紅莉栖「しまったー私としたことがー(棒)」 (30)

紅莉栖「未完成の未来ガジェット12号を誤って装着してしまったー(棒)」

岡部「おい」

紅莉栖「しかも私としたことが岡部の腕にもはめてスイッチを入れてしまったー(棒)」

岡部「おい」

紅莉栖「これじゃあケンカもできないし、常に一緒にいないといけないわー(棒)」

紅莉栖「ほんと最低だわ(絶頂)」

岡部「おい」

~未来ガジェット12号とは~

腕時計型の浮気診断機みたいなものだよ!
ペアで装着してスイッチを入れると、二度と外せないよ!
ケンカしたり、仲が悪かったり、嘘をつくと激しい電流が流れるよ!
二人で手を繋ぐと、電流がとまる、すごい奴だよ!
詳しくはだーりんだりんだーりんちゅっちゅちゅ

紅莉栖「これは困ったわね(棒)」

岡部「おい、助手!貴様……」

紅莉栖「ああっ、そんな風に睨まれたら怖くて泣くかも(迫真)」

岡部「いや、待て、それはまずい、落ち着け」

紅莉栖「私も非常に不本意なわけだが、電流回避のためにここは頭を撫でて貰う必要があるわね」

岡部「いや、その理屈はおかしい」

紅莉栖「ぐすっ」

岡部「!?」

岡部「くそ……なんということだ」

なでなで

紅莉栖「あーあ、ほんと不本意だわーマジで」ゾクゾク

~15分後・ラボ前~

ダル「昨日家に帰ってから財布がどこにも見当たらないんだお」

ダル「後はもうラボに忘れてったとしか考えられない件について」

ダル「気になって夜も眠れず、いつもより早くラボに来てしまったお」

ガチャッ

ダル「オカリン、オカリン。僕の財布しらん?」



岡部「……」

紅莉栖「おかべーだっこー」

すりすり

岡部「う、うむ」

ぎゅー

紅莉栖「はふう」


ダル「これが正しい世界線?マジソース全力」

岡部「教えてくれダル……俺はあと何回頭を撫でればいい」

岡部「リーディングシュタイナーは何も教えてくれない」

ダル「むしろ説明を受けたいのは僕の方なんだが」

紅莉栖「ああ、不本意だけど岡部の匂いも嗅がないと……クンカクンカ」

すりすり

岡部「別にそれは関係ないだろう!」

紅莉栖「だめよ岡部!仲がいい体を保ってないと、いつ電流がながれるかわからないわ!」

岡部「いや、そんなはずは」

紅莉栖「ぐすっ」

岡部「ま、待て!早まるな!」

ぎゅー

紅莉栖「(はふ……し、幸せ……)」

ダル「……なんとなく状況は掴めたお」

岡部「何故一般社会生活にその状況適応力を活かせないのかはさておき、話が早くて助かる」

紅莉栖「ふにゃ……」

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