エレン「水見式?」(125)
エレン「なんだよ、アルミン。その水見式て…?」
アルミン「うん、なんでもこの本によると、念能力っていう人間に生まれつき備わってるオーラを調べる事ができるらしいんだ!」
エレン「なんだよ、オーラって?」
アルミン「僕もよくわからないけど、オーラっていうのは生命エネルギーみたいなもので、この能力は全ての人間に備わってるものらしいんだけど、これを実際に使いこなせば飛躍的戦闘力が向上して、さらには必殺技とか超能力みたいなものが使いこなせるんだ!」
エレン「すげぇ!さっそくみんなを呼んでその水見式ってやつをやってみようぜ!」
ミカサ「それを修行すれば、どんな巨人にも勝てるかもしれない」
エレン「ちょっとみんなを呼んでくる!ミカサは女子寮を頼むな!」
ミカサ「わかった」
アルミン「じゃあ僕は準備をしておくよ♪」
エレン「呼んできたぜ!アルミン!」
ミカサ「こっちも呼んできた。と言っても外出中の人達が多数いたから、呼んでこれたのは…」
サシャ「面白そうですね!」
クリスタ「占いみたいでたのしそう!」
ユミル「ちょうど暇だったしな」
アニ「…」
アルミン「ありがとう!エレン、そっちは?」
ライナー「必殺技だって?是非とも兵士として学びたいもんだな!」
ベルトルト「楽しそうだね」
コニー「俺実はそう言うの好きなんだよ!」
ジャン「早く教えてくれよ!アルミン!」
マルコ「これで優秀な兵士に一歩前進だ!」
アルミン「ほとんど成績優秀な人達ばかりだね、じゃあ早速この本にかかれた説明をするね」
アルミン「まずこの水見式という方法を使って念能力診断をするには、潜在しているオーラを外側に出さなくちゃいけない。つまり、普段肉体に巡っているオーラを、放出する穴をこじ開けることによって、一気にオーラを体外へ出すんだ!」
マルコ「…え?アルミン、ちょっと待ってよ!体内に巡るオーラ、それは生命エネルギーだよね?それを一気に放出するっていうのは、すなわち…」
アルミン「ああ、寿命を縮めるかもしれない」
ライナー「危険が伴うってわけか」
ジャン「ふざけんなよ!そんな事のために危険をおかすのか!?そんな冗談は死に急ぎやろうにだけ言っとけよ!」
ユミル「はは!まあその見返りに体内にあるオーラを普段とは比較にならないくらい操れるってこったろ?」
アルミン「ああ、けどこれは使いこなせればかなりのメリットになる。人によって能力は異なるし、修行すればむしろ若い状態を維持して寿命を伸ばすこともできるはずだよ」
エレン「俗に言う仙人ってやつみたいなのか?」
クリスタ「ひょっとして…ミカサもその類いなのかな?」
コニー「えーっと…よくわからんが、いつでもミカサみたいな火事場の底力が出せるってことだよな?」
アルミン「ああ!コニー!君にしてはすごい理解がいいね!」
サシャ「しかもここ別々の必殺技つき!」
ライナー「これはやってみる価値ありだな!」
ミカサ「でもアルミン、私は幼少のころにこの自分を完全に支配できる力を身に付けることができた。しかも偶然」
アルミン「ああ、念を修得するにはいくつか方法があるらしいけど、その真相はさだかじゃない…」
アルミン「きっとミカサは何かの拍子に覚醒したんだろうね」
アニ「つまり、確証はないけどやるんだね」
アルミン「うん、…そういうことになるね」
アニ「そんなこと、本当にできるの?」
ジャン「そうだアルミン!超人的な力が出せるにしても、そんな危険なことできっこねえよ!」
アルミン「ああ、たしかに…これは遊び半分でできる事じゃない…でも、僕はここにある書物にいい薬を開発できる文章がのっているのことを発見したんだ!」
ベルトルト「薬?」
ミカサ「ひょっとして…それを使えば…」
アルミン「ああ、この薬でみんなのオーラを支配させることができる!まあミカサみたいになれるとは限らないけど…」
エレン「でもまあ水見式ができるってことだよな?」
アルミン「ああ、その状態までならなんとか薬で対応できる…かもしれない」
ベルトルト「…」
クリスタ「ちょっと怖いかも…」
エレン「なにいってるんだよ!大丈夫だって!これでミカサみたいな強靭な力がてにはいるきっかけになるんだぞ!」
一同(死に急ぎやろう!!)
