エリー「あ、安価で人見知りを…克服、します…」(261)

エリー「いつまでも…このままだと、だめだと思うので…」

エリー「安価で、いろんな人に会いに…行きます」

ネロ「頑張れー」

エリー「>>5さんのところへ…行きます」

20

エリー「怪盗トゥエンティの…ところに」

ネロ「いきなりハードル高いと思うなぁー…止めた方がいいと思うよ」

エリー「でも…一番インパクトあるし…」

エリー「あの人に耐えきれれば…かなり自信がつくと、思う…」

ネロ「まー頑張ってねー、僕は魚釣ってくるからさー」スタスタ

エリー「ありがとう…ネロ」バイバイ

エリー(でも怪盗は…どこに行けば会えるのかな…)

エリー(とてもよく似ている…二十里先生は学校にいる…けど)

エリー(とりあえず…>>14に行ってみようかな…)

港が見えすぎちゃって困る丘公園

港が見えすぎちゃって困る丘公園

エリー「とりあえず…学院から出てみたけど」

エリー「人が…多い」ガヤガヤ

エリー「こんなにぎやかな、場所には…いないかな?」

トゥエンティ「母なる海ィ!水を湛える港ォ!!いつだって美しい僕トゥエンティィーーー↑!!!」ヌギッ

エリー「あ…いた…」

トゥエンティ「さぁ!僕を見ろォ!!この今世紀最大の美しさという衝撃を受け止めろォォーーー!!!」ヌギヌギ

エリー(…話しかけたくない)

エリー「でも…行かなくちゃ…!」グッ

エリー「あ、あの…」オドオド

トゥエンティ「んん!?ミルキィホームズじゃないかっ!!僕を逮捕しに来たのかぁい!?」

トゥエンティ「美しさを閉じ込めておける檻があるならっ!捕まえるがいい!捕らえるがいいッ!!保存するがいいッー!!」

エリー「勘弁してくださいぃ…」

トゥエンティ「冗談はさておき…何か用?」

エリー「あ、あの…」

エリー「私…人見知りを克服しようと、思うんです…」

トゥエンティ「で?」

エリー「えっと、その…あの…」

エリー「私と…>>24してくれませんか…?」ビクビク

ダンスバトル

エリー「私と…ダンスバトル…してください…!」

トゥエンティ「なん…だと…」

エリー「公園にいる人達から…より多く声援をもらえた方の、勝ち…です」

トゥエンティ「その勝負!乗ったッ!」

トゥエンティ「愚かだね!僕を前に美しさを競う勝負を仕掛けるなんて!」

トゥエンティ「さぁ道を行く人々よ見るがいい!!ダンスと言う型にハマった美しい僕の姿をッ!!」バッ

エリー(い、勢いで…へんな勝負を、仕掛けちゃった…)

エリー(人が…いっぱい、集まってる…!)

エリー「~~~~!」バッ

先鋒…トゥエンティのダンスは、素晴らしいものだった…
圧倒的なまでのナルシズムを基調に、『美』を前面に押し出した軽やかな動き、
見たもの目に強烈な衝撃を残していくその舞踊は、一種の芸術と言っても過言では無かった…。
ただ…乳首が物凄く伸びていることが、彼を観客の目から背けさせていた。

トゥエンティ「見ろ!もっと美しい僕のTI☆KU☆BIをみろぉぉぉぉ」バッバッ

人「もしもし警察ですか?」



続いて後手、エルキュールのダンス。
勿論踊りなど今まで踊った事は無く、彼女自身得意なものという訳でもない。
不安と技量不足、そして大きな羞恥心が彼女の足に枷をハメていた。
しかし…一生懸命さと、そこはかとないエロスを醸し出すステップは、
少ないながらも、確かに、観客の心をとらえていた…。
地の文疲れた…。

エリー「や、やりました…!」ハァハァ

トゥエンティ「さぁ!勝ったのはどっちだ!!」バッ

勝者>>35

ドロー

\ワーワー/  \キャーキャー/


エリー「これは…?」

トゥエンティ「どうやら…引き分けのようだね」

トゥエンティ「認めざるを得ない、君の美しさが僕に匹敵した…と言う事を!」

トゥエンティ「また雌雄を決しよう…!僕の美しいライバルよ!」

エリー「は、はいっ…!」

小衣「見つけた!怪盗トゥエンティ!逮捕するっ!!」バッ

トゥエンティ「さらばだっ!!」バッ

エリー「…………」

エリー(なんだか…思っていたほど、悪い人じゃない…みたい)

エリー「次は、誰のところに行こうかな…」

エリー「……>>45さんのところに」

持田房子(42)

