梓「あー・・・ども、中野梓いいます、自分ギター出来るんすワー」
澪「ほー、で?」
梓「あ?」
唯「一年生だよね!えーっと、中野・・・あz・・・・」
律「へー、おめーどこ中から来たん?」
梓「は?笑 なんでんな事いわねーといけねーんスか?笑」
律「ほー、中野っつったなーおめー」ビキビキ
唯「り、りっちゃん、落ち着いてよ・・・」
唯「・・・・あ、あのぉ、皆・・・?」(ビクビク)
澪「で、ギターできっから何よ?」
梓「空きはあんのかって事でしょーがよォーッ?」
澪「あぁ、ギターやりてえん?メインはもう居るんだわ、やんなら横でやるしかねぇな」
律「まーそうゆうこった、嫌なら吹奏楽部でも行けや?ドでけぇラッパみてぇなんをプァップァーッってよ?」
紬「律よ~、あんデケェんはボッボ―って鳴んだぜ?たしかよォー」
梓「チッ・・・(ギターくれーしかできねーし、とりあえずここにすっか)」
唯「あのとりあえずお茶でも・・・」
澪「でー、中田だっけか?、どーするよー?」
梓「あー・・・中野っす・・・まぁ、いちお入るっすワー」
唯「じゃ、じゃー決まりだねっ!さっそく入部とd・・・」
律「ほんなら入部届け書いて持ってこい」
梓「へーい・・・(ケッ)」 ガチャ
唯「・・・・・」
律「・・・・くァー、ねっみぃ・・・おい、ムギー、茶ァー出してくれや」
紬「唯ーっ、茶ァーだとよー」
唯「うん、ちょっと待っててね!他の皆も飲むよね?」
律「お、そーだ、唯ィ、先月の小遣い出たべー?麻雀すんぞ」
唯「・・・・えっ・・・いやそれは新しいギター買うために・・・・」
律「おーそうだったなー、誰かさんがギター派手にブッ壊しちまってオメぇ今エアギターやってんだったなー」
澪「壊したん律だろー?」
律「ぶはははァー」
律「おーおー、ほんじゃー麻雀でドーンと儲けて買っちめえよ?」
唯「いやー、私弱いしさ、えへへへ・・・・それにあまりルールとかも・・・」(ガクガク)
律「ムギー、やんぞー」ジャラ
紬「これやっと爪汚れんだよなー、肩こるしよォー」
律「さっさと親決めっぞ」
唯「・・・あ・・・あわああわあわ・・・・」
スチャ・・・・ビシ・・・・・・・・・チャッ・・・パシッ・・・・・・・・・・・・・・カチャ・・・・コト・・・
澪「はいロン、ワンツー」
唯「・・・・・・うん・・・」チャラ
律「チッ、唯よーォ、もうちょっと絞れよなー」
唯「う、うん・・・・ごめん・・・」
スチャ・・・・ビシ・・・・・・・・・チャッ・・・パシッ・・・・・・・・・・・・・・カチャ・・・・コト・・・
紬「唯それロンねー・・・・ザンクはヨンニー」
唯「・・・・うん・・・・はい」チャラ
律「ムギよー、てめーそれ以上に金いんのかよ?」
紬「いらねーーー、けどアガんねーとつまんねーべ?」
律「けっ」
ガチャッ
梓「どーも、えっとー・・・コレ、入部届け書いて来たっす」