エレン「じゃあ俺から…」
ミカサ「ちょっとまって、エレン!」
エレン「な、なんだよ」
ミカサ「私が取りあえずやってみる。私がすでに念能力者であるなら、薬を服用しなくても水見式はできるはず。」
アルミン「ああ!そうだね!取り合えずやってみよう!ミカサ!」
アルミン「じゃあまずこのコップにいっぱい入った水の上に木の葉を一枚のせる」
アルミン「このコップに自分の中の力を流し込むイメージで念を送る…らしい」
ジャン「いきなりそんなことできるのかよ」
コニー「…なんか緊張してきた」
サシャ「これで本当にわかるんですか?」
ミカサ「わからないけど、やってみる」
ミカサ「…」
一同「!?」
アルミン「そ、そんな…水が…」
サシャ「溢れてる…」プルプル
ライナー「これが…念」
エレン「…すげぇ!すげえよ!」
アルミン「ま、まさか…本当にこんなことが…」
ミカサ「…ふぅ…どう?アルミン、この結果は」
アルミン「あ、ああ。えっと…この本によれば…水の量が変わるのは強化系だね」
ミカサ「強化系?」
ジャン「そりゃなんのことだ?」
アルミン「いい忘れてたけど、念能力には6つの系統があるんだ。そのうちもっとも適した能力を見分けるのがこの水見式だからね」
ライナー「それはわかった。それよりもその6つの系統能力の説明を頼む」
アルミン「ああ、わかったよ」
アルミン「まずさっきミカサが判定されたのは強化系。これは肉体や物質の動き、回復力など、様々な運動能力を活性化して強化する能力」
エレン「まさにミカサだな」
ミカサ「私の体を完全に支配できるという能力もこの強化系の能力のおかげ…」
アルミン「うん、でもさらに修行すれば硬質ブレードの威力も強化できるかもね」
ジャン「す、すげえ」
アルミン「そのほかにも変化系・具現化系・放出系・操作系・特質系があるんだ」
アルミン「とりあえずこの薬を僕が飲んでみるよ。」
ライナー「大丈夫か、アルミン?」
アルミン「ああ、有害物質はこの薬品には入ってないから、薬自体は大丈夫だよ。」
アルミン「じゃあ…」ゴクッ
一同「…!?」
アルミン「うぅ…!!」
アルミン「す…すごい!なんかぬるま湯のなかにいるみたいだ!」
ライナー「…俺たちにはわからないが」
ベルトルト「確かに雰囲気がかわったね…」
コニー「???」
エレン「アルミン!さっそく水見式!」
アルミン「ああ…」
アニ「…?」
ジャン「…葉っぱが」
マルコ「動いてる?」
サシャ「窓は全部閉めてますし、風じゃないですね」
アルミン「…はぁはぁ」グテッ
コニー「あ、揺れが止まったぞ!」
アルミン「…ぼ、僕は操作系だね」ハアハア
ライナー「大丈夫か、アルミン」
ベルトルト「ミカサみたいに使いなれてないとかなり体に負担がかかるみたいだね…」
エレン「よ、よし!それじゃあ次は俺だ!」
クリスタ「わ、わたしも…!」
ライナー「俺もだ!」
サシャ「みなさん、同時に薬を飲みましょう!」
アルミン「よ、よし。それじゃあ水見式の準備をみんなでしてからスタートだ」
水見式結果
サシャ「強化系」
水の量が増えた
クリスタ「特質系」
水の温度が変わった
エレン「強化系」
水の量が増えた
アニ「変化系」
水が酸っぱくなった
ライナー「強化系」
水の量が増えた
ベルトルト「放出系」
一瞬水の色が赤くなった
コニー「強化系」
水の量が増えた
ユミル「特質系」
葉が枯れた
マルコ「操作系」
葉が少し沈殿した
クリスタ「へぇ♪私は特質系かぁ」
ユミル「わ、わたしと一緒だな///」
サシャ「これを極めれば水不足には困りませんね♪」
アルミン「ははは…」(みんな結構平気そうだな…さすが怪物揃いの104期の成績上位)
ライナー「なあ、アルミン」
アルミン「なんだい?」
ライナー「どの系統かはわかったが、これを俺たちはどうやって使いこなせばいいんだ?」
アルミン「ああ、そうだね。えっと…この本によれば…」ペラ
アルミン「ちょっとそれぞれの結果をまとめながら説明していくよ」
アルミン「まず強化系の結果が出た人達はミカサ・エレン・ライナー・コニー・サシャ」
アルミン「君達はあらゆる運動能力を増加させることができるから、もっとも戦士として向いていると言える能力者だね」
エレン「やったぜ!」
ライナー「戦士として、これほど嬉しい事はないな」
コニー「俺も…頑張ればミカサみたいになれるのか」
アルミン「でつぎは…」
マルコ「おーい、ちょっと待ってよ!ジャンがまだだよ!」
エレン「まだやってたのか!?」
コニー「俺より才能ねえんじゃねえか?w」
ジャン「うるせぇ!いいから黙って待ってろ!」
ベルトルト「…!」
アニ「…色が」
ミカサ「少し青い」
サシャ「ほんとうですね。グラスのいろと似てて少し分かりにくいですが」
クリスタ「ということは、ジャンは放出系だね♪」
ジャン「…はぁ、はぁ、どどうだ!」
アルミン「おめでとう!放出系は体内の念を外に飛ばす事ができる能力者だね」
アルミン「ベルトルトとジャンは何を放出するかを考えて修行すると、それがとても凄い技になるんじゃないかな?」
ジャン「おお!かっこいい!」
ベルトルト「どうしようかな」
アルミン「あとは変化系のアニ」
アニ「…」
アルミン「変化系は自分のオーラを何かに変化させて使う事ができる能力だよ」
アニ「放出はできないの?」
アルミン「そこが際どいけど、アニが使う能力にもよるとおもうんだ」
アニ「…何にするか慎重に考えないとね」
アルミン「次は僕とマルコの操作系」
マルコ「そのままの意味かな?」
アルミン「そうだね、念を使って何かを自由自在に操る能力…ってところかな?」
マルコ「利便性が高くて嬉しいよ」
アルミン「あとはここにはいないけど具現化系。そこに無いものを具現化して出し入れ自由。でも弱点も多くて、あまり戦闘向けじゃ無さそうな感じかな?」
ユミル「で、最後は」
クリスタ「私達の特質系!」
アルミン「ああ、特質系は一言でいうと、どれにも当てはまらない能力。なろうと思ってなれる系統じゃないらしいね」
