなさなければならない課題の一つをこなしたことを、喜ぼう。
キョン「…とりあえず課題①は終了だな…」
古泉「では次はホモセックスの時間、ということになりますね」
その前に何かしよう、ともちかけて時間稼ぎをしても意味はあるまい。
おそらく『それ』をしなければならないのは避けられないし、変なことを口走って事態を悪化させる可能性がある…いや99%そうなのだ。
古泉「本当にすみません。僕の責任です。ですから僕はネコでいいですから…」
ネコってなんだ。なんだその専門知識っぽい単語は。そのこなれた感じはなんだ。というか脱ぐな。
もう背に腹は代えられん。とりあえず逃げたい。逃げたい逃げたい逃げたい。ええい、イチかバチかだ。
キョン「た、頼む古泉…。心の準備が必要だ。その…俺が>>84するまで待っててくれ」
ローション塗る
キョン「…ローション塗るまで待っててくれ」
いやいやいやいや。なんで俺が着々と準備を進めるんだ。なぜ俺が能動的に動く。
だが…。本当に無常なことだが…。俺の体は『決められたこと』をこなすために動くのだ。
キョン「だが俺の部屋にローションは無い。だから今から…買ってくる」
これで逃げられる!…わけではないことは俺が一番分かっている。
俺は100%ローションを買って、素直に俺の部屋に戻ってくる。
なぜかハッキリと、そのことだけはよく分かる。そう、これは、『決められたこと』なのだ。
生まれた亀が海は這っていくように。鮭が生まれ故郷に帰ってくるように。
~薬局~
キョン「…とりあえず、ここにならあるだろ。えーと…この棚…」
キョン「コ、コンドームとかなにやらいかがわしいモノがいっぱいあるな…は、早く買ってここを去らないと…」
(ポンポン)
キョン「ん?」
誰かが俺の背中を叩いている。誰だろう?
キョン「あんたは……>>95」
阿部さん
振り返ると、屈強な男がそこに立っていた。
キョン「阿部さん……」
阿部「ん?俺のことを知っているのか?」
キョン「い、いや全く知らないんですが…なんというか…その…えっと、何か用ですか?」
マズい予感がする。
どうマズいのかは…言わないでおく。
ただ今分かる事は…おかしくなってしまったこの世界の神様は…非常に非常に、アッチっぽい。それだけは飲み込めてきた。
阿部「いや、随分若そうなのにこんな棚を見ているから気になってね」
キョン「え、あ、その…」
阿部「未成年がこういうものを買っちゃいけないだろう?」
阿部「そういう悪い子には…お仕置きだな」
阿部「お仕置きは…>>108だ」
体験
阿部「体験だ」
キョン「は? ……体験…?」
阿部「ああ」
キョン「えーとその…何の体験でしょう…?」
すると男は、自身のツナギのジッパーを、ためらいなく真下に下ろした。
阿部「これをだよ……」
そこには、ライジングレッドドラゴン。
阿部「暴れるなよ、暴れるな…」
駄目だ。なんだこれは。おいハルヒ。もしかしてヘンな本でも読んだのか?
アニ研の女子部員とか、なんかそっち系の人と絡んじゃったのか!?
お前、俺は特別なんじゃなかったのか。特別な俺をこんな目に合わせて楽しいのか!?おい!!
キョン「ちょっ、ちょ…うわあああああああああ!!」
幸い俺は阿部さんとそういうことをする、とは『決まって』いない。
今は逃げ、あるのみ!