律「おー、それこっちよこせや」
律「そうそう紹介が遅れたなァ、あたしが部長で天才ドラマー汰威那華(たいなか)だ、覚えとけよー」
梓「は?田舎ドラマがどーしたんすか?」
律「死にてえん?」
梓「え、なんすか?は?」
澪「へへっ!」
紬「・・・カッカカカ!!」
梓「なんなんすかー?みなさん揃ってワケわかんねっすケド」
律「まぁいいわ、次はねぇけどな・・・こいつが二弦ベースの亜鬼耶摩(あきやま)なーぁ」
澪「弦なんてよーォ、二本あればいいんよ?」
梓「へぇ」
律「んで、こいつがなんちゃってピアニストの孤斗武奇(ことぶき)ってんだわ」
梓「めでてぇ」
紬「オ?」ピク
梓「いやー、おめでてぇ、名前負けしてませんねー」(めんどくっせぇ)
律「こいつがエアギターの平沢だわ」
唯「よ、よろしくね!平沢唯だよ・・・・あ、あずにゃんって呼んでもいいかな?えへへ・・・」
梓「え、いきなりあだ名で呼ぶんスか?」
唯「えっ、ごめん・・・」(ビクッ)
律「・・・プッ・・・ククク・・・・・」
澪「うへへへぁッ」
律「へけけ、なにがあずにゃんだよ!?」
唯「ごめんね、いきなり馴れ馴れしかったよね、えへへ・・・」
梓「あーいや、呼び方なんて別になんでもいいんでー」
唯「ほんとに!?えへへ~」
紬「いい加減キメェよ!!」
梓「で、練習とかは?何ガンクビ並べて麻雀してんすか?」
紬「あんさー、今練習なんかしてどーなんのってゆーね」
澪「まァー、キホン文化祭ん前だけでいんだワ」
律「あ~ぁ、真面目なん入れっとスグこれだかんなー」
梓「・・・・・」ビキビキ
澪「吹奏楽部ってのがあるってさっき律が言ったよな?」
律「先輩の有難いお言葉ちゃんと聞いてたんかよォ?」
梓「まー・・・ノーガキは分かったからよー、いいかげん誰に口きいてんのって話よォ?」
律「ン?」
梓「テミーだよ?!汰威那華ァー!」
律「お?おぉ~?小っせェくせに根性あんな?ゴロはタッパよ?タッパ!やんのか?オーこら!?」
梓「あ?いま何か述べたか?お?カツゼツわりぃなテメェーよ!?」
唯「・・・・・ね、ねぇ!!やめようよ!!!みんな仲良くしてよーっ!」(ガクガクガクガクガク)
澪「二人とも、今日んとこはまァ落ち着けや、おら唯、さっさとツモれよ」
唯「・・・・うん」
律「けッ」
紬「澪よー、今トップ目だからってガっついてんなよ?」
梓「・・・・まァ、今日んとこはコレで帰りますわー」ガチャ
―――翌日・駐輪場―――
ヴォォォオオオオオオオン!!!ヴォォォン―――ヴォンヴォンボボボボボ――・・・ボボボ・・・・
梓「お――ォ、いい場所開いてんじゃん?校門側だしよー」ガチャ
梓「・・・お?たった1時間しか遅刻してねえな、だから寝みぃんかよ」
?「まてや――――――」チリンチリーン!
梓「あ?」
和「そこのダッせェロケットカウル!場所ずらせやー」チリンチリンリンリンリン!