ユミル「ふーん…」
クリスタ「えーっと、たとえば?」
アルミン「…僕もいまいちわかんないけど、例えば占い師とか心の声を聞いたりとか?」
アルミン「たぶんすでに君たちに備わっていそうだけどね。なにせ特別らしいから」
クリスタ「へぇ」
ユミル「よくわかんねえな」
アルミン「個々でそれぞれ修行の仕方は違うけど、本当の強さは必殺技の練習の前に基礎的なトレーニングを頑張らないとね」
ライナー「具体的には?」
アルミン「うーん、この書物には載ってないみたい…」
アルミン「もう一冊あったから、恐らくそれにかいてると思うよ」
アルミン「それを明日までに読んでみんなに説明するね」
ミカサ「ありがとうアルミン、私も何かあれば協力する」
クリスタ「わたしも!」
ジャン「かめはめ○の練習でもすっかなw」
アルミン「あ、あと面白い事が書いてあるよ!」
エレン「ヒソヒソ性格診断?」
ライナー「なんだそれ?」
アルミン「うん、なんでも血液型性格診断みたいなもので、特に根拠はないらしいけど」
クリスタ「わあ!面白そう♪」キラキラ
ユミル「お前は本当に乙女だなぁ」ケラケラ
アルミン(かわいい…)
ジャン(女神…)
マルコ(天使…)
ライナー(結婚したい)
ミカサ「アルミン早く教えて」
エレン「じらすんじゃねぇよ!」
アルミン「あ、ごめん!」
アルミン「えっとまずは強化系は単純一途」
エレン・ミカサ・コニー・ライナー・サシャ「…」
アニ「あってんじゃない?」
ジャン「確かに死に急ぎは単純で一途じゃないとな!」ケラケラ
ミカサ「私はエレンに一途」
マルコ「つぎは?」
アルミン「えーっと放出系は短気で大雑把」
ジャン「はあ!?なんだよそれ!俺とベルトルトのどこが短気で大雑把なんだよ!」
ベルトルト「…」
エレン「たしかに、ジャンはムカつくくらい気が短いしシーツは汚いし性格も汚いが…」
ミカサ「ベルトルトは実はそうなの?」
ベルトルト「…わかんない…ごめん」
ライナー「そんなふうには見えないがな」
マルコ「ライナーが言うんだから、ベルトルトにかんしてはハズレてるんじゃない?」
アルミン「そうだね、例外はもちろんあるよ」
ジャン「だとよ、単純死に急ぎやろうw」
エレン「てめぇ…」
アルミン「次は変化系のアニ」
アニ「…」ドキドキ
アルミン「気まぐれで嘘つき」
アニ「…」
エレン「アニは確かに嘘つきで強がりだけどなw」
ミカサ「エレンをタブらかす気まぐれ女狐…」ゴゴゴ
アニ「…」
クリスタ「ね、ねえつぎは!?」
アルミン「あ、ああ!操作系の僕とマルコは…マイペースで理屈屋」
ジャン「すっげーあってるな」
クリスタ「すっごーーい!」
マルコ「そ、そうかな?」
エレン「たしかにアルミンとマルコが操作系って時点でなんか共通点を感じるよなw」
アルミン「へへ、ちなみにここにない具現化系は神経質」
一同「…」
コニー「いないのも納得かもな!w」
サシャ「そうですねw」
アルミン「じゃあ最後に特質系だけど」
クリスタ・ユミル「…」ドキドキ
アルミン「…個人主義者、カリスマ性あり」
エレン「おお!」
ライナー「クリスタは根っからのカリスマ性だ」(結婚しよ)
アルミン「なんだか異質みたいだね、あんまり居ないらしいから、ここに二人もいるのは凄いことだよ…」
クリスタ「カリスマ性だなんて…そんな///」
ユミル「さっすが私のクリスタちゃん!w」
ミカサ「馬にも好かれてる」
エレン「なーんか結構当たるもんだなw」
解散後
アルミン「…」
ミカサ「どうしたのアルミン」
アルミン「…あ、ミカサ。まだいたんだ」
ミカサ「片付けまだ終わらないの?」
アルミン「うん、まあ…」
ミカサ「様子がおかしい、なにかあったの?」
アルミン「…じつは…これ」スッ
ミカサ「これは水見式のグラス…」
アルミン「よくみて、ヒビが入ってる」
ミカサ「本当だ」
ミカサ「こっちにも、…そっちにも」
アルミン「ヒビが入ったグラスが全部で4つあるんだ」
ミカサ「これはいったい…」
アルミン「うん、確かじゃないけど、今回の水見式で少し分かったことがあるんだ」
アルミン「このヒビは恐らく特質系の結果」
ミカサ「え、でも特質系はユミルとクリスタだけのはず…」
アルミン「ああ、しかも特質系は他の系統能力には属さないはずなんだ」
アルミン「このヒビが入ったグラスはエレン・アニ・ライナー・ベルトルト…」
ミカサ「ど、どういうこと?」
アルミン「…ありえないけど、恐らく特質系の資質がこの4人には混ざってる」
アルミン「特質系は本来血統や特殊な環境で育ったりすることで決まる系統なんだ」
アルミン「すなわち、ユミルとクリスタを含めた6人にはなにか重大な鍵があるはず…」
ほんのお遊びで行ったつもりの水見式
しかし僕はこのお遊びで今後も恐ろしいほどの情報を得ることになる
終わり
ご希望が多ければ続きかきまーす
こんなに来てたのかw
わかりました、もう少ししたら書きますw
ちなみに29と43はいいとこ付いてますw
それだけ104期と今生き残ってる人物が化け物集団
翌日
アルミン「昨日のメンバーは全員そろったかな?それじゃあ説明を始めるよ」
ジャン「へへ、なんだか楽しみになってきたぜ」
エレン「なんだ、ノリノリじゃねえかジャン」
ミカサ「…」(昨日のアルミンの話…エレンにはなにが…)
ライナー「この力を戦士として活かせれば…」
アニ「能力ねえ…」
クリスタ「わくわく」
アルミン「それじゃあマルコ、そこにあるホワイトボードをこっちに移動させてくれないかな?」
マルコ「ああ、これかい?」カラカラ
アルミン「ありがとう、じゃあ、まず基本的な事から話をすすめるね。」
アルミン「昨日やってもらった水見式でみんなの系統能力は解ったと思うけど、実は念っていうのはまだまだ奥が深くて、肉体はもとより精神・頭脳を鍛える事でより戦闘テクニックの応用技が可能になるらしい」
ライナー「ふむ…」
ベルトルト「…」
コニー「やばい、いきなりわかんね」
