伊織「素直になる薬?」(368)

事務所に行く途中。
道端に落ちてた瓶を何気なく拾ってみると、そんなラベルが貼られていた。


伊織「なにこれ、うさんくさいわね……」

伊織「……でも、本物らしいオーラみたいなものを感じるわ」

伊織「せっかく拾ったんだし、誰かで試してみようかしら」

【765プロ事務所】


伊織「おはよう」

春香「おはよう、伊織」

伊織「今日、プロデューサーは来てるかしら?」

春香「さっき来たところ。今は自分の席にいると思うけど……」

伊織「そ。ありがと」


ま、試すならあいつが妥当よね。
もし変な薬だったらって考えたら、アイドルに飲ませるわけにはいかないもの。

伊織「おはよう、プロデューサー」

P「うん、おはよ……」

伊織「なによ。朝から辛気臭い顔してるわね」

P「寝不足なんだよ……昨日はライブの調整してたら終電になっちゃってさ」

伊織「ふーん。頑張ってるプロデューサーに、栄養剤くらいならあげてもいいわよ?」

P「………………」

伊織「……なによ」

P「どうしたんだ、伊織……今日は優しいな。気持ち悪いぞ」

伊織「はぁ!? あ、あんたケンカ売ってるわけ!?」


ひ、人が折角心配してあげてるのに!
もうアッタマきた! 絶対この薬飲ませてやるんだから!

棚からガラスのコップを1つ取り出して、半分程度まで水を入れる。
その後は瓶に入ってた薬を少量追加。やっぱり最初は薄めて試さないとね。


伊織「……はい」

P「なにこれ」

伊織「栄養剤よ。見て分からないのかしら」

P「栄養剤って……水にしか見えないんだけど」

伊織「なによ。文句があるなら飲まなくていいわよ、フン」

P「いや……ありがとう。いただくよ」


よほど眠いのかプロデューサーはそのコップを掲げると、中身を一気に飲み干した。
にひひっ! 飲んだわね……さあ、どうなるのかしら?

P「ふー。ちょっとスッキリした」

伊織「……どう?」

P「どうって?」

伊織「何か、体がおかしいとか、変な気分になるとかないの?」

P「なんだそれ……お前何飲ませたんだ?」

伊織「べ、別に? 普通の栄養剤よ、普通の。それより、元気になったらキリキリ働きなさい!」


なーんだ。やっぱり何も起こらないじゃない。
あんな薬に踊らされて、バッカみたい……




P「はあ……また上から目線かよ。うぜぇ」

伊織「…………え?」


え。なに、今の。
聞き間違い……よね?


P「ん? どうした伊織、ポカンとして」

伊織「……あんた、さっき何て言ったの?」

P「さっき……『お前何飲ませたんだ』って言ったんだよ」

伊織「その後!」

P「……何か言ったっけ?」

伊織「………………」


やっぱり、私の聞き間違いかしら。
そ、そうよね。プロデューサーが私にそんなこと言うわけないもの……

P「ほら、早く仕事の準備しろよ。今日は朝から営業だろ?」

伊織「う、うん……」


でも、気になるわ……この薬。
さっきのが聞き間違いじゃなかったとしたら、この薬って本物?

それに……本物だったとしたらプロデューサー、本当は私のことをあんな風に思って……


伊織「……そうだ。もう一回、試してみればいいのよ」

伊織「またプロデューサーに飲ませて、何も無ければ薬は偽物。あれも聞き間違い。それだけの話じゃない」

伊織「なんかモヤモヤして、このままにしておくのは気持ち悪いし、ね……」

確かプロデューサー、仕事の合間によくコーヒー飲んでるわよね。だったらコーヒーに混ぜれば……
私も昼には事務所に帰ってくるし、その時にでも入れればいいわ!


伊織「小鳥、ちょっと」

小鳥「あら? なあに、伊織ちゃん」

伊織「小鳥っていつも、プロデューサーや律子にコーヒー入れてるわよね?」

小鳥「ええ。二人は忙しいから、それくらいは私がやらないと」

伊織「お昼からでいいから……コーヒーの淹れ方、教えてくれないかしら?」

小鳥「……いいけれど。どうしたの、急に」

伊織「り、理由なんかなんだっていいじゃない!」

小鳥「……もしかして伊織ちゃん、プロデューサーさんに……」

伊織「そ……そんなんじゃないわよ! 何勘違いしてんのよ、このバカ鳥!」

小鳥「バカ鳥!?」

昼過ぎ―――


小鳥「……って感じよ。分かった?」

伊織「当たり前じゃない。私を誰だと思ってるの?」

小鳥「ふふふ、そうね。スーパーアイドル伊織ちゃん、だもんね」

伊織「そうよ! これくらい一回聞けば余裕で分かっちゃうんだから!」

小鳥「じゃあ私は仕事に戻るから、二人にコーヒーを届ける役目はお願いね」

伊織「任せなさい!」


要は、豆やお湯の分量を間違えなきゃいいってことでしょ。
楽勝よ、楽勝!

