ほむら「まさか…まどかなの…!?」(253)
‐学校/放課後‐
生徒「起立、礼、さようなら」
ガヤガヤ
ほむら「…ふぅ」
ほむら(まどかがいなくなった世界を迎えてかれこれ二ヶ月…私はまだ孤独を拭えていない)
さやか「おーっす!元気ないぞほむらー」
ほむら「…」ジトーッ
さやか「…なんかあたし悪い事した?」
ほむら「別に…」
さやか「つれないなぁ、さやかちゃんはこんなにもほむらの事を心配してるんだぞー」
ほむら「そんな心配は無用よ、それよりも…上条君のほっといていいの?淋しそうよ」
さやか「うっ、今行くってば!」
さやか「ほむらっ!」
ほむら「何かしら」
さやか「何か悩み事有ったら言いなよ!あたしが聞くからね!」
ほむら「はいはい」
さやか「んじゃねっ!」
ゴメン、キョウスケマタセチャッテ!
ウウン、イインダ。サッ、イコウサヤカ
ほむら(なんだかんだで…あの二人は結ばれた
私の時間遡航が終わる最後の戦い、彼女は契約しなかった
だからああしてまどかが消えたこの世界でも魔法少女にはなっていない
とはいえよくもまあ告白出来たモノだわ…)
ほむら「はじめからそうだったのであれば私の悩みの種は少なかったというのに…」
ほむら「…今のところ魔獣の気配は無いわね」スッ
ほむら「私も帰りましょう」スタスタ
‐河原‐
杏子「待ってたぜ、ほむら」
ほむら「待ってた…という事は私に何か用があるのかしら」
杏子「あぁ、ちょっと聞きたい事があってさ」
ほむら「聞きたい事?」
杏子「お前が前に言ってたまどかって奴の事なんだけどよ」
ほむら「…」ズキンッ
杏子「確か桃色の髪をしていて幼い顔立ちの奴なんだよな?」
ほむら「そうね、そう言ったわ」
杏子「ふーん…そっか」
ほむら「思い出したの?」
杏子「いや、全然」
ほむら「はぁ…待ち伏せしてまで聞く事だとは思えないわ」
杏子「へへっ、悪い悪い
お詫びも兼ねてなんか奢るよ、ついてきな」
ほむら「その必要は…ってちょっと!」
杏子「良いから良いから」グイッ
ほむら「引っ張らないで頂戴!」
‐河川敷‐
ほむら「…いつものうんまい棒ね」
杏子「それよりこっちだよ」
ほむら「何よこのダンボー…」
ダンボール「ガタガタ」
ほむら「…貴方まさか…犬猫でも飼うつもりなの?」
杏子「そいつは見てのお楽しみだぜー、つっても今開けるけどな
じゃーんっ!」カパッ
ごまどか「ウェヒー!」
ほむら「」
杏子「なぁなぁ、こいつだろ?お前の言ってたまどかってヤツは」
ほむら「…」フルフル
ほむら「確かに私の言った特徴もあるわ、私も魔法少女の話をしていた流れだったからわざわざ"人間の女の子"であるという当然の前提も説明しなかった」
ごまどか「ホムラチャ?」
ほむら「だからって何故ゴマフアザラシの幼獣なのよ!?」
ごまどか「ウェヒ!?」
杏子「似てるじゃん」
ほむら「どこが…」キッ
ごまどか「ホムラチャ!」バタバタ
ほむら「」キュンッ
ほむら(あれ…今のは何かしら?何故ゴマフアザラシごときに…いやでも確かに杏子の言う通りまどかに似ている…わね?)
ほむら(…純真無垢でつぶらな瞳、清廉フワフワな毛、柔らかく揺れる桃色のまどテール、育ちの良さそうなふにふにとした顔立ち)
ほむら「! まさか…生まれ変わり?」
マミ「輪廻転生<リィンカーネーション>ね…」マミィッ
杏子「いたのかよ」
ほむら「…ドヤえマミ先輩の事は置いておくとして」
マミ「酷い!?」ガビンヌ
ほむら「どこで見つけたのよ…コレ」
まどか「ティヒー」コロコロ
杏子「ん?さっき此処で見っけたんだよ
んでたまたまこっちに向かってくるSGの反応、つまりほむらを待ってたってワケだ」
杏子「マミもいるんだったら丁度良いや、二人に任せるな」
マミ「私…キュゥべえしか飼った事無いのだけれど」
ほむら「私も小さい頃に出店の金魚を飼った事ぐらいしかないわよ」
杏子「お…魔獣反応だ、今日の所はあたし一人でやっとくからそいつ頼んだぜー」シュタッ
ほむら「…」
マミ「…」
ごまどか「キョウコチャ!」
ほむマミ「どうしよう…」
ほむら「キュゥべえ(穴だらけ)とか食べるのかしら」
マミ「それは流石に…」チラッ
ごまどか「ウェヒー?」
ほむら「とりあえず家に帰って調べましょうか」
マミ(! これってお友達の家への招待じゃない?)
ほむら「?」
マミ「うふふっ、そうと決まれば行きましょう暁美さんっ!」
ほむら「なんでテンション上がったの…」
マミ(足取りが軽い!もう登下校も怖くないわ!)ルンタルンタ
ほむら(貴方は変身の時といい落ち着きが無いわ…マミ)
マミ「うふふっ、どうかしたの?暁美さん」ピョンコピョンコ
ほむら「跳ねないで、見ていて恥ずかしいから」
マミ「だって!とても楽しい気分なんですもの♪」
‐ほむhome・会議室‐
ほむら(あの後結局家につくまで魔弾の舞踏<マミソロライブ>は終わらなかったわ…私のホムポイント、略してHPが3ゲージ分減ったわ…感情値もダダ上がりよ!ああ、恥ずかしかった)どんより
マミ「んー、ゴマフアザラシは海の生き物なら結構なんでも食べるみたい」
ほむら「私もそう思っておいてなんだけど…コレ本当にゴマフアザラシ、いえ…それ以前に地球の生き物なの…?」
ごまどか「ホムラチャ!」パタパタ
ほむら「なんか私の名前呼んでる様にも聴こえるし」
マミ「私の事わかる?」ジーッ
ごまどか「マミサ!」
マミ「わぁっ、すごいすごい!私の事も呼べるのね」ナデナデ
ごまどか「ティヒヒー」モニョモニョ
マミ「これはいよいよ持って輪廻転生<リィンカーネーション>説が濃厚になってきたわね」
ほむら「それにしたって何故アザラシなのよ…まだ
"すいませーん、まどっちに激似な俺に似合うほむらちゃんはありませんかー?"
