モバP「僕は、ついてゆけるだろうか」 (41)
だいたい1レス毎に場面が変わります
特にストーリー性とかは無いです
生暖かい目で見て頂けるとありがたいです
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P「— もし私が雨だったなら」
P「それが永遠に交わることのない 空と大地を繋ぎ留めるように」
P「誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか —」
双葉杏「雨じゃなくて飴をちょうだいよプロデューサー」
P「グヌヌ」
杏「それなら杏の心を繋ぎ止められるからさー」ゴロゴロ
P「— ぼくたちは ひかれあう」
P「水滴のように 惑星のように」
P「ぼくたちは 反発しあう」
P「磁石のように 肌の色のように —」
塩見周子「え…Pさんは肌が白いのはイヤなの?」グスッ
P「い、いやそんなことないぞ! だから泣くな!」
周子「なんちゃって」つ目薬
P「」
P「— 剣を握らなければ おまえを守れない」
P「剣を握ったままでは おまえを抱き締められない —」
浜口あやめ「P殿、剣ではなくて名刀正宗です!」
P「まぁ刀でもなくて傘だけどな。入れてもらってすまんなぁ」
あやめ「主を守るのも忍びの役目です! ニンッ!」
P「入れてもらうんだからせめて俺が持つよ」
あやめ「はいっ! P殿になら、わたくしの正宗を預けても安心です!」
P「— 我々は涙を流すべきではない」
P「それは心に対する肉体の敗北であり」
P「我々が心というものを 持て余す存在であるということの」
P「証明にほかならないからだ —」
緒方智絵里「はい…。わたし…もう、泣いたりしません…」
智絵里「プロデューサーさんといれば…こわくないです…」
P「よしよし」ナデナデ
智絵里「あっ……えへへ…」///
P「— 錆びつけば 二度と突き立てられず」
P「摑み損なえば我が身を裂く」
P「そう 誇りとは 刃に似ている —」
服部瞳子「…私は、焦りすぎていたのかしら」
P「貴方の過去は素晴らしい経験です。それは紛れも無い武器です」
P「だからどうか、決してそれを錆びつかせないでください」
瞳子「ええ…。…ありがとう。Pさん…」
P「— ああ おれたちは皆」
P「眼をあけたまま 空を飛ぶ夢を見てるんだ —」
輿水幸子「そそそ、そうですよね! ボクがスカイダイビングするなんて夢に決まってますよね!」
P「夢じゃないぞ」
幸子「どっちですか!? あ、ちょ、な、なんで背中! 押してるんですか!! あ、あ、あっ………」
P「— 俺達は 手を伸ばす」
P「雲を払い 空を貫き 月と火星は掴めても」
P「真実には まだ届かない —」
安斎都「うーむ…。むむむ…」
P「も、もういいだろ? 都。犯人探しなんてさー」
都「よくないですッ! ここで諦めては探偵アイドルの名折れ!」
都「必ずや法子さんのドーナツを食べた犯人を見つけ出しますよ!」
P「— ぼくは ただ きみに」
P「さよならを言う練習をする —」
北条加蓮「ちょっとPさん! 縁起でもないこと言わないでよ!」
加蓮「病弱だったのは昔の話! 今はもう元気なんだから!」
P「ゴメン」
ヘレン「— そう、何ものも わたしの世界を 変えられはしない —」
.
P「— 美しきを愛に譬ふのは 愛の姿を知らぬ者」
P「醜きを愛に譬ふのは 愛を知ったと驕る者 —」
多田李衣菜「分かりましたよPさん! 愛っていうのはまさにロックですよ!」
P「……ハァ…」
李衣菜「な、何ですかその養豚場の豚を見るような目は!」
P「— この世のすべては あなたを追い詰める為にある —」
脇山珠美「ヒャァァァ!! P殿ぉ! ヌルって! 首筋に何かヌルっとしたものがぁ!」
P「うん、それは幽霊だな。間違いない」
珠美「ヒャァァァァァァ!!!」
P(こんにゃくにビビるとかマジうける)
P「— 我等の世界に意味など無く」
P「そこに生きる我等にも 意味など無い」
P「無意味な我等は 世界を想う」
P「そこに意味は無いと知ることにすら」
P「意味など無いというのに —」
川島瑞樹「そうね。わかるわ」
.