キョン「わ、分かれ道!!」
右か!左か!直進か! どうする!? >>115
四つん這い
キョン「えっと…えっと…」
ま た か
俺は決断を天という無責任の権化に預け、結局自分自身では何も決められないのだ。
神様は俺に三つの道のうちどれか一つを進む、という至極簡単な行動さえ与えてくれない。
分かれ道の真ん中で、ただ、立ちつくした。
キョン「あ…あ…」
背後から真っ黒な影が伸びてきた。
阿部「おう四つん這いになるんだよ、おう早くしろよ」
神様。あなたは残酷だ。
俺は……四つん這いになった。
阿部さんは何も言わず、俺のベルトを外し、ズボンを下げ、パンツを下ろした。
阿部「なんだお前このケツは…ケツまで偉そうじゃねーかよ…いい色してんじゃねえの?」
パシィン!と乾いた音。
阿部さんの分厚い手のひらが無慈悲に俺の臀部に振るわれる。
キョン「アァウッ!」
阿部「ホラホラホラホラ!」
パシパシパシパシ!
うおォん俺はまるで人間ドラムだ!
阿部「ホラホラホラぁ!!」
信じる神とは別の宗教の神を憎んだ者は数多くいるだろう。
だが…今俺ほど、『神と言われるありとあらゆる者』に憎悪を燃やした男がいるだろうか。
ゼウス、キリスト、シャカ、ハルヒ…てめぇら俺をなんだと思ってるんだ。
おもちゃか? 俺は暇つぶしのおもちゃか?
俺の尻を叩くのにも飽きたのだろう。
阿部さんはすっくと立ち上がった。
…解放された…?
だが、その甘い考えは、背後から忍びよる音にかき消された。
スルル…ッ
服を…脱いでいる。
阿部「よしブチこんでやるぜ!」
パシン、と景気よくまたもや一発ケツドラム。
終わった…。
何が終わったか?
何もかも、さ。
目をつぶって全てを諦めたその瞬間。
ヒラリ 一陣の風。夜空に舞う青い影。
「あぁッ!」
刹那、十字路に響く断末魔。
そして俺の尻に当たっていた生温かい手と、アレの感触が……消えた。
キョン「え……?」
神様は、いた。
キリスト?シャカ?ヤハウェ?ハルヒだと? 俺はそんな奴らは信じない。俺が信じるのは…お前だけだよ。
キョン「長門……!!」
阿部さんは消えていた。一人長門だけが俺の目の前に立っている。
キョン「お前が…阿部さんを倒してくれたのか」
こくりとうなずく小さな頭。
キョン「有難う…!ありがとう長門!お前は俺の恩人だ!」
キョン「なんでもするよ。何がいい?何か食べたいものは無いか?何か礼をさせてくれ」
長門「…」
キョン「え?なんだって?」
長門「>>147」
女装して
~キョンの部屋~
古泉「遅いなぁ…ローションなんてそこらで売ってるだろうに…」
キィィ…
古泉「あっおかえりなさ…」
キョン「……」
長門「……」
古泉「……」
古泉「とてもよくお似合いですよ」
どこかで母が泣いている。すまん。俺は…そんなつもりじゃあ…ないんだ。
こんな…バニーの格好をする趣味なんて……ないんだ。
古泉「なるほど。長門さんも今回の異常に気がついたというわけですね?」
長門「そう。ある種の傾向を持った『俯瞰的意志集合』が我々の意志決定に干渉し、行動を左右している」
キョン「それは…この世界全部が、なのか?」
古泉「いえ、それはないでしょう。そうであればこの世界はめちゃくちゃになっています。
おそらくハルヒさんに近しい人物だけでしょう。長門さんはどうなんですか?」
長門「私も意思決定に干渉を受けている。そうでなければさっきの謝礼は別の形の物になっていた」
キョン「ん?女装じゃなくて…どうしてほしかったんだ?」
長門「………」
キョン「まぁいいか。それで…この状態はどうしたらいいんだ?なぜこんなことに…」
古泉「それなんですが…さっきあなたが出会った『阿部さん』とはこんな人ではありませんでしたか?」