とか顔面センターな別人に言われた方が信じられるわよ」
ごまどか「ウキュウ…」ショボーン
マミ「とりあえずスーパーが閉まらない内にご飯を買ってきてあげましょう!」
ほむら「そうね、すぐに済ませちゃいま」
ごまどか「ホムラチャ…」ウルウル
ほむら「」
マミ(そういえば昔小型犬に見つめられて棒立ちするおじさんのCMがあったなぁ)
ほむら「ど…どうすれば良いの」
マミ「買い物は私がいってくるわ!ついでに私達のお夕飯の材料も、ね」
ほむら「それなら部屋の引き出し」
マミ「気にしなくて良いわ!行ってきます」トコトコ
ほむら「…こういう時は無駄に俊敏ね」
ごまどか「ウェヒー」コロコロ
ほむら(無償にコロコロ探検隊やりたくなってきたわ)
ほむら「…」ソワソワ
ごまどか「ウェヒ?」
ほむら「お…お手」
ごまどか「ホムラチャ!」ペチペチ
ほむら「…おかわり」
ごまどか「ティヒー」ペチンペチン
ほむら「ふ…伏せ」
ごまどか「ウキュウ…」シーン
ほむら(よくよく考えたらこの寝転がった状態が伏せよね)
ほむら「おすわ…も違うし、ちんち…も違うわね」
ほむら「…じ、ジャンプ!」
ごまどか「ウェヒヒティヒ(パニエロケット!)」ビタァァァァァンッ!
ほむら「…」ジーンッ
ほむら「流石海洋生物…ジャンプはお手の物ね」
ほむら「…なんだかんだで妙に親しみがわいてきたわ」ナデナデ
ごまどか「ホムラチャーホムラチャー」
ほむら「くすぐったい?」
ごまどか「ウェヒー♪」
ほむら「ふふっ、貴方はいつでも愛らしいわね…まどか」ナデナデ
杏子「へぇ…中々懐いてるじゃん、お互いにさ」
ほむら「…ッ!」ガタンベシャァッ
杏子「おいおい、大丈夫か
普段のお前からは想像出来ないほどの不格好な転び方だな」
ほむら「い…いつから居たの」
杏子「ん?マミが凄いテンションでスキップしてる辺りからだけど」
ほむら「家に入る前からじゃない!というか魔獣片付けるの早いわよ!」
杏子「なんであたしが怒られてんのさ…」
マミ「ただいまー」
杏子「お!おかわりマミー」
ほむら「お帰…また随分と買ったわね」
マミ「ふふっ、佐倉さんからテレパシー貰って急遽増やしたのよ」
杏子「へへっ、ご飯楽しみだ」
ほむら「で…私はともかくごまどかには何を買ってきたの?」
マミ「んーと…鮭の切り身とボイル海老とー」
杏子「げっ、普段のあたしより良いモン食うのかよ」
ほむら「…あまり良い物を食べられ慣れても懐が寒くなるだけなのだけれど」
マミ「じゃあ…無難に鮭の切り身をあげてみましょう」
杏子「安いのが良いなら鰯とかじゃないのか?」
ほむら「最近は鰯の漁獲量が下がり気味だったりするから意外と高かったりするんじゃないかしら」
杏子「ふーん?」
マミ「ほーら、ご飯ですよー?」
ごまどか「マミサ!」ジュルリ
ほむら「手首ごと持っていかれない様に気をつけてね」
マミ「えぇっ!?」
杏子「アザラシって人も食うのかよ…」
ほむら「そうではないし、ごまどかが人も食べれるかはわからないけど…そうね、一言で言うなら経験則よ」
マミ「どんな経験則よっ!もうっ!」
ごまどか「ウェヒー…」クゥーキュルルル
杏子「うわっ、机涎塗れだぞ」
ほむら「」
マミ「あらあら、ごめんなさい…今あげるからね」スッ
ごまどか「ウェヒー」パクッ!モッチャモッチャ
ほむマミあん「…」
ごまどか「ウェヒっ!」パタパタ
杏子「次あたしがやって良いか?」
マミ「えぇ、どうぞ佐倉さん」
杏子「ほーら、メシだぞー!神様に感謝して食えよー」ヒョイ
まどか「ティヒヒー」パクッ!モッキュモッキュ
ほむマミあん「…」ホワァーン
マミ「和むわねぇ」
杏子「和むな」
ほむら「えぇ、和むわ」
ほむら「つ…次は」
マミ「はい、どうぞ暁美さん」
ほむら「も、問題無いわ!私に任せて」
ほむら「さぁ…ごまどか、あーん」
ごまどか「…」
ほむら「…?」
ごまどか「ウキュウ…」ケプッ
杏子「あ、もう腹いっぱいなのか」
マミ「海の生き物って大食らいなイメージがあったんだけど…」
ほむら「うぅ…」ズーン
マミあん(…そんなに食べさせたかったんだ)
クゥー
マミ「佐倉さん、女の子がお腹鳴らしちゃ駄目よ」
杏子「んな事言ったって鳴るもんは鳴るんだからどうしようもないじゃんか」
マミ「今支度するからもう少し待っててね?」
ほむら「次こそは…必ず餌をあげて見せるわ!」
ちょっち休憩。
ジュージュー
マミ「ふーんふ、ふーんふふっふふっふふん♪」
杏子「まだ下拵えなのに良い匂いがしてくるなぁ」
ほむら「煮込む前に軽く炒める根菜類ってどうしてこうも美味しそうなのかしら」
杏子「あぁ、わかる!ついついそのまま軽く味付けして食わせろって気分になるよなー」
クツクツコトコト
マミ「ティロッティロッティロッいざすすっめー♪
結界侵略せーよっ♪」
杏子「どんな歌だよ」
ほむら「宇宙人っぽいわね、それもプラモ好きの
ついボケガエルと叫びたくなるわ」
杏子「宇宙人といや…キュゥべぇはどうしたよ?」
マミ「あ…忘れてた」
‐マミhome‐
QB「マミ帰ってこないなぁ…」ポツーン