梓「んだとくらぁ!」
和「一年よぉ、そこ私のチャリの定位置なんだワ、どかせ!倒すぞ?ガッシャーンいくぞ?!」
梓「あ?倒す?やってみィ?左に倒して30万、右なら60万だぞおら」
和「セコい直管くっ付けて何言ってんだタゴ作くらぁ!!」バキッ
梓「お~お~?えれー派手にブチ折ったな~、30万だァ――――!」ビキビキビキ
和「オラァ!うっらァ!!」バキバキ、ベリッ
梓「・・・・・・・・はい40万ー・・・・・45ー!・・・55万・・・・・へっへっへっへ~・・・」ビキビキ、ピクピク
和「・・・・・・ファー、すっきりした、ストレス溜まってたんだワー!ほらよーッ新しいチャリでも買えや?」ぴらっ
梓「・・・ほォ―、ここらじゃ1,000円でチャリ買えんのかー!で、残り449,000円なんだがよォー」
和「あぁー!?せいぜいが15万だろが?まーやりすぎたわ、放課後なったら生徒会室こいや」
梓「なにィ?・・・そこ行ったらオメー、払えるんかよォ?」
和「まぁ慌てんな、書面上だけのテキトーな部ゥ作って新設準備費用って事にすりゃーいくらでも金おりるんだワ」
梓「ほ~・・・・30万くらいは貰うかんなー」ニヤッ
和「あ~ン?・・・まぁ、いんじゃね?どーせ私の金じゃねーし、知らね」
―――教室―――
梓「オウっ」ガラ
憂「あ、おはよー梓ちゃん!遅刻だよー!も~う!」
梓「憂よォー、二度と細けぇ事ゆーなよ?」
憂「あ、そーだ!梓ちゃんけいおん部入ったんだよね?私のおねぇちゃんもけいおん部なんだよ!」
梓「あ?・・・憂の名字って確か・・・ひら・・・平沢?・・・おーう、あのデクかー」
憂「でく?」
梓「ん、なんでもねー」
―――放課後―――
梓「・・・26、27・・・・・・・・30!」ぴらぴらっ
梓「まーァ、メガネにバキられたトコ修理してもプラ15万ってとこか、新しいの組んでもいいなァ~」
梓「うっすー」ガチャ
律「おう、死ににきたんか」
紬「オ」
澪「・・・おー」
唯「あずにゃん来たんだぁ、よかったー!」
梓「来たんだ、って、なんなんス?」
唯「えっ?いや・・・!深い意味はないよぉ!えへへ・・・」
紬「 『あずにゃん』 じゃねぇよキメェな~ァ!」
梓「まー、なんでもいいっスけど・・・今日は麻雀やってねえんすねー」
澪「これからだ、オミーもやっか?」
梓「・・・今日はやんねっすワ」
律「へっ、金ねぇんかよ」ボソ
紬「このガッコって貧乏多いなー」
梓「は?金あっときに博打やんのはトーシロじゃねっすかね?」
律「お?」
梓「ハイ?」
澪「なんかお前らめんどくせぇなー、今日は麻雀やめだ」
唯「うん、そうだね!けいおん部なんだしたまには練習・・・」
律「あー?唯よー、テメーはギターねーと意味ねぇだろが?エアギターやんのかエアギター!くらぁ!」ガゴンッ
唯「ひぃぃいいいい!!」(ビクビク)
紬「物投げんなよタコ」
梓「ところでエアギターってどゆコトなんです?」
唯「えっ・・・いや、それね、無理やりやらされて・・・っていうか」(ガクガクガク)
紬「エ・ア・ギ・ター!エ・ア・ギ・ター!」パチッパチッ
律「げへへへぇ~!・・・ア・ギ・ター!エ・ア・ギ・ター!」パチッパチッ
澪「唯ィ、中田の入部祝いに見せたれや?エアギターにも世界大会があるくれーだしよぉ」
唯「え、えー・・・?」
梓「自分中野っすわー」
紬「はよせーやァ!!」ガンッ