古泉は携帯を俺に突きつけた。液晶には忌まわしき恍惚顔。
間違いない。知らないのに名前を知っていた、あの阿部さんだ。
古泉「これは阿部高和、といってネットで一世を風靡したポルノ漫画の登場人物なのです」
キョン「はあ?漫画のキャラ?」
古泉「その通り。あなたが出会ったのは実在の人物ではないのです」
古泉「…あなたは『安価行動』というものを知っていますか?」
聞き慣れない言葉だ。
古泉「これはネットの掲示板で、行動を別人に任せる、というものなのです。
そして安価スレでのお決まりの文句は――」
長門「『安価は絶対』」
古泉「その通り。ネットで人気のキャラとネット掲示板での定番のお遊び…何か感じませんか?」
ああ。なんとなく分かったぜ。
あの好奇心だけは旺盛な神様代理が、また余計なモンを知っちまったというわけだ。
キョン「…古泉、なんでお前はそんなことを知ってるんだ」
古泉「んっふ。実は僕も安価で行動を決めさせられたことがありましてね。その時の指示が大変でした。なにせ――」
長門「『地元のハッテン場を完全網羅』」
古泉「……ひょっとしてあの安価は…」
長門「私」
キョン「じゃあどうしたらいいんだ?あのアホの頭をひっぱたいてくりゃいいのか?」
古泉「んっふ、それで解決したら悩む必要はないでしょうし…
たとえ解決しても副産物として特大の閉鎖空間がついてくるでしょうね」
キョン「…と言ってもこのままじゃいられないだろ!」
古泉「では何か手を打つと?無駄だと思いますね。なぜなら――」
キョン「俺はなんとかこの状況を打破するぞ!>>182をするんだ!」
古泉「こうなりますから」
忌まわしい記憶を消すために長門を押し倒す
キョン「忌まわしい記憶を消すために長門を押し倒すんだ!うおおおお!!」
ガバァァッ!
長門「……」
キョン「す、スマン長門!これも全部お前の言う俯瞰的意志集合体のせいなんだ!」
そうだ。そうに決まってる。俺が長門にそんな暴力を振るうはずがない。
今俺がズボンを脱いでいるのも全部、どこかで俺の行動に干渉している悪趣味野郎のせいなんだ。
キョン「あ、ああ手が止まらない!パンツも脱いじまう!!」
古泉「本当ですか?」
キョン「ほ、本当だ!」
長門「……」
長門はじっと俺の股間をみつめている。
くそう、そんな顔で見るな。
違う、違うんだぞ長門。これは全部誰かが悪いんだ。俺の行動じゃない。お前なら分かってくれるよな?
バニーの服を脱ぎ捨て、俺は長門の前に立った。
今から俺は何をしようとしている?
そうだ『決められたこと』、『安価』だ。
今から俺が何をしようと…俺の意思じゃない。
キョン「う、うおおおおおおおおおおおお!!」
長門「……!!」
だ、駄目だ駄目だ駄目だ! 駄目…なのに…身体が……!!
すまん長門……!!こんなマネはしたくはなかっ……!!
キョン「あれ?」
何だ。俺はなぜ長門の前で四つん這いになっている?
なぜおれはケツを古泉の方に向けている?
古泉「さっきの指示はおそらく『押し倒す』までだったのでしょう。つまりそれは遂行しました。ジ、エンドですよ。」
長門「…結婚、出産まで書かなかった>>182は安価の屑」ボソッ
古泉「長門さんなにか?」
長門「…何も言っていない」
古泉「とにかく、長門さんに関する安価は完了しました。しかしもう一つの安価は…まだ生きているのですよ」
古泉「そう。『ホモセックスをする』という指示はね」
キョン「うわ…うわあああああああああ!!!」
古泉「さて、ノーマルプレイでいきましょうか、それともアブノーマル?」
古泉「>>210なプレイにしましょうか」
st
古泉「いっふ、スカトロ…とかいかがです?」
キョン「おま…お前ええええええええ!!!」
古泉「おや何を怒っているのでしょう?