マミ「はいっ、かんせーい」コトッ
杏子「美味そうなビーフシチューだ
早く食べよーぜー!」
ほむら「まだサラダも盛り付けてないわ、というか食器の用意くらい手伝いなさい」
杏子「食い終わったらな!今は腹減って動けない」
マミ「もうっ、横着してると太るわよ!」
杏子「つっても魔獣退治で発散してるしなー、二人と違って前衛だから動くしさ」
マミ「ず…狡いわ佐倉さん」
ほむら「マミ、貴方は気にし過ぎなのよ」
マミ「うぅっ…暁美さんはスリムだからそう言えるの!」
ほむら「その胸に少しの憧れがある私からすればバストが大きくてウエスト細くてヒップが小さいだなんて贅沢この上無いわ」
杏子「体型と贅肉は差し引きで出来てる、ってか?ははっ」
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
ほむら「それじゃあ準備も出来たし」
マミ「えぇ、いただきましょう」
ほむマミあん「いただきます」
カチャカチャ
マミ「女の子が体重計を見た時の絶望感はエントロピーを凌駕しちゃうわね」ハムッ
杏子「そんなもんか?」モグモグ
ほむら「そんなものよ、私達魔法少女が世間から外れてるだけ」
マミ「どうせ身体を作り替えられるならもっと痩せ易くして欲しかったなぁ」
ほむら「ふふっ、前の世界であれば女性の悩みによる感情エネルギーも計算に織り込んでいたんじゃないかしら
あの願い事の押し売りセールスマンは」
杏子「今はともかく中々あくどい奴だったんだな」
マミ「そういえばあの子は?」
ほむら「ごまどかの事ならそっちで寝てるわよ」
杏子「へぇ、バスケットとタオルで寝床作ってやったのか」
ごまどか「Zzz...」スピー
マミ「か…かわいいー」
杏子「気持ち良さそうな寝顔してやがる」
ほむら「えぇ、本当にね」
TV「シュワシュワー♪シュワシュワー♪ナナイロー♪モーニンシャワー♪」
ほむら「で、今日はどうするの?」カシャカシャ
マミ「私はキュゥべぇをほっておけないから帰るわ」ジャバジャバ
杏子「あたしも今日はマミんちに厄介になるかな」キュッキュッ
ほむら「そう、分かったわ」
マミ「ごまちゃんは預かって貰っても大丈夫?」
ほむら「元よりそのつもりよ、心配はいらないわ」
―――
ほむら「それじゃあ気をつけて帰ってね」
杏子「おうよ、じゃあな!」
マミ「おやすみなさい暁美さん」
ほむら「ふぅ、お風呂入って寝ましょう」
‐学校/通学路‐
マミ「暁美さん!おはよう」
ほむら「マミ…おはよう」
マミ『あの子は?』
ほむら『家に置いてきたわよ』
マミ『大丈夫かしら』
ほむら『一応ケイジ代わりに会議室を魔力で閉鎖してそこに置いてきたから』
マミ『なるほど』
ほむら『いざとなれば杏子もいるわよ』
マミ『こういう時学生の縛りが無い佐倉さんが少し羨ましくなるわ』
ほむら『自由気ままな生き方もそれはそれで大変よ、きっと』
マミ『でしょうね』
ほむら『さぁ、速い所行きましょう』
マミ『えっ?あ、もうこんな時間!待って暁美さん』
ほむら『予鈴は待ってくれないわ』クスクス
マミ『!』
‐校門‐
マミ「じゃあまた後でね」
ほむら「えぇ」スタスタ
マミ(暁美さん笑ってた…これもごまちゃんの影響かしら)
‐教室‐
ほむら「間に合ったわね」チラッ
仁美「おはようございます、暁美さん」
ほむら「あら、おはよう志筑さん」
仁美「…?」ジッ
ほむら「? どうしてジッと見つめられているのかしら」
仁美「なんだか…雰囲気が変わられました?」
ほむら「雰囲気?さぁ、自分では何も…」
仁美「…はっ!まさか昨日一晩で大人の階段を登られたのでは!?」
ほむら「大人の階段?」
仁美「い…いけませんわ!私達はまだ中学生ですのよ!不純異性交遊だなんて、それはそれはとっても…いけない事ですのよーーーーーーッ!」
ほむら「え…あの、授業…どこに行くの貴方は…」
ガヤガヤ
早乙女「はーい、HRを始めますよー」
ガタガタッ
早乙女「?」
ほむら「…(揺れた?)」
ガタガタガタッ
早乙女「! 暁美さん…机をガタガタ揺らしてHR妨害しないで下さい」
ほむら「いえ、私は」スクッ
ガタンッ
ほむら「!」
ピョインッ ビタァァァァァァンッ
ごまどか「ウェヒー♪」
ほむら「」
早乙女「」
さやか「うぇっ!?なにこれ!?」
ごまどか「サヤカチャ!」パタパタ
さやか「え?あ、うん…さやかちゃんです…よ?」
ほむら「…」
ごまどか「ウェヒー」パタパタ
生徒「なにこの子、かわいいっ!」
生徒「なんかすっごい勢いで手振ってるんだけど」
さやか「…? なんか妙に親しみのある顔だね」
ごまどか「ティヒー」コロコロ
さやか「どれ」ツンツン
上条「大丈夫なのかい?触って」
さやか「問題無いっぽいよ」ツンツン
ごまどか「ウェヒヒ♪」
さやか「おぉっ、なんか喜んでるっぽい!愛いヤツめー」
ごまどか「サヤカチャ!」パタパタ
さやか「あははっ、何か以前から知ってた相手みたいだ」
ほむら「!」
ほむら(美樹さやかの記憶にもまどかの事は無いはずなのに…何故?)