小鳥に言われた通りにコーヒーを作って、最後に薬を数滴垂らす。
これで、今度こそ薬が本物か分かるのね……


伊織「はい、プロデューサー」

P「……コーヒー? なんで伊織が……音無さんに頼まれたのか?」

伊織「そんなところよ。この私が直々に淹れてあげたんだからありがたく飲み干しなさい!」

P「直々って怖……いや、嬉しいよ。ありがとう……」

伊織「にひひっ」

律子「伊織ー、私の分はー?」

伊織「あるわよ、ほら」

律子「……なんか私とプロデューサーで、態度が違うんだけど」

律子「ま、いっか。ありがとう、いただくわ」

P「そうだな。せっかく伊織が淹れてくれたんだし、冷めないうちに」


二人がコーヒーに口を付ける。
もし素直になるんだったら、プロデューサーの言葉や表情に何か変化があるはずよ。

……そういえば、カップはプロデューサーと律子の分で、2つあるのよね。
私、ちゃんと薬を混ぜた方をプロデューサーに渡したかしら……


P「う゛……っ」

伊織「ど、どうしたの? プロデューサー」

P「い、いや……うまい。うまいよ、伊織……」

伊織「そ、そう? 涙目になるほど嬉しかったのね、プロデューサーったら」

P「そ……そうだな……」



律子「うわ! なにこれ、まずっ!」

伊織「えっ」

律子「伊織、あんたバッカじゃないの!? 豆が固形で残ってるし、温度も下がってるし、全然美味しくないわよ!」

P「お、おい……」

律子「あんたは善意でやってくれてるのかもしれないけど、こんなのありがた迷惑よ! 無い方がマシだったわ!」

P「律子、やめろって」

律子「いつもそうよね、あんたは! 自分が優秀なつもりで余計なことばっかりして、周りに迷惑かけて!」

伊織「………………」


……そっか。私、渡すカップ間違えちゃったのね……

でも、これで分かった。あの薬はやっぱり本物だった。
律子は厳しいけど、こんな風に人を貶めるようなことは言わないもの。

…………本当はそんな風に思ってたのね。律子……ごめん。ごめんなさい。
きっと普段からワガママばっかり言う私を見て、心の中ではウザいって思ってたんだ……

P「言い過ぎだ、律子。たかがコーヒー1杯で何をそんなに怒ってるんだ?」

律子「……あれ? 私いま、何か言ってました?」

伊織「え……」

P「おい……ふざけてるのか?」

律子「ふざけて……って、何をです? 私、記憶が……」

P「律子。お前がそんなヤツだとは思わなかった」

律子「え? えっ?」

P「伊織、ちょっと来い。二人で話したいことがある」

伊織「…………うん」


律子……私のこと、嫌いなんだ。そうよね……普段からあんな風に思ってるんだもん。
でも、そんな態度とらなくてもいいじゃない。私だって、私だって……

事務所から連れ出された私は、プロデューサーの車に乗せられた。
どこに連れていかれるんだろう……今の私には、その行き先を聞く元気もない。


P「まあ、気にするな……って言っても無理だよな」

伊織「………………」


あの薬が本物ってことは、プロデューサーが言ってた『上から目線でうざい』っていうのも、本心ってこと。

……嘘でしょ。私、誰からも好かれるスーパーアイドルだと思ってたのに。
プロデューサーにも律子にも、嫌われてるってことじゃない……


P「律子、今日は虫の居所が悪かったんだろ。一晩経ったら落ち着いて、明日くらいに謝ってくるんじゃないか」

伊織「……でも」

P「今日はもう帰っていい。このまま伊織の家まで送ってやるから」

伊織「………………」

美希「ミキ的には、デコちゃんのデコ出し、ナイって思うな」

伊織のハートが粉々になるのか……胸が揉みたくなるな

その後プロデューサーは、家の門前まで送ってくれた。
別れ際に少し頭を撫でてくれたけど、嫌われてるって思ったらそれも見せかけだけの滑稽な動作に思えた。

……私は部屋に戻ってから、思いっきり泣いた。
誰かが聞いてるかもしれないなんて気にせず、声をあげて泣いた。


P『はあ……また上から目線かよ。うぜぇ』

律子『いつもそうよね、あんたは! 自分が優秀なつもりで余計なことばっかりして、周りに迷惑かけて!』


そんな二人の言葉が、寝ても覚めても延々とリフレインしていた。

いや……いやよ……私、嫌われたくない。
律子にも……プロデューサーにも……

目を真っ赤にしながら眠りについた、その次の日。
私は38.7度の熱を出して、仕事を休むことになった。


伊織「はぁ……泣きっ面に蜂、ね……」

伊織「今日は竜宮小町のTV出演オーディションだったのに……」

伊織「ごめんね。亜美、あずさ」

伊織「……ごめんなさい。律子……」


その時、コンコンとドアをノックする音が聞こえた。
私の部屋に来る人なんて一人しかいないけど。


伊織「新堂でしょ……入っていいわ」

新堂『はい、失礼致します』

ドアが開くと、やっぱり新堂がいて……

後ろに、プロデューサーと律子がいた。


伊織「……え?」

P「よっ」

律子「伊織、大丈夫?」

新堂「お見舞いにいらっしゃったとのことで、お通し致しました」

伊織「ばっ……」


バカ! 新堂のバカ!
私、今パジャマよ!? しかも寝たきりで起きられないのよ!?

それにプロデューサーも、なにぬけぬけと女の子の部屋に入ってきてんのよ!
こんな状態……律子はともかく、あんたに見せられるわけないじゃない!


伊織「み……見るなっ……けほっ、けほ」

律子「ほら、無理しないで。治るものも治らなくなるわよ」

水と薬を飲んで少し落ち着いたところで、ちょっと考えてみた。
プロデューサーと律子は、私が嫌いなはず。なのに、どうしてお見舞いになんか来たのかしら。

いちいち体調不良で休んだアイドルのお見舞いに行くっていう文化は、765プロには無い。
事務所にいない間はまったく仕事が進まないってことだし、この二人の忙しさを考えれば、来るなんてありえない。

でも事実として、二人はここにいる。


律子「……ごめんね、伊織」

伊織「え?」

律子「昨日のこと、言いすぎたわ。あんな風に言ってごめんなさい。あれが精神面に影響して熱が出たのかも……」

P「俺もだ、伊織。朝は悪態をついて悪かった……」


……どういうこと?
全然知らないようなフリをしてた二人が、今日になってその話を持ち出すなんて。

律子「昨日はあんなことを言ったけれど、それが本心の全てってわけじゃないの」

伊織「………………」

律子「だって私、伊織には期待してるもの。竜宮小町を引っ張ってるのはあんただって、誰もが認めるところだし」

伊織「……あ、ありがと……」


嘘をついてるようには見えない。
じゃあ律子の私への評価は、たまに余計なことをするけど基本的には優秀、ってとこなのかしら。

プロデューサーが頷いているのを見ると、プロデューサーの意見もたぶん同じよね。
それを言うために、わざわざここまで来てくれたのね……二人とも。

……だとすると、あの知らないフリは何?
まさか1分前に自分が言ったことを、本当に忘れてたの?

そこでハッとして、あの薬の瓶を取る。
無くしたら困るから、近くに置いておいたのよね。

……よく見たら、小さい文字で説明が書いてあった。もっと大きく書きなさいよ!


①薬を飲んだら素直になります。

②薬は量にかかわらず有効です。有効時間は日付が変わるまでです。

③素直になった人は、薬の力を借りて発言したことをすぐ忘れますが、日付変更と同時に思い出します。


……ということみたい。今回は③に該当するのね。
それにしても、一度飲んだら次の日になるまで素直な状態が続くなんて、大変な話ね……

P「伊織、なんだその瓶」

伊織「わ……私が愛用してる栄養ドリンクよ!」

P「へぇ~、そんなものまで用意してるなんて、流石は伊織だな。飲まないのか?」

伊織「の、飲む!? い、今はいいわ……それより水が欲しいわ、新堂」

新堂「かしこまりました。お持ち致しますので、少々お待ちください」

伊織「ええ、お願い」


水か……最初にプロデューサーに飲ませた時も、水と混ぜてたのよね。
だとしたら、多少薄めても効果はあるみたいね。


新堂「お待たせ致しました。六甲のおいしい水でございます」

P「で、これに伊織特性栄養ドリンクを入れると」

伊織「!?」

素直になりなよいおりん

律子「単純に水よりは、やっぱり栄養とった方がいいわよ」

P「ってことで混ぜてみた。いっぱい飲んで早く良くなれよ、伊織」

伊織「ちょ、ちょっ……!」


そ、それ素直薬が入ってるじゃない!
い……いやぁ! こんなところで本心出すなんていやぁぁぁ!!


P「飲みたくなさそうだな……そら」

伊織「んぐ!? んっ、ぐっ、ぐっ……ぷは!」

律子「お~、一気に飲み干したわね。よっほど喉が乾いてたのかしら」

伊織「そ、それもあるけど……ちょっとプロデューサー!!」

P「なんだ?」

伊織「あんたが好きなんだけど、さっさと付き合いなさいよ!」

P「…………えっ」

えっ

律子「い……伊織、何言ってるのよ!」

伊織「なによ律子、あんただってプロデューサーのこと好きなクセに」

律子「んな!? そ、そんなことは……」

伊織「じゃあ問題ないでしょ! プロデューサー、キスするわよ!」

P「ま、待て! 今のお前は熱で錯乱している!」

伊織「いたって正常よ!」

P「正常なら正常でまずいんだよ! 年齢とか立場とか!」

新堂「……今夜はお赤飯ですかな」

P「あなたも何勘違いしてるんですか!?」

伊織「ぶっちゃけ弱ってるところに好きな男が来たら、そんなのコロッと行くに決まってるでしょ!」

律子「……その気持ちはよく分かるわ。同じ女性として」

伊織「ま、私の場合は元から好きだったんだけどね。にひひっ」

P「うわぁ……伊織が壊れてしまった……」

伊織「ほら、スキだらけじゃない」

P「……んんっ!?」

伊織「ん……ちゅ、ちゅっ……」

P「んんーーー!!」

律子「……い、伊織……」

先が読めた気がした

伊織「……んっ……んん」

P「むぐ………………」

伊織「…………!!」


……あれ? 私、何してたのかしら。
確かプロデューサーと律子がお見舞いに来て。それから水を一気飲みして。

それで今、プロデューサーとキスしてるわけなんだけど。
え、なんで? なんで私、プロデューサーと……


伊織「…………」

P「…………?」

伊織「な……何してんのよ変態! ド変態! 変態大人!!」

P「え、ええ!? お前からやってきたんだろ!?」

その次の日。
私が前日のことを思い出して布団でごろごろ転がってしまうのは、また別の話。

それにしてもこの薬、本当に厄介なシロモノだったわ。
でもこの薬のお陰で、一つだけ嬉しいこともあった。

あれから二日くらいしてから、だったかしら。


P「責任は取る。俺と付き合ってくれ、伊織」


……って、言われちゃったのよね!
にひひっ、ニヤけるのが止まらなくなりそう!