これは第三者の意思。僕の考えでも責任でもありません。さっき繰り返しそう言ってらっしゃいましたが?」
古泉「ご安心を。ハッテン場を巡ってきた僕の腕は確かですから」
長門「私のおかげ」
古泉「それでは…始めるとしましょうか」
※ここからは具体的イメージを極力避けるキョンの抽象的感想のみでお楽しみください。
それは悪魔の饗宴。地獄の門のはるか奥。現代に復活してみせたソドム。
おお、俺の身体が、五感が、全てが悪魔に凌辱される。
感じたくない。嗅ぎたくない。見たくない。味わいたくない。やめろやめろやめろやめてくれ。
とある漫画じゃ悪魔の実はどこになるのか知れないそうだが、そうか古泉、お前の腹の中にあったのか。
※イメージ終わり
キョン妹「なんかくさーい。お兄ちゃん何やってるのかなー?」
キョン母「何言ってるの? お兄ちゃんなんていないじゃない。あなたは一人っ子よ」
~朗らかな朝~
チュン、チュチュン…
キョン「 」
古泉「大丈夫ですか?ホセ・メンドーサ戦後の矢吹丈みたいになってますよ」
長門「心音は微弱ながらある。まだ生きている」
キョン「……ぁ、ゥ…」
古泉「さて、涼宮さんの言っていた時間までまだありますね…。
これから、どう過ごします?」
キョン「>>243…」
古泉「あーあ、言わなければ良いものを」
長門「成長しない」
3P
キョン「3p…」
古泉「3p…ですか?元気ですねえ」
長門「安価は絶対」むふー
古泉「仕方がないですねぇ…ん?」
ピンポーン
谷口「おーっすキョーン、宿題見せてくれー」
>>228を隣で長門が物置のように見てたのかと思うと胸が熱くなる
【以下割愛。 何が起きたのかは書けません。
ただ言えるとすれば、あなたの心の中で起きたことが起きたのです。】
【もう一つ付け加えるなら、それは長門さんにとって幸福なことではなかったようです】
>>266も隣で長門が(ry
~さわやかなお昼前~
キョン「ぁ…ぁ…ぁ…」
古泉「ふう……」
長門「……」ふるふる
谷口「……つーかさあ…」
古泉「はい?」
谷口「部屋、掃除しようぜ…」
キョン「そう…だな…」
……何で汚れているかとかは…聞くなよ。それが武士の情けというものだろうよ…。
古泉「…あなたは涼宮さんから離れてるから普通に意志決定できるんですね」
谷口「何言ってやがる…。とりあえず掃除してシャワー浴びてえ…それから全てを忘れて旅に出てえ…」
キョン「俺もそんなこと言ってみたいぜ…。でも俺が言ったらとんでもないことになるからな…」
長門「脇役が羨ましい」
ながもん・・・(´;ω;`)
気を取り直そう。
俺達は部屋を掃除した。それだけだ。そこにどんな理由や問題も介在しない。
さて、そんな折、長門が俺に何か物を差し出してきた。
長門「これ」
キョン「うん…?ああ、これはポケモン赤と金じゃないか」
古泉「ずいぶん懐かしいソフトですね。サファイアとかはやらなかったんですか?」
キョン「あまりゲームソフトの購入に前向きな家庭じゃなかったんだよ。
というか今日はこれ、どっちを持ってたらいいんだ?」
赤か、金…か >>291
赤
~道~
俺達はとりあえずポケモン赤とゲームボーイSPを持ってうちを出た。
母親が俺にまで「さようなら」と言ったのにはいささかひっかかるが、まあ今は置いておくとしよう。
古泉「……」
長門「……」
長門はまぁいつも通りとはいえ、やはり俺達が声を発することは無い。
趣味の悪い連中が俺達の行動を左右しようと手ぐすね引いて待ってるわけだからな。
畜生め。こうなったら意地でも迷うそぶりなぞ見せずに日々を過ごしてやる。
谷口「あ、この道さぁ、右でも左でも学校行けるんだぜ、なあキョン、どうする?」
谷口。お前は本当に俺の良い友達でいてくれた。正直言ってお前のこと、嫌いじゃないぜ。
ただな、もうこの良好な友人関係は終わりにしようや。
キョン「えっとだな…>>303の道を進もうか…」
モーホー
裏
キョン「裏の道を進むか…」
谷口「はぁ?裏の道?なんだよそれ、どんな道なんだよ?」
キョン「え、えっとだな…」
キョン「>>309が>>315してる道だよ…」
ええいクソ!自分でも何を言ってるのかサッパリ分からん
朝比奈さん
ハルヒとセックス
キョン「朝比奈さんがハルヒとセ○クスしてる道だよ…」
谷口「キョン…」ポン
谷口「お前な、今日は朝から辛いことがあったから、その気持ちはよ~~~~~く分かる」
谷口「ただな、そんなことあると思うか?目を覚ませよキョン」
あるあるあるそれがあるんだよ谷口!
