友「えっ…ちょっと待て！俺が女だって知ってたから告白したんじゃないのか！？」

男「えぇ…」

友「何だよその反応！大体、お前が『例え世界が俺達を軽蔑しようと……俺は一生、お前を離さない』って言ったから俺は…」

男「ちょっと待て、整理させろ」

友「あ……ごめん…」

友「……って何で俺が謝ってんだよ…」

数十分後

友「………」ｳｽﾞｳｽﾞ

男「……よし、あらかた整理はついた」

友「長かった！」

男「じゃあ、これから俺がいくつか質問をする。それに答えろ」

友「え……うん…」

友（何で質問されるんだよ、こっちも色々聞きたいことがあるのに…）

すまん、何か昨日寝てた

男「まず最初に、何故俺に女だということを言わなかった？」

友「え……それは…その……」

友「……てか、普通分かるだろ！」

男「わかるわけねえだろ、一人称も俺だし」

友「うぐっ！…」

男「髪はいつもショートだし、服も男物でスカートとかはいてるの見たことねえし」

友「…それは……だって…」

男「あ？」

友「スカートとか……は、恥ずかしいだろ///」

男「知らねえよ」

友「さっきから何だよ！そのドライな反応は！」

友「………まあ…確かに、俺は昔から男っぽいこと色々してきたからさ……昔は間違われてるとは思ってたけどさ…」

友「……もう俺達高2だろ？」

男「ああ」

友「普通高2になったらわかるだろ！」

男「わからん」

友「嘘だろ！？身体つき的に女だってわかるだろ普通？」

男「………だって、お前…」

男「いうほど胸ないじゃん」

友「なっ…！……」

男「俺がお前のことを女だって認識したのだって、胸じゃなくってたまきんがあるかないかで知ったし」

友「お前マジでふざけんなよ！」

友「もうやだ……俺の方が訳わからなくなってきた……」

男「仕方ない、俺視点でどうしてこんなことになったのかを少し振り返ってみよう」

友「……頼む…」

男「まず最初は、俺とお前が出会ったころからだ」

男「家が隣同士というベタな理由でお前と知り合った訳だが……俺とお前が出会った時、お前はどんな服装だったか覚えてるか？」

友「えっ…いや、そんな昔のことは覚えてねえよ」

男「お前は半そで半パンだった」

友「あ～そんな感じだったかな」

男「この時からすでに、お前は男だと俺は思っていた訳だ」

友「いや…でも、俺とお前が最初に会ったのって小1くらいの時だろ？それくらいの年齢の女の子が半そで半パンでも、別におかしくは…」

男「おかしいだろ」

友「………おかしいかな？」

男「うん」