早乙女「んっ、んんーっ…こほん」
生徒一同「あ…」
早乙女「暁美さん…」
ほむら「…はい」
早乙女「動物を学校に持ってこない様に!」
ほむら「すいませんでした」
さやか「…(転校生のペットなのかぁ)」ジーッ
ごまどか「ティヒ?」
早乙女「…因みに私の名前は呼べますか?」
ごまどか「…ウキュウ」
早乙女「そうですか」ションボリ
生徒(呼んでほしかったんだ…)
生徒(ん…待てこの流れって)
早乙女「そうですか」ションボリ
生徒(呼んでほしかったんだ…)
生徒(ん…待てこの流れって)
早乙女「ハイッ、中沢君!」
中沢「はひっ!」
生徒(噛んだ)
さやか(噛んじゃった)
ほむら(噛んだわ)
上条(噛んだね)
早乙女「恋人は呼び捨て派?、それともさん・ちゃん付け派?」
中沢「ど…どちらでも」
早乙女「Yes that's right!どちらでもよろしい!
女子のみなさんは、くれぐれも呼び捨ては恥ずかしいとか抜かす男とは交際しないように!」
上条(またかぁ)
さやか(またなんだ…)
ほむら(また…駄目だったのね)ごまどか「…」ウトウト
‐教室/昼前‐
教師「…であるからして」
ほむら(…おとなしくしてるなら今日一日は、と言われて以降…言われた事を理解しているのかごまどかは一度も鳴かない)ナデ
ごまどか「…」スリスリ
ほむら(ボディランゲージはたまにするけど)
さやか(あ…)
教師「…随分余裕がある暁美さんにここの問題をお願いしようか」ビキビキッ
ほむら「○○です」サラリ
教師「…ぐっ、よ…よろしい」
生徒「マジかよ」ヒソッ
生徒「今の意地悪く先のページの問題出したよね?」ヒソッ
さやか(よそ見してたのに答えちゃったよ、どんだけ秀才なんだ転校生!)
ほむら(ループ中同じ場所しかやらなくて暇だったから授業中別の所を自主勉強してたら学力が上がってた、とは言えないわね)
教師「今日の授業は此処まで、号令」
生徒「起立、礼!」
一同「ありがとうございまウェヒーした」
ほむら「…混じったわね」
ごまどか「ティヒヒー」
マミ『暁美さん』
ほむら『マミ?今日も屋上?』
マミ『えぇ、待ってるわ』
ほむら『すぐ行くわ』スッ
‐屋上/昼‐
ほむら「お待たせ…あら、今日は貴方もいるのね」
QB「やぁ、暁美ほむら
話に聞いた不思議な生物について興味があってね、こうして来てみた訳さ」
ほむら「貴方程不思議な生物もいないわよ」
ごまどか「マミサ!」パタパタ
マミ「…!連れてきたの?」
ほむら「忍び込んでたのよ」
マミ「鞄に?」
ほむら「えぇ、鞄に」
マミ「…」
ほむら「…」
マミ「なんで気付かないの」
ほむら「貴方だって気付いてなかったじゃない」
マミ「…」
ほむら「…」
マミ「考えないようにしましょう」
ほむら「この世には摂理や科学では証明しきれない事もごまんとある、そういう事ね」
さやか(こっそりついてきたけど…あの人、上級生だよね?)コソコソサヤサヤ
仁美(えぇ…あの胸は間違いなく上級生ですわ)ヒソヒソ
さやか(いや、そこは判断基準じゃないよね)ヒソヒソ
さやか(というか…転校生のペット以外にも何か居るし…なにあれ)
QB「それにしても不思議だね君は」
ごまどか「ウェヒ?」
QB「確かに…マミが言う通り既視感の様なものがあるよ」
ごまどか「キュベ!」
QB「へぇ…僕の名前まで呼べるんだ、いよいよ以って謎めいてきたねって痛い痛いのしかかって跳ねないで」ビタンビタン
ごまどか「ウェヒー」ピョインピョインッ
マミ「うふふ、早速仲良しになったのねキュゥべぇ」ニコニコ
QB「助けてよ!」ビタンビタン
ごまどか「~♪」ピョインピョインッ
ほむら「1UPしそうね」
杏子「よっと、集まってんな」スタッ
ほむら「何か用?」
杏子「いや、腹が減ったからきた」ヒョイパクッ
ほむら「なっ、勝手にきんぴらごぼう食べないでちょうだい」
マミ「以外とシブいのね」
ほむら「そう?」
杏子「さてと、今日のご飯はなんだろなっと♪」シュル
ほむら「…自分のあるんじゃない、マミが持たせたの」
マミ「えぇ、パトロール中にお腹が空いたら困るでしょ?」
ごまどか「…ウキュウ」クーキュルルル
ほむら「あ、ごまどかの分が無いわね
杏子、お金渡すから買ってきて」
杏子「うぇー、なんであたしなんだよ」
ほむら「きんぴらごぼうの分働きなさい、あとお釣りでお菓子買って良いから」
杏子「あたしゃ子供でお前は母さんかよ!」
ほむら「一応私達は中学生だから社会的には子供よ、皆一人で暮らしてたからそうは見えないだけでね
で、要るの?要らないの?」
杏子「貰えるもんは貰っとくよ」スッ
‐10分後‐
杏子「ほら買ってきたぞ」
ほむら「ご苦労様、速かったわね」
杏子「へへんっ、最近壁に鉄砕鞭モードの槍を打ち込んで移動する技術を学んだからな」
ほむら「…この前ウチでやってた一度しかタイトルに名前が付かなかった主人公のゲームかしら」
ごまどか「ホムラチャ!ホムラチャ!」
ほむら「あ、ごめんねごまどか…今あげるから」ガサゴソ
ほむら「はい」ヒョイ
ごまどか「ウェヒー♪」モグモグ
さやか「…なんだあの変な集団」ヒソモグヒソモグ
仁美「万能美少女転校生、驚異的胸囲の美少女上級生、チャーミングなごまちゃん、と来て次は謎のワイルド美少女…何かのフィクションの様ですわ」ヒソモグヒソモグ
さやか「どんだけ個性派揃いよ!さやかちゃんが霞んじゃうじゃない」ヒソモグヒソモグ