あの瓶はもう捨てた。たぶん大半の場合、ああいうのはロクなことにならないから。
それに私は、プロデューサーといれるなら文句は無いし! これからが楽しみね、プロデューサー!


終わり。

口移しでPが素直になって告白して、
P「薬の効果は一日だけでも、今日から芽生えたこの感情は永遠だ」的な展開を予想してたのに!

このスクリプトは色々実用的だな

終わってるのにまだ残ってるのか

このまま別の人が拾った版のifとかあってもいいとおもうのに……

>>98
千早「何か拾ったわ・・・」

千早「素直になる薬?胡散臭いわね」

美希「疲れた・・・のど乾いたの」

千早「お疲れ様美希。これ飲む?」

美希「わぁ!千早さん、ありがとうなの!」ゴクゴク

P「ただいま戻りました~」

美希「ハニー!好き好き大好き超愛してるの!」

千早「いつもどおりね」


おわり

律子「あれ今日って月曜日じゃないの?」

律子「事務所に誰もいないし」

律子「そんな早く来たわけじゃないけど」

律子「あら?なんかあるわ」

律子「え~と、素直になる薬?」

律子「・・・なにこれ?」

保守がてら

千早「他の子に使うとどうなるのかしら?」

響「ただいま~!今日もダンスレッスン疲れた~……何か飲み物ないか~?」

千早「響、だったらこれ飲む?」

響「お、さんきゅー千早!」ゴックゴック

響「んっ……。はぁ……」
 「わん、完璧やっさー!なんてあびてぃるしが、ぬーんならんやっさー……」
 「ひっち-さっこーでんなぁぬひさを引っ張ってから、うんぐとぅわーがべーる……」
 「千早、ワサイビーン……」

千早「我那覇さん、どうして涙を流して頭を下げてるの?」

響「みんな、ワサイビーン」タッタッタッタッタッ

千早「何処かに行っちゃった……」


終わり

日本語訳を頼む。わたるがぴゅんでももう少し分かりやすいぞw

>>118
すまん

「わん、完璧やっさー!なんてあびてぃるしが、ぬーんならんやっさー……」
(自分、完璧だ!なんて言ってるけど、全然ダメだぞ……)

「ひっち-さっこーでんなぁぬひさを引っ張ってから、うんぐとぅわーがべーる……」
(いつもいい加減でみんなの足を引っ張って、こんな自分が嫌だ……)

「千早、ワッサイビーン……」
(ちはや、ごめんなさい……)

「みんな、ワッサイビーン」
(みんな、ごめんなさい)

なぜ沖縄語を使える

うちなーぐーちまじ半端ねぇ

>>122
変換使わせてもらったんだ
沖縄弁って難しい

もんじろうみたいな文章を方便に変換できるサイトあるけど信憑性は薄いな
それっぽい文章になるけど間違ってる場合がほとんど

>>126
マジか……やっちまった……

保守してれば誰かが書いてくれると信じてます。

事務所に行く途中。
道端に落ちてた瓶を何気なく拾ってみると、素直になる薬、というラベルが貼られていた。

やよい「…?」

やよい「なんだか、面白そうですっ」

やよい(伊織ちゃんは…なんだかすぐお腹壊しそうですし
     こういう時はプロデューサーで試してみますっ)

~765プロ事務所~

やよい「おはようございまーす!」

P「お、おはようやよい
 今日はオフじゃなかったか?」

やよい「えへへ、事務所に顔を出さないとなんだか落ち着かなくて」

小鳥「むぅ…」カタカタカタカタカタ

律子「あ、小鳥さんこの前の企画原案どこ置きましたか?」

小鳥「あ、すみませんここに…はい
   えっと、あれ?ここ何だっけ…あ!」カタカタカタカタ

やよい「な、なんだかお二人とも急がしそうですっ」

P「急いでも得しないのになぁ」

P「まあ、俺も一杯仕事押し付けられた訳だが」

やよい「じゃあ、私お茶入れてきますね」

ゴソ…
やよい(でも、忙しそうだったし…これの所為でお仕事遅れたりしたら…)

やよい(そうだ!)

~~
やよい「お茶入りましたよっ」

P「おお、サンキュー」

律子「ああ、ありがとうね、やよい」

小鳥「ピヨ…励みになるピヨ」

やよい「あとこれは特製ジュースです!」

P「やよい汁か」

律子「くたばりやがって下さい
   出来れば仕事を終わらせた後に」

ピヨ「これ、何ジュース?」

やよい「昨日伊織ちゃんが置いてった果物で作ってみました!
    お砂糖たっぷりだから、もしかしたら太っちゃうかもっ
    お仕事終わったら飲んで下さいね!」

やよい(ナイスアイディア!)

P「喉渇いてたんだよなぁ」

P「あれ、お茶もうなくなっちゃった…
 やよいは給湯室の掃除してるし、呼ぶのも悪いよな
 ジュース飲むか」ゴクゴク

P「!?」

ガタン

律子「座って仕事して下さい」

P「仕事なんて…やってられるかああああ!!」

小鳥「ど、どうしたんですか!?」

やよい「どうかしまし…プロデューサー?
    ジュース飲んじゃったんですか?」

P「ああ!俺は仕事は大嫌いだ!!」

律子「会話になってませんよ」

P「やよい!」

やよい「は、はい」

P「今日まで言わなかったんだがな」

やよい「なんですかっ」

P「好きだ!」

律子・小鳥「!?」

やよい「え、えぇ!?」

P「結婚しよう!」

やよい「は、はい!」

P「さあ!結婚式を上げに行こう!」

やよい「うっうー!プロデューサーと結婚しちゃいました!」


おわり


春香「プロデューサーさん、お薬ですよ!お薬!」

P「いきなりどうしたんだ春香」

春香「プロデューサーさん、最近疲れているようだからすな…栄養剤を用意しましたっ」

P「(…すな?)ありがとう春香、だが律子からドリンクを貰ったばかりなんだがな」

春香「え!?………えーと、このお薬を飲んだ後にドリンクを飲めばいいんですよっ!」


P「それって大丈夫なのか?薬ってお茶とか柑橘系の飲み物とか一緒に飲むのは良くない気がしたが…」

春香「え、栄養剤だから大丈夫ですよっ!」

P「え、でもさっき薬って…」

春香「良いですから!さっ、飲んでくださいっ!」

P「しかも今飲むのか?まだ仕事中だから終わったら飲もうかと…」

春香「え、栄養剤なんですから、早めに飲んで栄養を補給してくださいっ!」

P「……なんでそんなに必死なんだ?」

春香「(ドキッ)え?私、必死でしたか?」

P「早く飲め飲めと、強要にしか感じなかったが…」

春香(ど、どうしよう…疑われちゃった…)

P「気持ちはありがたいがやはり後で…」

春香「ま、待ってください!」


春香「もっと…私の気持ちもくんで下さい…」

P「え…どういうことだ?」

春香「私はただ、プロデューサーさんに無理して欲しくないからっ!」

P「春香…」

春香(よしっ!)