あぁぁハルヒよ、さんざお前のことを憎んで殺してやろうと思ったが、
なんだいいこともするんじゃないかお前も!
安価は絶対…①、そう長門は言っていた。そして長門の言うことは絶対!…②
①②により、朝比奈さんのレズセッ○スシーンを拝めるのは絶対!!
やったあああああああああああああああああ
おお天におわす我らが神よ!今日ばかりは最大級の感謝を捧げます!
長門「……」
なんだ長門その目は。安価は絶対。ドゥーユーアンダスタン?
~裏の道~
その時は、案外簡単に訪れた。
みくる「ひゃっ…涼宮さんそんなトコ…ひゃぁ!」
ハルヒ「んむぅ…本当に凄いボリュームね…やらか…」
ハルヒが、露わになった朝比奈さんの胸に吸いついていた。
みくる「あ…あひゃぁ!だ、だめです!そ、そこは…」
そして、ハルヒのか細い右手の指は、朝比奈さんのパンツの中でウネウネと土の中に潜む道の動物のように蠢いている。
みくる「あ…は…ああ…」
朝比奈さんの顔の全てのパーツはだらしなく弛緩しきっている。
潤んだ瞳も、口元から少したれているよだれも、鼻からのぞく透きとおった鼻水さえセクシーに感じられる。
谷口「う…うおおおおおおおお!!お、おいキョン!」
ああ谷口、これが安価の力だ!頼むからそれ以上喋るなよ谷口!…と思ったら遅かった。
谷口「な、なんつーかきたねえ話だけどよ…俺、今スゲーチンコたってるゼ…キョ、キョンはどうだ?」
キョン「ああ…俺の>>347も>>355してるぜ…」
息子
ハンディカムで録画
キョン「俺の息子もハンディカムで録画してるぜ…!」
谷口「は?」
い、いかん…俺は何を口走った!?息子…は隠語としてハンディカムで録画って何だ!?
長門「これ」
…って長門。ハンディカムビデオを俺に渡してどうするっていうんだ!?
長門「ムスコを録画」
……はい?
長門「ムスコを録画して」
……えええ…??
長門「安価は絶対」
気付くと、俺の社会の窓はフルオープン。
トランクスの隙間からはい出した俺のムスコがバッチリこんにちわしていた。
うむ。長さも太さも平均サイズ。さすが俺のムスコ…って
こんなものを録画してどうする。
みくる「ふにゃっ、ひゃっ、ふあっ、あっあっあっ……!!」
そうだ朝比奈さんだ!朝比奈さんを録画すべきなんじゃないのか!!
だが……
首と手首はムスコに固定されて微動だにしない。
ハルヒ「みくるちゃん、めっちゃくちゃエロいわ!さ、もっと乱れなさい!」
みくる「はっ、ああっあっ…ああああああ…!!」
矯正が俺の鼓膜を甘くくすぐる。見たい!見たい!見たい!!!!