知らなかったらハッケイ島シープりズンの獄長さんとこ

>>45
悪い、二期まだ見てないんだわ

再安価>>50

小林先生

エリー「小林さんのところに…」

エリー「でも…今はこの街には…」

エリー「どうしよう…」

エリー(でも…もしかしたら都合よく帰ってきてるかも、しれないし…)

エリー「小林さんの、いそうなところ…」

エリー「…>>56かな?」

場末のラーメン屋

エリー「…………」フラフラ

エリー(何も考えずに歩いてたら…いつの間に、こんなところまで)

エリー「確か…シャロのアルバイト先の…近く?」

エリー「ちょっと…寄ってみようかな…」スタスタ

エリー「…………」ガラッ

シャロ「へいらっしゃい!」

小林「シャーロック、僕のタンメンまだ?」

シャロ「まだですー」ベリベリ

エリー「!?」

小林「…といわけで、ちょっとだけヨコハマに戻ってきたんだ」

小林「といっても、またすぐに発たなくちゃいけないんだけど…」

エリー「そ、そうだったんですか…」ドキドキ

シャロ「私もびっくりしました!」ベリベリ

小林「久しぶりだね、エルキュール」ニコッ

小林「元気でいるみたいで…本当に嬉しいよ」

エリー「小林さんも…」

エリー「………」オドオド

小林「…なにか困った事でもあるのかい?」

小林「僕が力になれることなら…」

エリー「私…今、人見知りを克服しようと思ってるんです…」

シャロ「初耳です!」

エリー「だから…小林さんに協力してもらっても…?」

小林「もちろんだよ!」

シャロ「私も協力しますー!」ベリベリ

エリー「ありがとう…ございます」

エリー「じゃあ…>>67してもらっても、いいですか…?」

相撲

エリー「私と…相撲で勝負してください…!」

小林「!?」

エリー「さっきも…怪盗トゥエンティと激しいバトルを、繰り広げてきたんです…」

エリー「人見知りを克服するための…武者修行の旅…」

エリー「小林さん、お手合わせ願います…!」

小林「え、エルキュール…なんだか変わったね」

シャロ「エリーさん!私も協力します!」

エリー「シャロ、ありがとう…」

小林(なんだ…これ)

エリー「倒れるか、土俵から出たら負け…一本勝負で、お願いします…!」

シャロ「本気で行きますよ!エリーさん!」

エリー「うん…本気できて…!」

小林(僕がいない間、この子たちに何があったんだろう)

小林「えっと、じゃあ…東、シャーロック山~!西、エルキュール海~!」

シャロ「……………!」ギンッ

エリー「………………」ザンッ

小林「はっけよい…残った!」


小林オペラの手から軍配が降ろされた…!
しかし、互いは睨みあったまま牽制、動かず!
二人は全身を研ぎ澄まして場の流れ、空気を感じ取り…
動く、その時を待っていた…!

小林(相撲ってこんなのだっけ…)

シャロ「…………」

エリー「…………」

小林(……いや、見た目は確かにおかしな様子に見えるかもしれない)

小林(でも僕は感じる…!二人の間に流れる、真剣勝負の空気を!)

小林(二人の体を通して出る力…!そのぶつかり合う様を感じるぞ!)

永遠無限に感じる…睨みあいの時。
しかし、沈黙は一陣の風によって断ち切られた!
二人の背中を押すように吹き抜けた風が、エルキュールの鼻孔を突き抜けたのだ!

エリー「はぅ…!?へっ、へっ…へっくちゅ!」クシュン

シャロ「スキありですッ!!」バッ

エリー(しまった…!)

シャロ「ていやぁー!!」ガッシィ

エリー「きゃっ…!」

小林(エルキュールが一気に土俵際まで追いつめられた!)

シャロ「エリーさんが相手でも…!手加減はしません!」

シャロ「このまま…!押し切りますぅ…!」グググ…

エリー「んっ…!しゃ、シャロ…だ、だめぇ…!」ググググ

エリー「こ、このままじゃっ、(土俵から)出ちゃうぅ…!出ちゃうからぁ…!」

シャロ「んぐっ…!は、早くっ!早く(土俵の向こう側に)イってくださぃ…!」ギギギギ

エリー「あんっ!やだぁっ…!(土俵の向こう側にイっちゃう…!」ハァハァ

シャロ「エリーさんっ…!(土俵の向こう側に)イって!イってください…っ!!」ゼェゼェ

小林「あ、あの…二人共?なんだか官能的に…」

シャロ「先生は黙っててくださいっ…!これはっ…!」グギギギギ

エリー「女と…!女のっ…真剣勝負…!!」グギギギギ

シャロ「(土俵の向こう側に)イっちゃってくださいエリーさーーーん!!!」

エリー「い、イっちゃう…!もう(土俵の向こう側に)イっちゃうぅーーーっ!!!」

小林「あわわ…!」ガタガタ

エリー(このままじゃ…負けちゃうっ…!)