春香「………や、やっぱり迷惑ですよね…後でゆっくり飲んでください」

P「……そうだよな、春香が俺の体を思って渡してくれたんだよな」

春香(もしかして…)

P「せっかくの好意を厚かましいなんて思うのはおかしいよな」

P「わかったよ春香、せっかくだから今もらうとするよ」



春香(きたーーー!)


P「じゃあ早速…」ヒョイ

P「ところで春香、この栄養剤わざわざ買って来てくれたのか?」

キュルキュル ポン ゴクゴク

春香「いえ、小鳥さんに頼んで仕入れてもらったんです」

P「ゴクン………何だって?」

P(小鳥さんにわざわざ栄養剤を?)

P(仕入れるって何だ仕入れるって…何者だよ)

P(劇薬か………ダメだ…もう…し…)

シーン

P「…死なない?」

春香「何言ってるんですか!死んだら困りますっ」

P「いやだって、小鳥さんなんかに頼んだ薬だろ?怪しむのも無理ないだろ」


春香(もう、素直になってるのかな?)

春香「普段小鳥さんをどんな目で見ているんですか?」

P「妄想激しいピヨピヨうるさい鳥」

小鳥「………」

春香(効いてるみたいっ!それに思ってる事からして小鳥さんが好きな人じゃないんだ)

P「ところで春香、何でそんなものを飲ませたんだ?」

春香「それはですね、プロデューサーさんに聞きたい事があるからですっ」

P「聞きたいこと?なんだそれ」

春香「プロデューサーさんは、好きな人いますか?」

P「は?いるけどそれがどうかしたか?」

春香(い、いるんだ……よしっ)


春香「えっと…だ、誰が好きなんですか?」


P「もちろん、>>170だよ」

春香「そうなんでs…えええええ!!!」

P「うるさいよ」


春香(ぷ、プロデューサーさん…響ちゃんのことがすきなんだ…)

春香「えと…どうして響ちゃんを?」

P「これといってどこが好きというわけではないが」

P「可愛いし、ずっと見守って居たくなるよな?」

春香「同意求めないでくださいっ!」

春香(まずい…薬の効果が切れるまでは、響ちゃんに合わせないにしn)

ガチャ

響「はいさーいっ!」



春香(馬鹿っ!!!!!)


P「やぁ響、今日も可愛いな」

春香(!!!!!)

響「へ?」

P「キョトンとした顔も愛くるしいな」

響「ななななな、いきなり何言ってるんだっ!?」カァァァァ

P「何って、俺の気持ちだよ」

響「わ、わかったぞ!自分、からかわれてるんだなっ!」

P「いやいや、どうしてそうなる」

春香(チャンスっ!)

春香「そ、そうなんだよ響ちゃん、さっきまで響ちゃんをからかおうって!」

P「はい?何言ってるんだ春香?」


響「や、やっぱりね、自分を騙そうなんて10年早いよっ!」

P「俺は嘘をついてないよ」

春香「や、やだなープロデューサーさん…もうつづけなくt」

P「春香、黙っていてくれないか?」

春香「…はい」

P「響、俺はお前のことが好きなんだ」

響「い、いつまで続けるつもりっ?」

P「俺の目を見てくれ響!」ガシッ

響「うぁ…」

P「俺、嘘を言っているように見えるか?」

響「で、でもさっき春香がっ…!」

春香(ま、不味い)ギクッ

P「あいつは普段から、腹のそこでは何考えてるか分からないからな」

P「だからさっきも簡単に嘘をついた…」

春香「………」


響「…そうなの、春香?」

春香「そ、そんなこと…」

P「春香」

春香「すみません、嘘をつきました」

響「じゃ、じゃあプロデューサーは…」

P「お前のことが………」

春香(あ、時間だ)

P「あ、あれ?俺は一体…」

P「お、響…どうかしたのか?」

P(何で響の肩つかんでいるんだ俺?)


響「じ、自分も…その…ぷ、プロデューサーが…」

P「え?俺がどうかしたのか?」

響「す、す…す……」

P「す…す…?」



響「うぎゃーーー、やっぱり今のはなしっ!!!」トタタタタタ

ガチャ バターン

P「な…なんだったんだ?」



春香「た、助かった………」


響「プロデューサーの馬鹿ーっ!」

響「なんでいつもはそんなこと言わないのにっ…!」

響「次からプロデューサーに会ったら…」

響「自分はどうすれば良いんだよーっ!!!!」



小鳥「え?惚れ薬?あるだろうけど高いわよ?」

春香「大丈夫ですっ!おねがいします!」





終わり

なんで響だけなんだ…好きだけど


伊織「素直になる薬?」

小鳥「はい、普段は照れ隠しで素直になれない伊織ちゃんですが」

伊織「誰が素直じゃないのよっ!」

P「小鳥さん、この薬どうしたんですか…」

小鳥「その薬を飲むとあら不思議、自分の素直な気持ちがポンポン出てくるわけです」

P「開発者は何を考えて作ったんでしょうかね…」

小鳥「なんでも拷問にかけた敵捕虜から情報を聞き出すためにとか…」

P「軍事目的じゃねえかっ!」

拷問して得た情報に信憑性はないってばあちゃんが言ってた


小鳥「って言うのは冗談で、例えば好きな人に中々言い出せない気持ちを打ち明けるとか」

伊織「…」ピクッ

小鳥「”言う”という勇気が欲しいという方々の為に」

P「なるほど…多分そんな軽いコンセプトではないと思いますが…」

伊織「で、何で私に渡したのよ?」

小鳥「勇気が無い伊織ちゃんにはうってつけかなって」

伊織「誰がチキンよっ!小鳥のくせにっ!」

小鳥「ピッ!?」

P「まぁまぁ、そこまで言うなら飲んで証明してやったらどうだ?」


伊織「良いわよ、飲んであげるわよっ!」

伊織「清廉潔白な伊織ちゃんにここまでさせるのだから」

伊織「何も無かったら、ただじゃおかないわっ!」

コクコクコク

P「とおっしゃってますけど大丈夫ですか…?」


小鳥「………」ガタガタガタガタ


伊織「ぷはっ…飲んだわよ?これでどう?」

P「ちなみに何も起きなかったら小鳥さんをどうするんだ?」

伊織「別にどうもしないわよ」

小鳥「ホッ」

P(普段なら冗談めかして何か言うところな気が…?)