仁美「あら、さやかさんも…喋らなければ美少女ですわ」ヒソモグヒソモグ
さやか「この卵焼きしょっぱいなぁ」ホロリ
―――
杏子「っ!」
ほむら「この気配は…」
QB「魔獣だね…」
マミ「え…でもこの反応…近すぎない?」
ほむら「まさか…」
QB「うん、間違いない…此処だよ」
マミ「いけないっ!このままじゃ!」
ほむら「くっ…飲み込まれる!」ギュッ
ごまどか「ホムラチャ!」
ほむら「大丈夫、貴方は私が守るわ」
‐魔獣結界‐
杏子「ったく…相変わらず空気が読めねぇ奴らだぜ」スッ
マミ「…私達の安息を妨げた事、その身で購わせてあげるわ」スッ
ほむら「すぐに決めるわよ」
QB「! マズイね…一般人も巻き込まれてる」
マミ「なんですって!」
杏子「チッ…そりゃそうだよな」
マミ「魔獣は私達で相手をしましょう、暁美さんは一般人の救助をお願い」
ほむら「そうね、そちらは任せたわ…!」
さやか「う…ん、あれ?此処は…?
確か…そう、転校生達が急に立ち上がったら景色が歪んでそれから…」
仁美「うぅ…あら?砂漠?」
さやか「仁美!」
仁美「??」
さやか「怪我は無い?」
仁美「え…えぇ、それより此処は?」
さやか「あたしにもわかんないよ」
仁美「並行感覚が無くなったと思ったら急に意識が遠くなって…気付けば異世界」
さやか「同じ感じだったよ、まあ同じ場所にいるんだし当然か」
仁美「…楽しみにとっておいた唐揚げを食べ損ねてしまいましたわ」
さやか「ってそんな事気にしてんの!?」
ズッ…ズズズッ
さやか「何…この揺れ」
仁美「さやかさん!後ろ!」
さやか「!? な…なんだよあれ!巨人!?」
魔獣「オォ…オォォォ」
仁美「あ…あぁ」ゾッ
さやか「ヤバい…なんでこんなに寒気がすんのよ」
仁美「さ…さやかさん」
さやか「…ッ!走るよ仁美!」
仁美「は…はいっ」
―――
さやか「はっ、はっ…」
仁美「はぁっ…はぁっ」
さやか「…」チラッ
魔獣「オォォォオォォォ」
さやか「くっ…こっち来るんじゃないわよ!」
仁美「はぁっ…っ私、もうっ…」ガクッ
さやか「仁美!?」
さやか「くっ…」
仁美「さやかさんだけでも…逃げてください」
さやか「そんな事出来ない!そんな事したらあたしは一生後悔するはめになる…だからっ!」
仁美「さやか…さん」
さやか「絶対仁美はやらせない!」
シュリィィィィィンッ!バシュンッ!
さやか「え…?」
「その必要は無いわ」
仁美「あ…暁美…さん?」
ほむら「…まさか、巻き込まれたのが貴方達だったなんて」
さやか「その格好…え?一体何が…」
ほむら「話は後よ…さぁ、来なさい魔獣
浄化してあげるわ」
QB「僕にごまどかを運ばせるなんて…酷いじゃないか」
ほむら「その話も後、美樹さん達と一緒に下がっていなさい」
ほむら「いくわよっ…」キリキリッ シュリィィィィィンッ!
魔獣「オォォォ…オォ…ォォ」ズゥゥッ
さやか「い、一撃で?
マジかよ…」ポカーン
仁美「貴方は…?」
QB「君にも見えるのかい?僕の姿が」
仁美「え…えぇ」
QB「そうか…美樹さやかだけかと思ったら二人共だったなんて、これは予想外だよ」
マミ「キュゥべぇ!」
QB「おや、速かったね」
杏子「結界の規模の割には少なかったからな」
QB「それは…妙だね」
ズッ…
杏子「!」ピクッ
ごまどか「ホムラチャ!」ビクッ
杏子「下がれほむらッ!」
ほむら「…!下!?」
マミ「ティーロ・ドッピエッタ」ドウッドウッドウッドウンッ
杏子「やるじゃん、流石マミ」
ほむら「ありがとうマミ」
杏子「にしても、随分過激な歓迎じゃねーか」
マミ「手荒いおもてなしね、そんなんじゃレディに嫌われるわよ」
さやか「ね…ねぇ仁美、コレって何が起きてんのかな?」
仁美「私にも何が何だか…」
ほむら「もう少しだけ待っていて、片付けるから」
さやか「う…うん」
―――
魔獣「オォオォォォ」
マミ「これで…最後?」
QB「どうやらそうみたいだ、結界も不安定になり始めたね」
ほむら「…結構堪えたわね」
杏子「フンッ、数ばかりゴチャゴチャと多いだけさ」
さやか「…頭が追っつかないよ」
仁美「非現実的ですものね…」
ほむら(まさかこんな形で美樹さやかを巻き込む事になるだなんて…)
ごまどか「ウェヒ?」
マミ「グリーフシードは…うん、十二分有るわ」ポイポイ
杏子「これでグリーフシードがショボいんじゃあやってらんないって」パシッ
ほむら「…」パシッ
―――
さやか「出られた…」
仁美「うぅっ…」フルフルッ
さやか「大丈夫!?」
ごまどか「サヤカチャ!ヒトミチャ!」ジタバタ
ほむら「…ごまどか」スッ
杏子「ごまどかなんか突き出して何を…」
ナデナデ
さやか「え?」
仁美「まあ…」
ごまどか「ティヒヒ」ナデナデ
さやか「あたし達を気遣ってくれてるの?」
仁美「…ふふっ、何故でしょう…とても落ち着きますわ
さっきまでの恐怖が嘘の様…」
さやか「まあ…ペットに撫でられるってのも情けない話だけどね」
ごまどか「ウェヒ!?」ペシペシッ
さやか「あいたっ!?ちょ、叩かないでよ!」
ごまどか「サヤカチャ!」ぷんすか
さやか「あはは、ごめんごめん」
ほむら「とりあえず保健室に行きましょう
消耗していて授業どころではないでしょう?」
さやか「良いのかなぁ…」
ほむら「理由はごまかしておいてあげるわ
腹痛とかブルーデーとかおめでたとか」
さやか「なっ!やめてよ、あたしが恥かくだけじゃん!