アルミン「その念での戦いで覚えてもらわないといけない事がまず…」キュキュキュッ
アルミン「この四大行、纏・絶・練・発」
アルミン「纏はオーラが拡散しないように体の周囲にとどめる、これにより体を頑丈にしたり、若さを保ったりできるんだ」
アルミン「そこで昨日打ち合わせした通りだけど、ミカサに実演してもらうね」
ミカサ「わかった」パァァァ…
エレン「おお!」
ユミル「これが纏ってやつか」
アルミン「昨日やってもらったよね。それを周囲に維持させるのを薬なしでやってもらうってこと」
アルミン「次に、絶は逆に精孔を閉じてオーラが無い状態、つまり殺気を消して疲労を回復させる効果があるんだ」
ミカサ「…」スゥゥゥゥ…
コニー「あれ?」
エレン「ミカサが…消えた?」
ベルトルト「いや、消えてないけど…」
ライナー「ここにいるのに居ないみたいだな…」
ユミル「ベルトルさん、あんたもう使えるんじゃねえか?」
ジャン「ここまで誰もミカサの人間離れした習得の早さに突っ込まないな」
アルミン「そして三つ目の練」
アルミン「これは先に実演してもらおうかな」
ミカサ「わかった。みんな、良く観ててほしい」
一同「?」
どっかあぁぁぁぁああああぁぁ…んッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライナー「…ぐぅ」
ベルトルト「な、なんだ!?」
クリスタ「す、すごい!」
サシャ「大きな岩が…粉々に…」
コニー「これは…」
アルミン「これが練、大量のオーラを駆使して攻防力を上げるんだ」
エレン「…」ガタガタガタ
ミカサ「ちなみに私が通常の状態でやるとここまでにはならない」
ジャン「しかしすげえな…」
アルミン「さあ、そして今度はみんなが注目する発!」
アルミン「念能力の集大成にして個別の能力!いわゆる必殺技だね!」
クリスタ「これこれ!」
ユミル「クリスタは決まってるのか?」
クリスタ「ないしょ~♪」
アルミン「そうそう、確かに能力はあんまり他人に知られるとまずいかもね」
アルミン「みんな、今週は訓練後もこの纏・絶・練の修行をしながら、発の根幹を考えておいてほしいんだ。できればみんなには内密にね」
エレン「なんで内密なんだよ」
ジャン「ばーか、他人にばれたら必殺技じゃねーだろーが」
アルミン「ふふ、じゃあ一週間後に図書室で落ち合おう。それまでは基礎修行だよ」
翌日の訓練終了後
アルミン「はい、30分!」
エレン「…はぁはぁ」
ジャン「ぜぇぜぇ…」
コニー「も、もう無理だ…」
ライナー「ぐぅ…」
ベルトルト「ふぅ…」
マルコ「みんなすごいね、僕なんてまだ10分がいいところなのに…」
アルミン「みんなすごいよ、僕も10分がいいところ…」
ジャン「ミカサ…あいつはどのくらい纏が維持できるんだっけ?」
アルミン「僕が初見で見た時点で一日中」
エレン「くっそ!」
アルミン「アニもさっき練を使えたらしいね」
ライナー「念能力ってのは肉体もそうだが、精神力がそうとう削られるようだな」
アルミン「ライナーとベルトルトはもう30分を5セット目だからね、朝の訓練がなければおそらく通常の状態で1日は暮らせそうだよ」
一方女子寮
クリスタ「…はぁはぁ」
ユミル「クリスタ…はやすぎるぜ」
アニ「…」
サシャ「見てくださいよミカサを、寝転んで本読みながら念を出してますよ…」ハァハァ
ミカサ「みんな集中力が足りない。もっと鍛練に励まないと発どころじゃない」
アニ「ふぅ、私はそろそろ練に励むよ」
ユミル「この化け物ども…」
サシャ「まだ…15分ですか」
ユミル「アニは1週間あれば余裕だな…私もなんとかなるか。サシャも何だかんだで飯食ったらかなり持つし…問題は…」
クリスタ「…」チーン
ユミル「…はぁ」
約束の日 前日
アルミン(今のところ全員いけそうだな。クリスタとコニーもなんとかなったし、問題は僕…)
アルミン(言い出しっぺで教育係の僕が足をひっぱてる…こんなんじゃ毎日訓練に励んでるみんなに見せる顔がない…)
エレン「おぅ、アルミン!どうした?」
アルミン「…!ああ、ちょっとみんなの状況を調べてたんだ」
エレン「へえ、ご苦労さんだな。お前もここんとこ毎日勉強に研究に訓練に練習にって…疲れてるんじゃねえか?」
アルミン「ああ、いや、僕は才能がないから。せめてみんなのために研究して役に立たないと…」
エレン「すまねえな、お前にばっかり押し付けて…」
ライナー「アルミン…お前はお前のペースでやればいい。お前が十分修行できるまでは、俺らの事は手足のように使ってくれてかまわない」
アルミン「あ、ありがとう」
ジャン「…おい、アルミン。お前のおかげでここまで俺達は修行できたんだ。こんなところで俺達に気を使ったら許さねえぞ」
コニー「まあ、そういうこたw」
マルコ「ふふ、でもいよいよ明日はアルミン先生の面談だね」
ベルトルト「これはみんなで決めたことなんだけど…」
マルコ「やっぱり発の内容はアルミンにだけ相談しようと思うんだ」
ジャン「まあ、相手がどんな能力を持っているかを探り会うのもいいかなってな」
マルコ「でもひとつ言えるのは、アルミン、君だけは僕たちの能力を知っておいてほしい。そうじゃないと、研究不足でどうしても最大限に能力を引き出せない気がする」
ライナー「つまり、まだまだお前の知識が必要なんだ」
アルミン「みんな…」グスッ
アルミン「わかった!みんなを必ず一人前の念能力者にしてみせるよ!」
エレン「約束だぜ!アルミン!」
そして翌日、アルミンの個別面談が始まった
続き明日書きます
支援して頂いたからには絶対に最後まで見てくださいねw
あなた達はこんなくだらないssのために支援してくれるどうしようもないバカたちなので、私は思いっきり書かせていただきます。覚悟してください
面談当日 図書館前
アルミン「さあ、みんな集まってくれたみたいだね」
エレン「ああ!念の修行もバッチリだぜ!」
ジャン「早く始めようぜ!」
アニ「アルミン、個人面談なんでしょう?なんでここに全員を集めたの?」