エリー(でもトイズは…トイズは、だめ…!)

エリー(対等な…条件で、フェアに勝たないと…!)

エリー(人見知りを克服なんて…できない…!)

………

エリー「うぅ…」

小林「…よく頑張ったね、エルキュール」ポンッ

シャロ「エリーさん…とっても強かったです!」

小林「うん、すごいよあそこまで追いつめられて耐えるなんて」

エリー「で、でも…勝てなかった…です」

シャロ「勝ち負けなんて関係ありません!」

シャロ「どれだけ頑張って、戦い抜いたかが…!それが勝負に大切なことなんです!」

小林「うん、そうだね、お疲れ様二人共」

シャロ「さぁ次は先生とエリーさんの勝負です!」

小林「うん、そうだね……えぇっ!?」

シャロ「ひぃがぁ~しぃ~、おぺらやまぁ~!」

小林「ちょ、ちょっと待ってシャーロック…!?本当に!?」

シャロ「にぃしぃ~、えるきゅ~るうみぃ~!」

小林「きょ、協力するとは言ったけど…!」

シャロ「みあって~みあって~」

小林「エルキュールも何とか言って…!」

シャロ「はっけよぉ~い…」

エルキュール「お願いします…!」キッ

シャロ「のこったぁ~!!」

小林「えぇーーーっ!?」

エリー「てやぁーっ!」ガッシィ

小林「くっ…!」ガッ

エリー「よいしょ…!よいしょ…!」グイグイ

小林(エルキュール…本気だ…!)

小林(トイズなしでは非力な彼女が…本気で、男の僕と戦っている…)

小林(そうだ…シャーロックだって、言ったじゃないか)

小林(『どれだけ頑張って、戦い抜いたかが…!それが勝負に大切なこと』だって!)

小林(僕の全力で!エルキュールと相撲をとる!)

小林(それが…彼女に協力するって事なんだ!)

小林(そうなんだよね…シャーロック!)キリッ

シャロ(あの雲、かまぼこみたいですー)ボケーッ

シャロ「のこったのこったー!」

エリー「くぅっ…!ん…!」プルプル

小林「エルキュール…!(本気で)イくよっ…!」

エリー「はいっ…!(本気で)きて…くださいっ!!」

小林「うおぉぉーーっ!!」ガッ

エリー「あっ…!」

エリー(小林さんの腕…!太くて、がっしりしてて…私とは違う)

エリー(こうして体を{スポーツ的な意味で}重ねていると…)

エリー(小林さんを近くに感じる…香りを、鼓動を、存在を…)

エリー(私、今…小林さんと一つになってる…!?)ドキドキ

エリー「………い」

小林「い?」

シャロ「胃?」

エリー「いやああああああああああああああーーーーっ!!」シャキィン!!

小林「えっ!?ちょっ待っエルキュール!トイズはなsグボァ!!」

エリー「いやあああああああああああん!!!」ドッガァバキィグシャアメキョメキョ

小林「ぎにゃああああああああああああああ」

エリー「ごっ…ごめんなさあああああああああああい」ブンッブンッ

小林「ぎにゃあああああああああああああああああ」

シャロ「先生ええええええええええええええええええ」

小林「ぎにゃあああああああああああああああああああああ」

エリー「………ごめん、なさい」グスッ

小林「ははは…」ボロッ

エリー「お、男の人があんなに近くにいるって…思ったら…!」グスグス

エリー「ごめんなさい…!ごめんなさい…!」ベソベソ

小林「いいよ、エルキュール」

小林「最初から全てうまくいくわけないさ」

小林「今回はうまくいかなかったかもしれないけれど…」

小林「少しずつ、少しずつでいいから前に進んでいこう?」ニコッ

小林「そうすればきっといつか、人見知りも克服できるよ」

エリー「小林…さぁん…!」グスッ

シャロ「そうですよエリーさん!ファイトです!」

小林「それじゃあ…僕は行かなくちゃ」

エリー「…行って…しまうんですか?」

小林「うん…ちょっとの間、またさよなら…だね」

シャロ「先生…!」

小林「でも、絶対に僕はまたみんなのところに帰ってくるから、ね?」

エリー「……小林さん」グスッ

エリー「私、約束します…次に会う時までに、きっともっと成長してるって…!」

シャロ「私もです!絶対に名探偵になって、先生のところに…!」

小林「…楽しみにしてるよ」

エリー「ありがとう…ございます、小林さん…!」ペコッ

小林「……ところで僕のタンメンまだ?」

シャロ「まだですー」

そう言って…名探偵小林オペラは私たちの前から去って行きました。
でも、きっとまた会える、その時までにもっと成長していることが、
小林さんの生徒としての…私の、彼との約束。


