澪「就職できない…」(134)


澪「まったく超就職氷河期とはよく言ったものだよ…」

澪「どの会社も面接でテンパりすぎて話にならないし…」

澪「あがり症だけでもなんとかならないかなぁ」

澪「他のみんなはもうとっくに内定貰ってるのに…」

澪「残るは私と唯だけか」ピリリ....

澪「メール?唯からか…」パカッ

唯『件名:やっと決まったよ!』

澪「まさか・・・あの池沼が?」

唯『本文:聞いて!街で適当に歌を歌ってたら~▽

唯『エイベックスとかいう会社にスカウトされたよ~』画像アリ

澪「……」パタン


澪「…だ、大丈夫だ!卒業まではあと三ヶ月もある!」

澪「それに…あいつらの就職先だって大したことないじゃないか」

澪「すごいと言われてた和だって地方公務員だし…」

澪「律は外食チェーン…ぷぷっ!ブラックじゃないかww」

澪「唯はエイベックスだかなんだか知らんが芸能界なんか糞だし」

澪「結局、最後には私だけが笑うんじゃないか?」

澪「まあ、ムギに関しては失敗するとは考えにくいけど…」

澪「ん?ムギ…?」

澪「そうかその手があったか!」ガタッ


澪「私にはコネがあったんだ!」

澪「それも友人が社長令嬢という盛大なコネが!」

澪「これを使わずして就職活動もクソも無いぞ!」

澪「そうと決まれば早速ムギにメールを…」

澪「…」

澪「……待てよ」

澪「仮に、もし私がコネを駆使して大企業に就職したとして…」

澪「万が一、私が能力の無い人間だとバレたらどうなる…?」

澪「おそらくムギとの関係はすぐにバレる、行き着く先は…」

澪「社内イジメ!」ゾクッ

澪「………やめておこう」

数カ月後


澪「なんてことしてる間に卒業まであと一週間か…」

澪「もう本当にどうしようかなぁ」

澪「ニートは嫌だしな…」

澪「かと言ってブラックで社畜として生きるのも勘弁だな」

澪「でもこの性格じゃあ公務員は絶対にムリだし」

澪「どうしようか…」

澪「社会にさえ出ればそれなりにやっていける自信はあるのに…」

澪「………そうか!」


澪「起業しよう!」バ~ン

澪「そうだよ起業するんだ」

澪「ゲイツも、ジョブズも、ホリエモンも」

澪「でっかく成功した大人はみんな在学中に起業してるじゃないか」

澪「幸い私は比較的性能の良いノートパソコンを持っているし」

澪「これを利用しない手はないな!」

澪「そうと決まればまずは基本を知らなければ始まらない」ガタッ

澪「エクセルの入門書でも買ってくるか」

数日後


澪「…ダメだ、完全にITをなめていた」

澪「Cってなんなんだ…、BASICってなんなんだ…」

澪「て言うかそれ以前にブラインドタッチが出来ないから論外だ」

澪「…完敗か」バタン

澪「……卒業まであと2日」

澪「要領の良い奴は後輩でも既に進路が決まっている…」

澪「…うぅ」

澪「背に腹は替えられない、まずは就職が第一だ」ガタッ


澪「しかし求人誌を見てみても、ロクな企業が無いな」

澪「派遣かアルバイト、良くても契約社員しか募ってない」

澪「たまにあるのは肉体労働、しかも給与は涙の雀…」

澪「…ん?これは正社員だな、でもどうせ待遇は」パラリ

澪「し、社保完備・交通費支給・有給アリ!?」

澪「しかも給与は月に手取りで40万…これを逃す手は無いな」

澪「業種は書いてないけど、未経験者優遇だし大丈夫だろ」

澪「…総合商社フラットファイブか、なんとも立派な社名!」

澪「ここだな」ピポパパ......プルルル...

数時間後


澪「しかし真の優良企業はやることが違うな~♪」ボロン..

澪「履歴書も出してないのに、質問に答えただけで即内定とは」ボボロン...

澪「これは、久しぶりにベースでも弾きたくなるっての」ボボボボ...