アルミン「ああ、みんな宿題はばっちりやって来たみたいだから、面談の前にみんなのオーラの量を測っておこうと思ってね!」
ベルトルト「…オーラの」
ライナー「量だと…?」
アルミン「ああ、総オーラの量はみんなの発に大きく影響するからね。この場で相談する前に見とこうと思って」
ミカサ「アルミン、人のオーラの量を詳しく観察できるの?」
アルミン「まさか、そう思って作ってきたんだ」ゴソゴソ
アルミン「この眼鏡をかければ念のオーラを数値化できるんだ」
コニー「へぇ!おもしれえ!」
ユミル「早速やってもらおうじゃねえか!」
アルミン「うん、じゃあみんな、纏でも練でもいいからオーラをだして!」
一同「…!」ぱぁぁぁあああああ
ミカサ 102,400
エレン 27,500
クリスタ 7,450
ユミル 35,480
ジャン 27,800
ライナー 57,940
ベルトルト 78,950
アニ 57,200
マルコ 12,350
コニー 15,560
サシャ 21,100
アルミン「…」
アルミン「…」
マルコ「どうだい?アルミン」
アルミン「君達…本当に人間?僕がどんどんへこんでいくよ…」
アルミン(僕は1,000って設定で作ってることは黙っておこう…)
アルミン「よし!じゃあこの情報を踏まえたうえで面談スタートだ!」
サシャ「じゃあ私から!」
エレン「じゃあ次は俺だ!」
マルコ「よし、じゃあ後の順番はこっちで決めよう。アルミン、頼んだよ♪」
サシャ 面談
コンコン
アルミン「どうぞー」
サシャ「はいりまーす!」
アルミン「うん、じゃあここに座って」
サシャ「よいしょ」ゴト
アルミン「えーっと、サシャは強化系で総オーラは21,000前後ってところだね」
サシャ「へぇ!21,000って凄いんですか?」
アルミン「まあ千人に一人くらいじゃないかな?」ハハハ
サシャ「またまた!ご冗談を!」ハハハ
アルミン「ところでサシャ、どんな能力にするか決めたかい?ボンヤリでもいいんだけど…」
サシャ「私はやっぱり食べる関係がいいです!」
アルミン「だと思った!具体的には?」
サシャ「はい、アルミンにかしてもらった本を見てたんですが、食べた物によってオーラの発生量が変わるのがいいです!」
アルミン「なるほど」カキカキ
サシャ「で、例えば肉類は強化系の打撃が上がる!野菜は変化系!果物は放出系の能力を引き出せる…とか!」
アルミン「うん、素晴らしいね。まず最初の難問は、発を自分に被せたイメージを上手く思い付くかなんだけど、サシャは難なくこなせてるね」
サシャ「へへ…でもこれって可能なんですか?」
アルミン「ああ、もちろん。だけど修行としては食べ物を食べたときの念で胃から分解されて吸収されるまでのエネルギーの流れ、そしてそれが身体に巡るまでのイメージ修行が必要だね」
サシャ「食べるときも訓練ですね!」
アルミン「そう、でサシャは強化系だけど、変化系と放出系も近い位置にあるから、ある程度までなら充分鍛えられると思うよ」
サシャ「やっほー!」
アルミン「じゃあ、あとは誓約と制約だね」
サシャ「せいやく?」
アルミン「あ、やっぱり読んでない!条件を付け加えることで威力を上げるんだよ!配った紙に書いといたでしょ?」
サシャ「ああ、うーんそうですねぇ…」
サシャ「空腹時は極端にオーラ量が減るとか?」
アルミン「妥当だけど…こればっかりは自分で考えて決めた方がいいよ。僕に弱点を教えるようなものだしね」
サシャ「…そ、そうですか。アルミンなら心配ないと思ったんですけど…」
アルミン「ダメだよ、もしもの時のために、黙っといて。」
サシャ「はーい、じゃあまた修行頑張りますね」バタン
アルミン「次の人どうぞー」
エレン「よー!」バタン
アルミン「ふふ、じゃあここに座って」
エレン「なんかわくわくするな!必殺技なんて!」
アルミン「エレンは総オーラ量が27,500で強化系だね」
エレン「数字で言われてもなぁ…」
アルミン「あくまで僕が把握するためのものだよ、あんまりこれを気にしすぎてもあてにならないし」
アルミン「で、なにかイメージが浮かんだものは?」
エレン「巨人をぶっ殺したいから、とりあえず巨人限定で!」
アルミン「だめだよエレン」
エレン「な、なんでだよ!」
アルミン「巨人を限定にしても対したメリットが得られないからだよ」
エレン「へ?」
アルミン「巨人が壁の外に何体いるか数えたことがあるかい?」
エレン「…」
アルミン「この人類にしか使わないって言うよりも威力が上がらないかもしれないよ?しかもイメージも難しい。何せ巨人に関しては分からない性質が多すぎるよ」
アルミン「かといって、エレンみたいな真っ向勝負の当たって砕けろ人間には誓約と制約の観点は難しいとおもうんだ…」
エレン「…」
アルミン「いいかい、念能力っていうのは頭脳戦でもあり、精神力の戦いでもある。それを征したものが勝てるんだ」
エレン「あ、ああ」(バカにされてる?俺バカにされてるのか?でも確かに戦場になったら冷静さを保ってられねえかもしれねえしな…)
エレン「…じゃあどうしたらいいんだよ!」
アルミン「極力能力を使うのに条件がないほうがいいね、特にエレンの場合は」
エレン「じゃあ必殺技は!?」
アルミン「ふふ、実はね、強化系に技は必要ないんだ」
エレン「は?」
アルミン「強化系は繰り出す攻撃そのものが強力な必殺技になる」
アルミン「ミカサを見てわかるだろう?」
エレン「ま、まあ…でも!」
アルミン「ひたすら念の修行に励むんだ、エレンの場合は総オーラ量も多いし、無理に底上げするのは勿体ない」
エレン「…そ、そうか」ガッカリ
アルミン(まあ個人的には捨て身のエレンにピッタリの治癒系か防御系を極めて欲しいけど…本人が自覚しないうちは言わないでおこう)
エレン「…うーん」
アルミン「まあ強化系の得する部分だよ!エレンがこれだって思うのがあったらまた相談しに来てよ」
エレン「わかった!じゃあまた修行だ!ありがとうな!」
アルミン「うん、頑張ってね」