エリー「そのためには…もっといろんな人と、触れ合わなきゃ…」

エリー「次は…>>106さんのところに…」

次子

エリー「人と話すのが得意そうな人といえば…銭形さん…?」

エリー「アドバイスを…もらえたら…」トテトテ


ヨコハマ警察
 G4執務室

エリー「お、おじゃまします…」ドキドキ

小衣「あーっ!エルキュール!!」

エリー「は、はいっ!?」ビクッ

小衣「アンタ何悠長に怪盗とダンスなんか踊ってんのよ!?」

エリー「ご…ごめんなさいっ…!?」

小衣「あんたが捕まえとけば逃がさなかったかもしれないのにぃー!!」ムキー

次子「はいはい、人にやつあたりしなーい」

エリー「あ…銭形さん…」

次子「久しぶりだなーエルキュール、なんか用?」

エリー「え、えっとぉ…そのぉ」ビクビク

エリー「私…今、人見知りを克服しようと思って、いろんな人の所に…お伺いしてるんです」

次子「それでここに?」

エリー「はい…銭形さんから、なにかアドバイスをもらえたら…って」

次子「ふーん…なるほど!」

次子「それじゃ、私と>>116してみるってのはどう?」

下痢便

エリー「い、一緒に…おトイレに、行くんですか…?」

次子「女同士なら普通じゃない?」

エリー(た、確かにシャロとネロは、一緒におトイレ行ったりしてるけど…)

エリー「わ、私にはハードルが、高いですっ…!」ドキドキ

咲「トイレトークは女子の基本だしー」カタカタ

平乃「確かに女の子は連れだってトイレに行くものですよね?」

エリー「うぅぅ~…!」

次子「さぁ私についてこーい!レッツゴートイレー!」ズルズル

小衣「トイレトイレうっさいのよ!行くならさっさと行って来ーい!!」

エリー「みなさんは…トイレでなにをしてるんですか…?」モジモジ

エリー「私…普段は一人でトイレに行くので…分かりません」

次子「んー…?なにしてるっていってもなー?」

次子「…世間話?」

エリー「せ、世間話…ですか?」

次子「あはは、別に用を足すのに連れ立っていくわけじゃないし」

次子「化粧を直す間に世間話とか…ちょっと人前ではできない話とかする時に、結構便利じゃん?」

エリー「はあぁ…!」

次子「そこまで感心されても…」

エリー「そ、そうやってみんな、親睦を深めていくんですね…!」

次子「うーん…?そうなのか…?いや、そうでいいや」

エリー「わ、私も…友達とトイレでお喋りしてみます…」

次子(友達いるの?)

エリー「勉強になりました…それじゃあ…」

次子「待った!」ガシッ

エリー「ひゃああ!?」

次子「せっかくトイレまで来たんだしさぁ…ちょっとガールズトークしていかない?」

エリー「が、がーるず、とーく?ですか…?」

次子「あんまりエルキュールと喋ったことないからさぁ…結構気になってるんだよね」

平乃「その辺りは私も興味あります!」

咲「同じくー」

エリー(どこから!?)