って言うか最後の違うし」
ほむら「案外元気そうね」
さやか「さやかちゃんは今のやりとりで疲れちゃいましたよー」
仁美「まあ…無理して授業を受けても身に入る気がしないのも確かですし、ここはご好意に預かりましょうさやかさん」
さやか「ん…そうだね、変な理由にしたら後で酷いからね!」
ほむら「心配無用よ」
ごまどか「ウェヒー」ブンブン ←ほむらに抱っこされながら手を振ってる
またちょっち休憩。
‐保健室‐
さやか「ねぇ仁美…夢じゃないよね、さっきの」
仁美「どうでしょう…白昼夢<デイドリーム>なんて言葉もあるくらですし、もしかしたら」
さやか「…一眠りしてから考えようか」
仁美「あの…さやかさん」
さやか「ん?」
仁美「そちらにご一緒しても…よろしいですか?」
さやか「…ん、良いよ
あたしも偶然そうしたいなって思ってたんだ」
仁美「ありがとうございます」ゴソゴソ
さやか「…誰かと寝るなんて久しぶりだなぁ」
仁美「…」ギュッ
さやか「あたしもさ、怖かったよ
表情も見えない訳わかんないやつに殺意を向けられたんだもん
またいつ巻き込まれるのかと思うとそりゃ一人で寝れないよ」
仁美「さやかさん…」
http://anime.geocities.jp/gundam_seed_vs_zaft/images/pic/ms_om08.bmp
http://images.wikia.com/gundamweb/ja/images/9/9d/Gt-9600.gif
仁美ぃ
さやか「…仁美がいなきゃあたしは動く事も出来なかったかも」
仁美「それは…私もですわ」
さやか「じゃあお互いラッキーだったわけだ、うんうん」
仁美「…敵いませんわ」
さやか「へ?何を…」
仁美「私…上条君の事をお慕いしていましたの」
さやか「…マジ?」
仁美「えぇ…でもさやかさんに先を越されてしまって」
さやか「それって…私は無神経にも仁美の前で…」
仁美「気になさらないで下さい、私は吹っ切れそうです
今のさやかさんを見て…そう思える気がしますの」
さやか「…そっか」
仁美「ですからどうか…これからも私の友人でいてください」
さやか「…うん、友人でも嫁でもドンとこい!」
仁美「それは…禁断の関係ですわね」クスクス
さやか「ふふっ、さやかちゃんの懐は広いからねー」
仁美ならそうだな…鉄扇なんてどうよ
日本舞踊習ってるしピッタシカンカンざね?
はいはい雪子雪子
‐教室/放課後‐
ほむら(終わったわね…保健室に顔出しておこうかしら)
‐保健室‐
ほむら「…」
ごまどか「ティヒ?」
さやひと「すぅ…すぅ…」
ほむら「なんで一緒のベッドで寝てるの…?
ご丁重に手まで繋いで」
ガララッ
マミ「あら、先に来てたの」
QB「二人の様子はどうだい?」
ほむら「どうもこうも…一見不健全よ」
マミ「この子達が…」
QB「どうしたんだい?マミ」
マミ「ねぇキュゥべえ、この子達も魔法少女候補なのよね…?」
QB「そうなるね」
ほむら(素質はある…しかし彼女達には叶えたい願いは無いハズ…
特に上条恭介が怪我に絶望しておらず恋人となっている美樹さやかには…)
ほむら「…素質だけよ、彼女は魔法少女には向かない」
マミ「そういえば前に話してくれていた中に彼女の話もあったわね」
QB「確か…ある人間の怪我を治して契約をしたんだよね」
ほむら「…そうよ、でもこの世界ではその願いを必要としていない」
「その話、もっと聞かせてよ」
ほむら「…美樹さん」
マミ「起きていたの…」
ほむら「巻き込まれる形とはいえ関わってしまった以上貴方にも知る権利はあるわね」
―――
ほむら「…という話よ、信じる信じないは好きにしなさい」
さやか「転校生が別の世界から来た人間でその世界では私が魔法少女…?」
ほむら「そう、馬鹿げた話でしょう」
さやか「…まあ信じらんないよね、あんな事に遭遇しなきゃ…さ」
ほむら「それが"普通"なのよ」
さやか「ずっとあんなのと戦うわけ?誰も知らないのに」
ほむら「そうよ、私の場合はこの世界を守る事が約束を果たす事…そこにも意味があるわ」チラッ
ごまどか「ウェヒー?」
さやか「…でも、そいつらを倒せばその分だけ人を守れるんでしょ?」
ほむら「結果的にはそうね」
さやか「…決めた、あたしもなるよ…魔法少女ってのに」
ほむら「…」
マミ「止めないの?」
ほむら「美樹さんの頑固さは知っているわ、それこそ血反吐が出そうな程にね」
さやか「あたしは…この見滝原を守りたい!家族を、友達を、そして恭介を」
ほむら「…無理ね」
さやか「なっ、なんで!?」