アルミン(まあ個人的には捨て身のエレンにピッタリの治癒系か防御系を極めて欲しいけど…本人が自覚しないうちは言わないでおこう)
エレン「…うーん」
アルミン「まあ強化系の得する部分だよ!エレンがこれだって思うのがあったらまた相談しに来てよ」
エレン「わかった!じゃあまた修行だ!ありがとうな!」
アルミン「うん、頑張ってね」
アルミン(まあ個人的には捨て身のエレンにピッタリの治癒系か防御系を極めて欲しいけど…本人が自覚しないうちは言わないでおこう)
エレン「…うーん」
アルミン「まあ強化系の得する部分だよ!エレンがこれだって思うのがあったらまた相談しに来てよ」
エレン「わかった!じゃあまた修行だ!ありがとうな!」
アルミン「うん、頑張ってね」
ごめんなさい、エラーでいっぱい送ってもた
アルミン「次のかたどうぞー」
ジャン「よーっす!アルミン!」バンッ
アルミン「やあ、ジャン」
ジャン「なあ、ずっと疑問だったんだが、本当に俺達がこんな能力を使えるようになっちまっていいのかよ」
アルミン「どうしてだい?」
ジャン「なんだか危険な臭いがするし、こういう能力はミカサを見てて思うんだが、身体に無理があったりするんじゃねえか?」
アルミン「まぁ…普通の人間ならね」
ジャン「はぁ?」
アルミン「ジャン、はっきり言うけど、君達がこなしている修行のレベルは常人の数倍なんだよ」
ジャン「…」
アルミン「確かにそれでも全く危険じゃないなんて言えないよ。でもそれをサポートするために僕が今調査をしている」
ジャン「あのなぁ…」
アルミン「この力は持っていて良いことだよ。それは間違いない。気が向かなければ使わなければいいし」
アルミン「それに、ジャンならきっと上手く使いこなせると思うんだ。自己管理能力や判断力、認識力と会わせて考えてもね」
ジャン「…俺は内地で楽をするために、上位になんとしても入るためにやってるんだ
ぞ…」
アルミン「そうだね」
ジャン「はぁ…まあ無駄話はいいや。さっそく個人面談の本題に入ろうや」
アルミン「うん」
アルミン「ジャンは放出系で、総オーラ量は27,800だね」
ジャン「さっき変な眼鏡で見てたやつか」
アルミン「うん。ジャン、この数値はよーくおぼえといて」
ジャン「はあ?27,800って数字をか?」
アルミン「うん、何故なら放出系能力は名前のままでオーラを放出する能力」
ジャン「あぁ、なるほどな」
アルミン「そう、この数字を基礎に消費していく。だからこの基準値を忘れないように心がけてね」
アルミン「放出系は遠距離戦で戦えるうえに、威力はすごい。でも元となるオーラがすっからかんになってしまうっていうのは有りがちな危険性だよ」
ジャン「頭での冷静な駆け引きが重要ってことか」
アルミン「うん」(話が早くて助かるよ)
ジャン「そこで、俺の能力だが…」
アルミン「もう考えてあるのかい?」
ジャン「…なんとなくだが…砲弾のような威力のある念を、俺の立体起動術で組み合わせれば、内地に巨人が万が一攻めてきても大丈夫だと思うんだ」
ジャン(上手く行きゃ訓練兵卒業までにミカサの前でかっこよく…)
アルミン「確かに、ざっくりとだけどいいイメージだね」
ジャン「ああ、誓約と制約とか言うやつはいいよ。取り合えずはこのまま修行しようと思う」
アルミン「たしかに…下手に難しい能力にしても良くなるかは分からないしね…」
ジャン「だろ?けどそんな事本当にできるのかよ」
アルミン「修行次第かな。念を体外へ飛ばすってかなり難しいらしいから、根気強く修行した方がいいよ」
ジャン「体外へ飛ばす…か」
ジャン「なあアルミン、話はかわっちまうんだが…物を移動させたりっていうのは放出系なのか?」
アルミン「うーん…基本は僕やマルコみたいに操作系が有力者だと思うけど…」
ジャン「いや、なんというか…瞬間移動?みたいな…」
アルミン「自分を移動させるのは、確か本で読んだことがある。…それにしようか!」
ジャン「ああ、念を飛ばすってだけじゃ他の系統でもできそうだしな」
アルミン「恐らく、自分を体外へ出すっていう概念なら放出系に定義しうる範囲だ」
ジャン「だよな?最初は腕だけとか思ってたが、それなら自分自身は!?とか思ってよ」
アルミン「じゃあ修行の内容は調べてから後日渡すよ。それまでは…」
ジャン「基礎修行だろ?オッケーだ」
ジャン「ありがとな!お前のおかげでいい案ができたぜ!」バタン
アルミン「…」
アルミン「よし、次のかたどうぞー」
アニ「…入るよ」ガチャ
アルミン「やあ、アニ。座って座って」
アニ「…」スッ
アルミン「アニは変化系で総オーラ量が57,200…か」
アルミン「凄まじいね、さっきの練も見事だったよ」
アニ「どうも」
アルミン「高度な対人格闘術をあわせ持ってるし、ここに念能力が加わると思うと恐ろしいね」
アニ「それが面談なの?発ってやつは?」
アルミン「ふふ、せっかちだね。後ろの人達がつかえてるのを気にしてるの?」
アニ「…べつに」
アルミン(嘘つきの性格は変化系そのものだね)
アルミン「じゃあ早速だけど、今の段階で自分に合うような能力はイメージしてるかい?」
アニ「ダイヤ…」ボソ
アルミン「ダイヤって…ダイヤモンド?」
アニ「ああ、とにかく固くて頑丈な武装を変化系の能力でオーラを変化させたい」
アルミン「なるほど、攻防ともにバランスもとれ、なおかつアニの格闘術にもぴったりだね」
アルミン「でもアニ、それにはすごいイメージ修行がいるよ」
アニ「…」
アルミン「ダイヤモンドは確かにモース硬度は高いけど、それは引っ掻き傷で最強という意味であって、鋼鉄を思いきり運動量をのせて打ち込まれたら絶対に壊れる」
アルミン「なにより、ダイヤをイメージしすぎると熱に弱いという弱点まででてくるのは承知しているかい?」
アニ「ああ、承知の上さ」
アルミン「なにより、絶対に壊れない物を具現化するのは不可能。これは具現化系の能力者でも無理だよ。なぜかわかるかい?」
アニ「人間の限界を超えてるから」