唯「ひぃいいいいいいいいいい!!」(ぶるぶるぶる)
律「ムギぃー、物に当たんなや」
律「チャチャッとやっちめぇよ」
唯「・・・う、うん、わかった・・・」
唯「・・・・・・べ・・・べんべ~~んべべべべ~~ん!・・・えへへへ・・・べんべ~ん、べべ~~~ん!・・・えへへ・・・」(クイックイッ)
律「ぶはっ!!・・・けへ!!!」
紬「くはァ―――ッ!コレどんなお笑いよかおもれーワ!」
澪「文化祭の出し物は決まったなァー!」
唯「・・・・・・・グスン」
梓「・・・・・・」
梓「・・・・・・・・・・・・・・・くだらねぇ」
律・澪・紬「あ?」
梓「楽しいんスか?先輩らはこんなん見ると気分いいんスか?」
紬「えっコレ楽しめねえの~!?かっわいそーな奴だなおめーもよー!?」
律「おーおーおー、いじめ、カッコ悪いってかぁ!?こりゃアレよ、練習よ!れ・ん・しゅ・う!」
澪「おーよ、立派な練習よ?自分のモノサシで何でも計ってんなよ?」
唯「・・・・・・・」
梓「・・・・・・」
梓「あー、ところで唯先輩ー、なんでギター持ってねェんにけいおん部いんすか?」
唯「え、いやぁ、それはね・・・」
律「あーそれ私がな、こないだ校舎裏でオメーみてぇなナメたガキの頭骨割ったんよ、唯のギターでパッカァってよ?」
梓「は?」
律「ほんでよ、テンション上がった勢いで唯のギターをそのまま遠投したんだワ!そしたらバッキーンよ!?」
唯「うぅ・・・私のギー太ぁ~・・・」
紬「そしたら唯がよォ、バキバキになったギ―太ちゃん抱えて保健室に運んでやがんの!ケッサクよ?ケッサク!」
梓「・・・・・へえー・・・」
梓「んで、なんで田舎先輩はそん時に人の物使うんです?」
律「あ?自分のモン使ったら壊れんだろが?ドタマ湧いてんか?割ったるからそのギター貸せ」
梓「あ?うらっ」バキッ
律「ってェ・・・!!おうおうおう、やっちゃったねー!先輩に向かってよォ~~ッ!?ずりゃッ!」バチッ
梓「ふぇっ」
律「おめぇもパッカーンすっか?おォ~?」ビキビキ
唯「ひひぃぃいいいー!」(ぶるぶるぶる)
澪「いい加減やめろよ?うるせえしよォ―――ッ」
梓「・・・・・唯先輩!」
唯「ひぃっ!?」(ビクッ)
梓「コレ、30万あるっすワ、単車直す金やったんすけど、新しいギター買う足しにしてください」バサッ
唯「・・・え?えっ?」
紬「なかなか金もってんなー最近のシャバゾーはよ?」
律「けーッ!ツインテールちゃんよォ、そいつに媚びたっていい事ねーぞー?」
梓「あ?汰威那華よォ?てめぇ後輩にケツ拭かれてんだぞ?」
律「んだと?誰か頼んだかよ?」
唯「で・・・でもあずにゃん、これは受け取れな・・・」
梓「いいんすよ、ドブで拾ったみてぇな金なんで」
澪「まーもらっとけよ唯、くれるってゆうんだからさ」
紬「てめぇらビンボー人って大変だなー」
律「おい唯ー、エアギターの練習も終わったし麻雀すっぞ麻雀!レート5倍なー」
唯「・・・・えっこのお金は・・・」(ガクガクガク)
律「オラ、場所きめっぞー」
梓「・・・・・(ケッ、こいつら救えねぇ)」
梓「まー先輩方ー、今日んとこは帰りますわー練習もねぇみてーなんで」
唯「あ、あずにゃん!ありがとうね!新しいギター買ったらちょっとずつ返すから!」
紬「だからその『あずにゃん』ってやめろよ~?」
ガチャ
―――駐輪場―――
梓「・・・・・」