伊織「ところでプロデューサー」

P「なんだ伊織?」

伊織「私のこと、どう思ってるの?」



P「はい?」


伊織「だから、私のことどう思ってるの?」

P「どうって…765プロの…アイドル?」

伊織「そういうんじゃなくて!」

P「は、はいっ」

伊織「私のこと、好き?」

P「え…えと…?(もしかして薬が?)」

P「好きだぞ(仲間として)」

伊織「ほ、ホントっ!?」パァ

P「あ…あぁ、本当だとも(仲間として)」

伊織「じゃ、じゃあ付き合ってくれる?」


P「」


P「い、行き先はどちらでしょう?」

伊織「交際!してほしいのっ!」

P「あわわわわわわわわわわわわわ」

伊織「私は、プロデューサーが好き!大好きなのっ!」

P「………」

P(ここで半端なこと言ったら甲斐性なしだよな)

伊織「私じゃ、ダメなの?」ウルッ

P「お、俺達は、プロデューサーとアイドルだぞ?」

伊織「そんなこと言わないでっ!気持ちを聞かせて…」ウルウル




小鳥「ヒュー」

思いつかね


P(お、俺の気持ちは…)

P「>>220

みんなのアイドルとして輝いてる伊織ちゃんが好きです


P「みんなのアイドルとして輝いてる伊織ちゃんが好きです」

P「だから俺だけと付き合う、なんていうのはダメなんだ」

伊織「駄目……なの?」

P「すまない、でもアイドルとして頑張っている伊織を応援し続けたい」

P「その気持ちは本当だから」

伊織「なんで…なんで……好きって言ってくれたのに…なんで」

伊織「ねぇ、やっぱり私じゃ駄目なの!?」

P「そういう問題じゃないだろ?俺がプロデューサーで伊織がアイドルで」

伊織「そう…わかったわ」


P「分かってくれたのか」

P(ごめんな…伊織)

P(これからもアイドルとして頑張る伊織のためには…仕方がないことなんだ)

伊織「私、アイドルやめるわっ!」

P「そうだ!って、なんで!?」

伊織「そうしたら私はプロデューサーと付き合えるのよね?ね?」

P「い、伊織、冗談でも言って良いこと悪いことが…」

伊織「早速引退会見を開くわっ!」Prrrr Prrrr

P「は、はやまるなっ!」



その後、伊織がアイドルやめちゃいました


P「いきなり過ぎるだろ…」

小鳥「何があるか分かったものではありませんね」

P「元凶がそれを言いますか」

小鳥「断ったのはプロデューサーさんじゃないですか」

P「そ、そうですけど、薬さえ飲ませなければっ!」

Prrrr Prrrr

小鳥「はい、765プロです」

P「ぐぬぬ…」

小鳥「えっ!?伊織ちゃん?こっちにくるの?」

小鳥「ええ、プロデューサーさんも今はいるわ…」

ガチャ

伊織「なら問題ないじゃないっ、にひひっ♪」


P「い…伊織」

伊織「プロデューサーっ」ボフッ

P「ちょっ」

伊織「私、アイドルやめたわよ?これで付き合ってくれるのよね?ね?」

伊織「もうずっとこうしていたい、プロデューサーから離れたくないっ」

伊織「ずっと一緒にいてくれる、プロデューサー?」

P「も、もt…待つんだ」

P(不覚にも同意しそうになってしまった…)

伊織「だめぇ?」ウルッ

P「で、でも…そ…その…」




小鳥「ヒューッ!」

音無さんノリノリですね


小鳥「プロデューサーさん、良いと思いますよ」

P「へ?」

小鳥「だって、プロデューサーさんが言うから伊織ちゃんはアイドルを辞めて」

小鳥「大好きなプロデューサーさんの元へ来たわけですから」

小鳥「彼女の気持ち、応えてあげてください」

P「こ、小鳥さん…」



P「あんたのせいでこうなったのに、何いい人ぶってんだ」


伊織「ねぇ、小鳥なんかと話してないで私だけを見て」ギュー

P「い、伊織っ!?」

伊織「付き合ってくれないの?」

P「………」



P「わ…分かった、付き合おう」


伊織「じゃあ、き、キス…して?///」

P「あうあう…」

伊織「私はプロデューサーとキスしたいの…」

P「」キュン

伊織「お願いよ…プロデューサー」

P「わ、分かった…」

伊織「にひひっ…♪」

伊織「んぅ…」チュッ

P「ど、どうだ伊織…?」

伊織「も、もっとぉ…んっ」

チュッ チュッ チュッ



小鳥「冷房、効かせますね」


後日談

小鳥「その後はどうですか?」

P「どうって…何がですか?」

小鳥「んもー、伊織ちゃんのことに決まってるじゃないですか」

P「あー、ハハハ…うまくやってます、はい」

小鳥「それは良かった、薬のこうかはばつぐんだってことですね」

P「そうっ薬!」 小鳥「はい?」

P「一体いつになったら効果は切れるんですか?もう1ヶ月ですよ?」

小鳥「おかしいですねー。薬は1週間で切れるはずですけど?」

P「え…薬を飲んだのは1ヶ月前で、完全にやめたのが1週間後…てことは」

ガチャ


伊織「にひひっ♪今日も会いにきちゃった♪」

終わり

まだ半分にも満たないからいけるだろ
誰か頑張れ

とりあえず思いつきで。


小鳥「ピョピョ、やっとかの薬を手に入れたわ。これであの人の心は丸裸…」ニヘラ

P「おはようございます。音無さん早いんですね。」
小鳥「あ、おはようございます。ええ、早いうちに済ませたい仕事がありまして。そうだ、コーヒーお入れしますね。」チャンス!
P「ありがとうございます、頂きます。」

小鳥「~♪」オクスリポチャントデキアガリ!

小鳥「プロデューサーさんお待たせで」ツマヅキ

P「おっと!大丈夫ですか?」

小鳥「あわわ…ありがとうございます…(ち、近い近い!)」

小鳥(あれ?薬入れたのどっちのカップだっけ?つまづいた拍子にどっちかわかんなくなっちゃった!)

P「コーヒーひっくり返さなくて良かったです。では頂きますね。」

小鳥「あっ!それは…」
P「?」
小鳥「いえ、なんでも…」

小鳥(どうしよう、どうしよう、どうしよう…)


澪「さて、と、部活部活」

律「……あー……澪?」

澪「ん?」

律「今日は……ちょっと付き合ってくれないか?」

澪「え、でも二人も部活休んだら、不味いんじゃ……」

律「お願いっ!」

澪「はぁ……しょうがないなぁ」

───

澪「で、この部屋って……」

律「う、うん……ラブホテル」

澪「ええぇぇえっ!?」

律「も、もう我慢できないんだ……! 澪!」////

澪「り、律……」

律「澪のこと…大好きなんだ…ほんとに、愛してるんだ……もう、止まんなくって…」ポロポロ…

澪「律……」

これどうしたんだ?

P「小鳥さんの淹れてくれるコーヒーはいつも美味しいですね。」ズズズッ

小鳥「あ、ありがとうございますです。」
(とりあえずなにか質問してみたらわかるかな)

P「俺、小鳥さんのこと本当に凄い人だなって思うんですよ。」

小鳥「そんなコトないですよ。」(って、向こうからなんかしゃべってきた!えと、ええ?これってやっぱり!)

P「いいえ、いつも皆から頼りにされてて、事務仕事は完璧だし、さらに歌も歌えるなんて凄いじゃないですか。」

【961プロ給湯室】

翔太「…何だこれ」

①飲むと素直になります

②効果は飲んだ錠数×1時間

③効果中の事を本人は覚えていません

④使いやすいように水溶性です

翔太「妙に細かいなぁ…十中八九誰かのイタズラだろうけど、それとなく本物のような何かを感じる」

翔太「そして、目の前には秘書さんが社長に持っていくための紅茶セットが」

翔太「…にひひっ」

【765プロ】

P「さて、今日もプロデュースを始めるぞ」

響「うん!ジュピターは手強いだろうけど、自分達は掛け算であいつらをぶっちぎってやるんだ!」

貴音「ええ。わたくし達は、まだ終わりではありません」

P「ん、美希は?」

響「美希は、ちょっとだけ遅れるって言ってたぞー。でも本当にちょっとだって話だから…」

タッタッタッ

P「お、噂をすれば、かな」

バン!