アルミン「正解。じゃあダイヤモンドの性質を熟知してイメージトレーニングするのに必要な工程もわかるね?」
アニ「ああ、でもそれだけじゃただのダイヤモンド。あんたが言いたがってるのは誓約と制約てやつだろ?」
アルミン「もう随分理解いてるね。助かるよ」
アルミン「じゃあその誓約については僕に言う必要はないから、修行のアドバイスをするよ」
アルミン「ダイヤモンドを入手して、それでひたすら遊び続けて」
アニ「…?」
アルミン「ふざけてないよ?暫くはダイヤモンドの威力や性質を理解したり、舐めてみたり、写生してみたり、常に身に付けたり。とにかくダイヤモンドで遊ぶ以外は何もしないでね」
アニ「結構大変なんだね」
アルミン「本来は具現化系に用いられる修行方法だけど、ダイヤモンドなんてそう簡単に手にいれるのは不可能だしね」
アニ「…なんとかするよ」
アルミン「幻想が見えたら教えてよ。そしたらいったんダイヤは取り上げる。それ以外は今までと同じ、纏と練の繰り返し」
アニ「随分スパルタだね」
アルミン「そんなにチートな能力なんだ、仕方がないよ」
アルミン「でもそこまでできたら、誓約によってはいくつか応用技もできると思うし」
アニ「ありがとう、取り合えずしばらくの間はご指導願うよ」
アルミン「いえいえ、こちらこそ」ハハハ
続きはまた明日!ってもうこんな時間…
遅くてすみません、仕事が多忙で…今晩は徹夜になりそうなのでまた休憩時間にでも気晴らしに書きます
アルミン「よーし、次のかたどうぞー」
ユミル「よー」バンッ
アルミン「ユミル、座って座って」
ユミル「よっこいしょ!」ドサ
アルミン「はは、ユミルは36,000近いオーラを持ってるけど、特質系の能力に才が出てるね」
ユミル「そのさあ、特質系ってのは他の能力と丸っきり変わるじゃん?」
アルミン「まあ特殊という意味ではね」
ユミル「で、お前は言ったよな?特質系の私とクリスタはすでに何かの能力に目覚めてるとかなんとか…」
アルミン「かもしれないって言ったね」
ユミル「それなんだけどさ、ぜーんぜん分からねえんだよ」
アルミン「はは、誤解を生む言い方をしてしまったみたいだね」
アルミン「特質系は生まれもって持ち合わせてるもの、育った環境や血統によるものなんだ」
ユミル「…へぇ」
アルミン「だから、もうすでに君は能力を使えることができるかもしれないって事だよ」
ユミル「…」(こいつ…やっぱ危険かもな)
アルミン「ユミル?」
ユミル(だがここでアルミンをやっちまうのもおかしい…私が隠し通すしかねえのか…)
アルミン「ユミル!」
ユミル「…!…あ、あぁ、なんだよ?」
アルミン「疲れてるの?なんだかボーッとして」
ユミル「はっ!冗談!元気すぎて早くクリスタに会いに行きたいだけだよ!」
アルミン「あ、ああそうか…」
ユミル「やっぱイメージ不足だな!私はこれまで通り基礎修行に励むよ」
アルミン「そうかい?じゃあまた後日違う書類を配るよ」
ユミル「そりゃどーも」バタン
アルミン「次のかたどうぞー」
コニー「入るぜ」ガチャ
アルミン「やあコニー」
コニー「よぉ、座るぜ」ドン
アルミン「コニーは強化系だね」
コニー「ああ、早くカッコいい技でみんなを驚かせてえよ!」
アルミン「ふふ、コニー、君は強化系の能力で一番のメリットはわかるかい?」
コニー「メリット?戦闘に向いてるってやつか?」
アルミン「まあ半分正解!正確にはバカでも修行すれば強くなっちゃう!ってことだよ」
コニー「おお!そうか、じゃあ俺みたいなバカでも他の能力者と渡り合えるってことだな」
アルミン「まあ可能性としてはね。戦闘に入ると頭脳戦になってきちゃうから、威力だけで強さの優劣は決められないけど」
コニー「おう!」
アルミン「普段の訓練とは違うからね、実戦ではあらゆる手段に対応できる集中力と対応力が求められるんだ」
コニー「おう!」
アルミン「特にコニーは運動能力がいいから、強化系の力を使いこなせばその素早い身のこなしも充分に活かせるよ!」
コニー「おう!」
アルミン「ところで、発のイメージは固まったかい?まあ決まってなくてもなんとなくとか…」
コニー「おう!」
アルミン「へぇ!じゃあ聞かせてよ、どんなのが浮かんだ?」
コニー「おう!」
アルミン「…?」
コニー「え?」
アルミン「コニー…?」
10分後
アルミン「わかったかい?」
コニー「おお!取り合えず俺は必殺技をアルミンから教えてもらうんじゃなくて、自分でなんとなく決めてから相談するってことだったんだなw」
アルミン「ようやく理解してくれたね…」(同じこと何回言っただろう…)
コニー「じゃあ取り合えずもう一回考えてうるよ!」ガタ
アルミン「たのんだよ!」
コニー「ありがとうよ!アルミン!じゃあな!」バタン
アルミン「ふぅ…」
アルミン「つ、次のかたどうぞー」
クリスタ「入りまーす」ガチャ
アルミン「クリスタ!どうぞ座って」ドキドキ
クリスタ「アルミン大丈夫?随分疲れてるみたい…」
アルミン「…い、いや大丈夫だよ」(天使)
クリスタ「そう…?なんだかごめんね、私達の訓練に色々手助けしてもらっちゃって…」
アルミン「い、いいんだよ、そんな…。それより、は話を進めようか…」ドキドキ
クリスタ「そうだね、実はね…!」
アルミン(この時間が続いてほしい…)
クリスタ「特質系って聞いてピーンと来たんだけど…」
アルミン(この場で告白しちゃったり…)ドキドキ
クリスタ「やっぱり戦闘向けの能力よりも」
アルミン(ああ、いい臭い…)ドキドキ
クリスタ「…アルミン?」
アルミン(…あぁダメだ、集中しなきゃ)
長くなって申し訳ありません。続きはまた明日書きます。
もし待ちきれなければ能力説明に沢山伏線を入れているので数回読んでみてくださいw
アルミン「えっと…なんだっけ?」
クリスタ「わたし、みんなの役にたちたいの、だからせめてみんなのためになる能力…」
アルミン「たしかに、クリスタは特質系で7,000ほどのオーラ。どちらかというとサポートに向いてるかもね」