澪「見る目が違うんだろうな、いや、聞く耳かな?」

澪「どっちでも良い、とにかくニートの恐怖からは解放されたんだ」

澪「良かった…」

数日後


澪「さて、無事に卒業もしたことだし、今日は初出社の日だな」

澪「持ち物は…スーツ、バッグ、ペン.....」

澪「…あと、変声機、これは絶対に必要らしいからな」

澪「何に使うかは分からないけど、多分歓迎会の余興かなんかだろ」

澪「さて、ラッシュに巻き込まれないように、早めに家を出るか」

澪「行ってきま~す」ガチャ

澪ママ「気をつけてね」ニコニコ...

澪(ママ、嬉しそうだなあ…)

会社


主任「皆様がわが社の新入社員ですか」

澪「…は、ハイっ!」ピシッ

社員a「うーっす」クチャクチャ....

社員b「…ダリ」

澪(同期の人たちはみんな男なのかぁ)

澪(しかもなんか怖そう…なんで私服なんだろ)

澪(いや、会社にはスーツで行くという概念がまず古いのかな)

澪(先進的な企業では、私服通勤は割と普通なのかもしれない)


主任「それじゃ、自己紹介でもしようか」

澪「ハイ」

社員ども「……っす」

主任「まず私はここの主任をやっている者だ」

主任「○○大卒、29歳…質問は?無いね、終わるよ」

澪(…え?それだけ?)

主任「…じゃあ、つぎはそこの」

澪「あのっ」スッ

主任「なんだい?」

澪「お、お名前はなんて、おっしゃるんですか?」ドキドキ

主任「………山田一、とでもしといてくれ」

澪「…あ、はい」

ちょっとシャワー浴びてた
すぐ書き始める


男a「えーっとぉ、まぁ永田輝羅です、キラって呼んで下さい…」

澪(…DQNネーム!い、いや偏見は良くないな)

輝羅「出身は和歌山の○○町…」

澪(和歌山県民…!いや差別はダメだな)

輝羅「○×チャレンジ高校卒でっす」

澪(救いようの無い学歴…)

輝羅「…あっ、ちなみに趣味はパチンコwwww」

澪(これは…いや、違うぞ違うぞ)

主任(まだ良い方だな…)


男b「えと、あのぉ…デュフッwwww」

澪(デュフ?)

男b「あの…フフッ、僕の名前は、いやっ、僕はむしろ、デュフッ」

澪(…どうして笑ってるんだろう?)

男b「結論から言っちゃうと、僕は雁屋均です…デュフッ」

澪(う、少し臭うぞこの人の息…)

均「えと…で、まぁ、学歴から言っちゃうと、○△高校を…」

澪(あ、それなりに学歴は…)

均(中退です…ぅうははははっ)ゲラゲラ

澪(…中卒か)

主任(これはひどい)

>>52
間違えた
>均(中退です…ぅうははははっ)ゲラゲラ

訂正
均「中退です…ぅうははははっ」ゲラゲラ


澪「えーと、秋山澪、22歳です」

澪「N女子大出身、趣味は、ベースを少し…」

主任(N女子大か、なかなかの学歴だな)

輝羅(おっぱいはデカい、中の上だな)

均(かわいいかわいいよ澪たん…)ペロペロ

澪「こ、これから皆さんよろしくお願いします」

主任「…よし!じゃあ早速仕事に取りかかろう」

澪「あの山田さん、仕事って、どんな…」

主任「うん澪ちゃん、平沢唯って、知ってるかな?」


澪「…え?唯が」

輝羅「知ってます、俺、ファンです!」ビシッ

主任「そう、最近出てきた歌手の子なんだけど」

澪「そ、それがどうかしたんですか?」

主任「彼女ブログやってるじゃん」

澪「ブログって、あのそんなことはどうでも…」

主任「で、毎日のようにたくさんのコメントが寄せられて」

主任「それはもう、たくさんたくさん…」

澪「…それと仕事とはなにがどう関係あるんですか?」

主任「分かんない?君らが代わりなって返事を書くんだよ」

主任「それが、君らの業務内容です」


澪「…酷い」カチャカチャ

輝羅「マジかよ」カチャカチャ

均「芸能人なんてね…所詮は、デュフフww」カチャカチャ

澪「唯は、この短期間でそんなに忙しく…」カチャカチャ

輝羅「でも酷いぜ、俺らファンを騙しやがって」カチャカチャ

均「惨めですね…フフッwww」カチャカチャ

輝羅「惨めだ」カチャカチャ

澪(私の方が、何倍も、惨めだ)