梓「マフラーだめだなコリャ・・・・」グイ
梓「ォラッ」バキィッ
梓「ぽいっと」カラーン
和「おーーう、ボロ単車の調子はどーよ?」
梓「あー、さっきは金の工面どーも、いやァーおかげ様でコレもんですわー」
和「あァ~ん?まぁ、あの30万で余裕で直せんだろがよ」
梓「いや、それがもう無ぇんすワー、ハハハ」
和「あんだってェ?」
梓「いやぁね、部の先輩がギター買うってんで、あげちゃいましたわ」
和「あん?ギターって、おめェけいおん部かよ?」
梓「はぁ」
和「けいおん部でギターつったら私のマブぐれぇなんだが、30万やったんって、まさか唯の事か?」
梓「はぁ、知り合いでしたかー」
和「んで、なんで唯が新しいギター買うのよォ?」
梓「あーそれがなんでも、壊れたみたいで・・・」
和「壊れただとォ!?」
梓「まぁまぁ、それは終わった話なんで」
和「てみぃ唯になんかしてねぇだろーな――ァ?」
梓「いえ何もしてねっスけど・・・」
和「・・・・・・」
梓「まぁ、私はそろそろ帰るんで、お先にどーぞ」
和「あ?おー、もし唯になんかあったら言えよー」
梓「はぁ」
和「じゃあな」チリンチリ~ン
梓「はぁ」(うわ~ママチャリでオニハンとか化石かよー)
チュウィウィウィィイン、ババババボボボロロロロ~ン
梓「おー、やっぱマフラーねぇと音腐ってんなァ」ボロ~ン、ブロロロロ~ンババッバッバッバッバッ
梓「・・・・・思い出すなぁー、中坊ん頃・・・」
梓「河原でボロボロの単車拾ってきてよー、必死こいて直してエンジンかかった時、ちょうどこんな音で・・・」
ブォ――ーン、ブォォオオ――――――ン
梓「おー?あのダッセえエビテールは・・・」
梓「JUNE―――!まてや――――――――」ブロロロロ~ン
純「おー阿済沙ーァ、部活はどーしたん?」
梓「あんなモンくだらねえよ、JUNEは?」
純「あー、あれか、所詮ガキの笛吹きだわー!ピッピロピッピロってよォ―――」
梓「あーそうそう、JUNEよォ――」
純「あ~ン?」
梓「けいおん部シメっぞ」
純「・・・急にどーしたよ阿済沙ァ―――?めずらしいじゃん?」
梓「アレよー、部費よ、デカいしウマいのよ」
純「・・・・ホントに金の為かー?」
梓「・・・・・」
梓「金だよォ――」ブロロロオォォ―――――――――ン
純「・・・」
―――翌日・放課後―――
律「おー、そいやぁ今年度の部費がよォ、30万なんだわー」
澪「ムギー、あの楽器屋でテキトーな領収書出してもらってきっちり使った事にすんぞ」
紬「おーおー、マネーロンダリングってやつかー、貧乏暇無し、たったの30万に必死だな~」
律「まーこれで一人10万だぜ?何十人からカツ上げるよかはるかに楽だべ」
梓「あー・・・ちょっとそれー、私と唯先輩の分が計算に入れられてねェんじゃねーですかねー?」
唯「あずにゃん・・・私はいいんだよ・・・えへへ・・・」(ガクガクガク)
梓「おかしいっしょー、うちらも一応けいおん部入ってんスから」
澪「あたしらが卒業した後はてめーの好きなよーにしろ」
律「これなァ~~、ゾクにゆー年功序列ってやつだ、知ってっか?お~ん?」
梓「顔近ぇよ?」
律「あ?近いと嬉しいんか?お~?お?オーッ?」ぐいぐい
梓「うらぁッ」バキッ
律「・・・・ッ!?ってぇな~くらぁ―――ッ!」
梓「死ねや汰威那華ぁ――ッ!!うらァ!うらッ!!くらぁ!!」ベキッ!バチ!グジャ!