谷口「ううおおおお!!!すげえ!キョン!俺もう死んでもいいぜ!!」
俺も同じだあああああボケエエエエエエエ見ないと死んでも死にきれないんじゃあああああああああ
古泉「ほほう…コレはコレで」
コレはコレでって何だああああああああああお前朝比奈さんの痴態が副菜扱いならお前の主食絶対アッチ系だろうがああああああああ
長門「安価は絶対」
っていうか長門!首が固定されてるのも安価のせいなのか!?お前がなんかしてない!?
かくて夢の時間は、本当に夢のように過ぎ去っていった。
朝比奈さんの押し殺した甘い声。ハルヒの熱を帯びた囁き。
谷口の喜びの悲鳴。長門の呪文のような『安価は絶対』
それらをただ、俺は自分の息子をレンズ越しに眺めながら聞いていた。
俺が首を持ち上げられるようになった時、
上を全て脱ぎ、下着も脱がされていたはずの朝比奈さんは
すっかり服を整え、さめざめと泣いていた。
ハルヒ「いやーごめんねみくるちゃん、なんか急にエッロく感じて、『ヤらずでか!』って思っちゃったのよねぇ」
いいよもっとやれ。四六時中にやれ。時と場所を選ばずやれ。
朝比奈さんは涙を拭きながら
みくる「だって涼宮さんヒドいんですよぉ!私が>>モゴモゴ…」
喋ろうとした途端長門と古泉に口をふさがれた。
うん。まぁこの人はこの世界がどうなっちゃったかなんて気づいてないだろうしな。
~学校~
ハルヒ「さあ!色々あったけど、ついにやるわよポケモン大会!」
ああそうだった。というかそのことを覚えていたやつはいるんだろうか?
ハルヒ「ルールは簡単!一匹!自慢のポケモン一匹を戦わせるの!
自分にとって最強のポケモンを用意しなさい!!」
ほんとうにしょうもないルールを考える。一匹って何だ。それはもうほとんどジャンケンじゃないか。
ハルヒ「結局ポケモンのソフトを持ってきたのは私とキョンと有希だけなのね。
いいわ!ハンデをあげる!古泉君はキョン!みくるちゃんは有希チームよ!」
ハルヒ「でもこれじゃ三チームだわ…。そうだ!もう一人加えましょう!あの人を呼ぶわよ!」
谷口「俺は?」
ハルヒ「えーと…>>390を呼びましょう!」
ちゅるやさん
>>390
よくやった
鶴屋「やっほーい!ポケモンだってー?随分懐かしいことするじゃないかー!」
ハルヒ「これで四チームね!さあ!優勝候補の私を倒すために、束になってかかってきなさい!!」
よく分からんがハルヒは燃えている。
あんなとんでもないことに巻き込まれてよくゲームにあれだけ燃えられるものだ。
だが、このチーム分けは正直ラッキーだ。
ハルヒへの対策を十分にとれるからな。
もちろんポケモンのことではない。
みくる「えっ安価?」
古泉「そうなんです。今我々は、第三者に意志を決定されてしまうのですよ」
長門「故に我々は安易に意志を表明できない。介入されておかしなことになる」
みくる「でも…ってことは涼宮さんがどこかで、そういうものに触れて影響されたってことですよね」
古泉「ええ」
みくる「つまり、人に色々決められるのが面白くないって感じればいいんじゃないでしょうか…?」
古泉「なるほど」
キョン「じゃあ…どうしたらいいんです?」
みくる「つまり涼宮さんを>>モゴモゴして>>モゴモゴしたらいいんれふ!」
古泉「朝比奈さん!安易に喋らないでください!」
ハルヒ「ちょっと!有希、みくるちゃんと古泉君キョングループは敵同士でしょ!