黒井「ハーッハッハッハ!私、参上!」

P「」

ダブルで進行とか





つづけろください

響「く、黒井社長!?何しに来たの!?」

黒井「フン、私が直々に765プロに来たのだ。理由など分かっているだろう」

貴音「…一体、どのような狼藉を働くつもりですか」

黒井「おい、そこのP!私と共に働かないかね」

響「」

貴音「」

P「…は?」

小鳥「そんなこと、そんな、こと…」
(やっぱり…これがプロデューサーさんの本心なのね…わたし、もう言っちゃってもいいのかな…)ズズズッ

P「音無さん?なんか顔真っ赤ですよ?大丈夫ですか?」

小鳥「プロデューサーさん…わたし、嬉しいです。凄いなんて言われたことなかったから。でも、プロデューサーさんのほうがもっと凄いと思います。」

P「音無さん?」

小鳥「だって、あっという間にみんなの信頼を勝ち取って、お仕事も一杯とってきてくれて、今日もこんな朝早くから出て来てるし、アイドル達だけじゃなくわたしのこともちゃんと見ててくれてるし。」ガシッ

P「え?え?」

社長「やあ、諸君おはy」

小鳥「わたし、プロデューサーさんのことが好きです!付き合ってください!」ダキッ!

続けるのか、てっきり投げたと思って続き書いたが
続くならやめておこう

社長「えーと、音無くん、P君、これは一体どういうことかな?」

P「うあ、社長!おはようございます、っていうかなんというか。」

小鳥「はい、わたし、プロデューサーさんが大好きなので告白しました。大丈夫です、結婚しても事務員は辞めませんし、式も慎ましやかにリーズナブルに挙げますので完璧です。」

P「ちょっと音無さん何言ってるんですか。結婚とかなんの話ですか。てか離れてくださいよ。」

小鳥「だーめーでーすー。タダでさえここは魅力的なアイドルたちが一杯いるんですからぁ、しっかり捕まえとかないとにげられちゃいますぅ。」

社長「そうか。音無くんも遂にか…よろしい!式は我が765プロで盛大に挙げさせて貰うよ。だから遠慮せずばっちり決めたまえ。」

小鳥「わぁ、ありがとうございます社長!」

P「なんでやねーん!」

その後、婚姻届を出しに行く直前で正気に戻った小鳥さんは事務所の隅でピヨピヨつぶやき続けたのであった。

おわり

自分も>>255に期待しているぞ。



さあ次だ

黒井「んん~?聞こえなかったのか?貴様ほどの優秀な人材でもそういう事はあるのだな。ならばもう一度言ってやろう!おい、そこの」

P「い、いえ。聞こえています。大丈夫です。内容を理解するのに時間が掛かったというか理解したくなかったというか」

響「むー!プロデューサーは何を言おうとお前の所になんか行かないぞー!」

貴音「わたくしとしたことが思考が止まってしまいました。しかし、よもやそのような手で来るとは…」

黒井「何を言っている。私は貴様らも共にと考えているのだぞ」

響、貴音「えっ」

まさか

黒井「貴様らだけではない。765プロのアイドル共といったら何なのだあの粒揃いっぷりは。
全く高木の奴の新人発掘能力は未だ衰えていないな。だがしかぁし!この事務所では全員のプロデュースは限界があるというもの。だから…」

高木「懐かしい声がすると思ったら君かね。一体何の用で…」

黒井「おはよう高木!さあ共同経営と洒落込もうではないかぁ!」

高木「…」チラッ

P「助けを求めるような視線でこちらを見ないでください俺にも何が何だか分かりません」

ガチャ

美希「遅れてごめんなさいなのー!」

黒井「やあ美希ちゃん!今日も気まぐれな小悪魔っぷりと溢れる才能がオーラとして見えるようだ!」

美希「…」

美希「プロデューサー、事務所に遅刻したらライバル社長から口説かれたときってどうすればいいのかな」

黒井「その100万ボルトの笑顔で笑えばいいではないか!」

P「アンタいい加減黙ってくれ!」

──────

高木「で、どういう事なんだね」

黒井「どうもこうも何も、先程言った通りだが。フン、ここの人間は優秀な癖に人の話をよく聞かない事が多いのだな。ならばもう一度言って(ry」

高木「…」チラッ

P「助けを求めるような視線でこちらを見ないでください俺にもどうしようもありません」



美希「ねぇ、アレどうなってるの?」

響「自分もさっぱりなんだぞ…いきなり飛び込んできて、ずっとあの調子なんだ…」

貴音「面妖な…」

真「事務所に来たらいきなり褒められたから何が起こったのかと思ったよ」

春香「雪歩なんかびっくりして気失っちゃってるよ…」

ガチャ

やよい「うっうー!おはようございま…あれ、みなさん何してるんですか?」

黒井「やよいちゃんではないか!相変わらずそこに居るだけで事務所全体が明るくなるような」

P「お願いですからウチのアイドルが入ってくる度に口説き文句まがいの事を言うのはやめてください」


風呂
残ってたら書く

支援

この間に誰かっ!

支援

さくっと。

小鳥「はあ。なんかついこの前えらいことしでかした気がするけど、きっと気のせいよね、うん。」

貴音「只今戻りまして御座います。あら、小鳥嬢だけで御座いますか?」

小鳥「ええ、丁度今出払ってるのよ。
(そういえば貴音ちゃんも本心がわからない代表よね。これはチャンスかも。ピヨピヨ)そうだ、昨日雪歩ちゃんから美味しいお茶貰ったのよ。今淹れるね。」

貴音「ありがとうございます。」

小鳥「お待たせ~。」
貴音「これは良い香りですね。流石雪歩嬢です。では頂戴致しますね。」ズズッ
小鳥(やった!て、あれ?貴音ちゃんの目が…真っ赤に…あ、か、…)バタリ