次子「エルキュールの浮いた話…すっごい興味あるんだよねー!」ズイッ

平乃「是非聞かせて頂きたい話題ですね!」ズズイッ

咲「エルキュールかわいいしー」ズズズイッ

エリー「え、え、えぇ…!?」カアァ

咲「好きな人とかいるのー?」

平乃「あ、もう付き合ってる人とかいます?」

エリー「あ、安価全然関係なくないですかぁ…!?」

次子「あれは正直無理!細かい事は気にするな!!」

エリー「うぅ…!す、好きな人…なんて…!」

咲「いるの?いないの?」

エリー「…>>137

そんなことより下痢便しましょう

137があぼーんだから再安価>>144

下痢便

エリー「い、います…!」

次子「えっ、本当に!?」

平乃「だ、誰ですかっ!?」

咲「吐けー」

エリー「……こ」

エリー「小林…さん…ですっ」カアァ

平乃「小林さん!」

次子「ほぅー…なるほど…!」

咲「kwsk」

エリー「あうぅ…!」

エリー「こ、小林、さんはっ…!」

エリー「私が普通にお話できた…初めての男の人で…」

エリー「こんな私でも、めんどくさがらずに接してくれる…」

エリー「そして…」

エリー「………」

エリー「今は、遠い所で」

エリー「私の成長を待ってくれている…」

エリー「大切な、人…です」

平乃「なるほどなるほどー!」

咲「わっふるわっふる!!」

次子「で、で!?二人はどこまでいってんの!?」

エリー「え、えぇっ!?」カアァ

小衣「いつまでサボってんだーーーー!!!!」ガァッ

エリー「…追い出されちゃった」トボトボ

エリー「でも、正直助かったかも…」

エリー「次は…誰のところにいこうかな…」

エリー「……>>162さん、とか?」

二十里

エリー「…そうだ、二十里先生」

エリー「目立ちたがり屋な先生なら…人前でも、普通に振る舞う方法を…」

エリー「学院に戻らなきゃ…」トテトテ


ホームズ探偵学院
 美術室「小美神の黄昏」

エリー「失礼します…」ガラッ

二十里「美しき芸術に囲まれる美しき僕ッ!!もはやこれは擬態だっ!」

二十里「さあぁ美しき僕を真似ろ!!僕をすみずみまで模倣しろおぉぉぉぉ!!!」

エリー「うわぁ…」

二十里「ん…?エルキュール・バートン?」

エリー「し、失礼しま…!」ガラガラ

二十里「待ちたまへっ!!」ガッ!

エリー「ひぃっ!!」ビクッ

二十里「僕にようがあるんだろう?入りたまえ!」ズルズル

エリー「し、失礼…しますぅぅ…」ガックリ

二十里「っで!何用かな!?」バンッ

エリー「その…あのぉ…!」オドオド

二十里「さぁさぁ遠慮はノー・センキュー!美しい僕に美しい質問をするがいい」バンバンバン

エリー(な、なんでこんなに…親切なんだろう…)

エリー「えっと…実は」

二十里「O.K!!人見知りを克服したいだって!?」

エリー「ま、まだ何も言ってな…」

二十里「美しい生徒の為に美しい教師が美しく協力するなんて美しく当然!!僕に任せろッ!!」

エリー「え、えっと…!」

二十里「ずばりッ!人見知りを治すには>>172だ!!」

乳首をさらすこと

エリー「ちく…え?胸、えっ?」

二十里「昔は僕も、ひどい人見知りだった…!」

エリー「……!?」

二十里「自分の殻に籠っていた僕は…自分の美しさを世界に広めることができないのがたまらなく悔しかった!」

エリー「………」

二十里「この二律背反に、僕の心はひどく傷み…そして美しくなくなっていった…!」

エリー「………」コソコソ

二十里「そこで僕は…自らの殻を突き破った!!」

エリー「………」ソーッ

二十里「そして、僕は蛹から蝶へ進化した…!美しさを世界に、刻み付ける事が出来た…!」

エリー「………」ソロソロ

二十里「さぁ君も美しく羽ばたくんだ!!エルキュール・バートンッ!!」ガッシィ

エリー「いやああああああああああ」

二十里「こうだッ!!雄々しく気高く!しかし優雅に柔らかく自らの殻を破れっ!!」ビリビリ

エリー「見せないで…ください…!」

二十里「何故だ!?美しい君なら美しい僕のTI☆KU☆BIの美しさが分かるだろう!?」ヒュンヒュン

エリー「近づかないで…」

二十里「恥ずかしがるなっ!!今こそあの蒼空に舞い上がれエルキューーーーーーール!!」ビュンビュン

エリー「乳首…回さないでくださぁいぃ…!」プルプル

二十里「さあ!さぁさぁ!!」

エリー「ほ、ほんとに…人見知りが治るんですか…」

二十里「無論だ!!」

エリー「………」ドキドキ

エリー「こっち…見ないで、くださいね…?」

二十里「男は美しく後ろを向いていよう!!」クルッ

エリー「…………」ドキドキ

エリー(ここには…私と、二十里先生しか、いない…)

エリー(それに、部屋の中だし…恥ずかしくない…よね?)

エリー(先生も…後ろを向いているし…)

エリー「…………」スルッ

エリー「…………っ!」パサッ

エリー(う、上着…!脱いじゃっ…た…)ドキドキ

エリー「ど、どうしよう…?」ドキドキ

エリー(あと…肌着を脱いだら…)

エリー(その下は…下着、だけ…!)

エリー(恥ずかしい…!)プルプル

エリー(で、でも…ここで勇気を出せたら…)

エリー(人と話す事なんて…大したことじゃ…ない、かも)

エリー(大丈夫…大丈夫…!)グッ

エリー(一度だけ、勇気をだそう)

エリー(誰も、見ていない…一度だけ…)シュルッ

エリー(一度…だけ…!)パサッ

根津「二十里せんせー、アンリエット様がお呼びで…」ガラッ

エリー「ひっ」

根津「あぁ?」

エリー「………」

根津「…………」

エリー「…………」シャキィン

エリー「………ッ!!」ガッ

根津「ああぁ!!?」

エリー「見ないで…ください…!!」ガッゴッドガッメシャアァッゴキンッ

根津「あぁああぁぁぁぁぁあああぁぁぁあぁぁあぁああぁぁあああああ!!!」

エリー「恥ずかしい…です…!」ボキボキメリッドスッブチブチィドッズァ

根津「あぁぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁああぁぁあぁああああぁぁああぁぁああああ!!!!」

