女勇者「魔王!この命に代えても貴様を倒すっ」
魔王「勇者よ、忘れたか俺は死んでも100年後に蘇る事を!」
女勇者「私の仲間が私にかけた魔法でお前と私の魂は異世界に行く!そこならお前も力を振るえまい」
魔王「ほぉ……面白いやってみろ勇者よ」
勇者「くらえぇ!!!!」
_____________
そして現在のとある街…
男「ふぁ~しっかし人間とは不便だな…眠りの間に襲われたらおしまいだぞ」
俺は魔王だった
今は異世界の人の世を満喫中だ
勇者の魔法は不完全だったようで俺にはかなりの量の魔力がある
しかし勇者はいったいどこの家族に転生したのか…人間として20年間生きてきたが勇者は俺を野放しにしている
ところでこの俺には妹もいる
俺によく似て可愛い妹なのだ
16歳という年頃にしては毎日俺に声をかけてくる……ブラコンか?
妹「兄さん起きてますか?…なんだ起きているなら食事済ませて下さい」
男「あぁ、わかった…」
出来ることならこのままがいいな…
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妹「はい、兄さんお弁当」
男「いつもありがとな」
妹「いえいえ、自分の分を作るついでですから」
男「父さんも母さんも出張だから夕飯もお前が作ってるじゃ無いか…」
妹「別にいいんですよ、私も楽しいですし」
男「う~ん」
妹「それよりも今日の夕方学校近くの公園に来てください」
男「なにかようか?」
妹「えぇ、お話と確かめたい事もありますから…」
男「了解」
__喫茶店ホロホロ__
男「おはようございます店長」
店長「あ…うんおはよう…男くん」
男「相変わらずの男性恐怖症ですね、かなり遠いですよ!てか聞こえませんよ!」
店長「ううぅ~……そんなこと言われても…」
男(この人なんで俺雇ったんだろ……まさか!?勇者なのか?いや、もしそうならとっくに俺は襲われている筈だ……ならどうして俺を…)
店長「あのね男くん…今日のランチはハンバーグ定食だからね」
男「了解です」
__休憩室__
男「あぁ~やっと一段落した」
男「おっ!今日の弁当はミートボール入りか」
………
男「ごちそうさんっと」
男「いつも思うが手の込んだ弁当だな…」
ちょっと休憩して昼飯食ってから再開する
__夕方、公園__
男「妹はまだか……」
男「もしかすると彼氏が出来たとか!?」
妹「なにやっているんですか」
男「おう遅かったな」
妹「えぇ、そうですね“魔王”」
男「……そうかお前が勇者か…」
妹「えぇ、そうですよ」
妹「私はずっと今日を待っていました」
妹「魔王の魔翌力が弱くなる今日を」
男「それで俺を[ピーーー]気なのか…」
妹「1つ答えてください、アナタは今も世界が欲しいですか?」
男「それは魔王としてか兄としてか?」
妹「両方です」
男「魔王としては世界などいらんが、兄としてお前が世界をして欲しいならこの力を使い世界を手にして見せよう」
妹「///」
妹「馬鹿ですか?アナタは」
男「俺は兄として至って真面目だ…というか貴様…いつから敬語になった」
妹「それは勇者ということを兄さん…アナタにバレない為に普段から敬語で話すようにしていたら…」
男「戻せないと?」
妹「……」
男「まさかの大当たりか」
妹「とにかく魔王てして…じゃなかったとしては世界がいらないんですね」
男「あぁ、妹の弁当があれば世界などいらん」
妹「///」
妹「よくもまぁ、そんな恥ずかしいことを平然と言えますね」
男「ところで兄さんって呼んでくれないのか?」
妹「……それ気に入ったんですか…まぁいいでしょう…これからもよろしくお願いしますよ兄さん」
男「あぁ、もちろんだ」
つづく!
男「おは…ん?まだ寝ているのか?」
~妹自室~
ガチャッ
男「おいまだ寝て……」
妹「」←下着姿
男「あ…いや覗きするつもりじゃ…」
妹「問答無用!“聖剣”」
男「ちょっ…まっ」
妹「さっさと出ていけっ!」
ゴンッ
~~
男「聖剣を鈍器の代わりに使うなよ…」
妹「剣らしく叩き切ってほしいですか?」
男「ごめんなさい…遠慮しておきます」
妹「分かっていただければいいんです」
男「というか聖剣使えたのか」
妹「聖剣、聖槍、聖槌のすべてが魔力で精製しているので、この世界でも魔力さえあれば問題ありません」
男「ちょっと待て、槌があるなら何故に剣で殴った?というか聖剣以外は初めて耳にするんだが」
妹「聖槍は長過ぎて扱いずらくて、聖槌は巨大過ぎて持てません」
男「なるほど槌じゃ無くてよかった…」
妹「ですね、この家くらいなら壊せますね」
__喫茶店ホロホロ__
男「って事が朝あ」
……どうした?魔翌力が切れたか?