澪「…ハア」カチャカチャ

数カ月後


澪「…辞めてしまった」

澪「就職無いのに、給料も良かったのに…」

澪「でも私には無理だ、あの職業は」

澪「よりによって、あんなの…」

澪「格差を見せつけられてるようなものじゃないか…」

澪「それに、他の社員の精神的レベルが低すぎる」

澪「小学生みたいな会話と、パチンコの話しかしてこない…」

澪「厳しいな、社会って」

澪「貯金は少しあるし、しばらくは家に居よう」


澪ママ「…というわけなの」

律「…はぁ」

律(まさかとは思ってたけど、まさかマジでニートなるとは)

澪ママ「それから2年、ろくに部屋から出ないのよ」

律「…はい」

律(またこの親がなぁ、過保護すぎるっていうかさぁ)

澪ママ「主人は真剣に考えてくれないし」

律「…はあ」

律(そんなこと私にどうしろって言うんだよ!)

澪ママ「…でね、折り入ってりっちゃんに頼みがあるの」


律「…放課後ティータイム?」

澪ママ「そう、あなたたちがやってたバンド!」

律「それがどうかしたんですか?」

澪ママ「再結成して欲しいのよ、もう一度!」

律「…え?」

澪ママ「だから再結s…」

律「まっ、無理無理無理!ぜったい無理ですよそれは」

澪ママ「どうして?」

律「だ、だって、それはっ!」


律「まず、私はここ数年ドラムに触ってません」

澪ママ「また触れば良いじゃないの」

律「いやそういう意味でなく、演奏できません」

澪ママ「練習すれば良いじゃないの」

律「そ、それに、他のメンバーの所在が掴めません」

澪ママ「呼び集めれば良いじゃないの」

律「あと、一人、スケジュール的に厳しい人が居ます」

澪ママ「空けといてもらえば良いじゃないの」

律「…なんでも良いです、もう」


澪ママ「ありがとう!助かったわ」

律「いや別にOKしたわけじゃ…」

澪ママ「実は最近、うちの子はずっとビデオを観てるんです」

律「…ビデオ?」

澪ママ「そう、高校生のときの、学園祭の…」

律「へえ、澪が…」

澪ママ「今の澪を立ち直らせるのは、音楽しかないんです!」

律「…うぅむん......」


律「結局、承諾してしまった…」

律「私はなぜこうもお人好しなのか」

律「私の生活も決して楽じゃあないのになあ…」

律「でもまあ、澪よりは良いけどな」

律「鬼も18番茶も出花とは本当のこと」

律「まったく、私は早くに良い人を見つけて正解だったな」

律「…さて、急いで家に帰って夕飯の準備だ」


曹「撃てぇっ」

梓「ハイッ!!」ドギャアッドギャアッ

梓「…」カチャッ

曹「……」

曹「ふむ、よろしい」

曹「以上で今日の訓練は終了だ」

梓「ありがとうございましたっ!」

梓(疲れた…)


梓「は~あ…」

梓「女で自衛官なんかになるんじゃなかったな…」

梓「訓練辛いし、同僚はムサ苦しい男ばっかだし」

梓「まあ確かに大事にはされるけど、外ではモテないし」

梓「昇進できないのもなあ…」

梓「次の任期までに責めて三等陸曹までにはなっとかないと…」

梓「まったく先が見えないよ」

梓(早く結婚したいなあ…)