談合は許さないわよ!」
ハルヒ「ちなみに試合方式が決まったわ!まず私vsみくるちゃんグループ!そして鶴屋さんvs古泉君よ!」
古泉「…となると僕達が何か働きかけようとすると、鶴屋さんに勝たなければならないわけですね」
キョン「…できるか?そんなことが。俺達は満足にものも決められないんだぞ」
古泉「確かに…とりあえず使うポケモンを決めますか?」
キョン「さすがにそれくらいはいいものを使いたいよな…ダメ元で言ってみるか…よし>>402にしようかな」
古泉「…やっぱり自力ではダメみたいですね…」
スピアー
キョン「スピアー…」
古泉「スピアー…ですか…」
キョン「これは完全に向こうによるな…」
古泉「というか圧倒的に分が悪い気がするんですけど…」
鶴屋「おーうお二人さーん!まずはアタシと君たちの勝負だよっ!」
キョン「つ、鶴屋さん…鶴屋さんは使うポケモン、決められたんですか?」
鶴屋「うーんそっれがねぇ~何かうまくいかなくってさぁー」
キョン(お!?)
鶴屋「なんか勝手に決められちゃうみたいな感じでさぁ、おとといくらいからヘンなんだよねぇ」
キョン「え、えと何を…」
鶴屋「うん。>>409を使おうと思うんだ」
ksk
kskstとも書いてないしもっぺん安価するか>>419!君に決めた!
バンギラス
キョン「……古泉」
古泉「……はい」
鶴屋「さあはじめるよ…ってうわぁ!どしたのさ土下座なんかして!!」
キョン「お願いします鶴屋さん!」
古泉「僕達の勝ちということにして下さい!」
鶴屋「ええ~?そんなこと言われてもなぁ…」
鶴屋「そだ!」
キョン「嫌な予感がする」
古泉「奇遇ですね、僕もです」
鶴屋「>>430!>>430してくれたらそのお願い飲んであげるっさ!」
風呂入ってくるやねん。落ちてたら落ちてた時やで~
ベロチュー
鶴屋「ベロチュー!ベロチューしてくれたらいいよっ!」
この時、俺の脳内には二つの考えが浮かんでいた。
アメリカンジョーク風に言うなら、こうだ。
『ポジティブな考えとネガティブな考え、どっちから聞きたい?』
つまり、それは鶴屋さんとするということなのか、はたまた古泉、いやもしかしたら鶴屋さんの世話人のオッサンとかと…ということである。
だが、神様はさっきの俺を哀れんだか、鶴屋さんはこう答えたのだった。
鶴屋「誰とって?それはアタシとに決まってるじゃないかぁ!」
キョン「つ、鶴屋さんと…!?」
なんだそれは。それはもうただのご褒美なんじゃないのか。
嫌がる要素が一つもない。
いや、その前に古泉とベロチューの席を争って戦わなければいけないのか。
古泉もこれは必死で来るだろう。だがこれは譲るわけには…
古泉「オエエエエッそれは無理ですお願いします」ガクゥ
キョン「お前もうアッチ系とか越えてるじゃねえか!」
キョン「い、いきますよ…」
鶴屋「う、うん来て…」
ちゅっ…
鶴屋「んむっ…」
う、うおおこれは…
とその時、世界は急速に一回転してみせた
ハルヒ「キョーン♪何やってるの?」
気がつくと俺は地面にあおむけに寝ている。
かすかに首に残る。襟をつかまれ引きずり倒された感覚。
い、いや違うんだぞ。ハルヒ。これは安価だ。お前が望んだんだろ?