貴音「面妖な…何故古都の秘薬が小鳥嬢の手に…これは起きた後にゆっくり話を聞く必要がありそうですね。」

その後しばらく、小鳥嬢はウサギの目を見ると極端に怖がるようになってしまいましたとさ。

おわり

P「真美、ちょっといいか?」

真美「!な、何かな兄ちゃん…」

P「この間のかくかくしかじかなんだけど…」

真美「そ、それだったら亜美に聞いたほうがいいよ!」

P「え、いや亜美じゃ…って待て!真美!」




P「っていうことが最近多くて」

小鳥「そうなんですか」

P「真美に避けられてるのかな」

P「何か言ってませんでした?真美」

小鳥「特に聞いてないですけど…」

P「うーん、何かしたのかなー俺」

小鳥「そうだ!ちょっと前に手に入れた言い物がありますよ!」

小鳥「この液体を数滴飲ませれば、なんでも素直になるとか!」

P「えっ!?完全にあやs

小鳥「真美ちゃんのドリンクに混ぜてきますね!」

P「…大丈夫か?」

真美「…兄ちゃん」

P「ま、真美!大丈夫かっ!?目が虚ろだぞ!」

真美「ちょっと頭がボーっとするけど…平気」

P「音無さん!いったい真美に何をっ」

真美「いいの、聞いて兄ちゃん」

P「真美…」

真美「ピヨちゃんから聞いたよ…兄ちゃんが真美に嫌われてないか心配してるって」

P「いや、それは…」

真美「…」

P「…最近の真美、俺のこと避けてただろ?」

P「話しかけても亜美に振ってすぐいなくなるし」

P「だから、俺が真美に嫌われるようなことしたのかなって」

真美「…」

P「真美?」

真美「ち、違うの」

真美「その…兄ちゃんのこといろいろ考えてたら…意識しちゃって」

真美「は、恥ずかしくて…兄ちゃんの顔見るのが恥ずかしかったの」

P「え」

真美「兄ちゃんが…兄ちゃんが悪いんだから!」

真美「優しく褒めてくるし」

真美「優しく撫でてくるし」

真美「そんな優しくされたら意識しちゃうに決まってるじゃんかーっ!」

真美「前みたく抱き着いたりできるかーっ!」

P「い、いや真美、ちょっと落ち着こうっな?」

真美「それを嫌われるって勝手に思って…」

真美「ホントに…ホントに兄ちゃんは…」

真美「…」

真美「嫌いなわけないじゃん…っ」

P「真美…」

この真美をぎゅーってしたい


すごくしたい

真美「…うっ…グスっ…兄ちゃんのばか…グス」

P「真美」ギュッ

真美「…うっ…うっ」

P「ごめんな…真美」

P「真美がそんなふうに想っててくれたなんて、全然気づかなかったよ」

真美「…兄ちゃん」ギュッ

P「その…なんだ…気持ちは嬉しいけど…真美はアイドルだし、俺はプロデュ…って真美?」

真美「zzz」スースー

P「…おやすみ、真美」

真美「…っ」パチリ

P「起きたか?真美」

真美「んん、に

真美「…っ」パチリ

P「起きたか?真美」

真美「んん、にーちゃん…おは…よ…?」

真美「えっな、なんで兄ちゃんがっ!?」

真美「も、もしかしてひ、膝枕っ!?」

P「あ、ああ、すごく気持ち良さそうに寝てt

真美「兄ちゃんの…兄ちゃんのバカーっ!」ダッ

P「あ、おい!真美!」




P「憶えてない…のか?」

まみはかわいいなあ

次の次の日くらい

小鳥「真美ちゃん憶えてないみたいですね」

小鳥「良かったですか?それとも残念ですか?」

P「それは…良かったですよ」

P「…まあ、でも全くなかったことになったわけでもないですし…」

ガチャ

真美「…おはよーございまーす…」ソーット

P「おはよう、真美」

真美「お、おはよう…兄ちゃん」

P「今度の企画のことでちょっと話があるだけど…」

真美「う、うん、ちゃんと聞く」

真美「ちゃんと…真美が聞く」



小鳥「…ふふっ」


おわり

黒井「細かい事を気にする奴だな」

P「少しはツッコミを入れる余裕が出てきました」

黒井「フン、まあいい。それで、だ。返答はどうなんだ」

高木「ま、待ってくれ。…本気なのかね?」

黒井「私は嘘が嫌いだ。大嫌いだ!手続きに多少手間はかかるだろうが、そんな事は瑣末な問題である!
貴様のアイドル、私のジュピター!これが揃えば、この芸能界に敵など居ない!」

P「…確かに、お互いがお互いのファン層の穴を補い合える最高の形ではありますね」

黒井「フン、念の為だがIA大賞で手加減はせんぞ?この勝負も私の望んだ物であるからな」

P「まあ、それは、こちらも同意見です」

黒井「ならば結論は一つではないか!今すぐ…」

高木「い、いや、すまないが時間を貰えないか。すぐにという訳には…」

黒井「ふむ、まあまだここに来ていないアイドルも居るだろうからな。
具体的な案をまとめた物を置いていく。良い答えを待っているぞ。失礼する」ザッ



ガチャ オハヨウゴザイマス オオリツコチャンデハナイカイマデモミリョクテキダトイウノニモッタイナイイマカラデモ ナ、ナンナンデスカアナタハー バチーン



P「…」

高木「…」

P「本気…なんですかね」

高木「分からん。だがあいつはお世辞にも演技が上手いとは言えない男だ」

P「ええ、何回か会った印象からしてもそれは分かります」

響「プロデューサー…」

P「ああ、すまん、響。とりあえず今日のスケジュールをこなすか」

【オーディション会場】

<<オーディション CLEAR!>>

P「皆、お疲れ様」

響「楽勝だったね!」

貴音「ええ…己の力が更に高まった事を感じます」

美希「そういえばここのオーディション、ジュピターの1人も出てたみたいなの」

響「ああ、何かトイレみたいな名前の」

翔太「その覚え方はやめてよね!」

P「うおっ!?君は…確か、御手洗翔太だったか」

翔太「いやぁ、流石だね765プロ。やっぱり1人じゃ厳しいよ」

P「いや、君もかなりのものだったよ。
…ところで、聞きたい事があるんだが時間はあるかい」

翔太「…社長のことかな?」

P「話せないか?」

翔太「ううん、大丈夫だよ。身内からしてもすごい違和感だから」

P「そっちでもあの調子なのか…」

翔太「…いや、でも、信じて貰えるかなぁ、これ」

P「ん、どういうことだ?」

翔太「実は…」

─────
【その頃の冬馬君】
冬馬「どうしたんだ黒井のオッサン。急に電話なんか」

黒井『あー、冬馬。以前に765プロは裏で色々汚い事をしていると言ったな』

冬馬「ああ、そうだ。だから…」

黒井『あれは嘘だ』

冬馬「え」

黒井『まあそれでも奴らは強いからな。ライバルとして全力で挑め』

冬馬「おいちょっと待て。一体どういう」

黒井『以上だ』ピッ

冬馬「え、あ、おい!」

冬馬「…」

冬馬「…何がなんだか、分からない…」

─────

黒井はかわいいなあ

【戻ってオーディション会場】

P「…素直になる薬ぃ?」

貴音「そのようなものが…まこと、不可思議です」

美希「ふーん…プロデューサーに飲ませたら、素直な心が聞けるのかな」

P「確かにそれなら話は合致するが…」

響「でも、グルになってハメようとしてるのかもしれないよ!」

翔太「んー…じゃあ、君達の誰かが試してみればいいんじゃないかな」

P「…まあ、それが一番手っ取り早いか。俺が飲むよ」

響「プロデューサー、危ないぞ!中身が変な薬だったら…」

P「こんな場所でそんな真似は流石にしないだろう」

翔太「はぁ…何か、冬馬クンみたいな子だね」

P「じゃあ、飲むぞ…」ゴクッ

響「あっ…」

P「…」

響「…」ソワソワ

貴音「…」ソワソワ

美希「…」ワクワク

P「…響」

響「ふぇっ!?な、何!?」

P「俺は、ダメな男だ。お前はアイドルであり俺はプロデューサーなんだ」

響「う、うん」

P「なのに、俺は、お前の事がs」

貴音「ハァッ!」ドゴォ

P「ぐはぁっ!?」バタリ

響「プ、プロデューサーっ!貴音!何するんだ!」

美希「おおー、ミキ、コークスクリューって初めて見たの」

貴音「このような物で人の心を聞き出すのは邪道というものです」ケロッ

響「で、でも貴音も飲むのは止めなかっ…」

貴音「…」ゴゴゴゴ

響「う、そ、そうだよね。こんな事駄目だよね」

翔太「…後ろから刺されないように気をつけなよ、プロデューサーさん。聞こえてないだろうけど」

さすがお姫ちん

翔太「とりあえず、これで信用してくれたかな」

響「うん…って、これを知ってるって事は、黒井社長に飲ませたのって」

翔太「うん、まあ、僕だよ。直接じゃないけど」

貴音「いつ、いかほど飲ませたのです?」

翔太「うーん…あの人がいつ、どれくらい紅茶を飲んだかにもよるけど多分3時間ほど前、最低10個は効果があると思う」

響「うわぁ…もし、変な薬だったらどうするつもりだったの?」

翔太「それならそれで面白いかなって」

美希「すごく毒殺しやすそうな社長なの」

翔太「おっと、そろそろ行かないとジュピター全員でのオーディションの時間に遅れちゃうよ」

貴音「おや…あなた達は大型のいべんと以外は、そろでの活動ばかりだった筈では?」

翔太「んー、社長がね、『仲間同士の交流も大事に』って急に言い出すようになって。
僕からしてもあの2人は別に嫌いじゃないからいいんだけどね。お互いをもっと知るのもいいかなって」

貴音「ほう…それは」

美希「むー、ジュピターが何だか更に手強くなる気がするの」

翔太「はは、まあお互いそれなりに頑張ろうよ。それじゃ」スタスタ

貴音「(今は響、ですか…ですが、まだわたくしにも好機はあるはず)」

響「これはますます負けてられないぞ…プロデューサー!自分達ももっと…プロデューサー?」

P「…」ピクピク

響「うわー!忘れてた!プロデューサー!プロデューサー!」

P「…う、うう…響…?」

響「ああ、良かった、目が覚め…」

P「響、けっk」

ハァッ ドゴォ ワープロデューサー!