梓「…メールが来てる」


梓「律先輩か、懐かしいな」

梓「放課後ティータイム再結成のお知らせ…?」

梓「澪先輩の窮地を救うため?どういうことだろ?」

梓「でも、多分」

梓「澪先輩のことだから、多分ニートにでもなったんだろうな」

梓「私はそれより、唯先輩に会いたいなあ…」

梓「私のこと、覚えててくれてるかな?」

梓「再結成かあ…」


唯「疲れた~」

P「この後はラジオの仕事が入ってます、それから…」

唯「もういいよ~、どうせ、大したことはしないでしょ?」

P「大したことって…歌を」

唯「もういいよ~、面倒くさいもん」

P「…唯さん、ほら」ガサッ

唯「ぅん?」

P「ちょっとチクっとしますよ」チクッ


紬「…」

紬「むー」

紬「むぅ~」

紬「…分かりませ~ん」ポワ~

男c「分かりませんじゃないですよ、いい加減理解して下さいよ」

紬「それより、休憩にしませんか?」

男c「さっきしたばかりでしょうが、いいからこのコピー機はですね…」

紬「…あのぅ」

男c「なんですか?」


紬「私、やっぱり会社勤めは向いてないと思うの…」

男c「…お見合いはまだ早いって駄々をこねたのはお嬢様でしょう?」

紬「でも、スーツだって似合わないし」

男c「働き慣れてきたら、自然としっくりくるものですよ」

紬「そうかしら…?」

男c「そうですよ、ですから…」

男c「責めてFAXとプリンターの使い方くらい覚えてください」

紬「わかりました!」ふんすっ

男c(くぅ、このブルジョアめ…)


律「むん!」ドッドッチンッ

律「…久しぶりだから、なかなか勝手が掴めないな」

梓「そうですか?」ジャラ~ン

梓「私はすぐに勘を取り戻しましたけど」ギャイイ~ン

律「…なんでお前はそうなんでもできるのだ」

梓「人生経験の違いですよ」ギャギャ~ン

梓「律先輩はりっちゃん隊員、私は陸自隊員ですから」

律(嫌みなヤツめ…)ドドンチャッ

梓「律先輩もどうですか?自衛隊」

律「あ、いや私は家庭があるもので」ドコドンジャ~ン

梓(嫌みなヤツめ…)