二十里「美しい連続攻撃だ!!」グッ

根津「ヘヴン状態」チーン

エリー「もう…二度と、したくない…です」カアァ

エリー「でも…これくらいで、あきらめちゃ…だめ」

エリー「次は…>>198さんに話を聞きに…」

お詫びと手当てをかねて根津

エリー「…根津君に、謝らなきゃ」

エリー「確か、さっき二十里先生に保健室に運ばれてた…」スタスタ

エリー「失礼…します」ガラッ

根津「ひぃっ!?エルキュールっ!?」ビクッ

エリー「ご、ごめんなさいっ…!」ペコッ

根津「え…」

エリー「その…私、恥ずかしくて…!」

エリー「つい…トイズを…ごめんなさい…」ペコッ

根津「……ま、まぁいいよ、別に大したことねーし!」フンッ

エリー「………」

根津「こんなの全然痛くねーし?別に気にすることないっていうか…!」ゴニョゴニョ

エリー「…ありがとう」

エリー「でも…手当、させてください」スッ

根津「だ、だから大した事ないって…!」

エリー「…………」ジーッ

根津「…背中、湿布貼ってもらおっかな」ボソ

エリー「はい…」

根津「…お前さぁ」

エリー「はい…?」ペタペタ

根津「…なんで、あんなところで脱いでたんだ?」

エリー「………!!」シャキィン

根津「と、トイズは止めろよ!?」

エリー「はっ…!」ビクッ

根津「ったく…!」

エリー「…二十里先生に」ペタペタ

エリー「人前でちく…胸を晒したら人見知りを克服できる、って聞いて…」

根津「はぁ!?馬鹿かお前はっ!!」

エリー「…!」ビクッ

根津「そんなの…二十里先生にしか許されないだろ…」

エリー「その言い方も…どうなんでしょう」ペタペタ

根津「…どっちかと言うと、それ目立つ方法だし…」

エリー「そ、そういえばそうですね…」ペタペタ

根津「……あのさぁ」

エリー「はい?」ペタペタ

根津「その…お前が、焦る気持ちも分からなくはないけど」

根津「……ちょっと落ち着けよ」

エリー「…すいません」

根津「…もういいよっ」ガタン

エリー「あ…」

根津「アンリエット様に呼ばれてんだ」スタスタ

エリー「………」

根津「…………」

根津「……エルキュール!」

エリー「は、はいっ」

根津「~~~~!」

根津「が、頑張れよ!じゃあな!」ガラッ

エリー「……根津君」

エリー「次は焦らないように頑張ります…」

エリー「さて…誰の所に行こば…」

エリー「じゃあ…>>209さんのところに、行きます」

石流こい

エリー「そうだ、石流さん…」

エリー「普段からたくさんの人と接している石流さんなら…」

エリー「食堂にいけば…会えるかな?」


食堂「多すぎる料理長」

石流「…………」

石流(夕食の下ごしらえもすんだ…さて…)

エリー「……あのぉ」

石流「…ん、エルキュール・バートンか」

石流「言っておくが貴様らに出す夕食は芋しかないぞ」

エリー「ち、違います…」

石流「私に何か用か?」

エリー「…はい」

石流「…人見知りを治したい?」

エリー「…はい」

石流(確かに…エルキュールの人見知りは異常だ)

石流(だが…私がどうにかしてやる義理もあるまい)

エリー「…………」

石流「…………」

エリー「……………」

石流「……………」

石流「…私に、どうしろというのだ…!」

エリー「え、えっと…」

エリー「石流さんは…いろんな人と会う仕事をしてますから…」

エリー「その…少し、手伝っていただけたら…と」

石流「…………」

石流(人と会う仕事…と言っても)

石流(朝…敷地を掃除しながら生徒にあいさつし…)

石流(昼はひたすら一人で掃除&厨房に籠り…)

石流(夜に配膳するくらいか)

石流(果たして…人見知りを治すきっかけになど…?)

石流(いや…確かに不特定多数の目に触れると言う意味では間違っていないか…)

石流「ふむ…」

石流「エルキュールよ」

エリー「は、はい…」

石流「明日一日…私の仕事を手伝ってみるというのは…」

石流「ミニスカートで」

エリー「あ、はい…それなら」

エリー「………えぇっ!?」

石流「…聞くところによると、お前は人目に肌を晒す事に羞恥を感じるらしいな」

エリー「はい…」

石流「自らの柔肌を晒しつつ、数多の視線を掻い潜れば」

石流「人見知りなんて気にならなくなるのではないか?」

エリー「た、確かに…!」

石流「…衣装は私が用意する」

石流「明朝、寮の前に集合だ!」ガタンッ

エリー「え、えぇ…!?」

石流「返事は『はい!』だ!!」

エリー「は、はいぃ!?」

エリー(な、なんでこんな…事に…!?)