美希「馬鹿ばっかなの」

響 俺の子供を産んでくれ

────

【数時間後、765プロ】

小鳥「社長、お茶どうぞ」

高木「おお、ありがとう…ふぅ。しかし、本当にどうしたものかね」

小鳥「黒井社長が置いていった書類ですか?」

高木「ああ。律子君と隅々までチェックしたんだがね。
特別あちらの有利になるような事もその逆も書かれていない。
本当にとことんまでwin-winを突き詰めた完璧な案だよ」

小鳥「へぇ~…凄いんですね、あの人」

高木「ああ。あいつは本当に優秀な男だよ。
今まではその能力をおかしな方向に向けてしまっていただけ…まあ、もう元に戻ってるかもしれんがね」

小鳥「素直になる薬…プロデューサーから連絡された時は耳を疑いましたよ」

高木「おや、音無君はそういった物には割と理解があると思っていたがね」

小鳥「…まあ、ネタにした事はありますけど」

高木「ともあれ、一時の気の迷いだったという事だよ。記憶は残らないという話だから、
これを処分してしまえば全ては元通りになる」

prrrrr

小鳥「あら、電話が」

小鳥「はい、こちら76『むぅ、その声は嫁き遅れの事務員か!貴様に用は無い、高木を出せ高木を!』…社長」

高木「…黒井か。何の用かね」

黒井『フン、私とした事が貴様の薄汚い事務所に行ってしまった挙句、世にもおぞましい事を口走っていたらしいな』

高木「!…覚えていないはずではないのか」

黒井『私には優秀な秘書が居るのでな。密かに聞いていたその者から一部始終は既に耳に入っている。全く、怖気が走る』

高木「そうか。…この書類はこちらで処分しておく。事務所の子達にも口外はしないと言ってくれたよ」

黒井『借りとは思わんぞ。例え貴様の所の弱小アイドルが血迷った挙句口走ったところで揉み消すのは容易いことだからな』

高木「ははっ、まあそうだろうな」

黒井『…』

高木「どうした?そろそろ切────」

黒井『私は、何よりトップを求める』

しええええん

高木「…ああ、お前はそういう男だ」

黒井『無論、アイドル界でもそれは同じだ』

黒井『その案…貴様はどう思う』

高木「…」

高木「…素晴らしいものだよ。何も文句は言えないさ」

黒井『フン、私のやり方を頑なに認めなかった貴様がそんな事を言うとはな』

たかねはかわいいなあ

黒井『…私も、この案に文句は無い。まあこの私が作った物だから当たり前ではあるがな!』

高木「ああ、そうだな」

黒井『…』

高木「…」

黒井『…目指せるのだろうか、もう一度、共に』

高木「もう一度ではない」

黒井『む?』

高木「今、初めて本当の意味で始まったのだろう、私達は」

黒井『…ああ!』

───────

<<IA大賞グランドファイナル>>

司会『さーあ、これは凄い!ジュピターとナムコエンジェル、
IAエリア賞を二組で独占!残すは大賞を残すのみとなりました!』

高木「ふむ、流石はうちのプロデューサー君だ」

黒井「大賞が発表される前にそのような台詞を吐くとは余裕だな高木ィ」

高木「私は彼女達と彼を信じているからね」

黒井「フン、私とて同じだ。そして信じるという条件が拮抗した以上、
実力で勝るジュピターが勝るのは自明の理!」

高木「いつから、ジュピターの方が実力が上だと錯覚していた…?」

黒井「何…だと…面白い、ならば見せて貰おうではないか、765プロの力とやらを!」

司会『IA大賞は─────』

高木、黒井「「私達の戦いはこれからだ!」」

2人のこれからにご期待下さい!

END

終わったー何でこんなに長くなったのかしら、アイドル組とイチャイチャ期待した人はごめんね
響か貴音での構想は少し浮かんでるから溜め終わったらまた別にスレ立ててやるかも

春香「素直になる薬?」

小鳥「そうピヨ!!」

小鳥「これで気になるあの人の本音をばっちり把握して心を鷲づかみピヨ!!」

春香「ばっちり・・・鷲づかみ・・・」ドキドキ

春香「もっ、もらいますっ!!」

春香(って感じでもらってきたので早速Pさんに試そうと思います!!)

春香(水に適量混ぜて・・・よし!!)

春香「Pさん飲み物いらないですか?」

P「あぁ・・・俺はさっき飲んだからいらないよ」

春香「え?」

P「ん?どうかしたか?」

春香「いいえ・・・なんでも・・・」

俺「じゃあ俺がもらうわ」ゴクゴク


俺「書くのめんどくせー 誰か頼んだ」

春香「あっあれ? お客さんですか?」

P「雑誌社の記者だよ。美希達の取材で……」

春香「あ、美希達の」

俺「じゃあ失礼します」

P&春香「お疲れ様でしたー」

春香「もう美希達、すっかり売れっ子アイドルですよね。私も頑張らないと」

P「春香には期待してるからな。美希達に負けないぐらい、俺が売り出したやる!」

春香「あはは。ありがとうございます、プロデューサーさん。……そうだ、今日は(薬入り)ケーキを作ってきたんです!」

P「ホールサイズじゃないか! 気合入ってるなあ」

春香「えへへ……」

P「そうだ。久々に事務所の皆がいるし、皆で食べるか!」

春香「あ、そうですね! え゙っ!」

P「ん、どうした春香?」

春香「いいえ……なんでも……」

俺「じゃあ俺がもらうわ」            完

春香「で、でも皆で食べるのはちょっと」

P「春香らしくないじゃないか。お互いの心境を確認するいい機会だぞ!」

春香「あ、あはは……そ、そうですよね!」

春香(確かにお互いの心境は確認できそうだけど……いやな予感しかしないなぁ)

P「おーいみんな! 春香がケーキ作ってきてくれたぞー!」

やよい「うっうー! 美味しそうなケーキです!」

雪歩「春香ちゃんのケーキ食べるの、久しぶりですぅ」

響「そうだなー。自分も随分久しぶりな気がするぞ!」

美希「というより、皆が集まってるのが久しぶりなの」

貴音「はっ……春香はこの時を見越してケーキを用意したのでは? まこと、素晴らしき先見の明です」

春香「いやあのっそういうのじゃなくて」

真「すごいよ春香! ボク、見直しちゃった!」

千早「皆でこうして集まれる機会、そうそう無いもの。良い思い出作りになるわ。有難う、春香」

律子「私も春香を見習わなくちゃね」

春香「えっ……あはは、みんな大袈裟だよぉ……」

途中で眠気に負けた
書き溜めてからにしよう

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