安価は絶対なんだ。むしろ俺はそれに振り回される被害者で――とこいつに言えたらどれだけいいことか。
ハルヒ「あのねキョン。私はあんたが鶴屋さんとどうこうしたってことに怒ってるんじゃないのよ」
じゃあその握りしめられた拳はなんだ。
ハルヒ「ただSOS団の風紀は厳しいの。こういうみだらな行為にはしっかり罰則を与えなくっちゃ」
ハルヒ「キョン。私ね。最近物事を決めようとすると突然見たこともないような考えが浮かぶの。
まるで赤の他人が私の耳元でささやくみたいにね。それってとっても素敵な考えなのよ」
ハルヒ「さーて風紀を乱したキョンくんにはどんな罰を与えようかしらぁ~?」
>>441
浣腸
ハルヒ「浣腸!浣腸をするわ!さあキョンお尻を出しなさい!」
キョン「やっやめろ!うわああ!助けてくれ!!」
古泉「大変です!ついに分かりましたよ!」
キョン「今それどころじゃねえ!助けてくれ!」
古泉「長門さんが安価を解析した結果…今この世界に干渉してきている意志集合体は、『スカトロホモ』だということなんです!」
キョン「だからそれどころじゃねえって!」
古泉「つまり!スカトロホモが、『この世界には干渉したくない』と思わせるような事態を引き起こせば干渉は終わるはずです!」
古泉「そのためには方法は二つ。『スカホモ』の対極に位置する『爽やか青春』を演出するか、
スカホモも引くようなド汚いプレイを見せつけるかなんです!」
長門「そして私たちが選択するべきなのは決まっている」
みくる「みなさん!青春ですか!?スカですか!?>>444-450までの皆さん!教えてください!」
古泉「スカ三票 青春二票 ポケモン世界大会が一票…!?」
みくる「こ、これは…!?いけない!世界に混乱が生じてきています!」
ハルヒ「あ、頭が痛い…!色んな人の声が…きゃあああああああ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
キョン「こ、これは!?」
長門「いけない。涼宮ハルヒの脳内情報が混乱して世界の再構築が始まっている」
キョン「世界の再構築!?じゃあ今の俺達はどうなる!」
長門「…なくなってしまう」
みくる「そんな…!」
ハルヒ「スカ…!青春…!世界大会……!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
古泉「世界が…消えていく……!!」
…………
………
……
??「ハルヒ、ハルヒ?」
ハルヒ「……キョン…?ここ…は…?」
キョン「何言ってんだ?今は練習が終わって帰ってる途中じゃないか。自転車の二人乗りで寝たら危ないぞ」キーコキーコ
ハルヒ「練習…?何の…?」
キョン「はぁ?何言ってんだ、ポケモンに決まってるだろ。あと一つ勝てば全国大会だぜ!」
ハルヒ「ポケ…モン…?」
キョン「古泉も長門も、朝比奈さんも随分強くなったよな…なあハルヒ!絶対勝とうな!」
ハルヒ「う、うん…」
キョン「それとさ、ハルヒ。全国行ったら…その…いいん…だよな?」
ハルヒ「えっ?」
キョン「バカ、スカトロだよ!全国行ったら…って約束忘れたのかよ?みんなやってるんだし…いいだろ?」
ハルヒ「もう…馬鹿///」
ハルヒ「……。ね、ねえキョン」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「そ、その…全国決まった時に備えて…浣腸、買っておかない?」
キョン「ばっ、お前…////」
ハルヒ「なーんてね、冗談!全国決めるまで油断なんかしたら許さないんだから!」
キョン「……わーってるよ、仲間を信じて、頑張るだけ…さ」
ハルヒ「キョン…」
よく覚えていないけれど、世界は変わった、のかもしれない。けれど俺は、この世界が気にいっている。
この世界にはポケモンという目標があり、ポケモン部の仲間たちがいて、スカトロだってある。
そして何より――ハルヒがいる。それだけで、俺は十分なんだ。 ~もうどうにでもなれEND~
安価によって行動が左右されるのは不自然なことであると自覚している、という構造を書きたかったんですが、
やっぱり難しいですね。
書くのが遅いので、こんな時間まで伸びてしまいました。
こんなに長く何かを書くのは去年の初夏以来で、疲れました。尻切れトンボ?知らん。
震災から一年がたちましたが、社会の苦しい状況はなかなか変わりません。
このしょうもないスレがそんな中での一時の暇つぶしになれば幸いです。
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