律「いやしかしあれだけメールを送ったのに」

律「結局、練習に来てるのは私と梓だけとは…」

梓「私だけでは不満なんですか?」

律「いや~、そういう意味じゃないけどさぁ」

梓「当の澪先輩は、まだ部屋から出られないんですか?」

律「そうらしい…一応ベースの練習はやってるそうだけど」

梓「なら、ギターとドラムとベースが居るし一応演奏はできますね」

律「完全な再結成では無いけどな」


梓「完全な再結成は無理ですよ」

律「分からないぞ、ムギも唯も、来るかもしれないし」

梓「ムギ先輩はともかく、唯先輩は無理ですよ」

律「なんで?芸能人でも休みくらいあるだろう」

梓「芸能ニュース見てないんですか?」

律「あんまり興味ないんだよ、そういうの」

梓「大騒ぎですよ、覚醒剤を打ったとか打ってないとか」

律「なっ!!シャブ!?」


律「唯はそんなのしないだろ、絶対に!」

梓「私もそう思います、唯先輩は無実です」

律「じゃあなんで、騒ぎになってるんだよ!」

梓「詳しくは知らないですけど」

梓「なにか、唯先輩の周りのスタッフが一枚噛んでるらしいです」

律「おおかた、唯を甘い言葉で釣り上げたんだろう」

梓「もしくは、甘いお菓子で、ですか」

律「お、うまい!」

梓「そうですか?」

澪「…そうでもないだろ」ヌッ

律 梓「!!!!!」


梓「…み、みみみ澪先輩、久しぶりですね」

律「ななな、ほら、れ、練習を、しよう」

澪「そんなに気を使うな、私を引きこもりと思って貰っては困る」

梓「…違うんですか?」

澪「まあ、私がこの腐った社会を嫌いになったのは確かだ」

澪「けど、一日の大半を自室で過ごしているというだけで…」

澪「決して外に出たくなくなったワケじゃないんだ」

梓「じゃあ、また、HTTを再結成してくれるんですか!?」

澪「もちろんだ」


澪「ただ私がこの世の仕組みに絶望してしまった以上…」

澪「商業的な今までのポップサウンドは一切NGだぞ」

律「…つまり、どういうこと?」

澪「うん、これからのHTTはパンク・ロックでやっていく」

梓「パンク…」

律「ピストルズとか、ラモーンズとかいうアレか」

澪「そしてもう一つ」スッ

澪「唯だけは、嫌が応でも加入させる!」ビシッ

梓「唯…先輩を?」


澪「うん、唯は大切な人材だ」

律「いや、でも唯は今麻薬の問題もあるし無理なんじゃ…」

澪「それだよ」

律「…は?」

澪「お前ら、シド・ヴィシャスって知ってるか?」

律「それくらいは知ってるよ」

梓「確か、ゴッドオブパンクって言われてる人ですよね?」

澪「そのとおり、そして彼は重度の薬物依存者だった…」

澪「…今の唯は、シド役にピッタリだ」


澪「欲を言えば、シドが吸っていたのはシャブじゃなくヘロイン」

澪「まあでもそのくらいは我慢しなきゃな」

律「なんじゃそりゃ…」

澪「そしてまあムギだが…」

澪「本当は、ムギはブルジョアだから、パンクスじゃないんだよな」

澪「けど、キーボードが居ると何かと助かるから、まあOKだ」

梓「澪先輩、なんだか凄くいきいきしてますね」

澪「当然だ、ほら、練習するぞ」ボロロン....


紬「…今日もりっちゃんからメールが来てる」

紬「放課後ティータイム再結成か…どうしよう、でも」

紬「私は琴吹家の令嬢だし、あまり遊んじゃうわけにもいかないし」

紬「…でも、このまま何もしないで居て本当に良いのかしら?」

?「…お嬢様」

紬「その声は、、、斉藤?」

斉藤「左様でございます」

紬「そんな、貴方は一昨年、亡くなったハズ…」

斉藤「よくお覚えでいらっしゃいますね、こんな爺を」

紬「…どうして、ここに」

斉藤「今のお嬢様に、どうしても渡したいものがあるのです」


紬「渡したいもの?」

斉藤「左様です、これを」スッ

紬「これは…レコード?」

斉藤「はい、電撃バップ、でございます」

紬「どうして、これを…?」

斉藤「聞いてみれば分かります」

紬「…ラモーンズ」

斉藤「お嬢様、レッツゴー、レッツゴー!ですぞ…」フワッ

紬「さ、斉藤っ?」

紬「…消えた」


唯「この度は私の不手際でこのような…」

唯「事務所の者とも充分に話し合い…」

唯「事務所を自主退社致しますことになりました」


輝羅「失業か…」

均「失業ですね…」


紬「遅くなってごめんなさい」ハアハア

律「おっ、ムギ~来たか!」

紬「りっちゃん、久しぶりね~」

澪「…あとは唯だけ、か」

梓「唯先輩もすぐ来ますよ」

唯「遅くなってごめんねぇ~」バタバタ

梓「噂をすれば…ですね」

律「よし!これでメンバーは揃ったな」

澪「さっそく音合わせ、するか!」

四人「お~!!!」


こうして、澪が率いる新生パンクHTTは始動した

その可愛らしいルックスに似合わぬ演奏技術と破壊的なサウンド

そしてアナーキーながらもどこか甘い香りが漂う独特な歌詞

お嬢様、主婦、陸自隊員、ヒキニートという珍しいメンバー構成

更にギターの平沢唯の知名度と話題性も相まって

新生HTTは一躍、日本が世界に誇るロックアーティストとなった

また、ベース担当である秋山澪が口癖の様にいつも言う言葉がある

「就職なんか出来なくても、ロックンロールは出来る」

まさにこの言葉こそ、現代の若者に対しての最大級のエールだろう


終わり

めちゃくちゃ長々と書いたが
今読み返してみると意味が分からんな
とにかくHTTがパンクやって成功する話を書きたかったんだ
ただそれだけなんだ

ステマとかサクラのバイトって本当にあるのかね
あるなら全力で行くけど

>>100あたりまでよかったけど

後半書くの飽きただろ

>>122
俺がやったことあるから存在する
求人誌とか読んでたらはぐれメタルなみの頻度で出現する
SSほどではないが待遇も良い

>>125
飽きたというより
誰も読んでねえじゃねえかと

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