本田未央(— 私の胸に深く突き刺さるその声は)
イコウ!ミオチャン!! イクヨ、ミオ!
未央(鳴り止まぬ歓声に似ている —)
ワアァァァァ!! ミオー!! ミオチャーン!! ワアアアァァァ…!!
P「— 主よ、我々は」
P「孔雀を見るような目つきで あなたを見る」
P「それは期待と、渇仰と」
P「恐怖に似た底知れぬものに 縁取られているのだ —」
木場真奈美「私に期待をしてくれることには素直に礼を言おう」
真奈美「だが君は私を何でもできる超人か何かだと思っていないかい?」
P「ソンナコトナイデスヨ」
真奈美「私の目を見て言わないか」
P「— 世界一嫌いだと言ってくれ —」
椎名法子「嫌いです! 私のドーナツ勝手に食べたプロデューサーなんて大嫌いです!!」
上条春菜「しかもそのままの手で私の眼鏡のレンズを触るなんて!! 百万回死んでも許されませんっ!!」
\ギャーギャー##/
ヽ(法)ノ ヽ(春)ノ
( ) ( )
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/スイマセン\
P「— 王は駆ける」
P「影を振り切り 鎧を鳴らし」
P「骨を蹴散らし 血肉を啜り」
P「軋みを上げる 心を潰し」
P「独り踏み入る 遙か彼方へ —」
神崎蘭子「王は孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に!
(プロデューサーは1人じゃないです。私やみんな…いつも一緒の、仲間がいます!)」
P「蘭子…!」
P(『俺も彼女欲しいなぁ』って意味だったんだけど。まぁいいか)
渋谷凛「— 私に翼をくれるなら 私はあなたのために飛ぼう」
凛「たとえば この 大地のすべてが 水に沈んでしまうとしても」
凛「私に剣をくれるなら 私はあなたのために立ち向かおう」
凛「たとえば この 空のすべてが あなたを光で射抜くとしても —」
P「どうした、凛。何か言ったか?」
凛「ううん。…ねぇ、プロデューサー」
P「ん?」
凛「私をアイドルにしてくれてありがとう。…これからも全力で、走り続けるからね」
P「— 産まれ堕ちれば、死んだも同然 —」
三好紗南「ちょっとPさん! 復活してすぐ死んだ言い訳がそれ!?」カチャカチャ
P「ゴメン」カチャカチャ
↑ Wii Newスーパー マ○オ ブラザーズ 協力プレイ中
P「— 恐れることは ただ一つ」
P「恐れを知らぬ 戦士と為ること —」
向井拓海「へェ…。どうやら覚悟は決めてるみてェだなァ…!!」ポキポキ
P「」ガタガタ
拓海「よくもアタシにたくみんスマイル☆とかやらせやがったなコラァッ!!」ドゴォォォ!!
P「エンッ!!!」
拓海「ふぅ。…せ、せめて仕事の前に言えってんだ…ばーか」
P「— 心在るが故に妬み 心在るが故に喰らい」
P「心在るが故に奪い 心在るが故に傲り」
P「心在るが故に惰り 心在るが故に怒り」
P「心在るが故に お前のすべてを欲する —」
喜多日菜子「むふふ…日菜子の全てが欲しいなんて…Pさんったら…」
P「おーい」
日菜子「王子様に、物みたいに…むふふ…むふ…」
P「ダメだこりゃ」
P「— 失くしたものを 奪い取る」
P「血と肉と骨と あとひとつ —」
島村卯月「衣装取られたってだけですよね?」
P「あと1つでコンプだったのに…」
卯月「ま、また頑張りましょう!」
P「— 人は皆すべからく悪であり」
P「自らを正義であると錯覚する為には」
P「己以外の何者かを 己以上の悪であると 錯覚するより 他にないのだ」
P「確信した正義とは、悪である」
P「正義が正義たり得る為には 常に自らの正義を疑い続けなければならない —」
南条光「己の正義を疑え、か…」
光「分かったよプロデューサー! アタシ、自分の正義を磨き続ける!」
P「おう。頑張れな」ナデナデ
P「— 伏して生きるな、 立ちて死すべし —」
大槻唯「すごーい! きらりんのきらりん☆ぱわー直撃したのにーっ!」