石流「解散」

エリー「はいぃ…」

石流「返事は『はい!』!!」

エリー「は、はい!!」

次の日
 寮「奇巌城」前

エリー「おはようございます…石流さん」

石流「うむ、お早う」

石流「早速だがこれに着替えてこい」パサッ

エリー「……これ、は?」

石流「それで今日一日、私の仕事を手伝った貰う」

エリー「はぁ…」

エリー「………」ピラッ

エリー「この服は…!>>225!」

次の日
 寮「奇巌城」前

エリー「おはようございます…石流さん」

石流「うむ、お早う」

石流「早速だがこれに着替えてこい」パサッ

エリー「……これ、は?」

石流「それで今日一日、私の仕事を手伝って貰う」

エリー「はぁ…」

エリー「………」ピラッ

エリー「この服は…!>>225!」

汚れてもあまり汚れが目立たない普通の作業着(ただしミニスカート)

エリー「普通…です」

石流「当たり前だろう、私をなんだと思っているんだ」

エリー「いえ…石流さんも、男の人…ですから」

石流「貴様ッ!?」

エリー「き、着替えて…!きます…!」



エリー「ふぅ…」ゴソゴソ

エリー「…こんな、感じかな」

コーデリア「あら?エリーどうしたの?」

エリー「コーデリアさん…」ハッ

エリー「今日は、石流さんのお手伝いで…」

コーデリア「ふーん…なんだか短いわね…」

エリー「………!!」ハッ

石流「……………」イライラ

エリー「お待たせ、しました…」

石流「遅い!!」

エリー「うぅ…」カクシカクシ

石流「…………!」

エリー「…あの?」

石流「何故…ニーソックスを履いている…!?」

エリー「え…」

石流「その白い肌を人目に晒すと言ったはずだ!わざわざ覆い隠してどうする!?」

エリー「は、恥ずかしい…ので…」

石流「それを克服する練習だろう!!さぁ脱げ!今すぐ脱ぎ捨てろ!」

エリー「え、あうぅ…!」

石流「さぁ早くそれを脱いで白い珠肌を眼前に晒し…!」

エリー「石流さん…変態みたい…」

石流「貴様アァァァ!!」

練習その一、朝の掃除

石流「まずは通学路の掃除だ、隅から箒で掃いてごみを集めてこい」

石流「登校する生徒にあいさつを忘れるなよ」

エリー「はい…」

石流「………ふぅ」サッサッ

生徒「石流さん、おはようございまーす」

石流「はい、お早う」

根津「石流さんうーっす」

石流「うむ」

エリー「………」サッサッ

ネロ「エリー!おっはよー!!」

エリー「お、おはようございます…」ペコリ

シャロ「エリーさん!おはようございます!」

エリー「おはようございます…シャロ」ペコリ

ネロ「コーデリアから聞いたよ、今日一日お手伝いだって?」

エリー「うん…」

生徒「エルキュールさんうーっす」

エリー「おはよう…ございますっ」ペコッ

ネロ「よくやるねぇ、エリーに出来るの?」

シャロ「でもでもエリーさん!なんだかちょっとずつ人見知り治ってきてる気がします!」

エリー「そ、そう…?」テレテレ

生徒「エルキュールさんおはよー」

エリー「おはようございます…」ペコ

シャロ「ほら!あいさつ返せてます!」

ネロ「ほんとだ…なんかすごい」

エリー「え、えへへ…」

石流(確かに…なかなかよくできている)チラッ

ネロ「でもさー?スカートちょっと短いんじゃなーい?」チラッ

エリー「こ、これは…石流さんが」

ネロ「えー…石流さんの趣味?なんだか普通過ぎて逆に怪しく見えるなー、ちょっと悪意を感じるよ」

石流「おいっ!!」クルッ

ネロ「こんだけ短いと…やるしかないよね!えいやー!」メクリッ

エリー「きゃっ!!」

シャロ「おー!もーれつぅ!!」

石流「!!?」

ネロ「あ…」

エリー「え…?」

石流「………!」

シャロ「あぁー…」

ネロ「…ごめん」

エリー「見ました…か?」プルプル

石流「薄緑では無い!!断じて薄緑では無い!!!」

ネロ「うっわ…」

シャロ「…………かける言葉が見つからないですぅ」

石流「じ、実行したのは貴様だろう!何故私が悪いかのようになっている!?」

エリー「…もう、お嫁にいけません」グスッ

練習その二、食事の用意

石流「さて…次は厨房での仕事だ」

エリー「は、はいっ」

石流「…と言ってもここでは人の目はないな…」

石流「普通に食事の仕込みをしていてくれ、ともかく量が半端ではないからな」

エリー「分かりました…」

石流(このまま夜までは手伝いをさせておけばいいだろう…)

エリー(簡単なお仕事で、よかった…)

エリー(お料理は得意なほう…)

エリー「…………」グツグツ

エリー「…………?」ピクッ

エリー「………?」

エリー(な、なんだか感じる…視線を…)

エリー(ねっとりと…絡みつく、ような…)

エリー(見られている…?誰かに…)モジモジ

エリー(でも…ここには、石流さんしか…)チラッ

石流「……………」モクモク

エリー(違う…?でも、誰かが私を…見ている?)