ガチャ
さわ子「コラぁ~~!!なにやってるのよあんた達ぃー、も~う!」
澪「げっ、紗我虎(さわこ)じゃん、いやー何でもねえんすよーコイツらふざけてるだけで・・・だよなー?」
梓「ええ、こんなん遊びっすよー」
律「覚えとけよガキがこらァ」ビキビキ
さわ子「も~う、問題起こさないでよねー!けいおん部無くなっちゃうわよー!?」
紬「センコーが何も見なけりゃ無くなんねェーよォ」
唯「あわああわわわわわあわわ」
―――翌日・生徒会室―――
ガラッ
梓「こんちわー」
和「あん?なんか用か?今だれもおらんが?」ズルズルー
梓「なんでラーメン食ってんス?」
和「出前よ出前、お前もとるか?」フゥー、フゥー、ズルズルー
梓「いらねぇっすワ、あのー、今日はけいおん部の事でちょっとナシがあって」
和「ほーぅ?」
梓「かくかくしかじかで・・・」
和「ふむふむ・・・」
―――数日後―――
律「っかしーなァ・・・」
澪「あん?どーしたよ?」
律「いやそれがよ、今年度のけいおん部の部費がもう使われてたらしいんよ?」
紬「何の間違いだそりゃーよォ」
律「おーよ、受け取った覚えもねェしもっかい確認してもらったんだがよ、やっぱきっちり使われてるらしんだワ」
唯「わ、私じゃないから・・・ね?えへへ・・・」
ガチャ
梓「うーっす」
律「部費使ったんてめぇかよ?」
梓「部費?あ~、アレね、全部使ったわー」
澪「おーん?!冗談ぬかしてっとイワすぞワレェ!!」
梓「あ?冗談いってどーすんだよ?」
律「ほんでェ、なぁ~に買ったんだよクラぁ!?」
梓「あ?ちゃんと楽器買ったんよ、高級楽器よ!」
紬「まさか唯のギター買ったとか言うんじゃねーだろなァ―――ッ!?」
梓「直管(トランペット)と拡声器(アンプ)×3よォ~~!?もう組んだんだワ!見っか!?オ?」
律「あぁ~!?んなことしてっと制斗會(せいとかい)が黙ってねェぞくらァ」
梓「バカじゃねんだしよ、手ぇ打ってあんだワ!」
澪「んだとォ?」
ガチャ
和「よォ~」
律「て、てめぇは」
紬「制斗會裏番の・・・」
澪「魔怒迦(まどか)!」
和「オウオウ、てみーらよォ、私のマブ世話してくれたんだってなァ――?!」
梓「おめーら今日で終わりだよ!?」
紬「部費ごときで何が終りだよーォ!?財閥舐めんなよくらぁ?」
梓「財閥もオメェの代で終わりだァ!能無し豚がよォ―――!?」
紬「中野くらーッ!!てめぇあんま調子くれてっと」
バキッ!
紬「いっ――――ッ!?」
純「よォ――ッこないだ廊下でガンくれたよなァ?あん時のゲーマユだったんかーちょうどいいわーうらッ!」グシャ!
紬「誰だテメェ~?げごえっ」
純「誰でもええやんけオ―?コラァ!白い靴下なんか流行んねぇんだよッ!らァっ!!」バギッ
律「あ?今なんつったよテメーよ?」
純「白ェ靴下なんか流行ん・・・」ボキ
純「ぐえひ」
和「どりゃっ」ビッ
澪「ふげ」
和「てめぇらこっからジゴクだよ!?高校生活イバラロードよォ!?」バギ、グチャ
澪「あ~ん?亜鬼耶摩様をなめんなよォ―――!?うらゃッ!でえッ」スカン、スカン
和「もらうかよォ!?今日はエアけいおん部設立記念祭よォ―――!!らぁっ」グッシャ
梓「オラオラァ――ッ!あきやむぁー!よぉ見とけや?テミ―の大事な安モンベースで部長のピカデコパッカーンいくぞ!?」
律「あぁーーッ!?」
梓「ずりゃァ―ッ!!!」バガッ
律「あがっ」
―――翌日・部室―――
澪「私のベースが無ぇ」
紬「あ?オメェのもかよ?」
律「それがよー、ドラムも無ェんだワ」
唯「ギー太が・・・復活してる・・・!」
梓「おーう」ガチャ
梓「てめぇらのドぐされ楽器売っぱらっといたぞー!」
澪・律・紬「何してくれてんだくらぁ!」
梓「おら、なにしてん?はよエアバンドやれや―――」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
梓「・・・という夢を見たんですーっ」
唯・律・澪・紬「へぇ~・・・」
すまんギャグのつもりで「の」を魔にしたんだが萎えたっぽいしもう終わる
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