相川千夏「立ったまま気絶してる…」
諸星きらり「にょわー…。Pちゃんごめんにぃ…」
P「— 不幸を知ることは 怖ろしくはない」
P「怖ろしいのは 過ぎ去った幸福が」
P「戻らぬと知ること —」
三船美優「…そうですね…」
美優「昔の事は…もう怖くないです…。でも…」
美優「この幸せは…過ぎ去ってほしくないです…」
P「大丈夫です。俺はいなくなったりしませんから」
美優「はい…!」
P「— 君が明日 蛇となり 人を喰らい 始めるとして」
P「人を喰らった その口で 僕を愛すと 咆えたとして」
P「僕は果して 今日と同じに 君を愛すと 言えるだろうか —」
佐久間まゆ「まゆはいつだってPさんのことを愛してますよぉ」
P「俺も事務所のアイドルはみんな好きだよ」
まゆ「Pさんに近づく邪魔な虫は、まゆがみーんな退治してあげますからねぇ」
P「おう…」
まゆ「愛してますよぉ。Pさん♪」
P「— 時は常に背後から迫り 唸りを上げて眼前に流れ去る」
P「踏み止まれ」
P「時がお前を 美しい世界へ押し流そうと どれほど牙を剥こうとも」
P「前を見るな」
P「お前の希望は 背後に迫る 冥冥たる濁流の中にしかない —」
安部菜々「Pさん。ナナはもう昔を振り返りません」
菜々「じっと前を見て…! ファンの皆に、最高の笑顔を見てもらいますっ!」
P「ああ…。行ってこい、ウサミン。みんながお前を呼んでるぞ」
菜々「はいっ!!」
(— あたしの心に 指を入れないで —)
P「オラ仕事行くぞ森久保ォ!」
森久保乃々「むーりぃ…」
P「— 一緒に数えてくれるかい」
P「君についた 僕の歯型を —」
龍崎薫「せんせぇ、薫にかみつくのー?」
市原仁奈「仁奈ヒツジを食べやがりますか?」
松永涼「早苗さーん。そこのロリコン1人お願いしまーす」
片桐早苗「はーい。一名様ごあんなーい」
P「」
P「— 僕が こんなにも若く こんなにも未熟であるということが」
P「老いさらばえ 完全無欠である大人達には」
P「どうにも許し難いことのようなのだ —」
篠原礼「聞き捨てならない言葉が聞こえたのだけれど」
P「いえ。あの」
柊志乃「ちょっと。こっちへいらっしゃい」
P「今のは、その…」
高橋礼子「覚悟は出来てるわね?」
P「」
P「— 変わらぬものは 心だと」
P「言えるのならば それが強さ —」
前川みく「みくの心は変わらないよ!」
みく「どれだけファンがやめても! 他の猫キャラが現れても!」
みく「絶対に自分を曲げたりしないにゃあ!」
P「その意気だ! 辞めた奴の倍の数をお前のファンにしてやれ!!」
みく「うん!!」
P「— 一歩踏み出す 二度と戻れぬ」
P「三千世界の 血の海へ —」
TV<グオォォー…!! ウワァー! ギャアア−!! ブシャアァァ…!!
白坂小梅「た、楽しい…」キラキラ
P「ヒィィ…」ガタガタ
P「— 散りて二度とは 咲かずとも」
P「炎のごとくに 散るぞ美し —」
桃井あずき「桜は散っても、アイドル桃井あずきは散らないよっ」
P「おう。お前達を散らせたりはしないからな」
あずき「うん! あ、プロデューサーさん! 新しい作戦、思いついたよっ!」
あずき「名付けて、みんなでトップアイドル大作戦!!」
P「— 僕は、ついてゆけるだろうか」
(楊菲菲『どもーPさん! ふぇいふぇいダヨー!』)
(菲菲『これからもアナタと一緒にいればトップアイドルなれるデスネー!』)
(菲菲『ふぇいふぇいアイドル楽しいヨー! これPさんと一緒だからダネ? 』)
(菲菲『ワタシ、精一杯オシャレしてきたけど…変じゃない…カナ?』)
(菲菲『これからも、期待にこたえるように頑張るカラ…』)
P「君のいない世界のスピードに —」
.
菲菲「ふぇいふぇい死んでないヨー!」
おわり
以上です
一応、元ネタはBL○ACHの巻頭のオサレポエムです
読んで頂き、ありがとうございました
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