QB「素質に対して少しばかり願いが大きいね、無理に契約してしまえばすぐに導かれてしまうよ」
美樹「そんな…」
「でしたら…私も一緒に契約しますわ」
ほむら「…!?」
マミ「そんな事が可能なの?」
QB「組む事自体は珍しくなくなってきてはいるけど…二人で同時に契約し本来ならば不相応な願いを成就させるなんて、前例は無いよ
だから契約の結果どんな状態になるのかわからない、それどころか下手をすれば…」
ほむら「無謀ね」
マミ「でも…魔法少女は」
QB「うん、条理を覆し奇跡を起こす存在だ
覚悟と信念さえあればその願いを貫き通す事さえも可能になるだろうね」
ほむら「貴方にはそれ程の覚悟があるのかしら」
仁美「…私にだって守りたいものはあります
それは家族であったり慕情を抱いた人であったり…そして私の最高の友人であるさやかさん」
仁美「これでは理由になりませんか?」
さやか「仁美…」
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
マミ「それが二人の願いなのね?」
QB「改めて聞くよ、君達はどんな奇跡を願いどんな力を得るんだい?」
さやか「あたしは」
仁美「わたしは」
さやか 仁美「この見滝原に住む大切な人達を守りたい!」
QB「願いは聞き届けられた…さぁ、手に取ってごらん君達の新しい魂を」
キィィィィィィンッ
さやか「これが…私の?」
仁美「魂…願いの結果…力?」
ほむら「そう、それが貴方達のソウルジェム」
QB「さやかの性質は"癒し"、仁美の性質は"護り"それが君達の力さ」
ほむら「治癒を願った訳でもないのに"癒し"?」
QB「言っただろう?契約の結果がどうなるのかは僕にもわからないって」
ほむら「これも因果なのかしらね…」
ほむら「これから暫くの付き合いになるわね、二人ともよろしく」
マミ「自己紹介したいのだけれど…佐倉さんも一緒の方が良いわよね?」
ほむら「そうね…後日改めてという事にしましょう、今日はもう遅いわ」
さやか「うぇっ!?そういえばもうこんな時間だ」
仁美「お稽古…遅刻ですわ」
ほむら「体調がすぐれないのだから仕方が無いでしょう?
美樹さんと一緒に私が送るついでにそれとなくフォローしておくから」
マミ「それじゃあ任せたわ、私は明日に備えて佐倉さんを掴まえておかなきゃ」
だが
ブリーチにコンていうマスコットキャラがいてな
‐マミhome/翌日‐
ピンポンッ♪
マミ「はーい」トタトタ
ほむら「連れて来たわよ」
ごまどか「マミサ!」パタパタ
マミ「話は後で、さぁ上がって」
さやか「お…おじゃましまーす」
仁美「お邪魔致します」
―――
杏子「へぇ、あの時の二人が契約ねぇ
それも一つの願いを二人で…か」
さやか「や…やっぱ変?」
杏子「さてね、魔法少女自体結構変な奴いるしな…ほむらだってイレギュラー中のイレギュラーだろ?」
ほむら「そうね」
マミ「はい、お待たせ」カチャ
杏子「お、きたきた!」
マミ「ごまちゃんにはこっちの海老ね」
ごまどか「ウェヒー♪」
さやか「しっかしこいつ…間抜けそうな顔してますよね」
ごまどか「ティヒ?」モッキュモッキュ
ほむら「上条君にデレデレしてる時の貴方はもっと酷いわよ」
さやか「え!?本当に?」
仁美「…ごめんなさい、私には否定できませんわ」
さやか「ぐぅっ、ごまどか以上って…あたしどんだけなの」
マミ「ふふっ…それだけ大切という事よ、ねっキュゥべえ」
QB「僕に感情を求められても困るなぁ…」
ごまどか「ウェヒー」モシャモシャ
QB「あっ!」
ほむら「ケーキなんて食べて大丈夫なの?」
ごまどか「ティヒ?」
QB「ねぇマミ…これが悲しいって感情なのかな…」
マミ「だ、大丈夫よ…余分に用意してるから、ね」
QB「あくびれもせずに平然と酷い事をする…ほむらの言っていた僕はこんな感じだったのかい?」
ほむら「もっと質が悪かったわ」
ほむら「さて、近々出るであろ魔獣退治の時に備えて美樹さんと志筑さんには色々教えておかなくちゃね」
さやか「あのさ…」
ほむら「何かしら」
さやか「名字で呼ぶのってなんか他人行儀じゃない?」
ほむら「そう?」
さやか「だってマミさんも杏子ちゃんの事も名前で呼んでるじゃない」
ほむら「そう言われればそうね」
さやか「そんな中であたし達新入りだけ名字だと…ねぇ?」
仁美「えぇ…少しだけ疎外感を感じてしまいますわ」
杏子「ちょっ…待て待て、杏子ちゃんはやめろよ!何かこそばゆいだろっ!」
さやか「じゃあ呼び捨て?」
杏子「それが一番マシだな」
マミあんでご飯三杯いけるけど質問ある?