クリスタ「100%当たる占いがいいの」
アルミン「へぇ…占いか…またどうして?」
クリスタ「な…なんとなくなんだけど…。わたし、予知夢とか見れるから…それで…」
アルミン「そうなのかい?初めて聞いたけど…、でもその占いの方法や予言の仕方、発生条件を決めることでより占いが当たるようになるはずだから、とにかく自分にあったイメージ修行だね」
クリスタ「うん、でもまだこのオーラを自分で使いこなせる自信がなくて…」
アルミン「はは、大丈夫だよ。クリスタはすでに人並み外れた才能を秘めているから。」
クリスタ「…?」
アルミン「いい念能力者は動物にも好かれるんだ。周りからの人徳や、人を惹き付ける能力。これは充分に特質系の資質を示している。」
クリスタ「…うん」
アルミン「なんだかんだで僕の宿題もちゃんとできてるしね。クリスタは極めて正常に成長しているから、安心して。」
クリスタ「あ、ありがとう!アルミン」
アルミン「はは////」(かわいすぎる)
クリスタ「じゃあ、とにかくイメージ修行だね?」
アルミン「うん、取り合えずオーラなしでやり方を考えてみて、ある程度自信が持てたら今度はオーラを使って応用してみよう。」
クリスタ「うん、ありがとう!じゃあね、アルミン!」
アルミン「うん、頑張ってね♪」(キスしたい)
アルミン「ああ…あぶなかった…いろいろと…」ドキドキ
アルミン「ふぅー…」
アルミン「つ、次のかたどうぞー」
ベルトルト「やあ」ガチャ
アルミン「ベルトルト!待たせたね、座って座って」
ベルトルト「よろしく」ガタ
アルミン「ベルトルト…いきなり質問だけど…念って知ってた?」
ベルトルト「…え?」
アルミン「いや、オーラの総量があり得ないくらい達人的数値だったから…前から修行とかしてたのかな…って」
ベルトルト「…さあ、ごめん、知らない」
アルミン「そ、そうかい?じゃあいいんだけど…」
ベルトルト「…」
アルミン「ベルトルトは放出系の能力者って事だけど、何か今の時点で発のイメージは浮かんでるかい?」
ベルトルト「うん、なんだか、僕のオーラには熱がこもっているような気がするんだ…」
ベルトルト「だから…その、熱をオーラにして放出できないかな…って」
アルミン「そうか、ベルトルトの才能なら、すぐにでも炎を出せそうだけど…」
アルミン「炎のイメージを掴むまでは念のトレーニングだね。あと、君には四体行の応用技の説明をするよ」
ベルトルト「…応用」
アルミン「ああ、ミカサとアニ、ライナーとベルトルトにはそろそろワンランク上の修行をやってもらいたいんだ」
ベルトルト「ありがとう…」
アルミン「じゃあまた今度連絡するよ。それまではイメージトレーニングだね」
ベルトルト「…うん、ありがとう…アルミン」スッ
アルミン「いやいや、頑張ってね♪」
アルミン「次のかたどうぞー」
ライナー「よーっす!アルミン!」ガチャ
アルミン「ごめんね、待たせちゃって…」
ライナー「いや、かまないさ。それよりお前の方が心配だ…大丈夫か?」
アルミン「ううん、大丈夫だよ、こう見えてけっこう楽しんでるしね」
ライナー「そうか…ならいいんだが」ガタ
アルミン「よし、ライナーは強化系で総オーラ量もすさまじいね」
ライナー「どのくらいなんだ?そりゃ?」
アルミン「分かりやすく言うと僕の50倍以上でミカサ半分くらいかな」
ライナー「…分かりやすいのか分かりにくいのか…」
アルミン「つまり、ライナーは素晴らしい才能に恵まれた戦士ってことだよ!」ハハハ
ライナー「そうか…それはなによりだ」
アルミン(ライナーは肉体的にも精神的にも屈強だ。ここに強化系能力が備わると…ミカサを超えるかもしれないな…)
アルミン「ライナー、今時点で練の状態で思いっきり何かを殴った事はあるかい?」
ライナー「練でか?ああ、修行がてらに思いっきり大木にタックルしたことがあるが…」
アルミン「へえ!で、どうだった?」
ライナー「そりゃもう凄い勢いだ!大木が発泡スチロールみたいだったぜ!」
アルミン「ふふ、そうだろうね。早速ライナーも発を身に付け始めているよ」
ライナー「え?発を?…俺はただ基礎修行をしていただけだが…」
アルミン「そう、それが強化系のメリット。つき出す拳の風圧すら、武器になる」
ライナー「…」
アルミン「また追って連絡するけど、ライナーと他の数名にはさらに上の修行をやってもらいたいんだ」
ライナー「ほう…」
アルミン「念は奥が深い。それだけに今の基礎修行は大切なんだ」
ライナー「ああ、任せてくれ。どんな訓練でもこなしてみせるさ」
アルミン「うん、信頼してるよ、ライナー」
ライナー「じゃあ、また連絡待ってるぜ」スッ
アルミン「うん、頑張ってね」
アルミン「ふぅー…」
コンコン
ミカサ「アルミン、入る」ガチャ
アルミン「ああ、ミカサ。ごめんね長く待たせちゃって…」
ミカサ「平気、それよりわかったことはある?」
アルミン「うーん…なにか怪しげな人が数名…ってことくらいかな?」
ミカサ「エレンは!?エレンは大丈夫なの!?」
アルミン「落ちついてよミカサ。エレンはまだ今のところは大丈夫だよ。今後も基礎修行をメインに頑張ってもらうから」
ミカサ「そう…よかった。また何か分かれば教えてほしい」
アルミン「…うんできれば何もない事を祈りたいけどね…」
ミカサ「…」
こうして念の基礎修行は終えた。個別差はあるものの、みんなこの能力を使いこなせそうな人達ばかりだ。
だから怖い…底知れぬ化け物を産み出してしまいそうで…
Fin
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
ご希望が多ければまた続きなり新作なりを作りたいと思っています。
このSSまとめへのコメント
進撃×ハンター見たかったんだよぉおおおお!!!!
ベルトルさんは性格的に具現化あたりかと思ったら……なるほどね。
SS史上最強クラスの完成度
え?終わったのか?…中途半端…
3»pato2あるよ