× 扱いずらくて
○ 扱いづらくて
それとさすがにこういうとこだけはしっかり直してくれ
__喫茶店ホロホロ__
男「って事が朝あったんですよね」※一部分内容を変更して話しました※
店長「それは男くんが悪い」
男「そうなんですよね……それで女の子の好みが………店長」
店長「なっ…何かな?」
男「遠いですってば」
店長「だって男性怖いんだもん」
男「……(本当に何故俺を雇ったんだろ…)」
__学校__
妹「やっぱりこの世界は魔翌力に溢れている……おかしい…私達の魔法は魔翌力の存在しない世界に行くように設定した筈だし、それに私と魔王が兄妹で産まれるなんてありえない筈なのに……」
妹「何者かが私達を利用している?」
妹「少し調べて見ますか…」
>>16
妹「やっぱりこの世界は魔力に溢れている……おかしい…私達の魔法は魔力の存在しない世界に行くように設定した筈だし、それに私と魔王が兄妹で産まれるなんてありえない筈なのに……」
>>15
ごめん間違えたよ
今日は以上です
>>18つまんないからやめていいよ
どうぞご自由に読むのをやめてくださいませ
私は書くことをやめるつもりはありませんので
スルーね…心得た
__とあるファンシーショップ__
男「さてどれが“よっこら!クマタロウ”何だか…」
キャッキャッウフフ
男「居づらいわ!」
男「女の子ってのは不思議だ……」
男「あれがクマタロウか?」
男「あのすいま…いてっ足踏むなっ…あ、そのぬいぐるみいりまーす!」
男「ふぅ…疲れたぜ」
妹「お帰りなさい、兄さん」
男「妹よ、朝は悪かった…これ受け取ってくれ」
妹「なんですかこれ?」
男「クマタロウだったかな?今人気だろ?」
妹「あぁ~これが例の…私そういうのは疎いもので……」
男「 」
妹「でも嬉しいですよ兄さん」
男「ならいいんだが…」
__喫茶店ホロホロ__
店長「男くん上手くいったかな…」
キィ----ン
店長「うっ…アタマ痛いっ……」
店長「うぅ…そうか私は………」
_____
妹「当番制ですか?」
男「あぁ料理とか洗濯とか全部お前に任せる訳にはいかないからな」
妹「別に私は…」
男「頼む!俺も役に立たせてくれ」
妹「う~ん……じゃあ掃除は任せていいですか?」
男「任せておけ!」
__???__
髭の男「貴様が最後とはな」
女性「ごめんなさい…私は記憶を封印していたから」
少女「それじゃあ、魔王様を探しましょーか」
髭男「あぁそうだな…」
____
男「買い物って重いんだな…」
妹「いや今回は兄さんがいたので多めに買いました」
男「おい…」
妹「おかげで明日は買い物せずに済みますよ」
男「ふーん……ところで後ろのは知り合いか?」
妹「いえ…でも確実につけられてますね」
男「どうする?」
妹「魔翌力を感じます少し危険ですが」
男「俺も手伝うよ」
妹「お願いします…“聖剣”」
妹「さぁ…出てきてはいかがですか?」
少女「こんにちは~勇者さんっ♪」
妹「どちら様でしょうか」
少女「魔王軍三師団長の1人、魔眼のめでゅーさ」
男「メデューサか、確か石化能力だったな」
妹「知ってます」
少女「お兄さんどうして能力知ってるの?」
男「そりゃ俺はまお…」
妹「それより何の用ですか?」
少女「魔王様はどこ!?」
妹「……は?」
男「俺しゃべっていいか?」
妹「ええ、いいですよ兄さん」
少女「お兄さんが魔王様を知ってるのかな」
男「我こそが魔王なり」
少女「へ?」
魔王には直属の3人?師団長が存在する
魔眼のメデューサ
魔竜のウルボロス
魔女のパンドラ
勇者である私は彼等の魂も異世界に送った
完全に忘れていた…
__男&妹家__
男「俺だけだと思ってたよ」
妹「魔王がいなくても師団長がいれば魔物は人を襲うだろうから」
男「なるほどそれは確かに」
少女「当たり前だ!例え魔王様がいなくとも我ら師団長あるかぎり…まずは勇者を倒し」
妹「でも兄さんは世界いらないそうですが?」
少女「えっ本当ですか魔王様!?」
男「あぁ、妹の弁当があればいい」
妹「またこっぱずかしい事を平然と…」
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