ごまどか「ウェヒー!」ペチペチ
ほむら「海老のおかわりってある?」
マミ「冷蔵庫の下から二番目の段にあるわ」
ほむら「ありがとう」トタトタ
カチャン
ほむら「? 無いわね…」
カチャン パタン カララ パタン カララ
ほむら「…冷凍室にあったわね」
マミ「間違っていれてたのね…ごめんなさい」シュン
ほむら「構わないわ、茹でてしまえば…」
ごまどか「ホムラチャ!」ビタンビタン
ほむら「ごまどか、少し待っ」ツルッ コンッ
マミ「あっ、海老が」
ごまどか「ウェヒーーー」ガプリッ
マミ「」ビクッ
ほむら「あ、それまだ凍って」
ごまどか「ティヒヒ」ゴリゴリ
マミ「」ガクブル
ほむら(あぁ、なるほど…別時空の経験で物凄い勢いで食らいつく生き物がトラウマになってるのね)
ごまどか「ウェヒ?」マフマフ
QB「あぁっ!だから何故僕のケーキを食べるんだい!酷いじゃないか!」
ほむら「ごまどかは想像以上に雑食ね」
QB「そして食い意地が酷いね」
ほむら「刺々しい物言いね、その様子だと喜怒哀楽の怒哀は理解出来たのかしら」
QB「感情って思った以上に厄介だね、人間はいつもこんなものに苛まれているのか」
ほむら「絶望はもっとえげつないわ」
QB「人間も大変なんだね」
ほむら「だからこそ願ったのよ…まどかは」
ごまどか「ウェヒ?」
ほむら「ふふっ、貴方の事じゃないわよ…腹ぺこさん」ナデナデ
そう言ってごまどかを撫でる彼女の眼はどこか遠き日を懐かしんでいる様だった
ほむら「さやか…変なナレーションを入れないで」
さやか「あ、バレた?」
ほむら「次そんなふざけたナレーションを入れようものなら貴方の皿にごまどかをけしかけるわ」
さやか「それはあんまりじゃない!?」
QB「僕としてはその方が助かるよ」
さやか「そんなのってあんまりだよ…キュゥべえのケーキの為にあたし達に犠牲になれって言うの?」
QB「また妙な既視感だね」
ほむら「話は終わったの?杏子先輩」
杏子「うるさいな!もう終わってたっての」モグモグ
ほむら「そう、じゃあ後は実戦だけね」
―――
さやか「ふあぁぁぁぁぁん(雄叫び)」
仁美「これでっ!」バシュゥンッ
ほむら「今ので終わりね」
マミ「凄いわ!初めてで此処までやれるなんて」
杏子「へっ、先生が良かったんだよ」
さやか「うんうん、杏子先生様々だよ!」
仁美「えぇ、杏子先生の教えのお陰でイメージ通りの戦いが出来ましたわ」
杏子「お…おうっ」
ほむら「戸惑うくらいなら始めから威張らなければ良いのに」
杏子「ぐっ…うるせーよっ!」
ほむら(それから一年とちょっとの月日が経過した)
杏子「マミも…さやかも、仁美も逝っちまったな」
ほむら「えぇ…」
ごまどか「ウキュウ…」
杏子「…そろそろあたしもさ、限界っぽいんだ」
ほむら「…なんとなくそんな気はしていたわ」
杏子「そっか…悪ぃな、お前を最後にしちまって」
ほむら「大丈夫、馴れているわ」
杏子「…相変わらず嘘付くの下手だな」
ほむら「…」
杏子「ん…なんだか暖かくなってきた」
ほむら「経験則からすれば…」
杏子「どうやらそうらしい…あたしにも見えるぜ、"まどか"がさ」
杏子「駄目だ…もう、意識が」
ほむら「先に行ってて…私はもう少し頑張ってから逝くわ」
杏子「また…一緒に騒ごうぜ」
ほむら「えぇ…約束するわ、円環の理で…また逢いましょう」
杏子「…」
ほむら「おやすみなさい、杏子」スッ
―――――
―――
―
‐数ヶ月後‐
ほむら「漸くかしら…?」
ほむら「長かったわね」
フワァッ
ごまどか『…ほむらちゃん』
ほむら「ごまどか…?ううん、その声は"まどか"ね」
ごまどか『待たせちゃってごめんね』
ほむら「…ごまどかは貴方が?」
ごまどか『うん、ほむらちゃんが寂しくない様にって
この世界で戦い抜くって決意をしたほむらちゃんを支えてあげたくって』
ほむら「…まどか」
ごまどか『私が直に来ちゃうと他の子達を導くのに苦労しちゃうしね
それに…ほむらちゃんの決意を揺らがせる事だけはしたくなかったの』
ほむら「それでごまどか?」
ごまどか『うん、妥協案だけど思った以上に上手くいったのかなって』
ほむら「ふふっ…あははっ、なにそれ変なの」
ごまどか『あぁっ!酷いよほむらちゃん!』
ほむら「ふふっ…だって、ゴマアザラシって…ふふ」
ごまどか『そ…そんなに笑われたら恥ずかしいってば!』
まどか『もうっ!』
ほむら「あら?もうごまどかはしないの?」
まどか『迎えに来たのにずっとあの姿って言うのはないと思うな…』
ほむら「どうなったの?ごまどかは」
まどか『あれも私の一部なんだよ、だから…ほむらちゃんと過ごした日々はちゃんと私の中にあるよ』
ほむら「そう…」
まどか『さぁ、皆待ってるよ…ほむらちゃんに逢いたいって』
ほむら「うん…私も逢いたいわ、今なら心からそう言える
連れていってくれる?皆の所へ」
まどか『逝こう、円環の理へ』
ほむら『えぇ…』
‐おしまい‐
あー、丸投げじゃねーわー(チラッ
当初からの予定通りだー(チラチラッ
嘘だけどな
とりあえず「ごまどかかわえぇ」がやれたから満足
途中で「そういやまどかとさやかと仁美って仲良し三人なのに一人だけ円環逝ってねーじゃん
ハブられワカメは寂しくもんな」
と思って急遽魔法少女化→ダイジェスト死は反省している
でもダイジェスト部分書いたら書いたで実力不足からの中弛みコンボになりそうだと判断した結果だ、許せ
あー、丸投げじゃねーわー(チラッ
当初からの予定通りだー(チラチラッ
嘘だけどな
とりあえず「ごまどかかわえぇ」がやれたから満足
途中で「そういやまどかとさやかと仁美って仲良し三人なのに一人だけ円環逝ってねーじゃん
ハブられワカメは寂しくもんな」
と思って急遽魔法少女化→ダイジェスト死は反省している
でもダイジェスト部分書いたら書いたで実力不足からの中弛みコンボになりそうだと判断した結果だ、許せ
コピペにどうぞ
あと仁美の戦闘描写決めらんなかったのも問題だわ
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