エリー(熱い視線…なんだか、おかしくなりそうな…)

エリー(誰…?誰が私を見ているの…?)ドキドキ

エリー「うぅ…!」

二十里「ふふ…!美しい僕が美しい君を見てるよ…!」ジーッ

石流「貴様は授業に行け!!」

エリー「はっ…!」ビクッ

練習その三、夕食の配膳

石流「夜の仕事はこれだ、生徒に夕食を配膳する」

石流「簡単に見えるが難関だぞ、ここには全校生徒が集まっている」

石流「全ての視線を一身に浴びながら…の仕事だ」

石流「できるな?」

エリー「は、はいっ…」

エリー「頑張ります…!」

根津「おーい、パンくれー」

エリー「はいっ…ただいまー」スタスタ

ネロ「エリー!!僕にもパンくれー!」

コーデリア「ケーキがなければ~私にパンを~食べさせて~♪」

石流「貴様らは芋だ」

アレー?アレッテミルキィホームズノー

ナンデエルキュールサンガハイゼンシテンノー?

エリー(うぅ…注目されて…る)ガヤガヤ

生徒「こっちにもパンー、はやくー」

エリー「は、はーい…!」トテトテ

エリー(見られてると…思うと)

エリー(緊張して…頭のなかが、真っ白に…!)ドキドキ

二十里「美しい僕の活力の源っ!!さぁはやくパンを寄越したまえ!!」

エリー「分かりましたぁ…!」トテトテ

エリー「~~~っ…!」カアァ

ガッ

エリー「あっ…!?」フラッ

石流(エルキュール…!?躓いてっ…!)ハッ

エリー「…………っ!!」

ガシッ

エリー「…………?」

アンリエット「…大丈夫ですか?」

エリー「あ、ありがとう…ございます」

アンリエット「自らを高めるのも結構ですが…ちょっと落ち着いた方がいいですね」

エリー「ご、ごめんなさい…」

アンリエット「謝る事はありませんよ?」

アンリエット「誰も貴女を責めたりはしていません…」

アンリエット「自分に圧し掛かる大きな壁…乗り越えられるといいですね」スッ

エリー「……はいっ」

エリー「二十里先生…パンです」

二十里「ベリーサンキュー!美しい君に感謝だっ!!」

根津「だーから!落ち着けって言ったろー?」

石流「…だが、仕事はこなせている…文句はあるまい」ホッ

エリー「石流…さん」

石流「うむ…今日一日、よく頑張った」

石流「…ご苦労だったな、と言っておいてやる」

エリー「…ありがとう、ございました!」

シャロ「エリーさーん!」ダキッ

ネロ「転びそうになってたけど…大丈夫だった!?」

コーデリア「だめよ!足元には気をつけないと!」

シャロ「そんなことより!エリーさんすごいです!」

エリー「え…?」

シャロ「ちゃんと一人でお仕事できてました!」

ネロ「そういえば…」

エリー「………あ」

コーデリア「人見知り…ちょっとは治ったんじゃない?」

エリー(…そういえば)

エリー(前よりは、恥ずかしくなかった…かも)

エリー(前の私なら…きっと人前に出る事だって、出来なかった…)

エリー「………えへへ」

シャロ「大成長です!」

エリー「ありがとうございます、みんな…」ペコッ

石流「……ふん、精々精進するがいい」

根津「べ、別に?俺は何もしてねーって…」

二十里「君の美しさがそうさせたのさ☆」

エリー「…………」

エリー(ちょっとずつ…ちょっとずつ前に進んで、いこう)

エリー(まだ、道は長いかも知れないけど)

エリー(焦らず、落ち着いて…)

エリー「…頑張ります」










石流「…でエルキュール、その作業着を返却して欲しいのだが…」

エリー「…………え?」

ネロ「えー?石流さん、エリーの着た服どうするつもりだよー?」

コーデリア「エリーのはいた~ミニスカ~石流さんが~♪」

シャロ「犯罪のにおいがしますっ!」

石流「きっさまらああああああああ!!!!」

おしまい

ゲーム未プレイだから先生のキャラ分からんかった

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